JP2563979B2 - 作業機械の動力伝達装置 - Google Patents
作業機械の動力伝達装置Info
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- clutch
- shaft
- brake
- auger
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D67/00—Combinations of couplings and brakes; Combinations of clutches and brakes
- F16D67/02—Clutch-brake combinations
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W10/00—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
- B60W10/02—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of driveline clutches
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60W30/18—Propelling the vehicle
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01H—STREET CLEANING; CLEANING OF PERMANENT WAYS; CLEANING BEACHES; DISPERSING OR PREVENTING FOG IN GENERAL CLEANING STREET OR RAILWAY FURNITURE OR TUNNEL WALLS
- E01H5/00—Removing snow or ice from roads or like surfaces; Grading or roughening snow or ice
- E01H5/04—Apparatus propelled by animal or engine power; Apparatus propelled by hand with driven dislodging or conveying levelling elements, conveying pneumatically for the dislodged material
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- B60W2510/18—Braking system
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自走式の除雪機の如き作業機械に係
り、特にそのオーガを駆動するための動力伝達装置に関
する。
り、特にそのオーガを駆動するための動力伝達装置に関
する。
この種の除雪機として、従来、例えば「実開昭59−51
814号公報」に見られるように、機体の左右両側部にク
ローラ形の走行体を配置するとともに、この気体の前部
にオーガを設け、このオーガの回転により掻き取った雪
を、排雪用のシュートを通じて吹き飛ばしつつ、前進走
行するものが知られている。
814号公報」に見られるように、機体の左右両側部にク
ローラ形の走行体を配置するとともに、この気体の前部
にオーガを設け、このオーガの回転により掻き取った雪
を、排雪用のシュートを通じて吹き飛ばしつつ、前進走
行するものが知られている。
ところで、この種の除雪機にあっては、除雪作業中に
作業者が除雪機から離れたり、操作レバーから手を離し
たりすると、オーガを自動的に停止させる、いわゆるデ
ッドマン対策が講じられている。すなわち、エンジンの
軸出力をオーガに伝える伝達系路上に、動力伝達を断続
するクラッチと、このクラッチが切れた際にオーガを制
動するブレーキを設けるとともに、除雪作業中、作業者
が把持するハンドルに上記クラッチの操作レバーを設け
ている。このものは、作業者が操作レバーを握っている
限りは、クラッチが繋がってブレーキが解除され、オー
ガにエンジンの軸出力が伝わるが、作業者が操作レバー
から手を離すと、クラッチが切れると同時にオーガに制
動力が加わり、このオーガを自動的に停止させるように
なっている。
作業者が除雪機から離れたり、操作レバーから手を離し
たりすると、オーガを自動的に停止させる、いわゆるデ
ッドマン対策が講じられている。すなわち、エンジンの
軸出力をオーガに伝える伝達系路上に、動力伝達を断続
するクラッチと、このクラッチが切れた際にオーガを制
動するブレーキを設けるとともに、除雪作業中、作業者
が把持するハンドルに上記クラッチの操作レバーを設け
ている。このものは、作業者が操作レバーを握っている
限りは、クラッチが繋がってブレーキが解除され、オー
ガにエンジンの軸出力が伝わるが、作業者が操作レバー
から手を離すと、クラッチが切れると同時にオーガに制
動力が加わり、このオーガを自動的に停止させるように
なっている。
そして、従来、オーガへの動力伝達を継続するクラッ
チとしては、動力伝達を遮断した際の引きずりトルクが
少ない乾式クラッチが用いられており、この乾式クラッ
チはクラッチプレートの潤滑が不要であるため、上記ブ
レーキと共に伝動ケース内の同一空間内に収容されてい
た。
チとしては、動力伝達を遮断した際の引きずりトルクが
少ない乾式クラッチが用いられており、この乾式クラッ
チはクラッチプレートの潤滑が不要であるため、上記ブ
レーキと共に伝動ケース内の同一空間内に収容されてい
た。
しかしながら、乾式クラッチは乾燥状態で使用される
ことから、特に除雪機のように湿気の多い低温の場所で
使用すると、クラッチプレートが錆付いたり、このクラ
ッチプレートに付着した霜が凍結する等して、クラッチ
が繋がったままとなることがある。このため、クラッチ
の引きずりやすべりの原因となるとともに、クラッチの
接続もスムーズに行なえなくなる不具合があり、この点
において改善の余地があった。
ことから、特に除雪機のように湿気の多い低温の場所で
使用すると、クラッチプレートが錆付いたり、このクラ
ッチプレートに付着した霜が凍結する等して、クラッチ
が繋がったままとなることがある。このため、クラッチ
の引きずりやすべりの原因となるとともに、クラッチの
接続もスムーズに行なえなくなる不具合があり、この点
において改善の余地があった。
したがって、本発明は、クラッチの錆付きや凍結を防
止することができ、作業機械部に対する駆動力の断続を
確実かつスムーズに行なえる作業機械の動力伝達装置の
提供を目的とする。
止することができ、作業機械部に対する駆動力の断続を
確実かつスムーズに行なえる作業機械の動力伝達装置の
提供を目的とする。
そこで、本発明においては、伝動ケース内に、エンジ
ンの軸出力によって回転駆動される駆動軸と、作業機械
部に連動する連動軸を収容し、これら駆動軸と連動軸と
をクラッチを介して連結するとともに、上記連動軸側に
はクラッチが切れて駆動軸からの動力伝達が断たれた際
に、この連動軸を制動するブレーキを設けた作業機械を
前提とし、 上記伝動ケース内を、仕切り壁により二室に区画し
て、この一方の室にクラッチを収容するとともに、他方
の室にブレーキを収容し、この一方の室に収容されるク
ラッチは、そのクラッチプレートが潤滑油にて潤滑され
る湿式クラッチとし、この湿式クラッチと上記ブレーキ
とを、クラッチが切れた際にブレーキを作動させるリン
ク機構を介して連動させたことを特徴としている。
ンの軸出力によって回転駆動される駆動軸と、作業機械
部に連動する連動軸を収容し、これら駆動軸と連動軸と
をクラッチを介して連結するとともに、上記連動軸側に
はクラッチが切れて駆動軸からの動力伝達が断たれた際
に、この連動軸を制動するブレーキを設けた作業機械を
前提とし、 上記伝動ケース内を、仕切り壁により二室に区画し
て、この一方の室にクラッチを収容するとともに、他方
の室にブレーキを収容し、この一方の室に収容されるク
ラッチは、そのクラッチプレートが潤滑油にて潤滑され
る湿式クラッチとし、この湿式クラッチと上記ブレーキ
とを、クラッチが切れた際にブレーキを作動させるリン
ク機構を介して連動させたことを特徴としている。
この構成によれば、湿式クラッチのクラッチプレート
は潤滑油にて潤滑され、その摩擦面が油膜にて覆われる
ので、たとえ作業機械を湿気の多い低温の場所で使用し
たり、長期間に亙り使用しないような状態が続いたとし
ても、クラッチプレートに錆が発生したり霜が付着する
ことはない。このため、クラッチの錆付きや凍結を未然
に防止でき、クラッチの引きずりやすべりを解消できる
とともに、クラッチの接続もスムーズに行なえる。
は潤滑油にて潤滑され、その摩擦面が油膜にて覆われる
ので、たとえ作業機械を湿気の多い低温の場所で使用し
たり、長期間に亙り使用しないような状態が続いたとし
ても、クラッチプレートに錆が発生したり霜が付着する
ことはない。このため、クラッチの錆付きや凍結を未然
に防止でき、クラッチの引きずりやすべりを解消できる
とともに、クラッチの接続もスムーズに行なえる。
以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづいて説明
する。
する。
第5図中符号1は除雪機の機体であり、この機体1の
前端部には前方に向って開口するオーガハウジング2が
設けられている。オーガハウジング2内には作業機械部
としてのオーガ3が収容されている。オーガ3はオーガ
軸4と一体に回転する螺旋状のオーガプレート5を備
え、このオーガ3は機体1に搭載したエンジン6によっ
て回転駆動される。
前端部には前方に向って開口するオーガハウジング2が
設けられている。オーガハウジング2内には作業機械部
としてのオーガ3が収容されている。オーガ3はオーガ
軸4と一体に回転する螺旋状のオーガプレート5を備
え、このオーガ3は機体1に搭載したエンジン6によっ
て回転駆動される。
また、機体1の左右両側部にはクローラ形の走行体7
が設けられており、この走行体7の駆動スプロケット8
も、上記オーガ3と同様にエンジン6によって回転駆動
される。
が設けられており、この走行体7の駆動スプロケット8
も、上記オーガ3と同様にエンジン6によって回転駆動
される。
なお、機体1の後部には、除雪および走行中に作業者
が把持するハンドル9が設けられている。
が把持するハンドル9が設けられている。
ところで、上記オーガ3および走行体7への動力伝達
系路については、第1図および第2図に詳図されてい
る。すなわち、機体1上には伝動ケース11が支持されて
おり、この伝動ケース11は前ケース12と後ケース13とに
分割されている。前ケース12の前端開口部には、オーガ
ハウジング2の後面に連なるインペラハウジング14が着
脱可能に連結されており、このインペラハウジング14に
よって前ケース12の前端開口部が閉塞されている。後ケ
ース13の上面にはエンジン6が重ねられている。このエ
ンジン6のクランク軸15は上下方向に縦置きされてお
り、このクランク軸15の下端部が後ケース13内に導入さ
れている。伝動ケース11内には、クランク軸15と直交し
て前後方向に延びる駆動軸16が回転自在に支持されてい
る。駆動軸16の後端は後ケース13内でクランク軸15の下
端と対向しており、これら両軸15,16は互いに噛み合う
一対の傘歯車17,18を介して連動されている。
系路については、第1図および第2図に詳図されてい
る。すなわち、機体1上には伝動ケース11が支持されて
おり、この伝動ケース11は前ケース12と後ケース13とに
分割されている。前ケース12の前端開口部には、オーガ
ハウジング2の後面に連なるインペラハウジング14が着
脱可能に連結されており、このインペラハウジング14に
よって前ケース12の前端開口部が閉塞されている。後ケ
ース13の上面にはエンジン6が重ねられている。このエ
ンジン6のクランク軸15は上下方向に縦置きされてお
り、このクランク軸15の下端部が後ケース13内に導入さ
れている。伝動ケース11内には、クランク軸15と直交し
て前後方向に延びる駆動軸16が回転自在に支持されてい
る。駆動軸16の後端は後ケース13内でクランク軸15の下
端と対向しており、これら両軸15,16は互いに噛み合う
一対の傘歯車17,18を介して連動されている。
また、この伝動ケース11内には、前後進の切換えを行
なうとともに、クランク軸15の回転を無段階的に変速し
て出力する差動遊星式の無段変速機20が組み込まれてい
る。向段変速機20は駆動軸16と平行をなす入力軸21と出
力軸22を備えている。入力軸21上には入力歯車23が設け
られており、この入力歯車23は駆動軸16と一体に回転す
る駆動歯車24と噛み合っている。この入力軸21の一端に
は入力円板25が連結されている。入力円板25は出力軸22
上のカム板26と離間対向しており、このカム板26は圧接
力調整カム機構19を介して出力軸22に連結されている。
なうとともに、クランク軸15の回転を無段階的に変速し
て出力する差動遊星式の無段変速機20が組み込まれてい
る。向段変速機20は駆動軸16と平行をなす入力軸21と出
力軸22を備えている。入力軸21上には入力歯車23が設け
られており、この入力歯車23は駆動軸16と一体に回転す
る駆動歯車24と噛み合っている。この入力軸21の一端に
は入力円板25が連結されている。入力円板25は出力軸22
上のカム板26と離間対向しており、このカム板26は圧接
力調整カム機構19を介して出力軸22に連結されている。
入力円板25とカム板26との間には、円錐状をなした複
数の遊星コーン27が介在されている。遊星コーン27の外
側にはリング28が設けられており、このリング28の内周
面に遊星コーン27の円錐面が転接している。また、遊星
コーン27はその外周縁が入力円板25の端面に転接してい
るとともに、この外周縁に連なる下面がカム板26の外周
縁に転接しており、上記クランク軸15からの動力伝達に
よって入力円板25が回転すると、遊星コーン27は自転し
ながら、リング28の内周面に沿って公転するようになっ
ている。そして、リング28は変速操作軸29に支持され
て、遊星コーン27の円錐面上を出力軸22の軸方向にスラ
イド可能に設けられており、このリング28の位置に応じ
て入力円板25とカム板26との間に差動現象が生じ、リン
グ28が想像線の位置に移動する程、カム板26の回転数が
増大するようになっている。
数の遊星コーン27が介在されている。遊星コーン27の外
側にはリング28が設けられており、このリング28の内周
面に遊星コーン27の円錐面が転接している。また、遊星
コーン27はその外周縁が入力円板25の端面に転接してい
るとともに、この外周縁に連なる下面がカム板26の外周
縁に転接しており、上記クランク軸15からの動力伝達に
よって入力円板25が回転すると、遊星コーン27は自転し
ながら、リング28の内周面に沿って公転するようになっ
ている。そして、リング28は変速操作軸29に支持され
て、遊星コーン27の円錐面上を出力軸22の軸方向にスラ
イド可能に設けられており、このリング28の位置に応じ
て入力円板25とカム板26との間に差動現象が生じ、リン
グ28が想像線の位置に移動する程、カム板26の回転数が
増大するようになっている。
なお、変速操作軸29は上記ハンドル9の操作パネル10
に設けた変速レバー37によってスライド操作される。
に設けた変速レバー37によってスライド操作される。
また、カム板26から出力軸22に伝えられた動力は、互
いに噛み合う一対の伝動歯車32を介して中間軸30に伝え
られ、この中間軸30は伝動ケース11内において、駆動ス
プロケット8の回転軸31と直交している。回転軸31上に
はウォーム歯車34が回転自在に設けられており、このウ
ォーム歯車34は中間軸30の外周に設けたウォーム33と噛
み合っている。さらに、回転軸31上には、軸方向にのみ
移動可能なドッグクラッチ35が設けられている。このド
ッククラッチ35は図示しないスプリングにより常時ウォ
ーム歯車34から離脱する方向に付勢されており、シフト
フォーク36によって回転軸31上を往復移動される。シフ
トフォーク36は上記ハンドル9に設けた走行用クラッチ
レバー38によって操作されるもので、この走行用クラッ
チレバー38を作業者が握ると、シフトフォーク36を介し
てドッグクラッチ35がウォーム歯車34に噛み合い、クラ
ンク軸15の軸出力が回転軸31に伝えられる。
いに噛み合う一対の伝動歯車32を介して中間軸30に伝え
られ、この中間軸30は伝動ケース11内において、駆動ス
プロケット8の回転軸31と直交している。回転軸31上に
はウォーム歯車34が回転自在に設けられており、このウ
ォーム歯車34は中間軸30の外周に設けたウォーム33と噛
み合っている。さらに、回転軸31上には、軸方向にのみ
移動可能なドッグクラッチ35が設けられている。このド
ッククラッチ35は図示しないスプリングにより常時ウォ
ーム歯車34から離脱する方向に付勢されており、シフト
フォーク36によって回転軸31上を往復移動される。シフ
トフォーク36は上記ハンドル9に設けた走行用クラッチ
レバー38によって操作されるもので、この走行用クラッ
チレバー38を作業者が握ると、シフトフォーク36を介し
てドッグクラッチ35がウォーム歯車34に噛み合い、クラ
ンク軸15の軸出力が回転軸31に伝えられる。
一方、上記インペラハウジング14には、前後方向に延
びる連動軸40が回転自在に支持されている。連動軸40の
前部はオーガハウジング2内に導入されており、この連
動軸40は互いに噛み合う一対の傘歯車41を介してオーガ
軸4と連動されている。また、連動軸40上には、オーガ
3が掻き取った雪をシュート39内に送り込むインペラ58
が取付けられており、この連動軸40の後端部はインペラ
ハウジング14を貫通して伝動ケース11内に導入されてい
る。この連動軸40は駆動軸16に対し同軸状に位置してお
り、これら駆動軸16と連動軸40との間には、駆動軸16側
からの動力伝達を断続するクラッチ42が設けられてい
る。
びる連動軸40が回転自在に支持されている。連動軸40の
前部はオーガハウジング2内に導入されており、この連
動軸40は互いに噛み合う一対の傘歯車41を介してオーガ
軸4と連動されている。また、連動軸40上には、オーガ
3が掻き取った雪をシュート39内に送り込むインペラ58
が取付けられており、この連動軸40の後端部はインペラ
ハウジング14を貫通して伝動ケース11内に導入されてい
る。この連動軸40は駆動軸16に対し同軸状に位置してお
り、これら駆動軸16と連動軸40との間には、駆動軸16側
からの動力伝達を断続するクラッチ42が設けられてい
る。
クラッチ42のクラッチハウジング43は駆動軸16上に軸
受44を介して回転自在に支持されており、このクラッチ
ハウジング43の内側には駆動軸16と一体に回転するクラ
ッチボス45が配置されている。クラッチボス45にはクラ
ッチプレート47が支持されており、このクラッチプレー
ト47と上記クラッチハウジング43に支持されたフリクシ
ョンプレート48とが交互に重ね合わされている。また、
クラッチハウジング43とクラッチボス45との間には、プ
レッシャプレート46が配置されている。プレッシャプレ
ート46は駆動軸16の軸方向にスライド可能に設けられ
て、クラッチボス45の外周部との間でフリクションプレ
ート48を挾み込んでおり、このプレッシャプレート46に
は複数の柱状突部49が突設されている。これら柱状突部
49はクラッチボス45を貫通して外方に突出されており、
その先端にプレッシャリング51がボルト締めされてい
る。プレッシャリング51は駆動軸16を取囲んで同軸状に
設けられており、このプレッシャリング51とプレッシャ
プレート46との間には、プレッシャプレート46をフリク
ションプレート48に押付ける方向に付勢するクラッチス
プリング52が介装されている。
受44を介して回転自在に支持されており、このクラッチ
ハウジング43の内側には駆動軸16と一体に回転するクラ
ッチボス45が配置されている。クラッチボス45にはクラ
ッチプレート47が支持されており、このクラッチプレー
ト47と上記クラッチハウジング43に支持されたフリクシ
ョンプレート48とが交互に重ね合わされている。また、
クラッチハウジング43とクラッチボス45との間には、プ
レッシャプレート46が配置されている。プレッシャプレ
ート46は駆動軸16の軸方向にスライド可能に設けられ
て、クラッチボス45の外周部との間でフリクションプレ
ート48を挾み込んでおり、このプレッシャプレート46に
は複数の柱状突部49が突設されている。これら柱状突部
49はクラッチボス45を貫通して外方に突出されており、
その先端にプレッシャリング51がボルト締めされてい
る。プレッシャリング51は駆動軸16を取囲んで同軸状に
設けられており、このプレッシャリング51とプレッシャ
プレート46との間には、プレッシャプレート46をフリク
ションプレート48に押付ける方向に付勢するクラッチス
プリング52が介装されている。
プレッシャリング51にはスラスト軸受53を介してクラ
ッチホーク54が当接しており、このクラッチホーク54は
上下方向に沿う回動軸55にボルト締めされている。回動
軸55の上端は伝動ケース11の外方に導出されており、こ
の導出端には回動アーム56が連結されている。回動アー
ム56は上記ハンドル9に設けた除雪用クラッチレバー57
によって回動操作されるもので、この回動アーム56は図
示しないリターンスプリングにより上記クラッチホーク
54を図中左側に押圧する方向に回動付勢されて、クラッ
チスプリング52を常時圧縮している。このため、除雪用
クラッチレバー57を作業者が握らない限り、クラッチ42
は切れている。そして、作業者が除雪用クラッチレバー
57を握ると、リターンスプリングに抗してクラッチホー
ク54が図中右方向に移動するから、クラッチスプリング
52が伸長してプレッシャプレート46をフリクションプレ
ート48に押し付け、このことによりクラッチ42が繋がる
ようになっている。
ッチホーク54が当接しており、このクラッチホーク54は
上下方向に沿う回動軸55にボルト締めされている。回動
軸55の上端は伝動ケース11の外方に導出されており、こ
の導出端には回動アーム56が連結されている。回動アー
ム56は上記ハンドル9に設けた除雪用クラッチレバー57
によって回動操作されるもので、この回動アーム56は図
示しないリターンスプリングにより上記クラッチホーク
54を図中左側に押圧する方向に回動付勢されて、クラッ
チスプリング52を常時圧縮している。このため、除雪用
クラッチレバー57を作業者が握らない限り、クラッチ42
は切れている。そして、作業者が除雪用クラッチレバー
57を握ると、リターンスプリングに抗してクラッチホー
ク54が図中右方向に移動するから、クラッチスプリング
52が伸長してプレッシャプレート46をフリクションプレ
ート48に押し付け、このことによりクラッチ42が繋がる
ようになっている。
また、駆動軸16の前端部には、クラッチハウジング43
に隣接してダンパハウジング60のボス部61が軸受62を介
して回転自在に支持されている。ダンパハウジング60は
クラッチハウジング43側が開口された皿状をなしてお
り、このダンパハウジング60内には、第7図に示すよう
に四個のゴムダンパ63が収容されている。各ゴムダンパ
63には嵌合孔64が形成されており、この嵌合孔64内にク
ラッチハウジング43に突設した嵌合突部65が嵌合されて
いる。したがって、クラッチハウジング43とダンパハウ
ジング60とは、ゴムダンパ63を介して連結されており、
このゴムダンパ63によりクラッチ42が繋がった際の衝撃
を吸収している。
に隣接してダンパハウジング60のボス部61が軸受62を介
して回転自在に支持されている。ダンパハウジング60は
クラッチハウジング43側が開口された皿状をなしてお
り、このダンパハウジング60内には、第7図に示すよう
に四個のゴムダンパ63が収容されている。各ゴムダンパ
63には嵌合孔64が形成されており、この嵌合孔64内にク
ラッチハウジング43に突設した嵌合突部65が嵌合されて
いる。したがって、クラッチハウジング43とダンパハウ
ジング60とは、ゴムダンパ63を介して連結されており、
このゴムダンパ63によりクラッチ42が繋がった際の衝撃
を吸収している。
ダンパハウジング60のボス部61は前ケース12の前端開
口部まで延長されており、このボス部61の前端部に上記
連動軸40の後端部がスプライン係合されている。また、
このボス部61の前端部にはドラムブレーキ66のドラム67
が固定されている。ドラム67の外側には円弧状をなすブ
レーキシュー68が設けられており、このブレーキシュー
68の一端は前ケース12に回動可能に枢支されている。そ
して、このブレーキシュー68はスプリング69によってド
ラム67側に向って回動付勢されており、そのライニング
70が常時ドラム67に押付けられている。
口部まで延長されており、このボス部61の前端部に上記
連動軸40の後端部がスプライン係合されている。また、
このボス部61の前端部にはドラムブレーキ66のドラム67
が固定されている。ドラム67の外側には円弧状をなすブ
レーキシュー68が設けられており、このブレーキシュー
68の一端は前ケース12に回動可能に枢支されている。そ
して、このブレーキシュー68はスプリング69によってド
ラム67側に向って回動付勢されており、そのライニング
70が常時ドラム67に押付けられている。
これらドラムブレーキ66およびクラッチ42が収容され
た前ケース12内は、前ケース12と一体の仕切り壁71によ
って第1の室72と第2の室73とに仕切られており、この
仕切り壁71を上記ボス部61が軸受74を介して回転自在に
貫通している。そして、前ケース12の前端開口部側の第
1の室72内にドラムブレーキ66が収容されているととも
に、後方の第2の室73内にクラッチ42が収容されてお
り、このため、上記クラッチ42としては、そのクラッチ
プレート47やフリクションプレート48を潤滑油で潤滑す
る湿式クラッチが用いられている。
た前ケース12内は、前ケース12と一体の仕切り壁71によ
って第1の室72と第2の室73とに仕切られており、この
仕切り壁71を上記ボス部61が軸受74を介して回転自在に
貫通している。そして、前ケース12の前端開口部側の第
1の室72内にドラムブレーキ66が収容されているととも
に、後方の第2の室73内にクラッチ42が収容されてお
り、このため、上記クラッチ42としては、そのクラッチ
プレート47やフリクションプレート48を潤滑油で潤滑す
る湿式クラッチが用いられている。
さらに、これらクラッチ42とドラムブレーキ66とは、
クラッチ42が切れた際にドラムブレーキ66を差動させる
リンク機構80によって連動されている。このリンク機構
80の詳細について第3図および第4図を加えて説明する
と、前ケース12にはブレーキカム81が回動可能に支持さ
れている。ブレーキカム81の一端には外周の一部を水平
に切り欠いてなるカム面82が形成されており、このカム
面82は上記ブレーキシュー68の一端に設けたカム受部83
と対向している。また、ブレーキカム81の他端は前ケー
ス12の外方に導出されており、この導出端には回動レバ
ー84が固定されている。回動レバー84には回動可能なブ
ラケット85を介してリンクレバー86の一端が連結されて
おり、このリンクレバー86の他端は上記回動アーム56に
連結されている。このため、ブレーキカム81はクラッチ
操作に伴う回動アーム56の動きに連動して回動される。
クラッチ42が切れた際にドラムブレーキ66を差動させる
リンク機構80によって連動されている。このリンク機構
80の詳細について第3図および第4図を加えて説明する
と、前ケース12にはブレーキカム81が回動可能に支持さ
れている。ブレーキカム81の一端には外周の一部を水平
に切り欠いてなるカム面82が形成されており、このカム
面82は上記ブレーキシュー68の一端に設けたカム受部83
と対向している。また、ブレーキカム81の他端は前ケー
ス12の外方に導出されており、この導出端には回動レバ
ー84が固定されている。回動レバー84には回動可能なブ
ラケット85を介してリンクレバー86の一端が連結されて
おり、このリンクレバー86の他端は上記回動アーム56に
連結されている。このため、ブレーキカム81はクラッチ
操作に伴う回動アーム56の動きに連動して回動される。
また、前ケース12には回動レバー84が当接するストッ
パ87がボルト88を介して締付け固定されている。このス
トッパ87はライニング70がドラム67に圧接している状態
において、回動レバー84の回動位置を規制して、ブレー
キカム81のカム面82とカム受部83との間に遊び89を形成
しており、この遊び89が最大となるように上記ストッパ
87の取付け姿勢がボルト88によって調整されている。
パ87がボルト88を介して締付け固定されている。このス
トッパ87はライニング70がドラム67に圧接している状態
において、回動レバー84の回動位置を規制して、ブレー
キカム81のカム面82とカム受部83との間に遊び89を形成
しており、この遊び89が最大となるように上記ストッパ
87の取付け姿勢がボルト88によって調整されている。
次に、上記構成の作用について説明する。
作業者が走行用クラッチレバー38および除雪用クラッ
チレバー57から手を離している状態では、ドッグクラッ
チ35とウォーム歯車34の噛み合いが解除され、走行体7
への動力伝達が遮断されている。それとともに、クラッ
チ42のプレッシャプレート46もリターンスプリングによ
ってクラッチスプリング43を圧縮する方向に押圧されて
いるから、クラッチプレート47とフリクションプレート
48との圧接が解除されており、このため、クラッチ42が
切れてオーガ3への動力伝達も遮断されている。
チレバー57から手を離している状態では、ドッグクラッ
チ35とウォーム歯車34の噛み合いが解除され、走行体7
への動力伝達が遮断されている。それとともに、クラッ
チ42のプレッシャプレート46もリターンスプリングによ
ってクラッチスプリング43を圧縮する方向に押圧されて
いるから、クラッチプレート47とフリクションプレート
48との圧接が解除されており、このため、クラッチ42が
切れてオーガ3への動力伝達も遮断されている。
この状態から除雪用クラッチレバー57を握り、回動ア
ーム56をリターンスプリングの付勢力に抗して回動させ
ると、プレッシャリング51が図示右側に逃げて、クラッ
チスプリング52が伸長し、プレッシャプレート46がフリ
クションプレート48に押付けられて、クラッチ42が繋が
る。
ーム56をリターンスプリングの付勢力に抗して回動させ
ると、プレッシャリング51が図示右側に逃げて、クラッ
チスプリング52が伸長し、プレッシャプレート46がフリ
クションプレート48に押付けられて、クラッチ42が繋が
る。
それとともに、回動アーム56が上記方向に回動される
と、リンクレバー86が矢印A方向に引張られ、このリン
クレバー86の動きが回動レバー84により回動運動に変換
されてブレーキカム81に伝えられる。すると、ブレーキ
カム81が徐々に反時計回り方向に回動し、このブレーキ
カム81のカム面82は第4図に示すように、クラッチ42が
切れる以前にブレーキシュー68のカム受部83に接触し、
ライニング70をドラム72から離間する方向に押し上げ
る。このため、クラッチ42が繋がった時点では、連動軸
40への制動力の付与が完全に解除されるから、駆動軸16
の回転がクラッチハウジング43からダンパハウジング60
およびそのボス部61を通じて連動軸40に伝えられ、オー
ガ3が回転する。そして、このオーガ3の回転によって
掻き取られた雪は、オーガハウジング2の中央部に掻き
寄せられるとともに、インペラ58の回転によりシュート
39を通じて外方に吹き飛ばされる。
と、リンクレバー86が矢印A方向に引張られ、このリン
クレバー86の動きが回動レバー84により回動運動に変換
されてブレーキカム81に伝えられる。すると、ブレーキ
カム81が徐々に反時計回り方向に回動し、このブレーキ
カム81のカム面82は第4図に示すように、クラッチ42が
切れる以前にブレーキシュー68のカム受部83に接触し、
ライニング70をドラム72から離間する方向に押し上げ
る。このため、クラッチ42が繋がった時点では、連動軸
40への制動力の付与が完全に解除されるから、駆動軸16
の回転がクラッチハウジング43からダンパハウジング60
およびそのボス部61を通じて連動軸40に伝えられ、オー
ガ3が回転する。そして、このオーガ3の回転によって
掻き取られた雪は、オーガハウジング2の中央部に掻き
寄せられるとともに、インペラ58の回転によりシュート
39を通じて外方に吹き飛ばされる。
ところで、上記構成においては、クラッチ42と、ドラ
ムブレーキ66とを、仕切り壁71によって区画された第1
の室72と第2の室73の二室に別々に収容し、このクラッ
チ42を潤滑油中にて使用される湿式クラッチとしたの
で、互いに摩擦し合うクラッチプレート47やフリクショ
ンプレート48は、乾燥することなく油膜によって覆われ
ることになる。このため、除雪機のように湿気の多い低
温の場所で使用したり、春先から冬にかけての長期間に
亙り使用しない状態が続いても、クラッチプレート47や
フリクションプレート48に錆が発生したり、霜が付着す
ることはなく、クラッチ42の錆付きや凍結を未然に防止
することができる。
ムブレーキ66とを、仕切り壁71によって区画された第1
の室72と第2の室73の二室に別々に収容し、このクラッ
チ42を潤滑油中にて使用される湿式クラッチとしたの
で、互いに摩擦し合うクラッチプレート47やフリクショ
ンプレート48は、乾燥することなく油膜によって覆われ
ることになる。このため、除雪機のように湿気の多い低
温の場所で使用したり、春先から冬にかけての長期間に
亙り使用しない状態が続いても、クラッチプレート47や
フリクションプレート48に錆が発生したり、霜が付着す
ることはなく、クラッチ42の錆付きや凍結を未然に防止
することができる。
よって、クラッチ42の引きずりやすべり等を解消する
ことができ、クラッチ42の機能が機能が損われずに済む
とともに、クラッチ42の接続もスムーズに行なうことが
できる。
ことができ、クラッチ42の機能が機能が損われずに済む
とともに、クラッチ42の接続もスムーズに行なうことが
できる。
また、上記実施例の場合、ブレーキカム81のカム面82
とブレーキシュー68のカム受部83との間に遊び89を設け
たので、ライニング70の摩耗によりカム受部83とカム面
82との位置関係に変化が生じても、この変化分を吸収す
ることができる。このため、クラッチ42が切れている際
に、ライニング70がドラム67から離間することもなく、
このライニング70が摩耗しても、連動軸40の制動性能を
充分に確保することができる。
とブレーキシュー68のカム受部83との間に遊び89を設け
たので、ライニング70の摩耗によりカム受部83とカム面
82との位置関係に変化が生じても、この変化分を吸収す
ることができる。このため、クラッチ42が切れている際
に、ライニング70がドラム67から離間することもなく、
このライニング70が摩耗しても、連動軸40の制動性能を
充分に確保することができる。
さらに、クラッチ42と比較した場合に、保守点検の頻
度が高いドラムブレーキ66をクラッチ42の外側、つま
り、前ケース12の前端開口部側に設けたので、この前ケ
ース12からインペラハウジング14を取外すのみで、ドラ
ムブレーキ66を露出させることができる。このため、ド
ラムブレーキ66の保守点検の毎にクラッチ42を取外す必
要もなくなり、その分、点検作業を容易に行なえる。
度が高いドラムブレーキ66をクラッチ42の外側、つま
り、前ケース12の前端開口部側に設けたので、この前ケ
ース12からインペラハウジング14を取外すのみで、ドラ
ムブレーキ66を露出させることができる。このため、ド
ラムブレーキ66の保守点検の毎にクラッチ42を取外す必
要もなくなり、その分、点検作業を容易に行なえる。
なお、本発明に係る作業機械は、オーガを備えた自走
式の除雪機に特定されるものではなく、例えば庭等の芝
や雑草類を刈り取る回転刃を備えた芝刈り機であっても
同様に実施可能である。
式の除雪機に特定されるものではなく、例えば庭等の芝
や雑草類を刈り取る回転刃を備えた芝刈り機であっても
同様に実施可能である。
〔発明の効果〕 以上詳述した本発明によれば、作業機械を湿気の多い
低温の場所で使用したり、長期間に亙って使用しないよ
うな状態が続いたとしても、クラッチプレートの錆付き
や凍結を防止することができる。このため、クラッチの
引きずりやすべり等を解消できるとともに、クラッチの
接続もスムーズに行なえる利点がある。
低温の場所で使用したり、長期間に亙って使用しないよ
うな状態が続いたとしても、クラッチプレートの錆付き
や凍結を防止することができる。このため、クラッチの
引きずりやすべり等を解消できるとともに、クラッチの
接続もスムーズに行なえる利点がある。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はオーガへの動
力伝達系路を一部断面した側面図、第2図は伝動ケース
内の断面図、第3図はドラムブレーキ回りを一部断面し
た正面図、第4図はブレーキとクラッチの作動タイミン
グを示す作動説明図、第5図は除雪機の側面図、第6図
は除雪機の正面図、第7図は第2図中VII−VII線に沿う
断面図である。 3……作業機械部(オーガ)、6……エンジン、11……
伝動ケース、16……駆動軸、40……連動軸、42……クラ
ッチ、47……クラッチプレート、48……フリクションプ
レート、66……ドラムブレーキ、71……仕切り壁、72…
…第1の室、73……第2の室、80……リンク機構。
力伝達系路を一部断面した側面図、第2図は伝動ケース
内の断面図、第3図はドラムブレーキ回りを一部断面し
た正面図、第4図はブレーキとクラッチの作動タイミン
グを示す作動説明図、第5図は除雪機の側面図、第6図
は除雪機の正面図、第7図は第2図中VII−VII線に沿う
断面図である。 3……作業機械部(オーガ)、6……エンジン、11……
伝動ケース、16……駆動軸、40……連動軸、42……クラ
ッチ、47……クラッチプレート、48……フリクションプ
レート、66……ドラムブレーキ、71……仕切り壁、72…
…第1の室、73……第2の室、80……リンク機構。
Claims (1)
- 【請求項1】伝動ケース内に、エンジンの軸出力によっ
て回転駆動される駆動軸と、作業機械部に連動する連動
軸を収容し、これら駆動軸と連動軸とをクラッチを介し
て連結するとともに、上記連動軸側にはクラッチが切れ
て駆動軸からの動力伝達が断たれた際に、この連動軸を
制動するブレーキを設けた作業機械において、 上記伝動ケース内を、仕切り壁により二室に区画して、
この一方の室にクラッチを収容するとともに、他方の室
にブレーキを収容し、この一方の室に収容されるクラッ
チは、そのクラッチプレートが潤滑油にて潤滑される湿
式クラッチとし、この湿式クラッチと上記ブレーキと
を、クラッチが切れた際にブレーキを作動させるリンク
機構を介して連動させたことを特徴とする作業機械の動
力伝達装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63153513A JP2563979B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | 作業機械の動力伝達装置 |
US07/369,748 US5000302A (en) | 1988-06-23 | 1989-06-22 | Power transmitting device for working machinery |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63153513A JP2563979B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | 作業機械の動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01322006A JPH01322006A (ja) | 1989-12-27 |
JP2563979B2 true JP2563979B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=15564182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63153513A Expired - Fee Related JP2563979B2 (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | 作業機械の動力伝達装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5000302A (ja) |
JP (1) | JP2563979B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5351778A (en) * | 1991-08-30 | 1994-10-04 | Kaaz Corporation | Automotive working machine of radio control type |
JP3868586B2 (ja) * | 1997-08-08 | 2007-01-17 | 株式会社 神崎高級工機製作所 | 車軸駆動装置 |
US6039162A (en) | 1999-01-22 | 2000-03-21 | Mtd Products Inc | Clutch retaining device |
CA2338023C (en) * | 2000-03-01 | 2006-08-22 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Power transmission system for snow-removing machine |
JP3771458B2 (ja) * | 2000-07-31 | 2006-04-26 | 本田技研工業株式会社 | 除雪機の過負荷防止装置 |
US6578292B2 (en) * | 2001-02-15 | 2003-06-17 | Deere & Company | Snowblower controls |
US6948577B2 (en) * | 2001-11-06 | 2005-09-27 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Electric vehicle |
US6651529B1 (en) * | 2002-07-02 | 2003-11-25 | Hydro-Gear Limited Partnership | Hydrostatic transmission |
JP4202792B2 (ja) * | 2002-09-13 | 2008-12-24 | 本田技研工業株式会社 | 除雪機の過負荷防止装置 |
US8235858B1 (en) | 2009-07-02 | 2012-08-07 | Hydro-Gear Limited Partnership | Gear drive |
US8844172B2 (en) * | 2012-04-12 | 2014-09-30 | Mtd Products Inc | Three-stage snow thrower |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1445151A (en) * | 1919-04-25 | 1923-02-13 | Sullivan Machinery Co | Rotating mechanism |
US2786560A (en) * | 1953-08-07 | 1957-03-26 | Lambert & Brake Corp | Clutch and brake combination for power transmission systems of farm tractors and thelike |
US2799182A (en) * | 1956-09-21 | 1957-07-16 | Butler Frank David | Pressure variable ratio combined hydrodynamical and compounded planetary transmission |
US2899032A (en) * | 1957-05-23 | 1959-08-11 | Bock Laundry Machine Company | Drive and control for rotatable members |
US2968198A (en) * | 1958-06-26 | 1961-01-17 | Clifford M Marsh | Front wheel drive and steering unit |
US3179217A (en) * | 1962-12-06 | 1965-04-20 | Lipe Rollway Corp | Sealed oil pull clutch with brake |
US3685371A (en) * | 1971-04-05 | 1972-08-22 | James W Crooks | Reversing transmission |
BE792537A (fr) * | 1971-12-10 | 1973-03-30 | Clark Equipment Co | Transmission mecanique |
US4122652A (en) * | 1976-07-16 | 1978-10-31 | Outboard Marine Corporation | Lawn mower blade clutch and brake |
US4255879A (en) * | 1979-03-19 | 1981-03-17 | Amf Incorporated | Snow blower dead man control |
-
1988
- 1988-06-23 JP JP63153513A patent/JP2563979B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-06-22 US US07/369,748 patent/US5000302A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5000302A (en) | 1991-03-19 |
JPH01322006A (ja) | 1989-12-27 |
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