JP2565270B2 - オープンショーケースの除霜制御装置 - Google Patents
オープンショーケースの除霜制御装置Info
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- JP2565270B2 JP2565270B2 JP6011426A JP1142694A JP2565270B2 JP 2565270 B2 JP2565270 B2 JP 2565270B2 JP 6011426 A JP6011426 A JP 6011426A JP 1142694 A JP1142694 A JP 1142694A JP 2565270 B2 JP2565270 B2 JP 2565270B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、商品を冷蔵、展示す
るオープンショーケースに関し、更に詳しくはこのオー
プンショーケースを1台の冷凍機に複数台連結して一つ
の運転系統を構成する場合における冷却器の除霜制御装
置に関する。
るオープンショーケースに関し、更に詳しくはこのオー
プンショーケースを1台の冷凍機に複数台連結して一つ
の運転系統を構成する場合における冷却器の除霜制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】オープンショーケースは一般に1台の冷
凍機に複数台のオープンショーケースが連結されて一つ
の運転系統を構成するが、図7はこれを概念的に示すも
のである。すなわち、図示の場合、2台のオープンショ
ーケース1A及び1Bが1台の冷凍機2に互いに並列に
連結され、冷凍機2から液管3を通して送られた液冷媒
は各々の電磁弁4A,4B、膨張弁5A,5Bを介して
冷却器6A,6Bに同時に供給され、ここで蒸発して庫
内を冷却した後、ガス管7を通して冷凍機2に回収され
るようになっている。
凍機に複数台のオープンショーケースが連結されて一つ
の運転系統を構成するが、図7はこれを概念的に示すも
のである。すなわち、図示の場合、2台のオープンショ
ーケース1A及び1Bが1台の冷凍機2に互いに並列に
連結され、冷凍機2から液管3を通して送られた液冷媒
は各々の電磁弁4A,4B、膨張弁5A,5Bを介して
冷却器6A,6Bに同時に供給され、ここで蒸発して庫
内を冷却した後、ガス管7を通して冷凍機2に回収され
るようになっている。
【0003】冷却機6A,6Bには時間と共に霜が付着
し冷却効率が低下するので、ある時刻に達すると後述す
るデフロストタイマから信号を送って冷凍機2を停止さ
せ、デフロストヒータ8A,8Bに通電して除霜を行
う。図4は図7に示した運転系統の庫外単線結線図で、
動力盤9から3相200Vの動力線10がオープンショ
ーケース1A及び冷凍機2に配線され、制御盤11から
単相200Vの制御線12がオープンショーケース1A
及び1Bにそれぞれ配線されている。13はデフロスト
タイマで、制御盤11内に配置されている。なお、図示
しないが、庫内照明、防露ヒータ、ファンモータなどの
電源として、単相100Vの動力線が動力盤9から各オ
ープンショーケース1A,1Bに別途配線されている。
し冷却効率が低下するので、ある時刻に達すると後述す
るデフロストタイマから信号を送って冷凍機2を停止さ
せ、デフロストヒータ8A,8Bに通電して除霜を行
う。図4は図7に示した運転系統の庫外単線結線図で、
動力盤9から3相200Vの動力線10がオープンショ
ーケース1A及び冷凍機2に配線され、制御盤11から
単相200Vの制御線12がオープンショーケース1A
及び1Bにそれぞれ配線されている。13はデフロスト
タイマで、制御盤11内に配置されている。なお、図示
しないが、庫内照明、防露ヒータ、ファンモータなどの
電源として、単相100Vの動力線が動力盤9から各オ
ープンショーケース1A,1Bに別途配線されている。
【0004】図5は図4に対応する除霜制御回路図で、
図5(A)はシーケンス回路図、図5(B)はオープン
ショーケースの内部接続図である。以下、これについて
説明する。図において、14は冷凍機2をON、OFF
する電磁接触器で、冷凍機2に内蔵の過熱防止用サーモ
スタット(インターナルサーモ)の常閉接点49c、電
磁接触器14に内蔵のサーマルリレーの常閉接点51
c、冷凍機2の吐出側(高圧側)に挿入された高圧圧力
スイッチの常閉接点63H、同じく吸込側(低圧側)に
挿入された低圧圧力スイッチの常閉接点63L、及びデ
フロストヒータ8A,8BをON、OFFする電磁接触
器15の常閉接点52Hの直列回路と直列に、単相20
0Vの制御線12に接続されている。
図5(A)はシーケンス回路図、図5(B)はオープン
ショーケースの内部接続図である。以下、これについて
説明する。図において、14は冷凍機2をON、OFF
する電磁接触器で、冷凍機2に内蔵の過熱防止用サーモ
スタット(インターナルサーモ)の常閉接点49c、電
磁接触器14に内蔵のサーマルリレーの常閉接点51
c、冷凍機2の吐出側(高圧側)に挿入された高圧圧力
スイッチの常閉接点63H、同じく吸込側(低圧側)に
挿入された低圧圧力スイッチの常閉接点63L、及びデ
フロストヒータ8A,8BをON、OFFする電磁接触
器15の常閉接点52Hの直列回路と直列に、単相20
0Vの制御線12に接続されている。
【0005】デフロストタイマ13は1〜4及びX,N
の6つの端子を備え、端子1−3間に常開接点13aで
開閉され、端子2−4間は常閉接点13bで開閉される
ようになっている。また、端子1−2間は渡り線13c
で導通され、端子3−X間には自己保持コイル13dが
接続されている。そして、駆動部13eは端子1及びN
を介して制御線12にそれぞれ接続されている。
の6つの端子を備え、端子1−3間に常開接点13aで
開閉され、端子2−4間は常閉接点13bで開閉される
ようになっている。また、端子1−2間は渡り線13c
で導通され、端子3−X間には自己保持コイル13dが
接続されている。そして、駆動部13eは端子1及びN
を介して制御線12にそれぞれ接続されている。
【0006】一方、オープンショーケース1A及び1B
には、庫内温度制御用サーモスタット(温調サーモ)1
6A,16B、除霜制御用サーモスタット(除霜サー
モ)17A,17B、警報出力用サーモスタット(警報
サーモ)18A,18Bなどがそれぞれ搭載されてい
る。そして、デフロストタイマ13の端子4と制御線1
2の一方との間には温調サーモ16A,16Bと電磁弁
4A,4Bとの直列回路がOR接続され、同じく端子X
と制御線12の一方との間には除霜サーモ17A,17
BがOR接続されている。ここで、図5において、19
及び20はそれぞれ制御盤11及びオープンショーケー
ス1A,1B内の端子盤で、付記された数字は端子番号
を意味し、端子盤19と20の同一端子番号間が配線で
結ばれる。更に、デフロストタイマ13の端子3と制御
線12の一方との間には電磁接触器15が電磁接触器1
4の常閉接点52cを介して接続されている。なお、2
1A,21Bはデフロストヒータ8A,8Bの過熱を防
止するサーモスタットの常閉接点である。
には、庫内温度制御用サーモスタット(温調サーモ)1
6A,16B、除霜制御用サーモスタット(除霜サー
モ)17A,17B、警報出力用サーモスタット(警報
サーモ)18A,18Bなどがそれぞれ搭載されてい
る。そして、デフロストタイマ13の端子4と制御線1
2の一方との間には温調サーモ16A,16Bと電磁弁
4A,4Bとの直列回路がOR接続され、同じく端子X
と制御線12の一方との間には除霜サーモ17A,17
BがOR接続されている。ここで、図5において、19
及び20はそれぞれ制御盤11及びオープンショーケー
ス1A,1B内の端子盤で、付記された数字は端子番号
を意味し、端子盤19と20の同一端子番号間が配線で
結ばれる。更に、デフロストタイマ13の端子3と制御
線12の一方との間には電磁接触器15が電磁接触器1
4の常閉接点52cを介して接続されている。なお、2
1A,21Bはデフロストヒータ8A,8Bの過熱を防
止するサーモスタットの常閉接点である。
【0007】図6は図5の制御回路の動作を示すタイム
チャートである。それでは、図6を参照しながら、図5
の除霜動作について説明する。通常の冷却運転時におい
て、電磁接触器14は投入状態にあり、常開接点52C
1 はONして冷凍機2は運転状態にある。同時に、常閉
接点52C2 はOFFし、電磁接触器15は釈放状態に
あるのでデフロストヒータ8A,8Bには通電されてい
ない。また、電磁弁4A,4Bは温調サーモ16A,1
6Bにより、ON、OFF制御されている。なお、警報
サーモ18A,18Bはなんらかの理由で庫内が異常に
高温になった時に図示しないブザー回路を閉じて警報を
発するものである。
チャートである。それでは、図6を参照しながら、図5
の除霜動作について説明する。通常の冷却運転時におい
て、電磁接触器14は投入状態にあり、常開接点52C
1 はONして冷凍機2は運転状態にある。同時に、常閉
接点52C2 はOFFし、電磁接触器15は釈放状態に
あるのでデフロストヒータ8A,8Bには通電されてい
ない。また、電磁弁4A,4Bは温調サーモ16A,1
6Bにより、ON、OFF制御されている。なお、警報
サーモ18A,18Bはなんらかの理由で庫内が異常に
高温になった時に図示しないブザー回路を閉じて警報を
発するものである。
【0008】ここで、所定の時刻になると、デフロスト
タイマ13は駆動部13eが常開接点13aを閉状態
に、また常閉接点13bを開状態に切り換えて除霜信号
を送出する。同時に自己保持コイル13dを励磁して、
各接点13a,13bを上記状態に保持する。これによ
り、電磁弁4A,4Bは励磁回路が開き、OFF(閉)
状態となって、冷媒供給が停止される。この時点で冷凍
機2はまだON状態にあるが、やがて冷却器6A,6B
内の冷媒の回収が終わると吸込側の圧力が低下し、低圧
圧力スイッチの常閉接点63LがOFFするため、電磁
接触器14が釈放されて停止する。その結果、常閉接点
52C2 がONして電磁接触器15が投入し常開接点5
2HがONするため、デフロストヒータ8A,8Bが通
電されて除霜が開始される。
タイマ13は駆動部13eが常開接点13aを閉状態
に、また常閉接点13bを開状態に切り換えて除霜信号
を送出する。同時に自己保持コイル13dを励磁して、
各接点13a,13bを上記状態に保持する。これによ
り、電磁弁4A,4Bは励磁回路が開き、OFF(閉)
状態となって、冷媒供給が停止される。この時点で冷凍
機2はまだON状態にあるが、やがて冷却器6A,6B
内の冷媒の回収が終わると吸込側の圧力が低下し、低圧
圧力スイッチの常閉接点63LがOFFするため、電磁
接触器14が釈放されて停止する。その結果、常閉接点
52C2 がONして電磁接触器15が投入し常開接点5
2HがONするため、デフロストヒータ8A,8Bが通
電されて除霜が開始される。
【0009】冷却器6A,6Bに付着した霜が融けてな
くなると冷却器6A,6Bの温度が次第に上昇するが、
この温度が所定値になると除霜サーモ17の常閉接点1
7aがOFFし、自己保持コイル13cの励磁回路が開
いて接点13a,13bは図示状態に復帰する。その結
果、電磁弁4A,4BがON、デフロストヒータ8A,
8BがOFFし、冷凍機2が再び運転を開始する。な
お、図示の例ではデフロストヒータ8A,8Bによる除
霜に加えて、庫内冷気循環用の図示しないファンを逆転
してオープンショーケース開口のエアカーテンを乱し、
高温の外気を庫内に導入して除霜を促進する手段(ファ
ンデフ)が設けられている。
くなると冷却器6A,6Bの温度が次第に上昇するが、
この温度が所定値になると除霜サーモ17の常閉接点1
7aがOFFし、自己保持コイル13cの励磁回路が開
いて接点13a,13bは図示状態に復帰する。その結
果、電磁弁4A,4BがON、デフロストヒータ8A,
8BがOFFし、冷凍機2が再び運転を開始する。な
お、図示の例ではデフロストヒータ8A,8Bによる除
霜に加えて、庫内冷気循環用の図示しないファンを逆転
してオープンショーケース開口のエアカーテンを乱し、
高温の外気を庫内に導入して除霜を促進する手段(ファ
ンデフ)が設けられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来構成においては、デフロストタイマ13が制御盤1
1内に設置されているため、図4及び図5に示すよう
に、制御盤11とオープンショーケース1A及び1Bと
の間に制御線12を個別に引く必要があり、配線が複雑
となっている。
従来構成においては、デフロストタイマ13が制御盤1
1内に設置されているため、図4及び図5に示すよう
に、制御盤11とオープンショーケース1A及び1Bと
の間に制御線12を個別に引く必要があり、配線が複雑
となっている。
【0011】そこで、この発明は、庫外の制御線を簡素
化して配線工事を簡単にしたオープンショーケースの除
霜制御装置を提供することを目的とする。
化して配線工事を簡単にしたオープンショーケースの除
霜制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、1台の冷凍機に複数台のオープンショ
ーケースが互いに並列に連結されて一つの運転系統を構
成し、これらのオープンショーケースに共通のデフロス
トタイマから一斉に除霜信号が与えられるオープンショ
ーケースの除霜制御装置において、デフロストタイマを
いずれか1台のオープンショーケースに搭載し、このデ
フロストタイマからの除霜信号をオープンショーケース
間の渡り線を通して他のオープンショーケースに送るよ
うにしたことと、前記デフロストタイマには除霜信号を
強制的に入,切できるスイッチを設けて構成するもので
ある。
に、この発明は、1台の冷凍機に複数台のオープンショ
ーケースが互いに並列に連結されて一つの運転系統を構
成し、これらのオープンショーケースに共通のデフロス
トタイマから一斉に除霜信号が与えられるオープンショ
ーケースの除霜制御装置において、デフロストタイマを
いずれか1台のオープンショーケースに搭載し、このデ
フロストタイマからの除霜信号をオープンショーケース
間の渡り線を通して他のオープンショーケースに送るよ
うにしたことと、前記デフロストタイマには除霜信号を
強制的に入,切できるスイッチを設けて構成するもので
ある。
【0013】
【作用】上記手段によれば、複数台のオープンショーケ
ースに共通のデフロストタイマをいずれか1台のオープ
ンショーケースに搭載し、従来、庫外のデフロストタイ
マと庫内の除霜サーモ及び温調サーモとの間を接続する
のに必要であった制御線が不要とするとともに、強制ス
イッチで除霜信号を入,切できるようにする。
ースに共通のデフロストタイマをいずれか1台のオープ
ンショーケースに搭載し、従来、庫外のデフロストタイ
マと庫内の除霜サーモ及び温調サーモとの間を接続する
のに必要であった制御線が不要とするとともに、強制ス
イッチで除霜信号を入,切できるようにする。
【0014】
【実施例】以下、図に基づいて2台のオープンショーケ
ースからなる運転系統におけるこの発明の実施例につい
て説明する。なお、従来例と同一ないしは対応する部分
には同一の符号を用いるものとする。まず、図1は従来
例の図5に対応する除霜制御回路で、図1(A)はシー
ケンス回路図、同(B)はオープンショーケースの内部
接続図である。図において、図1(A)における冷凍機
2及びデフロストヒータ8A,8Bの主回路は従来と同
じであり説明を省略するが、従来、デフロストタイマ1
3及びその端子盤19が収容されていた制御盤11がな
くなり、デフロストタイマ13は図1(B)に示すよう
に、オープンショーケース1A内に搭載されている。1
3aはその常開出力接点である。また、デフロストヒー
タ8A,8Bを制御する電磁接触器15は低圧圧力スイ
ッチ63Lと電磁接触器14との直列回路に直に並列に
接続されている。
ースからなる運転系統におけるこの発明の実施例につい
て説明する。なお、従来例と同一ないしは対応する部分
には同一の符号を用いるものとする。まず、図1は従来
例の図5に対応する除霜制御回路で、図1(A)はシー
ケンス回路図、同(B)はオープンショーケースの内部
接続図である。図において、図1(A)における冷凍機
2及びデフロストヒータ8A,8Bの主回路は従来と同
じであり説明を省略するが、従来、デフロストタイマ1
3及びその端子盤19が収容されていた制御盤11がな
くなり、デフロストタイマ13は図1(B)に示すよう
に、オープンショーケース1A内に搭載されている。1
3aはその常開出力接点である。また、デフロストヒー
タ8A,8Bを制御する電磁接触器15は低圧圧力スイ
ッチ63Lと電磁接触器14との直列回路に直に並列に
接続されている。
【0015】一方、すでに述べたようにオープンショー
ケース1Aにはデフロストタイマ(モータタイマ)13
が搭載されているが、このデフロストタイマ13は手動
操作でタイマ出力をON、OFFできる強制スイッチ2
5を備えている。更に、各オープンショーケース1A,
1Bにはマイクロコンピュータからなる除霜コントロー
ラ22A,22Bがそれぞれ設けられている。なお、除
霜コントローラ22A,22Bは内部構成は示さず、内
蔵する制御接点のみを概念的に示してある。
ケース1Aにはデフロストタイマ(モータタイマ)13
が搭載されているが、このデフロストタイマ13は手動
操作でタイマ出力をON、OFFできる強制スイッチ2
5を備えている。更に、各オープンショーケース1A,
1Bにはマイクロコンピュータからなる除霜コントロー
ラ22A,22Bがそれぞれ設けられている。なお、除
霜コントローラ22A,22Bは内部構成は示さず、内
蔵する制御接点のみを概念的に示してある。
【0016】また、図1においては各オープンショーケ
ース1A,1Bにデフロストヒータ8A,8Bを個別に
制御する電磁接触器23が設けられ、その常開接点88
Hがオープンショーケース1A,1B内でデフロストヒ
ータ8A,8Bの通電回路に挿入されている。更に、図
1の場合、電磁弁4A,4Bはオープンショーケース1
A,1B内に配置され、かつ庫内照明、防露ヒータ、フ
ァンモータなどの駆動電源として庫内に引き込まれた単
相100V電源(24はその端子盤で、オープンショー
ケース1A,1B内の端子盤20と同一端子番号間で配
線される)で励磁されるようになっている。そして、こ
の100V電源は同時にデフロストタイマ13及び除霜
コントローラ22A,22Bの制御電源としても使用さ
てれいる。
ース1A,1Bにデフロストヒータ8A,8Bを個別に
制御する電磁接触器23が設けられ、その常開接点88
Hがオープンショーケース1A,1B内でデフロストヒ
ータ8A,8Bの通電回路に挿入されている。更に、図
1の場合、電磁弁4A,4Bはオープンショーケース1
A,1B内に配置され、かつ庫内照明、防露ヒータ、フ
ァンモータなどの駆動電源として庫内に引き込まれた単
相100V電源(24はその端子盤で、オープンショー
ケース1A,1B内の端子盤20と同一端子番号間で配
線される)で励磁されるようになっている。そして、こ
の100V電源は同時にデフロストタイマ13及び除霜
コントローラ22A,22Bの制御電源としても使用さ
てれいる。
【0017】それでは、このような構成の除霜制御動作
について図2のタイムチャートを参照しながら以下に説
明する。冷凍機2がONしている冷却運転の途中におい
て、除霜時刻が来るとデフロストタイマ13は出力接点
13aをONして除霜信号を送出する。この除霜信号は
直接除霜コントローラ22Aに、またオープンショーケ
ース1A,1Bの端子盤20,20間の渡り線26を介
して除霜コントローラ22Bに、それぞれ同時に送られ
る。これをホトカプラ22aで受けた除霜コントローラ
22A,22Bは、除霜制御接点(除霜サーモ)17
A,17Bを閉じ、温度制御接点(温調サーモ)16
A,16Bを開く。
について図2のタイムチャートを参照しながら以下に説
明する。冷凍機2がONしている冷却運転の途中におい
て、除霜時刻が来るとデフロストタイマ13は出力接点
13aをONして除霜信号を送出する。この除霜信号は
直接除霜コントローラ22Aに、またオープンショーケ
ース1A,1Bの端子盤20,20間の渡り線26を介
して除霜コントローラ22Bに、それぞれ同時に送られ
る。これをホトカプラ22aで受けた除霜コントローラ
22A,22Bは、除霜制御接点(除霜サーモ)17
A,17Bを閉じ、温度制御接点(温調サーモ)16
A,16Bを開く。
【0018】その結果、電磁接触器23が投入されてデ
フロストヒータ8A,8Bに通電され、同時に電磁弁4
A,4BがOFFして冷却器6A,6B(図6)への冷
媒の供給が停止される。なお、電磁接触器27はデフロ
ストヒータ用電磁接触器23と同時に投入される逆転エ
アデフ用の電磁接触器で、常開接点XがONすることに
より図示しない冷気循環ファンが逆転して庫外の高温の
空気を庫内に導入し除霜を促進する。
フロストヒータ8A,8Bに通電され、同時に電磁弁4
A,4BがOFFして冷却器6A,6B(図6)への冷
媒の供給が停止される。なお、電磁接触器27はデフロ
ストヒータ用電磁接触器23と同時に投入される逆転エ
アデフ用の電磁接触器で、常開接点XがONすることに
より図示しない冷気循環ファンが逆転して庫外の高温の
空気を庫内に導入し除霜を促進する。
【0019】これにより除霜が開始されるが、電磁弁4
A,4BのOFFに伴って冷凍機2の吸込側の圧力が低
下するため、間もなく低圧圧力スイッチ63LがOFF
して電磁接触器14が釈放され、冷凍機2は停止する。
一方、除霜が進み冷却器6A,6Bの温度が上昇する
と、除霜サーモ17A,17BがOFFして除霜運転を
停止する。ここで、除霜サーモ17A,17Bは互いに
独立に動作し、温度上昇の早い方のみまず除霜を停止す
る。除霜を停止した側の除霜コントローラ22A,22
Bは次いで温調サーモ16A,16BをONして電磁弁
4A,4BをONするが、その際、除霜停止と同時にO
Nせず、霜が融けて濡れた冷却器6A,6Bの表面の水
が流れ落ちる時間(水切時間)を待ってONし、残留し
た水が再凍結することを防止している。
A,4BのOFFに伴って冷凍機2の吸込側の圧力が低
下するため、間もなく低圧圧力スイッチ63LがOFF
して電磁接触器14が釈放され、冷凍機2は停止する。
一方、除霜が進み冷却器6A,6Bの温度が上昇する
と、除霜サーモ17A,17BがOFFして除霜運転を
停止する。ここで、除霜サーモ17A,17Bは互いに
独立に動作し、温度上昇の早い方のみまず除霜を停止す
る。除霜を停止した側の除霜コントローラ22A,22
Bは次いで温調サーモ16A,16BをONして電磁弁
4A,4BをONするが、その際、除霜停止と同時にO
Nせず、霜が融けて濡れた冷却器6A,6Bの表面の水
が流れ落ちる時間(水切時間)を待ってONし、残留し
た水が再凍結することを防止している。
【0020】オープンショーケース1A,1Bが共に除
霜、水切を終了し、電磁弁4A,4Bが共にONする
と、冷凍機2の吸込側の圧力が上昇し、低圧圧力スイッ
チ63Lが再びONして冷凍機2がONし、冷却運転が
再開される。これ以後は次回の除霜時刻になるまで温調
サーモ16A,16BのON、OFF動作により各オー
プンショーケース1A,1Bの庫内温度制御が行われ
る。
霜、水切を終了し、電磁弁4A,4Bが共にONする
と、冷凍機2の吸込側の圧力が上昇し、低圧圧力スイッ
チ63Lが再びONして冷凍機2がONし、冷却運転が
再開される。これ以後は次回の除霜時刻になるまで温調
サーモ16A,16BのON、OFF動作により各オー
プンショーケース1A,1Bの庫内温度制御が行われ
る。
【0021】図示構成によれば、デフロストタイマ13
をオープンショーケース1Aに搭載し、その除霜信号を
渡り線26を介して他のオープンショーケース1Bに送
るようにしているため、従来構成(図5)における制御
盤11が不要となるとともに、制御盤11内に置かれた
デフロストタイマ13と各オープンショーケース1A,
1B内の除霜サーモ17A,17Bとの間を個別に結ぶ
必要がなくなり、かつ庫内照明などのために引き込まれ
ている電源を除霜制御電源として利用できるため、制御
盤11ないし動力盤9とオープンショーケース1A,1
Bとの間の除霜制御用の制御線12が不要となる。図3
はこれを図4と対比して示す庫外単線結線図で、図3に
おいては図4における制御線12がなく、庫外配線が極
めて簡素となっている。
をオープンショーケース1Aに搭載し、その除霜信号を
渡り線26を介して他のオープンショーケース1Bに送
るようにしているため、従来構成(図5)における制御
盤11が不要となるとともに、制御盤11内に置かれた
デフロストタイマ13と各オープンショーケース1A,
1B内の除霜サーモ17A,17Bとの間を個別に結ぶ
必要がなくなり、かつ庫内照明などのために引き込まれ
ている電源を除霜制御電源として利用できるため、制御
盤11ないし動力盤9とオープンショーケース1A,1
Bとの間の除霜制御用の制御線12が不要となる。図3
はこれを図4と対比して示す庫外単線結線図で、図3に
おいては図4における制御線12がなく、庫外配線が極
めて簡素となっている。
【0022】また、デフロストタイマ13をオープンシ
ョーケース1Aに搭載したため、除霜信号の送出と同時
に開路する電磁弁4A,4Bの励磁回路をオープンショ
ーケース1A,1B内に納めることができ、それに伴い
図1に示すように電磁弁4A,4Bをオープンショーケ
ース1A,1B内に配置することが可能となった。電磁
弁4A,4Bは冷媒配管の途中に挿入されるが、配管作
業は冷凍機工事者が担当し、配線作業は電気工事者が担
当する。
ョーケース1Aに搭載したため、除霜信号の送出と同時
に開路する電磁弁4A,4Bの励磁回路をオープンショ
ーケース1A,1B内に納めることができ、それに伴い
図1に示すように電磁弁4A,4Bをオープンショーケ
ース1A,1B内に配置することが可能となった。電磁
弁4A,4Bは冷媒配管の途中に挿入されるが、配管作
業は冷凍機工事者が担当し、配線作業は電気工事者が担
当する。
【0023】したがって、従来のように電磁弁4A,4
Bが庫外に配置された場合には、オープンショーケース
1A,1Bを現地で設置後、冷凍機工事者が配管を行
い、その後に電気工事者が配線を行う必要があり、作業
工程の協調に配慮を要した。それに対して、電磁弁4
A,4Bを庫内に配置すれば、電磁弁4A,4B回りの
配管、配線は工場段階で済ませておくことができるの
で、現地では冷凍機工事者のみの施工で済み工事の進捗
がよくなる。
Bが庫外に配置された場合には、オープンショーケース
1A,1Bを現地で設置後、冷凍機工事者が配管を行
い、その後に電気工事者が配線を行う必要があり、作業
工程の協調に配慮を要した。それに対して、電磁弁4
A,4Bを庫内に配置すれば、電磁弁4A,4B回りの
配管、配線は工場段階で済ませておくことができるの
で、現地では冷凍機工事者のみの施工で済み工事の進捗
がよくなる。
【0024】更に、デフロストタイマ13を庫内に設置
したため、試運転時にデフロストタイマ13と庫内機器
との関連動作をその場で確認できる。従来、デフロスト
タイマ13はオープンショーケース設置場所から離れた
動力室の制御盤11内に納められていたため、動力室と
オープンショーケース1A,1Bとの間を巡回してチェ
ックしなければならなかった。
したため、試運転時にデフロストタイマ13と庫内機器
との関連動作をその場で確認できる。従来、デフロスト
タイマ13はオープンショーケース設置場所から離れた
動力室の制御盤11内に納められていたため、動力室と
オープンショーケース1A,1Bとの間を巡回してチェ
ックしなければならなかった。
【0025】しかも、図示実施例ではデフロストタイマ
13の出力側に除霜信号の強制スイッチ25を設けたの
で、試運転時、あるいは点検時にこれを操作して各種機
器の動作チェックを行うことが可能である。従来はデフ
ロストタイマ13の設定時間を変えてチェックを行って
いたため、現在時刻と設定時刻がずれる問題が生じてい
た。
13の出力側に除霜信号の強制スイッチ25を設けたの
で、試運転時、あるいは点検時にこれを操作して各種機
器の動作チェックを行うことが可能である。従来はデフ
ロストタイマ13の設定時間を変えてチェックを行って
いたため、現在時刻と設定時刻がずれる問題が生じてい
た。
【0026】加えて、図示実施例では除霜コントローラ
22A,22Bを設け、それぞれの除霜サーモ17A,
17Bで個別に除霜運転の停止制御を行っているため、
従来のようにすべてのオープンショーケース1A,1B
の除霜が完了するまで一様に除霜運転を継続する場合に
比べて、不必要な庫内温度の上昇による商品鮮度の低下
が小さくなる。
22A,22Bを設け、それぞれの除霜サーモ17A,
17Bで個別に除霜運転の停止制御を行っているため、
従来のようにすべてのオープンショーケース1A,1B
の除霜が完了するまで一様に除霜運転を継続する場合に
比べて、不必要な庫内温度の上昇による商品鮮度の低下
が小さくなる。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、デフロストタイマを
複数のオープンショーケースのいずれかに搭載すること
により、庫外配線が簡素化されて工事期間の短縮やコス
トの低減が図れる他、オープンショーケースの試運転や
点検作業が容易となるなど種々の効果が得られる。
複数のオープンショーケースのいずれかに搭載すること
により、庫外配線が簡素化されて工事期間の短縮やコス
トの低減が図れる他、オープンショーケースの試運転や
点検作業が容易となるなど種々の効果が得られる。
【0028】しかも、デフロストタイマ13の出力側に
除霜信号の強制スイッチ25を設けたので、試運転時、
あるいは点検時にこれを操作して各種機器の動作チェッ
クを行うことが可能である。
除霜信号の強制スイッチ25を設けたので、試運転時、
あるいは点検時にこれを操作して各種機器の動作チェッ
クを行うことが可能である。
【図1】この発明の実施例を示す制御回路で、図1
(A)はシーケンス回路図、図1(B)はオープンショ
ーケースの内部接続図
(A)はシーケンス回路図、図1(B)はオープンショ
ーケースの内部接続図
【図2】図1の制御回路の動作を示すタイムチャート
【図3】図1の制御回路に対応する庫外単線結線図
【図4】従来例の庫外単線結線図
【図5】従来例の制御回路図で、図5(A)はシーケン
ス回路図、図5(B)はオープンショーケースの内部接
続図
ス回路図、図5(B)はオープンショーケースの内部接
続図
【図6】図5の制御回路の動作を示すタイムチャート
【図7】2台で一系統を構成するオープンショーケース
の系統図
の系統図
1A,1B オープンショーケース 2 冷凍機 13 デフロストタイマ 25 強制スイッチ 26 渡り線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 勝久 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 須藤 晴彦 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−106683(JP,A) 実開 昭62−141137(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】1台の冷凍機に複数台のオープンショーケ
ースが互いに並列に連結されて一つの運転系統を構成
し、これらのオープンショーケースに共通のデフロスト
タイマから一斉に除霜信号が与えられるオープンショー
ケースの除霜制御装置において、 デフロストタイマをいずれか1台のオープンショーケー
スに搭載し、このデフロストタイマからの除霜信号をオ
ープンショーケース間の渡り線を通して他のオープンシ
ョーケースに送るようにし、前記デフロストタイマには
除霜信号を強制的に入,切できるスイッチを設けたこと
を特徴とするオープンショーケースの除霜制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6011426A JP2565270B2 (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | オープンショーケースの除霜制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6011426A JP2565270B2 (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | オープンショーケースの除霜制御装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21127090A Division JPH0493579A (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | オープンショーケースの除霜制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07180945A JPH07180945A (ja) | 1995-07-18 |
JP2565270B2 true JP2565270B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=11777749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6011426A Expired - Lifetime JP2565270B2 (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | オープンショーケースの除霜制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565270B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6128080A (ja) * | 1984-07-10 | 1986-02-07 | Kuraray Co Ltd | 折シボの良好なシ−ト物の製造法 |
JPH0674940B2 (ja) * | 1988-10-14 | 1994-09-21 | 富士電機株式会社 | オープンショーケースの除霜制御装置 |
-
1994
- 1994-02-03 JP JP6011426A patent/JP2565270B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07180945A (ja) | 1995-07-18 |
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