JP2563291Y2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

Info

Publication number
JP2563291Y2
JP2563291Y2 JP1991074894U JP7489491U JP2563291Y2 JP 2563291 Y2 JP2563291 Y2 JP 2563291Y2 JP 1991074894 U JP1991074894 U JP 1991074894U JP 7489491 U JP7489491 U JP 7489491U JP 2563291 Y2 JP2563291 Y2 JP 2563291Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collision load
vehicle
initial
front side
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991074894U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0524483U (ja
Inventor
昌也 浜本
広道 河村
治郎 前林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP1991074894U priority Critical patent/JP2563291Y2/ja
Publication of JPH0524483U publication Critical patent/JPH0524483U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2563291Y2 publication Critical patent/JP2563291Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、モノコツク状に形成
された自動車の前部車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の安全性を向上させる
ための改良が種々なされており、これの一環として、正
面衝突(以下、単に正突と呼ぶ。)時における衝突荷重
を適宜コントロールすることにより、乗員の持つエネル
ギーを最も効率良く吸収させようとする技術が開発され
ている。即ち、正突時に乗員の持つエネルギーを最も効
率よく吸収させるためには、車体の前部の潰れを乗員の
減速に効率よく用いる必要がある。具体的には、正突時
における車体のトータルの潰れ量が、乗員拘束後の最小
の潰れ量よりも長い場合には、この差分だけ、乗員の減
速に寄与しない空走潰れが発生し、この空走潰れ量が長
い程、車体前部の潰れが乗員の減速に効果的に使われて
いないことを意味するものである。
【0003】このため、図7に示すように、衝突した瞬
間に車体エネルギーを吸収し、瞬時に車体が止まり、車
体がほとんど潰れない状態を達成し、この後、図8に示
すように、乗員が車体に例えばシートベルトにより拘束
されるか、または、車体の一部(例えば、インスツルメ
ントパネル)に接触して拘束される瞬間から、車体が潰
れ始めるように構成すれば、上述した様な乗員の持つエ
ネルギーを最も効率良く吸収させることが出来ることと
なる。尚、この理想的な衝突特性を、車体に作用する衝
突エネルギとしての衝突加速度(車体G)と、衝突によ
る車体の潰れ量との観点で、両者の相関関係を示せば、
図9に示すように、車体の潰れ量の初期においては、車
体Gを高く設定し、その後、車体潰れが増すにつれて、
低い車体Gで乗員を拘束すれば良いことが理解される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ここで、この様な理想
的な車体潰れ特性は、従来のシヤシーフレーム構造によ
り達成され得るものである。即ち、シヤシーフレーム構
造によれば、衝突荷重を受ける点に着目すれば、アツパ
ーボデイがフレームと分離して構成され、主としてフレ
ームのみで衝突荷重を受けるようになされているので、
このフレーム構造を衝突初期荷重のみ高く、乗員拘束後
は荷重を低くして、必要車体潰れを得るように構成する
ことが容易に行い得ることとなる。
【0005】一方、このシヤシーフレーム構造では、フ
レームを車体の前端から後端まで配設しなければならな
い等、車体重量が高くならざるをえないものである。こ
のため、近年における燃費の向上等を目的として、車体
重量の軽減化が要求される中で、その構造上、車体重量
の軽減化を容易に達成することの出来るモノコツク構造
においても、図9に示されるような理想的な車体の衝突
潰れ特性を得たいとの要求がある。
【0006】しかしながら、このモノコツク構造におい
ては、フレームとボデイとの相乗効果により、車体剛性
を得るように構成されているため、図10に示すよう
に、衝突直後においては、車体Gが低く設定され、車体
潰れ量が増すにつれて車体Gが高くなるような車体潰れ
特性しか得られないのが実情である。即ち、この図10
に示す車体潰れ特性においては、衝突初期荷重が低く、
乗員拘束までの空走潰れ量が大きく、上述した理想特性
とは全く反対の特性しか得られていないものである。こ
こで、この図10において初期衝突荷重を上昇させるべ
く、全体的に特性ラインを引き上げることが考えられる
が、このようとすると、車体エネルギーは一定であるた
め、トータルの潰れ量が減少し、乗員拘束時に必要とな
る潰れ量を確保出来なくなり、これを採用することは出
来ないものである。
【0007】この考案は、上述した問題点に鑑みなされ
たものであり、この考案の目的は、車体をモノコツク状
に構成した場合においても、乗員拘束のための必要潰れ
量を確保した状態で、乗員の持つエネルギーを効率良く
吸収して、正突時の安全性の向上を図る事の出来る自動
車の前部車体構造を提供することをである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決
し、目的を達成するため、この考案に係わる自動車の前
部車体構造は、以下の構成を備える。即ち、モノコック
状に形成された自動車の前部車体構造において、車体前
後方向に沿って延出され、左右一対に設けられたフロン
トサイドフレームと、前記各フロントサイドフレームの
先端部に連結され、該左右のフロントサイドフレームを
互いに一体的に連結し、車幅方向に沿って延出されたク
ロスメンバと、このフロントサイドフレームに近接して
左右一対に設けられ、車体前後方向に沿って略ストレー
ト状に延出され、その前部において前記クロスメンバを
介して前記フロントサイドフレームに一体的に接合さ
れ、車体前後方向に関して所定の剛性を有するように形
成された初期衝突荷重受け部材と、車幅方向に沿って延
出され、前記初期衝突荷重受け部材の後端が接合され
て、該初期衝突荷重受け部材に加わった初期衝突荷重
を、該初期衝突荷重受け部材の後端からフロントサイド
フレーム以外の他の部材に分散させる衝突荷重分散部材
とを具備する。
【0009】また、好ましくは、前記衝突荷重受け部材
は、対応する前記フロントサイドフレームの下方に配設
され、前記クロスメンバは、前記各フロントサイドフレ
ームの途中から下方前方に分岐した状態で延出された分
岐フレームの夫々の前部にその両端を接合されている。
【0010】また、好ましくは、前記初期荷重受け部材
の後端は、前記フロントサイドフレームの後部から側方
下方に向けて一体的に延出される支持フレームの先端に
接合されている。
【0011】また、好ましくは、前記衝突荷重分散部材
は、その前端を前記初期衝突荷重受け部材の後端に一体
的に連接され、その後端をサイドシルに接合された第1
衝突荷重分散部材を備える。
【0012】また、好ましくは、前記前記第1衝突荷重
分散部材は、前記衝突荷重受け部材から後方に向かって
延出され、その途中でサイドシルに向かうように折曲さ
れている。
【0013】また、好ましくは、前記衝突荷重分散部材
は、車幅方向に沿って延出され、前記第1衝突荷重分散
部材の途中に連接され、その両端を左右一対のピラー部
材に夫々接合された第2衝突荷重分散部材を更に備え
る。また、好ましくは、前記第2衝突荷重分散部材は、
前記第1衝突荷重分散部材の折曲部分の途中に接合され
ている。
【0014】以上のように、本考案においては、モノコ
ック構造の車体において、正突時の初期衝突荷重は初期
衝突荷重受け部材により受けられ、更に、衝突荷重分散
部材により、初期衝突荷重受け部材に加わった初期衝突
荷重を、初期衝突荷重受け部材の後端からフロントサイ
ドフレーム以外の他の部材に分散させることになる。こ
の結果、車体潰れ量の少ない衝突初期段階で初期荷重を
上げることができ、空走潰れ量が少ない状態で乗員を拘
束することができる。
【0015】
【実施例】以下に、この考案に係わる自動車の前部車体
構造の一実施例の構造を、添付図面の図1乃至図6を参
照して詳細に説明する。先ず、この一実施例の自動車の
前部車体構造10は、図1及び図2に示すように、周知
のモノコツク構造が採用された構造に構成されており、
アンダー側車体としてのフレーム12と、アツパー側車
体としてのボデイ14とを備えて構成されている。ここ
で、フレーム12は、図2から明らかなように、車体前
後方向に沿つて延出する左右一対のフロントサイドフレ
ーム16a,16bを備えており、各フロントサイドフ
レーム16a,16bの前端は、車体前端を規定するバ
ンパー部材(図1に示す)18の直後方まで延出してい
る。ここで、両フロントサイドフレーム16a,16b
上には、エンジン20等のパワートレイン機構が搭載さ
れている。
【0016】ここで、図3にも示すように、両フロント
サイドフレーム16a,16bの中途部には、これの下
面から下方前方に延出する分岐フレーム22a,22b
が夫々一体的に連接されており、両分岐フレーム22
a,22bの夫々の先端には、車幅方向に沿つて延出す
るNo.1クロスメンバ24の両端が夫々連結されてい
る。一方、両フロントサイドフレーム16a,16bの
後端は、エンジンルームと車室とを区切るダツシユパネ
ル26の前面に接合されており、このダツシユパネル2
6の後面には、丁度対応するフロントサイドフレーム1
6a,16bの直後方に位置し、夫々に連結された状態
で、左右一対のヒンジピラー28a,28bが立設され
ている。また、両ヒンジピラー28a,28bの下端後
面に夫々連結された状態で、左右一対のサイドシル30
a,30bが配設されている。
【0017】このように構成される前部車体構造10の
フレーム12において、この考案の特徴となる所の、正
突時の車体構造10に作用する衝突荷重をコントロール
するための構成について詳細に説明する。先ず、両フロ
ント16a,16bの下方には、車体前後方向に沿つて
延出する左右一対の初期衝突荷重受けメンバー32a,
32bが配設されている。ここで、両初期衝突荷重受け
メンバー32a,32bは、夫々略ストレートに延出す
るように形成され、正突時の初期衝突荷重を受けるに十
分な剛性(強度)を有するように構成されている。
【0018】ここで、両初期衝突荷重受けメンバー32
a,32bの先端には、図4に示すように、上述したN
o.1クロスメンバー24の底板24aの両初期衝突荷
重受けメンバー32a,32bが夫々接合される部分
に、後述する取り付けボルト34が下方から挿通される
挿通穴36が形成されており、これらの挿通穴36と夫
々連通した状態で、この底板24aの上面には、ナツト
38が溶接により固定されている。そして、各取り付け
ボルト34は先端に、ナツト38に螺合するねじ溝が螺
刻されている。一方、各初期衝突荷重受けメンバー32
a,32bの先端には、対応する固定ボルト34が下方
に挿通される取り付け穴40が形成されている。この様
にして、図5に示すように、各初期衝突荷重受け部材3
2a,32bは、No.1クロスメンバー24の下面
に、対応する取り付けボルト34を介して固着されるこ
ととなる。この様にして、各初期衝突荷重受け部材32
a,32bの前端は、その取り付け強度を高められた状
態で、No.1クロスメンバー24に固着されることと
なる。
【0019】一方、両初期衝突荷重受け部材32a,3
2bは、上述したダツシユパネル26の直前方で終端し
ており、両初期衝突荷重受け部材32a,32bの後端
には、対応するフロントサイドフレーム16a,16b
の後部から内側方下方に向けて延出する左右一対の支持
フレーム42a,42bの下面に固着されている。ここ
で、この固着態様は、これの前端がNo.1クロスメン
バー24に固着される態様と同様に設定されている。こ
の様にして、この一実施例においては、各初期衝突荷重
受け部材32a,32bは、対応するフロントサイドフ
レーム16a,16bにその前端及び後端を強固に固定
されることとなる。
【0020】また、この一実施例においては、両初期衝
突荷重受け部材32a,32bにおいて受けられた初期
衝突荷重を、フロントサイドフレーム16a,16b以
外の車体構成部材に分散させ受けさせるために、衝突荷
重分散機構44を備えている。詳細には、この一実施例
においては、この衝突荷重分散機構44は、各初期衝突
荷重受け部材32a,32bの後面に、これに一体的に
接合され、後方に向けて延出する第1の衝突荷重分散部
材46a,46bを備えている。ここで、各第1の衝突
荷重分散部材46a,46bは、上述したダツシユパネ
ル26の直後方に位置する中途部で外側に向かうように
折曲されており、各々の後端は、上述した左右一対のサ
イドシル30a,30bに各々接合されている。
【0021】一方、この衝突荷重分散機構44は、両第
1の衝突荷重分散部材46a,46bの折曲部を互いに
連結すると共に、両端を、上述した左右一対のヒンジピ
ラー28a,28bに接合された第2の衝突荷重分散部
材48を更に備えている。即ち、この第2の衝突荷重分
散部材48は、車幅方向に沿つて延出しており、これの
前面には、上述したダツシユパネル26の後面が接合さ
れている。尚、この第2の衝突荷重分散部材48は、フ
ロアーパネル50の中央に車体前後方向に沿つて延出す
る状態で盛り上がって形成されたトンネル部50aを丁
度跨ぐ状態で、これを避けるように形成されている。
【0022】即ち、この一実施例においては、この衝突
荷重分散機構44は、フロントサイドフレーム16a,
16b以外の車体構成部材として、夫々剛性を有する左
右一対のサイドシル30a,30bと左右一対のヒンジ
ピラー28a,28bを採用しており、この結果、左右
一対の初期衝突荷重受け部材32a,32bで受けた初
期衝突荷重は、この衝突荷重分散機構44により、サイ
ドシル30a,30bとヒンジピラー28a,28bと
に分散されることとなり、この正突時における衝突荷重
を確実に受けることが出来ることとなる。
【0023】以上のように、この一実施例の前部車体構
造10は構成されているので、これが正突した状態にお
いて、この衝突初期における衝突荷重は、左右一対の初
期衝突荷重受け部材32a,32bにより受けられるこ
ととなる。この結果、衝突に対する車体の耐力が高ま
り、図6に示すように、二点鎖線で示す通常のモノコツ
ク構造における特性よりも、衝突初期における衝突荷重
は、ハツチングして示す領域だけ大きく設定されること
となる。この結果、衝突初期において、乗員は素早く図
示しないシートベルト等により拘束されることとなる。
即ち、この一実施例においては、モノコツク構造が採用
されていながら、上述した図9に示すような理想的な車
体潰れ特性に近い特性を得ることが出来ることとなる。
【0024】尚、この一実施例においては、乗員拘束後
の潰れ量を確保するため、図6において二点鎖線で示す
通常のモノコツク構造における特性よりも、衝突に対す
る耐力を弱め、実線で示すように設定している。この様
にして、この一実施例における車体潰れ特性は、更に、
図6に示す理想特性に近づくこととなる。即ち、この一
実施例の車体前部構造10においては、モノコツク構造
を採用して、全体重量の軽減化を図り、燃費の向上を達
成することが出来ると共に、その正突時においても、車
体潰れを乗員減速に効率よく利用することが出来て。乗
員の持つエネルギーを効率的に吸収して、乗員の安全性
を向上させることが出来ることになる。
【0025】この考案は、上述した一実施例の構成に限
定されることなく、この考案の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能である事は言うまでもない。例えば、上述
した一実施例においては、初期衝突荷重受け部材32
a,32bは、左右のフロントサイドフレーム16a,
16bに対応して、左右一対設けられるように説明した
が、この考案は、この様な構成に限定されることなく、
例えば、中央に1本だけ配設するように構成しても良
い。
【0026】また、上述した一実施例においては、これ
ら初期衝突荷重受け部材32a,32bの前端は、N
o.1クロスメンバー24に固着されるように説明した
が、この考案はこの様な構成に限定されることなく、要
は、フロントサイドフレーム16a,16bに一体的に
接合されるものであれば良く、何れの部材を介しても良
いものである。
【0027】また、上述した一実施例においては、衝突
荷重分散機構44は、フロントサイドフレーム16a,
16b以外の車体構成部材として、ヒンジピラー28
a,28bとサイドシル30a,30bとを採用し、こ
れらに初期衝突荷重を分散させる様に構成したが、この
考案はこの様な構成に限定されることなく、初期衝突荷
重を分散されるものであればどこでも良く、例えば、両
者の一方であつても、また、更に別の車体構成部材を用
いるようにしても良いものである。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
モノコック状に構成された車体においても、乗員拘束の
ための必要潰れ量を確保した状態で、乗員の持つエネル
ギを効率良く吸収して、正突時の安全性を向上すること
ができる。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる自動車の前部車体構造の一実
施例の構成を概略的に示す側面図である。
【図2】図1に示す前部車体構造の構成を示す平面図で
ある。
【図3】図1に示す前部車体構造の構成を示す斜視図で
ある。
【図4】初期衝突荷重受け部材の前端のNo.1クロス
メンバーへの固着状態を示す断面図である。
【図5】図4に示す固着部における固着動作を説明する
ための斜視図である。
【図6】この一実施例におけるモノコツク構造の車体の
正突時の車体潰れ特性を示す線図である。
【図7】正突初期における理想的な衝突状態を概略的に
示す側面図である。
【図8】正突後半における理想的な潰れ状態をの概略的
に示す側面図である。
【図9】正突時における理想的な車体潰れ特性を示す線
図である。
【図10】従来のモノコツク構造における車体の正突時
の車体潰れ特性を示す線図である。
【符号の説明】
10 前部車体構造、 12 フレーム、 14 ボデイ、 16a;16b フロントサイドフレーム、 18 バンパー部材、 20 エンジン、 22a;22b 分岐フレーム、 24 No.1クロスメンバー、 26 ダツシユパネル、 28a;28b ヒンジピラー、 30a;30b サイドシル、 32a;32b 初期衝突荷重受けメンバー、 34 取り付けボルト、 36 挿通穴、 38 ナツト、 40 取り付け穴、 42a;42b 支持フレーム、 44 衝突荷重分散機構、 46a;46b 第1の衝突荷重分散部材、 48 第2の衝突荷重分散部材, 50 フロアーパネル、 50a トンネル部である。

Claims (7)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノコック状に形成された自動車の前部
    車体構造において、 車体前後方向に沿って延出され、左右一対に設けられた
    フロントサイドフレーム(16a、16b)と、 前記各フロントサイドフレームの先端部に連結され、該
    左右のフロントサイドフレームを互いに一体的に連結
    し、車幅方向に沿って延出されたクロスメンバ(24)
    と、 このフロントサイドフレームに近接して左右一対に設け
    られ、車体前後方向に沿って略ストレート状に延出さ
    れ、その前部において前記クロスメンバを介して前記フ
    ロントサイドフレームに一体的に接合され、車体前後方
    向に関して所定の剛性を有するように形成された初期衝
    突荷重受け部材(32a、32b)と、 車幅方向に沿って延出され、前記初期衝突荷重受け部材
    の後端が接合されて、該初期衝突荷重受け部材に加わっ
    た初期衝突荷重を、該初期衝突荷重受け部材の後端から
    フロントサイドフレーム以外の他の部材に分散させる衝
    突荷重分散部材(46a、46b、48)とを具備する
    ことを特徴とする自動車の前部車体構造。
  2. 【請求項2】 前記衝突荷重受け部材は、対応する前記
    フロントサイドフレームの下方に配設され、 前記クロスメンバは、前記各フロントサイドフレームの
    途中から下方前方に分岐した状態で延出された分岐フレ
    ームの夫々の前部にその両端を接合されていることを特
    徴とする請求項1に記載の自動車の前部車体構造。
  3. 【請求項3】 前記初期荷重受け部材の後端は、前記フ
    ロントサイドフレームの後部から側方下方に向けて一体
    的に延出される支持フレームの先端に接合されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の自動車の前部車体構
    造。
  4. 【請求項4】 前記衝突荷重分散部材は、その前端を前
    記初期衝突荷重受け部材の後端に一体的に連接され、そ
    の後端をサイドシルに接合された第1衝突荷重分散部材
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動車の前
    部車体構造。
  5. 【請求項5】 前記第1衝突荷重分散部材は、前記衝突
    荷重受け部材から後方に向かって延出され、その途中で
    サイドシルに向かうように折曲されていることを特徴と
    する請求項4に記載の自動車の前部車体構造。
  6. 【請求項6】 前記衝突荷重分散部材は、車幅方向に沿
    って延出され、前記第1衝突荷重分散部材の途中に連接
    され、その両端を左右一対のピラー部材に夫々接合され
    た第2衝突荷重分散部材を更に備えることを特徴とする
    請求項5に記載の自動車の前部車体構造。
  7. 【請求項7】 前記第2衝突荷重分散部材は、前記第1
    衝突荷重分散部材の折曲部分の途中に接合されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の自動車の前部車体構
    造。
JP1991074894U 1991-09-18 1991-09-18 自動車の前部車体構造 Expired - Fee Related JP2563291Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991074894U JP2563291Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 自動車の前部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991074894U JP2563291Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 自動車の前部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0524483U JPH0524483U (ja) 1993-03-30
JP2563291Y2 true JP2563291Y2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=13560553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991074894U Expired - Fee Related JP2563291Y2 (ja) 1991-09-18 1991-09-18 自動車の前部車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2563291Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0524483Y2 (ja) * 1987-10-05 1993-06-22

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03112788A (ja) * 1989-09-26 1991-05-14 Mazda Motor Corp 車両の前部車体構造
JPH03139474A (ja) * 1989-10-24 1991-06-13 Mazda Motor Corp 車両の車体前部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0524483U (ja) 1993-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3539197B2 (ja) 自動車のフロア部車体構造
US6598933B2 (en) Vehicle front body structure
JP3360647B2 (ja) 自動車の車体前部構造
US5884963A (en) Front suspension cross-member to torque box energy management and toe board intrusion limiter
US7658428B2 (en) Device for attaching a backrest
JP3074647B2 (ja) 車体支持構造を有する自動車
US6213245B1 (en) Cross member structure for transmission
US6520565B1 (en) Arrangement which makes it possible to displace a cab of a vehicle
JP3045337B2 (ja) 自動車の前部構造
JP2563291Y2 (ja) 自動車の前部車体構造
US11597442B2 (en) Vehicle frame structure
JP2019025945A (ja) キャブオーバー型車両の車体前部構造
JPH07329826A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH0463775A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH09221067A (ja) 車両のカウル構造
JP3461723B2 (ja) 自動車の車体フレーム構造
JP4069748B2 (ja) 車両前部構造
WO2022210235A1 (ja) インストルメントパネル取付構造
JP2000211547A (ja) シャシフレ―ム付ワンボックスカ―の車体構造
JPH11170942A (ja) キャブオーバ車両の衝突安全車体構造
JP3799464B2 (ja) 自動車のフレーム構造
JP2002316666A (ja) 車体前部構造
KR100189560B1 (ko) 자동차의 로어프런트 필라와 사이드 라커의 접합부보강구조
JPH0627443U (ja) 後部車体構造
JPH05116646A (ja) 自動車車体の前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971007

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees