JP2563536Y2 - せん断機の回転軸構造 - Google Patents

せん断機の回転軸構造

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JP2563536Y2
JP2563536Y2 JP1990118659U JP11865990U JP2563536Y2 JP 2563536 Y2 JP2563536 Y2 JP 2563536Y2 JP 1990118659 U JP1990118659 U JP 1990118659U JP 11865990 U JP11865990 U JP 11865990U JP 2563536 Y2 JP2563536 Y2 JP 2563536Y2
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rotary shaft
shearing machine
spacer
rotary
shaft structure
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三男 大川
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はステンレス鋼帯の縁切りに好適なせん断機の
回転軸に関する。
(従来の技術) 第5図は従来のせん断機の回転軸構造を示し、水平に
保持された回転軸100には、一対の回転刃101,102が間隔
を置いて取付けられ、これら回転刃101,102間に回転刃
より僅かに小径とされた押えロール103…が配置されて
いる。
回転刃101,102は鍔付きカップリング104に固定され、
カップリング104は内蔵した油を小さなプランジャ105で
圧縮することにより内径が縮み、強い力で回転軸100に
嵌合する。
一方、押えロール103…はせん断中にワークを押える
作用を為すが、軸方向に移動することは好ましくないの
で円筒状のスペーサ106…を入れて軸方向の移動を防止
している。
従って、押えロール103…はスペーサ106…を介して一
対のカップリング104,104で位置決めされている。
この状態でステンレス帯鋼等のワークに回転軸構造を
押し当てることにより回転刃101,102でワークを所定幅
で切断することができる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、ワークの切断幅は一定でなく、需要者の要
求などで随時変えなければならない。
幅替えの時には、一方の回転刃101のカップリング104
を外し、その方向に押えロール103…、スペーサ106…を
外し、新しい幅に見合ったスペーサに換えて再組立して
いる。
従って、作業が繁雑で且つ作業時間が長くなり、生産
量を上げ難い。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本考案は、スペーサを弾性部材
とし、その円周上に少なくとも一箇所の切込み部を設け
たことを特徴とする。
更に、少なくとも一対の押えロールの間にはスペーサ
が介設されず、この回転軸の露出部に、有端弾性体リン
グとこのリングを回転軸へ押圧するバンドとからなるス
トッパ部材が当該押えロールに添って取付けたことを特
徴とする。
(作用) 刃間隔の設定替えには、スペーサを回転軸から径外方
へ取外す。そして、新たなスペーサを径内方へ取付けれ
ば良い。
更に、ストッパ部品を備えた回転軸構造において小規
模な刃間隔の設定替えには、スペーサを外さずに、スト
ッパ部材のバンドを緩めて、バンドを移動し、バンドを
再固定することで対応できるので、作業時間はごく短く
なる。
(実施例) 本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明す
る。
第1図は本考案のベースとなるせん断機の回転軸構造
図であり、回転軸1には、従来の技術の項で述べたと同
様な一対の回転刃2,3、これら回転刃を支える油圧式カ
ップリング4,4、僅かに小径な押えロール5〜9が配置
され、切込み部10が設けられて有端環状をなす円筒状の
スペーサ11…が上記押えロール5〜9のスラスト止めと
して介設されている。
第2図(a),(b)は本考案のスペーサの斜視図で
あり、スペーサ11はゴムやプラスチック等の弾性部材か
らなり、切込み部10はオス部10aとメス部10bとの嵌合体
であって、第2図(a)が嵌合状態、第2図(b)が分
離状態を示す。
以上の構成からなるせん断機の回転軸構造の作用を次
に述べる。
第1図の状態で、押えロール5〜9でワークを押えつ
つ、一対の回転刃2,3にてステンレス鋼帯などの縁切り
を実施する。
回転刃2,3の間隔を拡げるには、一方の回転刃2のハ
ウジング4を緩めて、第2図(a)の状態にあるスペー
サ11を第2図(b)の状態にして回転軸1から取外す。
そして、回転刃2,3及び押えロール5〜9を所定間隔
にセットし直し、これにマッチした幅のスペーサを第2
図(b)→第2図(a)の要領で回転軸1にセットすれ
ば良い。
第3図は本考案の実施例に係る回転軸構造図であり、
この回転軸1は、略中央の一対の押えロール6,7間のス
ペーサ11が除かれていて、ここにストッパ部材12,12が
代替されたことを特徴とする。
第4図(a),(b)はストッパ部材の分解図であ
り、ストッパ部材12はリングの一箇所を切断したような
有端弾性体リング13とこのリング13を回転軸1へ押圧す
るバンド14とからなっていて、第4図(a)はセット状
態、第4図(b)は分解状態を示し、第4図(b)では
リング13は自在に回転軸1に着脱できる。
この実施例の作用を次に述べる。第3図において、回
転刃2,3の間隔を変更する場合には、ストッパ部材12,12
を緩め、カップリング4,4を軸方向に所望なだけ移動
し、この移動が小規模であれば、スペーサ11…の交換を
為すことなく、押えロール5,6及びスペーサ11を矢印
方向に移動し、押えロール7〜9及びスペーサ11,11を
矢印方向に移動した後に、ストッパ部材12,12を回転
軸1に固定して押えロール6,7を固定すれば良い。
刃間隔を大きく変更する場合には、スペーサ11…の着
脱交換は第1図及び第2図に示した要領で実施し、その
後にストッパ部材12,12で押えロール6,7のスラスト止め
を為せば良い。
即ち、第3図,第4図に示した別実施例によれば、押
えロール5〜9のピッチは完全同一ではないが、回転刃
2,3の間隔の変更量は押えロール6,7の間隔(第3図で示
す寸法T)変更で吸収できるので小規模な設定替えはご
く短時間に済ませることができる。そして、スペーサ11
も小刻みに多種類を整える必要は無く、もって、実施例
は構成部品数の大幅な削減をも図るものである。
(考案の効果) 以上に述べた通り本考案は、径方向に着脱自在に切込
み部付きスペーサを採用したことにより、刃間隔の変更
作業が容易になり、更に、これにストッパ部材構造を取
入れることにより、切込み部付きスペーサの種類を減少
せしめ且つ、設定替え時間を更に短縮して、せん断作業
の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のベースとなるせん断機の回転軸構造
図、 第2図(a),(b)は本考案のスペーサの斜視図、 第3図は本考案の別実施例に係る回転軸構造図、 第4図(a),(b)はストッパ部材の分解図、 第5図は従来のせん断機の回転軸構造図。 1……回転軸、2,3……回転刃、 5〜9……押えロール、10……切込み部 11……スペーサ、12……ストッパ部材 13……有端弾性体リング 14……バンド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隔をおいて並んだ一対の回転刃でワーク
    の縁切りをなすせん断機において、 上記回転刃が固定された回転軸には、回転刃相互間に、
    回転刃より僅かに小さな外径とされたディスク状の押え
    ロールと円筒状のスペーサが交互に密に介設され、 但し、上記押えロールのうち、少なくとも一対の押えロ
    ールの間にはスペーサが介設されず、この回転軸の露出
    部に、有端弾性体リングとこのリングを回転軸へ押圧す
    るバンドとからなるストッパ部材が当該押えロールに添
    って取付けられ、 上記円筒状のスペーサは、弾性部材とされ円周上に少な
    くとも一箇所の切込み部を有し、この切込み部によって
    回転軸に径方向に着脱自在とされていることを特徴とし
    たせん断機の回転軸構造。
JP1990118659U 1990-11-13 1990-11-13 せん断機の回転軸構造 Expired - Lifetime JP2563536Y2 (ja)

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JPH0476315U JPH0476315U (ja) 1992-07-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5943053U (ja) * 1982-09-14 1984-03-21 株式会社東芝 配線用しや断器
JPS6264774A (ja) * 1985-09-09 1987-03-23 有限会社 千代田工作所 ホツパ−の排出口開閉装置

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Publication number Publication date
JPH0476315U (ja) 1992-07-03

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