JP2563642Y2 - 移動体の検知装置 - Google Patents

移動体の検知装置

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JP2563642Y2
JP2563642Y2 JP1992003271U JP327192U JP2563642Y2 JP 2563642 Y2 JP2563642 Y2 JP 2563642Y2 JP 1992003271 U JP1992003271 U JP 1992003271U JP 327192 U JP327192 U JP 327192U JP 2563642 Y2 JP2563642 Y2 JP 2563642Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は移動体の検知装置に関
し、特に、移動体が移動する時に発生する移動体周囲の
気体の流れの変化によって移動体の通過を検出する移動
体の検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外部からの人の侵入を検出して防
犯を行うセキュリティシステムが実用化されている。こ
のようなセキュリティシステムにおいては、施錠後の扉
の開閉や窓の開閉、あるいは室内に設けたセンサによる
人の侵入や移動を検出することが行われている。
【0003】扉の開閉や、窓の開閉の検出については、
従来、接点式のセンサを扉や窓に取り付けておき、施錠
後に開閉された時にはこのセンサから信号が出力される
ようにし、この信号によって警報器を動作させることが
一般的に行われている。
【0004】また、内部に進入、或いは侵入した人の従
来の人の検出方法としては、赤外線方式のセンサを用い
る方法や、人の発生する熱を検出する感熱センサが用い
る方法がある。すなわち、赤外線を人の通る範囲に向け
て放射し、通常とは異なる反射があった場合に警報を発
するものや、監視範囲に人が発生する熱が検出された時
に警報を発するものが一般的に使用されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
接点式の検出方式では、扉や窓の開閉のみしか検出する
ことができず、また、扉の可動部に取り付けなければな
らないので、取付位置の制約があるという問題点があ
る。更に、赤外線方式や感熱方式の人の検出方式では、
扉の開閉や窓が破られたことを検出することができず、
コストも高いという問題があった。また、感熱方式の検
出では、物体の通過は検出することができなかった。す
なわち、従来、静止物体の移動と人の移動の検出の両方
を検出できる安価な検知装置はなかった。
【0006】そこで、本考案は、扉の開閉と人の通過の
両方を同じ検出方法によって検知することができる簡易
的でコストの安い移動体の検知装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本考
案の移動体の検知装置は、移動体の移動による気体の流
速の変化を検出することにより、移動体の存在を検出す
る移動体の検知装置であって、移動体の内、移動範囲に
制限のない移動体の移動範囲近傍に設けられた第2の
速センサと、移動体の内、移動範囲に制限のある移動体
の移動範囲内であって、移動範囲に制限のない移動体の
移動による気体の流速の変化の影響を受けない領域に設
けられた、少なくとも1個の第1の流速センサと、これ
ら第1、第2の流速センサの出力を記憶する記憶手段
と、記憶した所定時間前の出力と現在の出力とを比較す
ることにより、第1、第2の流速センサの出力の変化が
過渡的なものか否かを判定する過渡応答判定手段と、
2の流速センサの出力に過渡的な変化があり、第1の流
速センサの出力に過渡的な変化がない場合に、移動範囲
に制限のない移動体の通過があったと判定して信号を出
力する移動体判定手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】本考案の移動体の検知装置によれば、移動範囲
に制限のある移動体の移動範囲近傍に設けられた第2の
流速センサと、移動範囲に制限のない移動体の移動範囲
内であって、移動範囲に制限のある移動体の移動による
気体の流速の変化の影響を受けない領域に設けられた、
少なくとも1個の第1の流速センサの出力が記憶手段に
よって記憶され、記憶した所定時間前の出力と現在の出
力とを比較することにより、流速センサの出力の変化が
過渡的なものか否かが過渡応答判定手段によって判定さ
れ、第2の流速センサの出力に過渡的な変化があり、第
1の流速センサの出力に過渡的な変化がない場合に、移
動範囲に制限のない移動体の通過があったと移動体判定
手段によって判定される。
【0009】
【実施例】以下添付図面を用いて本考案の実施例を詳細
に説明する。
【0010】図1は本考案の移動体の検知装置の一実施
例の構成を示すブロック回路図である。図において1は
第1流速センサ、2は第2流速センサ、3は出力検出回
路、4はタイマー回路、5は出力保持回路、6は比較回
路、7はリセット回路、8は判定回路、9はアラーム装
置を示している。
【0011】第1、第2流速センサ1,2としては、例
えば、白金抵抗体を用いた熱線式流速センサを使用する
ことができる。この第1、第2流速センサ1,2の設置
位置は、図2にその一例が示されるように、部屋の扉1
0の近傍の壁面等が考えられる。この実施例のように流
速センサを2個使用するのは、検出精度を向上させるた
めであり、この実施例では第1流速センサ1が扉10の
上部近傍の壁面に設置され、第2流速センサ2が床から
人の身長以下の高さ程度の壁面に取り付けられている。
【0012】第1、第2流速センサ1,2からの出力信
号は出力検出回路3に入力される。出力検出回路3に
は、タイマー回路4と出力保持回路5、および比較回路
6が接続されており、第1、第2流速センサ1,2から
の出力の検出値は、比較回路6に出力されると共に、出
力保持回路5に出力されて一時的に保持されるようにな
っている。そして、第1、第2流速センサ1,2の出力
に変化があると、タイマー回路4が作動され、タイマー
4に設定された所定時間経過後に、出力保持回路5に保
持された所定時間前の第1、第2流速センサ1,2から
の出力の検出値が比較回路6に出力される。比較回路6
では出力保持回路5からの出力信号と出力検出回路3か
らの現在の第1、第2流速センサ1,2の出力信号の検
出値との比較が行われ、第1、第2流速センサ1,2か
らの出力信号がノイズであるのか、扉の開閉による出力
か、あるいは人の進入(侵入)による出力か否かの判定
が行われ、その結果が出力される。また、第1、第2流
速センサ1,2によって検出された信号がノイズと判定
された場合にはリセット回路7に信号が出力され、出力
保持回路5に保持された所定時間以前の出力変化値のリ
セットが行われる。
【0013】比較回路6からの出力(扉の開閉信号、人
の進入(侵入)信号)は判定回路8に入力される。判定
回路8には扉の施錠信号が入力されるようになってお
り、比較回路6からの出力が扉の施錠信号が入力されて
いる状態で受信された時には、異常状態と判定してアラ
ーム装置9を作動させたり、アラーム装置9に接続する
セキュリティ会社への通知が行われる。
【0014】図3は、図2に示すように、扉10の開閉
が行われた時の第1、第2流速センサ1,2の出力信号
の変化を示すものであり、図3(a) が第1流速センサ1
の出力特性、(b) が第2流速センサ2の出力特性を示す
ものである。
【0015】扉の開閉が行われると、図3(a) ,(b) に
示すように60〜120mVの過渡的な出力が得られ
る。第1流速センサ1は人の背丈より高い位置に設置さ
れているので、人の進入(侵入)による変化はほとんど
ない。一方、図3(b) に示すように、人の背丈以内に設
置された第2流速センサ2では、扉10の開と閉を示す
過渡信号の間に、人の通過によって発生する空気の流れ
を示す20〜30mVの出力が見られる。従って、この
ような過渡的な信号の変化によって、扉の開閉および人
の進入(侵入)を判定することができる。
【0016】次に、第1、第2流速センサ1,2が検出
するノイズの代表的な例として、部屋に設置されたエア
コンディショナ可動時の風の影響について説明する。図
4はエアコンディショナが最大能力で作動状態にある部
屋における第1、第2流速センサ1,2の検出波形の変
化を示すものである。図4においても、(a) が第1流速
センサ1の出力特性、(b) が第2流速センサ2の出力特
性を示している。この図から判るように、エアコンディ
ショナは部屋の壁面の上部に取り付けられているので、
エアコンディショナからの風は第1流速センサ1の出力
に影響する。そして、エアコンディショナからの風の影
響は、出力的には20〜30mV程度あり、図3に示し
た人の進入(侵入)による空気の移動と同程度の出力が
第1流速センサ1から得られる。
【0017】しかしながら、一般的にエアコンディショ
ナの制御特性は、設定温度に達するまでの1〜10分程
度の間は送風が継続され、その後に停止するといった比
較的長い時間間隔の送風制御である。従って、エアコン
ディショナからの送風時間が10秒未満であるというこ
とはないため、図1に示した実施例では、第1、第2流
速センサ1,2の出力が10mV以上でタイマー回路4
を作動させ、10秒から1分の後の出力と第1、第2流
速センサ1,2からの出力値とを比較し、その時の第
1、第2流速センサ1,2からの出力値に変化がない場
合はノイズと判定するようにし、その時の第1、第2流
速センサ1,2からの出力値が10mV以下であれば人
の進入(侵入)、または扉の開閉と判定することによ
り、エアコンディショナからのノイズの影響を除外して
いる。
【0018】なお、前述の実施例では2つの流速センサ
1,2を用いて移動体を検知する装置を説明したが、流
速センサの数は1個でも検出が可能であり、また、多い
場合には検出の精度が向上することになる。従って、本
考案の移動体の検知装置においては、流速センサの数は
限定されるものではない。
【0019】更に、前述の実施例では第1、第2流速セ
ンサ1,2を扉の近傍に設置した例を説明したが、流速
センサの設置位置も特に限定されるものではなく、検出
したい物体、あるいは人の移動する位置に応じて設置す
れば良い。
【0020】このように、本考案の移動体の検知装置に
よれば、1種類のセンサと簡便な装置構成で人の進入
(侵入)と入口の開閉の両方を、ノイズの影響を取り除
きつつ検知することができ、その効果は大である。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
1種類のセンサを用いて、扉の開閉と人の通過の両方を
同じ検出方法によって検知することができ、しかも装置
が簡易的でコストが安いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の移動体の検知装置の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の流速センサの取付位置の一例を示す斜視
図である。
【図3】扉の開閉と開閉された扉を人が通過した時の空
気の流速の変化を示す波形図であり、(a) は第1流速セ
ンサの出力波形図、(b) は第2流速センサの出力波形図
である。
【図4】エアコンディショナが作動した時の扉付近の空
気の流速の変化を示す波形図であり、(a) は第1流速セ
ンサの出力波形図、(b) は第2流速センサの出力波形図
である。
【符号の説明】
1 第1流速センサ 2 第2流速センサ 3 出力検出回路 4 タイマー回路 5 出力保持回路 6 マグネット 7 リセット回路 8 判定回路 9 アラーム装置 10 扉

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の移動による気体の流速の変化を
    検出することにより、移動体の存在を検出する移動体の
    検知装置であって、 前記移動体の内、移動範囲に制限のない移動体の移動範
    囲近傍に設けられた第2の流速センサと、前記移動体の内、移動範囲に制限のある移動体の移動範
    囲内であって、前記移動範囲に制限のない移動体の移動
    による気体の流速の変化の影響を受けない領域に設けら
    れた、少なくとも1個の第1の流速センサと、 これら第1、第2の 流速センサの出力を記憶する記憶手
    段と、 記憶した所定時間前の出力と現在の出力とを比較するこ
    とにより、前記第1、第2の流速センサの出力の変化が
    過渡的なものか否かを判定する過渡応答判定手段と、 前記第2の流速センサの出力に過渡的な変化があり、前
    記第1の流速センサの出力に過渡的な変化がない場合
    に、移動範囲に制限のない移動体の通過があったと判定
    して信号を出力する移動体判定手段と、 を備えることを特徴とする移動体の検知装置。
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