JP2562403Y2 - 電動丸鋸盤用切粉捕集装置 - Google Patents

電動丸鋸盤用切粉捕集装置

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JP2562403Y2
JP2562403Y2 JP4328392U JP4328392U JP2562403Y2 JP 2562403 Y2 JP2562403 Y2 JP 2562403Y2 JP 4328392 U JP4328392 U JP 4328392U JP 4328392 U JP4328392 U JP 4328392U JP 2562403 Y2 JP2562403 Y2 JP 2562403Y2
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wood
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electric circular
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cutting
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吉則 斉藤
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Amano Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、木材加工を行う際に使
用する電動丸鋸盤の技術分野で利用されるものであっ
て、具体的には切断時に電動丸鋸の部分から飛散する粉
塵状の切屑(以下単に切粉と云う)を捕集する捕集装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動丸鋸盤には、切断時に発生す
る切粉を捕集するために丸鋸の下側部にその下半分を覆
う吸引フードを設けて、切粉の飛散を防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、木材をテーブ
ル板に沿って手前側から前方に向けて横移動しながら電
動丸鋸で切断する場合に、木材が丸鋸の下側に設けた吸
引フードの上面に位置してこれを覆っている時は、切断
によって生じる切粉をこの吸引フードに捕集させて外部
への飛散を防止できるが、切断終了間際、吸引フードの
上面が解放されて鋸歯部分が露出すると、吸引フードに
よる捕集効果がなくなって多数の切粉が木材が横移動し
て来た後方部、即ち、木材を横移動させている作業者側
へ飛散して、作業に悪影響を及ぼす問題があった。
【0004】尚、上記後方への切粉の飛散を防止するた
めに、電動丸鋸の後方部(作業者側)に捕集用のフード
を設けることが考えられたが、テーブル板上にこの様な
フードを設置すると木材の横移動の邪魔になるとか、電
動丸鋸による切断部がこのフードが邪魔をして見ずらく
なる等の問題が生じるため、実用に供し得なかった。
【0005】従って本考案の技術的課題は、電動丸鋸に
よって木材を切断する時に、切断終了の間際に後方に飛
散する切粉を、木材の横移動とか電動丸鋸による切断の
邪魔にならないような手段を講じることによって確実に
捕集することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本考案で講じた手段は以下の如くである。木
材をテーブル板上で手前より前方に向けて横移動しなが
ら電動丸鋸で切断するように構成した電動丸鋸盤に於い
て、
【0007】(1) 上記テーブル板の手前側部分に、
常時は移動中の木材に押されてテーブル板の下側に位置
し、木材の移動が進んで押圧が解かれると回動アームに
よる回動作用を受けてテーブル板の手前上側に突出し
て、上記電動丸鋸から飛散する切粉を捕集するように構
成した吸引フードを設けること。
【0008】(2) テーブル板の手前側部分に、常時
は移動中の木材に押されてスプリングの弾発力に抗して
テーブル板の下側に位置し、木材の移動が進んで押圧が
解かれると上記スプリングの弾発力を受けてテーブル板
の手前上側に突出して、上記電動丸鋸から飛散する切粉
を捕集するように構成した吸引フードを設けること。
【0009】
【作用】上記の手段は以下の如く作用する。 上記(1)の手段によれば、電動丸鋸による木材の
切断が進んで、木材の末端部が吸引フードの上面を通過
してその押圧を解くと、吸引フードが回動アームに回動
されて電動丸鋸の後方のテーブル板上に突出するから、
切断終了間際に鋸歯が露出した時に後方に飛散する切粉
をこの吸引フードに捕集させることができるため、作業
者が飛散する切粉を被る問題を解消して、木材の切断作
業を支障無く進めることを可能にすると共に、木材を横
移動して丸鋸で切断する通常の作業時には、木材自身が
吸引フードをテーブル板の下側に押し込めているため、
木材の移動と切断作業を吸引フードに邪魔されることな
く円滑に進めることを可能にする。
【0010】 上記(2)の手段によれば、切断作業
が進んで木材の末端部が吸引フードの上面を通過してそ
の押圧を解くと、吸引フードがスプリングの弾発力を受
けてテーブル板上に突出するため、切断終了間際に鋸歯
の部分から後方に飛散する切粉を捕集することを可能に
すると共に、通常の切断作業時には木材自身がスプリン
グの弾発力に抗して吸引フードをテーブル板の下側に押
し込めているため、木材の移動と切断作業を吸引フード
に邪魔されることなく進めることを可能にする。以上の
如くであるから、上記の手段によって上述した技術的課
題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消すること
ができる。
【0011】
【実施例】以下に、上述した本考案に係る電動丸鋸盤用
切粉捕集装置の好適な実施例を添付した図面と共に詳細
に説明する。図1と図2は本考案の第1実施例を示した
ものであって、図中、1は電動丸鋸盤の機体であって、
2はその上面に水平に取付けた木材T用のテーブル板、
3はテーブル板2の手前に設けたローラスタンド、3a
はこのローラスタンド3に取付けたガイドローラ、4は
テーブル板2の途中に設けた電動丸鋸、5はこの丸鋸4
の上面を覆うカバーで、5aはその支持アーム、6aは
電動丸鋸4の下半分を覆うようにテーブル板2の下側部
に取付けた集塵フードで、切断時に発生する切粉はこの
集塵フード6aに捕集されて下側の吸引ボックス6に吸
引される仕組に成っている。
【0012】また、7は中間部を軸7aを用いて機体1
に上下回動自在に取付けた回動アームであって、その末
端部には上記機体1とローラスタンド3の間に突出した
先端部側を常時上方に回動する作用を発揮するバランス
ウエイト8とスプリング9が取付けられている。尚、図
示した実施例ではバランスウエイト8とスプリング9の
両方を取付けて回動アーム7に回動力を附与している
が、いずれか一方のみでも充分に回動力を発揮できるこ
とは勿論である。
【0013】10は上記回動アーム7の先端部に軸7b
を用いて取付けたスイングフード本体であって、その上
部には上面にガイドローラ10bを取付けた吸引フード
10aが設けられ、下部にはフレキシブルなホース又は
パイプ10dを介して上記の吸引ボックス6、或は、図
示していない他の吸引ボックスに接続された吸引口10
cが設けられていて、吸引フード10aが捕集した木材
Tの切粉Taを吸引処理する仕組に成っている。
【0014】本考案に係る電動丸鋸盤用切粉捕集装置の
第1実施例は以上述べた如き構成であるから、図1の如
く木材Tをテーブル板2の上で図面上左方向に移動しな
がら電動丸鋸4で切断でき、また、切断時には木材Tが
電動丸鋸4の下側に設けた集塵フード6aの上面側を覆
っているため、切断によって発生する切粉をこの集塵フ
ード6aに捕集させることができる。
【0015】次いで、切断が進んで図2の如く電動丸鋸
4の鋸歯が木材Tの後端部から露出する切断終了間際に
なると、木材Tの通過によって押圧を解かれた吸引フー
ド10aが回動アーム7によってテーブル板2の手前部
分に突出しているため、切断終了間際に木材Tの後方に
飛散する切粉Taをこの吸引フード10aが捕集するこ
とができる。
【0016】また、切断を終えた後、新たな木材Tをテ
ーブル板2上に移動させると、再び吸引フード10aが
この木材Tに押されて図1に示した如くテーブル板2の
下側に押し込められるから、木材Tの移動と切断を支障
無く進めることができる。
【0017】図3と図4は本考案に係る電動丸鋸盤用切
粉捕集装置の第2実施例を示したものであって、この実
施例では機体1とローラスタンド3の間に下端部に吸引
ボックス6又はその他の吸引ボックス(図示せず)に連
通する吸引口11dを備えたフード本体11が固定され
ていて、その上部には常時スプリング11cによってテ
ーブル板2の後部上方に突出する弾性作用が附与された
吸引フード11aが上下回動自在に取付けられ、切断中
の木材Tがこの吸引フード11aの上面部に位置してガ
イドローラ11bを押圧している時は、図3の如く吸引
フード11aがスプリング11cの弾発力に抗してフー
ド本体11内に押し込み回動された状態に成っている
が、上記木材Tの移動が進んで吸引フード11aに対す
る押圧が解かれると、スプリング11cの弾発力によっ
て吸引フード11aが図4の如くテーブル板2の後部上
方に突出して、切断終了間際に電動丸鋸4の後方に飛散
する切粉Taを捕集できる仕組に成っている。
【0018】尚、上述した図3と図4に示した第2実施
例に於いて、前記図1と図2に記載した第1実施例と同
一の部材は同一の符号を付してその説明は省略した。
【0019】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案に係る電動丸鋸
盤用切粉捕集装置によれば、木材の切断終了間際に後方
に飛散する切粉を、木材の通過と共にテーブル板の後部
上方に突出した吸引フードが捕集するため、切断終了間
際に作業者が切粉を被る問題を解消し、また、この吸引
フードは通常の切断時には木材に押されてテーブル板の
下側に押し込まれているため、木材の移動とか切断を邪
魔することもなく、切断作業を円滑に進めることができ
るものであって、電動丸鋸盤に実施して頗る実用性の高
いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電動丸鋸盤用切粉捕集装置の第1
実施例に於ける切断運転時の状態を示した構成図であ
る。
【図2】同じく第1実施例に於ける切粉捕集時の状態を
説明した構成図である。
【図3】本考案に係る電動丸鋸盤用切粉捕集装置の第2
実施例に於ける切断運転時の状態を示した構成図であ
る。
【図4】同じく第2実施例に於ける切粉捕集時の状態を
説明した構成図である。
【符号の説明】
1 機体 2 テーブル板 4 電動丸鋸 7 回動アーム 8 バランスウエイト 9 スプリング 10 スイングフード本体 10a 吸引フード 11 フード本体 11a 吸引フード 11c スプリング T 木材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材をテーブル板上で手前より前方に向
    けて横移動しながら電動丸鋸で切断するように構成した
    電動丸鋸盤に於いて、 上記テーブル板の手前側部分に、常時は移動中の木材に
    押されてテーブル板の下側に位置し、木材の移動が進ん
    で押圧が解かれると回動アームによる回動作用を受けて
    テーブル板の手前上側に突出して、上記電動丸鋸から飛
    散する切粉を捕集するように構成した吸引フードを設け
    たことを特徴とする電動丸鋸盤用切粉捕集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した電動丸鋸盤に於い
    て、テーブル板の手前側部分に、常時は移動中の木材に
    押されてスプリングの弾発力に抗してテーブル板の下側
    に位置し、木材の移動が進んで押圧が解かれると上記ス
    プリングの弾発力を受けてテーブル板の手前上側に突出
    して、上記電動丸鋸から飛散する切粉を捕集するように
    構成した吸引フードを設けたことを特徴とする電動丸鋸
    盤用切粉捕集装置。
JP4328392U 1992-05-29 1992-05-29 電動丸鋸盤用切粉捕集装置 Expired - Fee Related JP2562403Y2 (ja)

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JPH0593803U JPH0593803U (ja) 1993-12-21
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