JP2563345B2 - 無線電話装置 - Google Patents

無線電話装置

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JP2563345B2
JP2563345B2 JP62151947A JP15194787A JP2563345B2 JP 2563345 B2 JP2563345 B2 JP 2563345B2 JP 62151947 A JP62151947 A JP 62151947A JP 15194787 A JP15194787 A JP 15194787A JP 2563345 B2 JP2563345 B2 JP 2563345B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コードレス電話や自動車電話等に利用する
無線電話装置に関する。
従来の技術 一般に、移動局であるコードレス電話機や自動車電話
機等の無線電話機(RTEL)と無線通信を行う無線接続装
置(CE)をそれぞれの無線ゾーンに配置し、これらの無
線接続位置(CE)と通信を行う無線回線制御装置(RC
U)を設け、この無線回線制御装置(RGU)を構内交換機
(PBX)や局交換機等の交換接続装置に接続することに
より無線電話機(RTEL)間の通信や無線電話機(RTEL)
の局線を介した通信等を行う無線電話装置が知られてい
る。
尚、上記の無線回線制御装置(RCU)と無線接続装置
(CE)はそれぞれ、自動車電話システムにおけるシステ
ム制御局、各無線ゾーンの基地局に相当する。
従来、この種の無線電話装置は、いずれかの無線ゾー
ン内すなわちこの無線電話装置の無線サービスエリア内
に位置する無線電話機が発信又は着信して通信を行う場
合、発呼又は着信した順で通信路を形成するように構成
されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の無線電話装置では、発呼又
は着信した順で通話路を形成するために、無線電話機や
無線ゾーンに関係なく通話トラフィックが高くなると重
要な通話路を形成することができなくなるという問題点
がある。
本発明は上記問題点に鑑み、重要な通信の呼損を防止
することができる無線電話装置を提供することを目的と
する。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、無線電話装置
に、それぞれ異なる無線ゾーンに配置され、その無線ゾ
ーンに位置する無線電話機と無線通信を行う複数の無線
接続装置と、 予め各無線電話機の無線ゾーン毎の重要度が設定され
た加入者クラス及び、各無線電話機が位置する無線ゾー
ン番号が格納された加入者ファイルと、無線電話機の発
信時又は着信時に、その無線電話機が位置する無線ゾー
ンの重要度に応じて、前記無線接続装置を介して無線電
話機との通話路形成を行う手段とを備えた無線回線制御
装置とを設けたものである。
作用 本発明は上記構成により、無線回線制御装置の加入者
ファイルに、予め各無線電話機の無線ゾーン毎の重要度
が設定された加入者クラス及び、各無線電話機が位置す
る無線ゾーン番号とを格納し、無線電話機の発信時又は
着信時に、その無線電話機が位置する無線ゾーンの重要
度に応じて、前記無線接続装置を介して無線電話機との
通話路形成を行うものである。
実 施 例 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。第
1図は、本発明に係る無線電話装置の一実施例を示す概
略構成図、第2図は、第1図の無線電話装置の各装置の
詳細なブロック図、第3図は、第1図及び第2図の無線
回線制御装置の各ファイルの説明図、第4図は、第3図
(b)の加入者ファイルの詳細な説明図、第5図は、第
1図及び第2図の無線接続装置の各ファイルの説明図、
第6図は、第1図及び第2図の無線電話機の各ファイル
の説明図である。
第1図において、11は、既設交換機10に接続される固
定局であってこの無線電話装置全体を制御する無線回線
制御装置(RCU)、121、122〜12nはそれぞれ、固定局で
あって通信半径が30〜100m程度の小電力の無線接続装置
(CE)であり、これら無線接続装置121、122〜12nはそ
れぞれ複数である。そして、これらの無線接続装置1
21、122〜12nがそれぞれ1つの無線ゾーンZ1、Z2〜Zn
構成し、当該無線ゾーンに位置する無線電話機(RTEL)
13との無線通信を行う。
無線ゾーンZ1、Z2〜Znは、無線回線制御装置11が制御
する無線サービスエリアとなり、各無線電話機13を携帯
(コードレス電話の場合)等した通話者がこのサービス
エリア内に位置するときに、無線回線制御装置11及び無
線接続装置121、122〜12nを介して、他の無線電話機13
との通信や局線を介した通信を行うことができるように
構成されている。
無線回線制御装置11は、既設交換機10に対し無線電話
機13の数と同数の電話回線を介して接続され、各無線ゾ
ーンZ1、Z2〜Znにおける無線接続装置121、122〜12
nは、最繁時トラフィックと呼損率に応じて無線電話機1
3の数の数分の1で配置される。
次に、第2図を参照して無線回線制御装置11、各無線
接続装置12、各無線電話機13の詳細な構成を説明する。
無線回線制御装置11において、110は、無線回線制御
装置11全体を制御する制御部であり、この制御部110
は、マイクロコンピュータ(CPU)と、CPUの実行プログ
ラムが格納されたROM(リードオンリメモリ)と、CPUの
作業エリア等を有するRAM(ランダムアクセスメモリ)
より概略構成されている。
1111〜111Nはそれぞれ、電話回線が接続される局線イ
ンターフェース、112は、各種トーン信号を発生するト
ーントラング、1131〜113mはそれぞれ、各無線接続装置
121〜12nに接続される無線回線インターフェース、114
は、局線インターフェース1111〜111Nとトーントランク
112と無線回線インターフェース1131〜113mを接続する
ためのマトリックススイッチである。
また、115aは、第3図(a)に示すようにこの無線回
線制御装置11の識別番号すなわちこのシステムの識別番
号(SYS−ID)、加入者数を示すシステムの容量、無線
ゾーン数nすなわち無線接続装置12の制御局の数、無線
接続装置の数、監視タイマ値等の無線接続装置の局デー
タ等の各種データが格納され、また、図示省略されてい
るが無線接続装置12の制御部120のプログラムや無線回
線接続ファイル125a及び局データファイル125bに格納す
るための各種データが格納されるシステムファイルであ
る。
115bは、第3図(b)に示すように、各無線電話機13
の呼び出し番号(加入者番号、コードレス電話の場合は
内線番号)、識別番号(RTEL−ID)、現在位置する無線
ゾーンの番号等の位置情報、加入者クラスのデータが格
納される加入者ファイルであり、位置情報は、当該無線
電話機13の位置登録ボタン135が操作されたとき、また
は、公知のように当該無線電話機13が無線ゾーン間を移
動したときに自動的に書き換えられる。
ここで、第4図を参照して加入者ファイル115bの詳細
な記憶内容を説明する。
第4図において、各無線電話機13の識別番号「000
1」、「0002」、「0003」〜「0099」に対しそれぞれ、
任意の加入者番号(内線番号)「2255」、「無」、「22
01」〜「2203」が対応して格納され、また、後述する加
入者別優先度を示す重要度「A」、「B」、「C」、無
線ゾーンを示すサービスエリア、このサービスエリアに
設定された無線ゾーンの数を示す地域度「a」、
「b」、「c」が選択的に格納されている。
重要度「A」は、割り当てられた無線ゾーンにおいて
は、発呼又は着呼時の通話トラフィックが例えば、90%
以上の場合にも通話チャンネルが与えられるクラスであ
り、重要度「B」は、90%未満の場合のみ通話チャンネ
ルが与えられるクラスであり、重要度「C」は、80%未
満の場合のみ通話チャンネルが与えられるクラスであ
る。
また、重要度「A」、「B」、「C」とも、割り当て
られていない無線ゾーンにおいては、発呼又は着呼時の
通話トラフィックが例えば、60%以下の場合は通話チャ
ンネルが与えられる。
尚、重要度「A」、「B」、「C」はそれぞれ、例え
ばコードレス電話機が会社や官庁において用いられた場
合に、部長(VIP:Very Important Person)、課長(I
P)、一般職員等の重要度に応じてその無線電話機に割
り当てられるクラスである。
サービスエリアは、加入者の重要度や移動範囲、無線
ゾーンの重要度に応じて割り当てられ、前述したように
割り当てられている無線ゾーンにおいては重要度
「A」、「B」、「C」に応じて通話チャンネルが割り
当てられ、割り当てられていない無線ゾーン内では、発
呼や着呼時の通話トラフィックが60%以下の場合のみ通
話チャンネルが与えられる。
地域度「a」、「b」、「c」はそれぞれ、例えば、
割り当てられた無線ゾーンが「無線ゾーンZ1〜Z5の全
域」、「3つの無線ゾーン」、「2つの無線ゾーン」で
あることを示す。
尚、第4図に示すように、無線ゾーンZ1、Z2、Z3
Z4、Z5がそれぞれ、10台、95台、68台、50台、20台の無
線電話機13に割り当てられている場合、各無線電話機13
のトラフィックを0.06erlとすると、地域「a」、
「b」、「c」ではそれぞれ、平均0.012erl(0.06erl/
5)、平均0.02erl(0.06erl(0.06erl/3)、平均0.03er
l(0.06erl/2)であり、各無線ゾーンの和と呼損率(E
n)の関係から各無線ゾーンの通話チャンネル数を経済
的に設定することができる。
第2図に戻り、115cは、第3図(c)に示すように、
各局線及び無線回線の番号、回線の現在の実装状況を示
す回線ステータス等の各種データが格納された局データ
ファイルである。
115eは、第3図(d)に示すように、現在通話中の加
入者の呼び出し番号(加入者番号)、局線の回線番号、
無線接続装置との回線番号、発呼/着呼等のステータ
ス、回線接続時間等の各種データが格納される回線接続
ファイルであり、制御部110は、この回線接続ファイル1
15dの現在通話中の無線接続装置12を無線ゾーン毎にカ
ウントすることにより、各無線ゾーンの現在の通話チャ
ンネルの使用率を検出することができる。
115fは、第3図(e)に示すように、各無線ゾーンの
番号、各無線ゾーンに設置された無線接続装置の数、そ
の無線接続装置の識別番号等の各種データが格納される
無線エリア構成ファイルである。
116は、操作者がファイル115a〜115fの各種データを
入力したり、また、制御局である無線接続装置12の監視
結果を表示等する制御卓である。
各無線接続装置12において、120は、各無線接続装置1
2全体を制御する制御部であり、この制御部120は、マイ
クロコンピュータ(CPU)と、CPUの実行プログラムが格
納されるROM(リードオンメモリ)と、CPUの作業エリア
等を有するRAM(ランダムアクセスメモリ)より概略構
成されている。
121は、無線電話機13との無線通信を行うマルチチャ
ンネルアクセス(MCA)方式の無線送受信機、122は、2
線(2W)の伝送線路を介して無線回線制御装置11に接続
されるラインインターフェース、無線回線制御装置11と
の制御信号を送受信する制御信号送受信機、124は、通
話ラインの音声信号をオン/オフしたり、増幅等する音
声制御部である。
125aは、第5図(a)に示すように、当該無線接続装
置12の現在の動作状態、現在接続されている無線電話機
の識別番号(RTEL−ID)、発呼/着呼処理等の制御シー
ケンス、無線電話機13(無線側)との各種制御信号、無
線回線制御装置11(有線側)との各種制御信号等の各種
データが格納される無線回線接続ファイルである。
125bは、第5図(b)に示すように、無線回線制御装
置11の識別番号(SYS−ID)、当該無線接続装置が設置
された無線ゾーンの番号、当該無線接続装置の識別番
号、空きチャンネルを検索する周期、外線発信時等のダ
イオードポーズ時間、ダイヤルパルスのスピード(10pp
s又は20pps)、ダイヤルパルスのメイク率(33%、50%
又は66%)等の各種データが格納された局データファイ
ルである。
各無線電話機13において、130は、各無線電話機13全
体を制御する制御部であり、この制御部130は、マイク
ロコンピュータ(CPU)と、CPUの実行プログラムが格納
されたROM(リードオンメモリ)と、CPUの作業エリア等
を有するRAM(ランダムアクセスメモリ)より概略構成
されている。
131は、無線接続装置12との無線通信を行うマルチチ
ャンネルアクセス(MCA)方式の無線送受信機、132は、
ハンドセッ132aのレシーバ及びマイクの音声信号を増幅
したり、オン/オフしたり、また、無線回線制御装置11
から無線接続装置12を介して送出される呼び出し信号等
に対応する各種トーン信号(音声信号)を発生する送受
話部、133は、ダイヤル番号等を入力するためのダイヤ
ルキー、134は、ハンドセット132aのオフフック/オン
フックによりオン/オフするフックスイッチ(SW)、13
5は、無線電話機13が位置する無線ゾーン等の位置情報
を無線回線制御装置11の加入者ファイル115bに登録する
ための位置登録ボタン、136は、既設交換機10に対する
ダイヤル信号の方式(PB信号又はDP信号)を選択するた
めのPB/DP切替スイッチ(SW)である。
138aは、第6図(a)に示すように、当該無線電話機
の接続状態、現在接続されている無線接続装置12の番
号、現在接続されている無線回線制御装置11のシステム
番号(SYS−ID)、無線接続装置12との接続シーケン
ス、無線接続装置12との制御信号等の各種データが格納
される無線回線接続ファイルである。
13bは、第6図(b)に示すように、当該無線電話機1
3の識別番号(RTEL−ID)が格納された無線電話機IDフ
ァイル、138cは、第6図(c)に示すように、当該無線
電話機13が位置する無線ゾーンの番号(位置情報)が格
納される無線ゾーン番号ファイル、138dは、第6図
(d)に示すように、短縮番号とダイヤルコードが対応
して格納される短縮ダイヤルファイル、138eは、第6図
(e)に示すように、前回ダイヤルキー113を介して入
力したダイヤル番号に対応するダイヤルコードが格納さ
れたりリダイヤルファイルである。
尚、上記部材130〜138eは、コードレス電話機の場合
は携帯可能な筐体に収納され、自動車電話機の場合は自
動車のセンコンソール等に設置可能に収納される。
次に、上記構成に係る実施例の動作を説明する。
(1) 無線電話機13からの発信 先ず、無線電話機13から局線や他の無線電話機13に発
信する場合の動作を説明する。
無線電話機13がオフフックされてフックスイッチ134
がオンになると、その制御部130は、無線回線接続ファ
イル135の接続シーケンス、制御信号により発呼信号を
生成し、また、無線電話機IDファイル138bの識別番号
と、無線ゾーン番号ファイル138cの現在位置する無線ゾ
ーンの識別番号の信号を生成して付加し、無線送受信機
131を介して送出する。
各無線ゾーンにおける無線接続装置12の制御局の制御
部120はそれぞれ、上記信号を無線送受信機121を介して
受信し、局データファイル125bの自己の無線ゾーンの識
別番号と比較する。識別番号が一致した制御局の制御部
120は、無線回線制御装置11とのループを閉じ、無線回
線接続フィイル125aの制御シーケンス、制御信号によ
り、発呼信号と当該無線ゾーンの番号と無線電話機13の
識別番号の信号を生成し、制御信号送受信機123、ライ
ンインターフェース122を介して無線回線制御装置11に
送信する。
無線回線制御装置11の制御部110は、上記信号を当該
無線回線インターフェース113を介して受信すると、加
入者ファイル115bを検索し、受信した識別番号の加入者
クラスを参照する。
(a) 発呼側無線電話機13の識別番号が「0002」であ
る場合 第4図に示すように、識別番号が「0002」である無線
電話機にはサービスエリアが割り当てられていないため
に、現在の通話トラフィックが60%以下の場合のみ後述
する接続動作を行い、他方、60%を超える場合はトーン
トランク112からこの無線電話機に対しビジートーン(B
T)を送出し、接続動作を行わない。
(b) 発呼側無線電話機13の識別番号が「0003」であ
る場合 第4図に示すように、識別番号が「0003」である無線
電話機には、重要度「A」、全無線ゾーンのサービスエ
リアが割当てられているために、現在の通話トラフィッ
クが90%以上でも接続動作を行う。
(c) 発呼側無線電話機13の識別番号が「0005」であ
る場合 第4図に示すように、識別番号が「0005」である無線
電話機には、重要度が「B」、無線ゾーンZ1、Z2のサー
ビスエリアが割当てられているために、無線ゾーンZ1
Z2内から発呼された場合、現在の通話トラフィックが90
%未満の場合に接続動作を行う。他方、無線ゾーンZ1
Z2以外のエリアから発呼した場合には現在の通話トラフ
ィックが60%以下の場合に接続動作を行い、上記の場合
以外はビジートーンを送出し、接続動作を行わない。
次に、接続動作を説明する。
無線回線制御装置11の制御部110は、システムファイ
ル115aの制御シーケンス、制御信号により、既設交換機
10とのループを閉じるとともに、発呼応答信号を生成
し、当該無線回線インターフェース113を介して無線接
続装置12に送出する。
無線接続装置12は、無線電話機13に対し発呼応答信号
と通話チャンネルを指定する信号を送出し、無線電話機
13の制御部130は、チャンネル切り替え完了信号と、隣
接する無線ゾーンとの干渉がない場合に干渉検出完了信
号を無線接続装置12に送出する。
無線接続装置12は、音声制御部124をオンにするとと
もに音声回路起動信号を無線電話機13に送出した後、無
線電話機13との制御チャンネルを通話チャンネルに切り
替え、通話局となる。
無線電話機13の制御部130は、音声回路起動信号によ
り送受話部132をオンにする。
したがって、既設交換機10から上記閉ループを介して
無線電話機13に送出されダイヤルトーンがハンドセット
132aのレシーバにより音声に再生され、発呼者は、既設
交換機10との閉ループを知得することができる。
次いで、無線電話機13の制御部130は、ダイヤルキー1
13からダイヤル番号が入力すると、ダイヤルコードに変
換し、PB/DP切替スイッチ136により設定されているダイ
ヤル信号方式を示す信号(例えば、PB信号は「0」、DP
信号は「1」)を付加して無線接続装置12に送出する。
無線接続装置12は、ダイヤル信号方式を示す信号によ
りダイヤルコードをDP信号方式又はPB信号方式のダイヤ
ル信号に変換し、上記閉ループを介して既設交換機10に
送出する。
既設交換機10は、上記閉ループを介して無線接続装置
126にリングバックトーンを送出し、無線接続装置12は
リングバックトーンを当該無線信号に変換して無線電話
機13に送出し、被呼側電話機が応答すると通話状態とな
る。
(2) 無線電話機13への着信 次に、無線回線制御装置11を介して無線電話機13に着
信する場合の動作を説明する。
既設交換機10を介して着信すると、既設交換機10は、
無線回線制御装置11に対して着信した局線インターフェ
ース111を介して制御部110にアクセスする。
無線回線制御装置11の制御部110は、加入者ファイル1
15bを検索し、加入者ファイル115bを参照する。
(a) 識別番号が「0002」の無線電話機13は、第4図
に示すように、内線番号が割り当てられていないため
に、この無線電話機13に着信することがない。すなわ
ち、この無線電話機13は発呼専用である。
(b) 被呼側無線電話機13の加入者番号(内線番号)
が「2201」である場合 第4図に示すように、内線番号が「2201」である無線
電話機には、重要度「A」、全無線ゾーンのサービスエ
リアが割り当てられているために、この無線電話機がこ
のサービスエリア内に位置する限り、現在の通話トラフ
ィックが90%以上にも後述する接続動作を行う。
(c) 被呼側無線電話機13の内線番号「2262」である
場合、 第4図に示すように、内線番号が「2262」である無線
電話機には、重要度「B」、無線ゾーンZ1、Z2のサービ
スエリアが割当てられているために、加入者ファイル11
5bの位置情報によりこの無線電話機が無線ゾーンZ1、Z2
内に位置する場合、現在の通話トラフィックが90%未満
の場合に接続動作を行う。他方、無線ゾーンZ1、Z2以外
のエリアに位置する場合には現在の通話トラフィックが
60%以下の場合に接続動作を行う。
上記の場合以外は、発呼側電話機に対しトーントラン
ク10からビジートーンを送出し、接続動作を行わない。
次に、接続動作を説明する。
制御部110は、加入者ファイル115bから無線電話機13
が位置する無線ゾーンを読み出し、その無線ゾーンに配
置された無線接続送他12の制御局に無線電話機13が識別
番号と呼び出し制御信号を送出する。この場合、制御部
110は、マトリックススイッチ114を制御することにより
その無線ゾーンにおける無線接続装置12の制御局に対応
する無線回線インターフェース113と着信した局線イン
ターフェース111を接続する。
無線接続装置12の制御部120は、上記呼び出し信号等
をラインインターフェース122、制御信号送受信機123を
介して受信し、無線回線接続ファイル125aの制御信号デ
ータにより無線用の無線電話機13の識別番号の信号と呼
び出し制御信号を生成し、無線送受信機121を介して送
出する。
無線電話機13は、自己の識別番号の信号と呼び出し制
御信号を無線送受信機131を介して受信し、受信した識
別番号と無線電話機IDファイル138bの識別番号と比較
し、一致した無線電話機13の制御部130がその送受信部1
32をオンにし、送受信部132が、無線接続装置12からの
呼び出し制御信号により呼び出し用の音声信号を生成す
る。
したがって、既設交換機10からの呼び出し信号が順次
異なる信号の形式で無線回線制御装置11、無線接続装置
12の制御局を介して被呼側無線電話機13X1に送出され
る。
無線電話機(13X1)がオフフックすると、そのデータ
が無線接続装置12を経て無線回線制御装置11に送出さ
れ、無線回線制御装置11は、無線接続装置11に対し通話
局となるように指示し、発呼側電話機と無線電話機13と
の通話路を形成する。
したがって、上記実施例によれば、各無線電話機13に
割り当てられた重要度と現在の通話トラフィックに応じ
て通話チャンネルを与えるために、重要な通信の呼損を
防止することができる。
また、各無線ゾーンの通信チャンネルの数は、最繁時
トラフィックと呼損率に応じて予め設定されるが、実際
のトラフィックがこの設定数を超える場合には超損が発
生し、他方、実際のトラフィックがこの設定数より低い
場合には不経済な通信システムとなる問題点がある。
したがって、上記実施例によれば、各無線電話機13に
優先的な無線ゾーンを割り当てているために、経済的な
無線電話装置を実現することができる。
尚、上記実施例では、無線電話機13毎と無線ゾーン毎
の加入者クラスを組み合わせた場合について説明した
が、代わりに、どちらかを選択して動作するように構成
することができ、この場合、無線回線制御装置11の制御
部110のROMに両方のプログラムを予め格納し、ユーザに
応じて操作卓116からいずれかのプログラムを選択する
ようにしてもよい。
また、上記加入者クラスにより着信動作は、無線電話
機13間の通信の場合や、既設交換機10が構内交換機であ
る場合であってこの構内交換機に接続された内線電話機
(不図示)から無線電話機13に着信した場合のみに限定
し、既設交換機10に外線から着信した場合には、上記加
入者クラスを無視して従来の着信順による動作を行うよ
うにしてもよいし、無線電話機毎の加入者クラスと無線
ゾーン毎の加入者クラスの一方を無視するようにしても
よく、また、発呼と着信に応じて適宜動作が異なるよう
にしてもよい。
更に、本発明は、上記加入者クラスに限定されず、他
の加入者クラスにより無線電話機13の加入者クラスを設
定することができることは勿論である。
発明の効果 以上説明したように、本発明は、無線回線制御装置の
加入者ファイルに、予め各無線電話機の無線ゾーン毎の
重要度が設定された加入者クラス及び、各無線電話機が
位置する無線ゾーン番号とを格納し、無線電話機の発信
時又は着信時に、その無線電話機が位置する無線ゾーン
の重要度に応じて、前記無線接続装置を介して無線電話
機との通話路形成することにより、無線ゾーン毎に重要
度が低い無線電話機の通話チャネルを限定して形成する
ため、各無線ゾーンで重要度の高い通信の呼損を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る無線電話装置の一実施例を示す
概略構成図、第2図、第1図の無線電話装置の各装置の
詳細なブロック図、第3図は、第1図及び第2図の無線
回線制御装置の各ファイルの説明図、第4図は、第3図
(b)の加入者ファイルの詳細な説明図、第5図は、第
1図及び第2図の無線接続装置の各ファイルの説明図、
第6図は、第1図及び第2図の無線電話機の各ファイル
の説明図である。 11……無線回線制御装置、12……無線接続装置、13……
無線電話機、110,120,130……制御部、114……マトリッ
クススイッチ、115a……システムファイル、115b……加
入者ファイル、115e……回線接続ファイル、121,131…
…無線送受信機、125a、138a……無線回線接続ファイ
ル、125b……局データファイル、138b……無線電話機ID
ファイル、138c……無線ゾーン番号ファイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 文雄 横浜市港北区綱島東4丁目3番1号 松 下通信工業株式会社内 (72)発明者 村田 嘉利 横須賀市武1丁目2356番地 日本電信電 話株式会社通信綱第二研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−89044(JP,A) 特開 昭56−39637(JP,A) 特開 昭60−136436(JP,A) 特開 昭62−279729(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ異なる無線ゾーンに配置され、そ
    の無線ゾーンに位置する無線電話機と無線通信を行う複
    数の無線接続装置と、 予め各無線電話機の無線ゾーン毎の重要度が設定された
    加入者クラス及び、各無線電話機が位置する無線ゾーン
    番号が格納された加入者ファイルと、無線電話機の発信
    時又は着信時に、その無線電話機が位置する無線ゾーン
    の重要度に応じて、前記無線接続装置を介して無線電話
    機との通話路形成を行う手段とを備えた無線回線制御装
    置とから構成される無線電話装置。
JP62151947A 1987-06-18 1987-06-18 無線電話装置 Expired - Lifetime JP2563345B2 (ja)

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JPS5939944B2 (ja) * 1979-09-07 1984-09-27 日本電信電話株式会社 代表電話方式
JPS5989044A (ja) * 1982-11-12 1984-05-23 Nec Corp 無線通信方式
JPS60136436A (ja) * 1983-12-23 1985-07-19 Nec Corp 無線電話システム
JPS62279729A (ja) * 1986-05-29 1987-12-04 Iwatsu Electric Co Ltd 無線ペ−ジング通信方式

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