JP2562313B2 - 左官用混和材 - Google Patents
左官用混和材Info
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- JP2562313B2 JP2562313B2 JP61294334A JP29433486A JP2562313B2 JP 2562313 B2 JP2562313 B2 JP 2562313B2 JP 61294334 A JP61294334 A JP 61294334A JP 29433486 A JP29433486 A JP 29433486A JP 2562313 B2 JP2562313 B2 JP 2562313B2
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- JP
- Japan
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- admixture
- granular aggregate
- cement
- mortar
- granular
- Prior art date
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/02—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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- C04B14/00—Use of inorganic materials as fillers, e.g. pigments, for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of inorganic materials specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B14/02—Granular materials, e.g. microballoons
- C04B14/26—Carbonates
- C04B14/28—Carbonates of calcium
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、セメントやプラスターに混練使用する左
官用骨材、具体的には炭酸カルシウム発泡体の破砕細片
とパーライトなどの粒状骨材とを主材とし配合した左官
用混和材に関する。
官用骨材、具体的には炭酸カルシウム発泡体の破砕細片
とパーライトなどの粒状骨材とを主材とし配合した左官
用混和材に関する。
[発明の技術的背景] パーライトなどの粒状骨材(以下粒状骨材という)
は、述べるまでもなく、真珠岩,石英粗面岩,黒曜岩な
どを粉砕したものを焼成により膨張させたものであるた
め、軽量で、かつ、断熱性に富み、一方、炭酸カルシウ
ム発泡体(無機質)の破砕細片は、炭酸カルシウム発泡
素板をカッターなどにより細かく切屑状に切削した柔
軟、かつ、不規則形状を呈し、そして不燃性を有するも
ので、この破砕細片と上記粒状骨材とが配合された上記
混和材をセメントと混練してモルタルとし、これを壁な
どに塗着したとき、上記破砕細片がモルタルの収縮に伴
いモルタルに食いついて粒状骨材同志の強力なつなぎ作
用を果し、それによりモルタルのクラックを防ぎ、併せ
て破砕細片の不燃性と粒状骨材の断熱性とにより防火上
安全な理想の壁を形成することができるものであるが、
問題は、上記粒状骨材は焼成により得られるため、ガス
成分が抜けた後の大小の孔が多数残存し、そのため、ど
うしても吸水性が高くなり、吸水性が高いと練り込み時
の水含み量が多くなることから、例えば寒冷地や低温気
象下において上記粒状骨材に含まれた水が凍結し、モル
タルにクラックを生ずるという欠点がある。
は、述べるまでもなく、真珠岩,石英粗面岩,黒曜岩な
どを粉砕したものを焼成により膨張させたものであるた
め、軽量で、かつ、断熱性に富み、一方、炭酸カルシウ
ム発泡体(無機質)の破砕細片は、炭酸カルシウム発泡
素板をカッターなどにより細かく切屑状に切削した柔
軟、かつ、不規則形状を呈し、そして不燃性を有するも
ので、この破砕細片と上記粒状骨材とが配合された上記
混和材をセメントと混練してモルタルとし、これを壁な
どに塗着したとき、上記破砕細片がモルタルの収縮に伴
いモルタルに食いついて粒状骨材同志の強力なつなぎ作
用を果し、それによりモルタルのクラックを防ぎ、併せ
て破砕細片の不燃性と粒状骨材の断熱性とにより防火上
安全な理想の壁を形成することができるものであるが、
問題は、上記粒状骨材は焼成により得られるため、ガス
成分が抜けた後の大小の孔が多数残存し、そのため、ど
うしても吸水性が高くなり、吸水性が高いと練り込み時
の水含み量が多くなることから、例えば寒冷地や低温気
象下において上記粒状骨材に含まれた水が凍結し、モル
タルにクラックを生ずるという欠点がある。
更に又、上記孔の存在は、必然的に粒状骨材の表面強
度をもろくし、このため、左官用ミキサーなどによるモ
ルタル混練時に粒状骨材が破壊されてしまい、破壊によ
る骨材体積の減少によりモルタルの練り上がり量が大き
く目減りし、塗布面積を減少させてしまうという不経済
の問題を有している。
度をもろくし、このため、左官用ミキサーなどによるモ
ルタル混練時に粒状骨材が破壊されてしまい、破壊によ
る骨材体積の減少によりモルタルの練り上がり量が大き
く目減りし、塗布面積を減少させてしまうという不経済
の問題を有している。
[発明の目的] 本発明の目的は、粒状骨材の吸水率11%以下におさえ
ることにより、上記従来の問題点を解決することを可能
とし、もってこの種混和材が本来有する優れた特性を充
分に発揮させようとするものである。
ることにより、上記従来の問題点を解決することを可能
とし、もってこの種混和材が本来有する優れた特性を充
分に発揮させようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、炭酸カルシウム発泡体の破砕細片と、パ
ーライトなどの粒状骨材とを主材とし配合したセメント
などとの混和材であって、上記粒状骨材が吸水率11%以
内であることにより達成される。
ーライトなどの粒状骨材とを主材とし配合したセメント
などとの混和材であって、上記粒状骨材が吸水率11%以
内であることにより達成される。
[実施例] 本実施例では、吸水率11%以内の粒状骨材(宇部社製
U−ライト2号5m/mwde)と炭酸カルシウム発泡体の破
砕細片(林セメント工業社製5m/mwde,商標名マイルドサ
ンドII)とを使用し、これらの配合により混和材を得
る。
U−ライト2号5m/mwde)と炭酸カルシウム発泡体の破
砕細片(林セメント工業社製5m/mwde,商標名マイルドサ
ンドII)とを使用し、これらの配合により混和材を得
る。
上記混和材の使用態様としては、一例として セメント:混和材=1:3 (炭酸カルシウム発泡体の破砕細片)対混和材容量比50
% MC対セメント重量比 0.2% 水対セメント比 48 % の割合で左官用ミキサーで混練し、モルタルが得られ
る。
% MC対セメント重量比 0.2% 水対セメント比 48 % の割合で左官用ミキサーで混練し、モルタルが得られ
る。
そこで、表1は、吸水率の異なる数種の粒状骨材A〜
Fを上記した割合で5分間混練したときのモルタル練り
上り量を示している。
Fを上記した割合で5分間混練したときのモルタル練り
上り量を示している。
尚、この表1では、 セメント:川砂=1:3の練り上り量を100とする。
次に、(炭酸カルシウム発泡体の破砕細片)対混和材
容量比を5%と10%と60%とした時のモルタル練り上り
量を合わせて示しておく。なお、練り上り量の右に記し
ている(数字%)が混和容量比率である。
容量比を5%と10%と60%とした時のモルタル練り上り
量を合わせて示しておく。なお、練り上り量の右に記し
ている(数字%)が混和容量比率である。
尚、この表2では、 セメント:川砂=1:3の練り上り量を100とする。
上記表1,表2から明らかなように、粒状骨材の吸水率
とモルタル練り上り量とはかなりの相関関係がある。
とモルタル練り上り量とはかなりの相関関係がある。
即ち、吸水率11%以内の粒状骨材は、その硬い保形性
により混練時の破壊がないため、これを用いたモルタル
練り上がり量は、川砂の場合と粒状骨材A,B,Cと比べ殆
んど容積差がない状態で練り上がることが分かる。
により混練時の破壊がないため、これを用いたモルタル
練り上がり量は、川砂の場合と粒状骨材A,B,Cと比べ殆
んど容積差がない状態で練り上がることが分かる。
これに対し吸水率13%以上の粒状骨材D,E,Fはもろい
ため、混練時に破壊を生じ、そのため著しく練り上がり
量が目減りすることが分かる。このことは即ち、塗布面
積の減少となるものである。
ため、混練時に破壊を生じ、そのため著しく練り上がり
量が目減りすることが分かる。このことは即ち、塗布面
積の減少となるものである。
次に、粒状骨材(吸水率11%以内)と破砕細片との混
合割合によるモルタルのクラックの発生度合,強度,並
びに熱導率(断熱性)を第1図乃至第3図の特性図に示
す。
合割合によるモルタルのクラックの発生度合,強度,並
びに熱導率(断熱性)を第1図乃至第3図の特性図に示
す。
第1図の特性図の説明(クラック発生度合1) セメント:混和材=1:2 躯体はコンクリート 5m/mの厚さで50cm角の塗り付け 養生は4週間 クラック長はクラックの総長さ 第2図の特性図の説明(クラック発生度合2) セメント:混和材=1:3 躯体はコンクリート 5m/mの厚さで50cm角の塗り付け 養生は4週間 クラック長はクラックの総長さ 第3図の特性図の説明 この図は上記第2図における熱伝導率の特性を示して
いる。
いる。
上記各図から分かるように破砕細片の比率が5%未満
の場合は、粒状骨材の諸性質は現出するが、モルタルと
してのクラックが生じ易く、特にセメント1(容量):
粒状骨材2(容量)よりセメントがリッチのときクラッ
クが顕著に現れることになる。(第1図) このとき、もちろん低吸水性で強度のある粒状骨材で
も、骨材自体が切れて吸水し易い状態となる。
の場合は、粒状骨材の諸性質は現出するが、モルタルと
してのクラックが生じ易く、特にセメント1(容量):
粒状骨材2(容量)よりセメントがリッチのときクラッ
クが顕著に現れることになる。(第1図) このとき、もちろん低吸水性で強度のある粒状骨材で
も、骨材自体が切れて吸水し易い状態となる。
また、第2図のように60%を越えるとモルタルとして
の性質はクラックもなく、強度的に優れているが、粒状
骨材の断熱効果は期待できない。(第3図参照) 以上から、総じて破砕細片は粒状骨材中5〜60%の容
量割合が好ましい。(第1図,第2図より10%以上が更
に望ましい。) [発明の効果] 以上のように、本発明の構成によれば、次のような効
果が得られる。
の性質はクラックもなく、強度的に優れているが、粒状
骨材の断熱効果は期待できない。(第3図参照) 以上から、総じて破砕細片は粒状骨材中5〜60%の容
量割合が好ましい。(第1図,第2図より10%以上が更
に望ましい。) [発明の効果] 以上のように、本発明の構成によれば、次のような効
果が得られる。
(a)炭酸カルシウム発泡体の破砕細片と、パーラーな
どの粒状骨材とを主材としたセメントトなどの混和材に
は相違ないが、特に本発明によれば、上記粒状骨材が吸
水率11%以内となしたことにより、粒状骨材の表面強度
を大きく保持させ、混練時における粒状骨材の破壊を防
がせて破壊による骨材体積の減少によるモルタル練り上
り量の目減り問題を解決し、モルタル塗布面積を減少さ
せることのない有効、かつ、経済的なモルタル練り上が
り量を確保することができる。
どの粒状骨材とを主材としたセメントトなどの混和材に
は相違ないが、特に本発明によれば、上記粒状骨材が吸
水率11%以内となしたことにより、粒状骨材の表面強度
を大きく保持させ、混練時における粒状骨材の破壊を防
がせて破壊による骨材体積の減少によるモルタル練り上
り量の目減り問題を解決し、モルタル塗布面積を減少さ
せることのない有効、かつ、経済的なモルタル練り上が
り量を確保することができる。
(b)従来のパーライトなどの粒状骨材を用いた混和材
が、セメント:混和材の比が、1:4,1:5,1:6というよう
なセメントプアーの状態で使用されていたが、本発明の
ように吸水率10%以内の粒状骨材と炭酸カルシウム発泡
体の破砕細片を用いた混和材によれば、セメントがリッ
チの状態(1:1,1:2)での使用を可能とし、モルタルに
クラックを生じさせることのない強固な壁などを作り上
げることができる。
が、セメント:混和材の比が、1:4,1:5,1:6というよう
なセメントプアーの状態で使用されていたが、本発明の
ように吸水率10%以内の粒状骨材と炭酸カルシウム発泡
体の破砕細片を用いた混和材によれば、セメントがリッ
チの状態(1:1,1:2)での使用を可能とし、モルタルに
クラックを生じさせることのない強固な壁などを作り上
げることができる。
第1図乃至第3図は炭酸カルシウム発泡体の破砕細片と
粒状骨材との配合比により生ずるクラック並びに熱伝導
率を示す特性図である。
粒状骨材との配合比により生ずるクラック並びに熱伝導
率を示す特性図である。
Claims (1)
- 【請求項1】炭酸カルシウム発泡体の破砕細片と、パー
ライトなどの粒状骨材とを主材とし配合したセメントな
どとの混和材であって、上記粒状骨材が吸水率11%以内
であることを特徴とする左官用混和材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61294334A JP2562313B2 (ja) | 1986-12-09 | 1986-12-09 | 左官用混和材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61294334A JP2562313B2 (ja) | 1986-12-09 | 1986-12-09 | 左官用混和材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63147876A JPS63147876A (ja) | 1988-06-20 |
JP2562313B2 true JP2562313B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=17806357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61294334A Expired - Lifetime JP2562313B2 (ja) | 1986-12-09 | 1986-12-09 | 左官用混和材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2562313B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5425929A (en) * | 1977-07-30 | 1979-02-27 | Matsushita Electric Works Ltd | Inorganic hardened plate |
JPS60226467A (ja) * | 1984-04-20 | 1985-11-11 | 日本セメント株式会社 | パ−ライト系左官用材料 |
-
1986
- 1986-12-09 JP JP61294334A patent/JP2562313B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63147876A (ja) | 1988-06-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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EXPY | Cancellation because of completion of term |