JP2565442Y2 - 釣り用具 - Google Patents

釣り用具

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JP2565442Y2
JP2565442Y2 JP7564293U JP7564293U JP2565442Y2 JP 2565442 Y2 JP2565442 Y2 JP 2565442Y2 JP 7564293 U JP7564293 U JP 7564293U JP 7564293 U JP7564293 U JP 7564293U JP 2565442 Y2 JP2565442 Y2 JP 2565442Y2
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JP
Japan
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fishing
locking
resistance
fishing rod
locking device
Prior art date
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JP7564293U
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JPH0739426U (ja
Inventor
浩 亀山
功一郎 木原
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、釣竿または釣竿を収納
する容器等の釣り用具に装着する係止具の改良型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の釣竿等の釣り用具には、釣針など
を掛け止めして運搬しやすいようにする係止具が装着さ
れている。これらの係止具については、例えば、実開平
3−67560号、実開平3−67561号に提案され
ているものががある。図5は従来の釣竿の側面斜視図で
あり、釣竿(元竿)40の上、下側40a、40bに釣
糸巻き掛け部41a、45aをそれぞれ設けた取付部材
41、45を取り付け、釣竿40の外周に嵌着する伸縮
性の環状部材42aを使用した係止具42を取り付け
て、釣糸を釣糸巻き掛け部41aと45a間に巻回し、
たるまないように釣針を係止具42の係止環46に掛け
止めするようにしている。なお、45d〜45g、41
b、41cは釣糸案内用の端面稜線部、45b、45c
は突起であり、43は竿尻リング、44は螺子環であ
る。
【0003】また、図6は従来の係止具の平面図であ
り、釣竿の外周に嵌着して取り付け位置を移動させ易い
ように、断面が略円形の転動部52を設けた環状部材5
1を使用して、釣針等を係止環53に掛け止めする係止
具50の例である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の釣り用具においては、図5の係止具42は伸縮性
の環状部材42aによって釣竿40の外周に密着してい
るので、釣竿40の長手方向に移動させ難く、所望の位
置にセッテングし難いという問題があった。また、図6
の係止具50は転動部52により長手方向に移動させ易
い反面、釣針を係止環53に掛け止めした状態において
も同様に移動し易いために、釣針が外れてしまう等の問
題があった。
【0005】依って本考案は係止具を確実に所定位置に
保持できて、位置調整もし易い操作性の優れた釣り用具
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本考案
は、釣り用具の外側に係止具を弾力的に圧接状態に嵌着
すると共に、前記係止具の内側と前記釣り用具の外側と
の接触面を前記係止具の長手方向移動を抑制する抵抗の
大きい部分と、長手方向移動をし易くする抵抗の小さい
部分とで形成している。
【0007】
【作用】上記構成によれば、釣り用具に嵌着する係止具
の内側と釣り用具の外側との接触面を、長手方向移動を
抑制する抵抗の大きい部分と長手方向移動をし易くする
抵抗の小さい部分とで形成したので、係止具を確実に所
定位置に保持できると共に位置調整もし易くなる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を添付図面に基づいて説明す
る。図1は本考案の一実施例に係る釣り用具の断面側面
図である。図2は図1に示す係止具の平面図である。
【0009】図1に示す本実施例は釣り用具としての釣
竿に適用した例である。釣竿10に当接するゴムなどの
弾性が大きく移動時の抵抗が大きい円形状の弾性部材2
と、弾性部材2の内径部に取り付けて釣竿10に当接す
る樹脂などのすべり性が大きく移動時の抵抗が小さい半
円形のすべり部材3と、弾性部材2に取り付けた係止環
4とを有する係止具1を、釣竿の上端10a、下端10
bに取り付けた取付部材12、13上の釣糸巻き掛け部
12a、13aと、釣糸案内用の端面稜線部12b、1
3b等を有する釣竿10に嵌着するものである。釣糸巻
き回し時には釣糸14の先端の釣針15を係止環4に掛
け止めし、釣糸14がたるまないように係止具1を移動
させて位置調整を行う。なお、16は穂先竿等の収納
竿、17は釣竿下端10bの外周に嵌合固定される竿尻
リング、18は取付部材13が固定され竿尻リング17
に螺合する螺子環である。
【0010】本実施例の係止具1は図2に示すような形
状であり、当接面の抵抗が大きい部分である円形状の弾
性部材2の材質は、天然ゴム、合成ゴムや摩擦抵抗の大
きい合成樹脂、またはこれら材質に摩擦抵抗の大きい材
料を含有させたり、繊維状にして網み組みして当接表面
の抵抗を大きくしたもの、もしくは当接面を粗面、凹
凸、突起状などの組み合わせにより、さらに当接面の抵
抗を大きくしたもの等で形成される。
【0011】当接面の抵抗が小さい部分であるすべり部
材3の材質は、抵抗の大きい弾性部材2よりも抵抗の小
さい例えば樹脂、金属、セラミックなどの材質、抵抗の
少ないすべり性の表面形状のもの、あるいは、両者の特
徴を組み合わせたもの等により、手の力で長手方向に係
止具1を移動可能な範囲以内カバ−できる、すべり易い
部材、当接表面のもので形成する。簡単にワイヤ−等の
安価な部材によってもよい。
【0012】図2のような、半円形のすべり部材3を、
円形の弾性部材2の内径部の位置に一体化し係止環4を
取り付けた係止具1を、釣竿10の外周に弾性部材2の
伸縮性により釣竿10の外側を締め付けるよう圧接状態
に嵌着する。あるいは、釣竿10または係止具1の弾力
性、もしくは両者の形状変形による弾性変形により、釣
竿10の外側を締め付けるよう圧接状態に嵌着する。
【0013】このような、本実施例においては、例えば
係止具1に釣針15等を掛け止めして使用中は、抵抗の
大きい弾性部材2の当接面が釣竿10の外周に当接して
移動を防止する。係止具1の位置を移動させるときは、
係止環4辺をつまんで引っ張れば弾性部材2が伸びて当
接面が釣竿10の外周面から離れ、すべり部材3が主に
釣竿10に当接している状態になるので、すべり部材3
の案内により移動が容易になるというように、係止中は
抵抗の大きい部分が当接して圧接力により移動し難くす
ると共に、移動させる場合は抵抗の大きい部分の圧接力
が小さくなるように操作して、抵抗の小さい部分のすべ
り性により円滑に移動させることができる。
【0014】図3は本考案の他の実施例に係る釣り用具
の側面図である。図4は図3のA−A線断面図である。
図3、図4に示す第2実施例は、釣竿などを収納するケ
−スのショルダ−ベルトの係止に適用した例である。
【0015】合成樹脂で形成した筒状のケ−ス本体26
を、ナイロンオックス生地(ユニチカ社製品名)等の布
地又は樹脂シートのケ−スカバ−27によって覆い、上
下の栓24、25を配して形成した収納ケ−ス20に、
ショルダ−ベルト23を係止したバンド22を嵌着する
際に、バンド22にショルダ−ベルト23を係止してい
る係止部21の部分に、例えば「非移行塩化ビニ−ル」
等を使用するものである。「非移行塩化ビニ−ル」はナ
イロンオックスとの間に特別の摩擦力を発生するもので
あり、これらの特性を利用して、バンド22の伸縮性と
係止部21の弾性によって、係止部21が収納ケ−ス2
0に圧接するように嵌着し、非移行塩化ビニ−ル生地の
係止部21がナイロンオックス生地のケ−スカバ−27
に当接して、引っ張り時に摩擦力を発生するようにして
いる。
【0016】ショルダ−ベルト23の位置を調整したい
場合は、バンド22を自在に移動して調節する。一方、
収納ケ−ス20を背負う場合は、係止部21と収納ケ−
ス20のケ−スカバ−27の間に摩擦力が働き、ここに
発生する摩擦力は一点方向の引っ張りに強く働くのでバ
ンド22は固定されて、ずれることがない。また、この
実施例は、上の非移行塩化ビニ−ル生地との組み合わせ
に限定されるものではなく、この他、図4に示す係止部
21とケ−スカバ−27の当接面28に、ゴム板等の抵
抗の大きい材質のものを貼着する構成等によっても可能
である。
【0017】このように、釣竿10や収納ケ−ス20等
の外側を締め付けるように、圧接状態に係止具を嵌着す
るに際しては、弾性部材2、すべり部材3や係止部2
1、バンド22または釣竿10、収納ケ−ス20等の材
料の、1部材あるいは複数部材の組み合わせの弾力性、
伸縮性又は形状変形による弾性変形の力を利用して、圧
接状態に嵌着するものである。また、好ましい態様とし
ては出来るだけ、釣り用具外側に当接する係止具の抵抗
の大きい部分より、抵抗の小さい部分の当接範囲が広く
なるような形状に形成することが望ましい。これまで、
抵抗を大きくする部分や小さくする部分の各種材質、形
状について説明してきたが、それ以外にも部材の貼着や
被膜形成等により形成してもよい。さらに、その配分位
置も数箇所に分けた分割形態や、一か所に形成する形態
等任意に構成することができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
係止具の釣り用具との接触面を抵抗の大きい部分と小さ
い部分で形成し、且つ係止具を釣り用具に弾力的に圧接
状態に嵌着しているので、係止具を確実に所定位置に保
持でき且つ位置調整し易い操作性の優れた釣り用具が得
られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る釣り用具の断面側面図
である。
【図2】図1に示す係止具の平面図である。
【図3】本考案の他の実施例に係る釣り用具の側面図で
ある。
【図4】図3に示すA−A線断面図である。
【図5】従来の釣竿の側面斜視図である。
【図6】従来の係止装置の平面図である。
【符号の説明】
1 係止具 2 弾性部材 3 すべり部材 4 係止環 10 釣竿 20 収納ケ−ス 21 係止部 22 バンド 23 ショルダ−ベルト 24、25 栓

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣り用具の外側に係止具を圧接状態に嵌
    着すると共に、前記係止具の内側と前記釣り用具の外側
    との接触面を前記係止具の長手方向移動を抑制する抵抗
    の大きい部分と、長手方向移動をし易くする抵抗の小さ
    い部分とで形成したことを特徴とする釣り用具。
JP7564293U 1993-12-28 1993-12-28 釣り用具 Expired - Lifetime JP2565442Y2 (ja)

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JP7564293U JP2565442Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 釣り用具

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JP7564293U JP2565442Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 釣り用具

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JPH0739426U JPH0739426U (ja) 1995-07-18
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JP5489959B2 (ja) * 2010-11-28 2014-05-14 株式会社シマノ バット及びフィッシングロッド

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JPH0739426U (ja) 1995-07-18

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