JP2562925Y2 - 汚れ除去シート - Google Patents

汚れ除去シート

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JP2562925Y2
JP2562925Y2 JP1989056346U JP5634689U JP2562925Y2 JP 2562925 Y2 JP2562925 Y2 JP 2562925Y2 JP 1989056346 U JP1989056346 U JP 1989056346U JP 5634689 U JP5634689 U JP 5634689U JP 2562925 Y2 JP2562925 Y2 JP 2562925Y2
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正弘 野津
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東洋アルミホイルプロダクツ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、レンジ周囲の壁等のような台所の壁面、
流し台表面、換気扇の羽根等、その表面に油その他の汚
れが付着しやすい箇所に使用される汚れ除去シートに関
するものである。
[従来の技術] 従来の汚れ除去シートは、例えば実開昭62-9013号に
示されているように、金属箔の複数枚が剥離可能な接着
状態で積層された構成を有している。このような従来の
汚れ除去シートでは、シート剥離時の便宜を考慮して、
シート周辺部の一部に接着剤を塗布しない部分が設けら
れている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、汚れ除去シートは、通常3枚以上の剥
離シートを積層して形成されたものであるため、シート
剥離時に以下のような問題を生じた。
すなわち、汚れ除去シートでは一番上の剥離シートの
表面が汚れた場合に、その汚れた剥離シートを剥離し、
次の表面のきれいな剥離シートを露出させて、常に表面
をきれいにすることによって壁面等の汚れを防止しよう
とするものである。そして、この剥離シートの剥離が行
ないやすいように従来の汚れ除去シートではシート周辺
部に接着剤を塗布しない部分を設けて、この部分をつま
み上げて剥離シートを剥離している。この場合に剥離シ
ートが3枚以上存在すると、表面の1枚目の剥離シート
のつまみ部をつまんで剥離するところを、表面から2枚
目やあるいはそれより下に位置する剥離シートのつまみ
部をつまみ引き上げるおそれがある。このように複数枚
引き上げて剥離してしまうと、表面がきれいなまま剥離
された剥離シートが無駄となり、また汚れ除去シートの
使用可能な期間が短縮されてしまうこととなり、汚れ除
去シート自体が本来有する機能が損われてしまう。
上記従来の問題点に鑑み本考案は、複数枚が剥離可能
な接着状態で積層された汚れ除去シートにおいて、剥離
すべき所望の剥離シートを容易かつ確実に剥離すること
を可能にすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成する本考案の汚れ除去シートは、互い
に剥離可能な接着状態で積層された複数枚の剥離シート
を含み、剥離シートの縁の一部を剥離のためのつまみ部
とした汚れ除去シートであって、剥離シートは透明な合
成樹脂フィルムからなり、互いに接着されたれ隣接する
剥離シート間には、その全面にわたって接着剤層が介在
し、つまみ部の、隣接する剥離シートの対向する表面の
うちの少なくとも一方の表面に、剥離シートまたは接着
剤層との接着力が剥離シートと接着剤層との接着力より
も弱い接着力を有する印刷インキ層が塗布されたことを
特徴とする。
[作用] この考案の汚れ除去シートにおいては、つまみ部の、
隣接する剥離シートの対向する表面のうちの少なくとも
一方の表面に、剥離シートまたは接着剤層との接着力が
剥離シートと接着剤層との接着力よりも弱い接着力を有
する印刷インキ層が塗布されていることにより、つまみ
部が比較的簡単にはがれ、それによってつまみの形成を
容易に行なうことができる。このようにつまみを容易に
形成できるようにした結果、つまみ部以外の剥離シート
間の接着力を比較的強くしても容易に剥離することがで
きるため、流通時において不用意に剥離してしまうとい
うような不都合を防止することができる。
また、つまみ部の剥離シート間の接着力をその他の部
分よりは弱くしたものの、剥離シートに対してある程度
の接着力を有する印刷インキ層を用いることにより、剥
離動作を行なわない時にはつまみ部における剥離シート
間の接着状態が維持されるため、つまみ部における従来
のような剥離シートの浮き上がりを生じさせることがな
くなり、剥離すべき所望のシートを確実に剥がすことが
できる。
さらに、印刷インキ層は、塗布により比較的容易に形
成可能であり、剥離シートの基材にテープやフィルムを
貼り合わせてつまみ部を形成する場合に比べて、製造工
程における作業性が良く、大量生産に適している。
また、剥離シートの材料として透明な合成樹脂フィル
ムを用いることにより、剥離シートの上面からつまみ部
の位置が容易に確認でき、また、つまみ部分を形成する
際の光学機械による位置合せも容易に行なえるという利
点がある。
[実施例] 第1図は、この考案の実施例のつまみ部近傍を示す断
面図である。第1図に示す実施例では、透明の合成樹脂
フィルムからなる3枚の剥離シートが積層され、汚れ除
去シートを構成している。第1の剥離シート1の裏面に
は接着剤層5が形成され、第2の剥離シート2の裏面に
は接着剤層6が形成され、第3の剥離シート3の裏面に
は粘着剤層7が形成され、この粘着剤層7には離型紙4
が貼付けられている。
第2図は、第1図の実施例を示す斜視図である。第2
図に示すように、第1の剥離シート1、第2の剥離シー
ト2および第3の剥離シート3のそれぞれのシート周縁
部が、それぞれつまみ部1a,2aおよび3aにされている。
第1図に戻り、これらのつまみ部に相当する第2の剥
離シート2の上面には印刷インキ層8が形成されて、接
着剤層5が設けられている。また第2の剥離シート2の
下面には印刷インキ層9を設け、その上にさらに離型性
インキ層10を形成して接着剤層6が設けられている。第
1の剥離シート1、第2の剥離シート2および第3の剥
離シート3の下面は、いずれもコロナ処理がなされてお
り、それぞれ、接着剤層5、接着剤層6および粘着剤層
7との接着性が高められている。
印刷インキ層8としては、第2の剥離シート2に対し
接着性が弱く、接着剤層5との接着性の良好な印刷イン
キが用いられている。また印刷インキ層9としては、第
2の剥離シート2との接着性が良好で、また離型性イン
キ層10との接着性も良好な印刷インキが用いられてい
る。離型性インキ層10としては、印刷インキ層9との接
着性が良好で、接着剤層6との接着性の弱いインキが用
いられている。
剥離シートとしてPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)フィルムを用いた場合、接着剤層5および6の接着
剤としては、たとえばポリエステル系、ウレタン系およ
びアクリル酸エステル系の接着剤を用いることができ
る。また粘着剤層7としては、アクリル酸エステル系お
よび天然ゴム系などの粘着剤を用いることができる。
印刷インキ層8としては、ビニール系、アクリル系、
ポリアミド系およびポリエステル系などの印刷インキを
用いることができる。印刷インキ層9としては、ポリエ
ステル系、ウレタン系およびポリアミド系などの印刷イ
ンキを用いることができる。また離型性インキ層10とし
ては、ポリアミド系およびニトロセルロース系等のイン
キを用いることができる。
第1図に示すような構造を有する汚れ除去シートは、
たとえば以下のようにして製造することができる。
まず第2の剥離シート2の端の所定の部分の両面に印
刷インキを塗布し、印刷インキ層8および印刷インキ層
9を形成する。次に印刷インキ層9のみに離型性インキ
層10を塗布し、さらに剥離シート2の両面に接着剤を塗
布して、接着剤層5および接着剤層6を形成する。次
に、接着剤層5の上には第1の剥離シート1を、接着剤
層6の上には第3の剥離シート3を載せ挾み、剥離シー
ト3の上に粘着剤を塗布して粘着剤層7を形成し、さら
にこの粘着剤層7の上に離型紙4を載せて、第2図に示
すような構造とすることができる。
第3図は、第1図の実施例において第1の剥離シート
1を剥離するときの状態を示す断面図である。第2の剥
離シート2の上面に形成されているつまみ部に対応する
印刷インキ層8の第2の剥離シート2に対する接着力
は、つまみ部以外の部分に対応する接着剤層5の第2の
剥離シート2に対する接着力に比べて弱い。したがっ
て、印刷インキ層8と第2の剥離シート2との間で剥離
が生じ、第1の剥離シート1が接着剤層5とともに剥離
され、新たな第2の剥離シート2のきれいな表面が露出
する。印刷インキ層8と第2の剥離シート2との接着性
は離型性インキ層10と接着剤層6との接着性よりも弱い
ため、各剥離シートのつまみ部を親指の腹等で撫で上げ
ると印刷インキ層8と第2の剥離シート2との間で上述
のように剥離が生じる。
第4図は、第1図の実施例において第2の剥離シート
2を剥離するときの状態を示す断面図である。第4図に
示すように、つまみ部に対応する離型性インキ10と接着
剤層6との間の接着力がつまみ部以外の部分に対して最
も弱いため、これらの間で剥離が生じ、第2の剥離シー
トが剥離される。第2の剥離シート2の下面はコロナ処
理されており、つまみ部以外の部分に対応する接着剤層
6との接着性が良好であるため、接着剤層6は第2の剥
離シート2とともに剥離される。また、つまみ部におけ
る接着剤層6aは、剥離シート3に対する接着性よりも、
離型性インキ層10に対する接着性の方が弱いため、剥離
シート3上に残された状態となる。
以上の実施例では、3枚の剥離シートを積層した汚れ
除去シートを用いて説明したが、この考案はこのような
枚数の剥離シートに限定れさるものではない。
また、上記の実施例では、剥離シート2の両面に印刷
インキ層を形成し、さらに下方の印刷インキ層の下に離
型性インキ層を形成した構造を有しているが、この考案
の汚れ除去シートは、このような構造のものに限定され
るものでないことは言うまでもない。すなわち、つまみ
部とその下の剥離シートとの接着力がつまみ部以外の部
分とその下の剥離シートとの接着力より弱く設定されて
いればよい。なお、つまみ部とその下の剥離シートとの
接着力が表面側に向かうにつれて順次弱くなるように設
定するとより一層表面側のシートを剥離し易くなる。
第5図は、この考案の汚れ除去シートのつまみ部の形
状の一例を示す部分平面図である。第5図に示すように
2枚目に位置する剥離シートのつまみ部2aの大きさを、
1枚目の剥離シートのつまみ部1aよりも大きくしておく
ことにより、現在表面に位置するシートが何枚目の剥離
シートであるかを区別することができる。
第6図は、この考案の汚れ除去シートのつまみ部の形
状の他の例を示す部分平面図である。第6図に示す例で
も同様に、1枚目のつまみ部1aよりも1枚目の剥離シー
トのつまみ部2aを大きくしておくことにより、一番上の
剥離シートが何枚目のものであるかを容易に区別するこ
とができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の汚れ除去シートで
は、つまみ部とその下の剥離シートとの接着力を、つま
み部以外の部分とその下の剥離シートとの接着力より弱
くなるように設定している。このため、容易に剥離シー
ト1枚のみを剥がすことができ、積層された複数枚の剥
離シートのそれぞれを無駄なく用いることができ、汚れ
除去シートの本来の使用期間で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例のつまみ部近傍を示す断
面図である。第2図は、第1図の実施例の全体を示す斜
視図である。第3図は、第1図の実施例において第1の
剥離シートを剥離するときの状態を示す断面図である。
第4図は、第1図の実施例において第2の剥離シートを
剥離するときの状態を示す断面図である。第5図は、こ
の考案の汚れ除去シートのつまみ部の形状の一例を示す
部分平面図である。第6図は、この考案の汚れ除去シー
トのつまみ部の形状の他の例を示す部分平面図である。 図において、1は第1の剥離シート、2は第2の剥離シ
ート、3は第3の剥離シート、4は離型紙、5は接着剤
層、6は接着剤層、7は粘着剤層、8は印刷インキ層、
9は印刷インキ層、10は離型性インキ層、1a,2a,3aはつ
まみ部を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに剥離可能な接着状態で積層された複
    数枚の剥離シートを含み、前記剥離シートの縁の一部を
    剥離のためのつまみ部とした汚れ除去シートであって、 前記剥離シートは透明な合成樹脂フィルムからなり、 互いに接着された隣接する前記剥離シート間には、その
    全面にわたって接着剤層が介在し、前記つまみ部の、隣
    接する前記剥離シートの対向する表面のうちの少なくと
    も一方の表面に、前記剥離シートまたは前記接着剤層と
    の接着力が前記剥離シートと前記接着剤層との接着力よ
    りも弱い接着力を有する印刷インキ層が塗布された、汚
    れ除去シート。
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JP5192746B2 (ja) * 2007-08-03 2013-05-08 株式会社ソフイア 遊技機
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