JP2562404Y2 - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JP2562404Y2
JP2562404Y2 JP4646292U JP4646292U JP2562404Y2 JP 2562404 Y2 JP2562404 Y2 JP 2562404Y2 JP 4646292 U JP4646292 U JP 4646292U JP 4646292 U JP4646292 U JP 4646292U JP 2562404 Y2 JP2562404 Y2 JP 2562404Y2
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magnetic frame
solenoid
bobbin
fixed
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生 佳 男 麻
文 也 林
藤 秀 治 佐
本 拓 実 松
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エスエムシー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はソレノイドに関するもの
であり、特に詳しくは、電磁弁に好適なソレノイドに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】コイルを巻回したボビン、該ボビンの中
心孔に装着した固定鉄心、上記ボビンの中心孔に摺動可
能に挿入した可動鉄心、並びにこれらを囲繞する磁気フ
レーム及び磁気プレートを備え、これらを絶縁封止材で
モールドしたソレノイドは、特に例示するまでもなく周
知である。そして、上記周知のソレノイドにおいては、
固定鉄心と磁気フレームとを、これらに設けたねじの螺
合、または固定鉄心に設けたかしめ部の磁気フレームへ
のかしめ止めによって固定している。しかしながら、ね
じの螺合またはかしめ止めによるこれらの固定は、いず
れもその加工や取付作業が面倒である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、ソレノイドを封止するための絶縁封止材の
モールドによって固定鉄心と磁気フレームとを固定する
ことにより、これらの加工や取付作業が容易なソレノイ
ドを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、コイルを巻回したボビン、該ボビンの中
心孔に装着した固定鉄心、上記ボビンの中心孔に摺動可
能に挿入した可動鉄心、並びにこれらを囲繞する磁気フ
レーム及び磁気プレートを備え、これらを絶縁封止材で
モールドしたソレノイドにおいて、上記固定鉄心が磁気
フレーム側の外周に周溝を、上記磁気フレームが上記周
溝周囲の空間に連通する絶縁封止材の流入孔をそれぞれ
備え、上記磁気フレームと固定鉄心を、上記流入孔を通
して周溝周囲の空間に流入させた絶縁封止材のモールド
によって固定したことを特徴としている。
【0005】
【作用】コイルを巻回したボビンの中心孔に固定鉄心を
装着するとともに、これらを磁気フレームと磁気プレー
トとで囲繞してコイル組立体を構成し、このコイル組立
体を金型に挿入して、固定鉄心と磁気フレームとを密に
当接させる。金型に絶縁封止材を注入してコイル組立体
をモールドすると、磁気フレームに設けた注入孔から固
定鉄心に設けた周溝周囲の空間に流入した絶縁封止材に
よって、固定鉄心と磁気フレームとが密に当接した状態
で固定される。
【0006】
【実施例】図1は本考案の実施例を示し、この実施例
は、ソレノイド1と、該ソレノイドによって流路が開閉
される弁部2とを備えた電磁弁を示している。上記ソレ
ノイド1は、直流用のコイル4を巻回したボビン5、ボ
ビンの中心孔5aに装着した固定鉄心6と中心孔5a内
を摺動する可動鉄心7、及びこれらを囲繞する磁気フレ
ーム8と磁気プレート9を備え、これらは絶縁封止材に
よってモールド10されている。上記固定鉄心6の外周
面には、両端面から等距離の位置に周溝6a,6aが形
成され、一方の周溝6aにボビン5の中心孔5aとの間
をシールするOリング12が嵌着されており、他方の周
溝6a周囲の空間は、ボビン5に設けたテーパによって
上方(磁気フレーム8側)に開口している。また、磁気
フレーム8には、コイル4の外周面に向いて開口する径
方向の流入孔8a,・・と、固定鉄心6の上方側の周溝
6a周囲の空間に向いて開口する軸方向の流入孔8b,
・・が形設されている。
【0007】上記弁部2の弁本体20は、圧力流体の入
力ポートPと出力ポートA、及びこれらのポートを連通
させる通路中の弁座21を備え、該弁座21を開閉する
弁体22は、可動鉄心7の弁座側に形成した弁体挿入孔
7aに摺動可能に挿入されて、トラベルスプリング23
によって弁座21を閉鎖する方向に付勢され、弁体押え
24によって弁体挿入孔7aからの飛出しが防止されて
いる。図中の符号26は可動鉄心7の復帰スプリング、
27,27はコイル4に接続されたコイル端子、28及
び29はコイル端子に給電するための印刷配線板及び給
電端子である。
【0008】上記ソレノイド1は、コイル4を巻回した
ボビン5の中心孔5aに固定鉄心6を装着するととも
に、これらを磁気フレーム8と磁気プレート9で囲繞し
てコイル組立体を形成する。この場合、固定鉄心6は上
下方向に対称に形成されていて方向性がないので、ボビ
ン5への組み付けは容易である。次いで、このコイル組
立体を、図2に詳細を示す金型15A,15B内に設置
し、金型内に注入した絶縁封止材によってコイル組立体
をモールド10する。上記金型15Aは、磁気フレーム
8の上面に当接する押圧部16aと、コイル端子27,
27が密に挿通する端子孔16b,16bとを有し、金
型15Bは、ボビン5の中心孔5aに密に挿入され先端
が固定鉄心6の可動鉄心側端面に当接する押圧部17a
と、磁気プレート9の中心孔の周囲に当接する当接部1
7bとを有し、押圧部16aと17a間の距離は、固定
鉄心6の軸方向長さより僅かに短くされている。したが
って、金型15A,15B内にコイル組立体を設置する
と、押圧部16aと17aで押圧されて、磁気フレーム
8の下面と固定鉄心6の上面とが密に当接する。金型内
に絶縁封止材を注入すると、該絶縁封止材がコイル組立
体の周囲を覆うとともに、磁気フレーム8の径方向の流
入孔8a,・・からコイル4外周の空間に、軸方向の流
入孔8b,・・から固定鉄心6の周溝6a周囲の空間に
それぞれ流入するので、密に当接させた固定鉄心6と磁
気フレーム8が、絶縁封止材のモールド10によって固
定される。
【0009】上記絶縁封止材のモールド10による固定
鉄心6と磁気フレーム8の固定は、固定鉄心6における
上下方向の方向性をなくすための周溝6aを利用して、
かつソレノイドの封止に必要な絶縁封止材の注入によっ
て行なうので、固定のための加工及び固定作業が極めて
容易である。コイル組立体をモールドした後のソレノイ
ド1の組立、ソレノイド1への弁部2の組み付け、及び
電磁弁の作用は、公知のソレノイド及び電磁弁と同じで
あるから、詳細な説明は省略する。
【0010】
【考案の効果】本考案のソレノイドは、密接させた固定
鉄心と磁気フレームを、ソレノイドの封止に必要な絶縁
封止材のモールドによって固定するために、ねじやかし
め止めによる連結に比べて、固定鉄心と磁気フレームの
加工及びこれらを固定する作業が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図である。
【図2】金型の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 ソレノイド 4 コイル 5 ボビン 5a 中心孔 6 固定鉄心 6a 周溝 7 可動鉄心 8 磁気フレーム 8b 流入孔 9 磁気プレート 10 モールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐 藤 秀 治 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社筑波技術センタ ー内 (72)考案者 松 本 拓 実 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社筑波技術センタ ー内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルを巻回したボビン、該ボビンの中
    心孔に装着した固定鉄心、上記ボビンの中心孔に摺動可
    能に挿入した可動鉄心、並びにこれらを囲繞する磁気フ
    レーム及び磁気プレートを備え、これらを絶縁封止材で
    モールドしたソレノイドにおいて、 上記固定鉄心が磁気フレーム側の外周に周溝を、上記磁
    気フレームが上記周溝周囲の空間に連通する絶縁封止材
    の流入孔をそれぞれ備え、 上記磁気フレームと固定鉄心を、上記流入孔を通して周
    溝周囲の空間に流入させた絶縁封止材のモールドによっ
    て固定した、 ことを特徴とするソレノイド。
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