JP2564208B2 - 一液性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法 - Google Patents

一液性オルガノポリシロキサン組成物の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室温において良好な長
期保存安定性を有する一液性オルガノポリシロキサン組
成物を製造する方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、ケイ素原子に結合した水素原子(Si
H基)を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
と、ケイ素原子に結合した脂肪族不飽和炭化水素基(例
えばビニル基)を有するオルガノポリシロキサンとを含
有し、上記のSiH基のビニル基等への付加反応(ヒドロ
シリル化)を利用した硬化性オルガノポリシロキサン組
成物は周知である。このような組成物に種々の反応抑制
剤を配合し、室温付近の温度での硬化反応を抑制して長
期の保存安定性を向上させるとともに、使用時には加熱
によってヒドロシリル化反応を促進させて硬化させるこ
とができるオルガノポリシロキサン組成物が提案されて
いる。例えば、この種の反応抑制剤として、米国特許明
細書第 3,445,420号にはアセチレン化合物が、また米国
特許明細書第 4,061,609号にはハイドロパーオキシド化
合物が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アセチ
レン系化合物を反応抑制剤として用いた場合には、これ
が揮発性を有しているため、開放系での保存安定性に問
題があり、またアセチレン基が架橋密度に関与し、硬化
物物性に悪影響を及ぼすことがある。一方、ハイドロパ
ーオキシド化合物を反応抑制剤として使用した場合に
は、上記のような問題はない。しかし、組成物を調製し
た直後に粘度が増大したり、組成物の貯蔵期間が長くな
るにしたがって硬化遅れを生じるという問題があること
が判った。この増粘現象を防止するために、抑制剤の配
合量を多くすると、経時による硬化遅れが一層顕著とな
り、極端な場合には、全く硬化しなくなることさえあ
る。従って本発明は、ハイドロパーオキシド化合物を反
応抑制剤として使用する場合において、上述した増粘
や、経時による硬化遅れが有効に防止された一液性の硬
化性オルガノポリシロキサン組成物を製造する方法を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を達成するための手段】本発明によれば、 (a)ケイ素原子にアルケニル基を一分子中に平均して
0.1個以上有するオルガノポリシロキサン、 (b)ケイ素原子に結合した水素原子を一分子中に2個
以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、 (c)付加反応触媒、及び、 (d)一分子中に少なくとも1個のハイドロパーオキシ
基を有する反応抑制剤化合物、を均一に混合して一液性
のオルガノポリシロキサン組成物を製造する方法におい
て、オルガノハイドロジェンポリシロキサン(b)、付
加反応触媒(c)及び抑制剤化合物(d)を混合し、該
混合物を0〜60℃の温度条件下で少なくとも10時間
熟成を行った後に、オルガノポリシロキサン(a)を配
合することから成る製造方法が提供される。
【0005】(a)オルガノポリシロキサン 本発明において使用する(a)成分のオルガノポリシロ
キサンは、分子中にケイ素原子に結合したアルケニル基
を有するものであり、例えば、下記平均組成式 (1);(R1 a (R2 b Si O(4-a-b)/2 式中、R1 は、アルケニル基であり、R2 は、脂肪族不
飽和基を除く非置換または置換一価炭化水素基であり、
aは、0<a<3の数、bは、0<b<3の数(但し、
0<a+b<4)で表されるオルガノポリシロキサンを
例示することができる。
【0006】該平均組成式(1)において、アルケニル
基R1 としては、炭素原子数が2〜8のものが好まし
く、例えばビニル基、アリル基、1−ブテニル基、1−
ヘキセニル基等が挙げられる。これらのアルケニル基
は、一分子中に平均して0.1個以上、好ましくは0.4〜
2個の割合で存在する。アルケニル基の個数が0.1個よ
りも少ない場合には、架橋反応に関与しないオルガノポ
リシロキサン分子の数が多くなるために、架橋密度が低
下する等の不都合を生じる。
【0007】一価炭化水素基R2 としては、例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチ
ル基、オクチル基等のアルキル基;シクロペンチル基、
シクロヘキシル基、シクロブチル基等のシクロアルキル
基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等
のアリール基;ベンジル基、フェニルエチル基、フェニ
ルプロピル基等のアラルキル基;及びこれらの基の水素
原子の一部あるいは全部が塩素、フッ素、臭素等のハロ
ゲン原子、シアノ基等で置換されている基、例えばクロ
ロメチル基、トリフルオロプロピル基、クロロフェニル
基、ジブロモフェニル基、テトラクロロフェニル基、ジ
フルオロフェニル基等のハロゲン化炭化水素基;β−シ
アノエチル基、γ−シアノプロピル基、β−シアノプロ
ピル基等のシアノアルキル基などの、通常、炭素数1〜
10、好適には炭素数1〜8の非置換または置換一価炭
化水素基を挙げることができる。また2個のR2 が結合
して低級アルキレン基を形成していてもよく、このよう
な低級アルキレン基としては、エチレン基、トリメチレ
ン基、メチルメチレン基、テトラメチレン基、ヘキサメ
チレン基等を挙げることができる。
【0008】上述したオルガノポリシロキサンは、直鎖
状、分岐状、環状、網状あるいはこれらの混合物であっ
てよい。またかかる(a)成分のオルガノポリシロキサ
ンの粘度は、得られる組成物が硬化前において適度な流
動性を有し、硬化後は安定した物理的特性を示すため
に、通常、25℃において50〜100,000 cPの範囲にあ
ることが好適である。
【0009】(b)オルガノハイドロジェンポリシロキ
サン 成分(b)のオルガノハイドロジェンポリシロキサン
は、ケイ素原子に結合した水素原子を一分子中に少なく
とも2個有するものであり、架橋剤として作用するもの
である。即ち、この分子中のSiH基が、前記(a)成分
のオルガノポリシロキサンのアルケニル基に付加して架
橋を形成し、弾性体の硬化物を形成するものである。
【0010】このオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ンとしては、例えば下記平均組成式 (2);(R3 c (H)d Si O(4-c-d)/2 式中、R3 は、脂肪族不飽和基を除く非置換または置換
一価炭化水素基であり、cは、0<c≦3の数、dは、
0<d≦2の数(但し、0<c+d<4)で表されるも
のを例示することができる。
【0011】該平均組成式(2)において、一価炭化水
素基R3 としては、具体的には、前記平均組成式(1)
のR2 について例示した基を挙げることができる。かか
るオルガノハイドロジェンポリシロキサンも、直鎖状、
分岐状、環状、網状あるいはこれらの混合物であってよ
い。またこの粘度は、製造時の経済性等の見地から、2
5℃において1,000cP 以下の範囲であることが望まし
い。
【0012】上述した(b)成分のオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンは、そのSiH基の数が、(a)成分
のオルガノポリシロキサンに含まれるアルケニル基1個
当たり0.5〜4.0個、特に0.8〜1.5個となる割合で使
用されることが望ましい。SiH基の数が0.5個未満であ
ると、架橋に寄与しない(b)成分のオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンの量が多くなり、硬化物の物理的
特性が損なわれる傾向がある。またSiH基の数が4.0個
よりも多くなると、過剰のSiH基により、硬化時に発泡
を生じるおそれがある。
【0013】(c)付加反応触媒 成分(c)の付加反応触媒は、(a)成分中のアルケニ
ル基と、(b)成分中のヒドロシリル基(SiH基) との
間の付加反応を促進させるために使用されるものであ
り、例えば白金単体、塩化白金酸、白金−オレフィン錯
体、白金−アルコール錯体、白金配位化合物、テトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、クロロトリ
ス(トリフェニルホスフィン)ロジウム等が使用される
が、好ましいものは白金系のものである。この(c)成
分の添加量は、(a)成分に対して1ppm 以上であり、
好ましくは3〜100ppmである。添加量が1ppm 未満では
触媒として有効に作用せず、また100ppmを超えても硬化
特性の点で顕著な向上が期待できないばかりか、経済的
に不利となる。
【0014】(d)反応抑制剤 本発明においては、反応抑制剤として、分子中に少なく
とも1個のハイドロパーオキシ基(-COOH基)を含有する
化合物を使用する。この反応抑制剤は、硬化反応を抑制
し、組成物の長期保存安定性を向上させるものである。
ハイドロパーオキシ基含有化合物としては極めて多数の
ものが知られており、本発明においては、かかる公知の
ハイドロパーオキシ基含有化合物の全てを反応抑制剤と
して使用することができる。具体的には、これに限定さ
れるものではないが、メチルエチルケトンパーオキサイ
ド、シクロヘキサノンパーオキサイド、3,3,5-トリメチ
ルシクロヘキサノンパーオキサイド、メチルシクロヘキ
サノンパーオキサイド、t-ブチルハイドロパーオキサイ
ド、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベ
ンゼンハイドロパーオキサイド、p-メンタンハイドロー
オキサイド、2,5-ジメチルヘキサン-2,5−ジハイドロパ
ーオキサイド、1,1,3,3-テトラメチルブチルハイドロパ
ーオキサイド等を例示することができ、これらは1種単
独または2種以上の組み合わせで使用される。本発明に
おいて、最も好適に使用されるものは、メチルエチルケ
トンパーオキサイドである。
【0015】本発明において、これら反応抑制剤は、通
常、硬化性組成物全体当り、0.0001〜10重量%の割合で
使用され、特にこの範囲内において、成分(c)の触媒
金属(例えば白金系触媒の場合では、白金)の化学当量
に対して2〜200 当量の範囲で使用することが好まし
い。反応抑制剤の使用量が多すぎると組成物の熱安定性
が損なわれ、また経済的にも不利であり、少なすぎる場
合には、硬化反応抑制効果が十分でなく、組成物の保存
安定性が低下する。
【0016】その他の配合剤 本発明においては、組成物の流れ性、該組成物から得ら
れる硬化物の硬さ等を調節もしくは改質するために、ジ
メチルポリシロキサン等のシリコーンオイルや生ゴム等
を使用することもできる。また組成物の用途に応じて、
無機質充填剤を配合して機械的強度の調節を行なうこと
もできる。このような無機質充填剤としては、例えば、
煙霧質シリカ、シリカエアロゲル、沈澱シリカ、粉砕石
灰、けいそう土、酸化鉄、酸化チタン、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、アルミナ、窒化アル
ミニウム、ボロンナイトライド、銀粉、カーボンブラッ
ク、グラファイト、グラッシーカーボン等を挙げること
ができる。また着色等のために、種々の染料、例えば、
アントラキノン系染料、アゾ系染料等を使用することも
できる。上述した各種の配合剤の使用量は、硬化性組成
物の保存安定性を確保するという本発明の目的を損なわ
ない範囲内において、その使用目的に応じて適宜決定さ
れる。
【0017】硬化性組成物の製造 本発明に製造方法においては、先ず、前記オルガノハイ
ドロジェンポリシロキサン(b)、付加反応触媒(c)
及び反応抑制剤(d)成分の所定量を均一に混合する。
この混合は、通常使用される混合攪拌機を用いて容易に
行なわれる。混合温度は、通常、0〜60℃である。ま
たこの混合に際しては、必要により、トルエン、キシレ
ン等の有機溶剤やジメチルポリシロキサン等のシリコー
ンオイルを稀釈剤として使用してもよい。また充填剤等
の任意の配合剤の混合を同時に行なうこともできる。
【0018】本発明によれば、次いで、上記で調製され
た混合物の熟成を行なう。この熟成を経て、硬化性組成
物の製造を行なうことにより、該組成物の増粘や硬化遅
れ等の、成分(d)の反応抑制剤を用いることにより派
生する問題を有効に回避することが可能となるのであ
る。熟成は少なくとも10時間行なうことが必要であ
り、好ましくは10〜120時間行なう。熟成時間を1
0時間未満とするときには、硬化遅れ等の問題を有効に
回避することができない。またこの熟成は0〜60℃、
好ましくは5〜40℃、最も好ましくは5〜30℃の温
度で行なわれる。
【0019】熟成終了後、上記混合物にオルガノポリシ
ロキサン(a)の所定量を均一混合して、目的とする硬
化性組成物を得る。この混合段階においても、必要によ
り任意の前記配合剤等を添加することも可能であり、ま
た混合条件等は、先に行なわれる混合と同様とすること
ができる。
【0020】硬化性組成物 かくして製造される一液性オルガノポリシロキサン組成
物は、通常、100〜150℃の温度に加熱することに
より硬化して弾性状の硬化物を形成する。硬化時間は、
加熱温度によっても異なるが、一般に30分〜2時間程
度である。この組成物は、長期の保存安定性に優れ、ま
た保存後においても、製造直後と実質的に変わらない硬
化性を示す。本発明により製造されたこの組成物は、接
着剤、シーリング剤等として種々の分野で使用される。
【0021】
【実施例】以下の例において、「部」は「重量部」を意
味し、また粘度は25℃での測定値である。実施例1 ジメチルシロキサン単位62.2モル%、トリメチルシロキ
シ単位35.4モル%、メチルハイドロジェンシロキシ単位
2.4モル%から成り、粘度が100cP のオルガノハイドロ
ジェンポリシロキサン 0.7部、塩化白金酸−ビニルシ
ロキサン錯体(白金含量1重量%) 0.05部、メチル
エチルケトンパーオキシド 0.01部、及び、稀釈剤
としてジメチルシリコーンオイル(信越化学工業(株)
製 KF96−100) 1.24部、を混合し、2
5℃で24時間熟成を行なった。次いで、熟成された混
合物2部に対して、ジメチルシロキサン単位99モル%、
ジメチルビニルシロキシ単位0.30モル%及びトリメチル
シロキシ単位0.70モル%から成り、粘度が800cP である
オルガノポリシロキサン 100部、を混合し、硬化性
組成物を調製した。得られた組成物の粘度及び該組成物
から得られる硬化物の硬さを、製造直後(即ち、初期組
成物)及び60℃×7日間貯蔵後において測定した。
尚、硬化条件は、105℃×2時間とし、また硬さは、
ASTM D1403の針入度(1/4コーン)で示し
た。結果を表1に示す。
【0022】比較例1 実施例1において、ジメチルシリコーンオイルを使用せ
ず、且つ各成分を同時に混合し、熟成を行なわなかった
以外は実施例1と同様にして硬化性組成物を調製し、そ
の物性の測定を行なった。結果を表1に示す。
【0023】比較例2 塩化白金酸−ビニルシロキサン錯体(白金含量1重量
%)0.05部、メチルエチルケトンパーオキサイド(日本
油脂(株)製パーメックN)0.01部、及び、ジメチルシ
リコーンオイル 1.94部、を混合し、25℃で24時間
熟成を行なった。次いで、熟成された混合物2部に対し
て、実施例1で使用したオルガノポリシロキサン100
部及び実施例1で使用したオルガノハイドロジェンポリ
シロキサン0.7部を混合し、硬化性組成物を調製した。
得られた組成物について、実施例1と同様に物性測定を
行ない、その結果を表1に示した。
【0024】実施例2 メチルエチルケトンパーオキシドの使用量を、0.005
部とし、ジメチルシリコーンオイルの使用量を1.245
部とした以外は実施例1と同様にして硬化性組成物を調
製し、その物性を測定した。その結果を第1表に示す。
【0025】表1 (比較例1及び2では、硬化しなかった。)
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、ハイドロパーオキシ基
含有化合物が反応抑制剤として配合された一液性の室温
硬化型オルガノポリシロキサン組成物に特有の増粘及び
硬化遅れの問題が有効に回避され、上記反応抑制剤の効
果を十分に発揮することが可能となった。本発明方法に
より製造されたオルガノポリシロキサン組成物は、上記
反応抑制剤の効果が十分に活かされて長期の保存安定性
を有するとともに、長期保存後においても、製造直後と
変わらない硬化性を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ケイ素原子にアルケニル基を一分子
    中に平均して0.1個以上有するオルガノポリシロキサ
    ン、 (b)ケイ素原子に結合した水素原子を一分子中に2個
    以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、 (c)付加反応触媒、 及び、(d)一分子中に少なくとも1個のハイドロパー
    オキシ基を有する反応抑制剤化合物、を均一に混合して
    一液性のオルガノポリシロキサン組成物を製造する方法
    において、オルガノハイドロジェンポリシロキサン
    (b)、付加反応触媒(c)及び抑制剤化合物(d)を
    混合し、該混合物を0〜60℃の温度条件下で少なくと
    も10時間熟成を行った後に、オルガノポリシロキサン
    (a)を配合することから成る製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法により製造された一
    液性オルガノポリシロキサン組成物。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の組成物を硬化して得られ
    る硬化物。
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