JP2564912B2 - ピストンリング組付機 - Google Patents
ピストンリング組付機Info
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- JP2564912B2 JP2564912B2 JP22599488A JP22599488A JP2564912B2 JP 2564912 B2 JP2564912 B2 JP 2564912B2 JP 22599488 A JP22599488 A JP 22599488A JP 22599488 A JP22599488 A JP 22599488A JP 2564912 B2 JP2564912 B2 JP 2564912B2
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- piston
- piston ring
- cup member
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P19/00—Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
- B23P19/04—Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
- B23P19/08—Machines for placing washers, circlips, or the like on bolts or other members
- B23P19/084—Machines for placing washers, circlips, or the like on bolts or other members for placing resilient or flexible rings, e.g. O-rings, circlips
- B23P19/088—Piston rings in piston grooves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J9/00—Piston-rings, e.g. non-metallic piston-rings, seats therefor; Ring sealings of similar construction
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内燃機関等のピストンに複数個のピスト
ンリングを自動的に組み付けることのできるピストンリ
ング組付機に関する。
ンリングを自動的に組み付けることのできるピストンリ
ング組付機に関する。
内燃機関等のピストンにピストンリングを組み付ける
手段としては、従来から種々の方法、装置が提案されて
いるが、本件出願人は先に第4図に示すような構成のピ
ストンリング組付装置を提案した(実願昭60−167237
号)。
手段としては、従来から種々の方法、装置が提案されて
いるが、本件出願人は先に第4図に示すような構成のピ
ストンリング組付装置を提案した(実願昭60−167237
号)。
すなわち、第4図において、101は上端部にピストン
支持部101aを備え、外周部をピストンリング102を拡開
して組付部まで積み重ねて搬送するガイド部としたガイ
ドコーンで、ピストンリング102の厚みh(1ピッチ)
だけ上下動できるように構成されている。103は固定し
たアッパープレートで、ピストン通過孔103aを有し、前
記ガイドコーン101の上昇時に、その上端縁が当接する
ように配設されている。104はピストンリング102を組み
付けるためのシャッターで、前記アッパープレート103
とその下方に配置されている固定ベース105間におい
て、摺動可能に配置されており、不作動時には開状態に
なっていて、閉動作によりピストンリング102の組付動
作を行うように構成されている。
支持部101aを備え、外周部をピストンリング102を拡開
して組付部まで積み重ねて搬送するガイド部としたガイ
ドコーンで、ピストンリング102の厚みh(1ピッチ)
だけ上下動できるように構成されている。103は固定し
たアッパープレートで、ピストン通過孔103aを有し、前
記ガイドコーン101の上昇時に、その上端縁が当接する
ように配設されている。104はピストンリング102を組み
付けるためのシャッターで、前記アッパープレート103
とその下方に配置されている固定ベース105間におい
て、摺動可能に配置されており、不作動時には開状態に
なっていて、閉動作によりピストンリング102の組付動
作を行うように構成されている。
上記のように構成されているピストンリング組付装置
におけるリング組付動作は、次のようにして行われる。
まずガイドコーン101の外周部には図示しないピストン
リング押上機構により、ピストンリング102が積み重ね
られて高圧で押し上げ搬送され、最上位のピストンリン
グ102がアッパープレート103に当接した状態になってい
る。
におけるリング組付動作は、次のようにして行われる。
まずガイドコーン101の外周部には図示しないピストン
リング押上機構により、ピストンリング102が積み重ね
られて高圧で押し上げ搬送され、最上位のピストンリン
グ102がアッパープレート103に当接した状態になってい
る。
この状態において、ピストン106をガイドコーン上端
部の支持部101aにセットしたのち、ガイドコーン101を
ピストン106と共にピストンリング102の厚み分hだけ下
降させる。次いでピストンリング102の押上力を高圧よ
り低圧に切り換えて、シャッター104を閉操作させるこ
とにより、ピストンリング102の自己の収縮力に加え
て、最上位のピストンリング102をピストン106のピスト
ンリング溝106aに向けて外力を作動させ、ピストンリン
グ102の組付動作を行う。
部の支持部101aにセットしたのち、ガイドコーン101を
ピストン106と共にピストンリング102の厚み分hだけ下
降させる。次いでピストンリング102の押上力を高圧よ
り低圧に切り換えて、シャッター104を閉操作させるこ
とにより、ピストンリング102の自己の収縮力に加え
て、最上位のピストンリング102をピストン106のピスト
ンリング溝106aに向けて外力を作動させ、ピストンリン
グ102の組付動作を行う。
次いでピストンリング102をピストンリング溝106aに
組付完了したピストン106を、支持部101aより取り出し
たのち、ガイドコーン101を再び1ピッチ上昇させ、ピ
ストンリング102の押上力を高圧に切換えて、次位のピ
ストンリング102をアッパープレート103に圧接するよう
に移行させ、組付工程の1サイクルを終了するようにな
っている。
組付完了したピストン106を、支持部101aより取り出し
たのち、ガイドコーン101を再び1ピッチ上昇させ、ピ
ストンリング102の押上力を高圧に切換えて、次位のピ
ストンリング102をアッパープレート103に圧接するよう
に移行させ、組付工程の1サイクルを終了するようにな
っている。
ところで、ピストンには、通常、第1リング、第2リ
ング、オイルリング等の3本のピストンリングが組み付
けられており、したがって、上記提案のピストンリング
組付装置を用いてピストンにリングを組み付ける場合に
は、3本のリングを順次各リング専用の組付装置を用い
て組付作業を行わねばならず、その作業が煩雑であるば
かりでなく、装置の設置スペースやコスト面でも問題が
ある。
ング、オイルリング等の3本のピストンリングが組み付
けられており、したがって、上記提案のピストンリング
組付装置を用いてピストンにリングを組み付ける場合に
は、3本のリングを順次各リング専用の組付装置を用い
て組付作業を行わねばならず、その作業が煩雑であるば
かりでなく、装置の設置スペースやコスト面でも問題が
ある。
これに対して、従来、複数個のピストンリングを同時
に組み付けるピストンリング組付機が、特開昭60−2018
35号において提案されている。しかしながら、このピス
トンリング組付機は、3本のピストンリングをリングセ
ット装置の溝部に嵌合させたのち、該リングをリング拡
張コーンで拡径して前記溝部に挟持させ、次いでピスト
ンのリング溝に組み付けるように構成したものである。
したがってこのピストンリング組付機は、個々のピスト
ンにリングを組み付ける際、その都度、3個のピストン
リングをリングセット装置にセットしなければならず、
またそのセットの際に、リングの表裏を誤ってセットす
る誤組の危険性も大である。更にまた3本のピストンリ
ングをセットする際には、ガス吹き抜け防止のための、
ピストンリングの合い口部を120゜づつずらす分割作業
が必要であり、作業性が悪いという問題点があるもので
ある。
に組み付けるピストンリング組付機が、特開昭60−2018
35号において提案されている。しかしながら、このピス
トンリング組付機は、3本のピストンリングをリングセ
ット装置の溝部に嵌合させたのち、該リングをリング拡
張コーンで拡径して前記溝部に挟持させ、次いでピスト
ンのリング溝に組み付けるように構成したものである。
したがってこのピストンリング組付機は、個々のピスト
ンにリングを組み付ける際、その都度、3個のピストン
リングをリングセット装置にセットしなければならず、
またそのセットの際に、リングの表裏を誤ってセットす
る誤組の危険性も大である。更にまた3本のピストンリ
ングをセットする際には、ガス吹き抜け防止のための、
ピストンリングの合い口部を120゜づつずらす分割作業
が必要であり、作業性が悪いという問題点があるもので
ある。
本発明は、従来のピストンリング組付機における上記
問題点を解消するためになされたもので、複数個のピス
トンリングが連続的に供給セットされ、誤組のおそれが
なく、しかもリングの合い口部の分割作業を必要としな
い作業性のよいピストンリング組付機を提供することを
目的とする。
問題点を解消するためになされたもので、複数個のピス
トンリングが連続的に供給セットされ、誤組のおそれが
なく、しかもリングの合い口部の分割作業を必要としな
い作業性のよいピストンリング組付機を提供することを
目的とする。
上記問題点を解決するため、本発明は、ピストンリン
グ収納部とリング切出供給手段と先端面に形成された複
数個のリング保持溝とを備えた複数個のピストンリング
供給ユニットを、それらのリング保持溝を中心に向けて
放射状に且つ中央空間部が形成されるように配置したピ
ストンリング供給部と、該ピストンリング供給部の中央
空間部に進退可能に配置され、リング拡開部と前記リン
グ保持溝に前記リング切出供給手段により供給されるピ
ストンリングを案内するリング案内溝とを有するピスト
ン保持用カップ部材と、該カップ部材内に摺動可能に内
装されたピストン受けとでピストンリング組付機を構成
するものである。
グ収納部とリング切出供給手段と先端面に形成された複
数個のリング保持溝とを備えた複数個のピストンリング
供給ユニットを、それらのリング保持溝を中心に向けて
放射状に且つ中央空間部が形成されるように配置したピ
ストンリング供給部と、該ピストンリング供給部の中央
空間部に進退可能に配置され、リング拡開部と前記リン
グ保持溝に前記リング切出供給手段により供給されるピ
ストンリングを案内するリング案内溝とを有するピスト
ン保持用カップ部材と、該カップ部材内に摺動可能に内
装されたピストン受けとでピストンリング組付機を構成
するものである。
上記のように構成されたピストンリング組付機におい
ては、ピストンリング供給部における各ピストンリング
供給ユニットのリング収納部から、リング切出供給手段
によってそれぞれリングが切り出し供給され、ピストン
保持用カップ部材に形成されているリング案内溝を介し
て、中央空間部に面したリング保持溝に嵌合保持され
る。次いでリング保持溝に保持されている各リングはカ
ップ部材のリング拡開部により拡張され、続いてカップ
部材を空間部より退避させることにより、ピストン受け
に支持され所定位置に保持されているピストンのリング
溝に、拡張された複数のリングがその収縮力により順次
自動的に組み付けられる。
ては、ピストンリング供給部における各ピストンリング
供給ユニットのリング収納部から、リング切出供給手段
によってそれぞれリングが切り出し供給され、ピストン
保持用カップ部材に形成されているリング案内溝を介し
て、中央空間部に面したリング保持溝に嵌合保持され
る。次いでリング保持溝に保持されている各リングはカ
ップ部材のリング拡開部により拡張され、続いてカップ
部材を空間部より退避させることにより、ピストン受け
に支持され所定位置に保持されているピストンのリング
溝に、拡張された複数のリングがその収縮力により順次
自動的に組み付けられる。
以下実施例について説明する。第1図は、本発明に係
るピストンリング組付機の一実施例の概略上面図で、第
2図は、その概略正面図である。図において、1はピス
トンリング供給部で、該リング供給部1は、それぞれ12
0゜の角度をなして放射状方向に進退可能に且つ中央に
空間部を形成するように配置された第1ピストンリング
供給ユニット2,第2ピストンリング供給ユニット3及び
オイルリング供給ユニット4とで構成されている。
るピストンリング組付機の一実施例の概略上面図で、第
2図は、その概略正面図である。図において、1はピス
トンリング供給部で、該リング供給部1は、それぞれ12
0゜の角度をなして放射状方向に進退可能に且つ中央に
空間部を形成するように配置された第1ピストンリング
供給ユニット2,第2ピストンリング供給ユニット3及び
オイルリング供給ユニット4とで構成されている。
そして各リング供給ユニット2,3,4には、それぞれ多
数のリングを一括して収納する筒状リングストッカ5,6,
7と、該ストッカ5,6,7にそれぞれ収納されている第1ピ
ストンリング8,第2ピストンリング9,オイルリング10
を、それぞれ1個づつ切り出して供給するリング切出供
給部材11,12,13と、該切出供給部材11,12,13を駆動する
リング切出シリンダ15と、中央空間部に面する先端部に
形成された、第1及び第2ピストンリング8,9並びにオ
イルリング10の一部分をそれぞれ保持するリング保持溝
16,17,18と、各リング供給ユニット2,3,4を放射状方向
に進退させるリング供給ユニットシリンダ19とを備えて
いる。なおリング供給ユニットシリンダ19と各リング供
給ユニット2,3,4とは、リング拡張時吸収用のスプリン
グ20を介して連結されている。また各リング切出供給部
材により供給されるリングの供給路は、それぞれ3個ず
つ形成されている各リング保持溝の対応する1個の保持
溝と連結されている。
数のリングを一括して収納する筒状リングストッカ5,6,
7と、該ストッカ5,6,7にそれぞれ収納されている第1ピ
ストンリング8,第2ピストンリング9,オイルリング10
を、それぞれ1個づつ切り出して供給するリング切出供
給部材11,12,13と、該切出供給部材11,12,13を駆動する
リング切出シリンダ15と、中央空間部に面する先端部に
形成された、第1及び第2ピストンリング8,9並びにオ
イルリング10の一部分をそれぞれ保持するリング保持溝
16,17,18と、各リング供給ユニット2,3,4を放射状方向
に進退させるリング供給ユニットシリンダ19とを備えて
いる。なおリング供給ユニットシリンダ19と各リング供
給ユニット2,3,4とは、リング拡張時吸収用のスプリン
グ20を介して連結されている。また各リング切出供給部
材により供給されるリングの供給路は、それぞれ3個ず
つ形成されている各リング保持溝の対応する1個の保持
溝と連結されている。
21はピストン保持用カップ部材で、上部内側にピスト
ン保持部22と、中間側壁に円錐状のピストンリング拡開
ガイド部23と、下部に前記リング供給部1のリング保持
溝16,17,18に対応するように形成した、3個のリング案
内溝24を備えており、前記ピストンリング供給部1の中
央空間部に対して上下方向に進退可能に配置されてお
り、カップ上下シリンダ25により駆動制御されるように
なっている。そして3個の各リング案内溝24には、それ
ぞれ各リング供給ユニットのリング供給路に向けたリン
グ案内テーパ部24aが設けられている。
ン保持部22と、中間側壁に円錐状のピストンリング拡開
ガイド部23と、下部に前記リング供給部1のリング保持
溝16,17,18に対応するように形成した、3個のリング案
内溝24を備えており、前記ピストンリング供給部1の中
央空間部に対して上下方向に進退可能に配置されてお
り、カップ上下シリンダ25により駆動制御されるように
なっている。そして3個の各リング案内溝24には、それ
ぞれ各リング供給ユニットのリング供給路に向けたリン
グ案内テーパ部24aが設けられている。
上記カップ部材21の上部ピストン保持部22内にはピス
トン受け27が配置され、そのピストン受け27にスプリン
グを介して接続された支持ロッド28は、カップ部材21の
軸心部を摺動可能に貫通して下方に延在し、ばね29を介
して支持台30に支持されている。なお第2図において、
31は中間ストッパで中間ストップシリンダ32で駆動制御
されるようになっている。また33はピストン受け27の支
持ロッド28の下降位置規制用のストッパであり、また34
はカップ部材21の上昇位置規制用のストッパである。
トン受け27が配置され、そのピストン受け27にスプリン
グを介して接続された支持ロッド28は、カップ部材21の
軸心部を摺動可能に貫通して下方に延在し、ばね29を介
して支持台30に支持されている。なお第2図において、
31は中間ストッパで中間ストップシリンダ32で駆動制御
されるようになっている。また33はピストン受け27の支
持ロッド28の下降位置規制用のストッパであり、また34
はカップ部材21の上昇位置規制用のストッパである。
次にこのように構成されているピストンリング組付機
の動作について説明する。第3図(A)は、運転準備前
の電源OFF時の各部材の原位置状態を示す図である。こ
の運転準備前の状態においては、カップ上下シリンダ25
は上昇端に位置していて、カップ部材21は押し上げられ
ストッパ34に規制されて、リング案内溝24がリング供給
部1のリング保持溝16,17,18に対応する位置に保持され
ている。リング供給ユニットシリンダ19及びリング切出
シリンダ15は前進端に位置しており、各リング8,9,10は
切り出されてリング保持溝16,17,18に保持されている状
態になっている。なお中間ストップシリンダ32は下降端
位置にあり、それにより、中間ストッパ31は作動状態に
保持されている。
の動作について説明する。第3図(A)は、運転準備前
の電源OFF時の各部材の原位置状態を示す図である。こ
の運転準備前の状態においては、カップ上下シリンダ25
は上昇端に位置していて、カップ部材21は押し上げられ
ストッパ34に規制されて、リング案内溝24がリング供給
部1のリング保持溝16,17,18に対応する位置に保持され
ている。リング供給ユニットシリンダ19及びリング切出
シリンダ15は前進端に位置しており、各リング8,9,10は
切り出されてリング保持溝16,17,18に保持されている状
態になっている。なお中間ストップシリンダ32は下降端
位置にあり、それにより、中間ストッパ31は作動状態に
保持されている。
次にこの状態から組付動作を開始させると、まずカッ
プ上下シリンダ25が下降してカップ部材21が下降させら
れ、その下端面が第3図(B)に示すように、中間スト
ッパ31に係止して中間停止し、ピストン受け27の支持ロ
ッド28の下端面がストッパ33に係止する。カップ部材21
の下降動作により、カップ部材21の拡開ガイド部23によ
り各リング8,9,10はリング保持溝16,17,18に保持されな
がら拡張され、カップ外周壁21aで拡張保持される。な
おこの際、各リング供給ユニット2,3,4は吸収用スプリ
ング20を介してリング供給ユニットシリンダ19で押圧さ
れているので、この吸収用スプリング20が圧縮されて、
各リング供給ユニット2,3,4は若干後退させられる。
プ上下シリンダ25が下降してカップ部材21が下降させら
れ、その下端面が第3図(B)に示すように、中間スト
ッパ31に係止して中間停止し、ピストン受け27の支持ロ
ッド28の下端面がストッパ33に係止する。カップ部材21
の下降動作により、カップ部材21の拡開ガイド部23によ
り各リング8,9,10はリング保持溝16,17,18に保持されな
がら拡張され、カップ外周壁21aで拡張保持される。な
おこの際、各リング供給ユニット2,3,4は吸収用スプリ
ング20を介してリング供給ユニットシリンダ19で押圧さ
れているので、この吸収用スプリング20が圧縮されて、
各リング供給ユニット2,3,4は若干後退させられる。
次いでカップ部材21内にピストン35を挿入しピストン
受け27に支持させる。それによりピストン受け27が若干
押し込まれ支持ロッド28の上端面にあるピストン受けガ
イド37の上端面に係止する。この状態でピストン35は、
そのリング溝36と拡張保持されている各リング8,9,10と
がそれぞれ対応する位置に保持される。
受け27に支持させる。それによりピストン受け27が若干
押し込まれ支持ロッド28の上端面にあるピストン受けガ
イド37の上端面に係止する。この状態でピストン35は、
そのリング溝36と拡張保持されている各リング8,9,10と
がそれぞれ対応する位置に保持される。
また、上記ピストン受け27の押し込み動作により、ピ
ストン受けガイド37の空気通孔38を塞ぎ、支持ロッド28
中を貫通する空気通孔39に供給された空気の圧力が上昇
し、図示しない圧力スイッチが駆動されてピストンのセ
ット完了信号が出力される。そして、この信号により中
間ストップシリンダ32が上昇して中間ストッパ31が解除
され、第3図(C)に示すように、ピストン受け27はス
トッパ33によりその位置を保持したまま、カップ上下シ
リンダ25の下降端までの動作により、カップ部材21のみ
下降する。このカップ部材21の下降動作により、拡張保
持されている各リング8,9,10はカップ部材21の外周壁21
aより外れ、それらの圧縮力によりピストン35のピスト
ンリング溝36に、オイルリング10,第2リング9,第1リ
ング8の順序で順次組み込まれる。そしてピストンリン
グ供給ユニットシリンダ19とリング切り出しシリンダ15
が共に後退し、各リング供給ユニット2,3,4が後退位置
となる。
ストン受けガイド37の空気通孔38を塞ぎ、支持ロッド28
中を貫通する空気通孔39に供給された空気の圧力が上昇
し、図示しない圧力スイッチが駆動されてピストンのセ
ット完了信号が出力される。そして、この信号により中
間ストップシリンダ32が上昇して中間ストッパ31が解除
され、第3図(C)に示すように、ピストン受け27はス
トッパ33によりその位置を保持したまま、カップ上下シ
リンダ25の下降端までの動作により、カップ部材21のみ
下降する。このカップ部材21の下降動作により、拡張保
持されている各リング8,9,10はカップ部材21の外周壁21
aより外れ、それらの圧縮力によりピストン35のピスト
ンリング溝36に、オイルリング10,第2リング9,第1リ
ング8の順序で順次組み込まれる。そしてピストンリン
グ供給ユニットシリンダ19とリング切り出しシリンダ15
が共に後退し、各リング供給ユニット2,3,4が後退位置
となる。
次いでリングの組み付けを完了したピストン35を取り
出すことにより、ピストン受け27がスプリングにより上
昇し、図示しない圧力スイッチがオフして、所定時間経
過後に次の動作信号が出力される。この次の動作信号が
出力されると、第3図(D)に示すように、カップ上下
シリンダ25が上昇端まで動作させられ、カップ部材21は
ストッパ34で停止させられるまで上昇する。そしてこの
ストッパ34により、カップ部材21のリング案内溝24が各
リング供給ユニット2,3,4のリング保持溝16,17,18に一
致するように、カップ部材21の上昇位置が規制される。
出すことにより、ピストン受け27がスプリングにより上
昇し、図示しない圧力スイッチがオフして、所定時間経
過後に次の動作信号が出力される。この次の動作信号が
出力されると、第3図(D)に示すように、カップ上下
シリンダ25が上昇端まで動作させられ、カップ部材21は
ストッパ34で停止させられるまで上昇する。そしてこの
ストッパ34により、カップ部材21のリング案内溝24が各
リング供給ユニット2,3,4のリング保持溝16,17,18に一
致するように、カップ部材21の上昇位置が規制される。
またこのストッパ34でカップ部材21が停止すると、第
3図(E)に示すように図示しない上昇端スイッチによ
り中間ストップシリンダ32が下降端位置へ駆動される。
また同時にリング供給ユニットシリンダ19の前進動作も
行われる。
3図(E)に示すように図示しない上昇端スイッチによ
り中間ストップシリンダ32が下降端位置へ駆動される。
また同時にリング供給ユニットシリンダ19の前進動作も
行われる。
次いでリング供給ユニットシリンダ19の前進端スイッ
チにより、リング切出しシリンダ15が前進端まで動作
し、リング切出し供給部材11,12,13は各リングストッカ
5,6,7よりリング8,9,10を切り出す。そして切り出され
た各リング8,9,10はカップ部材21の下部のリング案内溝
24のテーパ部24aで押し広げられながら案内されて、リ
ング供給ユニット2,3,4の各リング保持溝16,17,18にセ
ットされる。
チにより、リング切出しシリンダ15が前進端まで動作
し、リング切出し供給部材11,12,13は各リングストッカ
5,6,7よりリング8,9,10を切り出す。そして切り出され
た各リング8,9,10はカップ部材21の下部のリング案内溝
24のテーパ部24aで押し広げられながら案内されて、リ
ング供給ユニット2,3,4の各リング保持溝16,17,18にセ
ットされる。
次いでリング切出しシリンダ15の前進端スイッチの動
作により、カップ上下シリンダ25が下降し、カップ部材
21が中間ストッパ31に係止して中間停止状態となる。以
上の動作により1サイクルの動作が完了し、引き続き次
のサイクル動作が開始される。
作により、カップ上下シリンダ25が下降し、カップ部材
21が中間ストッパ31に係止して中間停止状態となる。以
上の動作により1サイクルの動作が完了し、引き続き次
のサイクル動作が開始される。
以上のように本発明においては、各リング供給ユニッ
ト2,3,4の筒状のリングストッカ5,6,7に各リングを数百
本の単位で一括して収納しておき、順次切出してリング
保持溝に供給するようにしているので、ストッカへの収
納時にリングを所定状態でセットすることにより、各リ
ングの表裏の誤組などの発生は完全に防止することがで
きる。また3組のリング供給ユニットをそれぞれ120゜
の角度をなすように放射状に配置しているので、ピスト
ン組付時のピストンリングの合い口部は必然的に120゜
分割となり、組付時又は組付後分割作業を必要としな
い。またリングの拡張は、その組付サイクルで組み付け
られるリングのみ組付時に行われるので、リングの品質
保持上有利であるばかりでなく、拡張動作を行う動力を
小さくすることができる。
ト2,3,4の筒状のリングストッカ5,6,7に各リングを数百
本の単位で一括して収納しておき、順次切出してリング
保持溝に供給するようにしているので、ストッカへの収
納時にリングを所定状態でセットすることにより、各リ
ングの表裏の誤組などの発生は完全に防止することがで
きる。また3組のリング供給ユニットをそれぞれ120゜
の角度をなすように放射状に配置しているので、ピスト
ン組付時のピストンリングの合い口部は必然的に120゜
分割となり、組付時又は組付後分割作業を必要としな
い。またリングの拡張は、その組付サイクルで組み付け
られるリングのみ組付時に行われるので、リングの品質
保持上有利であるばかりでなく、拡張動作を行う動力を
小さくすることができる。
本発明によれば、一台のピストンリング組付機によっ
て、複数個のピストンリングが自動的に供給されてピス
トン溝に同時に組み付けることができるため、組付時間
が短縮される。また各ピストンリングは各リング供給ユ
ニットのリング収納部より順次切り出し供給されるた
め、誤組のおそれがなく、しかもリングの合い口部の分
割作業の必要がないので作業性が向上し、装置の設置ス
ペースと製作コストの低減を計ることができる。
て、複数個のピストンリングが自動的に供給されてピス
トン溝に同時に組み付けることができるため、組付時間
が短縮される。また各ピストンリングは各リング供給ユ
ニットのリング収納部より順次切り出し供給されるた
め、誤組のおそれがなく、しかもリングの合い口部の分
割作業の必要がないので作業性が向上し、装置の設置ス
ペースと製作コストの低減を計ることができる。
第1図は、本発明に係るピストンリング組付機の一実施
例の概略上面図、第2図は、その概略正面図、第3図
(A)ないし(E)は、その動作態様を示す図、第4図
は、従来のピストンリング組付機の一例を示す概略図で
ある。 図において、1はピストンリング供給部、2は第1ピス
トンリング供給ユニット、3は第2ピストンリング供給
ユニット、4はオイルリング供給ユニット、5,6,7はリ
ングストッカ、8は第1ピストンリング、9は第2ピス
トンリング、10はオイルリング、11,12,13はリング切出
供給部材、15はリング切出しシリンダ、16,17,18はリン
グ保持溝、19はリング供給ユニットシリンダ、21はカッ
プ部材、22はピストン保持部、23はピストンリング拡開
ガイド部、24はリング案内溝、25はカップ上下シリン
ダ、27はピストン受け、28は支持ロッド、30は支持台、
31は中間ストッパ、32は中間ストップシリンダ、33,34
はストッパ、35はピストンを示す。
例の概略上面図、第2図は、その概略正面図、第3図
(A)ないし(E)は、その動作態様を示す図、第4図
は、従来のピストンリング組付機の一例を示す概略図で
ある。 図において、1はピストンリング供給部、2は第1ピス
トンリング供給ユニット、3は第2ピストンリング供給
ユニット、4はオイルリング供給ユニット、5,6,7はリ
ングストッカ、8は第1ピストンリング、9は第2ピス
トンリング、10はオイルリング、11,12,13はリング切出
供給部材、15はリング切出しシリンダ、16,17,18はリン
グ保持溝、19はリング供給ユニットシリンダ、21はカッ
プ部材、22はピストン保持部、23はピストンリング拡開
ガイド部、24はリング案内溝、25はカップ上下シリン
ダ、27はピストン受け、28は支持ロッド、30は支持台、
31は中間ストッパ、32は中間ストップシリンダ、33,34
はストッパ、35はピストンを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】ピストンリング収納部とリング切り出し供
給手段と先端面に形成された複数個のリング保持溝とを
備えた複数個のピストンリング供給ユニットを、それら
のリング保持溝を中心に向けて放射状に且つ中央空間部
が形成されるように配置したピストンリング供給部と、
該ピストンリング供給部の中央空間部に進退可能に配置
され、リング拡開部と前記リング保持溝に前記リング切
出供給手段により供給されるピストンリングを案内する
リング案内溝とを有するピストン保持用カップ部材と、
該カップ部材内に摺動可能に内装されたピストン受けと
を備え、リング保持溝で保持された複数個のピストンリ
ングをカップ部材で拡開して同時に組み付けるようにし
構成したことを特徴とするピストンリング組付機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22599488A JP2564912B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | ピストンリング組付機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22599488A JP2564912B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | ピストンリング組付機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0275745A JPH0275745A (ja) | 1990-03-15 |
JP2564912B2 true JP2564912B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=16838127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22599488A Expired - Fee Related JP2564912B2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | ピストンリング組付機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564912B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2688156B1 (fr) * | 1992-03-03 | 1997-03-21 | Renault Automation | Dispositif de montage des segments sur une tete de piston. |
FR2702408B1 (fr) * | 1993-03-09 | 1995-04-28 | Renault Automation | Dispositif et procédé de montage d'un ensemble de segments dans des gorges de réception portées par une tête de piston de moteur thermique. |
US5404629A (en) * | 1993-10-15 | 1995-04-11 | Micro-Precision Operations, Inc. | Piston ring apparatus |
FR2760990B1 (fr) * | 1997-03-24 | 1999-05-14 | Renault Automation | Dispositif pour equiper une tete de piston de moteur thermique d'un jeu de segments |
FR2760991B3 (fr) * | 1997-03-24 | 1999-05-14 | Renault Automation | Dispositif pour equiper une tete de piston de moteur thermique d'un jeu de segments |
FR2868976B1 (fr) * | 2004-04-16 | 2007-06-15 | Mecasoft Sarl | Dispositif et procede de mise en place d'un joint elastiquement deformable sur un tube |
GB0602426D0 (en) | 2006-02-07 | 2006-03-22 | Trouw Internat Bv | Feed for fish |
FR3087845B1 (fr) * | 2018-10-24 | 2022-02-11 | Psa Automobiles Sa | Machine de segmentation de piston de moteur thermique |
CN116829300A (zh) | 2021-02-12 | 2023-09-29 | 帝伯爱尔株式会社 | 活塞环的切出装置 |
-
1988
- 1988-09-09 JP JP22599488A patent/JP2564912B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0275745A (ja) | 1990-03-15 |
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