JP2562396Y2 - 内部燃焼式ガスライター - Google Patents
内部燃焼式ガスライターInfo
- Publication number
- JP2562396Y2 JP2562396Y2 JP10576591U JP10576591U JP2562396Y2 JP 2562396 Y2 JP2562396 Y2 JP 2562396Y2 JP 10576591 U JP10576591 U JP 10576591U JP 10576591 U JP10576591 U JP 10576591U JP 2562396 Y2 JP2562396 Y2 JP 2562396Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- operating member
- lighter
- housing member
- rear end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Lighters Containing Fuel (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、燃焼筒の内部にて液
化ガスと空気との混合ガスを放電により点火燃焼する内
部燃焼装置を備えたガスライターに関するものである。
化ガスと空気との混合ガスを放電により点火燃焼する内
部燃焼装置を備えたガスライターに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】内部燃焼式の燃焼装置を有する圧電式の
ガスライターでは、火口と点火操作部材とをライター本
体の上部に設けており、その両方を片側に開く蓋部材に
より被覆している。
ガスライターでは、火口と点火操作部材とをライター本
体の上部に設けており、その両方を片側に開く蓋部材に
より被覆している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】このようなガスライタ
ーでは、蓋部材を開放してから点火操作部材を押し下げ
て点火を行なわねばならず、ワンタッチでライターの点
火を行うことができない不便さがあった。またライター
本体の上部全体を蓋部材により被覆しているので、ライ
ター形状も函型に限られている。
ーでは、蓋部材を開放してから点火操作部材を押し下げ
て点火を行なわねばならず、ワンタッチでライターの点
火を行うことができない不便さがあった。またライター
本体の上部全体を蓋部材により被覆しているので、ライ
ター形状も函型に限られている。
【０００４】この考案は上記従来の課題を解決するため
に考えられたものであって、その目的は、ライター本体
の上側部内に内部燃焼装置を側方に回動自在に設け、そ
れにより蓋部材を省略するとともに、ワンタッチで火口
の露出から点火燃焼までを行うことができる新たな内部
燃焼式のガスライターを提供することにある。
に考えられたものであって、その目的は、ライター本体
の上側部内に内部燃焼装置を側方に回動自在に設け、そ
れにより蓋部材を省略するとともに、ワンタッチで火口
の露出から点火燃焼までを行うことができる新たな内部
燃焼式のガスライターを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの考案
の特徴は、ライター本体の上側部内に、後端を円形に形
成してラックを設けた先端開口の収容部材を、その先端
開口を下向きにかつ側方に回動自在に後端部を軸承して
設ける一方、収容部材の反対側の上側部内にラックを内
側に有する操作部材を上下摺動自在に設け、その操作部
材と上記収容部材とを複数のピニオンを介して連係する
とともに、操作部材の下側に圧電点火装置の作動部材と
バルブ開閉部材の後端部とを配置し、混合ガス拡散部材
と放電電極とを内部に備えた燃焼筒の後部に混合管を接
続した内部燃焼装置を、上記収容部材に火口を先端開口
側に位置して収容固定し、その混合管とバルブ装置とを
可撓チューブにより連通してなることにある。
の特徴は、ライター本体の上側部内に、後端を円形に形
成してラックを設けた先端開口の収容部材を、その先端
開口を下向きにかつ側方に回動自在に後端部を軸承して
設ける一方、収容部材の反対側の上側部内にラックを内
側に有する操作部材を上下摺動自在に設け、その操作部
材と上記収容部材とを複数のピニオンを介して連係する
とともに、操作部材の下側に圧電点火装置の作動部材と
バルブ開閉部材の後端部とを配置し、混合ガス拡散部材
と放電電極とを内部に備えた燃焼筒の後部に混合管を接
続した内部燃焼装置を、上記収容部材に火口を先端開口
側に位置して収容固定し、その混合管とバルブ装置とを
可撓チューブにより連通してなることにある。
【０００６】
【作 用】上記構成では、操作部材を押し下げると、ピ
ニオンの回動により、収容部材が外方へ回動し、ライタ
ー本体の外側に水平に突出する。
ニオンの回動により、収容部材が外方へ回動し、ライタ
ー本体の外側に水平に突出する。
【０００７】またピニオンの回動と並行して操作部材の
下側部により、圧電点火装置の作動部材とバルブ開閉部
材の後端部とが押圧され、先行するバルブ装置の開弁に
引き続き圧電点火装置が点火作動する。
下側部により、圧電点火装置の作動部材とバルブ開閉部
材の後端部とが押圧され、先行するバルブ装置の開弁に
引き続き圧電点火装置が点火作動する。
【０００８】そして収容部材内の内部燃焼装置では、混
合ガスの噴出と放電とが生じ、燃焼筒内で混合ガスが火
口から火炎を長く生ずることなく燃焼する。
合ガスの噴出と放電とが生じ、燃焼筒内で混合ガスが火
口から火炎を長く生ずることなく燃焼する。
【０００９】操作部材に対する押圧力を除くと、操作部
材は上方へ戻るようになり、その戻りに伴いバルブ開閉
部材はバルブ装置を閉弁するので、内部燃焼装置では戻
りの過程において燃焼は停止し、また収容部材は内部燃
焼装置と共に下向きに回動して上側部内に戻り、火口は
塞がれた状態となる。
材は上方へ戻るようになり、その戻りに伴いバルブ開閉
部材はバルブ装置を閉弁するので、内部燃焼装置では戻
りの過程において燃焼は停止し、また収容部材は内部燃
焼装置と共に下向きに回動して上側部内に戻り、火口は
塞がれた状態となる。
【００１０】
【実施例】図中１はライター本体で内部に液化ガスのタ
ンク２と圧電点火装置３とを備えている。また上部内に
はやぐら部材４が設けてある。
ンク２と圧電点火装置３とを備えている。また上部内に
はやぐら部材４が設けてある。
【００１１】このライター本体１の上側部は開放されて
おり、その一方の上側部内に内部燃焼装置５の収容部材
６が、また収容部材６の反対側の他方の上側部には操作
部材７がそれぞれ設けられている。
おり、その一方の上側部内に内部燃焼装置５の収容部材
６が、また収容部材６の反対側の他方の上側部には操作
部材７がそれぞれ設けられている。
【００１２】上記収容部材６は、後端を円形に形成して
ラック８を設けた先端開口９の中空部材からなり、その
先端開口９を下向きにかつ側方に回動自在に後端部を上
記やぐら部材４に支軸１０により軸承して、ライター本
体１の上側部内に設けられている。
ラック８を設けた先端開口９の中空部材からなり、その
先端開口９を下向きにかつ側方に回動自在に後端部を上
記やぐら部材４に支軸１０により軸承して、ライター本
体１の上側部内に設けられている。
【００１３】また操作部材７は案内縁１１に形成した両
側縁の間に縦方向のラック１２を有し、そのラック１２
を内側にしてライター本体１の上側部の開口部内に上下
摺動自在に設けられている。この操作部材７と上記収容
部材６の各ラック８，１２は、互いに噛合してやぐら部
材４に軸承した２個のピニオン１３，１４とそれぞれ噛
合しており、そのピニオン１３，１４を介して収容部材
６を操作部材７により回動できるようにしてある。
側縁の間に縦方向のラック１２を有し、そのラック１２
を内側にしてライター本体１の上側部の開口部内に上下
摺動自在に設けられている。この操作部材７と上記収容
部材６の各ラック８，１２は、互いに噛合してやぐら部
材４に軸承した２個のピニオン１３，１４とそれぞれ噛
合しており、そのピニオン１３，１４を介して収容部材
６を操作部材７により回動できるようにしてある。
【００１４】また操作部材７の下側には、上記圧電点火
装置３の作動部材１５と、タンク２のバルブ装置１６の
開閉部材１７の後端部が位置しており、操作部材７の下
側部７ａにより作動部材１５とバルブ開閉部材１７の両
方が押し下げられて、バルブ装置１６の開放と圧電点火
装置３の点火作動とが生ずるようにしてある。
装置３の作動部材１５と、タンク２のバルブ装置１６の
開閉部材１７の後端部が位置しており、操作部材７の下
側部７ａにより作動部材１５とバルブ開閉部材１７の両
方が押し下げられて、バルブ装置１６の開放と圧電点火
装置３の点火作動とが生ずるようにしてある。
【００１５】上記内部燃焼装置５は、混合ガス拡散部材
１８と放電電極１９とを内部に備えた燃焼筒２０の後部
に、空気孔２１を側部に有する混合管２２を接続した通
常構造のものからなり、火口２３を上記先端開口９に位
置させて収容部材６に収容固定してある。
１８と放電電極１９とを内部に備えた燃焼筒２０の後部
に、空気孔２１を側部に有する混合管２２を接続した通
常構造のものからなり、火口２３を上記先端開口９に位
置させて収容部材６に収容固定してある。
【００１６】上記混合管２２は合成樹脂チューブ等の可
撓チューブ２４をもって上記バルブ装置１６と接続さ
れ、バルブ装置１６が開弁するごとにタンク２の液化ガ
スが内部燃焼装置５に供給されるようにしてある。
撓チューブ２４をもって上記バルブ装置１６と接続さ
れ、バルブ装置１６が開弁するごとにタンク２の液化ガ
スが内部燃焼装置５に供給されるようにしてある。
【００１７】また放電電極１９は所要の柔軟性を有する
な金属をもって作られており、圧電点火装置３から導出
したリード線２５に接続してある。
な金属をもって作られており、圧電点火装置３から導出
したリード線２５に接続してある。
【００１８】２６は操作部材７のラック１２と噛合した
ピニオン１３に設けた復帰ばねで、両端部をピニオン１
３の突出部２７とタンク上とに係止したばね部材からな
り、操作部材７に対する押圧力を除いたときに、操作部
材７及び収容部材６を元の状態に戻す。
ピニオン１３に設けた復帰ばねで、両端部をピニオン１
３の突出部２７とタンク上とに係止したばね部材からな
り、操作部材７に対する押圧力を除いたときに、操作部
材７及び収容部材６を元の状態に戻す。
【００１９】上記実施例では、操作部材７を押し下げる
と、２個のピニオン１３，１４の回動により、収容部材
６が支軸１０を支点として外方へ回動し、図２に示す収
納状態から扇形移動して、操作部材７を押し切ったとき
に、図１に示すようにライター本体１の外側に水平に突
出する。
と、２個のピニオン１３，１４の回動により、収容部材
６が支軸１０を支点として外方へ回動し、図２に示す収
納状態から扇形移動して、操作部材７を押し切ったとき
に、図１に示すようにライター本体１の外側に水平に突
出する。
【００２０】またピニオン１３，１４の回動と並行し
て、操作部材７の下側部７ａにより圧電点火装置３の作
動部材１５とバルブ開閉部材１７の後端部とが押圧され
て、バルブ装置１６の開弁が先行し、次に圧電点火装置
３の点火作動が生ずる。
て、操作部材７の下側部７ａにより圧電点火装置３の作
動部材１５とバルブ開閉部材１７の後端部とが押圧され
て、バルブ装置１６の開弁が先行し、次に圧電点火装置
３の点火作動が生ずる。
【００２１】このため回動しつつある収容部材内の内部
燃焼装置５に液化ガスが供給され、また放電が生ずるこ
とから、燃焼筒２０内の混合ガスは完全燃焼により火口
２３から火炎を長く生ずることなく燃焼する。
燃焼装置５に液化ガスが供給され、また放電が生ずるこ
とから、燃焼筒２０内の混合ガスは完全燃焼により火口
２３から火炎を長く生ずることなく燃焼する。
【００２２】使用後において操作部材７に対する押圧力
を除くと、復帰ばね２６によりピニオン１３，１４が逆
回転するため、操作部材７は上方へ戻るようになり、ま
た収容部材６は内部燃焼装置５と共に下向きに回動して
上側部内に戻り、火口２３はタンク上壁により塞がれた
状態となる。
を除くと、復帰ばね２６によりピニオン１３，１４が逆
回転するため、操作部材７は上方へ戻るようになり、ま
た収容部材６は内部燃焼装置５と共に下向きに回動して
上側部内に戻り、火口２３はタンク上壁により塞がれた
状態となる。
【００２３】また操作部材７の戻に伴いバルブ開閉部材
１７はバルブ装置１６を閉弁するので、内部燃焼装置５
では戻りの過程において燃焼は停止する。
１７はバルブ装置１６を閉弁するので、内部燃焼装置５
では戻りの過程において燃焼は停止する。
【００２４】
【考案の効果】この考案は上述のように、内部燃焼装置
をライター本体の上側部内に先端開口を下向きにかつ側
方へ回動自在に軸設した収容部材に収め、その収容部材
の回動により内部燃焼装置の火口を上側部に露出したの
で、火口の露出は使用時のみとなり、火口及び操作部材
を被覆する蓋部材が不要となる。
をライター本体の上側部内に先端開口を下向きにかつ側
方へ回動自在に軸設した収容部材に収め、その収容部材
の回動により内部燃焼装置の火口を上側部に露出したの
で、火口の露出は使用時のみとなり、火口及び操作部材
を被覆する蓋部材が不要となる。
【００２５】また内部燃焼装置を内装した収容部材と、
圧電点火装置の作動部材及びバルブ開閉部材を作動する
操作部材とを、ピニオン・ラックにより連係して操作部
材により収容部材を回動できるようにしたので、火口の
露出と点火燃焼との両方をワンタッチで行うことがで
き、これまでのように蓋部材を開いてから点火操作を行
う必要が無くなり、ガスライターとしての扱いが容易と
なる。
圧電点火装置の作動部材及びバルブ開閉部材を作動する
操作部材とを、ピニオン・ラックにより連係して操作部
材により収容部材を回動できるようにしたので、火口の
露出と点火燃焼との両方をワンタッチで行うことがで
き、これまでのように蓋部材を開いてから点火操作を行
う必要が無くなり、ガスライターとしての扱いが容易と
なる。
【００２６】また混合管とバルブ装置とを可撓チューブ
より連通したので、混合管とバルブ装置の連通部材が収
容部材の回動の障害とならず、常にスムーズな回動が得
られる。
より連通したので、混合管とバルブ装置の連通部材が収
容部材の回動の障害とならず、常にスムーズな回動が得
られる。
【００２７】さらにまた、蓋部材が省略されるので、ラ
イター形状を函型以外にすることができ、点火操作ごと
に収容部材が信号機の腕木のようにライター側面に突出
するので、その動作にもこれまでのガスライターにはな
い趣があり、喫煙具でありながら面白味をも有する。
イター形状を函型以外にすることができ、点火操作ごと
に収容部材が信号機の腕木のようにライター側面に突出
するので、その動作にもこれまでのガスライターにはな
い趣があり、喫煙具でありながら面白味をも有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この考案に係る内部燃焼式ガスライターの使用
時の要部縦断正面図である。
時の要部縦断正面図である。
【図２】同じく不使用時の要部縦断正面図である。
１ ライター本体 ２ タンク ３ 圧電点火装置 ４ やぐら部材 ５ 内部燃焼装置 ６ 収容部材 ７ 操作部材 ８ ラック ９ 先端開口 １０ 支軸 １２ ラック １３ ピニオン １４ ピニオン １５ 作動部材 １６ バルブ装置 １７ バルブ開閉部材 １８ ガス拡散部材 １９ 放電電極 ２０ 燃焼筒 ２１ 空気孔 ２２ 混合管 ２３ 火口 ２４ 可撓チューブ ２５ リード線 ２６ 復帰ばね ２７ 突出部材
Claims (1)
- 【請求項１】 ライター本体の上側部内に、後端を円形
に形成してラックを設けた先端開口の収容部材を、その
先端開口を下向きにかつ側方に回動自在に後端部を軸承
して設ける一方、収容部材の反対側の上側部内にラック
を内側に有する操作部材を上下摺動自在に設け、その操
作部材と上記収容部材とを複数のピニオンを介して連係
するとともに、操作部材の下側に圧電点火装置の作動部
材とバルブ開閉部材の後端部とを配置し、混合ガス拡散
部材と放電電極とを内部に備えた燃焼筒の後部に混合管
を接続した内部燃焼装置を、上記収容部材に火口を先端
開口側に位置して収容固定し、その混合管とバルブ装置
とを可撓チューブにより連通してなることを特徴とする
内部燃焼式ガスライター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10576591U JP2562396Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 内部燃焼式ガスライター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10576591U JP2562396Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 内部燃焼式ガスライター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0552550U JPH0552550U (ja) | 1993-07-13 |
| JP2562396Y2 true JP2562396Y2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=14416287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10576591U Expired - Fee Related JP2562396Y2 (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 内部燃焼式ガスライター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2562396Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP10576591U patent/JP2562396Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0552550U (ja) | 1993-07-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |