JP2563049Y2 - 車載用メモ表示システム - Google Patents

車載用メモ表示システム

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JP2563049Y2
JP2563049Y2 JP1990045199U JP4519990U JP2563049Y2 JP 2563049 Y2 JP2563049 Y2 JP 2563049Y2 JP 1990045199 U JP1990045199 U JP 1990045199U JP 4519990 U JP4519990 U JP 4519990U JP 2563049 Y2 JP2563049 Y2 JP 2563049Y2
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茂樹 中根
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、任意のメモ情報を入力して、このメモ情報
を車両搭載のディスプレイに表示しうる、車載用メモ表
示システムに関する。
[従来の技術] 一般に、卓上電子計算機機能を有する電子手帳等にお
いては、これを住所録や電話帳に使用しうるほか、自己
のスケジュールも記憶できるようにしたものがある。
また、自動車においては、自車の移動に伴い移動する
自車位置を車両搭載のディスプレイに表示された地図上
に表示しうるナビゲーションシステムを搭載したものが
ある。
また、このディスプレイをテレビモニタやオーディオ
類の各種特性調整用モニタとして使用するという提案も
なされている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記車載のディスプレイに、上記の電子手帳
に記載するような事項を表示させることができるように
したものは見当らない。
本考案は、このような状況下において創案されたもの
で、メモ入力操作部として、ディスプレイ上にマーク表
示を行ない、更にはこのマーク表示と連係する赤外線タ
ッチスッチのようなスイッチ構成として、車両走行時は
メモ操作マークの表示を消すことができるようにした車
載用メモ表示システムを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するため、本考案の車載用メモ表示
システムは、任意のメモ情報を入力して該メモ情報を車
両搭載のディスプレイに表示しうる車載用メモ表示シス
テムにおいて、入力されてきた該メモ情報を記憶するメ
モ情報記憶手段と、該ディスプレイにメモ操作マークを
表示し、該メモ操作マークを操作することにより、メモ
画面を出して、該メモ情報記憶手段へのメモ情報の入力
および該メモ情報記憶手段で記憶されている該メモ情報
の該メモ画面への表示を行なうメモ情報表示制御手段と
をそなえ、該メモ情報表示制御手段に、車両走行時は該
メモ操作マークの表示を消してメモ画面操作を禁止する
メモ操作マーク表示消去手段が設けられたことを特徴と
している。
[作用] 上述の本考案の車載用メモ表示システムでは、ディス
プレイにメモ操作マークを表示し、メモ操作マークを操
作することにより、メモ画面を出して、メモ情報記憶手
段へのメモ情報の入力および該メモ情報記憶手段で記憶
されているメモ情報のメモ画面への表示を行なうが、メ
モ操作マーク表示消去手段によって、車両走行時は、メ
モ操作マークの表示が消されて、メモ画面操作が禁止さ
れる。
[実施例] 以下、図面により本考案の一実施例について説明す
る。
さて、本実施例は、ナビゲーション機能(地図モー
ド),オーディオ機能(サウンドモード),ビジュアル
機能(テレビモード)および車両情報機能(車両情報モ
ード)の中から任意のものを選択して使用しうる総合情
報システムについてのもので、以下、ナビゲーション機
能およびメモ表示機能を含むこの総合情報システムにつ
いて説明する。
さて、第1図(a)は本考案の一実施例を示すシステ
ムブロック図、第1図(b)は本考案の一実施例を示す
機器構成図であるが、これらの図において、1は地図ユ
ニット(ナビゲーションユニット)で、この地図ユニッ
ト1は、前述の推測航法やマップマッチング手法を用い
て自車位置を求めるものである。即ち、推測航法による
場合は、車の走行距離と地磁気および左右輪回転数差か
ら算出された車両方位を用いて、単位走行距離当たりの
進行方向を逐次積分して、現在位置を計算し、又マップ
マッチング手法による場合は、自動車が原則として道路
上を走行するということを利用して、推測航法により算
出される走行軌跡と道路の形状を比較し車両位置を推定
して、推測航法の誤差を修正するような計算を行なう。
そして、絶対方位を地磁気センサ10で、走行距離およ
び左右輪回転数差を右後車輪速センサ11RRおよび左後車
輪速センサ11LRで求めている。
なお、地図ユニット1へはインヒビタスイッチ12から
の信号も入力されている。
2はオーディオユニットで、このオーディオユニット
2は、AM/FMラジオチューナ,カセットテープデッキ,
コンパクトディスクプレーヤ(CDプレーヤ)8を内蔵す
ることにより、AM/FM放送,カセットテープおよびコン
パクトディスク(CD)のいずれをも聴くことができるよ
うになっている。なお、このオーディオユニット2は、
第3図に示すような操作部を有しており、この第3図に
おいて、主要なものを説明すると、2−1はインジケー
タ部、2−2はパワーオンオフ操作部、2−3はCD挿入
部、2−4はCDイジェクトボタン(コンパクトディスク
イジェクト操作部)、2−5はプレイボタン、2−6は
ボリューム操作部である。
また、このオーディオユニット2からの音声出力信号
はオーディオパワーアンプ7へ送られ、このオーディオ
パワーアンプ7からの信号が、車室内前部に設けられた
フロントスピーカ7F−1,7F−2,フロントドアに内蔵され
たフロントドアスピーカ7FD−1,7FD−2および車室内後
部に設けられたリヤスピーカ7R−1,7R−2へ送られて、
これらのスピーカから音が出るようになっている。
また、このオーディオユニット2のCDプレーヤ8に
は、オーディオ用コンパクトディスクをセットできるこ
とはもちろんであるが、ディスプレイに表示すべき縮尺
度の異なる複数の地図を記憶する地図記憶手段としての
地図記憶用コンパクトディスク81(以下、地図用CD−RO
M81という)もセットするこができる。すなわち、オー
ディオ用コンパクトディスクと地図用CD−ROM81が共通
のCDプレーヤ8で使用できるように構成されている。
なお、地図用CD−ROM81には、全国レベルの広域地図
からある特定の地域(例えば都市圏)についての詳細地
図まで、縮尺度の異なる複数の地図(1/400000,1/10000
0,1/25000,1/12500)が記憶されている。
3はテレビチューナ(TVチューナ)で、このTVチュー
ナ3は、UHFおよびVHFの両方を受信しうるもので、これ
らの受信は伸縮自在のモータアンテナ91,リヤウィンド
ウガラスアンテナ92によって行なわれ、これらのアンテ
ナ91,92で受信された電波は、アンテナアンプ(増幅
器)93,94で増幅されてから、TVチューナ3へ入力され
るようになっている。
なお、モータアンテナ91はTV用およびラジオ用を兼用
しており、更にリヤウィンドウガラスアンテナ92は、リ
ヤウィンドウガラスに貼設されたアンテナ素子92a〜92d
をそなえて構成されており、アンテナ素子92aはラジオ
用、アンテナ素子92b〜92dはTV用として構成されてい
る。また、アンテナ素子92aで受信された信号はアンテ
ナアンプ94aで、アンテナ素子92b〜92dで受信された信
号はアンテナアンプ94b〜94dでそれぞれ増幅される。
また、このTVチューナ3には、ビデオアダプタ(VTR
アダプタ)3−1が接続されていて、このVTRアダプタ
3−1に、ビデオデッキ又はビデオカメラを接続できる
ようになっている。
4は車両情報ユニットで、この車両情報ユニット4
は、各種の車両情報を表示させるための処理を施すユニ
ットで、車両情報としては、車の進行方向(方位固定ま
たは車両固定),燃料タンクいっぱいに燃料が入ってい
る状態(以下、「満タン」という)以降の走行可能距離
があるが、その他、この車両情報ユニット4は、個人情
報としてのメモ情報の入力および表示のための処理も行
なうことができるようになっている。
そして、この車両情報ユニット4には、燃料噴射制
御,点火時期制御,変速機制御,アンチスキッドブレー
キ制御,トラクション制御等、各種の制御を司る電子制
御ユニット(ECU)21〜24からの信号のほか、車速セン
サ14,インジェクタ制御信号供給部15,燃料ゲージ16,排
気温センサ17からの信号も入力されている。
5はモニタユニットで、このモニタユニット5は、地
図およびナビゲーション用の自車位置(カーマーク)の
ほか、オーディオ特性や各種車両情報を表示するもの
で、更にはテレビのモニタとしても使用されるようにな
っている。なお、このモニタユニット5の前面は、第2
図のようになっており、この第2図において、主要なも
のを説明すると、5−1はカラーCRTディスプレイで、
このディスプレイ5−1には、赤外線タッチスイッチ5
−2が設けられている。また、5−3は地図モード選択
スイッチ、5−4はサウンドモード選択スイッチ、5−
5はテレビモード選択スイッチ、5−6はサーススイッ
チ、5−7は車両情報モード選択スイッチ、5−8は画
面消去スイッチ、5−9はテレビ用赤外線リモコン受光
部、5−10はリターンスイッチ、5−11はカーソルスイ
ッチ、5−12はセットスイッチであり、これらスイッチ
5−3〜5−8,5−10〜5−12はいずれもハードスイッ
チである。また、サーチスイッチ5−6,リターンスイッ
チ5−10,カーソルスイッチ5−11、セットスイッチ5
−12はインジケータ付きである。
ここで、地図モード選択スイッチ5−3は地図モード
を選択したいときに押すスイッチで、サウドモード選択
スイッチ5−4はサウンドモードを選択したいときに押
すスイッチで、テレビモード選択スイッチ5−5はテレ
ビモードを選択したいときに押すスイッチで、サーチス
イッチ5−6はテレビチャネル検索時に押すスイッチ
で、車両情報モード選択スイッチ5−7は車両情報モー
ドを選択したいときに押すスイッチで、画面消去スイッ
チ5−8は画面を消去する場合に押すスイッチで、テレ
ビ用赤外線リモコン受光部5−9はテレビ用赤外線リモ
コン(TVリモコン)51からの赤外線信号を受ける部分
で、リターンスイッチ5−10は画面を前のものに戻すた
めのもので、カーソルスイッチ5−11はディスプレイ5
−1上に輝度変調により表示されているカーソル(マー
ク)を上下左右に移動させるためのもので、セットスイ
ッチ5−12はセット手続きを行なう際に押すスイッチで
ある。
さらに、このモニタユニット5には、運転席ドアスイ
ッチ18、レオスタット13、ハンドルリモコンスイッチ20
からの信号が入力されるようになっている。
6はグラフィックジェネレータで、このグラフィック
ジェネレータ6は各モードにおける映像表示の制御を司
るもので、このため、このグラフィックジェネレータ6
は、地図ユニット1,オーディオユニット2,TVチューナ3,
車両情報ユニット4,モニタユニット5との間で、システ
ム通信信号とともに、映像信号あるいは音声信号のやり
とりを行なっている。なお、このグラフィックジェネレ
ータ6には、その他、インヒビタスイッチ12,車速セン
サ14,ブレーキスイッチ19からの信号も入力されてい
る。
なお、地図ユニット1,オーディオユニット2,TVチュー
ナ3,VTRアダプタ3−1,車両情報ユニット4,モニタユニ
ット5,リモコンユニット51,グラフィックユニット6,オ
ーディオパワーアンプ7,地磁気センサ10,車輪速センサ1
1RR,11LR,アンテナ91,92,アンテナアンプ93,94等の車載
状況を示すと、第4図のようになる。この図から、オー
ディオユニット2,モニタユニット5,VTRアダプタ3−1,
リモコンユニット51は、車室内のセンタコンソール付近
に設けられており、地図ユニット1,TVチューナ3,車両情
報ユニット4,グラフィックユニット6,オーディオパワー
アンプ7は車両後部にまとめて設けられていることがわ
かる。
なお、地磁気センサ10は車体後部上面に、また車輪速
センサ11RR,11LRは左右車輪付近に設けられ、アンテナ9
1はリャクォータ部に、またアンテナ92はリアウインド
ウガラスに設けられている。
以下、本システムが有する地図モード,サウンドモー
ド,テレビモードおよび車両情報モードについて説明す
る。
(a)地図モード この地図モードは、全国の地図(大都市圏は縮尺1/12
500まで、他は縮尺1/100000まで)を表示し、更には表
示地図上に自車の位置を進行方向をカーマークで表示
し、また目的地の方向と現在地から直線距離を表示し、
更には駅,ゴルフ場,ホテル,デパート,美術館,レジ
ャーランド等の所在地地図,住所,電話番号の表示を行
なうモードで、ナビゲーションは車輪速センサ11RR,11L
Rと地磁気センサ10との組合せによる推測航法による。
なお、大都市圏のように詳細地図を必要とする地域を走
行する場合は、マップマッチング手法による。
かかる地図モードのための制御ブロックを示すと、第
5図のようになる。この第5図において、101は地図表
示手段で、この地図表示手段101は、ディスプレイ5−
1に拡大操作マーク(「詳細」と表示された部分)と縮
小操作マーク(「広域」と表示された部分)とを表示
し、上記の拡大操作マーク,縮小操作マークを操作する
ことにより、地図用CD−ROM81に記憶されている地図を
取り出して、ディスプレイ5−1上に複数の縮尺度の地
図を選択的に表示しうるもので、更にこの地図表示手段
101は、表示地図が最大縮尺度のものであるときは拡大
操作マークの表示を消すとともに、表示地図が最小縮尺
度のものであるときは縮小操作マークの表示を消す操作
マーク表示消去選択手段101Aの機能を有している。
102は現在地設定手段で、この現在地設定手段102は、
自車位置についてその現在地をディスプレイ5−1に表
示された地図上において設定するものである。
103は目標地定手段で、この目標地設定手段103は、こ
れからいこうとする目標地をディスプレイ5−1に表示
された地図上において設定するものである。なお、この
目標地設定手段103には、現在地から目標地までの直線
距離を演算する距離演算手段も設けられている。
104は現在地登録手段で、この現在地登録手段104は、
現在地設定手段102によって設定られた現在地がディス
プレイ5−1の地図上に表示されている状態でこの現在
地を記憶して登録するものである。
105は目標地登録手段で、この目標地登録手段105は、
目標地設定手段103によって設定された目標地がディス
プレイ5−1の地図上に表示されている状態でこの目標
地を記憶して登録するものである。
106はナビゲーション手段で、このナビゲーション手
段106は、現在地設定手段102で設定された現在地を初期
値とし(目的地設定手段103で設定された目的地を最終
値とし)て、自車の移動に伴い移動する自車位置(この
位置は車輪速センサ11RR,11LR,地磁気センサ10にて検出
される)をカーマークMK1又はMK2[第8図(a),
(b)参照]にてディスプレイ5−1に表示された地図
上に表示していくものである。
107は表示選択手段で、この表示選択手段107は、ディ
スプレイ5−1上において地図表示手段101による地図
だけの表示を行なうのか、現在地設定手段102による現
在地設定のための表示を行なうのか、目的地設定手段10
3による目的地設定のための表示を行なうのか、ナビゲ
ーション手段106によるナビゲーション表示(ロケーシ
ョン表示)を行なうのかを選択するものである。
108は自車位置記憶手段で、この自車位置記憶手段108
は、自車位置を記憶するもので、ナビゲーションシステ
ムのオフ時にも、そのときの自車位置を記憶しておくこ
とができるようになっている。
109は表示選択制御手段で、この表示選択制御手段109
は、ナビゲーションシステムのオフ時のディスプレイ5
−1の表示態様がナビゲーション手段106によるナビゲ
ーション表示であった場合は、ナビゲーションシステム
のオン時において、自車位置記憶手段108で記憶されて
いる自車位置をナビゲーション手段106へ供給して、デ
ィスプレイ5−1の表示態様をナビゲーション手段106
によるナビゲーション表示とするよう表示選択手段107
を制御するものである。
110はインジェクト操作確認手段で、このインジェク
ト操作確認手段110は、地図用CD−ROM81がCDプレーヤ8
に装填されているときに、このCDプレーヤ8付きのコン
パクトディスクインジェクト操作部2−4を操作した場
合は、再度インジェクト操作の確認のための表示を行な
わせるものである。
111は地図モード用主制御手段で、この地図モード用
主制御手段111は、上記の各手段101〜110あるいはモニ
タユニット5(モニタユニット5についてはグラフィッ
クジェネレータ6を経由する)との間で、信号の授受の
ための制御を司るものである。
次に、この地図モードでの操作要領を表示例を参照し
ながら説明する。
まず、この地図モードを選択するには、CD−ROM81をC
Dプレーヤ8をセットした状態にして、第2図に示すモ
ニタユニット5の地図選択スイッチ5−3を押す(第9
図のステップA1)。このように地図選択スイッチ5−3
を押すと、ステップA4で、CDチェックOKがどうかが判断
される。この場合は、CD−ROM81が、セットされている
かとか、高温状態でないかとか、読み出し異常でないか
とが判断され、CD−ROM81が、セットされており、高温
状態でなく、しかも読み出し異常でないとすると、ステ
ップA6で、前回ロケーションモードであったかどうかが
判定される。なお、ステップA4で、CD−ROM81が、セッ
トされていなかったり、高温状態であったり、読み出し
異常であったりした場合は、CDエラー表示がなされる
(ステップA5)。
ところで、最初は、前回ナビゲーションモードではな
いから、ステップA6でNOルートをとって、ステップA7お
よび第6図(a)に示すような地図モードメインメニュ
ーが表示される。この地図モードメインメニューには、
上から順に、地図,現在地設定,目的地設定およびナビ
ゲーション(方位,車体)という表示がなされる。そし
て、これらの表示部(実際は表示部分のうちの所要のタ
ッチ部)のいずれかを手で触ると、その赤外線タッチス
イッチ5−2の作用により、触れられた部分に対応する
表示メニュー画面が出るようになっている。
ここで、地図モードメインメニューにおける地図の部
分を触ると、地図表示メニュー画面に変わり(ステップ
A8)、現在地設定の部分を触れると、現在地設定メニュ
ー画面に変わり[ステップA9および第6図(b)]、目
的地設定の部分を触れると、目的地設定メニュー画面に
変わり(ステップA10)、ナビゲーションの方位の部分
または車体の部分を触れると、地図およびカーマークが
表示されたロケーション画面に変わる(ステップA1
1)。なお、ナビゲーションの方位の部分を触れた場合
は、地図の北の方向が上を向くように表示され、ナビゲ
ーションの車体の部分を触れた場合は、車体の進行方向
が上を向くように表示される。
なお、第6,9図からわかるように、地図表示メニュー
画面,現在地設定メニュー画面には、それぞれ全国地
図,施設,登録地,自宅,オフィス,別荘という表示が
なされ、目的地設定メニュー画面には、全国地図,施
設,登録地,自宅,キャンセル,確認という表示がなさ
れる。
まず、地図モードメインメニューにおける地図の部分
に触れて、地図表示メニュー画面を出したあとの地図表
示モードについて説明する。
この場合は、第9図のステップA8,第10図のステップB
1に示すように、地図表示メニュー画面を出している状
態で、全国地図,施設,登録地,自宅,オフィス,別荘
のいずれかを対応する表示部分に触れて選択する。ここ
で、全国地図,施設,登録地のいずれかを選択した場合
は、それぞれ地図検索(ステップB2),施設名検索(ス
テップB3),登録地検索(ステップB4)を経て、自宅,
別荘,オフィスのいずれかを選択した場合は直接、所望
する部分を含む地図を表示した地図参照画面となる(地
図表示モード;ステップB5,第9図ステップA12)。
例えば全国地図という表示部分に触れると、その赤外
線タッチスイッチ5−2の作用により、第6図(c)に
示すように、まず全国地図画面が表われ、次に所望の地
域(例えば関東)を選択すると、関東地方の概略地図画
面が表われ、更に所望の地域(都道府県単位;例えば東
京)を選択すると、東京都の概略地図が表われる。更に
詳細な地図を見たい場合は、この地図上に碁盤の目のよ
うに区切られた所望のエリアに触れればよい。これによ
り、所望する地域の詳細地図がステップB5または第6図
(d)のように表示される。なお、この場合、カーソル
スイッチ5−11を操作することにより、地図スクロール
が可能である。そして、これよりも更に詳細な地図を見
たい場合は画面上の「詳細」表示部に触れればよい。ま
た、この地図参照画面上には、縮尺スケールも表示され
る。なお、かかる地図表示モード時は主として地図表示
手段101が作用する。
また、このとき表示画面には、「ナビ」という表示が
されているが、この「ナビ」とう表示部分に触れると、
ステップB6で、現在地設定済みかどうかが判断され、設
定済みであれば、ロケーションモードへ移行する(ステ
ップB7)。なお、現在地が設定れていない場合は、現在
地未設定エラー画面を出す(ステップB8)。
次に、地図モードメインメニューにおける現在地設定
の部分に触れて[第9図のステップA7,第7図
(a)]、現在地設定メニュー画面を出したあとの現在
地設定モードについて説明する。
この場合は、第7図(b),第9図のステップA9,第1
1図のステップC1に示すように、現在地設定メニュー画
面を出している状態で、全国地図,施設,登録地,自
宅,オフィス,別荘のいずれかを対応する表示部分に触
れて選択する。ここで、全国地図、施設,登録地のいず
れかを選択した場合は、それぞれ地図検索(ステップC
2),施設名検索(ステップC3),登録地検索(ステッ
プC4)を経て、自宅,別荘,オフィスのいずれかを選択
した場合は直接、所望する部分を含む地図を表示した現
在地設定画面となる(ステップC5)。この画面には、所
望地図と共に、十字形のカーソル,「広域」,「詳
細」,「位置調整後セット」という表示がなされ、「広
域」,「詳細」部分を触れると、地図モードの場合と同
様、縮小あるいは拡大地図を出すことができ、更にはカ
ーソルを現在地までスクロールスイッチ5−11を用いて
移動させたあと、「位置調整後セット」の「セット」に
触れると、その位置が現在地として設定される。これに
より、カーマークMK1が現在地に表示された現在地設定
処理画面となる(ステップC6)。なお、かかる現在地設
定モード時は主として現在地設定手段102が作用するの
である。
その後は、地図登録モード(ステップC7)の処理を施
す。
なお、現在地設定メニュー画面において、例えば全国
地図という表示部分に触れると、その赤外線タッチスイ
ッチ5−2の作用により、第7図(c)に示すように、
まず全国地図画面が表われ、次に所望の地域(例えば関
東)を選択すると、関東地方の概略地図画面が表われ、
更に所望の地域(都道府県単位;例えば東京)を選択す
ると、東京都の概略地図が表われる。更に詳細な地図を
出したい場合は、この地図上に碁盤の目のように区切ら
れた所望のエリアに触れればよい。これにより、所望す
る地域の詳細地図が第7図(d)のように表示される。
また、施設という表示部分に触れると、同じく赤外線
タッチスイッチ5−2の作用により、第7図(e)に示
すように、施設名メニュー画面を表示することができ
る。この施設名メニュー画面は例えば2枚あり、画面上
の上部にある「→」「←」に触れることにより、画面を
切り替えることができる。なお、施設名メニュー画面に
は、ゴルフ場,レジャー施設,美術館,ホテル,デパー
ト,駅等の表示部分があり、これらのいずれかの部分,
例えばゴルフ場部分に触れると、例えば第6図(f)に
示すような所在地地図表示ひいては住所,電話番号表示
を行なうことができる。
次に、目的地設定の部分に触れて(第9図のステップ
A7)、目的地設定メニュー画面を出したあとの目的地設
定モードについて説明する。この場合は、第9図のステ
ップA10,第12図のステップD1に示すように、目的地設定
メニュー画面を出している状態で、全国地図,施設,登
録地,自宅,キャンセル,確認のいずれかを対応する表
示部分に触れて選択する。ここで、全国地図,施設,登
録地のいずれかを選択した場合は、それぞれ地図検索
(ステップD2),施設名検索(ステップD3),登録地検
索(ステップD4)を経て、自宅を選択した場合は直接、
所望する部分を含む地図を表示した目的地設定画面とな
(ステップD5)。この画面にも、所望地図と共に、十字
形カーソル,「広域」,「詳細」,「位置調整後セッ
ト」という表示がなされ、「広域」,「詳細」部分を触
れると、地図モード,現在地設定モードの場合と同様、
縮小あるいは拡大地図を出すことができ、更にはカーソ
ルを現在地までスクロールスイッチ5−11を用いて移動
させたあと、「位置調整後セット」の「セット」に触れ
ると、その位置が目的地として設定される。これによ
り、二重丸「◎」の目的地マークNK1が目的地に表示さ
れた目的地設定処理画面となる(ステップD6)。なお、
目的地の設定は1箇所とし、あとから入力されたものを
設定する。また、入力された目的地点は後述するロケー
ション画面においてその方位と直線距離が表示されるも
のとする。なお、かかる目的地設定モード時は主として
目的地設定手段103が作用する。
なお、その後は、地図登録モード(ステップD7)の処
理を施す。
さらに、目的地設定メニュー画面を出している状態
で、キャンセル表示部分に触れると、ステップD8で、目
的地設定済みかどうかが判定され、もしYESであれば、
目的地をキャンセルした旨の表示画面(目的地キャンセ
ル画面)を出し(ステップD9)、所要時間経過後に、目
的地設定メニューに戻る(ステップD10)。また、目的
地設定済みでなければ、目的地が設定されていない旨の
表示画面(目的地未設定画面)を出し(ステップD1
1)、所要時間経過後に、目的地設定メニューに戻る
(ステップD12)。
また、目的地設定メニュー画面を出している状態で、
確認表示部分に触れると、ステップD13で、目的地設定
済みかどうかが判定され、もしYESであれば、目的地マ
ークNK1を目的地に表示した画面(目的地確認画面)を
出し(ステップD14)、所要時間経過後に、目的地設定
メニューに戻る(ステップD15)。また、目的地設定済
みでなければ、目的地が設定されていない旨の表示画面
(目的地未設定画面)を出し(ステップD11)、所要時
間経過後に、目的地設定メニューに戻る(ステップD1
2)。
ここで、この目的地設定メニュー画面において、例え
ば全国地図という表示部分に触れた場合も、その赤外線
タッチスイッチ5−2の作用により、まず全国地図画面
が表われ、次に所望の地域(例えば関東)を選択する
と、関東地方の概略地図画面が表われ、更に所望の地域
(都道府県単位;例えば東京)を選択すると、東京都の
概略地図が表われる。更に詳細な地図を出したい場合
は、この地図上に碁盤の目のように区切られた所望のエ
リアに触れればよい。これにより、所望する地域の詳細
地図が前記の各モードと同様にして表示される。もちろ
ん、他の部分(施設,登録地,自宅表示部分)に触れた
場合も、所望の地図が表示される点は同様である。
次に、地図登録モードについて説明する。かかる地図
登録モードにおいては、現在地または目的地を設定した
あとに、その現在地または目的地を設定することが行な
われる。即ち、第9図のステップA9,A10のあとに、地図
登録モードになって、地図登録の判断画面(第9図のス
テップA13,A14および第13図のステップE1)となる。か
かる画面には、「位置登録しますか」という表示の左右
に「YES」,「NO」という表示が出て、「YES」部分に触
れれば、登録項目選択画面に変わるようになっている
(ステップE2)。
この登録項目選択画面には、自宅,オフィス,別荘,
登録地1〜3の表示があり、上記のいずれかに対応する
表示部分に触れると、その名での登録を行なうことがで
きる(ステップE3)。なお、リターンスイッチ5−10を
押せば、地図登録の判断画面に戻る。
ステップE3の後は、ステップE4で、現在地の設定は済
みかどうかが判断され、設定されている場合は、ロケー
ションモードへ移行し(ステップE5)、設定されていな
い場合は、地図モードメインメニューへ移る(ステップ
E6)。
なお、地図登録の判断画面の「NO」部分に触れれば、
ステップE4以降の処理を施す。
ここで、かかる地図登録モード時は主として現在地登
録手段104,目的地登録手段105が作用する。
このように現在地,目的地を登録する場合に、現在
地,目的地の設定後に、その地点を直ぐに登録すること
ができ、以降はこの登録情報に基づいて簡単に現在地ま
たは目的地を呼び出すことができる。なお、従来、登録
するためだけに地図検索しなければならないものがある
が、このような従来のものに比べ、登録のための手間を
大幅に簡略化することができるものである。
次に、ナビゲーション部分の「方位」または「車体」
の表示部分に触れて(第9図のステップA7)、ロケーシ
ョン画面を出したロケーションモードについて説明す
る。この場合は、第9図のステップA7,第14図のステッ
プF1に示すように、地図モードメインメニュー画面を出
している状態で、ナビゲーション部分の「方位」または
「車体」のいずれかの表示部分に触れて、方位中心のナ
ビゲーション(地図の北が上を向くような地図固定モー
ドのナビゲーション)または車体中心のナビゲーション
(車体の先頭が上を向くような地図回転モードのナビゲ
ーション)を選択する。上記のようにナビゲーション部
分の「方位」または「車体」のいずれかの表示部分に触
れると、ステップF2で、現在地は設定済みかどうかが判
断され、もし設定されていれば、ロケーション画面に変
わる(ステップF3,第9図のステップA11)。このロケー
ション画面には、所望する地図の現在地にカーマークMK
1が表示され、画面下部に「広域」,「詳細」という表
示がなされ、「広域」,「詳細」部分を触れると、地図
モードの場合と同様、縮小あるいは拡大地図を出すこと
ができる。なお、その他目的地までの距離表示や方位表
示もなされる。
ここで、ナビゲーションは、大都市圏ではマップマッ
チグン手法によって行なわれ、その他の地域では推測航
法によって行なわれるが、カーマークはマップマッチン
グ手法による場合と推測航法による場合とで形状を変え
ている。すなわち、マップマッチング手法による場合の
カーマークMK1は第8図(a)のような形状であり、推
測航法による場合のカーマークMK2は第8図(b)のよ
うな形状である。
なお、第14図のステップF2で、現在地設定済みでない
場合は、スイッチF4で、「現在地を設定してください」
という表示のある現在地未設定エラー画面を出し、所要
時間経過後に地図モードメインメニュー(ステップF4)
に戻る。
ところで、このナビゲーションシステムは、第9図に
示すように、イグニッションスイッチをオンにすると立
ち上げることができるが(ステップA2)、この場合は、
前回地図モードであるかどうかがまず判断され(ステッ
プA3)、そうでなければ、他システムモードとなる(ス
テップA15)が、そうであれば、CDチェック(ステップA
4)ののち、前回ロケーションモードであったかどうか
どうかが判断される(ステップA6)。もし、イグニッシ
ョンスイッチオフ時に、ロケーション画面で終了してい
れば、地図モードメインメニューの画面を経由せずに、
直接ステップA11のロケーション画面を出す。このよう
な動作はつぎのようにして行なわれる。例えばイグニッ
ションスイッチを切る直前の状態がロケーションモード
であった。即ちナビゲーションシステムのオフ時のディ
スプレイの表示態様がナビゲーション手段106によるナ
ビゲーション表示であったとする。このような状態で、
イグニッションスイッチをオフにして、ナビゲーション
システムをオフにすると、そのときの自車位置がバッテ
リバックアップされた自車位置記憶手段108に記憶され
る。その後、イグニッションスイッチをオンにして、ナ
ビゲーションシステムをオンする、即ち立ち上げると、
表示選択制御手段109が、自車位置記憶手段108で記憶さ
れている自車位置をナビゲーション手段106へ供給し
て、ディスプレイの表示態様をナビゲーション手段106
によるナビゲーション表示(ロケーション画面)とする
のである。
このようにイグニッションスイッチオフ直前の状態が
ロケーション画面であった場合は、次回の立ち上げ時に
ロケーション画面で立ち上げることができるので、常に
地図モードメインメニューから立ち上げる手間を省くこ
とができ、使い勝手がよい。
次に、このロケーション画面における地図の拡大縮小
処理について説明する。
例えば第15図のステップG1のように、ある地域について
最も広域(例えば1/400000)な地図が表示されている場
合を考えると、この場合は、これ以上広域な地図はない
から、画面から「広域」という表示が消されている。従
って、操作者は「詳細」という表示しか触れることがで
きない。これにより現在表示の地図が最も広域な地図で
あることを知らなくても、最も広域な地図であることが
わかるほか、地図倍率変更操作を誤ることがない。
もし、第15図のステップG1で「詳細」表示部分に触れ
ると、第15図のステップG2で、現在より2段階詳細な地
図があるかどうかが判断される。これは、用意されてい
る地図が異なった縮尺度のものが最大4種類であるから
である。即ち、都市圏では、1/400000,1/100000、1/250
00,1/12500の4種であり、その他の地域では、1/40000
0,1/100000の2種である。
そして、もしステップG2でYESなら、ステップG3のよ
うに、画面の「詳細」表示部のとなりに「広域」という
表示が表われる。すなわち、大都市圏の1/10000,1/2500
0の地図が表示されている間は、画面に「詳細」と「広
域」という表示がなされる。したがって、この場合は、
「詳細」に触れて更に詳細な地図を出すことも、「広
域」に触れて更に広域な地図を出すこともできるのであ
る。そして、「詳細」に触れると、再度ステップG2で、
現在より2段階詳細な地図があるかどうかが判断される
一方、「広域」に触れると、ステップG4で、現在より2
段階広域な地図があるかどうかが判断される。このステ
ップG4でYESの場合は、再度ステップG3で、「詳細」,
「広域」の両表示をもった地図画面が表われ、NOの場合
は、ステップG1のように、画面から「広域」という表示
が消えた画面となる。
なお、ステップG2で、NOの場合は、ステップG5で、あ
る地域について最も詳細な地図が表示されている場合で
あるから、この場合は、これ以上詳細な地図はないの
で、画面から「詳細」という表示が消される。従って、
操作者は「広域」という表示しか触れることができな
い。これにより現在表示の地図が最も詳細な地図である
ことを知らなくても、最も詳細な地図であることがわか
るほか、地図倍率変更操作を誤ることがない。
従って、もし現在の表示地図が大都市圏のものであれ
ば、第16図のステップH1〜H4に示すように、同一地域に
ついて4段階倍率の異なる地図を表示することができる
が、この場合は、1/400000の地図(最広域地図)の表示
時には、「詳細」という表示のみ表われて、「広域」と
いう表示は表われない(ステップH1)。更に1/100000,1
/25000の地図が表示されている場合は、画面に「詳細」
と「広域」という表示がなされるので、「詳細」に触れ
て更に詳細な地図を出すことも、「広域」に触れて更に
広域な地図を出すこともできる(ステップH2,H3)。ま
た、1/12500の地図(最詳細地図)の表示時には、「拡
大」という表示のみ表われて、「詳細」という表示は表
われない(ステップH4)。
また、現在の表示地図が大都市圏以外のものであれ
ば、第17図のステップI1,I2に示すように、同一地域に
ついて2段階倍率の異なる地図を表示することができる
が、この場合は、1/400000の地図(最広域地図)の表示
時には、「詳細」という表示のみ表われて、「広域」と
いう表示は表われず(ステップI1)、1/100000の地図
(最詳細地図)の表示時には、「拡大」という表示のみ
表われて、「詳細」という表示は表われない(ステップ
I2)。
なお、地図の倍率を変える縮尺変更処理中は、第18図
に示すように、カーマークMK1,MK2を残して「しばらく
お待ちください」という表示が下部に出る。
ここで、かかるロケーション画面における拡大・縮小
処理時の「広域」・「詳細」表示の表示消去選択は、地
図表示手段101の操作マーク表示消去選択手段101Aが作
用することにより行なわれる。
また、この地図拡大・縮小処理時の「広域」・「詳
細」表示の表示消去選択は、地図表示モード,現在地設
定モード,目的地設定モードにおいて、表示地図の拡大
縮小処理を行なう際にも同様に適用される。例えば地図
表示モードの大都市圏を例にすると、最広域地図(1/40
0000地図)の表示時には、「詳細」という表示のみ表わ
れて、「広域」という表示は表われず、更に1/100000,1
/25000の地図が表示されている場合は、画面に「詳細」
と「広域」という表示がなされ、最詳細地図(1/12500
地図)の表示時には、「拡大」という表示のみ表われ
て、「詳細」という表示は表われないのである。
ところで、地図用CD−ROM81がCDプレーヤ8に装填さ
れているときは、CDプレーヤ8付きのコンパクトディス
クインジェクト操作部2−4を操作した場合に、イジェ
クト操作確認手段110の作用によって、再度イジェクト
操作の確認のための表示を行なわせるようになってい
る。すなわち、地図用CD−ROM81がCDプレーヤ8に装填
されている状態で、CDプレーヤ8付きのコンパクトディ
スクイジェクト操作部2−4を操作すると、第19図のス
テップJ2のように、「地図モードを取り消しますか」と
いう表示と「YES」,「NO」という表示を含むCD−ROMイ
ジェクト確認画面になる。これにより、CD−ROM81がセ
ットされていることがわかるので、もし誤って操作した
場合は、「NO」に触れればよい。これにより、元の画面
に戻る(ステップJ1)。なお、リターンスイッチ5−10
を押したり、何もせずに所要時間経過した場合も、元の
画面に戻る(ステップJ1)。
また、もし「YES」の部分を触れると、「ナビゲーシ
ョンは終了しました」という地図モード終了画面になる
(ステップJ3)。
そして、その後は、割込モードは地図かどうかの判断
が行なわれ、NOの場合はステップJ1に戻るが、YESの場
合は、上記の地図モード終了画面を維持する(ステップ
J5)。そして、その後に、CD−ROM81がイジェクトされ
る。
このように地図用CD−ROM81がCDプレーヤ8に装填さ
れているときに、CDプレーヤ8付きのコンパクトディス
クイジェクト操作部2−4を操作した場合は、イジェク
ト操作確認手段110の作用によって、再度イジェクト操
作の確認のための表示がなされるので、次のような効果
を奏する。すなわち、ナビゲーション中に地図用CD−RO
M81をイジェクトすると、ナビゲーションが中断してし
まい、このように中断すると、再度現在地設定や目的地
設定を行なわなければならず、非常に手間がかかるが、
本実施例のようにイジェクト操作の確認のための表示を
行なえば、上記のような誤操作を十分に防止することが
できるのである。
なお、地図用CD−ROMの取外しが簡単にでないような
地図用CD−ROM専用のプレーヤを設けることも考えられ
るが、これではオーディオ用CDのためのプレーヤと2台
必要になるので、コストや配設スペースの点で不利とな
る。
(b)サウンドモード,テレビモード サウンドモードは、CDプレーヤ8(音楽と地図の兼
用),テープデッキ,FM/AMチューナ(ラジオ受信機)を
内蔵した専用のフルオーディオユニット2と組合わせ
て、音場を設定しうるモードであり、このサウンドモー
ドでの画面表示例を示すと、第21図のようになる。な
お、このサウンドモードの画像を出すためには、モニタ
ユニット5のサウンドスイッチ5−4を押せばよい。そ
して、このサウンドモードでは、着座位置に応じた最適
音量バランスの選択(ドライバ〜フロント〜リヤ〜全
席)(第21図の「ポジション」表示部分参照),音の広
がり感の選択と表示(キャビン〜スタジオ〜ホール〜ス
タジアム)(第21図の「フィールド」表示部分参照),
周波数特性の選択と表示(クラシック〜ボーカル〜ジャ
ズ〜ロック)(第21図の「サウンド」表示部分参照)を
行ないうるほか、好みの周波数特性を設定し表示できる
イコライザ機能も装備している。
また、テレビモードは、テレビ放送を受信して映し出
すモードで、このテレビモードの画像を出すためには、
モニタユニット5のテレビスイッチ5−5を押せばよ
い。また、この実施例では、音声多重,ステレオ放送の
受信が可能で、電波状態のよい放送局を例えば10局まで
自動記憶するオートメモリを装備している。なお、テレ
ビ受信機はVHFとUHFの両方の受信が可能で、更にはビデ
オ接続用アダプタ3−1にビデオデッキあるいはビデオ
カメラをつなげばビデオ再生も可能である。また、この
テレビモードの操作はTVリモコン51によっても行なうこ
とができる。
ところで、ラジオ放送(AM/FM放送)およびテレビ放
送の受信には、第1図(a)に示すモータアンテナ91,
リヤウインドウガラスアンテナ92が用いられる。ここ
で、リヤウインドウガラスアンテナ92はそのアンテナ素
子92aがラジオ用で、そのアンテナ素子92b〜92dがテレ
ビ用であるが、モータで伸縮自在なモータアンテナ91は
ラジオ放送(AM/FM放送)およびテレビ放送の両方に共
用して使用される。このようにモータアンテナ91がラジ
オ/テレビ両用のため、受信周波数に応じてモータアン
テナ91の長さもそれぞれ最適な長さに制御されるように
なっている。このための制御ブロック図を示すと、第20
図(a)のようになる。すなわち、この第20図(a)に
おいて、201は受信周波数判別器で、この受信周波数判
別器201は、現在の受信形態がAM/FMラジオモード,TV VH
F−L(ロー)モード,TV VHF−H(ハイ)モード、TV−
UHFモードのいずれであるのかを判別するもので、AM/FM
ラジオモードまたはTV VHF−L(ロー)モードであると
判定すると、アンテナ全伸信号FULLを出す一方、TV VHF
−H(ハイ)モード,TV−UHFモードであると判定する
と、アンテナ半伸信号HALFを出すようになっている。
202はモータコントロールユニットで、このモータコ
ントロールユニット202は受信周波数判別器201からのア
ンテナ全伸信号FULLまたはアンテナ半伸信号HALFに応じ
て、その旨の信号をアンテナ91を伸縮駆動するためのモ
ータ(電動機)91Aへ出力するものである。
これにより、モータコントロールユニット202が、受
信周波数判別器201からアンテナ全伸信号FULLを受ける
と、モータ91Aが駆動することによって、アンテナ91が
全伸状態になる一方、受信周波数判別器201からアンテ
ナ半伸信号HALFを受けると、モード91Aが駆動すること
によって、アンテナ91が半伸状態になる。
なお、ラジオ受信時はアンテナ全伸信号FULLを出し、
テレビ受信時はアンテナ半伸信号HALFを出すようにする
こともできる。
また、第20図(b)に示すように、受信周波数判別器
201として、受信周波数情報を入力として、受信周波数
に応じて決まる連続的なアンテナ長情報を出力するもの
を用いることもでき、このようにすれば、アンテナ91の
長さを2段階調節ではなく、無段階調節することがで
き、きめの細かいアンテナ長調整が可能になる。
このようにして上記の受信周波数判別器201やモータ
コントロールユニット202で、受信周波数に応じて決ま
るアンテナ長となるようアンテナ91の長さを制御するア
ンテナ長制御手段が構成されるのである。
(c)車両情報モード この車両情報モードは次のような表示機能を有する
が、この車両情報モードの画像を出すためには、モニタ
ユニット5の車両スイッチ5−7を押せばよい。
(1)車の進行方向を方位固定と車体固定のいずれかで
表示する[第25図(a)参照]。
(2)満タン以降の走行可能距離を表示する[第25図
(a)参照]。
(3)トラクションコントローラやアンチスキッドブレ
ーキコントローラに制御異常が発生したときは警告表示
を行なう。
(4)個人情報としてメモの入力と表示ができる[第25
図(b),(c)参照]。
(5)日付入力したメモは該当日に内容を自動的に表示
する[第25図(d)参照]。
上記の各機能について説明する。
まず、モニタユニット5の車両スイッチ5−7を押す
と、基本的には、第25図(a)に示すような表示画面が
出る。この画像には、上部に、満タン以降の走行可能距
離が表示されると共に、中間部に、方位固定の進行方向
(矢印)又は車体固定の進行方向(矢印)いずれかが表
示され、下部に、「メモ」および「ディスプレイ」とい
う表示がなされる。なお、方位固定の進行方向(矢印)
又は車体固定の進行方向(矢印)の画面の切替は、「デ
ィスプレイ」表示部に触れることにより行なう。
次に、満タン以降の走行可能距離表示について説明す
る。この場合は、ガソリンスタンドで給油した際に、
「満タン」表示部分に触れれば、自動的に内部の走行可
能距離演算装置が、その後の走行可能距離を演算し、且
つ表示するのである。
かかる走行可能距離演算装置のブロック図を示すと、
第22,23図のようになる。これらの第22,23図において、
300は走行可能距離演算用CPU(コンピュータ)で、この
走行可能距離演算用CPU300は、消費燃料計算部301,走行
距離計算部302,残燃料計算部303,燃費計算部306,走行可
能距離計算部307の機能を有している。
ここで、消費燃料計算部301は、インジェクタIJのた
めのインジェクタ制御信号供給部(ECI)15からのイン
ジェクタパルスデータを受けて、このインジェクタパル
スデータに基づいて消費燃料を計算するもので、これに
より内燃機関への燃料供給量情報から消費燃料を演算す
る消費燃料演算手段を構成する。
走行距離計算部302は、車速センサ14からの車速パル
スを受けて、この車速パルスに基づいて走行距離を計算
するものである。
残燃料計算部303は、燃料タンク内にどのくらいの燃
料が残っているのかを計算するもの、即ち燃料タンクい
っぱいの燃料量(満タン状態)から消費燃料計算部301
で計算された消費燃料を減算していくことにより、残燃
料を計算するものであるが、更にこの残燃料計算部303
は、マニュアル式初期値設定スイッチとしての満タンス
イッチ304(この実施例では「満タン」表示部を触れる
とオンする赤外線スイッチ)と、燃料タンク内の燃料量
を検出する燃料量検出手段としての燃料ゲージ16からの
各信号が入力されるようになっている。すなわち、この
残燃料計算部303は、満タンスイッチ304が押されたとき
に、燃料ゲージ16で検出された燃料量が満タンの燃料量
に相当していれば、残燃料計算部303の初期値として満
タンの燃料量をセットするが、燃料ゲージ16で検出され
た燃料量が満タンの燃料量に相当していなければ、残燃
料計算部303の初期値として満タンの燃料量をセットす
ることを禁止する初期値設定手段303Aの機能も有してい
る。
すなわち、かかる残燃料計算部303での計算フローを
第27図を用いて説明すると、まずステップK1で、車両情
報モード表示画面の「満タン」表示部に触れることによ
り、満タンスイッチ304がオンされると、燃料ゲージ16
の出力抵抗が満タン相当値(例えば6Ω)かどうかが判
定される。もし燃料ゲージ16の出力抵抗が満タン相当値
以上であれば、ステップK3で、満タンを受け付けて、残
燃料計算部303の初期値として満タンの燃料量をセット
してから、残燃料計算を開始する(ステップK4)が、燃
料ゲージ16の出力抵抗が満タン相当値不満であれば、ス
テップK5で、満タン入力をキャンセルして、残燃料計算
部300の初期値として満タン燃料量をセットすることを
禁止する。
これにより、満タンでないときに誤って満タンスイッ
チ304に触れても、実際に満タンでない場合は、満タン
入力はキャンセルされるので、明らかに満タンでないと
きの満タンスイッチ304の誤操作によって正確でない残
燃料が計算されることを確実に防止することができるの
である。
燃費計算部306は、走行距離計算部302で計算された走
行距離(km)を、消費燃料計算部301で計算された消費
燃料量(l)で割ることにより、燃費(km/l)を計算す
るものである。
走行可能距離計算部307は、燃費計算部304で計算され
た燃費(km/l)に残燃料計算部303で計算された残燃料
(l)を掛けることにより走行可能距離(km)を計算す
るものである。
そして、この走行可能距離計算部307の出力がディス
プレイ5−1にて表示されるのである。なお、第25図
(a)の表示例によると、走行可能距離は520kmである
ことがわかる。
そして、この場合は、前述のごとく、満タンでないとき
に誤って満タンスイッチ304に触れても、実際に満タン
でない場合は、満タン入力はキャンセルされるので、明
らかに満タンでないときの満タンスイッチ304の誤操作
によって正確でない残燃料の計算されることを確実に防
止することができるため、その結果として、走行可能距
離の計算も常に正確に行なうことができ、いつも正確な
走行可能距離表示を行なうことができるものである。
なお、第23図において、14′はスピードメータで、こ
のスピードメータ14′からは車速センサ14からの車速パ
ルスが供給される。
また、16′は燃料ゲージ計で、この燃料ゲージ計16′
は燃料ゲージ16に接続されている。
さらに、308は表示操作部で、この表示操作部308は、
満タンスイッチ入力および走行可能距離表示のためのイ
ンタフェースとして機能し、この実施例では、モニタユ
ニット5の一部がこれに対応する。
次に、トラクションコントローラやアンチスキッドブ
レーキコントローラに制御異常が発生したときは警告表
示を行なう機能であるが、これは通常のダイアグノシス
機能(故障表示機能)と類似したものであるので、その
説明は省略する。
さらに、個人情報としてメモの入力と表示(メモ表
示)および日付入力したメモは該当日に内容を自動的に
表示するスケジュール表示について説明する。
まず、かかるメモ表示とスケジュール表示のための制
御ブロック図を示すと、第24図のようになる。この第24
図において、401はメモ情報記憶手段で、このメモ情報
記憶手段401は、赤外線タッチスイッチ5−2を通じて
入力されてきたメモ情報を記憶するものである。
402はメモ情報表示制御手段で、このメモ情報表示制
御手段402、ディスプレイ5−1にメモ操作マーク
(「メモ」という表示)を表示し、メモ操作マークに触
れる操作をすることにより、メモ画面を出して、メモ情
報記憶手段401へのカレンダ情報を含んだメモ情報の入
力およびメモ情報記憶手段401で記憶されているメモ情
報(カレンダ情報を含む)のメモ画面への表示を行なう
もので、更にこのメモ情報表示制御手段402には、車両
走行時はメモ操作マークの表示を消してメモ画面操作を
禁止するメモ操作マーク表示消去手段402Aが設けられて
いる。
403はカレンダ記憶手段で、このカレンダ記憶手段403
は、カレンダ情報を例えば西暦で記憶するものであり、
更に404は時刻をカウントする時計手段である。
405はカレンダ情報表示制御手段で、このカレンダ情
報表示制御手段405は、時計手段404によってカウントさ
れた経時情報に基づいてカレンダ記憶手段403から該当
するカレンダ情報を取り出してディスプレイ5−1に表
示しうるものである。
406はカレンダ連係メモ情報表示制御手段で、このカ
レンダ連係メモ情報表示制御手段406は、カレンダ情報
表示制御手段405によるカレンダ情報の表示に際して、
この表示すべきカレンダ情報とメモ情報中にカレンダ情
報とが一致した場合は、カレンダ情報と共にメモ情報を
表示するものである。
407はメモ用主制御手段で、このメモ用主制御手段407
は、上記の各手段401〜406あるいはモニタユニット5
(モニタユニット5についてはグラフィックジェネレー
タ6を経由する)との間で、信号の授受ための制御を司
るものである。
以下、このメモ表示とスケジュール表示のための操作
要領を表示例を参照にしながら説明すると、車両スイッ
チ5−7を押して、第25図(a)に示すような車両情報
モード画面を出している状態で、「メモ」表示部分に触
れる。すると、第25図(b)に示すようなメモ表示画面
になる。さらに、このメモ表示画面は合計8個のエリア
を有しており、各エリアは左部が月日エリアに右部がメ
モエリアになっているが、各エリアの月日エリアに触れ
ると、第25図(c)のようなメモ画面に変わる。このメ
モ入力画面は数字画面,英文字画面,絵記号画面という
ように例えば3枚用意されており、各画面の上部には、
これから入力すべきメモ画面[このメモ画面は、月日情
報(カレンダ情報)とメモ情報が入力できるようになっ
ている]が表示されている。そして、上記のメモ入力画
面を適宜切り替えながら、所望の事項を入力していく。
なお、メモ入力はカーソルスイッチ5−11,タッチスイ
ッチ5−2で行ない、セットスイッチ5−12を押すこと
により登録される。また、メモ入力画面の切替は画面中
の「ページ」をタッチ操作することにより行なう。ここ
で、メモ入力エリアは上記のように最大8個分用意され
ている。
このようにしてメモ入力後は、第25図(a)の「メ
モ」表示部分に触れることにより、第25図(b)に示す
ような何月何日にはどういう予定があるかというカレン
ダ情報を含むメモ情報を示すメモ一覧画面をディスプレ
イ5−1に表示することができる。かかる動作機能は、
主としてメモ情報表示制御手段402の作用による。
ところで、上記の「メモ」表示部分は、車両停止時の
み第25図(a)のように表示されるが、車両走行中は第
26図に示すように消去されてしまって表示されない。か
かる動作機能は、主としてメモ操作マーク表示消去手段
402Aの作用による。
このように車両走行中に操作すると好ましくない画面
への遷移操作を不可能とすることができ、これにより安
全運転上寄与することが大きい。
すなわち、上述のように、車両走行中にはメモ操作マ
ーク表示消去手段402Aによりディスプレイ5−1からメ
モ操作マークの表示が消去されるので、メモ画面を呼び
出すことができなくなる。これにより、ドライバは一目
でメモ画面操作の可否(即ち、メモ画面の使用可否)を
確認することができるようになり、運転に対する影響を
最小限に留めることができるようになる。
また、ドライバ等がメモ情報を入力したりメモ情報を
見る場合には、車両を停止させる必要があるので、走行
中にドライバがメモ画面に気を取られてしまうことがな
くなり、運転時の注意力の低下を抑制できるのである。
なお、車両走行中は、「メモ」表示と共に、「ディス
プレイ」表示を消してもよい。
また、イグニッションスイッチを切ってエンジンを停
止させた状態でも、上記のメモ内容はメモ情報記憶手段
401に記憶されているが、次にエンジン始動に際し、イ
グニッションスイッチをオンにすると、第25図(d)に
示すように、今日は何月何日であるというカレンダ表示
とともに、その日のスケジュールが所要時間表示され
る。なお、その日のメモ内容分が複数のメモリエリアに
わたっている場合は、最後に入力したメモ内容が表示さ
れる。
かかるスケジュール表示機能は、主としてカレンダ情
報表示制御手段405,カレンダ連係メモ情報表示制御手段
406によって行なわれる。
ここで、このスケジュール表示のためのフローを示す
と、第28図のようになるが、まずステップL1で、イグニ
ッションスイッチをオンすると、ステップL2で、現在の
日付と一致するメモがあるかどうかが判定され、もし該
当するものがあれば、メモ内容を表示させる(ステップ
L3)。
そして、所要時間経過すると、エンジン停止直前の画
面(ラスト画面)にする(ステップL4)。
なお、もし該当するメモ画面がなければ、ラスト画面
にする(ステップL4)。
このようにメモに入力している日付が現在の日付と一
致した場合は、イグニッションスイッチオン時に自動的
にその日のメモ内容を表示するので、その日のスケジュ
ールをわざわざ呼び出さなくても見ることができ、利便
性に富むものである。
なお、上記の例では、現在の日付と一致した場合に表
示したが、該当する月の間は毎月(例えば4月の間は毎
日)表示するとか、毎月該当する日(例えば毎月10日)
に表示することも可能である。
なお、上記の実施例では、地図モード,サウンドモー
ド,テレビモード,車両情報モードというマルチモード
をもつ総合情報システムについて説明したが、車載用メ
モ表示システムだけ有するものにも、もちろん本考案を
適用できることはいうまでもない。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の車載用メモ表示システ
ムによれば、任意のメモ情報を入力して該メモ情報を車
両搭載のディスプレイに表示しうる車載用メモ表示シス
テムにおいて、入力されてきた該メモ情報を記憶するメ
モ情報記憶手段と、該ディスプレイにメモ操作マークを
表示し、該メモ操作マークを操作することにより、メモ
画面を出して、該メモ情報記憶手段へのメモ情報の入力
および該メモ情報記憶手段で記憶されている該メモ情報
の該メモ画面への表示を行なうメモ情報表示制御手段と
をそなえ、該メモ情報表示制御手段に、車両走行時は該
メモ操作マークの表示を消してメモ画面操作を禁止する
メモ操作マーク表示消去手段が設けられているので、車
両走行中に操作すると好ましくない画面への遷移操作を
不可能とすることができ、これにより安全運転上寄与す
るところが大きいという利点がある。
すなわち、車両走行中にはメモ操作マーク表示消去手
段によりディスプレイからメモ操作マークの表示が消去
されるので、メモ画面を呼び出すことができなくなる。
これにより、ドライバは一目でメモ画面操作の可否(即
ち、メモ画面の使用可否)を確認することができるよう
になり、運転に対する影響を最小限に留めることができ
るのである。
また、ドライバ等がメモ情報を入力したメモ情報を見
る場合には、車両を停止させる必要があるので、走行中
にドライバがメモ画面に気を取られてしまうことがなく
なり、運転時の注意力の低下を抑制できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1〜28図は本考案の一実施例としての車載用メモ表示
システムを含む総合情報システムを示すもので、第1図
(a)はそのシステムブロック図、第1図(b)はその
機器構成図、第2図はそのモニタユニットの外観を示す
正面図、第3図はそのオーディオユニットのパネル面釦
配置を説明する図、第4図はその各ユニットの車載状況
を説明する図、第5図はその地図モード用の制御ブロッ
ク図、第6,7図はいずれもその地図モードでの表示例を
説明する図、第8図(a),(b)はそれぞれそのカー
マークを説明する図、第9図はその地図モードの全体操
作フロー図、第10図はその地図モードにおける地図表示
モードの操作フロー図、第11図はその地図モードにおけ
る現在地設定モードの操作フロー図,第12図はその地図
モードにおける目的地設定モードの操作フロー図、第13
図はその地図モードにおける地図登録モードの操作フロ
ー図、第14図はその地図モードにおけるロケーションモ
ードの操作フロー図、第15〜17図はそれぞれその地図モ
ード中のロケーション画面における拡大・縮小処理を説
明するための操作フロー図、第18図はその縮尺変更処理
画面を示す図、第19図はその地図モードにおけるCD割込
処理を説明する操作フロー図、第20図(a),(b)は
それぞれそのアンテナ長制御のためのブロック図、第21
図はそのオーディオモードでの表示例を説明する図、第
22,23図はそれぞれその車両情報モードにおける走行可
能距離表示のための制御ブロック図、第24図はその車両
情報モードにおけるメモ表示のための制御ブロック図、
第25,26図はそれぞれその車両情報モードでの表示例を
説明する図、第27図はその車両情報モードにおける残燃
料演算要領を説明するフロー図、第28図は車両情報モー
ドにおけるメモ表示要領を説明するフロー図である。 1…地図ユニット、2…オーディオユニット、2−1…
インジケータ部、2−2…パワーオンオフ操作部、2−
3…CD挿入部、2−4…CDインジェクトボタン(コンパ
クトディスクイジェクト操作部)、2−5…プレイボタ
ン、2−6…ボリューム操作部、3…TVチューナ、3−
1…VTRアダプタ、4…車両情報ユニット、5…モニタ
ユニット、5−1…カラーCRTディスプレイ部、5−2
…赤外線タッチスイッチ、5−3…地図モード選択スイ
ッチ、5−4…サウンドモード選択スイッチ、5−5…
テレビモード選択スイッチ、5−6…サーチスイッチ、
5−7…車両情報モード選択スイッチ、5−8…画面消
去スイッチ、5−9…テレビ用赤外線リモコン受光部、
5−10…リターンスイッチ、5−11…カーソルスイッ
チ、5−12…セットスイッチ、6…グラフィックジェネ
レータ、7…オーディオアンプ、7F−1,7F−2,7FD−1,7
FD−2,7R−1,7R−2…スピーカ、8…CDプレーヤ、10…
地磁気センサ、11LR,11RR…車輪速センサ、12…インヒ
ビタスイッチ、13…レオスタット、14…車速センサ、1
4′…スピードメータ、15…インジェクタ制御信号供給
部、16…燃料ゲージ、16′…燃料ゲージ計、17…排気温
センサ、18…運転席ドアスイッチ、19…ブレーキスイッ
チ、20…ハンドルリモコン、21〜24…ECU、51…TVリモ
コン、81…地図用CD−ROM(地図記憶手段)、91…モー
タアンテナ、91A…モータ、92…リヤウインドウアンテ
ナ、92a〜92d…アンテナ素子、93,94,94a〜94d…アンテ
ナアンプ、101…地図表示手段、101A…操作マーク表示
消去選択手段、102…現在地設定手段、103…目標地設定
手段、104…現在地登録手段、105…目標地登録手段、10
6…ナビゲーション手段、107…表示選択手段、108…自
車位置記憶手段、109…表示選択制御手段、110…イジェ
クト操作確認手段、111…地図モード用主制御手段、201
…受信周波数判別器、202…モータコントロールユニッ
ト、300…走行可能距離演算用CPU、301…消費燃料計算
部、302…走行距離計算部、303…残燃料計算部、304…
満タンスイッチ、306…燃費計算部、307…走行可能距離
計算部、308…表示操作部、401…メモ情報記憶手段、40
2…メモ情報表示制御手段、402A…メモ操作マーク表示
消去手段、403…カレンダ情報記憶手段、404…時計手
段、405…カレンダ情報表示制御手段、406…カレンダ連
係メモ情報表示制御手段、407…メモ用主制御手段。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意のメモ情報を入力して該メモ情報を車
    両搭載のディスプレイに表示しうる車載用メモ表示シス
    テムにおいて、 入力されてきた該メモ情報を記憶するメモ情報記憶手段
    と、 該ディスプレイにメモ操作マークを表示し、該メモ操作
    マークを操作することにより、メモ画面を出して、該メ
    モ情報記憶手段へのメモ情報の入力および該メモ情報記
    憶手段で記憶されている該メモ情報の該メモ画面への表
    示を行なうメモ情報表示制御手段とをそなえ、 該メモ情報表示制御手段に、車両走行時は該メモ操作マ
    ークの表示を消してメモ画面操作を禁止するメモ操作マ
    ーク表示消去手段が設けられていることを特徴とする、
    車載用メモ表示システム。
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