JP2565054Y2 - インバータ電源回路の保護装置 - Google Patents

インバータ電源回路の保護装置

Info

Publication number
JP2565054Y2
JP2565054Y2 JP1991009612U JP961291U JP2565054Y2 JP 2565054 Y2 JP2565054 Y2 JP 2565054Y2 JP 1991009612 U JP1991009612 U JP 1991009612U JP 961291 U JP961291 U JP 961291U JP 2565054 Y2 JP2565054 Y2 JP 2565054Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
voltage rectifier
inverter
rectifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991009612U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0498886U (ja
Inventor
正人 井沼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1991009612U priority Critical patent/JP2565054Y2/ja
Publication of JPH0498886U publication Critical patent/JPH0498886U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2565054Y2 publication Critical patent/JP2565054Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Actuated Switches (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】[考案の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本考案は、インバータ回路からの
高圧交流電圧を整流する高圧整流器を備えたインバータ
電源回路の保護装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、例えば電子レンジにおいては、電
源の小形化及び軽量化の要求により、インバータ電源回
路を採用するようになってきた。このようなインバータ
電源回路の一例としては、インバータ回路からのスイッ
チング出力を昇圧回路により高圧交流電圧に昇圧すると
共に、その高圧交流電圧を高圧整流回路により整流して
マグネトロンに印加するように構成したものがある。こ
こで、高圧整流回路は高圧整流器を主体として構成され
ており、この高圧整流器には昇圧回路により昇圧された
周波数が数十KHzの高圧交流電圧が印加されるように
なっている。また、マグネトロンを含む回路全体はファ
ンによる送風により冷却されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに高圧整流器には極めて高い周波数の高圧交流電圧が
印加されるので、商用交流電圧を昇圧して整流する構成
のものに比べて高圧整流器の発熱量が大きいという事情
がある。このため、回路冷却用のファンがロックする等
して冷却が正常に行われない場合は、2〜3分という短
時間で高圧整流器が破損してマグネトロンの損傷等の2
次故障の要因となる。この場合、高圧整流器に温度セン
サを設け、この温度センサによる検出温度が設定値を上
回ったときにインバータ回路を停止する構成が考えられ
るが、高圧整流器には極めて高い電圧が印加されている
ので、温度センサに高電圧が不用意に印加されてこれが
破損してしまう虞がある。
【0005】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、インバータ回路からの高圧交流電圧を
整流する高圧整流器を備えたインバータ電源回路におい
て、高圧整流器の発熱による損傷をこれに印加されてい
る高圧交流電圧による影響を受けることなく未然に防止
することができるインバータ電源回路の保護装置を提供
するにある。
【0006】[考案の構成]
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、インバータ回
路からのスイッチング出力を昇圧する昇圧回路と、その
昇圧された高圧交流電圧を整流する高圧整流器とを備え
たインバータ電源回路において、前記高圧整流器の接地
側リード端子に伝熱的に設けられた温度センサを設け、
この温度センサによる検出温度が設定値以上となったと
きに前記インバータ回路の動作を停止する制御回路を設
けたものである。
【0008】
【作用】インバータ回路からのスイッチング出力は昇圧
回路で昇圧されると共に高圧整流器により整流されて高
圧交流電圧に変換される。
【0009】ここで、温度センサは高圧整流器の温度を
検出している。そして、異常発生により高圧整流器が発
熱して、温度センサによる検出温度が設定値を上回る
と、制御回路はインバータ回路の動作を停止する。従っ
て、インバータ回路から高圧整流器に高圧交流電圧が印
加されなくなるので、高圧整流器の発熱による破損が防
止される。この場合、温度センサは高圧整流器の接地側
リード端子に伝熱的に設けられているので、高圧整流器
に高圧交流電圧が印加されるにしても、温度センサは高
圧交流電圧の影響を受けることはなく高圧整流器の温度
を検出することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案を電子レンジのインバータ電源
回路に適用した一実施例を図面を参照して説明する。
【0011】全体の電気構成を概略的に示す図1におい
て、インバータ回路1の入力側は商用交流電源と接続さ
れ、出力側は昇圧回路たる昇圧トランス2及び高圧整流
回路3を介してマグネトロン4と接続されている。
【0012】昇圧トランス2の一次コイル2aはインバ
ータ回路1の出力端子と接続され、二次コイル2bは高
圧整流回路3と接続されている。また、昇圧トランス2
の二次コイル2cはマグネトロン4のヒータ4aと接続
されている。
【0013】高圧整流回路3は高圧コンデンサ5及び高
圧整流器6,7から成る。即ち、高圧コンデンサ5及び
図示極性の高圧整流器6から成る直列回路の入力端子は
昇圧トランス2の二次コイル2bの一端子と接続され、
出力端子はマグネトロン4のヒータ4aと接続されてい
る。高圧整流器7のアノードは高圧コンデンサ5及び高
圧整流器6の共通接続点と接続され、カソードは昇圧ト
ランス2の二次コイル2bの他端子及びマグネトロン4
のアノード端子4bと接続されていると共にアースライ
ンと接続されている。また、高圧整流回路3には温度セ
ンサたるサ―ミスタ8が設けられている。
【0014】プリント配線回路基板の斜視図を示す図3
において、プリント配線回路基板9上には上記昇圧トラ
ンス2,高圧コンデンサ5及び高圧整流器6,7が搭載
されている。ここで、サ―ミスタ8は、高圧整流器7の
カソード側(接地側)リード端子に接触してプリント配
線回路基板9に装着されている(図4参照)。
【0015】図1において、制御回路10はサ―ミスタ
8と接続されている。即ち、制御回路10におけるサ―
ミスタ8の入力回路を示す図2において、サ―ミスタ8
の一端子は電源ラインと接続され、他端子は抵抗11を
介してアースされている。抵抗12及び抵抗13から成
る直列回路の一端側は電源ラインと接続され、他端側は
アースラインと接続されている。比較器14の一方の入
力端子はサ―ミスタ8及び抵抗11の共通接続点と接続
されており、その入力端子にサ―ミスタ8による検出温
度に応じた温度検知信号Va が入力する。比較器14の
他方の入力端子は各抵抗12,13の共通接続点と接続
され、その入力端子に基準電圧VL が入力している。こ
の比較器14は温度検知信号Va と基準電圧信号VL と
を比較しており、温度検知信号Va が基準電圧VL を上
回ったときに停止信号Vs を出力する。
【0016】図1において、制御回路10は図示しない
マイクロコンピュータを主体として成り、商用交流電源
をトランス15を介して電源として入力している。この
制御回路10は図示しない操作スイッチの操作に基づい
てインバータ回路1を駆動すると共に、比較器14から
停止信号Vs が出力されたときはインバータ回路1の動
作を停止する。
【0017】尚、電子レンジには図示しない冷却用ファ
ンが設けられており、その冷却用ファンの駆動状態でマ
グネトロンを含む回路全体が冷却されるようになってい
る。次に上記構成の作用を説明する。制御回路10の動
作を示す図6のフローチャートにおいて、図示しない調
理スイッチにより調理が指示されると、制御回路10は
ステップS1 からステップS2 に進行してインバータ回
路1を駆動する。すると、インバータ回路1から数十K
Hzのスイッチング出力が出力されるので、そのスイッ
チング出力は昇圧トランス2により昇圧されて高周波の
高圧交流電圧に変換される。そして、昇圧トランス2か
らの高圧交流電圧は高圧整流回路3により整流されてマ
グネトロン4に印加される。また、マグネトロン4のヒ
ータ4aは昇圧トランス2の二次コイル2cから交流電
圧が印加されて発熱する。この結果、マグネトロン4が
発振して高周波が放射されるので、被加熱物に対する高
周波加熱が実行される。尚、制御回路10はインバータ
回路1を駆動したときは同時に図示しない冷却用ファン
を駆動する。
【0018】続いて、制御回路10は、比較器14から
停止信号Vs が入力しているか否かを判断する(ステッ
プS3 )。この停止信号Vs の入力判断は調理終了まで
実行するもので、調理終了となったところで、制御回路
10は、ステップS4 からステップS5 に進行してイン
バータ回路1を停止する。
【0019】さて、例えば経年劣化により回路全体に送
風している冷却用ファンがロックすることがあり、この
ような場合、極めて高周波の高圧交流電圧が印加された
高圧整流器7では、2〜3分で温度が上昇して熱破損す
る虞がある。しかしながら、本実施例では、次の理由に
より高圧整流器7を熱破損から保護することができる。
即ち、冷却用ファンによる冷却機能が低下すると、高圧
整流器7の温度が短時間で上昇するようになる。する
と、図5に示すようにサ―ミスタ8による高圧整流器7
の検出温度(破線で示す)が設定温度である70℃より
も上回るので、比較回路14から停止信号Vs が出力さ
れる。これにより、制御回路10は、ステップS3 にお
いて「NO」と判断してステップS5 に進行することに
よりインバータ回路1の駆動を停止するようになる。こ
の結果、インバータ回路1が直ちに停止するので、イン
バータ回路1からスイッチング出力が出力されてなくな
り、以て高圧整流器7に高圧交流電圧が印加されなくな
る。
【0020】要するに、上記実施例によれば、高圧整流
器7にサ―ミスタ8を接触して設け、サ―ミスタ8によ
る検出温度が設定温度以上となったときは、制御回路1
0によりインバータ回路1の動作を直ちに停止するよう
にしたので、高圧整流器7が熱破損してしまうことを未
然に防止することができる。また、斯様な高圧整流器7
の破損防止を行うことにより、高圧整流器7の熱破損に
伴うマグネトロン4の損傷をもに防止することができ
る。
【0021】また、上述のように高圧整流器7の温度を
検出するサ―ミスタ8は高圧整流器7のカソード側(接
地側)リード端子に接触して設けられているので、高圧
整流器7のアノード側リード端子に交流高圧電圧が印加
されているにしても、サ―ミスタ8に高電圧が不用意に
印加されてしまうことはない。これにより、サ―ミスタ
8が高電圧により破損してしまうことはないので、制御
回路10はサ―ミスタ8の検出状態に基づいて確実にイ
ンバータ回路1を制御することができる。
【0022】尚、上記実施例では、サ―ミスタ8を高圧
整流器7のカソード端子に接触して設けたが、例えば伝
熱板を通じてカソード端子の熱をサ―ミスタに伝熱する
ようにしてもよい。
【0023】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
のインバータ電源回路の保護装置によれば、高圧整流器
の接地側リード端子に温度センサを伝熱的に設けると共
に、その温度センサによる検出温度が設定値以上となっ
たときは制御回路によりインバータ回路の動作を停止す
るようにしたので、インバータ回路からの高圧交流電圧
を整流する高圧整流器を備えたインバータ電源回路にお
いて、高圧整流器の発熱による損傷をこれに印加されて
いる高圧交流電圧による影響を受けることなく未然に防
止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体の電気的構成の概
略回路図
【図2】制御回路の入力回路図
【図3】プリント配線回路基板の斜視図
【図4】サ―ミスタ部分の側面図
【図5】サ―ミスタの検出温度特性図
【図6】制御回路の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1はインバータ回路、2は昇圧トランス(昇圧回路)、
3は高圧整流回路、4はマグネトロン、7は高圧整流
器、8はサ―ミスタ(温度センサ)、10は制御回路で
ある。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ回路からのスイッチング出力
    を昇圧する昇圧回路と、その昇圧された高圧交流電圧を
    整流する高圧整流器とを備えたインバータ電源回路にお
    いて、前記高圧整流器の接地側リード端子に伝熱的に設
    けられた温度センサと、この温度センサによる検出温度
    が設定値以上となったときに前記インバータ回路の動作
    を停止する制御回路とを備えたことを特徴とするインバ
    ータ電源回路の保護装置。
JP1991009612U 1991-01-31 1991-01-31 インバータ電源回路の保護装置 Expired - Lifetime JP2565054Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991009612U JP2565054Y2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 インバータ電源回路の保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991009612U JP2565054Y2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 インバータ電源回路の保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0498886U JPH0498886U (ja) 1992-08-26
JP2565054Y2 true JP2565054Y2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=31742392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991009612U Expired - Lifetime JP2565054Y2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 インバータ電源回路の保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2565054Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537584U (ja) * 1978-09-01 1980-03-11
JPH01122367A (ja) * 1987-11-04 1989-05-15 Nec Corp スイッチング電源回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0498886U (ja) 1992-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4967051A (en) High-frequency heating apparatus having start control device for magnetron power supply circuit
JPH0371589A (ja) 電子レンジ
JP3168842B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2565054Y2 (ja) インバータ電源回路の保護装置
JP2005044670A (ja) 高周波加熱装置
JP3257441B2 (ja) 高周波加熱装置
JP3735465B2 (ja) 電子レンジ
JP4479526B2 (ja) マイクロ波発生装置
JP2004327124A (ja) サーミスタ付きプリント基板
JPH06105636B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2001110561A (ja) 高周波加熱装置
JP3092482B2 (ja) 高周波加熱装置
JPH0574563A (ja) 高周波加熱装置
KR950014132B1 (ko) 마그네트론 구동장치
JP3123385B2 (ja) 高周波加熱装置
JP3183144B2 (ja) マグネトロン駆動用電源
JPH0574564A (ja) 高周波加熱装置
JP2004060923A (ja) 電子レンジ
JP2866191B2 (ja) 高周波加熱調理装置
JPH04215287A (ja) 高周波加熱装置
JPS6269486A (ja) 調理器
JPH06105638B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2870189B2 (ja) 直流電源装置
JPH07142163A (ja) 高周波加熱装置
JP3197749B2 (ja) マグネトロン駆動回路

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term