JP2563374Y2 - 架空配電線用保護管の挿脱装置 - Google Patents

架空配電線用保護管の挿脱装置

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JP2563374Y2
JP2563374Y2 JP1993028014U JP2801493U JP2563374Y2 JP 2563374 Y2 JP2563374 Y2 JP 2563374Y2 JP 1993028014 U JP1993028014 U JP 1993028014U JP 2801493 U JP2801493 U JP 2801493U JP 2563374 Y2 JP2563374 Y2 JP 2563374Y2
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昭 辰巳
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大東電材株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、架空配電線を防護す
るために取付ける所謂ポリ管や絶縁電線用保護管の挿脱
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、架空配電線路付近において増加す
る土木建築工事に伴い、架空配電線の信頼向上、公衆保
安の確保、あるいは災害防止を図るため、架空配電線に
ポリ管や絶縁電線用保護管を取付ける防護工事が非常に
増加しているものである。ところで、従来より、例えば
所要の架空配電線にポリ管、即ち、弾性を有する合成樹
脂製パイプ材の長手方向に沿って拡開自在に溝孔が形成
されると共に、該溝孔の両側縁に沿って所要高の足部を
備えたポリ管1を取付けるさいには、図7に示す如く、
作業員が一々手作業によりポリ管1を直接的に架空配電
線2に挿入して取付けたり、あるいは、所要の長さを有
する操作棒の先に把持片を備えた把持工具でもってポリ
管1を把持しつつ間接的に取付ける等の方法が採られて
いた。また、逆に、ポリ管1を架空配電線2より取外す
さいにおいても同様に、手作業や把持工具等でもって行
うものとされていた。
【0003】上述の如く、従来は人力によりポリ管1を
取付け、また、取外すものとされているから、その作業
が非常に面倒で手間がかかるのみならず、極めて作業能
率の悪いものとなっていた。また、作業者自体の疲労が
非常に高いのみならず、大半が高圧活線であるためポリ
管1の挿脱作業時における架空配電線2の揺れなど不安
全な要素が多いものとなっていた。
【0004】かかる従来の問題点を解決するものとし
て、動力式のポリ管挿脱装置、即ち、油圧等の動力機構
を介して同期等速回転自在な一対の送りローラによりポ
リ管1の足部を挾持しつつ所定方向に送り出して挿脱せ
しめるものが提案されている。しかしながら、かかる装
置は、一対の送りローラによりポリ管の足部を挾持しつ
つ送り出すものとされているから、架空配電線2の揺れ
などの影響を受けてスムーズな送り出しがしずらく、ま
た、足部を具備しない絶縁電線用保護管の挿脱作業には
到底対処しえないものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】】この考案は、従来の
問題点を一挙に解決し、ポリ管1のみならず絶縁電線用
保護管を所要の架空配電線2に自動的に挿入して取付
け、また、取外してその挿脱作業を迅速、かつ確実に、
しかも、能率よく行うことが出来るのみならず、極めて
安全に行うことが出来る架空配電線用保護管の挿脱装置
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は、吊部
材4を備えた略方形体状フレーム3に所要長のガイド棒
6が挿通状に配設され、該ガイド棒6の両側に位置すべ
くフレーム3内には正逆回転自在な2個一対の溝付き
りローラ14が対向状に配設され、該各2個一対の送り
ローラ14は各々揺動アーム13を介して歯車機構17
により揺動しつつ回転自在とされた回転軸15に取付け
られ、ガイド棒6をはさんで対向する該各回転軸15の
自由端間には2個一対の送りローラ14を各々ガイド棒
6方向に付勢せしめるべくバネ部材18が介装されると
共に、上記ガイド棒6の一端には保護管拡開用の拡開片
9が設けられ、かつ、該拡開片9の若干上方に位置すべ
く電線用把持片22が所要の連結部材23を介してフレ
ーム3に連結された構成よりなる。
【0007】
【作用】ポリ管1等の保護管を架空配電線2に挿入して
取付けるさいには、図1に示すように、吊部材4を介し
てフレーム3を架空配電線2に吊下げると共に、電線用
把持片22を架空配電線2に把持せしめる。しかるの
ち、ガイド棒6の自由端に保護管を挿入してガイドせし
めつつ、2個一対とされた両側の送りローラ14を揺動
アーム13とバネ部材18との協動により適正に揺動せ
しめつつ同期等速回転せしめてポリ管1等の本体を圧接
状態下に送り出し、ガイド棒6他端の拡開片9でもって
保護管を外方へ拡開して架空配電線2に挿入することに
より取付ける。逆に、架空配電線2よりポリ管1等の保
護管を取外すさいには、架空配電線2に挿入した保護管
の自由端を拡開片9により拡開しつつガイド棒6に挿入
せしめ、2個一対とされた両側の送りローラ14を揺動
アーム13とバネ部材18との協動により適正に揺動せ
しめつつ逆転作動せしめてポリ管1等の本体を圧接状態
下にガイド棒6の自由端方向へ送り出して取外す。
【0008】
【実施例】以下に、この考案を図面に示す一実施例につ
いて説明する。3は略方形函体状のフレーム、4は該フ
レーム3の上端部に取付けられたフック状の吊部材、5
はフレーム3の前後部に形成された開口部、6は該開口
部5を通してフレーム3に挿通状に水平配設された所要
長のガイド棒、7は該ガイド棒6を支持する略三角形状
の支持板で、該支持板7は取付けアーム8を介してフレ
ーム3に取付けられている。9はガイド棒6の一端に取
付けられた略舟形状の拡開片で、該拡開片9の最大幅は
ポリ管1や絶縁電線用保護管の内径より大に形成されて
いる。
【0009】10・11はガイド棒6の両側に対向すべ
くフレーム3内に配設された駆動軸と従動軸、12は該
駆動軸10と従動軸11とを同期等速回転せしめる歯車
機構、13は駆動軸10および従動軸11の上端部に各
々揺動自在に枢着された両側一対の水平揺動アーム、1
4は該各水平揺動アーム13の先端に回転軸15を介し
て垂下状に軸着された溝付き送りローラで、該各送りロ
ーラ14の外周面にはその中心線方向に沿って所定間隔
毎にスベリ止め用溝16が形成されている。そして、該
各送りローラ14は、歯車機構17を介して駆動軸10
および従動軸11により同期等速回転するものとされて
いる。
【0010】18は両側の送りローラ14をガイド棒6
方向に付勢せしめるべくガイド棒6をはさんで対向する
各回転軸15下端間に介装された引張バネ、19は所要
長のパイプ材20に内蔵された動力取出軸(図示略)を
介して駆動軸10に接続された正逆回転自在な油圧モー
タ、21は該油圧モータ19を駆動せしめる油圧装置で
ある。22は前記拡開片9の若干上方に位置すべく連結
部材23を介して取付けアーム8に連結された電線用把
持片、24は拡開片9に対応すべく該電線用把持片22
に取付けられた拡開状ポリ管1等のガイド片である。そ
の他、25は挿脱用ポリ管1等を支持する支持具で、該
支持具25は所要の長さを有する絶縁棒26の上端部に
電線用把持片27、同下部に溝付きガイドローラ28を
取付けることにより構成されている(図6参照)。
【0011】上述の如く構成された実施例において、例
えば、ポリ管1を挿脱せしめるさいには、まず、吊部材
4を介してフレーム3を架空配電線2に吊設すると共
に、電線用把持片22を架空配電線2に把持せしめる。
このさい、ガイド棒6は斜上向き状に傾斜し、拡開片9
の先端は架空配電線2の外周下面に接近した状態下に位
置せしめられている。ついで、ガイド棒6の自由端部
り所要の間隔をおいて支持具25を架空配電線2に把持
し、吊設する。
【0012】しかるのち、油圧モータ19を正逆作動せ
しめて送りローラ14を所定方向に回転せしめ、ポリ管
1を挿脱せしめる。即ち、ポリ管1を架空配電線2に挿
入して取付けるさいには、油圧モータ19を正転作動せ
しめ、各送りローラ14を図4に矢印で示す方向に回転
せしめる。そして、ポリ管1の一端を支持具25に支持
せしめつつ、同他端をガイド棒6の自由端より他端方向
に向けて押込み、その筒状本体を同期等速回転する両側
の送りローラ14に巻きこませて後端方向に送り出す。
このさい、両側の送りローラ14は、水平揺動アーム1
3により揺動されつつ、引張バネ18によりポリ管1の
筒状本体両側外周面に圧接した状態でポリ管1を確実に
他端方向に送り出すことが出来る。送りローラ14によ
り送り出されたポリ管1は、その足部が支持板7に支持
されつつガイド棒6に沿って順次移送され、拡開片9に
よりその溝孔縁が次第に外方へ拡開される。そして、拡
開されたポリ管1は、ガイド片24により拡開状態に保
持されつつ、順次架空配電線2に挿入されて取付けられ
る。
【0013】逆に、架空配電線2に取付けられたポリ管
1を取外すさいには、油圧モータ19を逆転作動せしめ
て送りローラ14を図4の矢印と反対方向に回転作動せ
しめるとよい。即ち、ポリ管1の自由端を拡開片9に沿
ってガイド棒6に挿入せしめ、支持板7に支持せしめつ
つ順次送りローラ14に巻きこませる。そして、送りロ
ーラ14の回転作動により順次ポリ管1をガイド棒6に
沿ってその自由端方向に送り出し、自動的にポリ管1を
架空配電線2より引抜いて取外すものである。
【0014】なお、絶縁電線用保護管を架空配電線2に
挿脱せしめるさいには、上記ポリ管1の挿脱操作と同様
に行うとよい。
【0015】
【考案の効果】この考案は、上述のように構成されてい
るから、吊部材4および電線用把持片22を介して所要
の架空配電線2に吊設せしめたのち、ガイド棒6の自由
にポリ管1や絶縁電線用保護管を挿入してガイドせし
めつつ、2個一対とされた両側の送りローラ14を揺動
アーム13とバネ部材18との協動により適正に揺動せ
しめつつ同期等速に正転作動せしめてポリ管1等の本体
圧接状態下に送り出し、拡開片9でもって外方へ拡開
しつつ架空配電線2に自動的に挿入して取付けることが
出来、また、逆に、ポリ管1等を架空配電線2より取外
すさいには、ポリ管1等の自由端を拡開片9により拡開
しつつガイド棒6に挿入せしめ、2個一対とされた両側
の送りローラ14を揺動アーム13とバネ部材18との
協動により適正に揺動せしめつつ逆転作動せしめてポリ
管1等の本体を圧接状態下にガイド棒6の自由端方向に
送り出して自動的に取外すことが出来るものであって、
ポリ管1や絶縁電線用保護管の挿脱作業を極めて迅速、
かつ、確実に、しかも、能率よく行うことが出来るのみ
ならず、極めて安全に行うことが出来るものである。
た、送りローラ14は溝付き状に形成されているから、
ポリ管1の本体を圧接状に挟持しつつその挿脱を行なう
ことが出来るものであって、ひいては、架空配電線2の
揺れなどに影響されることなく常にスムーズな挿脱作業
を行なうことが出来るのみならず、脚部を有しない他の
絶縁線用保護管の挿脱作業にも充分対応することが出来
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】同要部拡大側面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図4】図3のB−B線に沿う拡大側面図である。
【図5】図3のC−C線に沿う拡大断面図である。
【図6】支持具25を示す側面図である。
【図7】従来の手作業によりポリ管1の挿入作業状態を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 ポリ管 2 架空配電線 3 フレーム 4 吊部材 6 ガイド棒 9 拡開片 13 水平揺動アーム 14 送りローラ 15 回転軸 17 歯車機構 18 引張バネ 22 電線用把持片 23 連結部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊部材4を備えた略方形体状フレーム3
    に所要長のガイド棒6が挿通状に配設され、該ガイド棒
    6の両側に位置すべくフレーム3内には正逆回転自在な
    2個一対の溝付き送りローラ14が対向状に配設され、
    該各2個一対の送りローラ14は各々揺動アーム13を
    介して歯車機構17により揺動しつつ回転自在とされた
    回転軸15に取付けられ、ガイド棒6をはさんで対向す
    る該各回転軸15の自由端間には2個一対の送りローラ
    14を各々ガイド捧6方向に付勢せしめるべくバネ部材
    18が介装されると共に、上記ガイド棒6の一端には保
    護管拡開用の拡開片9が設けられ、かつ、該拡開片9の
    若干上方に位置すべく電線用把持片22が所要の連結部
    材23を介してフレーム3に連結されてなることを特徴
    とする架空配電線用保護管の挿脱装置。
JP1993028014U 1993-04-28 1993-04-28 架空配電線用保護管の挿脱装置 Expired - Lifetime JP2563374Y2 (ja)

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JPS5345278U (ja) * 1976-09-20 1978-04-18
JPS6138344U (ja) * 1984-08-14 1986-03-10 厚木自動車部品株式会社 減衰力可変型液圧緩衝器
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JPH0321133U (ja) * 1989-07-06 1991-03-01
AT3646U1 (de) * 1999-06-17 2000-06-26 Avl List Gmbh Antriebseinheit für ein motorrad

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