JPH073776Y2 - ケーブル多条延線機 - Google Patents

ケーブル多条延線機

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JPH073776Y2
JPH073776Y2 JP7731189U JP7731189U JPH073776Y2 JP H073776 Y2 JPH073776 Y2 JP H073776Y2 JP 7731189 U JP7731189 U JP 7731189U JP 7731189 U JP7731189 U JP 7731189U JP H073776 Y2 JPH073776 Y2 JP H073776Y2
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JP
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roller
holder
cable
bracket
drawing machine
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JP7731189U
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JPH0318609U (ja
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和明 石坂
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はケーブルの延線作業に際し使用されるケーブル
多条延線機の構造の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は特開昭51-45793号公報等で開示された従来のピ
ンチローラ式延線機を示すもので、図中、(1)はベー
ス、(2)はこのベース(1)上に設けたブラケット
で、このブラケット(2)の下部両端には、下部ローラ
(3)を回動可能に軸支させている。(4)は上記ベー
ス(1)上に支持部材を介して配設したモータで、この
モータ(4)の駆動に基づき該下部ローラ(3)が回転
するようになっている。(5)は上記ブラケット(2)
の上部に垂直に貫通した回動可能の螺杆で、この螺杆
(5)の頂部には、操作ハンドル(6)を取着し、又螺
杆(5)の下端には、ホルダ(7)を回動自在に設けて
おり、このホルダ(7)には、該下部ローラ(3)に対
向する上部ローラ(8)を回動可能に軸支させている。
よって、上部ローラ(8)は、螺杆(5)の回転に伴な
い垂直方向に上下動することとなる。
然して、(9)は上部ローラ(8)と下部ローラ(3)
の間に挿入した動力ケーブルで、上部ローラ(8)に当
接されることにより下部ローラ(3)に圧接され、該下
部ローラ(3)の回転により水平方向に移送されるよう
になっている。
従って、動力ケーブル(9)を延線する場合には、先
ず、延線機を数十メートル間隔に設置した後に、作業者
が動力ケーブル(9)の先端を持ってケーブル布設ルー
トに沿って先導する。そして、ケーブル延線機に挿入
後、操作ハンドル(6)を回してホルダ(7)を押し下
げ、動力ケーブル(9)を下部ローラ(3)に圧接し、
モータ(4)を駆動させて動力ケーブル(9)を移送し
延線する。
ところで、上記延線機は人力で牽引できない太物の動力
ケーブルの延線作業には幅広く使用されているが、制御
ケーブルの延線作業においては以下の理由から使用され
ていなかった。即ち、制御ケーブルは軽いので人力で容
易に牽引することができ、延線機は必要ない。また、上
記延線機は一のケーブルのみを移送する構造なので、組
物の制御ケーブルを延線機を用いて延線する場合には、
複数の延線機を長時間かけて設置しなければならず、効
率が悪い。さらに、ウィンチによる牽引方式では、延線
距離が長くなるとコーナーやアップダウン等で側圧がか
かって張力が増加し、ケーブルの許容張力を越えて破断
する虞れがある。
以上の理由から、制御ケーブルの延線作業は人力により
営まれていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の延線機は以上のように構成され、一の動力ケーブ
ル(9)のみを移送する構造だったので、制御ケーブル
の延線作業には使用することができず、人力に頼らざる
を得なかった。
本考案は叙上の点に鑑みなされたもので、複数本の制御
ケーブルを延線することのできるケーブル多条延線機を
提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案においては上述の目的を達成するため、下部ブラ
ケットに水平に軸支された回動可能な第1のローラと、
この第1のローラを回転させる原動機と、上記下部ブラ
ケット上に締結具を介して重合された上部ブラケット
と、この上部ブラケットに垂直に貫通して支承された回
動可能な複数の螺杆と、この複数の螺杆の上端にそれぞ
れ取着された操作ハンドルと、該複数の螺杆の下部に水
平にそれぞれ嵌入して支承された上下動可能なホルダ
と、このホルダに回動可能に軸支されて第1のローラ上
のケーブルを該第1のローラに圧接する第2のローラ
と、上記上部ブラケットに吊着されて螺杆の回転に基づ
くホルダの水平方向への回転を規制するホルダガイドと
からケーブル多条延線機を構成し、上記第1,第2のロー
ラに挾持された複数のケーブルを上記原動機を駆動させ
て水平方向に移送することを特徴としている。
〔作用〕
本考案によれば、下部ブラケットに水平に軸支された回
動可能な第1のローラと、この第1のローラを回転させ
る原動機と、上記下部ブラケット上に締結具を介して重
合された上部ブラケットと、この上部ブラケットに垂直
に貫通して支承された回動可能な複数の螺杆と、この複
数の螺杆の上端にそれぞれ取着された操作ハンドルと、
該複数の螺杆の下部に水平にそれぞれ嵌入して支承され
た上下動可能なホルダと、このホルダに回動可能に軸支
されて第1のローラ上のケーブルを該第1のローラに圧
接する第2のローラと、上記上部ブラケットに吊着され
て螺杆の回転に基づくホルダの水平方向への回転を規制
するホルダガイドとからケーブル多条延線機を構成し、
上記第1、第2のローラに挾持された複数のケーブルを
上記原動機を駆動させて水平方向に移送するので、複数
本の、しかも異なるサイズの制御ケーブルを機械的に延
線することができる。
〔実施例〕
以下、第1図及び第2図に示す一実施例につき本考案を
詳述すると、図中、(10)は本考案に係るケーブル多条
延線機の下部ブラケット、(11)はこの下部ブラケット
(10)に水平に軸支させた回動自在の第1のローラで、
この横長の第1のローラ(11)は、鋼管からなる本体
と、この本体の周面に重着されたゴムライニングとを備
え、下部ブラケット(10)を水平に貫通して外部に突出
した軸端には歯車(12)を嵌着している。(13)はモー
タで、このモータ(13)の出力軸先端には、上記歯車
(12)と噛合する歯車(14)を嵌着しており、該モータ
(13)の駆動に伴ない第1のローラ(11)が回転するよ
うになっている。
(15)は上記下部ブラケット(10)上に重合した正面ハ
ット状の上部ブラケットで、この上部ブラケット(15)
の下部一端はヒンジ(16)を介して下部ブラケット(1
0)の上部一端に枢着されており、上部ブラケット(1
5)はヒンジ(16)を中心に水平方向に回動するように
なっている。また、上部ブラケット(15)の下部他端は
締結具(17)を介して下部ブラケット(10)の上部他端
に螺締めされるようになっている。そして、上部ブラケ
ット(15)の上部には螺子孔が並列に複数穿設されてお
り、この螺子孔に重合して螺杆(18)に貫通されるナッ
ト(15a)が上部ブラケット(15)の下面に取着されて
いる。
(18)はこの複数の螺子孔にそれぞれ挿入した螺杆で、
この螺杆(18)の頂部には操作ハンドル(19)を取着
し、又螺杆(18)の下端には逆凹字状のホルダ(20)を
水平回動可能に嵌入しており、このホルダ(20)には、
上記第1のローラ(11)に対向する第2のローラ(21)
を水平に軸支させている。この第2のローラ(21)は、
鋼管からなる本体と、この本体の中央部周面に形成され
た溝(21a)と、この溝(21a)を備えた本体の周面に重
着されたゴムライニングとから構成され、該溝(21a)
は後述する制御ケーブル(23)の自由動を規制する作用
を営む(第2図参照)。そして、第2のローラ(21)は
操作ハンドル(19)が回されて螺杆(18)が回転するこ
とにより、垂直方向に上下動するようになっている。
(22)は上部ブラケット(15)の上部に垂直に吊着した
複数のホルダーガイドで、このホルダーガイド(22)
は、第2図に示す如く、ホルダ(20)の上下動を垂直方
向に案内するとともに、ホルダ(20)が水平方向に回転
するのを規制する機能を営む。
然して、(23)は制御ケーブルで、この制御ケーデル
(23)は第1図に示す如く、第1、第2のローラ(1
1),(21)間にそれぞれ挿入され、第2のローラ(2
1)に当接されて第1のローラ(11)に圧接されるよう
になっており、モータ(13)の駆動に伴なう第1のロー
ラ(11)の回転により、水平方向にそれぞれ移送される
ようになっている。
従って、制御ケーブル(23)を延線する場合には、先ず
延線機を数十メートル間隔で設置した後に、締結具(1
7)を緩めて上部ブラケット(15)を水平方向に動か
し、制御ケーブル(23)を挿入し易い状態とする。次い
で、作業者が制御ケーブル(23)の先端を持ってケーブ
ル布設ルートに沿って先導し、複数の制御ケーブル(2
3)を第1のローラ(11)上に第1図に示す如くそれぞ
れ配して上部ブラケット(15)を第1図に示す状態に重
合し、締結具(17)を螺締めして固定する。そして、操
作ハンドル(19)を回してホルダ(20)をそれぞれ押し
下げ、このホルダ(20)の第2のローラ(21)に制御ケ
ーブル(23)を第1のローラ(11)に圧接させてモータ
(13)を駆動させれば、複数の制御ケーブル(23)を前
方にそれぞれ移送して延線することができる。
以上のように本考案によれば、複数の制御ケーブル(2
3)を同一速度で移送することができるので、延線作業
の効率化、省力化を図ることが可能となる。さらに、本
考案によれば、第2のローラ(21)を備えたホルダ(2
0)をそれぞれ個別に上下動させることができるので、
複数本の制御ケーブル(23)が異なるサイズでも、個別
にギャップ調整して移送することができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、複数本の、しかも異なる
サイズの制御ケーブルを機械的に延線することのできる
ケーブル多条延線機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るケーブル多条延線機の一実施例を
示す斜視図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は従
来のピンチローラ式延線機を示す図である。 図中、(10)は下部ブラケット、(11)は第1のロー
ラ、(13)はモータ、(15)は上部ブラケット、(18)
は螺杆、(19)は操作ハンドル、(20)はホルダ、(2
1)は第2のローラ、(22)はホルダーガイド、(23)
は制御ケーブルである。 尚、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部ブラケットに水平に軸支された回動可
    能な第1のローラと、この第1のローラを回転させる原
    動機と、上記下部ブラケット上に締結具を介して重合さ
    れた上部ブラケットと、この上部ブラケットに垂直に貫
    通して支承された回動可能な複数の螺杆と、この複数の
    螺杆の上端にそれぞれ取着された操作ハンドルと、該複
    数の螺杆の下部に水平にそれぞれ嵌入して支承された上
    下動可能なホルダと、このホルダに回動可能に軸支され
    て第1のローラ上のケーブルを該第1のローラに圧接す
    る第2のローラと、上記上部ブラケットに吊着されて螺
    杆の回転に基づくホルダの水平方向への回転を規制する
    ホルダガイドとを備え、上記第1、第2のローラに挾持
    された複数のケーブルを上記原動機を駆動させて水平方
    向に移送することを特徴とするケーブル多条延線機。
JP7731189U 1989-06-30 1989-06-30 ケーブル多条延線機 Expired - Lifetime JPH073776Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7731189U JPH073776Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 ケーブル多条延線機

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JP7731189U JPH073776Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 ケーブル多条延線機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0318609U JPH0318609U (ja) 1991-02-25
JPH073776Y2 true JPH073776Y2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=31619582

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JP7731189U Expired - Lifetime JPH073776Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 ケーブル多条延線機

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