JP2563371B2 - ベンダー工具 - Google Patents
ベンダー工具Info
- Publication number
- JP2563371B2 JP2563371B2 JP62229027A JP22902787A JP2563371B2 JP 2563371 B2 JP2563371 B2 JP 2563371B2 JP 62229027 A JP62229027 A JP 62229027A JP 22902787 A JP22902787 A JP 22902787A JP 2563371 B2 JP2563371 B2 JP 2563371B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bender
- punch
- tool
- groove
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はベンダー工具に関し、特に製品の曲げ部に比
較的大きなアールを有し、且つ外観に工具キズの発生を
押さえたプレス製品を加工するベンダー工具に関するも
のである。
較的大きなアールを有し、且つ外観に工具キズの発生を
押さえたプレス製品を加工するベンダー工具に関するも
のである。
従来の技術 従来の曲げ加工は上型と、下型に対向した固定工具を
設け、プレス上下作動のみで加工していた。
設け、プレス上下作動のみで加工していた。
例えば第３図から第６図に従来の加工プロセスを示
す。第３図は第１工程の加工開始の状態、第４図は同加
工完了の状態を示し、31は下型、32は上型、33は固定工
具である。又、第５図及び第６図は第４図により加工完
了したワークを引き続いて第２工程にて、加工完了せし
めようとするものであり、34、35、36はそれぞれ第２工
程の下型、上型、及び固定工具である。すなわち、第６
図に示すような加工形状を有する精度の高い曲げを行う
には、２工程必要としていた。
す。第３図は第１工程の加工開始の状態、第４図は同加
工完了の状態を示し、31は下型、32は上型、33は固定工
具である。又、第５図及び第６図は第４図により加工完
了したワークを引き続いて第２工程にて、加工完了せし
めようとするものであり、34、35、36はそれぞれ第２工
程の下型、上型、及び固定工具である。すなわち、第６
図に示すような加工形状を有する精度の高い曲げを行う
には、２工程必要としていた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では２工程の加工を
必要とするとともに、固定工具の上下作動のみで曲げ加
工をするので、被加工材料に工具によるスベリキズ及び
ショックラインが発生したり、曲げアールが大きいとス
プリングバック量が大きくなり、精度の良い加工が比較
的困難であるという問題があった。
必要とするとともに、固定工具の上下作動のみで曲げ加
工をするので、被加工材料に工具によるスベリキズ及び
ショックラインが発生したり、曲げアールが大きいとス
プリングバック量が大きくなり、精度の良い加工が比較
的困難であるという問題があった。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のベンダー工具は
ストリッパー本体にリニアに形成された溝にベンダーパ
ンチの一端部を回転並びにプレス移動方向と直交する方
向に移動可能に係合させ、ストリッパー本体に固定され
たスプリングホルダーと前記ベンダーパンチの一端部と
の間にベンダーパンチの一端部を前記溝の一端に向かっ
て付勢するスプリングユニットを介装し、前記ベンダー
パンチの他端部を押圧して前記ベンダーパンチの前記一
端部を前記溝に沿ってリニアに移動させながらベンダー
ダイのアールに沿って前記ベンダーパンチを回転移動さ
せるベンダーカムを設け、コーナーのみを加工するので
なく面全体を押さえながらベンダーパンチを回転移動さ
せることで被加工材料と工具の間にスベリを発生しにく
くしたベンダー工具を提供するものである。
ストリッパー本体にリニアに形成された溝にベンダーパ
ンチの一端部を回転並びにプレス移動方向と直交する方
向に移動可能に係合させ、ストリッパー本体に固定され
たスプリングホルダーと前記ベンダーパンチの一端部と
の間にベンダーパンチの一端部を前記溝の一端に向かっ
て付勢するスプリングユニットを介装し、前記ベンダー
パンチの他端部を押圧して前記ベンダーパンチの前記一
端部を前記溝に沿ってリニアに移動させながらベンダー
ダイのアールに沿って前記ベンダーパンチを回転移動さ
せるベンダーカムを設け、コーナーのみを加工するので
なく面全体を押さえながらベンダーパンチを回転移動さ
せることで被加工材料と工具の間にスベリを発生しにく
くしたベンダー工具を提供するものである。
作用 本発明は上記の構成によりベンダーパンチの当り及び
スベリ等によるキズの発生を最小限に防止でき、且つベ
ンダーパンチがコーナー部のみの接触ではなく、全体を
押えながら比較的製品アールに近いアールに添って回転
移動することで、比較的大きなコーナーアールを有した
曲げであってもスプリングバックを最少限に押さえるこ
とが可能である。
スベリ等によるキズの発生を最小限に防止でき、且つベ
ンダーパンチがコーナー部のみの接触ではなく、全体を
押えながら比較的製品アールに近いアールに添って回転
移動することで、比較的大きなコーナーアールを有した
曲げであってもスプリングバックを最少限に押さえるこ
とが可能である。
実 施 例 以下本発明の一実施例を第１図及び第２図を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
第１図はベンダー加工の無負荷状態を示す断面図で第
２図はベンダー加工完了時の状態を示す断面図である。
２図はベンダー加工完了時の状態を示す断面図である。
第１図において、１はベンダーパンチで、その一端部
がストリッパー本体５に形成された溝13に回転並びに移
動可能に係合している。又、このベンダーパンチ１の一
端部とストリッパー本体５に固定されたスプリングホル
ダー12の間には、ベアリング８を内蔵したスプリング受
け4a、4bとスプリング３からなるスプリングユニット11
が介装され、ベンダーパンチ１の一端部はこのスプリン
グユニット11にて付勢され、定位置に保持されている。
前記ベンダーパンチ１の一部にスプリングバック補正の
突起９が設けられている。又ベンダーパンチ１の他端部
に対向する上方位置には、一部にアール状の突起10を有
するべンダーカム２が配設されている。
がストリッパー本体５に形成された溝13に回転並びに移
動可能に係合している。又、このベンダーパンチ１の一
端部とストリッパー本体５に固定されたスプリングホル
ダー12の間には、ベアリング８を内蔵したスプリング受
け4a、4bとスプリング３からなるスプリングユニット11
が介装され、ベンダーパンチ１の一端部はこのスプリン
グユニット11にて付勢され、定位置に保持されている。
前記ベンダーパンチ１の一部にスプリングバック補正の
突起９が設けられている。又ベンダーパンチ１の他端部
に対向する上方位置には、一部にアール状の突起10を有
するべンダーカム２が配設されている。
以上のように構成したベンダー工具について、その動
作の詳細を説明する。
作の詳細を説明する。
前記スリッパー本体５とベンダーダイ６の間にワーク
を介在させてベンダーカム２を下降させると、ベンダー
パンチ１の一端部は、第２図に示すように、ストリッパ
ー本体５の溝13をリニアーに移動し、ベンダーパンチ１
はベンダーダイ６との間にワーク７を介在させた状態で
スプリングユニット11の圧力を徐々に高めながら、前記
ベンダーダイ６のアールに沿うように回転しながら移動
する。さらに、ベンダーカム２を下降させると、前記ベ
ンダーパンチ１の突起９にベンダーカム２のアール状の
突起10が係合し、ベンダーパンチ１を90゜状態よりさら
に内側へ移動させスプリングバックを補正した形状を形
成する。ここで、ベンダーパンチ１の一端部はストリッ
パー本体５の溝13をリニアーに移動するのみであり、ス
プリングユニット11によって前記ベンダーパンチ１の戻
りも十分可能にしている。
を介在させてベンダーカム２を下降させると、ベンダー
パンチ１の一端部は、第２図に示すように、ストリッパ
ー本体５の溝13をリニアーに移動し、ベンダーパンチ１
はベンダーダイ６との間にワーク７を介在させた状態で
スプリングユニット11の圧力を徐々に高めながら、前記
ベンダーダイ６のアールに沿うように回転しながら移動
する。さらに、ベンダーカム２を下降させると、前記ベ
ンダーパンチ１の突起９にベンダーカム２のアール状の
突起10が係合し、ベンダーパンチ１を90゜状態よりさら
に内側へ移動させスプリングバックを補正した形状を形
成する。ここで、ベンダーパンチ１の一端部はストリッ
パー本体５の溝13をリニアーに移動するのみであり、ス
プリングユニット11によって前記ベンダーパンチ１の戻
りも十分可能にしている。
発明の効果 以上のように本発明のベンダー工具によれば、ストリ
ッパー本体に一端部が回転並びに移動可能なベンダーパ
ンチを設け、このベンダーパンチの一端部をスプリング
ユニットにて常時付勢し、ベンダーカムによりベンダー
ダイのアールに沿わせてベンダーパンチを回転移動させ
てベンダー加工を行えるので、一工程で加工できると共
にワーク表面にスベリや工具のショックラインの発生を
少なくし、かつワークにテンションを加えながら加工す
ることにより、曲げ精度を向上させることが可能であ
る。
ッパー本体に一端部が回転並びに移動可能なベンダーパ
ンチを設け、このベンダーパンチの一端部をスプリング
ユニットにて常時付勢し、ベンダーカムによりベンダー
ダイのアールに沿わせてベンダーパンチを回転移動させ
てベンダー加工を行えるので、一工程で加工できると共
にワーク表面にスベリや工具のショックラインの発生を
少なくし、かつワークにテンションを加えながら加工す
ることにより、曲げ精度を向上させることが可能であ
る。
第１図は本発明の一実施例におけるベンダー加工前の無
負荷状態の断面図、第２図は同ベンダー加工完了状態の
断面図、第３図は従来例における第１工程の加工前の断
面図、第４図は同第１工程の加工完了時の断面図、第５
図は第２工程における加工前の断面図、第６図は同第２
工程における加工完了時の断面図である。 １……ベンダーパンチ、２……ベンダーカム、５……ス
トリッパー本体、６……ベンダーダイ、11……スプリン
グユニット、12……スプリングホルダー、13……溝。
負荷状態の断面図、第２図は同ベンダー加工完了状態の
断面図、第３図は従来例における第１工程の加工前の断
面図、第４図は同第１工程の加工完了時の断面図、第５
図は第２工程における加工前の断面図、第６図は同第２
工程における加工完了時の断面図である。 １……ベンダーパンチ、２……ベンダーカム、５……ス
トリッパー本体、６……ベンダーダイ、11……スプリン
グユニット、12……スプリングホルダー、13……溝。
Claims (1)
- 【請求項１】ストリッパー本体にリニアに形成された溝
にベンダーパンチの一端部を回転並びにプレス移動方向
と直交する方向に移動可能に係合させ、ストリッパー本
体に固定されたスプリングホルダーと前記ベンダーパン
チの一端部との間にベンダーパンチの一端部を前記溝の
一端に向かって付勢するスプリングユニットを介装し、
前記ベンダーパンチの他端部を押圧して前記ベンダーパ
ンチの前記一端部を前記溝に沿ってリニアに移動させな
がらベンダーダイのアールに沿って前記ベンダーパンチ
を回転移動させるベンダーカムを設けたことを特徴とす
るベンダー工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62229027A JP2563371B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | ベンダー工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62229027A JP2563371B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | ベンダー工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6471525A JPS6471525A (en) | 1989-03-16 |
| JP2563371B2 true JP2563371B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=16885600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62229027A Expired - Lifetime JP2563371B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | ベンダー工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2563371B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2685291B2 (ja) * | 1989-05-30 | 1997-12-03 | 株式会社東芝 | 板材用曲げ加工装置 |
| JP4863173B2 (ja) * | 2006-06-02 | 2012-01-25 | 株式会社アマダ | プレス機械における曲げ金型 |
| CN112775249A (zh) * | 2021-03-04 | 2021-05-11 | 滁州职业技术学院 | 一种五金件自动化加工装置及其加工方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5857320U (ja) * | 1981-10-09 | 1983-04-18 | 株式会社リコー | 曲げ加工用プレス型 |
| JPS62151225A (ja) * | 1985-12-26 | 1987-07-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 曲げ金型 |
-
1987
- 1987-09-11 JP JP62229027A patent/JP2563371B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6471525A (en) | 1989-03-16 |
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