JP2563408Y2 - インクジェットプロッタのベイルロ−ラ支持機構 - Google Patents

インクジェットプロッタのベイルロ−ラ支持機構

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JP2563408Y2
JP2563408Y2 JP2522691U JP2522691U JP2563408Y2 JP 2563408 Y2 JP2563408 Y2 JP 2563408Y2 JP 2522691 U JP2522691 U JP 2522691U JP 2522691 U JP2522691 U JP 2522691U JP 2563408 Y2 JP2563408 Y2 JP 2563408Y2
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roller
bail
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platen roller
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定美 小山
栄一 山田
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Mutoh Industries Ltd
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Mutoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はインクジェットプロッタ
のベイルローラ支持機構に関する。
【0002】
【従来技術】従来のインクジェットプロッタは図4に示
す如く、プラテンローラ3表面に搬送した用紙4をイン
クジェット型印字ヘッド1によって印字している。この
インクジェットプロッタにおいて、プラテンローラ3の
印字付近で用紙4が浮いてしまうと、印字ヘッド1と用
紙4との間のインク噴射距離が変化してしまい、正確に
印字あるいは作図ができなくなってしまう。そのため、
図4に示す如く、ベイルローラ2によって用紙4をプラ
テンローラ3の表面に押し付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】従来のベイルローラ
支持機構は、一対の支持アームにベイルローラを回転自
在に架設した構成である。そのため、長尺のベイルロー
ラをプラテンローラから離反させるとベイルローラのシ
ャフトがたわみ、ベイルローラを平行にプラテンローラ
から離反させることができなかった。また、ベイルロー
ラの駆動時にベイルローラが振動してしまう欠陥が存し
た。また、用紙搬送時に、図4の点線で示す如くベイル
ローラの上方に用紙が入り込んでしまう欠陥が存した。
本考案は上記欠陥を除去することを目的とするものであ
る。
【0004】
【問題を解決する手段】上記目的を達成するため、本考
案は用紙送り経路に回転駆動系に連係して回転可能に配
置されたプラテンローラ11表面に用紙を供給し、該プ
ラテンローラ11表面上の用紙にインクジェット型印字
ヘッド8によって印字を行なうインクジェットプロッタ
において、前記プラテンローラ11の長手方向両端側に
位置して前記プラテンローラ11の回転中心軸線と平行
な軸線を中心として回転自在に軸支された一対の支持ア
ーム27,28と、該支持アーム27,28の揺動側の
端部に前記プラテンローラ11と略平行に架設された長
尺状の取付板30と、前記取付板30と略平行に近接し
て配置され両端部が前記支持アーム27,28の揺動側
の端部に回転自在に支持されたローラ支持シャフト33
と、該ローラ支持シャフト33に設けられたベイルロー
ラ25と、前記ベイルローラ25が前記プラテンローラ
11に接近する方向に前記一対の支持アーム27,28
のうちの少なくとも一方を一方向に付勢するばね手段
と、前記ベイルローラ25が前記プラテンローラ11か
ら離れる方向に前記一対の支持アーム27,28のうち
の少なくとも一方を前記一方向に対して反対方向に駆動
する支持アーム駆動手段と、前記ベイルローラ25を前
記プラテンローラ11と同期して回転させるための同期
回転機構と、前記取付板30に前記ローラ支持シャフト
33の前後に位置するように取り付けられた、前記プラ
テンローラ11表面上の用紙を前記ベイルローラ25の
下方に導くためのペーパーガイドフィルム35とを備え
たものである。
【0005】
【作用】ベイルローラ25が設けられたローラ支持シャ
フト33は、一対の支持アーム27,28間に支持さ
れ、これら支持アーム27,28には取付板30が架設
されているので、ベイルローラ25は、一対の支持アー
ム27,28間に強固に保持され、これにより、ベイル
ローラ25の振動が防止され、正確な用紙搬送が行なわ
れる。更に、用紙はペーパーガイドフィルム35により
ベイルローラ25の下側に案内され、ベイルローラ25
の上方に用紙が入り込むことがない。
【0006】
【実施例】以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例
を参照して詳細に説明する。5はインクジェットプロッ
タのフレームであり、これに長尺状の台座レール6が固
定されている。前記台座レール6のコロ案内レール部に
は、キャリッジ7が図2中、紙面垂直方向に移動自在
に、コロを介して連結している。
【0007】前記キャリッジ7には、インクジェット型
の印字ヘッド8が固定されている。前記キャリッジ7
は、ロープ9を介してフレーム5に固設されたヘッド駆
動モータ10の出力軸に連結し、該モータ10の駆動に
よって、前記台座レール6のコロ案内レール部に沿っ
て、図1中、紙面垂直方向に往復移動制御されるように
構成されている。
【0008】11はプラテンであり、前記印字ヘッド8
の移動経路に対して平行となるように前記フレーム5に
回転自在に支承されている。前記プラテンローラ11と
同軸上に、これと連動するように固設された歯車12
は、歯車13,14を介して、前記フレーム5に固設さ
れたモータ15の出力軸に固着された歯車16と噛み合
っている。
【0009】前記歯車13,14は、互いに連動して回
転するように前記フレーム5に回転自在に軸支されてい
る。17は用紙送りのためのフィードローラであり、前
記フレーム5に回転自在に支承された軸18に固設され
ている。前記軸18には、トルクリミッタ19が嵌着
し、該トルクリミッタ19の外周に歯車20が固設され
ている。
【0010】前記歯車20は、アイドルギア21,22
を介して前記歯車16と噛み合っている。23は用紙ガ
イド板、24は紙押えローラであり、ばね圧によって前
記フィードローラ17に回転自在に圧接している。前記
モータ15によって前記プラテンローラ11は、図1
中、時計方向に駆動されフィードローラ17は図1中反
時計方向に前記プラテンローラ11と同期して駆動され
る。モータ15駆動時、前記フィードローラ17の周速
は、プラテンローラ11の周速よりも若干遅く設定され
ている。
【0011】27,28は、前記フレーム5の立ち上り
壁5a,5bに各下端部が前記プラテンローラ11の回
転軸線に対して平行な軸線を中心として回転自在に軸2
9支された支持アームであり、これらに、長尺状の取付
板30の両端がねじ31によって固定されている。
【0012】前記取付板30は、前記プラテンローラ1
1の上部の表面にこれの全長にわたって平行に対向配置
されている。前記支持アーム27,28の各上部には、
ゴム製のベイルローラ25が複数個固着されたローラ支
持シャフト33の両端が回転自在に支承されている。前
記ローラ支持シャフト33は、前記プラテンローラ11
の上部の表面にこれの全長にわたって平行に対向配置さ
れている。前記ローラ支持シャフト33は、前記取付板
30にその全長にわたって形成されたローラ収納凹部3
4内に配置されている。
【0013】前記取付板30には、その全長にわたって
取付片30aが形成され、これに、取付板30と略同長
の帯状のペーパーガイドフィルム35の長手方向縁部が
接着されている。前記ペーパーガイドフィルム35に
は、図3に示す如く、ベイルローラ配置用の凹部35a
が形成され、他の部分は、ローラ支持シャフト33の前
後に位置するように配置されている。
【0014】前記ローラ支持シャフト33の一端には歯
車36が固着され、該歯車36は、前記歯車12と同軸
上の歯車37に噛み合うことができるように、該歯車3
7に対向配置されている。前記支持アーム27,28に
は、フレーム5に取付けられた引張りコイルばね37が
連結し、該ばね37の引張力によって、前記支持アーム
27,28は図1中、軸29を中心として時計方向に付
勢されている。38はフレーム5に固設されたソレノイ
ドであり、これの出力軸39は、ワイヤを介して前記支
持アーム27の下端に連結している。
【0015】次に本実施例の作用について説明する。機
体の操作パネルに設けられたスイッチを操作して、ソレ
ノイド38を通電させると、支持アーム27は、下端が
ワイヤによって引張られ、支持アーム27は、ばね37
の引張力に抗して軸29を中心として揺動し、ベイルロ
ーラ25は、プラテンローラ11から所定間隔離反す
る。また、用紙押えローラ24も、公知の支持機構によ
って、フィードローラ17から所定間隔離反させる。
【0016】上記ローラ24,25が対向するローラか
ら離反した状態において、ロール紙26を、用紙ガイド
板23に沿って配置するとともに、ロール紙26をフィ
ードローラ17と用紙押えローラ24間及びプラテンロ
ーラ11とベイルローラ25との間にセットする。
【0017】次に、操作パネルのスイッチ操作によっ
て、用紙押えローラ24をロール用紙26の上からフィ
ードローラ17に圧接するとともに、ソレノイド38へ
の通電を解除する。これにより、支持アーム27に対す
るソレノイド38の出力軸39の引張力が解除され、支
持アーム27,28は、図1中、引張ばね37の引張力
によって、軸29を中心として、時計方向に揺動する。
支持アーム27,28の図1中、時計方向の揺動によ
り、ベイルローラ25は、ロール用紙26の上から、図
1に示す如く、プラテンローラ11の上部の表面に圧接
する。このとき、歯車36は、歯車37と噛み合う。ま
た、ペーパーガイドフィルム35の前方縁は、図1に示
す如く、ベイルローラ25の前方の、ロール用紙26に
対接し、ロール用紙26をベイルローラ25の下側に導
くように配置される。
【0018】印字動作をスタートさせると、印字ヘッド
8は、モータ10の駆動によって、台座レール6のコロ
案内レール部に沿って送られる。また、ロール用紙26
はモータ15の駆動によるフィードローラ17とプラテ
ンローラ11の回転及びベイルローラ25のプラテンロ
ーラ11と同期した回転によって、フレーム5の下方か
ら、フィードローラ17表面、用紙ガイド板23の水平
部23a、プラテンローラ11の下側、ベイルローラ2
5を経てフレーム5上部の排出口に送られる。
【0019】このとき、印字ヘッド8によって、プラテ
ンローラ11表面上のベイルローラ25近傍のロール用
紙26に、印字が施行される。上記した説明から明らか
なように、前記コイルばね37は、支持アーム27,2
8を一方向にするばね手段を構成し、ソレノイド38
は、ベイルローラ25がプラテンローラ11から離れる
方向に支持アーム27,28を前記一方向に対して反対
方向に駆動する支持アーム駆動手段を構成し、前記歯車
36,37はベイルローラ25をプラテンローラ11と
同期して回転させるための同期回転機構を構成してい
る。
【0020】
【効果】支持アーム間に取付板を架設したので、ベイル
ローラを支持アーム間に強固に保持でき、これによりベ
イルローラの振動を防止し、正確な用紙搬送ができる。
また、支持アーム駆動手段を駆動させ、プラテンローラ
からベイルローラを離反させることで、紙ジャム時に、
プラテンローラを傷つけることなく紙を除去できる。ま
た、用紙セット時も容易に両ローラ間へ用紙をセットで
きる。また、ベイルローラをプラテンローラにばねによ
って押し付けるとともに、プラテンローラと同期回転さ
せたので、摩擦係数の低い用紙や、乾燥等でプラテンロ
ーラの摩擦係数が低下しても、紙送りを正確に行なうこ
とができる。また、ペーパーガイドフィルムの案内作用
によって用紙搬送時にベイルローラの上方に用紙が入り
込むことがない等の効果が存する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】ベイルローラ支持機構の分解斜視図である。
【図3】ベイルローラ支持機構の説明的斜視図である。
【図4】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 ベイルローラ 3 プラテンローラ 4 用紙 5 フレーム 6 台座レール 7 キャリッジ 8 印字ヘッド 9 ロープ 10 モータ 11 プラテンローラ 12 歯車 13 歯車 14 歯車 15 モータ 16 歯車 17 フィードローラ 18 軸 19 トルクリミッタ 20 歯車 21 アイドルギア 22 アイドルギア 23 用紙ガイド板 24 紙押えローラ 25 ベイルローラ 26 ロール用紙 27 支持アーム 28 支持アーム 29 軸 30 取付板 31 ねじ 32 ベイルローラ 33 ローラ支持シャフト 34 ローラ収納凹部 35 ペーパーガイドフィルム 36 歯車 37 ばね 38 ソレノイド 39 出力軸

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙送り経路に回転駆動系に連係して回
    転可能に配置されたプラテンローラ11表面に用紙を供
    給し、該プラテンローラ11表面上の用紙にインクジェ
    ット型印字ヘッド8によって印字を行なうインクジェッ
    トプロッタにおいて、前記プラテンローラ11の長手方
    向両端側に位置して前記プラテンローラ11の回転中心
    軸線と平行な軸線を中心として回転自在に軸支された一
    対の支持アーム27,28と、該支持アーム27,28
    の揺動側の端部に前記プラテンローラ11と略平行に架
    設された長尺状の取付板30と、前記取付板30と略平
    行に近接して配置され両端部が前記支持アーム27,2
    8の揺動側の端部に回転自在に支持されたローラ支持シ
    ャフト33と、該ローラ支持シャフト33に設けられた
    ベイルローラ25と、前記ベイルローラ25が前記プラ
    テンローラ11に接近する方向に前記一対の支持アーム
    27,28のうちの少なくとも一方を一方向に付勢する
    ばね手段と、前記ベイルローラ25が前記プラテンロー
    ラ11から離れる方向に前記一対の支持アーム27,2
    8のうちの少なくとも一方を前記一方向に対して反対方
    向に駆動する支持アーム駆動手段と、前記ベイルローラ
    25を前記プラテンローラ11と同期して回転させるた
    めの同期回転機構とを備えたことを特徴とするベイルロ
    ーラ支持機構。
  2. 【請求項2】 前記取付板30に前記ローラ支持シャフ
    ト33の前後に位置するように取り付けられた、前記プ
    ラテンローラ11表面上の用紙を前記ベイルローラ25
    の下方に導くためのペーパーガイドフィルム35とを備
    えたことを特徴とする請求項1に記載したインクジェッ
    トプロッタのベイルローラ支持機構。
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