JP2565728Y2 - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP2565728Y2
JP2565728Y2 JP8131492U JP8131492U JP2565728Y2 JP 2565728 Y2 JP2565728 Y2 JP 2565728Y2 JP 8131492 U JP8131492 U JP 8131492U JP 8131492 U JP8131492 U JP 8131492U JP 2565728 Y2 JP2565728 Y2 JP 2565728Y2
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稔彦 翁
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光走査装置に関するも
ので、特にその同期信号検出用光学系に用いられる反射
ミラーの取付け部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般によく知られている光走査装置は、
レーザー光源から出射されたレーザービームをシリンド
リカルレンズにより光偏向器(例えばポリゴンミラー)
の鏡面上に線状に集束させ、一定速度で回転駆動される
光偏向器の鏡面によって上記レーザービームを一定の角
度範囲で偏向し、偏向したレーザービームをfθレンズ
を経て感光体ドラム表面などの結像面上に結像するよう
になっている。結像面上での実質的なレーザービームの
走査範囲をWとすると、レーザービームの走査スタート
位置は上記走査範囲Wの範囲外にある。そこで、上記走
査範囲Wの外にセンサを配置してレーザービームの走査
スタート位置を検出して同期信号を発生させ、この同期
信号に同期してレーザー光源を被記録情報信号により駆
動開始し、これによって上記走査範囲Wに画像を形成す
るようになっている。
【0003】図4は従来の光走査装置の例の一部を示
す。図4において、樹脂の一体成型等によって左右方向
に長い長方形状に形成された光走査ユニットのシャーシ
10には、その下端縁寄りの位置に下端縁と平行に細長
い反射ミラー14が固定されている。反射ミラー14
は、図示されない光偏向器で走査されたレーザー光源か
らの光の向きを紙面と略平行に上側に向かって反射させ
る。シャーシ10の上端縁部には、反射ミラー14で反
射された走査光を通過させるシリンドリカルレンズ16
が固定されている。シリンドリカルレンズ16は上記光
偏向器による走査範囲を包括するのに充分な長さを有し
ている。シリンドリカルレンズ16を通過した走査光の
大部分はシャーシ10外に設けられた感光体ドラム等の
結像面に至り、この結像面上に結像する。
【0004】シリンドリカルレンズ16を通過した走査
光のうち、結像面上での実質的なレーザービームの走査
範囲から外れた走査光を反射させる反射ミラー20がシ
ャーシ10上に配置されている。反射ミラー20は、鉄
板基板等を折り曲げて形成されかつシャーシ10に固定
された支持部材22の立上り部24に固定されている。
反射ミラー20で反射された走査光はシャーシ10の上
縁とほぼ平行に進み、シャーシ10の上縁部に固定され
たセンサ26に導かれる。センサ26は支持部材28に
よってシャーシ10に固定されている。センサ26はレ
ーザービームの走査スタート位置を検出するように、上
記反射ミラー20およびセンサ26の位置が調整されて
いる。センサ26による検出信号出力時点から一定時間
後に、この同期信号に同期してレーザー光源を被記録情
報信号により駆動開始する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記の如き光走査装置
のシャーシ10は、その側端面に形成された取付け面1
2をレーザービームプリンタ等の機器の取付け位置にね
じ止め等の手段で固定する。しかるに、シャーシ10を
機器に固定すると、シャーシ10に圧縮、引っ張り、捩
じり等の外力30が加わる。また、温度変化や湿度変化
等に対する取付け部の各部品の膨張係数が異なるため、
シャーシ10を取付けたあともシャーシ10に圧縮、引
っ張り、捩じり等の外力30が加わる。このようにシャ
ーシ10に外力30が加わると、シャーシ10が変形
し、これに伴ってシャーシ10上に搭載した各光学部品
の位置関係や姿勢がずれる。特に走査スタート位置検出
のための反射ミラーの位置や姿勢がずれると、その反射
光路が大きくずれるため、走査スタート位置検出のタイ
ミングが大きくずれ、同期信号を出力することができな
いという問題を生じる。
【0006】このような問題を解消するためには、シャ
ーシの肉厚を厚くしたりシャーシと一体にリブを設けた
りしてシャーシの剛性を高めることが考えられる。しか
し、外力が加わったとき各光学部品の位置ずれが問題に
ならない程度にシャーシの変形を少なくするためには、
シャーシの肉厚をきわめて厚くするか、きわめて太いリ
ブを一体に設ける必要があり、シャーシが重くなるとか
コストが高くなるなどの問題があるし、たとえシャーシ
の肉厚をきわめて厚くしたり、きわめて太いリブを一体
に設けたりしても、シャーシの変形の影響を完全に除去
することはできない。
【0007】本考案は、このような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、光走査装置のシャーシ
等に変形が生じても、シャーシの変形の影響が走査スタ
ート位置検出のための反射ミラーの位置や姿勢に影響を
与えることがなく、安定した同期信号を得ることができ
る光走査装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、光偏向器による走査光の一部を反射させ
る反射ミラーと、反射ミラーによる反射光を受光して同
期信号を出力するセンサとを有してなる光走査装置にお
いて、上記反射ミラーの取付け部の周辺に切欠部を形成
した。
【0009】
【作用】光走査装置本体を例えばレーザービームプリン
タ等の機器に取付けると、光走査装置本体が圧縮、引っ
張り、捩じり等によって変形する。しかし、同期信号を
得るための反射ミラーの取付け部の周辺に形成された切
欠部によって光走査装置本体の変形が反射ミラーの取付
け部に及ぶのが阻止され、この反射ミラーの位置や姿勢
のずれが防止される。
【0010】
【実施例】以下、図1ないし図3を参照しながら本考案
にかかる光走査装置の実施例について説明する。ただ
し、図4に示す従来例と同じ構成部分には共通の符号を
付し、従来例と異なる構成部分を重点的に説明すること
にする。図1、図2において、符号10はシャーシ、1
4は細長い反射ミラー、12は取付け面、16はシリン
ドリカルレンズ、20は走査スタート位置検出のための
反射ミラー、22は支持部材、24は支持部材22の立
上り部、26は同期信号を出力するためのセンサ、28
はセンサ26の支持部材をそれぞれ示しており、これら
の各部材は図4に示す従来例と同様に構成されている。
【0011】上記実施例が図4に示す従来例と異なるの
は、走査スタート位置検出のための反射ミラー20の取
付け部の周辺、すなわち、反射ミラー20を支持する支
持部材22の取付け部の周辺に切欠部18が形成されて
いることである。切欠部18はシャーシ10に形成され
た溝孔からなり、平面形状四角形の支持部材22の3方
を囲むように、より具体的には、図1において支持部材
22の上側と左右両側を囲むように連続して形成されて
いる。また、支持部材22の左右両側の切欠部18は、
支持部材22の下端面の仮想的な延長線を横切ってこの
延長線よりも寸法aだけ伸ばして形成されている。
【0012】上記シャーシ10は、図4について説明し
た従来例と同様に、側端面に形成された取付け面12が
レーザービームプリンタ等の機器の取付け位置にねじ止
め等の手段で固定される。これによって、シャーシ10
に圧縮、引っ張り、捩じり等の外力30が加わる。ま
た、温度変化や湿度変化等に対する取付け部の各部品の
膨張係数が異なるため、シャーシ10を取付けたあとも
シャーシ10に圧縮、引っ張り、捩じり等の外力30が
加わる。外力が加わることによってシャーシ10は変形
するが、同期信号を得るための反射ミラー20の取付け
部の周辺に形成された切欠部18によってシャーシ10
の変形が反射ミラー20の取付け部に及ぶのが阻止さ
れ、反射ミラー20の位置や姿勢のずれが防止される。
従って、反射ミラー20による反射光路がずれることは
なく、走査スタート位置検出のタイミングのずれもな
く、安定した同期信号を出力することができる。
【0013】シャーシ10の変形の影響を受けやすいの
はシャーシ10の外側である。図示の例では、反射ミラ
ー20に関してはその支持部材22の上縁部側が外力3
0によるシャーシ10の変形の影響を最も大きく受けや
すい。しかし、切欠部18は上記支持部材22の上縁部
側を包含して形成されているため、シャーシ10の大き
な変形が上記支持部材22に至って反射ミラー20の位
置や姿勢がずれるのを有効に防止することができる。さ
らに、支持部材22の左右両側の切欠部18は、支持部
材22の下端面の仮想的な延長線を横切ってこの延長線
よりも伸ばして形成されているため、シャーシ10の変
形が上記支持部材22に伝わりにくく、この点からも反
射ミラー20の位置や姿勢がずれるのを有効に防止する
ことができる。
【0014】同期信号を得るための反射ミラーの取付け
部の周辺に形成する切欠部は、上記実施例のように、シ
ャーシの変形の影響を最も受けやすい位置に設けるのが
望ましい。しかしながら、切欠部の形状は任意であり、
上記実施例のものに限定されるものではない。図3は切
欠部の各種変形例を示す。(a)の例は、反射ミラーの
支持部材22の周辺をL字型の2個の切欠部32で囲ん
だものである。(b)の例は、反射ミラーの支持部材2
2の周辺を同支持部材22の4辺と平行な4個の切欠部
34で囲んだものである。(c)の例は、反射ミラーの
支持部材22の上辺側と下辺側にこれら上辺と下辺と平
行に切欠部36を形成したものである。(d)の例は、
反射ミラーの支持部材22の周辺を円弧状の切欠部38
で囲んだものである。これらの切欠部形状以外のものも
適用可能である。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、光偏向器による走査光
の一部を反射させセンサに導いて同期信号を出力させる
ための反射ミラーの取付け部の周辺に切欠部を形成した
ため、光走査装置本体をレーザービームプリンタその他
の機器に取付けたときの外力や、温度や湿度の変化に対
する膨張係数の差に基づく外力によって光走査装置本体
が変形しても、上記切欠部によって光走査装置本体の変
形が反射ミラーの取付け部に及ぶのが阻止され、反射ミ
ラーの位置や姿勢のずれが防止される。従って、反射ミ
ラーによる反射光路がずれることはなく、走査スタート
位置検出のタイミングのずれもなく、安定した同期信号
を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる光走査装置の実施例を示す平面
図。
【図2】同上実施例の要部を示す斜視図。
【図3】本考案に適用可能な切欠部の各種変形例を示す
平面図。
【図4】従来の光走査装置の例を示す平面図。
【符号の説明】
18 切欠部 20 反射ミラー 26 センサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を走査する光偏向器と、光
    偏向器による走査光の一部を反射させる反射ミラーと、
    反射ミラーによる反射光を受光して同期信号を出力する
    センサとを有してなる光走査装置において、上記反射ミ
    ラーの取付け部の周辺に切欠部が形成されていることを
    特徴とする光走査装置。
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