JP2565483B2 - バルブハンドル用キャップ - Google Patents
バルブハンドル用キャップInfo
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- JP2565483B2 JP2565483B2 JP4098631A JP9863192A JP2565483B2 JP 2565483 B2 JP2565483 B2 JP 2565483B2 JP 4098631 A JP4098631 A JP 4098631A JP 9863192 A JP9863192 A JP 9863192A JP 2565483 B2 JP2565483 B2 JP 2565483B2
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- handle
- handle cap
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はバルブハンドル用キャ
ップに関し、特にたとえば、計器元弁,マニホールド弁
の均圧弁などの通常運転中には開閉操作を行わないバル
ブに用いられるバルブハンドル用キャップに関する。
ップに関し、特にたとえば、計器元弁,マニホールド弁
の均圧弁などの通常運転中には開閉操作を行わないバル
ブに用いられるバルブハンドル用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】図9はこの発明の背景となる従来のバル
ブの一例を示す正面図解図である。このバルブ1は、本
体2を含む。本体2には、横方向に延び、2つの段差部
を有する通路3が形成される。この通路3の中央には、
弁座4が形成される。また、本体2には、弁座4の上方
において、ステム5が、上下方向に延びるように設けら
れる。本体2の上部には、グランドナット6が螺合され
る。そして、ステム5の下部が本体2に螺合される。し
たがって、ステム5は、それを回転することによって、
上下に変位できる。また、ステム5の下端には、弁7が
形成される。さらに、ステム5の上端には、ハンドル8
がナット9で固着される。
ブの一例を示す正面図解図である。このバルブ1は、本
体2を含む。本体2には、横方向に延び、2つの段差部
を有する通路3が形成される。この通路3の中央には、
弁座4が形成される。また、本体2には、弁座4の上方
において、ステム5が、上下方向に延びるように設けら
れる。本体2の上部には、グランドナット6が螺合され
る。そして、ステム5の下部が本体2に螺合される。し
たがって、ステム5は、それを回転することによって、
上下に変位できる。また、ステム5の下端には、弁7が
形成される。さらに、ステム5の上端には、ハンドル8
がナット9で固着される。
【0003】このバルブ1では、ハンドル8を回転する
ことによって、ステム5とともに弁7が上下に変位し、
弁7と弁座4との間が開閉することによって通路3が開
閉される。
ことによって、ステム5とともに弁7が上下に変位し、
弁7と弁座4との間が開閉することによって通路3が開
閉される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、マニホール
ド弁の均圧弁は、配管後弁を操作するとき以外では、常
時閉である。しかしながら、上記の従来のバルブは、弁
を開もしくは閉に操作する機能とシールする機能とのみ
を有しているが、開閉操作ができないようにできず、さ
らに弁における閉の状態を表示できなかった。そのた
め、経験不足の人などは、このような常時閉にしておく
べきバルブを誤って開にしてしまうことがあった。この
ような場合、差圧発振器などの計器類が役目を果たさな
くなってしまう。
ド弁の均圧弁は、配管後弁を操作するとき以外では、常
時閉である。しかしながら、上記の従来のバルブは、弁
を開もしくは閉に操作する機能とシールする機能とのみ
を有しているが、開閉操作ができないようにできず、さ
らに弁における閉の状態を表示できなかった。そのた
め、経験不足の人などは、このような常時閉にしておく
べきバルブを誤って開にしてしまうことがあった。この
ような場合、差圧発振器などの計器類が役目を果たさな
くなってしまう。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、バ
ルブを閉の状態で開閉操作をできないようにロックで
き、かつ閉の状態を表示できる、バルブハンドル用キャ
ップを提供することである。
ルブを閉の状態で開閉操作をできないようにロックで
き、かつ閉の状態を表示できる、バルブハンドル用キャ
ップを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、弁を開閉す
るためのステムと、ステムの中間部に取り付けられてグ
ランドパッキンを押えるためのグランドナットと、ステ
ムの端部に固着されるハンドルとを有するバルブに取り
付けるためのバルブハンドル用キャップであって、ハン
ドルとグランドナットとの両端に配置されることによっ
て、ハンドルとグランドナットとの位置関係を固定する
ための2つの係止部材を含み、2つの係止部材間の距離
は、バルブを閉じた状態におけるハンドルとグランドナ
ットとの距離と同じかそれよりやや大きく設定され、か
つ弾性材料で形成された、バルブハンドル用キャップで
ある。
るためのステムと、ステムの中間部に取り付けられてグ
ランドパッキンを押えるためのグランドナットと、ステ
ムの端部に固着されるハンドルとを有するバルブに取り
付けるためのバルブハンドル用キャップであって、ハン
ドルとグランドナットとの両端に配置されることによっ
て、ハンドルとグランドナットとの位置関係を固定する
ための2つの係止部材を含み、2つの係止部材間の距離
は、バルブを閉じた状態におけるハンドルとグランドナ
ットとの距離と同じかそれよりやや大きく設定され、か
つ弾性材料で形成された、バルブハンドル用キャップで
ある。
【0007】
【作用】バルブハンドル用キャップの係止部材間の距離
は、バルブが閉じた状態で、ハンドルとグランドナット
との距離と同じかそれよりやや大きくなる大きさに形成
されるので、バルブが閉の状態でなければ、バルブにバ
ルブハンドル用キャップを取り付けることができない。
また、バルブハンドル用キャップをバルブに取り付ける
と、ハンドルを操作することができなくなる。
は、バルブが閉じた状態で、ハンドルとグランドナット
との距離と同じかそれよりやや大きくなる大きさに形成
されるので、バルブが閉の状態でなければ、バルブにバ
ルブハンドル用キャップを取り付けることができない。
また、バルブハンドル用キャップをバルブに取り付ける
と、ハンドルを操作することができなくなる。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、バルブを閉の状態で
開閉操作をできないようにロックすることができる。ま
た、この発明にかかるバルブハンドル用キャップによっ
て、バルブが閉の状態でロックされていることを表示す
ることができる。
開閉操作をできないようにロックすることができる。ま
た、この発明にかかるバルブハンドル用キャップによっ
て、バルブが閉の状態でロックされていることを表示す
ることができる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
る。バルブハンドル用キャップ10は、弾力性のある樹
脂によって形成される。このバルブハンドル用キャップ
10は、第1の部材12および第2の部材14を含む。
これらの第1の部材12および第2の部材14は、一体
的に形成される。
る。バルブハンドル用キャップ10は、弾力性のある樹
脂によって形成される。このバルブハンドル用キャップ
10は、第1の部材12および第2の部材14を含む。
これらの第1の部材12および第2の部材14は、一体
的に形成される。
【0011】第1の部材12は中空半円筒状に形成さ
れ、円周面状の第1の側面部16を含む。第1の側面部
16の一端側には、係止部材としての第1の鍔部18が
形成される。また、第1の側面部16の他端側には、第
2の鍔部20が形成される。第1の側面部16,第1の
鍔部18および第2の鍔部20は、薄板状に形成され
る。そして、第1の側面部16,第1の鍔部18および
第2の鍔部20によって、バルブハンドル用キャップ1
0の第1の凹部22が形成される。また、第1の鍔部1
8には、半円形の第1の切欠部24が形成される。
れ、円周面状の第1の側面部16を含む。第1の側面部
16の一端側には、係止部材としての第1の鍔部18が
形成される。また、第1の側面部16の他端側には、第
2の鍔部20が形成される。第1の側面部16,第1の
鍔部18および第2の鍔部20は、薄板状に形成され
る。そして、第1の側面部16,第1の鍔部18および
第2の鍔部20によって、バルブハンドル用キャップ1
0の第1の凹部22が形成される。また、第1の鍔部1
8には、半円形の第1の切欠部24が形成される。
【0012】第2の部材14は中空半円筒状に形成さ
れ、円周面状の第2の側面部26を含む。第2の側面部
26の一端側は、第2の鍔部20に連なるように形成さ
れる。第2の側面部26の内径は、第1の側面部16の
内径より小さく形成される。第2の側面部26の他端側
には、係止部材としての第3の鍔部28が形成される。
第2の側面部26は薄板状に形成され、第3の鍔部28
は、第1の鍔部18および第2の鍔部20より厚くなる
ように形成される。そして、第2の側面部26および第
3の鍔部28によって、バルブハンドル用キャップ10
の第2の凹部30が形成される。また、第3の鍔部28
には、半円形の第2の切欠部31が形成される。
れ、円周面状の第2の側面部26を含む。第2の側面部
26の一端側は、第2の鍔部20に連なるように形成さ
れる。第2の側面部26の内径は、第1の側面部16の
内径より小さく形成される。第2の側面部26の他端側
には、係止部材としての第3の鍔部28が形成される。
第2の側面部26は薄板状に形成され、第3の鍔部28
は、第1の鍔部18および第2の鍔部20より厚くなる
ように形成される。そして、第2の側面部26および第
3の鍔部28によって、バルブハンドル用キャップ10
の第2の凹部30が形成される。また、第3の鍔部28
には、半円形の第2の切欠部31が形成される。
【0013】図2はバルブハンドル用キャップ10を取
り付けたバルブ32を示す正面図解図である。このバル
ブ32は、本体34を含む。本体34には、たとえば水
などの流体を通すための通路36が形成される。この通
路36は、本体34の一方側部から中央部に延びる入口
通路38aと、本体34の中央部で入口通路38aに連
通し上下に延びる中央通路38bと、中央通路38bの
上部から本体34の他方側部に延びる出口通路38cと
を含む。中央通路38bの上方には、開口部40が形成
される。この開口部40の内周側面には、めねじが形成
される。また、中央通路38bの上部には、弁座42が
本体34の内面から盛り上がるようにして形成される。
り付けたバルブ32を示す正面図解図である。このバル
ブ32は、本体34を含む。本体34には、たとえば水
などの流体を通すための通路36が形成される。この通
路36は、本体34の一方側部から中央部に延びる入口
通路38aと、本体34の中央部で入口通路38aに連
通し上下に延びる中央通路38bと、中央通路38bの
上部から本体34の他方側部に延びる出口通路38cと
を含む。中央通路38bの上方には、開口部40が形成
される。この開口部40の内周側面には、めねじが形成
される。また、中央通路38bの上部には、弁座42が
本体34の内面から盛り上がるようにして形成される。
【0014】さらに、本体34の開口部40には、ふた
44が螺合される。ふた44において上下方向には、中
央通路38bに連通する貫通孔46が形成される。この
貫通孔46の下部の内周面には、めねじ48が形成され
る。この貫通孔46には、棒状のステム50が挿入され
る。ステム50の下部には、おねじ52が形成され、こ
のステム50のおねじ52が、貫通孔46のめねじ48
に螺合される。したがって、ステム50を回転すること
によって、ステム50は上下に移動する。さらに、ステ
ム50の下端には、弁54が形成される。弁54は弁座
42に密着可能に形成される。
44が螺合される。ふた44において上下方向には、中
央通路38bに連通する貫通孔46が形成される。この
貫通孔46の下部の内周面には、めねじ48が形成され
る。この貫通孔46には、棒状のステム50が挿入され
る。ステム50の下部には、おねじ52が形成され、こ
のステム50のおねじ52が、貫通孔46のめねじ48
に螺合される。したがって、ステム50を回転すること
によって、ステム50は上下に移動する。さらに、ステ
ム50の下端には、弁54が形成される。弁54は弁座
42に密着可能に形成される。
【0015】ステム50の上端には、ハンドル56がナ
ット58で固着される。したがって、ハンドル56を回
転することによって、ステム50が上下に移動し、弁5
4を弁座42に接したり弁座42から離したりすること
ができる。そして、弁54を弁座42に接すると通路3
6がふさがれて流体は遮断され、弁54を弁座42から
離せば、流体を入口通路38aから中央通路38bを通
って、出口通路38cへ流すことができる。
ット58で固着される。したがって、ハンドル56を回
転することによって、ステム50が上下に移動し、弁5
4を弁座42に接したり弁座42から離したりすること
ができる。そして、弁54を弁座42に接すると通路3
6がふさがれて流体は遮断され、弁54を弁座42から
離せば、流体を入口通路38aから中央通路38bを通
って、出口通路38cへ流すことができる。
【0016】また、ステム50の中央部には、グランド
パッキン60が設けられ、このグランドパッキン60に
よって、ステム50とふた44との間が密封される。な
お、このグランドパッキン60は、その下方にはめ輪6
2が設けられ、その上部がパッキン押え64によって押
さえられる。さらに、パッキン押え64は、ふた44の
上部に螺合されるグランドナット66で押さえられ固定
される。
パッキン60が設けられ、このグランドパッキン60に
よって、ステム50とふた44との間が密封される。な
お、このグランドパッキン60は、その下方にはめ輪6
2が設けられ、その上部がパッキン押え64によって押
さえられる。さらに、パッキン押え64は、ふた44の
上部に螺合されるグランドナット66で押さえられ固定
される。
【0017】ふた44の外周には、ナット68および突
部70が形成される。ナット68と突部70との間に
は、押え部72を介してパネル74が挟まれ、バルブ3
2はパネル74に取り付けられる。
部70が形成される。ナット68と突部70との間に
は、押え部72を介してパネル74が挟まれ、バルブ3
2はパネル74に取り付けられる。
【0018】図3に示すように、バルブハンドル用キャ
ップ10は、ハンドル56およびグランドナット66の
外周を覆うようにして、バルブ32に取り付けられる。
このとき、バルブハンドル用キャップ10の第1の凹部
22には、ハンドル56が嵌め込まれ、バルブハンドル
用キャップ10の第2の凹部30には、グランドナット
66が嵌め込まれる。このとき、第1の鍔部18はハン
ドル56の端部に配置され、第3の鍔部28はグランド
ナット66の端部に配置される。そして、第1の鍔部1
8と第3の鍔部28との距離は、バルブ32を閉じた状
態でハンドル56とグランドナット66との外側の距離
と同じか、それよりやや大きくなるように形成される。
ップ10は、ハンドル56およびグランドナット66の
外周を覆うようにして、バルブ32に取り付けられる。
このとき、バルブハンドル用キャップ10の第1の凹部
22には、ハンドル56が嵌め込まれ、バルブハンドル
用キャップ10の第2の凹部30には、グランドナット
66が嵌め込まれる。このとき、第1の鍔部18はハン
ドル56の端部に配置され、第3の鍔部28はグランド
ナット66の端部に配置される。そして、第1の鍔部1
8と第3の鍔部28との距離は、バルブ32を閉じた状
態でハンドル56とグランドナット66との外側の距離
と同じか、それよりやや大きくなるように形成される。
【0019】バルブハンドル用キャップ10には、ボー
ル76を紐状部78で連結したボールチェーン80が取
り付けられる。ボールチェーン80の先端には、図4に
示すようなU字形の金具82が取り付けられる。金具8
2は、その先端に形成される環状部84を含み、ボール
チェーン80の紐状部78の先に環状部84を連結する
ことによって、ボールチェーン80に取り付けられる。
金具82は、押え部72とパネル74との間に挟んで、
ハンドル56をはずさずに、ふた44に取り付けられ
る。なお、パネル74を使用しない場合には、金具82
は、押え部72と突部70との間に挟んで、ふた44に
取り付けられる。このようにして、バルブハンドル用キ
ャップ10にボールチェーン80を取り付けることによ
って、バルブハンドル用キャップ10をバルブ32から
外しても、紛失する恐れがなくなる。
ル76を紐状部78で連結したボールチェーン80が取
り付けられる。ボールチェーン80の先端には、図4に
示すようなU字形の金具82が取り付けられる。金具8
2は、その先端に形成される環状部84を含み、ボール
チェーン80の紐状部78の先に環状部84を連結する
ことによって、ボールチェーン80に取り付けられる。
金具82は、押え部72とパネル74との間に挟んで、
ハンドル56をはずさずに、ふた44に取り付けられ
る。なお、パネル74を使用しない場合には、金具82
は、押え部72と突部70との間に挟んで、ふた44に
取り付けられる。このようにして、バルブハンドル用キ
ャップ10にボールチェーン80を取り付けることによ
って、バルブハンドル用キャップ10をバルブ32から
外しても、紛失する恐れがなくなる。
【0020】このバルブハンドル用キャップ10は、弾
力性のある樹脂によって形成されているため、バルブハ
ンドル用キャップ10は、嵌め合い部分を広げ気味にし
てハンドル56およびグランドナット66に嵌め込まれ
る。そして、取り付けた後には、バルブハンドル用キャ
ップ10がハンドル56およびグランドナット66に密
着するので、容易に脱落しない。バルブハンドル用キャ
ップ10は、第1の鍔部18と第3の鍔部28との距離
が、ハンドル56とグランドナット66との外側の距離
と同じか、それよりやや大きくなるように形成されるの
で、バルブ32が閉の状態でなければ、バルブ32に取
り付けることができない。また、バルブハンドル用キャ
ップ10をバルブ32に取り付けると、ハンドル56を
操作することができない。すなわち、バルブ32を閉の
状態で開閉操作をできないようにロックすることができ
る。そのため、経験不足の人などであっても、たとえば
常時閉であるバルブ32を誤って開にしてしまうような
ことが起こりにくくなる。
力性のある樹脂によって形成されているため、バルブハ
ンドル用キャップ10は、嵌め合い部分を広げ気味にし
てハンドル56およびグランドナット66に嵌め込まれ
る。そして、取り付けた後には、バルブハンドル用キャ
ップ10がハンドル56およびグランドナット66に密
着するので、容易に脱落しない。バルブハンドル用キャ
ップ10は、第1の鍔部18と第3の鍔部28との距離
が、ハンドル56とグランドナット66との外側の距離
と同じか、それよりやや大きくなるように形成されるの
で、バルブ32が閉の状態でなければ、バルブ32に取
り付けることができない。また、バルブハンドル用キャ
ップ10をバルブ32に取り付けると、ハンドル56を
操作することができない。すなわち、バルブ32を閉の
状態で開閉操作をできないようにロックすることができ
る。そのため、経験不足の人などであっても、たとえば
常時閉であるバルブ32を誤って開にしてしまうような
ことが起こりにくくなる。
【0021】また、このバルブハンドル用キャップ10
は、弾力性のある樹脂によって形成されるので、量産に
適し、バルブ32の寸法のばらつきを吸収できる。さら
に、図3に示すように、「NORMAL CLOSE」
などの表示を施しておけば、バルブ32が閉であること
を明確にすることができる。
は、弾力性のある樹脂によって形成されるので、量産に
適し、バルブ32の寸法のばらつきを吸収できる。さら
に、図3に示すように、「NORMAL CLOSE」
などの表示を施しておけば、バルブ32が閉であること
を明確にすることができる。
【0022】なお、このバルブハンドル用キャップ10
は、既存のバルブ32を改造することなく取り付けるこ
とができる。さらに、バルブハンドル用キャップ10に
第1の切欠部24が形成されるので、バルブハンドル用
キャップ10を取り付けても、バルブ32の銘板は見え
るようになっている。
は、既存のバルブ32を改造することなく取り付けるこ
とができる。さらに、バルブハンドル用キャップ10に
第1の切欠部24が形成されるので、バルブハンドル用
キャップ10を取り付けても、バルブ32の銘板は見え
るようになっている。
【0023】図5はこの発明の他の実施例を示す正面図
解図である。この実施例では、特にボールチェーン80
の先端に、図6に示すようなスナップリング状の金具8
6が取り付けられる。金具86は、その先端に形成され
る引掛部88を含み、ボールチェーン80の紐状部78
の先に引掛部88を連結することによって、ボールチェ
ーン80に取り付けられる。金具86はばね性を有し、
突部70と本体34との間において、ハンドル56をは
ずさずに、ふた44に取り付けられる。
解図である。この実施例では、特にボールチェーン80
の先端に、図6に示すようなスナップリング状の金具8
6が取り付けられる。金具86は、その先端に形成され
る引掛部88を含み、ボールチェーン80の紐状部78
の先に引掛部88を連結することによって、ボールチェ
ーン80に取り付けられる。金具86はばね性を有し、
突部70と本体34との間において、ハンドル56をは
ずさずに、ふた44に取り付けられる。
【0024】図7はこの発明のさらに他の実施例を示す
平面図解図である。この実施例では、特にバルブハンド
ル用キャップ10の両端に、樹脂製のベルト100を取
り付けるための突起部90および孔92a,92bが形
成される。ベルト100は、一端側に複数の孔102が
形成され、他端側に大きい端部104が形成される。そ
して、孔92aにベルト100を通して端部104で係
止し、突起部90がベルト100の孔102に挿通され
る。このようにして、ベルト100は、バルブハンドル
用キャップ10に取り付けられ、バルブハンドル用キャ
ップ10は、ベルト100によって、バルブ32に固定
される。さらに、バルブハンドル用キャップ10の孔9
2bには、樹脂製のベルト100の端部104が嵌めら
れる。そして、ベルト100の孔102のうちの1つ
に、樹脂製のベルト100の端部104が嵌められる。
このようにして、バルブハンドル用キャップ10にベル
ト100を取り付けることによって、バルブハンドル用
キャップ10をバルブ32から外しても、紛失する恐れ
がなくなる。なお、図8に示すように、バルブハンドル
用キャップ10をバルブ32に接続するためのベルト1
00は、必ずしも取り付ける必要はない。
平面図解図である。この実施例では、特にバルブハンド
ル用キャップ10の両端に、樹脂製のベルト100を取
り付けるための突起部90および孔92a,92bが形
成される。ベルト100は、一端側に複数の孔102が
形成され、他端側に大きい端部104が形成される。そ
して、孔92aにベルト100を通して端部104で係
止し、突起部90がベルト100の孔102に挿通され
る。このようにして、ベルト100は、バルブハンドル
用キャップ10に取り付けられ、バルブハンドル用キャ
ップ10は、ベルト100によって、バルブ32に固定
される。さらに、バルブハンドル用キャップ10の孔9
2bには、樹脂製のベルト100の端部104が嵌めら
れる。そして、ベルト100の孔102のうちの1つ
に、樹脂製のベルト100の端部104が嵌められる。
このようにして、バルブハンドル用キャップ10にベル
ト100を取り付けることによって、バルブハンドル用
キャップ10をバルブ32から外しても、紛失する恐れ
がなくなる。なお、図8に示すように、バルブハンドル
用キャップ10をバルブ32に接続するためのベルト1
00は、必ずしも取り付ける必要はない。
【図1】この発明の一実施例を示す正面図解図である。
【図2】バルブハンドル用キャップを取り付けたバルブ
を示す正面図解図である。
を示す正面図解図である。
【図3】ハンドルにバルブハンドル用キャップを取り付
けた状態を示す図解図である。
けた状態を示す図解図である。
【図4】金具の一例を示す正面図である。
【図5】この発明の他の実施例を示す正面図解図であ
る。
る。
【図6】金具の他の例を示す正面図である。
【図7】この発明のさらに他の実施例を示す平面図解図
である。
である。
【図8】この発明の別の実施例を示す平面図解図であ
る。
る。
【図9】この発明の背景となる従来のバルブの一例を示
す正面図解図である。
す正面図解図である。
10 バルブハンドル用キャップ 18 第1の鍔部 28 第3の鍔部 32 バルブ 50 ステム 54 弁 56 ハンドル 60 グランドパッキン 66 グランドナット
Claims (1)
- 【請求項1】 弁を開閉するためのステムと、前記ステ
ムの中間部に取り付けられてグランドパッキンを押える
ためのグランドナットと、前記ステムの端部に固着され
るハンドルとを有するバルブに取り付けるためのバルブ
ハンドル用キャップであって、 前記ハンドルと前記グランドナットとの両端に配置され
ることによって、前記ハンドルと前記グランドナットと
の位置関係を固定するための2つの係止部材を含み、 前記2つの係止部材間の距離は、前記バルブを閉じた状
態における前記ハンドルと前記グランドナットとの距離
と同じかそれよりやや大きく設定され、 かつ弾性材料で形成された、バルブハンドル用キャッ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4098631A JP2565483B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | バルブハンドル用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4098631A JP2565483B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | バルブハンドル用キャップ |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0634070A JPH0634070A (ja) | 1994-02-08 |
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ID=14224863
Family Applications (1)
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JP4098631A Expired - Fee Related JP2565483B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | バルブハンドル用キャップ |
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JP (1) | JP2565483B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4627799B2 (ja) * | 2008-12-19 | 2011-02-09 | シーケーディ株式会社 | 手動弁 |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP4098631A patent/JP2565483B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0634070A (ja) | 1994-02-08 |
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