JP2564116Y2 - 高圧放電灯用ソケット - Google Patents
高圧放電灯用ソケットInfo
- Publication number
- JP2564116Y2 JP2564116Y2 JP1991037551U JP3755191U JP2564116Y2 JP 2564116 Y2 JP2564116 Y2 JP 2564116Y2 JP 1991037551 U JP1991037551 U JP 1991037551U JP 3755191 U JP3755191 U JP 3755191U JP 2564116 Y2 JP2564116 Y2 JP 2564116Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure discharge
- discharge lamp
- high pressure
- conductive plate
- lamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Connecting Device With Holders (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、小型で低コストの高圧
放電灯用ソケットに関するものである。
放電灯用ソケットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】高圧放電灯は点灯時に数ｋＶないし数十
ｋＶの電圧を印加するものが多く、高圧放電灯用ソケッ
トには高い高電圧絶縁性能が必要とされている。そし
て、この場合の絶縁性能としては、高電圧により絶縁物
が絶縁破壊しないことや、コロナ放電等の部分放電によ
り絶縁物や導電物の性能劣化を生じないことが、必要と
される。
ｋＶの電圧を印加するものが多く、高圧放電灯用ソケッ
トには高い高電圧絶縁性能が必要とされている。そし
て、この場合の絶縁性能としては、高電圧により絶縁物
が絶縁破壊しないことや、コロナ放電等の部分放電によ
り絶縁物や導電物の性能劣化を生じないことが、必要と
される。
【０００３】一方、従来のソケットの構造においては、
図７あるいは図８に示すように、絶縁物で箱状に形成さ
れた本体１の内に導電板２が載置され、本体１をほぼ全
面的に当接させて金属製の取付板２１に取り付けられて
いることが多い。そのため、前記のような従来の構造で
高電圧絶縁性能を確保しようとすると、図９に示すよう
に本体１の絶縁物の厚さがかなり厚くなり、ソケットが
大型化し高コストとなるという問題が生じる恐れがあ
る。
図７あるいは図８に示すように、絶縁物で箱状に形成さ
れた本体１の内に導電板２が載置され、本体１をほぼ全
面的に当接させて金属製の取付板２１に取り付けられて
いることが多い。そのため、前記のような従来の構造で
高電圧絶縁性能を確保しようとすると、図９に示すよう
に本体１の絶縁物の厚さがかなり厚くなり、ソケットが
大型化し高コストとなるという問題が生じる恐れがあ
る。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、小型で低コストの高圧放電灯用ソケットを実現する
ことである。
は、小型で低コストの高圧放電灯用ソケットを実現する
ことである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、ランプピン挿
入穴に臨ませて一端にリード線が接続された導電板を絶
縁物である本体の内に納装し、リード線は本体側壁から
本体の外へ引き出され、本体の取付面への取付時に取付
面へ対向する本体の底面に本体底面と取付面とを離間さ
せる複数の突出部を設け、この突出部を導電板との平面
投影における距離が最大となる位置に設けたものであ
る。
入穴に臨ませて一端にリード線が接続された導電板を絶
縁物である本体の内に納装し、リード線は本体側壁から
本体の外へ引き出され、本体の取付面への取付時に取付
面へ対向する本体の底面に本体底面と取付面とを離間さ
せる複数の突出部を設け、この突出部を導電板との平面
投影における距離が最大となる位置に設けたものであ
る。
【０００６】
【実施例】図１ないし図６は本考案の実施例を示すもの
であり、以下図面に基づいて説明する。
であり、以下図面に基づいて説明する。
【０００７】この高圧放電灯用ソケットは、絶縁物を容
器状に形成した本体１の内に、銅合金等の良導体からな
る一対の導電板２を納装し、高圧放電灯を機械的に保持
するランプ支持ばね３を本体１に装備し、一端が前記導
電板２に接続されたリード線４が導出されて点灯装置に
接続される。そして、本体１は、ほぼ段付円筒状に形成
されたボディ５と、円盤の中央近傍に略角台を一体に形
成したカバー６とを、互いに係止して容器状に構成され
ている。
器状に形成した本体１の内に、銅合金等の良導体からな
る一対の導電板２を納装し、高圧放電灯を機械的に保持
するランプ支持ばね３を本体１に装備し、一端が前記導
電板２に接続されたリード線４が導出されて点灯装置に
接続される。そして、本体１は、ほぼ段付円筒状に形成
されたボディ５と、円盤の中央近傍に略角台を一体に形
成したカバー６とを、互いに係止して容器状に構成され
ている。
【０００８】ボディ５は、内に導電板２を納装した大径
円筒状の基台７の上面から、側面に複数の突出した部分
を有する小径の略円筒状で高圧放電灯を装着保持する保
持筒８が、突出するように形成されている。またボディ
５は、保持筒８の内底面中央近傍には内に導電板２の臨
む一対のランプピン挿入穴９が設けられる一方、保持筒
８の内側の一中心線の両側で基台７周縁近傍には一対の
取付ねじ孔１０が基台７を貫通して設けられている。さ
らにボディ５は、前記一対のランプピン挿入穴９を結ぶ
方向に直角方向の一中心線の両側で基台７周縁近傍の保
持筒８の内側には一対のランプ支持ばね収納部１１が、
内鍔を有して保持筒８の中央側に向いて開口した樋状に
設けられている。
円筒状の基台７の上面から、側面に複数の突出した部分
を有する小径の略円筒状で高圧放電灯を装着保持する保
持筒８が、突出するように形成されている。またボディ
５は、保持筒８の内底面中央近傍には内に導電板２の臨
む一対のランプピン挿入穴９が設けられる一方、保持筒
８の内側の一中心線の両側で基台７周縁近傍には一対の
取付ねじ孔１０が基台７を貫通して設けられている。さ
らにボディ５は、前記一対のランプピン挿入穴９を結ぶ
方向に直角方向の一中心線の両側で基台７周縁近傍の保
持筒８の内側には一対のランプ支持ばね収納部１１が、
内鍔を有して保持筒８の中央側に向いて開口した樋状に
設けられている。
【０００９】ランプ支持ばね３は、金属薄板を断面略Ｕ
字形に曲折して形成されたものであり、ボディ５のラン
プ支持ばね収納部１１の内に挿入されて、ランプ支持ば
ね収納部１１の内鍔と外壁との間にＵ字形の両突片を弾
性的に突っ張らせて係止されている。ランプ支持ばね収
納部１１の外壁に当接するランプ支持ばね３の突片に
は、取付爪１３が切り起こし形成され、ランプ支持ばね
収納部１１の基台７よりの外壁に矩形断面で設けられた
ランプ支持ばね取付孔１２に、抜け止め係止されてい
る。そして、ランプ支持ばね３には、ランプの機械的保
持を行うためのランプ係止部１４が形成され、ランプ支
持ばね収納部１１の内鍔に当接している。
字形に曲折して形成されたものであり、ボディ５のラン
プ支持ばね収納部１１の内に挿入されて、ランプ支持ば
ね収納部１１の内鍔と外壁との間にＵ字形の両突片を弾
性的に突っ張らせて係止されている。ランプ支持ばね収
納部１１の外壁に当接するランプ支持ばね３の突片に
は、取付爪１３が切り起こし形成され、ランプ支持ばね
収納部１１の基台７よりの外壁に矩形断面で設けられた
ランプ支持ばね取付孔１２に、抜け止め係止されてい
る。そして、ランプ支持ばね３には、ランプの機械的保
持を行うためのランプ係止部１４が形成され、ランプ支
持ばね収納部１１の内鍔に当接している。
【００１０】ボディ５の基台７の周側壁の下面開口近傍
よりには、係合孔１５が設けられていて、カバー６の側
壁部に突出形成された係止爪１６が嵌入係止して、ボデ
ィ５とカバー６とが一体に結合されている。カバー６の
ほぼ中央部には、角台状の導電板収納部１７が突出形成
され、それぞれ一端にリード線４が溶接された一対の導
電板２が納装されている。導電板収納部１７から導出さ
れたリード線４は、ボディ５の基台７周側壁に切り欠き
状に形成されたリード線引出し溝１８から、本体１の外
に引き出されて、点灯装置等に接続される。
よりには、係合孔１５が設けられていて、カバー６の側
壁部に突出形成された係止爪１６が嵌入係止して、ボデ
ィ５とカバー６とが一体に結合されている。カバー６の
ほぼ中央部には、角台状の導電板収納部１７が突出形成
され、それぞれ一端にリード線４が溶接された一対の導
電板２が納装されている。導電板収納部１７から導出さ
れたリード線４は、ボディ５の基台７周側壁に切り欠き
状に形成されたリード線引出し溝１８から、本体１の外
に引き出されて、点灯装置等に接続される。
【００１１】このソケットが取り付けられる取付面に当
接する本体１の面には、ボディ５の周縁部にこのソケッ
トの取付方向を規制するための位置決め凸部１９が形成
されると共に、カバー６の底面に４個のダボ状の突出部
２０が形成されてカバー６の底面が取付面に全体で当接
しないようになっている。この突出部２０は、図１に示
すように、ソケットの中心であるＡ点に関して２個づつ
互いに対称位置に設けられていて、カバー６の反対面側
に納装された導電板２との平面投影における距離が最大
となる位置となっている。そのため、ランプ装着時に導
電板２にはＢ点において力が加わるが、その際でも、導
電板２と取付面との間には空間が確保され、導電板２の
直下方向での取付面との間の絶縁破壊や部分放電の発生
を防止できる。また、図６に示すように、導電板２から
の突出部２０にいたるカバー６の絶縁物内を通る経路に
あっては、十分長い距離があり、導電板２直下の絶縁物
の厚さを厚くすることなく部分放電を防止することがで
き、ソケットを小型で低コストのものとすることができ
る。更に、この突出部２０は、図１の底面図と図４の断
面正面図とから一義的に類推できる様に、取付面への当
接部が非鋭角的であるので、突出部２０の端部の電位傾
度を低くでき、部分放電の発生防止効果がより大きくな
る。
接する本体１の面には、ボディ５の周縁部にこのソケッ
トの取付方向を規制するための位置決め凸部１９が形成
されると共に、カバー６の底面に４個のダボ状の突出部
２０が形成されてカバー６の底面が取付面に全体で当接
しないようになっている。この突出部２０は、図１に示
すように、ソケットの中心であるＡ点に関して２個づつ
互いに対称位置に設けられていて、カバー６の反対面側
に納装された導電板２との平面投影における距離が最大
となる位置となっている。そのため、ランプ装着時に導
電板２にはＢ点において力が加わるが、その際でも、導
電板２と取付面との間には空間が確保され、導電板２の
直下方向での取付面との間の絶縁破壊や部分放電の発生
を防止できる。また、図６に示すように、導電板２から
の突出部２０にいたるカバー６の絶縁物内を通る経路に
あっては、十分長い距離があり、導電板２直下の絶縁物
の厚さを厚くすることなく部分放電を防止することがで
き、ソケットを小型で低コストのものとすることができ
る。更に、この突出部２０は、図１の底面図と図４の断
面正面図とから一義的に類推できる様に、取付面への当
接部が非鋭角的であるので、突出部２０の端部の電位傾
度を低くでき、部分放電の発生防止効果がより大きくな
る。
【００１２】
【考案の効果】以上説明したように本考案の高圧放電灯
用ソケットは、導電板直下の絶縁物の厚さを厚くするこ
となく絶縁破壊や部分放電の発生を防止でき、ソケット
を小型で低コストのものとすることができる。
用ソケットは、導電板直下の絶縁物の厚さを厚くするこ
となく絶縁破壊や部分放電の発生を防止でき、ソケット
を小型で低コストのものとすることができる。
【図１】本考案の高圧放電灯用ソケットを示す底面図で
ある。
ある。
【図２】本考案の高圧放電灯用ソケットを示す斜視図で
ある。
ある。
【図３】本考案の高圧放電灯用ソケットを示す平面図で
ある。
ある。
【図４】本考案の高圧放電灯用ソケットを示す断面正面
図である。
図である。
【図５】本考案の高圧放電灯用ソケットを示す半断面平
面図である。
面図である。
【図６】本考案の高圧放電灯用ソケットを示す要部の断
面正面図である。
面正面図である。
【図７】本考案に対する従来の高圧放電灯用ソケットを
示す要部断面正面図である。
示す要部断面正面図である。
【図８】本考案に対する他の従来の高圧放電灯用ソケッ
トを示す要部の断面正面図である。
トを示す要部の断面正面図である。
【図９】本考案に対するさらに他の従来の高圧放電灯用
ソケットを示す要部の断面正面図である。
ソケットを示す要部の断面正面図である。
【符号の説明】 １ 本体 ２ 導電板 ５ ボディ ６ カバー ９ ランプピン挿入穴 １７ 導電板収納部 ２０ 突出部
Claims (1)
- 【請求項１】 ランプピン挿入穴に臨ませて一端にリー
ド線が接続された導電板を絶縁物である本体の内に納装
し、リード線は本体側壁から本体の外へ引き出され、本
体の取付面への取付時に取付面へ対向する本体の底面に
本体底面と取付面とを離間させる複数の突出部を設け、
この突出部を導電板との平面投影における距離が最大と
なる位置に設けたことを特徴とする高圧放電灯用ソケッ
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991037551U JP2564116Y2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 高圧放電灯用ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991037551U JP2564116Y2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 高圧放電灯用ソケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0515377U JPH0515377U (ja) | 1993-02-26 |
| JP2564116Y2 true JP2564116Y2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=12500661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991037551U Expired - Fee Related JP2564116Y2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 高圧放電灯用ソケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2564116Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55160992U (ja) * | 1979-05-07 | 1980-11-19 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6358777A (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-14 | 東芝ライテック株式会社 | ソケツト取付装置 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP1991037551U patent/JP2564116Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0515377U (ja) | 1993-02-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |