JP2562162B2 - エクテインアシジン729、743、745、759a、759bおよび770 - Google Patents
エクテインアシジン729、743、745、759a、759bおよび770Info
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- JP2562162B2 JP2562162B2 JP62503861A JP50386187A JP2562162B2 JP 2562162 B2 JP2562162 B2 JP 2562162B2 JP 62503861 A JP62503861 A JP 62503861A JP 50386187 A JP50386187 A JP 50386187A JP 2562162 B2 JP2562162 B2 JP 2562162B2
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- methanol
- fabms
- acidin
- relative intensity
- ods
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D497/00—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having oxygen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms
- C07D497/22—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having oxygen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains four or more hetero rings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K35/00—Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
- A61K35/56—Materials from animals other than mammals
- A61K35/655—Aquatic animals other than those covered by groups A61K35/57 - A61K35/65
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
Description
【発明の詳細な説明】 記載 本出願は新規な物質に関する。さらに詳しくは、本出
願はエクテインアシジン729、743、745、759A、759Bお
よび770と命名した新規な抗菌剤に関する。これらの化
合物はよく知られかつ容易に入手可能な熱帯海生脊椎動
物である海生嚢動物エクテインアシジア・トゥルビナー
タ(Ecteinascidia turbinata)から抽出される。これ
までに生物学的特性がイー・トゥルビナータ(E.turbin
ata)の抽出物に与えられている;例えばエム・エム・
シーガルら(M.M.Sigal et al.)、フード−ドラッグズ
・フロム・シー・プロシーデングズ(Food−Drugs from
Sea Proceedings)における「熱帯海生脊椎動物からの
抽出物の抗細胞および抗腫瘍活性」、ヤングケン・エイ
チ・ダブリュー・ジュニアー(Youngken,H.W.,Jr.,)
編、マリーン・テクノロジー・ソサイエティ(Marine T
echnology Society):ワシントン、D.C.、1970、281〜
294頁;リヒター・ダブルーら(Lichter,W.et.al.)、
フード−ドラッグズ・フロム・ザ・シー・プロシーデン
グズ(Food−Drugs from the Sea Proceedings)におけ
る「エクテインアシジア・トゥルビナータ(Ecteinasci
dia turbinata)の抽出物によって作用される生物学的
活性」、ウォルゼン・エル・アール(Worthen,L.R.)
編、マリーン・テクノロジー・ソサイエティ(Marine T
echnology Society):ワシントン、D.C.一1973、117〜
127頁:リヒター・ダブリュー・ら(Lichter,W.et a
l.)、フード−ドラッグズ−フロム・ザ・シー・プロシ
ーデングズ(Food−Drugs from the Sea Proceeding
s)、における「エクテインアシジア・トゥルビナータ
(Ecteinascidia turbinata)抽出物(ETE)によるDNA
合成の抑制」、1794、ウェッバー・エイチ・エイチ・ル
ギエリ・ジイ・デイ(Webber,H.H.Ruggieri,G.D.)編、
マリーン・テクノロジー・ソサイエティ(Marine Techn
ology Society):ワシントン、D.C.1976、395〜401
頁;およびリヒター・ダブリューら(Lichter,W.et a
l.)、ドラッグズ・アンド・フード・フロム・ザ・シー
(Drugs and Food From the Sea)における「エクテイ
ンアシジア・トゥルビナータ(Ecteinascidia turbinat
a)の抽出物による免疫調節」、カオル・ピイ・エヌ・
シンデルマン・シイ・ジェイ(Kaul,P.N.、Sidermann,
C.J.)編、オクラホマ大学:ノーマン(Norman)、オー
・ケイ(OK)、1978、137〜144頁参照。
願はエクテインアシジン729、743、745、759A、759Bお
よび770と命名した新規な抗菌剤に関する。これらの化
合物はよく知られかつ容易に入手可能な熱帯海生脊椎動
物である海生嚢動物エクテインアシジア・トゥルビナー
タ(Ecteinascidia turbinata)から抽出される。これ
までに生物学的特性がイー・トゥルビナータ(E.turbin
ata)の抽出物に与えられている;例えばエム・エム・
シーガルら(M.M.Sigal et al.)、フード−ドラッグズ
・フロム・シー・プロシーデングズ(Food−Drugs from
Sea Proceedings)における「熱帯海生脊椎動物からの
抽出物の抗細胞および抗腫瘍活性」、ヤングケン・エイ
チ・ダブリュー・ジュニアー(Youngken,H.W.,Jr.,)
編、マリーン・テクノロジー・ソサイエティ(Marine T
echnology Society):ワシントン、D.C.、1970、281〜
294頁;リヒター・ダブルーら(Lichter,W.et.al.)、
フード−ドラッグズ・フロム・ザ・シー・プロシーデン
グズ(Food−Drugs from the Sea Proceedings)におけ
る「エクテインアシジア・トゥルビナータ(Ecteinasci
dia turbinata)の抽出物によって作用される生物学的
活性」、ウォルゼン・エル・アール(Worthen,L.R.)
編、マリーン・テクノロジー・ソサイエティ(Marine T
echnology Society):ワシントン、D.C.一1973、117〜
127頁:リヒター・ダブリュー・ら(Lichter,W.et a
l.)、フード−ドラッグズ−フロム・ザ・シー・プロシ
ーデングズ(Food−Drugs from the Sea Proceeding
s)、における「エクテインアシジア・トゥルビナータ
(Ecteinascidia turbinata)抽出物(ETE)によるDNA
合成の抑制」、1794、ウェッバー・エイチ・エイチ・ル
ギエリ・ジイ・デイ(Webber,H.H.Ruggieri,G.D.)編、
マリーン・テクノロジー・ソサイエティ(Marine Techn
ology Society):ワシントン、D.C.1976、395〜401
頁;およびリヒター・ダブリューら(Lichter,W.et a
l.)、ドラッグズ・アンド・フード・フロム・ザ・シー
(Drugs and Food From the Sea)における「エクテイ
ンアシジア・トゥルビナータ(Ecteinascidia turbinat
a)の抽出物による免疫調節」、カオル・ピイ・エヌ・
シンデルマン・シイ・ジェイ(Kaul,P.N.、Sidermann,
C.J.)編、オクラホマ大学:ノーマン(Norman)、オー
・ケイ(OK)、1978、137〜144頁参照。
情報の開示 エクテインアシジア・トゥルビナータ(Ecteinascidi
a turbinata)からの抽出物は前記の如く公知である。
ある種のこれらの抽出物は生物学的活性を有することが
知られている。
a turbinata)からの抽出物は前記の如く公知である。
ある種のこれらの抽出物は生物学的活性を有することが
知られている。
発明の要約 本発明は特に: (1)以下の特性を有する、次の構造式: で示されるエクテインアシジン(Ecteinascidin)729:R
f=0.28(TLC、5.02、3:1 酢酸エチル−メタノー
ル)、0.26(9:1 クロロホルム−メタノール);HPLC保
持時間、15.7分(ワットマン(Whatman)のパルティジ
ル(Partisil)10 ODS−3、10×250mm、70:30 メタ
ノール−水性トリス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax(CH3
OH)、202nm(ε61000)、244(sh)(11000)、283(5
000)、289(4700)、(0.1N HCl)、240(61000)、2
44(sh)(9600)、283(4800)、289(4500)、(0.1N
KOH)、215(33800)、258(8200)、290(6400);IR
(CCl4)3555、3535、2953、2927、2855、1770、1742、
1504、1466、1462、1454、1432、1369、1239、1196、11
68、1122、1100、1086、1054、1032、997、960cm-1;1HN
MR(360MHz CDCl3)δ6.63(s,1H)、6.48(s、1
H)、6.44(s、1H)、6.04(d、J=0.7Hz、1H)、5.
95(d、J=0.9Hz、1H)、5.15(d、J=10.7Hz、1
H)、4.84(bs、1H)、4.52(bs、1H)、4.48(bs、1
H)、4.38(d、J=4.9Hz、1H)、4.04(d、J=11H
z、1H)、3.78(s、3H)、3.62(s、3H)、3.61
(m、2H)、3.10(m、1H)、3.02(bs、1H)、2.90
(m、1H)、2.80(m、1H)、2.60(m、1H)、2.50
(m、1H)、2.35(m、1H)、2.31(s、3H)、2.27
(s、3H)、2.20(m、2H)、2.03(s、3H);FABMS、
m/z(相対強度)730(30)、495(2)、493(2)、48
1(2)、479(2)、463(4)、461(2)、449
(4)、205(8)、204(8)、190(8);FABMS m/z7
30.2493;m/z729においてB/E連結走査、m/z711、696、68
3、509、495、481、479、461、449;施光性[α]D 25+1
12゜(c0.01、CH3OH); (2)以下の特性を有する、次の構造式: で示されるエクテインアシジン(Ecteinascidin)743:
ベージュ色の固体、Rf=0.58(3:1 酢酸エチル−メタ
ノール)、0.44(9:1 クロロホルム−メタノール);HP
LC保持時間、18.8分(ワットマン(Whatman)のパルテ
ィジル(Partisil)10 ODS−3、10×250mm、70:30
メタノール−水性トリス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax
(CH3OH)202nm(ε81000)、240(sh)(15000)、284
(6600)、289(6400)、(0.1N HCl)205(76000)、
240(sh)(12000)、285(7500)、289(7200)、(0.
1N KOH)216(50000)、256(12700)、290(9000);I
Rmax(CCl4)3549、3530、2992(弱)、2929、2848、28
03(弱)、1764、1739、1597(弱)、1511、1501、146
0、1445、1425、1365、1350、1195、1160、1115、110
2、1098、1082、1058、1048、1024、990、950、915、90
7cm-1;1HNMR(500MHz、CDCl3)δ6.62(s,1H)、6.48
(s、1H)、6.46(s、1H)、6.03(d、J=1.22Hz、
1H)、5.95(J=1.3Hz、1H)、5.71(bs、交換、1
H)、5.14(dd、J=0.9、11.3Hz、1H)、4.83(bs、1
H)、4.50(d、J=3.3Hz、1H)、4.18(d、J=4.2H
z、1H)、4.06(dd、J=2.5、11.3Hz、1H)、3.81
(s、3H)、3.63(s、3H)、3.59(bd、J=4.4Hz、1
H)、3.23(bd、J=6.5Hz、1H)、3.14(ddd、J=1
1、10、4Hz、1H)、2.91(bd、J=18Hz、1H)、2.88
(dd、J=9.18Hz、1H)、2.82(m、1H)、2.62(dd
d、J=16、10、4Hz、1H)、2.49(ddd、J=16、4、4
Hz、1H)、2.37(bd、J=13.9Hz、1H)、2.33(s、3
H)、2.28(s、3H)、2.19(s、3H)、2.18(d、J
=13.9Hz、1H)、2.04(s、3H);13C NMR(75.4MHzお
よび125.7MHz、CDCl3)δ9.6(q)、15.7(q)、20.4
(q)、24.0(q)、18.7(t)、39.6(t)、41.3
(q)、42.1(t)、42.1(d)、54.8(q)、55.0
(d)、55.9(d)、57.7(d)、57.8(d)、60.2
(q)、61.3(t)、64.6(s)、82.0(d)、101.6
(t)、109.8(d)、112.5、114.1(d)、115.9、11
8.1(s)、120.9(d)、121.9(s)、126.0(s)、
129.2(s)、129.2(s)、131.5(s)、140.5
(s)、141.3(s)、143.0(s)、144.3(s)、14
4.5(s)、145.1(s)、147.7(s)、168.3(s)、
172.5(s);FABMS m/z(相対強度)744.2648(10
0)、699.2766(4)、613(10)、495.2064(15)、47
7.1978(15)、475(9)、463.1837(25)、218(3
9)、204.1027(71);LC/FABMS m/z(相対強度)744(3
4)、495(12)、493(16)、477(14)、475(10)、4
63(14)、234(42)、218(64)、204(100)、189(6
2)、174(28)、160(22);EIMS m/z217.0737305、19
1.0941620、176.0696716;ESCA(モルパーセント)C(7
3.1)、O(20.4)、N(5.2)、S(1.3);施光性
[α]D 25+114゜(c0.1、CH3OH); (3)以下の特性を有する、次の構造式: で示されるエクテインアシジン(Ecteinascidin)745:R
f=0.42(3:1 酢酸エチル−メタノール)、0.38(9:1
クロロホルム−メタノール);HPLC保持時間、29.8分
(ワットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)1
0 ODS−3、10×250mm、70:30 メタノール−水性トリ
ス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)、202nm(ε5
2000)、240(sh、11000)、281(5600)、287(540
0)、(0.1N HCl)204(51000)、240(sh、9500)、2
81(5200)、287(5200)、(0.1N KOH)、215(3600
0)、254(8500)、290(5900)、298(5800);IR(CCl
4)3554、3535、2955、2927、2871、2855、1770、174
4、1518、1507、1270、1195、1163、1088、1056cm-1;1H
NMR(360MHz,CDCl3)δ6.62(s,1H)、6.52(s、1
H)、6.47(s、1H)、6.02(d、J=1.2Hz、1H)、5.
97(d、J=1.2Hz、1H)、5.74(bs、交換、1H)、5.1
4(d、J=11.2Hz、1H)、4.50(bs、1H)、4.29(d
t、J=7Hz、1H)、4.22(bs、1H)、4.11(dd、J=1
1、2Hz、1H)、3.80(s、3H)、3.68(s、1H)、3.63
(s、3H)、3.31(dd、J=11、2、1H)、3.23(bs、
1H)、3.11(m、2H)、2.93(m、2H)、2.69(m、2
H)、2.54(m、2H)、2.44(d、J=17Hz、1H)、2.3
3(s、3H)、2.28(s、3H)、2.18(s、3H)、2.13
(m、1H)、2.04(s、3H);FABMS m/z(相対強度)7
46.2775(100)、699(8)、631(8)、269(8)、4
95(19)、479(42)、477(52)、463(36)、205(6
4)、204(64);LC/FABMS m/z(相対強度)746(44)、
495(18)、477(20)、463(32)、218(42)、204(1
00)、189(62)、176(32)、160(20);施光性
[α]D 25+50゜(c0.1、CH3OH);UVmax(CH3OH)202
(ε52000)、240(sh、11000)、281(5600)、287(5
400)、(0.1N HCl)、204(51000)、240(sh、950
0)、281(5200)、287(5200)、(0.1N KOH)、215
(36000)、254(8500)、290(5900)、298(5800); (4)以下の特性を有する、次の構造式: で示されるエクテインアシジン(Ecteinascidin)759A:
LC/FABMS m/z(相対強度)760(26)、509(12)、493
(12)、463(24)、449(16)、246(26)、232(3
2)、224(62)、218(52)、204(100)、189(56)、
174(18)、160(16);Rf=0.6(3:1 酢酸エチル−メ
タノール)、0.3(9:1 クロロホルム−メタノール);H
PLC保持時間、11.0分(ワットマン(Whatman)のパルテ
ィジル(Partisil)10 ODS−3、10×250mm、70:30
メタノール−水性トリス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax
(CH3OH)、203nm(ε×4300043)、250(sh)(650
0)、281(3000)、288(2600)、(0.1N HCl)、205
(44000)、250(sh)(7600)、281(4500)、288(44
00)、(0.1N KOH)216(39000)、249(9300)、294
(4600);IR(CCl4)3696、3555、3532、2926、2854、1
770、1744、1670、1466、1252、1240、1194、1091cm-1;
FABMS m/z(相対強度)760.2563(58)、581(25)、49
3(16)、463(80)、461(100);施光性[α]D 25+1
30゜(c0.05、CH3OH); (5)以下の特性を有する、次の構造式: で示されるエクテインアシジン(Ecteinascidin)759B:
LC/FABMS m/z(相対強度)760(38)、508(8)、493
(18)、463(26)、475(14)、248(30)、234(4
8)、218(86)、204(100)、189(56)、176(26)、
160(32);Rf=0.6(3:1 酢酸エチル−メタノール)、
0.3(9:1 クロロホルム−メタノール);HPLC保持時
間、13.9分(ワットマン(Whatman)のパルティジル(P
artisil)10 ODS−3、10×250mm、70:30 メタノール
−水性トリス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)20
8nm(ε×60)、288(4800)、293(4500)、(0.1N H
Cl)209(64000)、288(7100)、293(7100)、(0.1N
KOH)220(45000)、260(10000)、298(7600);IR
(CCl4)3555、2933、1770、1743、1590、1514、1465、
1453、1446、1431、1368、1356、1330、1288、1264、12
40、1193、1163、1124、1110、1089、1032、1006、821c
m-1;FABMS m/z(相対強度)760.2519(100)、744(7
1)、730(19)、493(29)、477(43)、463(76);
施光性[α]D 25+167゜(c0.1、CH3OH);および (6)以下の特性を有する、次の構造式: で示されるエクテインアシジン(Ecteinascidin)770:R
f=0.6(3:1 酢酸エチル−メタノール)、0.3(9:1
クロロホルム−メタノール);HPLC保持時間、12.0分
(ワットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)1
0 ODS−3、10×250mm、70:30 メタノール−水性トリ
ス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)342nm(ε320
0)、329(3900)、299(22000)、263(25000)、240
(58000)、234(55000)、216(66000)、(0.1N HC
l)342(4900)、329(5700)、299(24000)、263(29
000)、240(58000)、234(57000)、216(71000)、
(0.1N KOH)342(3700)、329(4900)、299(2200
0)、263(28000)、240(58000)、234(57000)、227
(57000);IR(CCl4)3555、3535、3484、2929、2910、
1770、1742、1607、1516、1509、1504、1494、1462、14
50、1433、1325、1237、1193cm-1;FABMS、m/z(相対強
度)771.268(48)、760(8)、744(20)、723(1
2)、613(14)、488(12)、463(14)、461(20)、2
05(50)、204(80);を提供するものである。
f=0.28(TLC、5.02、3:1 酢酸エチル−メタノー
ル)、0.26(9:1 クロロホルム−メタノール);HPLC保
持時間、15.7分(ワットマン(Whatman)のパルティジ
ル(Partisil)10 ODS−3、10×250mm、70:30 メタ
ノール−水性トリス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax(CH3
OH)、202nm(ε61000)、244(sh)(11000)、283(5
000)、289(4700)、(0.1N HCl)、240(61000)、2
44(sh)(9600)、283(4800)、289(4500)、(0.1N
KOH)、215(33800)、258(8200)、290(6400);IR
(CCl4)3555、3535、2953、2927、2855、1770、1742、
1504、1466、1462、1454、1432、1369、1239、1196、11
68、1122、1100、1086、1054、1032、997、960cm-1;1HN
MR(360MHz CDCl3)δ6.63(s,1H)、6.48(s、1
H)、6.44(s、1H)、6.04(d、J=0.7Hz、1H)、5.
95(d、J=0.9Hz、1H)、5.15(d、J=10.7Hz、1
H)、4.84(bs、1H)、4.52(bs、1H)、4.48(bs、1
H)、4.38(d、J=4.9Hz、1H)、4.04(d、J=11H
z、1H)、3.78(s、3H)、3.62(s、3H)、3.61
(m、2H)、3.10(m、1H)、3.02(bs、1H)、2.90
(m、1H)、2.80(m、1H)、2.60(m、1H)、2.50
(m、1H)、2.35(m、1H)、2.31(s、3H)、2.27
(s、3H)、2.20(m、2H)、2.03(s、3H);FABMS、
m/z(相対強度)730(30)、495(2)、493(2)、48
1(2)、479(2)、463(4)、461(2)、449
(4)、205(8)、204(8)、190(8);FABMS m/z7
30.2493;m/z729においてB/E連結走査、m/z711、696、68
3、509、495、481、479、461、449;施光性[α]D 25+1
12゜(c0.01、CH3OH); (2)以下の特性を有する、次の構造式: で示されるエクテインアシジン(Ecteinascidin)743:
ベージュ色の固体、Rf=0.58(3:1 酢酸エチル−メタ
ノール)、0.44(9:1 クロロホルム−メタノール);HP
LC保持時間、18.8分(ワットマン(Whatman)のパルテ
ィジル(Partisil)10 ODS−3、10×250mm、70:30
メタノール−水性トリス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax
(CH3OH)202nm(ε81000)、240(sh)(15000)、284
(6600)、289(6400)、(0.1N HCl)205(76000)、
240(sh)(12000)、285(7500)、289(7200)、(0.
1N KOH)216(50000)、256(12700)、290(9000);I
Rmax(CCl4)3549、3530、2992(弱)、2929、2848、28
03(弱)、1764、1739、1597(弱)、1511、1501、146
0、1445、1425、1365、1350、1195、1160、1115、110
2、1098、1082、1058、1048、1024、990、950、915、90
7cm-1;1HNMR(500MHz、CDCl3)δ6.62(s,1H)、6.48
(s、1H)、6.46(s、1H)、6.03(d、J=1.22Hz、
1H)、5.95(J=1.3Hz、1H)、5.71(bs、交換、1
H)、5.14(dd、J=0.9、11.3Hz、1H)、4.83(bs、1
H)、4.50(d、J=3.3Hz、1H)、4.18(d、J=4.2H
z、1H)、4.06(dd、J=2.5、11.3Hz、1H)、3.81
(s、3H)、3.63(s、3H)、3.59(bd、J=4.4Hz、1
H)、3.23(bd、J=6.5Hz、1H)、3.14(ddd、J=1
1、10、4Hz、1H)、2.91(bd、J=18Hz、1H)、2.88
(dd、J=9.18Hz、1H)、2.82(m、1H)、2.62(dd
d、J=16、10、4Hz、1H)、2.49(ddd、J=16、4、4
Hz、1H)、2.37(bd、J=13.9Hz、1H)、2.33(s、3
H)、2.28(s、3H)、2.19(s、3H)、2.18(d、J
=13.9Hz、1H)、2.04(s、3H);13C NMR(75.4MHzお
よび125.7MHz、CDCl3)δ9.6(q)、15.7(q)、20.4
(q)、24.0(q)、18.7(t)、39.6(t)、41.3
(q)、42.1(t)、42.1(d)、54.8(q)、55.0
(d)、55.9(d)、57.7(d)、57.8(d)、60.2
(q)、61.3(t)、64.6(s)、82.0(d)、101.6
(t)、109.8(d)、112.5、114.1(d)、115.9、11
8.1(s)、120.9(d)、121.9(s)、126.0(s)、
129.2(s)、129.2(s)、131.5(s)、140.5
(s)、141.3(s)、143.0(s)、144.3(s)、14
4.5(s)、145.1(s)、147.7(s)、168.3(s)、
172.5(s);FABMS m/z(相対強度)744.2648(10
0)、699.2766(4)、613(10)、495.2064(15)、47
7.1978(15)、475(9)、463.1837(25)、218(3
9)、204.1027(71);LC/FABMS m/z(相対強度)744(3
4)、495(12)、493(16)、477(14)、475(10)、4
63(14)、234(42)、218(64)、204(100)、189(6
2)、174(28)、160(22);EIMS m/z217.0737305、19
1.0941620、176.0696716;ESCA(モルパーセント)C(7
3.1)、O(20.4)、N(5.2)、S(1.3);施光性
[α]D 25+114゜(c0.1、CH3OH); (3)以下の特性を有する、次の構造式: で示されるエクテインアシジン(Ecteinascidin)745:R
f=0.42(3:1 酢酸エチル−メタノール)、0.38(9:1
クロロホルム−メタノール);HPLC保持時間、29.8分
(ワットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)1
0 ODS−3、10×250mm、70:30 メタノール−水性トリ
ス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)、202nm(ε5
2000)、240(sh、11000)、281(5600)、287(540
0)、(0.1N HCl)204(51000)、240(sh、9500)、2
81(5200)、287(5200)、(0.1N KOH)、215(3600
0)、254(8500)、290(5900)、298(5800);IR(CCl
4)3554、3535、2955、2927、2871、2855、1770、174
4、1518、1507、1270、1195、1163、1088、1056cm-1;1H
NMR(360MHz,CDCl3)δ6.62(s,1H)、6.52(s、1
H)、6.47(s、1H)、6.02(d、J=1.2Hz、1H)、5.
97(d、J=1.2Hz、1H)、5.74(bs、交換、1H)、5.1
4(d、J=11.2Hz、1H)、4.50(bs、1H)、4.29(d
t、J=7Hz、1H)、4.22(bs、1H)、4.11(dd、J=1
1、2Hz、1H)、3.80(s、3H)、3.68(s、1H)、3.63
(s、3H)、3.31(dd、J=11、2、1H)、3.23(bs、
1H)、3.11(m、2H)、2.93(m、2H)、2.69(m、2
H)、2.54(m、2H)、2.44(d、J=17Hz、1H)、2.3
3(s、3H)、2.28(s、3H)、2.18(s、3H)、2.13
(m、1H)、2.04(s、3H);FABMS m/z(相対強度)7
46.2775(100)、699(8)、631(8)、269(8)、4
95(19)、479(42)、477(52)、463(36)、205(6
4)、204(64);LC/FABMS m/z(相対強度)746(44)、
495(18)、477(20)、463(32)、218(42)、204(1
00)、189(62)、176(32)、160(20);施光性
[α]D 25+50゜(c0.1、CH3OH);UVmax(CH3OH)202
(ε52000)、240(sh、11000)、281(5600)、287(5
400)、(0.1N HCl)、204(51000)、240(sh、950
0)、281(5200)、287(5200)、(0.1N KOH)、215
(36000)、254(8500)、290(5900)、298(5800); (4)以下の特性を有する、次の構造式: で示されるエクテインアシジン(Ecteinascidin)759A:
LC/FABMS m/z(相対強度)760(26)、509(12)、493
(12)、463(24)、449(16)、246(26)、232(3
2)、224(62)、218(52)、204(100)、189(56)、
174(18)、160(16);Rf=0.6(3:1 酢酸エチル−メ
タノール)、0.3(9:1 クロロホルム−メタノール);H
PLC保持時間、11.0分(ワットマン(Whatman)のパルテ
ィジル(Partisil)10 ODS−3、10×250mm、70:30
メタノール−水性トリス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax
(CH3OH)、203nm(ε×4300043)、250(sh)(650
0)、281(3000)、288(2600)、(0.1N HCl)、205
(44000)、250(sh)(7600)、281(4500)、288(44
00)、(0.1N KOH)216(39000)、249(9300)、294
(4600);IR(CCl4)3696、3555、3532、2926、2854、1
770、1744、1670、1466、1252、1240、1194、1091cm-1;
FABMS m/z(相対強度)760.2563(58)、581(25)、49
3(16)、463(80)、461(100);施光性[α]D 25+1
30゜(c0.05、CH3OH); (5)以下の特性を有する、次の構造式: で示されるエクテインアシジン(Ecteinascidin)759B:
LC/FABMS m/z(相対強度)760(38)、508(8)、493
(18)、463(26)、475(14)、248(30)、234(4
8)、218(86)、204(100)、189(56)、176(26)、
160(32);Rf=0.6(3:1 酢酸エチル−メタノール)、
0.3(9:1 クロロホルム−メタノール);HPLC保持時
間、13.9分(ワットマン(Whatman)のパルティジル(P
artisil)10 ODS−3、10×250mm、70:30 メタノール
−水性トリス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)20
8nm(ε×60)、288(4800)、293(4500)、(0.1N H
Cl)209(64000)、288(7100)、293(7100)、(0.1N
KOH)220(45000)、260(10000)、298(7600);IR
(CCl4)3555、2933、1770、1743、1590、1514、1465、
1453、1446、1431、1368、1356、1330、1288、1264、12
40、1193、1163、1124、1110、1089、1032、1006、821c
m-1;FABMS m/z(相対強度)760.2519(100)、744(7
1)、730(19)、493(29)、477(43)、463(76);
施光性[α]D 25+167゜(c0.1、CH3OH);および (6)以下の特性を有する、次の構造式: で示されるエクテインアシジン(Ecteinascidin)770:R
f=0.6(3:1 酢酸エチル−メタノール)、0.3(9:1
クロロホルム−メタノール);HPLC保持時間、12.0分
(ワットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)1
0 ODS−3、10×250mm、70:30 メタノール−水性トリ
ス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)342nm(ε320
0)、329(3900)、299(22000)、263(25000)、240
(58000)、234(55000)、216(66000)、(0.1N HC
l)342(4900)、329(5700)、299(24000)、263(29
000)、240(58000)、234(57000)、216(71000)、
(0.1N KOH)342(3700)、329(4900)、299(2200
0)、263(28000)、240(58000)、234(57000)、227
(57000);IR(CCl4)3555、3535、3484、2929、2910、
1770、1742、1607、1516、1509、1504、1494、1462、14
50、1433、1325、1237、1193cm-1;FABMS、m/z(相対強
度)771.268(48)、760(8)、744(20)、723(1
2)、613(14)、488(12)、463(14)、461(20)、2
05(50)、204(80);を提供するものである。
該エクテインアシジンを抽出した生物はフランズ、バ
ニュルズ−スル−メール(Banyuls−sur−Mer)、アラ
ゴ(Arago)研究所、パリVI大学、フランソワ・ラファ
ルグ(Francoise Lafargue)博士によってエクテインア
シジア・トゥルビナータ(Elteinascidia turbinata)
と同定された海生群体被嚢動物である。イー・トゥルビ
ナータ(E.turbinata)はコルダタ(chordata)門、ト
ゥニカタ(Tunicata)亜門、アシジアセア(Ascidiace
a)網、エンテロゴナ(Enterogona)目、フレボブラン
キア(Phlebobranchia)亜目、ペロホリデ(Perophorid
ae)科に属する。この容易に入手できる生物の詳細な記
載は以下の文献中で見い出すことができる: 1.ダブリュー・ジイ・バンナーメ(W.G.VanName)、
「バミューダ島のホヤ」、トランス・コン・アカド・ア
ルツ・サイ(Trans.Conn.Acad.Arts.Sci.)、11、325〜
412(1902)。イー・トゥルビナータ(E.turbinata)の
記載については338〜339頁参照。
ニュルズ−スル−メール(Banyuls−sur−Mer)、アラ
ゴ(Arago)研究所、パリVI大学、フランソワ・ラファ
ルグ(Francoise Lafargue)博士によってエクテインア
シジア・トゥルビナータ(Elteinascidia turbinata)
と同定された海生群体被嚢動物である。イー・トゥルビ
ナータ(E.turbinata)はコルダタ(chordata)門、ト
ゥニカタ(Tunicata)亜門、アシジアセア(Ascidiace
a)網、エンテロゴナ(Enterogona)目、フレボブラン
キア(Phlebobranchia)亜目、ペロホリデ(Perophorid
ae)科に属する。この容易に入手できる生物の詳細な記
載は以下の文献中で見い出すことができる: 1.ダブリュー・ジイ・バンナーメ(W.G.VanName)、
「バミューダ島のホヤ」、トランス・コン・アカド・ア
ルツ・サイ(Trans.Conn.Acad.Arts.Sci.)、11、325〜
412(1902)。イー・トゥルビナータ(E.turbinata)の
記載については338〜339頁参照。
2.ダブリュー・ジイ・バンナーメ(W.G.VanName、「北
アメリカおよび南アメリカのホヤ」、ブル・アメル・ミ
ュージアム・ナト・ヒスト(Ball.Amer.Museum Nat.His
t)、84、1〜476(1945)。イー・トゥルビナータ(E.
turbinata)の詳細な記載および従前の文献の総リスト
についてはさし絵20、テキスト図82A、85、86、および1
69〜171頁参照。
アメリカおよび南アメリカのホヤ」、ブル・アメル・ミ
ュージアム・ナト・ヒスト(Ball.Amer.Museum Nat.His
t)、84、1〜476(1945)。イー・トゥルビナータ(E.
turbinata)の詳細な記載および従前の文献の総リスト
についてはさし絵20、テキスト図82A、85、86、および1
69〜171頁参照。
3.エイチ・エイチ・プラウ(H.H.Plough)、「マイン州
からテキスト州にかけての大西洋大陸棚のホヤ(Sea Sq
uirts of the Atlantic Continental Shelf from Maine
to Texas)」、ジョンズ・ホプキンス大学出版部、197
8;バルチモア(Baltimore)、メリーランド州。イー・
トゥルビナータ(E.turbinata)の記載についてはテキ
スト図13、30eならびに21〜22、54、および68頁参照。
からテキスト州にかけての大西洋大陸棚のホヤ(Sea Sq
uirts of the Atlantic Continental Shelf from Maine
to Texas)」、ジョンズ・ホプキンス大学出版部、197
8;バルチモア(Baltimore)、メリーランド州。イー・
トゥルビナータ(E.turbinata)の記載についてはテキ
スト図13、30eならびに21〜22、54、および68頁参照。
イー・トゥルビナータ(E.turbinata)はカリブ海で
ありふれており、広く分布している。それは大きなサイ
ズおよびしばしば鮮やかなオレンジ色の群体のために目
立つものである。群体は細長い、こん棒形の固体の密集
群よりなり、それらは群体がその上で成長する物体の表
面に付着する走根の網目によってそれらのテーパー状基
部のところで連結している。群体は浅い(0〜20フィー
ト)水中で見い出され、マングローブの根、海綿、岩、
貝殻、タートル・グラス(turtle grass)、橋の杭な
ど、あるいは底の砂または石の上で成長する。該動物は
水中を歩き、シューノケルを用いて進むことにより、あ
るいはスキューバ法によって容易に収集される。
ありふれており、広く分布している。それは大きなサイ
ズおよびしばしば鮮やかなオレンジ色の群体のために目
立つものである。群体は細長い、こん棒形の固体の密集
群よりなり、それらは群体がその上で成長する物体の表
面に付着する走根の網目によってそれらのテーパー状基
部のところで連結している。群体は浅い(0〜20フィー
ト)水中で見い出され、マングローブの根、海綿、岩、
貝殻、タートル・グラス(turtle grass)、橋の杭な
ど、あるいは底の砂または石の上で成長する。該動物は
水中を歩き、シューノケルを用いて進むことにより、あ
るいはスキューバ法によって容易に収集される。
試料は以下の場所で得たものである: 1.北緯27゜27′西経80゜20′、フロリダ州、フォート・
ピエス(Fort Piece)、ハーバー・ブランチ・ファウン
デーション(Harbor Branch Foundation)、スミスソニ
アン・トロピカル・リサーチ・センター(Smithsonian
Tropical Research Center)近くのインディアン・リバ
ー(Indian River)の島および海岸で 2.北緯24゜42′西経81゜21′、フロリダ州、ノー・ネー
ム・キイ(No Name Key)とビック・パイン・キイ(Big
Pine Key)の間(特に木製の橋の杭で) 3.北緯24゜40′西経81゜14′、フロリダ州、オハイオ・
キイ(Ohio Key)のサンシャイン・キイ・リゾート(Su
nshine Key Resort)のボートハーバーで 4.北緯17.5゜西経88゜、ベリーズ(Belize)、セント・
ジォージズ・カエ(St.George's Caye)とドラウンド・
カエ(Drowned Caye)の近くの小島(Key)で。
ピエス(Fort Piece)、ハーバー・ブランチ・ファウン
デーション(Harbor Branch Foundation)、スミスソニ
アン・トロピカル・リサーチ・センター(Smithsonian
Tropical Research Center)近くのインディアン・リバ
ー(Indian River)の島および海岸で 2.北緯24゜42′西経81゜21′、フロリダ州、ノー・ネー
ム・キイ(No Name Key)とビック・パイン・キイ(Big
Pine Key)の間(特に木製の橋の杭で) 3.北緯24゜40′西経81゜14′、フロリダ州、オハイオ・
キイ(Ohio Key)のサンシャイン・キイ・リゾート(Su
nshine Key Resort)のボートハーバーで 4.北緯17.5゜西経88゜、ベリーズ(Belize)、セント・
ジォージズ・カエ(St.George's Caye)とドラウンド・
カエ(Drowned Caye)の近くの小島(Key)で。
イー・トゥルビナータ(E.turbinata)から抽出した
本発明の化合物は抗菌特性を呈し、かくして単独でまた
は他の抗菌剤とを組み合せて多くの環境において罹患性
細菌の増殖を阻止しまたは該細菌の数を減少させるのに
有用である。
本発明の化合物は抗菌特性を呈し、かくして単独でまた
は他の抗菌剤とを組み合せて多くの環境において罹患性
細菌の増殖を阻止しまたは該細菌の数を減少させるのに
有用である。
ある種の本発明の化合物はL1210細胞およびP388白血
病細胞を抑制することが示されている。かくして、本発
明の化合物は抗腫瘍剤として有用である。従って、それ
らはかかる腫瘍細胞を呈する哺乳動物において腫瘍細胞
の増殖を抑制するのに有用である。例示すれば、活性成
分の投与量は静脈内にて0.1〜約200mg/kg動物体重;腹
腔内にて1〜約500mg/kg;皮下にて1〜約500mg/kg;筋肉
内にて1〜約500mg/kg;経口にて5〜約1000mg/kg;鼻腔
内点滴注入にて5〜約1000mg/kg;およびエアロゾルにて
5〜約1000mg/kgとすることができる。
病細胞を抑制することが示されている。かくして、本発
明の化合物は抗腫瘍剤として有用である。従って、それ
らはかかる腫瘍細胞を呈する哺乳動物において腫瘍細胞
の増殖を抑制するのに有用である。例示すれば、活性成
分の投与量は静脈内にて0.1〜約200mg/kg動物体重;腹
腔内にて1〜約500mg/kg;皮下にて1〜約500mg/kg;筋肉
内にて1〜約500mg/kg;経口にて5〜約1000mg/kg;鼻腔
内点滴注入にて5〜約1000mg/kg;およびエアロゾルにて
5〜約1000mg/kgとすることができる。
本発明の化合物は好ましくは高活性量の活性成分を含
有する錠剤、カプセル、丸剤、粉末、顆粒剤、坐薬、シ
ロップ、滅菌非経口用溶液もしくは懸濁液、滅菌非経口
外用溶液もしくは懸濁液、および経口溶液もしくは懸濁
液の如き単位投与形態でヒトおよび動物への投与に供さ
れる。医薬組成物分野の当業者ならば容易に本発明の化
合物を適当な医薬組成物に処方できるであろう。
有する錠剤、カプセル、丸剤、粉末、顆粒剤、坐薬、シ
ロップ、滅菌非経口用溶液もしくは懸濁液、滅菌非経口
外用溶液もしくは懸濁液、および経口溶液もしくは懸濁
液の如き単位投与形態でヒトおよび動物への投与に供さ
れる。医薬組成物分野の当業者ならば容易に本発明の化
合物を適当な医薬組成物に処方できるであろう。
ここに特許請求する化合物の投与は腫瘍性の病気、例
えば急性脊椎嚢胞白血病、急性リンパ嚢腫白血病、悪性
黒色腫、肺の腺癌、神経芽腫、肺の小細胞癌、乳癌、結
腸癌、膀胱癌などを有する動物またはヒトにおいて癌細
胞の増殖を抑制するのに有用である。
えば急性脊椎嚢胞白血病、急性リンパ嚢腫白血病、悪性
黒色腫、肺の腺癌、神経芽腫、肺の小細胞癌、乳癌、結
腸癌、膀胱癌などを有する動物またはヒトにおいて癌細
胞の増殖を抑制するのに有用である。
好ましい具体例の記載 本発明は以下の実施例によって十分に理解されるであ
ろう。
ろう。
実施例1(単離および精製) 単離および精製操作はin vitro細菌および組織細胞系
について薄層クロマトグラフィー(TLC)、in vitro抗
菌アッセイ、in vitro細胞毒性アッセイ、およびバイオ
オートグラフィーを行うことによって各工程においてモ
ニターした。
について薄層クロマトグラフィー(TLC)、in vitro抗
菌アッセイ、in vitro細胞毒性アッセイ、およびバイオ
オートグラフィーを行うことによって各工程においてモ
ニターした。
向流クロマトグラフィー(CCC)では#10コイル、ミ
ルトン・ロイ(Milton Roy)ポンプ、およびLKBウビコ
ード(Uvicord)II 紫外(UV)検出器(254、280nm;3mmのフローセル)を
備えたイトー(Ito)の多層コイル分離−抽出器(Multi
−Layer Coil Separator−Extractor)を用いた。ミル
トン・ロイ(Milton Roy)ポンプ、エース・グラス(Ac
e Glass)マイケル−ミラー(Michel−Miller)クロマ
トグラフィーカラム、およびLKBウビコード(Uvicord)
II UV検出器(280nm、3mmのフローセル)で中圧液体ク
ロマトグラフィー(MPLC)を行った。分析TLCおよびバ
イオオートグラフィーはイー・メルク(E.Merck)シリ
カゲル60F−254分析TLCプレートで行った。該プレート
は3:1酢酸エチル−メタノールまたは9:1クロロホルム−
メタノール溶媒系で展開し、ヨウ素蒸気またはリンモリ
ブデン酸の5%エタノール中溶液で可視化した。UVスペ
クトルはパーキン−エルマー(Perkin−Elmer)のラム
ダ(Lambda)3分光光度計にてメタノール中で得た。赤
外(IR)スペクトルはニコレット(Nicolet)7000フー
リエ変換(FT)−IRにて四塩化炭素またはクロロホルム
中で得た。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)はワッ
トマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS
−3カラム(10×250mm)で行い、ベックマン(Beckma
n)110A溶媒ポンプおよびベックマン(Beckman)153UV
検出器(254nm)を用いた。
ルトン・ロイ(Milton Roy)ポンプ、およびLKBウビコ
ード(Uvicord)II 紫外(UV)検出器(254、280nm;3mmのフローセル)を
備えたイトー(Ito)の多層コイル分離−抽出器(Multi
−Layer Coil Separator−Extractor)を用いた。ミル
トン・ロイ(Milton Roy)ポンプ、エース・グラス(Ac
e Glass)マイケル−ミラー(Michel−Miller)クロマ
トグラフィーカラム、およびLKBウビコード(Uvicord)
II UV検出器(280nm、3mmのフローセル)で中圧液体ク
ロマトグラフィー(MPLC)を行った。分析TLCおよびバ
イオオートグラフィーはイー・メルク(E.Merck)シリ
カゲル60F−254分析TLCプレートで行った。該プレート
は3:1酢酸エチル−メタノールまたは9:1クロロホルム−
メタノール溶媒系で展開し、ヨウ素蒸気またはリンモリ
ブデン酸の5%エタノール中溶液で可視化した。UVスペ
クトルはパーキン−エルマー(Perkin−Elmer)のラム
ダ(Lambda)3分光光度計にてメタノール中で得た。赤
外(IR)スペクトルはニコレット(Nicolet)7000フー
リエ変換(FT)−IRにて四塩化炭素またはクロロホルム
中で得た。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)はワッ
トマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS
−3カラム(10×250mm)で行い、ベックマン(Beckma
n)110A溶媒ポンプおよびベックマン(Beckman)153UV
検出器(254nm)を用いた。
核磁気共鳴スペクトルはブルーカー(Bruker)500、
ジェネラルベレクトリック(General Electric)300、
およびニコレット(Nicolet)NT−360分光計で得た。1H
および13C NMRスペクトルについての化学シフトはテト
ラメチルシランからのppmで示す。低および高分解能速
原子衝撃(FAB)マススペクトルはVG ZABおよびVGミク
ロマス(Micromass)7070質量分析計で得た。低および
高分解能電子イオン化(EI)マススペクトルはVG ZAB
質量分析計で得た。液体クロマトグラフィー/FABマスス
ペクトロスコピー(LC/FABMS)では、ベックマン(Beck
man(114)溶媒ポンプ、FAB方式で操作するための変形
したVG移動ベルトインターフェイスおよびVG ZAB質量
分析計を装備したアルテク(Alltech)C18 ミクロポア
HPLCカラム(10μm、1×250nm)を用いた。
ジェネラルベレクトリック(General Electric)300、
およびニコレット(Nicolet)NT−360分光計で得た。1H
および13C NMRスペクトルについての化学シフトはテト
ラメチルシランからのppmで示す。低および高分解能速
原子衝撃(FAB)マススペクトルはVG ZABおよびVGミク
ロマス(Micromass)7070質量分析計で得た。低および
高分解能電子イオン化(EI)マススペクトルはVG ZAB
質量分析計で得た。液体クロマトグラフィー/FABマスス
ペクトロスコピー(LC/FABMS)では、ベックマン(Beck
man(114)溶媒ポンプ、FAB方式で操作するための変形
したVG移動ベルトインターフェイスおよびVG ZAB質量
分析計を装備したアルテク(Alltech)C18 ミクロポア
HPLCカラム(10μm、1×250nm)を用いた。
エクテインアシジア・トゥルビナータ(Elteinascidi
a turbinata)は0.2〜15フィートの深さにてフロリダ・
キイズ(Florida Keys)で収集した。以下の操作により
抽出するまで試料を凍結しておいた。
a turbinata)は0.2〜15フィートの深さにてフロリダ・
キイズ(Florida Keys)で収集した。以下の操作により
抽出するまで試料を凍結しておいた。
(チャートA参照。) 凍結したホヤ材料(30.5kg、湿潤質量)を室温で解か
し、粗い濾過により液体分と固形分(6.3kg)に分離し
た。固形分試料(3.8kg)をブレンダー中にてメタノー
ルで12回抽出した。各抽出の後、残渣を濾過して合計20
のメタノール抽出物を得た。1N水性NaNO36およびト
ルエン4を添加することによって該メタノール抽出物
を上層の「有機」と下層の「極性」層とに分配した。水
性層をさらにトルエン4で3回抽出し、トルエン抽出
物を合し、減圧下で蒸発させて暗緑色油26.9gを得た。
得られた水性相をジクロロメタン(9×2)で抽出
し、これらの抽出物を合し、減圧下で濃縮して暗緑色固
体15.9gを得た。
し、粗い濾過により液体分と固形分(6.3kg)に分離し
た。固形分試料(3.8kg)をブレンダー中にてメタノー
ルで12回抽出した。各抽出の後、残渣を濾過して合計20
のメタノール抽出物を得た。1N水性NaNO36およびト
ルエン4を添加することによって該メタノール抽出物
を上層の「有機」と下層の「極性」層とに分配した。水
性層をさらにトルエン4で3回抽出し、トルエン抽出
物を合し、減圧下で蒸発させて暗緑色油26.9gを得た。
得られた水性相をジクロロメタン(9×2)で抽出
し、これらの抽出物を合し、減圧下で濃縮して暗緑色固
体15.9gを得た。
ジクロロメタン抽出物を順次ジクロロメタンおよびメ
タノールで可溶化し、不溶のベージュ色分5.3gを得た。
可溶分を減圧下で蒸発させて暗緑色固体10.6gを得た。
この物質を順次ヘキサン(20×20ml)およびジクロロメ
タン(20×20ml)でトリチュレートした。シクロヘキサ
ン−クロロホルム−メタノール−水の溶媒系を(1:2:4:
2)を用いるCCC(2×0.51g)によりジクロロメタント
リチュレート物1.02gを精製して8つの画分を得た。TLC
バイオオートグラフィーによって画分を評価した。
タノールで可溶化し、不溶のベージュ色分5.3gを得た。
可溶分を減圧下で蒸発させて暗緑色固体10.6gを得た。
この物質を順次ヘキサン(20×20ml)およびジクロロメ
タン(20×20ml)でトリチュレートした。シクロヘキサ
ン−クロロホルム−メタノール−水の溶媒系を(1:2:4:
2)を用いるCCC(2×0.51g)によりジクロロメタント
リチュレート物1.02gを精製して8つの画分を得た。TLC
バイオオートグラフィーによって画分を評価した。
初期の生物学的活性CCC画分300mgを、メタノール−水
性トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(トリス)
(0.05M)段階グラジエント(85:15、90:10、95:5、10
0:0)を用いるCHP−20ポーラスポリマーMPLCカラム(18
×350mm)上のクロマトグラフィーに付した。UV検出(2
80nm)によって該クロマトグラフィーを追跡した。まず
水で溶出して(トリスを除去し)、次いでメタノールで
溶出して(試料を回収する)C18Sep−Pakを用いて画分
を収集し、トリスを除去した。70:30メタノール−水性
トリス(0.05M)溶媒計を用いるHPLC(ワットマン(Wha
tman)のパルティジル(Partisil)10 ODS−3、10×2
50mm)によって主要な生物学的活性成分をさらに精製し
て、トリスの除去後、エクテインアシジン743 27mgお
よびエクテインアシジン745 4.3mgを得た。
性トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(トリス)
(0.05M)段階グラジエント(85:15、90:10、95:5、10
0:0)を用いるCHP−20ポーラスポリマーMPLCカラム(18
×350mm)上のクロマトグラフィーに付した。UV検出(2
80nm)によって該クロマトグラフィーを追跡した。まず
水で溶出して(トリスを除去し)、次いでメタノールで
溶出して(試料を回収する)C18Sep−Pakを用いて画分
を収集し、トリスを除去した。70:30メタノール−水性
トリス(0.05M)溶媒計を用いるHPLC(ワットマン(Wha
tman)のパルティジル(Partisil)10 ODS−3、10×2
50mm)によって主要な生物学的活性成分をさらに精製し
て、トリスの除去後、エクテインアシジン743 27mgお
よびエクテインアシジン745 4.3mgを得た。
後期の生物学的活性CCC画分69mgを、メタノール−水
性トリス(0.05M)段階グラジエント(80:20、85:15、9
0:10、100:0)を用いるCHP−20ポーラスポリマーMPLCカ
ラム(18×350mm)上のクロマトグラフィーに付した。U
V検出(280nm)によって該クロマトグラフィーを追跡し
た。前記の如く、トリスを画分から除去した。70:30メ
タノール−水性トリス(0.05M)溶媒系を用いるHPLC
(ワットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)1
0 ODS−3、10×250mm)によって主要な生物学的活性
成分をさらに精製して、トリスの除去後、エクテインア
シジン729 2.5mgを得た。
性トリス(0.05M)段階グラジエント(80:20、85:15、9
0:10、100:0)を用いるCHP−20ポーラスポリマーMPLCカ
ラム(18×350mm)上のクロマトグラフィーに付した。U
V検出(280nm)によって該クロマトグラフィーを追跡し
た。前記の如く、トリスを画分から除去した。70:30メ
タノール−水性トリス(0.05M)溶媒系を用いるHPLC
(ワットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)1
0 ODS−3、10×250mm)によって主要な生物学的活性
成分をさらに精製して、トリスの除去後、エクテインア
シジン729 2.5mgを得た。
実施例2 実施例1と同様な操作でイー・トゥルビナータ(E.tu
rbinata)を抽出した。シクロヘキサン−クロロホルム
−メタノール−水の溶媒系(1:2:4:2)を用いるCCC(6
×0.49g)によってジクロロメタン抽出物のジクロロメ
タントリチュレート物の試料2.94gを精製して10の画分
を得た。
rbinata)を抽出した。シクロヘキサン−クロロホルム
−メタノール−水の溶媒系(1:2:4:2)を用いるCCC(6
×0.49g)によってジクロロメタン抽出物のジクロロメ
タントリチュレート物の試料2.94gを精製して10の画分
を得た。
ヘキサン−酢酸エチル−メタノール−水(1:1:1:1)
溶媒系を用いるCCCによって初期の生物学的活性CCC画分
200mgをさらに精製した。生物学的活性画分30mgを、0.1
%トリエチルアミン−酢酸でpHを8.8に緩衝したメタノ
ール−水の溶媒系(85:15)を用いるCHP−20ポーラスポ
リマーMPLCカラム(18×350mm)上のクロマトグラフィ
ーに付した。UV検出器(280nm)によって該クロマトグ
ラフィーを追跡した。主要な生物学的活性ピーク物を収
集し(15.3mg)、LC/FABMSによって分析した。LC/FABMS
は1の主要成分、エクテインアシジン743、および3の
従たる成分、エクテインアシジン745、エクテインアシ
ジン795A、およびエクテインアシジン759Bを示した。
溶媒系を用いるCCCによって初期の生物学的活性CCC画分
200mgをさらに精製した。生物学的活性画分30mgを、0.1
%トリエチルアミン−酢酸でpHを8.8に緩衝したメタノ
ール−水の溶媒系(85:15)を用いるCHP−20ポーラスポ
リマーMPLCカラム(18×350mm)上のクロマトグラフィ
ーに付した。UV検出器(280nm)によって該クロマトグ
ラフィーを追跡した。主要な生物学的活性ピーク物を収
集し(15.3mg)、LC/FABMSによって分析した。LC/FABMS
は1の主要成分、エクテインアシジン743、および3の
従たる成分、エクテインアシジン745、エクテインアシ
ジン795A、およびエクテインアシジン759Bを示した。
エクテインアシジンの物理特性 エクテインアシジン729は:Rf=0.28(TLC、5.02、3:1
酢酸エチル−メタノール)、0.26(9:1 クロロホル
ム−メタノール);HPLC保持時間、15.7分(ワットマン
(Whatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS−3、
10×250mm、70:30 メタノール−水性トリス(0.05
M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)、202nm(ε61000)、
244(sh)(11000)、283(5000)、289(4700)、(0.
1N HCl)、240(61000)、244(sh)(9600)、283(4
800)、289(4500)、(0.1N KOH)、215(33800)、2
58(8200)、290(6400);IR(CCl4)3555、3535、295
3、2927、2855、1770、1742、1504、1466、1462、145
4、1432、1369、1239、1196、1168、1122、1100、108
6、1054、1032、997、960cm-1;1HNMR(360MHz、CDCl3)
δ6.63(s,1H)、6.48(s、1H)、6.44(s、1H)、6.
04(d、J=0.7Hz、1H)、5.95(d、J=0.9Hz、1
H)、5.15(d、J=10.7Hz、1H)、4.84(bs、1H)、
4.52(bs、1H)、4.48(bs、1H)、4.38(d、J=4.9H
z、1H)、4.04(d、J=11Hz、1H)、3.78(s、3
H)、3.62(s、3H)、3.61(m、2H)、3.10(m、1
H)、3.02(bs、1H)、2.90(m、1H)、2.80(m、1
H)、2.60(m、1H)、2.50(m、1H)、2.35(m、1
H)、2.31(s、3H)、2.27(s、3H)、2.20(m、2
H)、2.03(s、3H);FABMS、m/z(相対強度)730(3
0)、495(2)、493(2)、481(2)、479(2)、4
63(4)、461(2)、449(4)、205(8)、204
(8)、190(8);FABM m/z730.2493;m/z729にてB/E
連結走査、m/z711、696、683、509、495、481、479、46
1、449;施光性[α]D 25+112゜(c0.01、CH3OH);を
有し; エクテインアシジン743、ベージュ色の固体は:Rf=0.
58(3:1 酢酸エチル−メタノール)、0.44(9:1 クロ
ロホルム−メタノール);HPLC保持時間、18.8分(ワッ
トマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS
−3、10×250mm、70:30 メタノール−水性トリス(0.
05M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)202nm(ε81000)、
240(sh)(15000)、284(6600)、289(6400)、(0.
1N HCl)205(76000)、240(sh)(12000)、285(75
00)、289(7200)、(0.1N KOH)216(50000)、256
(12700)、290(9000);IRmax(CCl4)3549、3530、29
92(弱)、2929、2848、2803(弱)、1764、1739、1597
(弱)、1511、1501、1460、1445、1425、1365、1350、
1195、1160、1115、1102、1098、1082、1058、1048、10
24、990、950、915、907cm-1;1HNMR(500MHz、CDCl3)
δ6.62(s,1H)、6.48(s、1H)、6.46(s、1H)、6.
03(d、J=1.22Hz、1H)、5.95(d、J=1.3Hz、1
H)、5.71(bs、交換、1H)、5.14(dd、J=0.9、11.3
Hz、1H)、4.83(bs、1H)、4.50(d、J=3.3Hz、1
H)、4.18(d、J=4.2Hz、1H)、4.06(dd、J=2.
5、11.3Hz、1H)、3.81(s、3H)、3.63(s、3H)、
3.59(bd、J=4.4Hz、1H)、3.23(bd、J=6.5Hz、1
H)、3.14(ddd、J=11、10、4Hz、1H)、2.91(bd、
J=18Hz、1H)、2.88(dd、J=9、18Hz、1H)、2.82
(m、1H)、2.62(ddd、J=16、10、4Hz、1H)、2.49
(ddd、J=16、4、4Hz、1H)、2.37(bd、J=13.9H
z、1H)、2.33(s、3H)、2.28(s、3H)、2.19
(s、3H)、2.18(d、J=13.9Hz、1H)、2.04(s、
3H);13C NMR(75.4MHz、および125.7MHz、CDCl3)δ
9.6(q)、15.7(q)、20.4(q)、24.0(q)、28.
7(t)、39.6(t)、41.3(q)、42.1(t)、42.1
(d)、54.8(q)、55.0(d)、55.9(d)、57.7
(d)、57.8(d)、60.2(q)、61.3(t)、64.6
(s)、82.0(d)、101.6(t)、109.8(d)、112.
5、114.1(d)、115.9、118.1(s)、120.9(d)、1
21.9(s)、126.0(s)、129.2(s)、129.2
(s)、131.5(s)、140.5(s)、141.3(s)、14
3.0(s)、144.3(s)、144.5(s)、145.1(s)、
147.7(s)、168.3(s)、172.5(s);FABMS m/z
(相対強度)744.2648(100)、699.2766(4)、613
(10)、495.2064(15)、477.1978(15)、475
(9)、463.1837(25)、218(39)、204.1027(71);
LC/FABMS m/z(相対強度)744(34)、495(12)、493
(16)、477(14)、475(10)、463(14)、234(4
2)、218(64)、204(100)、189(62)、174(28)、
160(22);EIMS m/z217.0737305、191.0941620、176.0
696716;ESCA(モルパーセント)C(73.1)、O(20.
4)、N(5.2)、S(1.3);施光性[α]D 25+114゜
(c0.1、CH3OH);を有し; エクテインアシジン745は:Rf=0.42(3:1 酢酸エチ
ル−メタノール)、0.38(9:1 クロロホルム−メタノ
ール);HPLC保持時間、29.8分(ワットマン(Whatman)
のパルティジル(Partisil)10 ODS−3、10×250mm、
70:30 メタノール−水性トリス(0.05M)、2.8ml/
分);UVmax(CH3OH)202(ε52000)、240(sh、1100
0)、281(5600)、287(5400)、(0.1N HCl)、204
(51000)、240(sh、9500)、281(5200)、287(520
0)、(0.1N KOH)、215(36000)、254(8500)、290
(5900)、298(5800);IR(CCl43554、3535、2955、29
27、2871、2855、1770、1744、1518、1507、1270、123
8、1195、1163、1088、1056cm-1;1HNMR(360MHz、CDC
l3)δ6.62(s、1H)、6.52(s、1H)、6.47(s、1
H)、6.02(d、J=1.2Hz、1H)、5.97(d、J=1.2H
z、1H)、5.74(bs、交換、1H)、5.14(dd、J=11.2H
z、1H)、4.50(bs、1H)、4.29(bt、J=7Hz、1H)、
4.22(bs、1H)、4.11(dd、J=11、2Hz、1H)、3.80
(s、3H)、3.68(s、1H)、3.63(s、3H)、3.31
(dd、J=11、21H)、3.23(bs、1H)、3.11(m、2
H)、2.93(m、2H)、2.69(m、2H)、2.54(m、2
H)、2.44(d、J=17Hz、1H)、2.33(s、3H)、2.2
8(s、3H)、2.18(s、3H)、2.13(m、1H)、2.04
(s、3H);FABMS m/z(相対強度)746.2775(100)、
699(8)、631(8)、269(8)、495(19)、479(4
2)、477(52)、463(36)、205(64)、204(64);LC
/FABMS m/z(相対強度)746(44)、495(18)、477
(20)、463(32)、218(42)、204(100)、189(6
2)、176(32)、160(20);施光性[α]D 25+50゜
(c0.1、CH3OH);UVmax(CH3OH)202(ε52000)、240
(sh、11000)、281(5600)、287(5400)、(0.1N H
Cl)、204(51000)、240(sh、9500)、281(5200)、
287(5200)、(0.1N KOH)、215(36000)、254(850
0)、290(5900)、298(5800);を有し; エクテインアシジン759Aは:LC/FABMS m/z(相対強
度)760(26)、509(12)、493(12)、463(24)、44
9(16)、246(26)、232(32)、224(62)、218(5
2)、204(100)、189(56)、174(18)、160(16);R
f=0.6(3:1 酢酸エチル−メタノール)、0.3(9:1
クロロホルム−メタノール);HPLC保持時間、11.0分
(ワットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)1
0 ODS−3、10×250mm、70:30 メタノール−水性トリ
ス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)203nm(ε×4
300043)、250(sh)(6500)、281(3000)、288(260
0)、(0.1N HCl)205(44000)、250(sh)(760
0)、281(4500)、288(4400)、(0.1N KOH)216(3
9000)、249(9300)、294(4600);IR(CCl4)3696、3
555、3532、2926、2854、1770、1744、1670、1466、125
2、1240、1194、1091cm-1;FABMS m/z(相対強度)760.
2563(58)、581(25)、493(16)、463(80)、461
(100);施光性[α]D 25+130゜(c0.05、CH3OH);
を有し; エクテインアシジン759Bは:LC/FABMS m/z(相対強
度)760(38)、508(8)、493(18)、463(26)、47
5(14)、248(30)、234(48)、218(86)、204(10
0)、189(56)、176(26)、160(32);Rf=0.6(3:1
酢酸エチル−メタノール)、0.3(9:1 クロロホルム
−メタノール);HPLC保持時間、13.9分(ワットマン(W
hatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS−3、10
×250mm、70:30 メタノール−水性トリス(0.05M)、
2.8ml/分);UVmax(CH3OH)208nm(ε×60)、288(480
0)、293(4500)、(0.1N HCl)209(64000)、288
(7100)、293(7100)、(0.1N KOH)220(45000)、
260(10000)、298(7600);IR(CCl4)3555、2933、17
70、1743、1590、1514、1465、1453、1446、1431、136
8、1356、1330、1288、1264、1240、1193、1163、112
4、1110、1089、1032、1006、821cm-1;FABMS m/z(相
対強度)760.2519(100)、744(71)、730(19)、493
(29)、477(43)、463(76);施光性[α]D 25+167
゜(c0.1、CH3OH);を有していた。
酢酸エチル−メタノール)、0.26(9:1 クロロホル
ム−メタノール);HPLC保持時間、15.7分(ワットマン
(Whatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS−3、
10×250mm、70:30 メタノール−水性トリス(0.05
M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)、202nm(ε61000)、
244(sh)(11000)、283(5000)、289(4700)、(0.
1N HCl)、240(61000)、244(sh)(9600)、283(4
800)、289(4500)、(0.1N KOH)、215(33800)、2
58(8200)、290(6400);IR(CCl4)3555、3535、295
3、2927、2855、1770、1742、1504、1466、1462、145
4、1432、1369、1239、1196、1168、1122、1100、108
6、1054、1032、997、960cm-1;1HNMR(360MHz、CDCl3)
δ6.63(s,1H)、6.48(s、1H)、6.44(s、1H)、6.
04(d、J=0.7Hz、1H)、5.95(d、J=0.9Hz、1
H)、5.15(d、J=10.7Hz、1H)、4.84(bs、1H)、
4.52(bs、1H)、4.48(bs、1H)、4.38(d、J=4.9H
z、1H)、4.04(d、J=11Hz、1H)、3.78(s、3
H)、3.62(s、3H)、3.61(m、2H)、3.10(m、1
H)、3.02(bs、1H)、2.90(m、1H)、2.80(m、1
H)、2.60(m、1H)、2.50(m、1H)、2.35(m、1
H)、2.31(s、3H)、2.27(s、3H)、2.20(m、2
H)、2.03(s、3H);FABMS、m/z(相対強度)730(3
0)、495(2)、493(2)、481(2)、479(2)、4
63(4)、461(2)、449(4)、205(8)、204
(8)、190(8);FABM m/z730.2493;m/z729にてB/E
連結走査、m/z711、696、683、509、495、481、479、46
1、449;施光性[α]D 25+112゜(c0.01、CH3OH);を
有し; エクテインアシジン743、ベージュ色の固体は:Rf=0.
58(3:1 酢酸エチル−メタノール)、0.44(9:1 クロ
ロホルム−メタノール);HPLC保持時間、18.8分(ワッ
トマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS
−3、10×250mm、70:30 メタノール−水性トリス(0.
05M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)202nm(ε81000)、
240(sh)(15000)、284(6600)、289(6400)、(0.
1N HCl)205(76000)、240(sh)(12000)、285(75
00)、289(7200)、(0.1N KOH)216(50000)、256
(12700)、290(9000);IRmax(CCl4)3549、3530、29
92(弱)、2929、2848、2803(弱)、1764、1739、1597
(弱)、1511、1501、1460、1445、1425、1365、1350、
1195、1160、1115、1102、1098、1082、1058、1048、10
24、990、950、915、907cm-1;1HNMR(500MHz、CDCl3)
δ6.62(s,1H)、6.48(s、1H)、6.46(s、1H)、6.
03(d、J=1.22Hz、1H)、5.95(d、J=1.3Hz、1
H)、5.71(bs、交換、1H)、5.14(dd、J=0.9、11.3
Hz、1H)、4.83(bs、1H)、4.50(d、J=3.3Hz、1
H)、4.18(d、J=4.2Hz、1H)、4.06(dd、J=2.
5、11.3Hz、1H)、3.81(s、3H)、3.63(s、3H)、
3.59(bd、J=4.4Hz、1H)、3.23(bd、J=6.5Hz、1
H)、3.14(ddd、J=11、10、4Hz、1H)、2.91(bd、
J=18Hz、1H)、2.88(dd、J=9、18Hz、1H)、2.82
(m、1H)、2.62(ddd、J=16、10、4Hz、1H)、2.49
(ddd、J=16、4、4Hz、1H)、2.37(bd、J=13.9H
z、1H)、2.33(s、3H)、2.28(s、3H)、2.19
(s、3H)、2.18(d、J=13.9Hz、1H)、2.04(s、
3H);13C NMR(75.4MHz、および125.7MHz、CDCl3)δ
9.6(q)、15.7(q)、20.4(q)、24.0(q)、28.
7(t)、39.6(t)、41.3(q)、42.1(t)、42.1
(d)、54.8(q)、55.0(d)、55.9(d)、57.7
(d)、57.8(d)、60.2(q)、61.3(t)、64.6
(s)、82.0(d)、101.6(t)、109.8(d)、112.
5、114.1(d)、115.9、118.1(s)、120.9(d)、1
21.9(s)、126.0(s)、129.2(s)、129.2
(s)、131.5(s)、140.5(s)、141.3(s)、14
3.0(s)、144.3(s)、144.5(s)、145.1(s)、
147.7(s)、168.3(s)、172.5(s);FABMS m/z
(相対強度)744.2648(100)、699.2766(4)、613
(10)、495.2064(15)、477.1978(15)、475
(9)、463.1837(25)、218(39)、204.1027(71);
LC/FABMS m/z(相対強度)744(34)、495(12)、493
(16)、477(14)、475(10)、463(14)、234(4
2)、218(64)、204(100)、189(62)、174(28)、
160(22);EIMS m/z217.0737305、191.0941620、176.0
696716;ESCA(モルパーセント)C(73.1)、O(20.
4)、N(5.2)、S(1.3);施光性[α]D 25+114゜
(c0.1、CH3OH);を有し; エクテインアシジン745は:Rf=0.42(3:1 酢酸エチ
ル−メタノール)、0.38(9:1 クロロホルム−メタノ
ール);HPLC保持時間、29.8分(ワットマン(Whatman)
のパルティジル(Partisil)10 ODS−3、10×250mm、
70:30 メタノール−水性トリス(0.05M)、2.8ml/
分);UVmax(CH3OH)202(ε52000)、240(sh、1100
0)、281(5600)、287(5400)、(0.1N HCl)、204
(51000)、240(sh、9500)、281(5200)、287(520
0)、(0.1N KOH)、215(36000)、254(8500)、290
(5900)、298(5800);IR(CCl43554、3535、2955、29
27、2871、2855、1770、1744、1518、1507、1270、123
8、1195、1163、1088、1056cm-1;1HNMR(360MHz、CDC
l3)δ6.62(s、1H)、6.52(s、1H)、6.47(s、1
H)、6.02(d、J=1.2Hz、1H)、5.97(d、J=1.2H
z、1H)、5.74(bs、交換、1H)、5.14(dd、J=11.2H
z、1H)、4.50(bs、1H)、4.29(bt、J=7Hz、1H)、
4.22(bs、1H)、4.11(dd、J=11、2Hz、1H)、3.80
(s、3H)、3.68(s、1H)、3.63(s、3H)、3.31
(dd、J=11、21H)、3.23(bs、1H)、3.11(m、2
H)、2.93(m、2H)、2.69(m、2H)、2.54(m、2
H)、2.44(d、J=17Hz、1H)、2.33(s、3H)、2.2
8(s、3H)、2.18(s、3H)、2.13(m、1H)、2.04
(s、3H);FABMS m/z(相対強度)746.2775(100)、
699(8)、631(8)、269(8)、495(19)、479(4
2)、477(52)、463(36)、205(64)、204(64);LC
/FABMS m/z(相対強度)746(44)、495(18)、477
(20)、463(32)、218(42)、204(100)、189(6
2)、176(32)、160(20);施光性[α]D 25+50゜
(c0.1、CH3OH);UVmax(CH3OH)202(ε52000)、240
(sh、11000)、281(5600)、287(5400)、(0.1N H
Cl)、204(51000)、240(sh、9500)、281(5200)、
287(5200)、(0.1N KOH)、215(36000)、254(850
0)、290(5900)、298(5800);を有し; エクテインアシジン759Aは:LC/FABMS m/z(相対強
度)760(26)、509(12)、493(12)、463(24)、44
9(16)、246(26)、232(32)、224(62)、218(5
2)、204(100)、189(56)、174(18)、160(16);R
f=0.6(3:1 酢酸エチル−メタノール)、0.3(9:1
クロロホルム−メタノール);HPLC保持時間、11.0分
(ワットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)1
0 ODS−3、10×250mm、70:30 メタノール−水性トリ
ス(0.05M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)203nm(ε×4
300043)、250(sh)(6500)、281(3000)、288(260
0)、(0.1N HCl)205(44000)、250(sh)(760
0)、281(4500)、288(4400)、(0.1N KOH)216(3
9000)、249(9300)、294(4600);IR(CCl4)3696、3
555、3532、2926、2854、1770、1744、1670、1466、125
2、1240、1194、1091cm-1;FABMS m/z(相対強度)760.
2563(58)、581(25)、493(16)、463(80)、461
(100);施光性[α]D 25+130゜(c0.05、CH3OH);
を有し; エクテインアシジン759Bは:LC/FABMS m/z(相対強
度)760(38)、508(8)、493(18)、463(26)、47
5(14)、248(30)、234(48)、218(86)、204(10
0)、189(56)、176(26)、160(32);Rf=0.6(3:1
酢酸エチル−メタノール)、0.3(9:1 クロロホルム
−メタノール);HPLC保持時間、13.9分(ワットマン(W
hatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS−3、10
×250mm、70:30 メタノール−水性トリス(0.05M)、
2.8ml/分);UVmax(CH3OH)208nm(ε×60)、288(480
0)、293(4500)、(0.1N HCl)209(64000)、288
(7100)、293(7100)、(0.1N KOH)220(45000)、
260(10000)、298(7600);IR(CCl4)3555、2933、17
70、1743、1590、1514、1465、1453、1446、1431、136
8、1356、1330、1288、1264、1240、1193、1163、112
4、1110、1089、1032、1006、821cm-1;FABMS m/z(相
対強度)760.2519(100)、744(71)、730(19)、493
(29)、477(43)、463(76);施光性[α]D 25+167
゜(c0.1、CH3OH);を有していた。
実施例3 抗菌活性 0.64cmディスクを用いるミクロコッカス・ルテウス
(Micrococcus luteus)に対するディスク拡散アッセイ
において、本発明の化合物は以下の結果を示した: ミクロコッカス・ルテウス(Micrococcus luteus)に対
する生物光学活性(0.64cm ディスク) 実施例4 L1210試験管拡散アッセイ 以下の表に示す如く、本発明の化合物はL1210マウス
白血病細胞の増殖をin vitroで抑制することが示され
た。L1210試験管拡散アッセイはエル・エイチ・リーら
(L.H.Li、et al.)により出版物、キャンサー・リサー
チ(Cancer Research)39:4816(1979)に詳細に記載さ
れている。ID50およびID90は各々、50および90パーセン
トだけ細胞増殖を抑制するのに要するエクテインアシジ
ンの濃度をいう。
(Micrococcus luteus)に対するディスク拡散アッセイ
において、本発明の化合物は以下の結果を示した: ミクロコッカス・ルテウス(Micrococcus luteus)に対
する生物光学活性(0.64cm ディスク) 実施例4 L1210試験管拡散アッセイ 以下の表に示す如く、本発明の化合物はL1210マウス
白血病細胞の増殖をin vitroで抑制することが示され
た。L1210試験管拡散アッセイはエル・エイチ・リーら
(L.H.Li、et al.)により出版物、キャンサー・リサー
チ(Cancer Research)39:4816(1979)に詳細に記載さ
れている。ID50およびID90は各々、50および90パーセン
トだけ細胞増殖を抑制するのに要するエクテインアシジ
ンの濃度をいう。
実施例5 P388白血病に対するエクテインアシジンのin
vivoテスト 本発明の化合物は、また、マウスにおけるP388白血病
に対してin vivoで活性である。P388マウス白血病テス
トはジイ・エル・ネイルら(G.L.Neil et al.)による
出版物、キャンサー・トリートメント・レポーツ(Canc
er Treatment Reports)63、1971〜1978(1979)に詳細
に記載されている。異なる投与法を用いる3回のP388マ
ウス白血病テストの結果を以下に示す。
vivoテスト 本発明の化合物は、また、マウスにおけるP388白血病
に対してin vivoで活性である。P388マウス白血病テス
トはジイ・エル・ネイルら(G.L.Neil et al.)による
出版物、キャンサー・トリートメント・レポーツ(Canc
er Treatment Reports)63、1971〜1978(1979)に詳細
に記載されている。異なる投与法を用いる3回のP388マ
ウス白血病テストの結果を以下に示す。
in vivoにおけるP388 化合物 投与法(mg/kg) T/C エクテインアシジン743 0.063 毒性 0.031 161 エクテインアシジン745 0.25 約100 実施例6 (エクテインアシジン770の単離) 実施例1と同様の操作でイー・トゥルビナータ(E.tu
rbinata)48kgを抽出する。1N水性NaNO34およびトル
エン4(次いで2)を添加することによってメタノ
ール抽出物を上層の「有機」層と下層の「極性」層間に
分配した。トルエン抽出物を合し、減圧下で蒸発させて
暗緑色油54gを得た。この物質を順次ヘキサン(10×50m
l、10×20ml)、およびジクロロメタン(5×50ml)で
トリチュレートしてヘキサントリチュレート物50gおよ
びジクロロメタントリチュレート物2.1gを得た。シクロ
ヘキサン−クロロホルム−メタノール−水(1:2:4:2)
溶媒系を用いるCCC(3×40mg)によってジクロロメタ
ントリチュレート物1.2g分を精製して4つの画分を得
た。
rbinata)48kgを抽出する。1N水性NaNO34およびトル
エン4(次いで2)を添加することによってメタノ
ール抽出物を上層の「有機」層と下層の「極性」層間に
分配した。トルエン抽出物を合し、減圧下で蒸発させて
暗緑色油54gを得た。この物質を順次ヘキサン(10×50m
l、10×20ml)、およびジクロロメタン(5×50ml)で
トリチュレートしてヘキサントリチュレート物50gおよ
びジクロロメタントリチュレート物2.1gを得た。シクロ
ヘキサン−クロロホルム−メタノール−水(1:2:4:2)
溶媒系を用いるCCC(3×40mg)によってジクロロメタ
ントリチュレート物1.2g分を精製して4つの画分を得
た。
初期の生物学的活性CCC画分500mgを、メタノール−0.
05Mトリス(85.15)溶媒系およびUV検出(280nm)を用
いるCHP−20ポーラスポリマーMPLCカラム(18×350mm)
上のクロマトグラフィーに付した。2つの生物学的活性
ピーク物を収集した。HPLC(70:30メタノール−0.05Mト
リス)によって第1の生物学的活性ピーク物を精製し
て、緩衝液の除去後に、エクテインアシジン759A 7m
g、エクテインアシジン759B 6mg、およびエクテインア
シジン743 5mgを得た。HPLC(70:30メタノール−0.05M
トリス)によって第2の生物学的活性ピーク物を精製し
て緩衝液の除去後に、エクテインアシジン770 12mgを
得た。Rf=0.6(3:1酢酸エチル−メタノール)、0.3
(9:1クロロホルム−メタノール);HPLC保持時間、12.0
(ワットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)1
0 ODS−3、10×250mm、70:30メタノール−水性トリス
(0.05M)、2.8ml/分);FABMS m/z771.2682:[α]D 25
+52゜(c0.1、CH3OH);UVmax(CH3OH)342nm(ε320
0)、329(3900)、299(22000)、263(25000)、240
(58000)、234(55000)、216(66000)、(0.1N HC
l)342(4900)、329(5700)、299(24000)、263(29
000)、240(58000)、234(57000)、216(71000)、
(0.1N KOH)342(3700)、329(4900)、299(2200
0)、263(8000)、240(58000)、234(57000)、227
(57000);IR(CCl4)3555、3535、3484、2929、2910、
1770、1742、1607、1516、1509、1504、1494、1462、14
50、1433、1325、1237、1193cm-1;FABMS m/z(相対強
度)771(48)、760(8)、744(20)、723(12)、61
3(14)、488(12)、463(14)、461(20)、205(5
0)、204(80) 元素分析値 C40H43N4O10Sとして 計算値; 771.2700(M+H) 実測値; 771.2682 実施例7 エクテインアシジン743の化学分解 パートA KOHでの処理 エクテインアシジン743 1.0mg(1.3μmol)をメタノ
ール性KOH(0.2N)に溶解し、室温で撹拌する。HPLC
(ワットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)
5 ODS−3、46×250mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス、
1.5ml/分)によって反応を追跡する。HPLCにより生成物
ピークが直ちに(3分)観測される。反応が完了した
(45分)後に、反応混合物をメタノール性HCl(0.5M)
で中和し、窒素流通下で溶媒を除去する。生成物をメタ
ノール中にとり、濾過し、HPLCによって精製してデアセ
チルエクテインアシジン743 0.8mg(85%)を得る:淡
黄色固体;tR=7.0分(ワットマン(Whatman)のパルテ
ィジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250mm、70:30
MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分);UVmax(CH3OH)289nm
(ε2000)、283(2000)、203(56000)、(0.1N KO
H)300(5000)、295(5000)、255(8000)、215(300
00);IR(CCl4)3536、2951、2926、2878、2855、174
3、1270、1239cm-1:1H NMR(CDCl3)δ6.63(s、
1)、6.49(s、1)、6.41(s、1)、5.94(d、
1、J=1Hz)、5.87、(d、1、J=1Hz)、5.09、
(d、1、J=10.7)4.83(s、1)、4.50(m、
1)、4.41(s、1)、4.19(d、1、J=4.7Hz)4.0
1(m、1)、3.82(s、3)、3.65(m、2)、3.59
(s、3)、3.23(d、1、J=6Hz)、3.15(m、
1)、2.9(1)、2.8(1)、2.5(1)、2.4(1)、
2.35(s、3)、2.18(s、3)、2.15(s、3);FAB
MS、m/z(相対強度)702(8)、218(4)、204
(8);B/E連結走査FABMS m/z702、m/z702→m/z(相対
強度)701(100)、688(4)、672(6)、654(2
4)、453(44)、451(28)、433(48)、421(20) 元素分析 C37H40N3O9Nとして 計算値; 702.2485(M+H) 実測値; 702.2438(HRFABMS) パートB 水素化リチウムアルミニウムでの処理 エクテインアシジン743 1.0mg(1.3モル)を冷ジエ
チルエーテル0.5ml(0℃)に溶解する。水素化リチウ
ムアルミニウム約0.5mg(13μmol)を添加し、直ちに気
体の発生がひき起こされる。反応混合物を30分間撹拌
し、次いで25℃まで加温し、1日間撹拌する。1日後、
HPLC分析が反応を示さない場合、LAH約0.5mgをさらに添
加し、再び気体が発生する。LAH約0.5mgの3回目の添加
によりもはや気体の発生は起こらない。この時点におけ
るHPLC分析は反応混合物中の過剰の凝集剤物質のためも
はや必要でない。物質をさらに2日間撹拌し、次いでメ
タノール0.25mlのゆっくりとした添加によってクエンチ
する。窒素気流下での溶媒の除去に続き、ジエチルエー
テル10mlを添加する。エーテル抽出物を濾過し、水で洗
浄し(2×5ml)、窒素気流下で乾燥してデアセチルエ
クテインアシジン743 0.1mg(11%)を得る:淡黄色固
体;TR7.2分(ワットマン(Whatman)のパルティジル(P
artisil)5 ODS−3、4.6×250mm、70:30 MeOH:0.05
Mトリス、1.5ml/分);IR(CCl4)3536、2951、2926、28
74、2855、1740、1270cm-1;FABMS、m/z(相対強度)744
(6)、702(18)、453(20)、451(16)、435(1
0)、433(10)、421(16)、419(18)、218(20)、2
04(80) 元素分析値 C37H40N3O9Sとして 計算値; 702.2485(M+H) 実測値; 702.2438(HRFABMS) パートC オゾンでの処理 メタノール10ml中のエクテインアシジン743 2.3mg
(3.1μmol)を−78℃まで冷却する。溶液が淡青色にな
るまで、オゾン(ウェルスバッハ)(Welsbach)モデル
T−816オゾン発生器)を通気する(3分)。硫化ジメ
チル20μ(250μmol)を添加し、溶液を撹拌し、室温
までゆっくり加温し(1時間)、1時間撹拌する。窒素
気流下で生成物を乾燥し、水5mlおよびクロロホルム5ml
中にとり、水性層をクロロホルムで抽出(3×5ml)し
て、溶媒の除去後に、水性可溶分3.1mgおよび有機性可
溶分(<0.5mg)を得る。水性可溶分のHPLC分析は複合
体混合物の存在を明らかにした。この混合物を単利しお
よび精製しようとする試みは不成功に終った。
05Mトリス(85.15)溶媒系およびUV検出(280nm)を用
いるCHP−20ポーラスポリマーMPLCカラム(18×350mm)
上のクロマトグラフィーに付した。2つの生物学的活性
ピーク物を収集した。HPLC(70:30メタノール−0.05Mト
リス)によって第1の生物学的活性ピーク物を精製し
て、緩衝液の除去後に、エクテインアシジン759A 7m
g、エクテインアシジン759B 6mg、およびエクテインア
シジン743 5mgを得た。HPLC(70:30メタノール−0.05M
トリス)によって第2の生物学的活性ピーク物を精製し
て緩衝液の除去後に、エクテインアシジン770 12mgを
得た。Rf=0.6(3:1酢酸エチル−メタノール)、0.3
(9:1クロロホルム−メタノール);HPLC保持時間、12.0
(ワットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)1
0 ODS−3、10×250mm、70:30メタノール−水性トリス
(0.05M)、2.8ml/分);FABMS m/z771.2682:[α]D 25
+52゜(c0.1、CH3OH);UVmax(CH3OH)342nm(ε320
0)、329(3900)、299(22000)、263(25000)、240
(58000)、234(55000)、216(66000)、(0.1N HC
l)342(4900)、329(5700)、299(24000)、263(29
000)、240(58000)、234(57000)、216(71000)、
(0.1N KOH)342(3700)、329(4900)、299(2200
0)、263(8000)、240(58000)、234(57000)、227
(57000);IR(CCl4)3555、3535、3484、2929、2910、
1770、1742、1607、1516、1509、1504、1494、1462、14
50、1433、1325、1237、1193cm-1;FABMS m/z(相対強
度)771(48)、760(8)、744(20)、723(12)、61
3(14)、488(12)、463(14)、461(20)、205(5
0)、204(80) 元素分析値 C40H43N4O10Sとして 計算値; 771.2700(M+H) 実測値; 771.2682 実施例7 エクテインアシジン743の化学分解 パートA KOHでの処理 エクテインアシジン743 1.0mg(1.3μmol)をメタノ
ール性KOH(0.2N)に溶解し、室温で撹拌する。HPLC
(ワットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)
5 ODS−3、46×250mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス、
1.5ml/分)によって反応を追跡する。HPLCにより生成物
ピークが直ちに(3分)観測される。反応が完了した
(45分)後に、反応混合物をメタノール性HCl(0.5M)
で中和し、窒素流通下で溶媒を除去する。生成物をメタ
ノール中にとり、濾過し、HPLCによって精製してデアセ
チルエクテインアシジン743 0.8mg(85%)を得る:淡
黄色固体;tR=7.0分(ワットマン(Whatman)のパルテ
ィジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250mm、70:30
MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分);UVmax(CH3OH)289nm
(ε2000)、283(2000)、203(56000)、(0.1N KO
H)300(5000)、295(5000)、255(8000)、215(300
00);IR(CCl4)3536、2951、2926、2878、2855、174
3、1270、1239cm-1:1H NMR(CDCl3)δ6.63(s、
1)、6.49(s、1)、6.41(s、1)、5.94(d、
1、J=1Hz)、5.87、(d、1、J=1Hz)、5.09、
(d、1、J=10.7)4.83(s、1)、4.50(m、
1)、4.41(s、1)、4.19(d、1、J=4.7Hz)4.0
1(m、1)、3.82(s、3)、3.65(m、2)、3.59
(s、3)、3.23(d、1、J=6Hz)、3.15(m、
1)、2.9(1)、2.8(1)、2.5(1)、2.4(1)、
2.35(s、3)、2.18(s、3)、2.15(s、3);FAB
MS、m/z(相対強度)702(8)、218(4)、204
(8);B/E連結走査FABMS m/z702、m/z702→m/z(相対
強度)701(100)、688(4)、672(6)、654(2
4)、453(44)、451(28)、433(48)、421(20) 元素分析 C37H40N3O9Nとして 計算値; 702.2485(M+H) 実測値; 702.2438(HRFABMS) パートB 水素化リチウムアルミニウムでの処理 エクテインアシジン743 1.0mg(1.3モル)を冷ジエ
チルエーテル0.5ml(0℃)に溶解する。水素化リチウ
ムアルミニウム約0.5mg(13μmol)を添加し、直ちに気
体の発生がひき起こされる。反応混合物を30分間撹拌
し、次いで25℃まで加温し、1日間撹拌する。1日後、
HPLC分析が反応を示さない場合、LAH約0.5mgをさらに添
加し、再び気体が発生する。LAH約0.5mgの3回目の添加
によりもはや気体の発生は起こらない。この時点におけ
るHPLC分析は反応混合物中の過剰の凝集剤物質のためも
はや必要でない。物質をさらに2日間撹拌し、次いでメ
タノール0.25mlのゆっくりとした添加によってクエンチ
する。窒素気流下での溶媒の除去に続き、ジエチルエー
テル10mlを添加する。エーテル抽出物を濾過し、水で洗
浄し(2×5ml)、窒素気流下で乾燥してデアセチルエ
クテインアシジン743 0.1mg(11%)を得る:淡黄色固
体;TR7.2分(ワットマン(Whatman)のパルティジル(P
artisil)5 ODS−3、4.6×250mm、70:30 MeOH:0.05
Mトリス、1.5ml/分);IR(CCl4)3536、2951、2926、28
74、2855、1740、1270cm-1;FABMS、m/z(相対強度)744
(6)、702(18)、453(20)、451(16)、435(1
0)、433(10)、421(16)、419(18)、218(20)、2
04(80) 元素分析値 C37H40N3O9Sとして 計算値; 702.2485(M+H) 実測値; 702.2438(HRFABMS) パートC オゾンでの処理 メタノール10ml中のエクテインアシジン743 2.3mg
(3.1μmol)を−78℃まで冷却する。溶液が淡青色にな
るまで、オゾン(ウェルスバッハ)(Welsbach)モデル
T−816オゾン発生器)を通気する(3分)。硫化ジメ
チル20μ(250μmol)を添加し、溶液を撹拌し、室温
までゆっくり加温し(1時間)、1時間撹拌する。窒素
気流下で生成物を乾燥し、水5mlおよびクロロホルム5ml
中にとり、水性層をクロロホルムで抽出(3×5ml)し
て、溶媒の除去後に、水性可溶分3.1mgおよび有機性可
溶分(<0.5mg)を得る。水性可溶分のHPLC分析は複合
体混合物の存在を明らかにした。この混合物を単利しお
よび精製しようとする試みは不成功に終った。
実施例8 エクテインアシジン743の誘導体 パートA モノ−およびジ−O−メチルエクテインアシ
ジン743の調製 [ジアザルド(Diazald)〔アルドリッチ(Aldric
h)、1.3μmol〕からの新たに調製したジアゾメタンの
エーテル性溶液をメタノール0.25ml中のエクテインアシ
ジン743 1mg(1.3μmol)の溶液に添加する。HPLC(ワ
ットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)5 O
DS−3、4.6×250mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス1.5ml/
分)によって反応を追跡する。初期生成物(tR=11.2
分)が直ちに観測される(3分)。70分後、初期生成物
との比が約1:1で第2の生成物(tR=18.0分)が観測さ
れる。窒素気流下で溶媒を除去することによって130分
後に反応を停止する。反応混合物の調製HPLC(ワットマ
ン(Whatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS−
3、10×250mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス、2.8ml/分)
によりモノ−O−メチルエクテインアシジン743 0.3mg
(29%)およびジ−O−メチルエクテインアシジン743
0.5mg(48%)を得る。
ジン743の調製 [ジアザルド(Diazald)〔アルドリッチ(Aldric
h)、1.3μmol〕からの新たに調製したジアゾメタンの
エーテル性溶液をメタノール0.25ml中のエクテインアシ
ジン743 1mg(1.3μmol)の溶液に添加する。HPLC(ワ
ットマン(Whatman)のパルティジル(Partisil)5 O
DS−3、4.6×250mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス1.5ml/
分)によって反応を追跡する。初期生成物(tR=11.2
分)が直ちに観測される(3分)。70分後、初期生成物
との比が約1:1で第2の生成物(tR=18.0分)が観測さ
れる。窒素気流下で溶媒を除去することによって130分
後に反応を停止する。反応混合物の調製HPLC(ワットマ
ン(Whatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS−
3、10×250mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス、2.8ml/分)
によりモノ−O−メチルエクテインアシジン743 0.3mg
(29%)およびジ−O−メチルエクテインアシジン743
0.5mg(48%)を得る。
パートB モノ−O−メチルエクテインアシジン743 ベージュ色固体;tR=11.2分(ワットマン(Whatman)
のパルティジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250m
m、70:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分;UVmax(CH3O
H)285nm(ε600)、201(21000)、(0.1N KOH)287
(600);IR(CCl4)2859、2855、2851、1770、1741、15
20、1264、1226、1196、1126、1089、1053cm-1;1H NMR
(CDCl3)δ6.62(s、1)、6.48(s、1)、6.41
(s、1)、6.03(s、1)、5.95(s、1)、5.72
(s、1)、5.13(d、1、J=11.5Hz)、4.81(br
s、1)、4.50(m、2)、4.16(d、1、J=11.5H
z)、4.81(br s、1)、4.50(m、2)、4.16
(d、1、J=4.5Hz)、4.05(dd、1、J=3、12H
z)、3.80(s、3)、3.76(s、3)、3.60(s、
3)、3.20(1)、2.88(1)、2.85(1)、2.63
(1)、2.50(1)、2.33(s、3)、2.27(s、
3)、2.18(s、3)、2.03(s、3);FABMS、m/z
(相対強度)758(10)、477(22)、470(28)、218
(12)、204(12);B/E連結走査FABMS m/z758→m/z
(相対強度)757(100)、744(10)、730(14)、724
(14)、712(20)、495(88)、477(20)、475(1
8)、465(12)、463(28) 元素分析値 C40H44N3O10Sとして 計算値; 758.2747(M+H) 実測値; 758.2754(HRFABMS) パートC ジ−O−メチルエクテインアシジン743 ベージュ色固体、tR18.0分(ワットマン(Whatman)
のパルティジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250m
m、70:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分);UVmax(CH3O
H)280nm(δ500)、205(10000)、(0.1N KOH)285
(700);IR(CCl4)2963、2954、2931、2854、1769、17
42、1519、1261、1225、1198、1090、1055、1001cm-1;1
H NMR(300Hz、CDCl3)、6.78(s、1)、6.46(s、
1)、6.41(s、1)、6.03(s、1)、5.95(s、
1)、5.14(d、1、J=10.1Hz)、4.82(br s、
1)、4.50(m、1)、4.12(dd、1、J=2、5.5H
z)、4.05(dd、1、J=2、11)、3.92(s、3)、
3.83(s、3)、3.76(s、3)、3.66(m、1)、3.
60(m、3)、3.23(m、1)、2.88(m、2)、2.48
(m、1)、2.29(s、3)、2.24(s、3)、2.17
(s、3)、2.03(s、3);FABMS、m/z(相対強度)7
72(24)、509(4)、491(6)、477(10)、218(2
0)、204(6);B/E連結走査FABMS m/z772→m/z(相対
強度)771(100)、758(4)、742(6)、726(1
8)、509(100)、491(30)、789(30)、479(20)、
477(40) 元素分析値 C41H46N3O10Sとして 計算値: 772.2904(M+H) 実測値: 772.2891 パートD モノ−およびジオキシエクテインアシジン74
3の調製 0℃まで冷却したエクテインアシジン743 1mg(1.4
μmol)の撹拌したメタノール性溶液0.5mlに水性過酸化
水素(30%、0.5μ)を添加する。HPLC(ワットマン
(Whatman)のパルティジル(Partisil)5 ODS−3、
4.6×250mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分)に
よって反応を追跡する。反応混合物を30分間撹拌し、次
いで撹拌しながら25℃まで加温する。1.5時間後、反応
が起こらないのでさらに過酸化水素(30%、5μ)を
添加する。27時間後、3回目の過酸化水素(30%、5μ
)を添加し、反応混合物をさらに2日間撹拌する。HP
C分析は複合体混合物(約16ピーク)を明らかにした。
この混合物の調製HPLC精製によりモノオキシエクテイン
アシジン743 0.2mg(20%)およびジオキシエクテイン
アシジン743 0.4mg(38%)を得る。
のパルティジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250m
m、70:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分;UVmax(CH3O
H)285nm(ε600)、201(21000)、(0.1N KOH)287
(600);IR(CCl4)2859、2855、2851、1770、1741、15
20、1264、1226、1196、1126、1089、1053cm-1;1H NMR
(CDCl3)δ6.62(s、1)、6.48(s、1)、6.41
(s、1)、6.03(s、1)、5.95(s、1)、5.72
(s、1)、5.13(d、1、J=11.5Hz)、4.81(br
s、1)、4.50(m、2)、4.16(d、1、J=11.5H
z)、4.81(br s、1)、4.50(m、2)、4.16
(d、1、J=4.5Hz)、4.05(dd、1、J=3、12H
z)、3.80(s、3)、3.76(s、3)、3.60(s、
3)、3.20(1)、2.88(1)、2.85(1)、2.63
(1)、2.50(1)、2.33(s、3)、2.27(s、
3)、2.18(s、3)、2.03(s、3);FABMS、m/z
(相対強度)758(10)、477(22)、470(28)、218
(12)、204(12);B/E連結走査FABMS m/z758→m/z
(相対強度)757(100)、744(10)、730(14)、724
(14)、712(20)、495(88)、477(20)、475(1
8)、465(12)、463(28) 元素分析値 C40H44N3O10Sとして 計算値; 758.2747(M+H) 実測値; 758.2754(HRFABMS) パートC ジ−O−メチルエクテインアシジン743 ベージュ色固体、tR18.0分(ワットマン(Whatman)
のパルティジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250m
m、70:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分);UVmax(CH3O
H)280nm(δ500)、205(10000)、(0.1N KOH)285
(700);IR(CCl4)2963、2954、2931、2854、1769、17
42、1519、1261、1225、1198、1090、1055、1001cm-1;1
H NMR(300Hz、CDCl3)、6.78(s、1)、6.46(s、
1)、6.41(s、1)、6.03(s、1)、5.95(s、
1)、5.14(d、1、J=10.1Hz)、4.82(br s、
1)、4.50(m、1)、4.12(dd、1、J=2、5.5H
z)、4.05(dd、1、J=2、11)、3.92(s、3)、
3.83(s、3)、3.76(s、3)、3.66(m、1)、3.
60(m、3)、3.23(m、1)、2.88(m、2)、2.48
(m、1)、2.29(s、3)、2.24(s、3)、2.17
(s、3)、2.03(s、3);FABMS、m/z(相対強度)7
72(24)、509(4)、491(6)、477(10)、218(2
0)、204(6);B/E連結走査FABMS m/z772→m/z(相対
強度)771(100)、758(4)、742(6)、726(1
8)、509(100)、491(30)、789(30)、479(20)、
477(40) 元素分析値 C41H46N3O10Sとして 計算値: 772.2904(M+H) 実測値: 772.2891 パートD モノ−およびジオキシエクテインアシジン74
3の調製 0℃まで冷却したエクテインアシジン743 1mg(1.4
μmol)の撹拌したメタノール性溶液0.5mlに水性過酸化
水素(30%、0.5μ)を添加する。HPLC(ワットマン
(Whatman)のパルティジル(Partisil)5 ODS−3、
4.6×250mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分)に
よって反応を追跡する。反応混合物を30分間撹拌し、次
いで撹拌しながら25℃まで加温する。1.5時間後、反応
が起こらないのでさらに過酸化水素(30%、5μ)を
添加する。27時間後、3回目の過酸化水素(30%、5μ
)を添加し、反応混合物をさらに2日間撹拌する。HP
C分析は複合体混合物(約16ピーク)を明らかにした。
この混合物の調製HPLC精製によりモノオキシエクテイン
アシジン743 0.2mg(20%)およびジオキシエクテイン
アシジン743 0.4mg(38%)を得る。
パートE モノオキシエクテインアシジン743 ベージュ色固体;tR7.0分(ワットマン(Whatman)の
パルティジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250mm、7
0:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分);UVmax(CH3OH)2
88nm(ε6000)、281(6000)、235(12000)、201(46
000)、(0.1N KOH)291(8000)、260(10000)、213
(58000);IR(CHCl3)1770、1740cm-1;1H NMR(300MH
z,CDCl3)δ6.69(s、1)、6.48(s、1)、6.47
(s、1)、6.03(s、1)、5.95(s、1)、5.19
(s、1)、5.10(d、1、J=11.3Hz)、4.80(s、
1)、4.73(m、1)、4.54(br s、2)、4.07
(d、1、J=10Hz)、3.82(s、3)、3.63(s、
3)、3.03(s、3)、2.86(s、3)、2.26(s、
3)、2.03(s、3);FABMS、m/z(相対強度)760(1
6)、744(10)、463(6)、204(22);B;E連結走査FA
BMS、m/z760→m/z(相対強度)744(100)、743(10
0)、713(76)、698(30)、465(34) 元素分析値: C39H42N3O11Sとして 計算値; 760.2540(M+H) 実測値; 760.2563(HRFABMS) パートF ジオキシエクテインアシジン743 ベージュ色固体;tR4.2分(ワットマン(Whatman)の
パルティジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250mm、7
0:30:MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分);UVmax(CH3OH)28
2nm(ε12000)、235(22000)、201(78000)、(0.1N
KOH)293(14000)、250(20000)、214(63000);IR
(CHCl3)1770、1740cm-1;1H NMR(300Hz,CDCl3)メチ
ル一重項:δ3.89、3.64、2.33、2.29、2.10、2.05;FAB
MS、m/z(相対強度)776(4)、760(4)、463(4
2);B/E連結走査FABMS、m/z766→m/z(相対強度)759
(100)、758(100)、713(72)、463(64)、m/z760
→m/z(相対強度)742(100)、713(34)、698(28)5
09(36)、494(45)、464(30) 元素分析値: C39H42N3O12Sとして 計算値: 776.2486(M+H) 実測値: 776.2523(HRFABMS) パートG モノアセチルエクテインアシジン743 エクテインアシジン743(2mg、2.8μmol)を乾燥した
ジクロロメタン0.5mlに溶解する。無水酢酸10μ(28
μmol)およびピリジン20μ(56μmol)を添加し、反
応混合物を25℃で撹拌する。HPLC(ワットマン(Whatma
n)のパルティジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250
mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分)によって反
応を追跡する。1日後、出発物質はもはや検出されな
い。窒素気流下で溶媒を除去し、HPLCによって生成物を
精製してアセチルエクテインアシジン743(2.0mg、91
%)を得る。白色固体;tR11.5分(ワットマン(Whatma
n)のパルティジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250
mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分;UVmax(CH3O
H)282nm(ε7000)、201(84000)、(0.1N KOH)288
(11000)、215(62000);IR(CCl4)3536、2957、293
2、2857、1771、1743、1507、1457、1430、1368、132
0、1270、1196、1168、1110、1089、1054、1032、915cm
-1;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ6.61(d、2)、6.45
(d、1)、6.01(d、1)、5.95(d、1)、5.71
(s、1)、5.12(d、1)、4.81(s、1)、4.49
(bs、2)、4.18(d、1)、4.04(d、1)、3.61
(s、3)、3.54(s、3)、3.21(m、1)、3.12
(m、1)、2.88(m、2)、2.61(m、2)、2.49
(dd、1)、2.45(d、1)、2.33(s、6)2.28
(s、3)、2.24(s、3)、2.18(s、6)、2.01
(d、3);FABMS、m/z(相対強度)786(64)、744(1
4)、495(6)、493(6)、477(6)、463(12)、4
61(4)、218(28)、204(40);EIMS(70eV)、m/z
(相対強度)768(2)、458(28)、443(20)、430
(10)、416(16)、403(16)、385(18)、375(1
2)、360(10)、274(24)、259(12)、245(10)、2
31(20)、217(60)、203(52)、189(48)、174(7
4)、160(48)、146(26)、133(100)、115(24);B
/Z連結走査FABMS、m/z786→m/z(相対強度)771(1
2)、755(10)、743(14)、739(18)、728(4)、6
97(4)、495(50)、493(30)、477(20)、475(1
8)、463(56)、461(18) 元素分析値: C41H44N3O11として 計算値: 766.2697(M+H) 実測値: 786.2712(HRFABMS) パートH ジ−およびテトラアセチルエクテインアシジ
ン743の調製 エクテインアシジン743(0.5mg、0.7μmol)をピリジ
ン−無水酢酸(2:1、2ml)の溶液中で2日間撹拌する。
窒素気流下で溶媒を除去し、残渣を水5mlおよびクロロ
ホルム5ml中にとる。有機層を水(3×5ml)で洗浄し、
乾燥し(MgSO4)、溶媒を除去してジ−およびテトラア
セチル誘導体の混合物0.5mg(85%)を得る:淡黄色固
体;FABMS、m/z(相対強度)912(10)、844(8)、828
(30)、537(2)、535(2)、519(4)、505
(8)、463(4)、461(4)、218(18)、205(4
2)、204(36) パートI P−ブロモベンゾイルエクテインアシジン74
3の調製 エクテインアシジン743(2mg、2.8μmol)、塩化p−
ブロモベンゾイル3.2mg(14μmol、アルドリッチ(Aldr
ic)、ピリジン2μ(25μmol)、および塩化メチレ
ン0.5mlを合し、室温で39時間撹拌する。HPLC(ワット
マン(Whatman)のパルティジル(Partisil)5 ODS−
3、4.6×250mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/
分)によって反応を追跡する。24時間後、さらなる量の
塩化p−ブロモベンゾイル約3mgおよびピリジン2μ
を加える。出発物質に対応するピークにおいてさらに変
化がなくなると、反応を停止する。調製HPLC(ワットマ
ン(Whatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS−
3、10×250mm、70:30〜100:0(段階的グラジエント)M
eOH:0.05Mトリス、2.8ml/分)によって生成物を精製し
てp−ブロモベンゾイルエクテインアシジン743(2.4m
g、96%)を得る。白色固体;UVmax(CH3OH)280nm(ε8
000)、241(31000)、201(90000)、(0.1N KOH)29
0(8000)、238(31000)、215(50000);IR(CCl4)35
33、2954、2929、2873、2854、1770、1745、1592、150
9、1485、1463、1450、1431、1400、1369、1321、126
4、1197、1173、1152、1136、1119、1089、1072、105
3、1032cm-1;1H NMR(300MHz,CDCl3)7.99(d、2、
J=8.5Hz)、7.61(d、2、J=8.5Hz)、6.72(s、
1)、6.62(s、1)、6.61(s、1)、6.00(s、
1)、5.93(s、1)、5.71(br s、1)、5.14
(d、1、J=11.2Hz)、4.82(s、1)、4.49(br
s、2)、4.17(d、1、J=4.7Hz)、4.05(dd、
1、J=11.2、2.2Hz)、3.80(s、3)、3.59(d、
1、J=5.2Hz)、3.53(s、3)、3.22(br d、
1、J=6)、3.15(dd、1、J=11、5Hz)、2.88(b
r s、1)、2.85(m、1)、2.82(m、1)、2.65
(m、1)、2.52(ddd、1、J=16、4、4Hz)、2.38
(br d、1、J=14Hz)、2.33(s、3)、2.28
(s、3)、2.19(m、1)、2.18(s、3)、2.02
(s、3);FABMS、m/z(相対強度)928(6)、926
(5)、880(1)、848(1)、744(1)、509
(2)、495(6)、493(4)、477(10)、463(2
2)、218(30)、204(52) 元素分析値: C46H45 81BrN3O11Sとして 計算値: 928.1938(M+H) 実測値: 928.1954(HRFABMS) 実施例9 エクテインアシジン743の下位構造 エクテインアシジン743、その誘導体および同族エク
テインアシジンについてのスペクトルデータより分子の
下位構造を与えることができる。さらに、NMRデータお
よび特に1H−13C異項核相関NMRデータは6個のCH3基お
よび3個の芳香族CH基の相互関係を可能とする。HRFABM
S研究はエクテインアシジンの4種の片−−SCH3、C11H8
NO3、C15H17NO5、およびC12H14NO2へのフラグメンテー
ションを示す。3種の窒素含有片の分子式、非常に強い
UVスペクトル、芳香族性13C NMR吸収、および芳香族性
1H NMR吸収は、すべて、3種の三酸素化テトラヒドロ
イソキノリン単位の存在を示唆する。FABマススペクト
ルにおけるC12H14NO2フラグメント、m/z204イオン、は
エクテインアシジン729には存在しないN−CH3、1個の
芳香族性ヒドロキシル、および芳香族性メチルを含有す
るにちがいない(2個の酸素のみが式中に許される)。
パルティジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250mm、7
0:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分);UVmax(CH3OH)2
88nm(ε6000)、281(6000)、235(12000)、201(46
000)、(0.1N KOH)291(8000)、260(10000)、213
(58000);IR(CHCl3)1770、1740cm-1;1H NMR(300MH
z,CDCl3)δ6.69(s、1)、6.48(s、1)、6.47
(s、1)、6.03(s、1)、5.95(s、1)、5.19
(s、1)、5.10(d、1、J=11.3Hz)、4.80(s、
1)、4.73(m、1)、4.54(br s、2)、4.07
(d、1、J=10Hz)、3.82(s、3)、3.63(s、
3)、3.03(s、3)、2.86(s、3)、2.26(s、
3)、2.03(s、3);FABMS、m/z(相対強度)760(1
6)、744(10)、463(6)、204(22);B;E連結走査FA
BMS、m/z760→m/z(相対強度)744(100)、743(10
0)、713(76)、698(30)、465(34) 元素分析値: C39H42N3O11Sとして 計算値; 760.2540(M+H) 実測値; 760.2563(HRFABMS) パートF ジオキシエクテインアシジン743 ベージュ色固体;tR4.2分(ワットマン(Whatman)の
パルティジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250mm、7
0:30:MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分);UVmax(CH3OH)28
2nm(ε12000)、235(22000)、201(78000)、(0.1N
KOH)293(14000)、250(20000)、214(63000);IR
(CHCl3)1770、1740cm-1;1H NMR(300Hz,CDCl3)メチ
ル一重項:δ3.89、3.64、2.33、2.29、2.10、2.05;FAB
MS、m/z(相対強度)776(4)、760(4)、463(4
2);B/E連結走査FABMS、m/z766→m/z(相対強度)759
(100)、758(100)、713(72)、463(64)、m/z760
→m/z(相対強度)742(100)、713(34)、698(28)5
09(36)、494(45)、464(30) 元素分析値: C39H42N3O12Sとして 計算値: 776.2486(M+H) 実測値: 776.2523(HRFABMS) パートG モノアセチルエクテインアシジン743 エクテインアシジン743(2mg、2.8μmol)を乾燥した
ジクロロメタン0.5mlに溶解する。無水酢酸10μ(28
μmol)およびピリジン20μ(56μmol)を添加し、反
応混合物を25℃で撹拌する。HPLC(ワットマン(Whatma
n)のパルティジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250
mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分)によって反
応を追跡する。1日後、出発物質はもはや検出されな
い。窒素気流下で溶媒を除去し、HPLCによって生成物を
精製してアセチルエクテインアシジン743(2.0mg、91
%)を得る。白色固体;tR11.5分(ワットマン(Whatma
n)のパルティジル(Partisil)5 ODS−3、4.6×250
mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/分;UVmax(CH3O
H)282nm(ε7000)、201(84000)、(0.1N KOH)288
(11000)、215(62000);IR(CCl4)3536、2957、293
2、2857、1771、1743、1507、1457、1430、1368、132
0、1270、1196、1168、1110、1089、1054、1032、915cm
-1;1H NMR(300MHz,CDCl3)δ6.61(d、2)、6.45
(d、1)、6.01(d、1)、5.95(d、1)、5.71
(s、1)、5.12(d、1)、4.81(s、1)、4.49
(bs、2)、4.18(d、1)、4.04(d、1)、3.61
(s、3)、3.54(s、3)、3.21(m、1)、3.12
(m、1)、2.88(m、2)、2.61(m、2)、2.49
(dd、1)、2.45(d、1)、2.33(s、6)2.28
(s、3)、2.24(s、3)、2.18(s、6)、2.01
(d、3);FABMS、m/z(相対強度)786(64)、744(1
4)、495(6)、493(6)、477(6)、463(12)、4
61(4)、218(28)、204(40);EIMS(70eV)、m/z
(相対強度)768(2)、458(28)、443(20)、430
(10)、416(16)、403(16)、385(18)、375(1
2)、360(10)、274(24)、259(12)、245(10)、2
31(20)、217(60)、203(52)、189(48)、174(7
4)、160(48)、146(26)、133(100)、115(24);B
/Z連結走査FABMS、m/z786→m/z(相対強度)771(1
2)、755(10)、743(14)、739(18)、728(4)、6
97(4)、495(50)、493(30)、477(20)、475(1
8)、463(56)、461(18) 元素分析値: C41H44N3O11として 計算値: 766.2697(M+H) 実測値: 786.2712(HRFABMS) パートH ジ−およびテトラアセチルエクテインアシジ
ン743の調製 エクテインアシジン743(0.5mg、0.7μmol)をピリジ
ン−無水酢酸(2:1、2ml)の溶液中で2日間撹拌する。
窒素気流下で溶媒を除去し、残渣を水5mlおよびクロロ
ホルム5ml中にとる。有機層を水(3×5ml)で洗浄し、
乾燥し(MgSO4)、溶媒を除去してジ−およびテトラア
セチル誘導体の混合物0.5mg(85%)を得る:淡黄色固
体;FABMS、m/z(相対強度)912(10)、844(8)、828
(30)、537(2)、535(2)、519(4)、505
(8)、463(4)、461(4)、218(18)、205(4
2)、204(36) パートI P−ブロモベンゾイルエクテインアシジン74
3の調製 エクテインアシジン743(2mg、2.8μmol)、塩化p−
ブロモベンゾイル3.2mg(14μmol、アルドリッチ(Aldr
ic)、ピリジン2μ(25μmol)、および塩化メチレ
ン0.5mlを合し、室温で39時間撹拌する。HPLC(ワット
マン(Whatman)のパルティジル(Partisil)5 ODS−
3、4.6×250mm、70:30 MeOH:0.05Mトリス、1.5ml/
分)によって反応を追跡する。24時間後、さらなる量の
塩化p−ブロモベンゾイル約3mgおよびピリジン2μ
を加える。出発物質に対応するピークにおいてさらに変
化がなくなると、反応を停止する。調製HPLC(ワットマ
ン(Whatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS−
3、10×250mm、70:30〜100:0(段階的グラジエント)M
eOH:0.05Mトリス、2.8ml/分)によって生成物を精製し
てp−ブロモベンゾイルエクテインアシジン743(2.4m
g、96%)を得る。白色固体;UVmax(CH3OH)280nm(ε8
000)、241(31000)、201(90000)、(0.1N KOH)29
0(8000)、238(31000)、215(50000);IR(CCl4)35
33、2954、2929、2873、2854、1770、1745、1592、150
9、1485、1463、1450、1431、1400、1369、1321、126
4、1197、1173、1152、1136、1119、1089、1072、105
3、1032cm-1;1H NMR(300MHz,CDCl3)7.99(d、2、
J=8.5Hz)、7.61(d、2、J=8.5Hz)、6.72(s、
1)、6.62(s、1)、6.61(s、1)、6.00(s、
1)、5.93(s、1)、5.71(br s、1)、5.14
(d、1、J=11.2Hz)、4.82(s、1)、4.49(br
s、2)、4.17(d、1、J=4.7Hz)、4.05(dd、
1、J=11.2、2.2Hz)、3.80(s、3)、3.59(d、
1、J=5.2Hz)、3.53(s、3)、3.22(br d、
1、J=6)、3.15(dd、1、J=11、5Hz)、2.88(b
r s、1)、2.85(m、1)、2.82(m、1)、2.65
(m、1)、2.52(ddd、1、J=16、4、4Hz)、2.38
(br d、1、J=14Hz)、2.33(s、3)、2.28
(s、3)、2.19(m、1)、2.18(s、3)、2.02
(s、3);FABMS、m/z(相対強度)928(6)、926
(5)、880(1)、848(1)、744(1)、509
(2)、495(6)、493(4)、477(10)、463(2
2)、218(30)、204(52) 元素分析値: C46H45 81BrN3O11Sとして 計算値: 928.1938(M+H) 実測値: 928.1954(HRFABMS) 実施例9 エクテインアシジン743の下位構造 エクテインアシジン743、その誘導体および同族エク
テインアシジンについてのスペクトルデータより分子の
下位構造を与えることができる。さらに、NMRデータお
よび特に1H−13C異項核相関NMRデータは6個のCH3基お
よび3個の芳香族CH基の相互関係を可能とする。HRFABM
S研究はエクテインアシジンの4種の片−−SCH3、C11H8
NO3、C15H17NO5、およびC12H14NO2へのフラグメンテー
ションを示す。3種の窒素含有片の分子式、非常に強い
UVスペクトル、芳香族性13C NMR吸収、および芳香族性
1H NMR吸収は、すべて、3種の三酸素化テトラヒドロ
イソキノリン単位の存在を示唆する。FABマススペクト
ルにおけるC12H14NO2フラグメント、m/z204イオン、は
エクテインアシジン729には存在しないN−CH3、1個の
芳香族性ヒドロキシル、および芳香族性メチルを含有す
るにちがいない(2個の酸素のみが式中に許される)。
実施例10 エクテインアシジンの生物学的活性 エクテインアシジンおよびエクテインアシジン743誘
導体の抗菌活性(対エム・ルテウス(M.luteus)よび細
胞毒活性(対CV−1細胞)を第1表および第2表に示
す。実験誤差内で(希釈は第2誤差の範囲内で正確であ
る)、この1のアッセイにおけるエクテインアシジン72
9および743の活性はほぼ同等であり、シリーズ中で最も
すぐれた化合物であることが示される。エクテインアシ
ジン759A、759B、および770はエクテインアシジン729お
よび743の1/4〜1/8以下の能力であり、エクテインアシ
ジン745は約1/32以下の能力である。調製したエクテイ
ンアシジン743のすべての誘導体は抗菌活性および細胞
毒性活性を有する。モノアセチル誘導体は元の化合物以
上の増大した活性を有するが、他の誘導体は1/2〜1/8の
活性である。
導体の抗菌活性(対エム・ルテウス(M.luteus)よび細
胞毒活性(対CV−1細胞)を第1表および第2表に示
す。実験誤差内で(希釈は第2誤差の範囲内で正確であ
る)、この1のアッセイにおけるエクテインアシジン72
9および743の活性はほぼ同等であり、シリーズ中で最も
すぐれた化合物であることが示される。エクテインアシ
ジン759A、759B、および770はエクテインアシジン729お
よび743の1/4〜1/8以下の能力であり、エクテインアシ
ジン745は約1/32以下の能力である。調製したエクテイ
ンアシジン743のすべての誘導体は抗菌活性および細胞
毒性活性を有する。モノアセチル誘導体は元の化合物以
上の増大した活性を有するが、他の誘導体は1/2〜1/8の
活性である。
エクテインアシジンは単純庖疹ウイルスI型(HSV−
1)または水庖性口内炎ウイルス(VSV)に対しては抗
ウイルス性ではない。粗抽出物はエシェリヒア・コリ
(Escherichia coli)、ペンシリウム・アトロベネタム
(Pencillium atrovenetum)およびサッカロミセス・セ
レビシエ(Saccharomyces cerevisiae)に対する抗菌活
性を有しない。エクテインアシジン743は生物化学的誘
導アッセイ(BIA)、DNA相互作用についてのアッセイに
おいて陰性である。
1)または水庖性口内炎ウイルス(VSV)に対しては抗
ウイルス性ではない。粗抽出物はエシェリヒア・コリ
(Escherichia coli)、ペンシリウム・アトロベネタム
(Pencillium atrovenetum)およびサッカロミセス・セ
レビシエ(Saccharomyces cerevisiae)に対する抗菌活
性を有しない。エクテインアシジン743は生物化学的誘
導アッセイ(BIA)、DNA相互作用についてのアッセイに
おいて陰性である。
エクテインアシジン743および745の抗菌スペクトルを
第3表に示し、エクテインアシジン729および743の抗腫
瘍活性を第4表で比較する。より低級の同族体エクテイ
ンアシジン729の強力な抗腫瘍活性は特に注目に価す
る。明らかに、粗抽出物の抗腫瘍活性については大いに
この化合物に帰すところがある。エクテインアシジン74
5(開環エクテインアシジン743)が実質的に(抗菌、細
胞毒性および抗腫瘍)活性を欠くことを見いだしたのは
興味深いことである。
第3表に示し、エクテインアシジン729および743の抗腫
瘍活性を第4表で比較する。より低級の同族体エクテイ
ンアシジン729の強力な抗腫瘍活性は特に注目に価す
る。明らかに、粗抽出物の抗腫瘍活性については大いに
この化合物に帰すところがある。エクテインアシジン74
5(開環エクテインアシジン743)が実質的に(抗菌、細
胞毒性および抗腫瘍)活性を欠くことを見いだしたのは
興味深いことである。
フロントページの続き (56)参考文献 米国特許5089273(US,A) 米国特許5256663(US,A)
Claims (6)
- 【請求項1】以下の特性:Rf=0.28(TLC、5.02、3:1
酢酸エチル−メタノール)、0.26(9:1 クロロホルム
−メタノール);HPLC保持時間、15.7分(ワットマン(W
hatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS−3、10
×250mm、70:30 メタノール−水性トリス(0.05M)、
2.8ml/分);UVmax(CH3OH)、202nm(ε61000)、244
(sh)(11000)、283(5000)、289(4700)、(0.1N
HCl)、240(61000)、244(sh)(9600)、283(480
0)、289(4500)、(0.1N KOH)、215(33800)、258
(8200)、290(6400);IR(CCl4)3555、3535、2953、
2927、2855、1770、1742、1504、1466、1462、1454、14
32、1369、1239、1196、1168、1122、1100、1086、105
4、1032、997、960cm-1;1HNMR(360MHz CDCl3)δ6.63
(s,1H)、6.48(s、1H)、6.44(s、1H)、6.04
(d、J=0.7Hz、1H)、5.95(d、J=0.9Hz、1H)、
5.15(d、J=10.7Hz、1H)、4.84(bs、1H)、4.52
(bs、1H)、4.48(bs、1H)、4.38(d、J=4.9Hz、1
H)、4.04(d、J=11Hz、1H)、3.78(s、3H)、3.6
2(s、3H)、3.61(m、2H)、3.10(m、1H)、3.02
(bs、1H)、2.90(m、1H)、2.80(m、1H)、2.60
(m、1H)、2.50(m、1H)、2.35(m、1H)、2.31
(s、3H)、2.27(s、3H)、2.20(m、2H)、2.03
(s、3H);FABMS、m/z(相対強度)730(30)、495
(2)、493(2)、481(2)、479(2)、463
(4)、461(2)、449(4)、205(8)、204
(8)、190(8);FABMS m/z730.2493;m/z729において
B/E連結走査、m/z711、696、683、509、495、481、47
9、461、449;施光性[α]D 25+112゜(c0.01、CH3O
H); を有する、構造式: で示されるエクテインアシジン729。 - 【請求項2】以下の特性:Rf=0.58(3:1 酢酸エチル−
メタノール)、0.44(9:1 クロロホルム−メタノー
ル);HPLC保持時間、18.8分(ワトマン(Whatman)のパ
ルティジル(Partisil)10 ODS−3、10×250mm、70:3
0 メタノール−水性トリス(0.05M)、2.8ml/分);UVm
ax(CH3OH)、202nm(ε81000)、240(sh)(1500
0)、284(6600)、289(6400)、(0.1N HCl)205(7
6000)、240(sh)(12000)、285(7500)、289(720
0)、(0.1N KOH)216(50000)、256(12700)、290
(9000);IR(CCl4)3549、3530、2992(弱)、2929、2
848、2803(弱)、1764、1739、1597(弱)、1511、150
1、1460、1445、1425、1365、1350、1195、1160、111
5、1102、1098、1082、1058、1048、1024、990、950、9
15、907cm-1;1HNMR(500MHz CDCl3)δ6.62(s,1H)、
6.48(s、1H)、6.46(s、1H)、6.03(d、J=1.22
Hz、1H)、5.95(d、J=1.3Hz、1H)、5.71(bs、交
換、1H)、5.14(dd、J=0.9、11.3Hz、1H)、4.83(b
s、1H)、4.50(d、J=3.3Hz、1H)、4.18(d、J=
4.2Hz、1H)、4.06(dd、J=2.5、11.3Hz、1H)、3.81
(s、3H)、3.63(s、3H)、3.59(bd、J=4.4Hz、1
H)、3.23(bd、J=6.5Hz、1H)、3.14(ddd、J=1
1、10、4Hz、1H)、2.91(bd、J=18Hz、1H)、2.88
(dd、J=9、18Hz、1H)、2.82(m、1H)、2.62(dd
d、J=16、10、4Hz、1H)、2.49(ddd、J=16、4、4
Hz、1H)、2.37(bd、J=13.9Hz、1H)、2.33(s、3
H)、2.28(s、3H)、2.19(s、3H)、2.18(d、J
=13.9Hz、1H)、2.04(s、3H);13C NMR(75.4MHzお
よび125.7MHz、CDCl3)δ9.6(q)、15.7(q)、20.4
(q)、24.0(q)、28.7(t)、39.6(t)、41.3
(q)、42.1(t)、42.1(d)、54.8(q)、55.0
(d)、55.9(d)、57.7(d)、57.8(d)、60.2
(q)、61.3(t)、64.6(s)、82.0(d)、101.6
(t)、109.8(d)、112.5、114.1(d)、115.9、11
8.1(s)、120.9(d)、121.9(s)、126.0(s)、
129.2(s)、129.2(s)、131.5(s)、140.5
(s)、141.3(s)、143.0(s)、144.3(s)、14
4.5(s)、145.1(s)、147.7(s)、168.3(s)、
172.5(s);FABMS、m/z(相対強度)744.2648(10
0)、699.2766(4)、613(10)、495.2064(15)、47
7.1978(15)、475(9)、463.1837(25)、218(3
9)、204.1027(71);LC/FABMS m/z(相対強度)744(3
4)、495(12)、493(16)、477(14)、475(10)、4
63(14)、234(42)、218(64)、204(100)、189(6
2)、174(28)、160(22);EIMS m/z217.0737305、19
1.0941620、176.0696716;ESCA(モルパーセント)C(7
3.1)、O(20.4)、N(5.2)、S(1.3);施光性
[α]D 25+114゜(c0.1、CH3OH); を有する、構造式: で示されるエクテインアシジン743。 - 【請求項3】以下の特性:Rf=0.42(3:1 酢酸エチル−
メタノール)、0.38(9:1 クロロホルム−メタノー
ル);HPLC保持時間、29.8分(ワトマン(Whatman)のパ
ルティジル(Partisil)10 ODS−3、10×250mm、70:3
0 メタノール−水性トリス(0.05M)、2.8ml/分);UVm
ax(CH3OH)、202nm(ε52000)、240(sh、11000)、2
81(5600)、287(5400)、(0.1N HCl)204(5100
0)、240(sh、9500)、281(5200)、287(5200)、
(0.1N KOH)、215(36000)、254(8500)、290(590
0)、298(5800);IR(CCl4)3554、3535、2955、292
7、2871、2855、1770、1744、1518、1507、1270、119
5、1163、1088、1056cm-1;1HNMR(360MHz CDCl3)δ6.
62(s,1H)、6.52(s、1H)、6.47(s、1H)、6.02
(d、J=1.2Hz、1H)、5.97(d、J=1.2Hz、1H)、
5.74(bs、交換、1H)、5.14(dd、J=11.2Hz、1H)、
4.50(bs、1H)、4.29(bt、J=7Hz、1H)、4.22(b
s、1H)、4.11(dd、J=11、2Hz、1H)、3.80(s、3
H)、3.68(s、1H)、3.63(s、3H)、3.31(dd、J
=11、2Hz、1H)、3.23(bs、1H)、3.11(m、2H)、
2.93(m、2H)、2.69(m、2H)、2.54(m、2H)、2.
44(d、J=17Hz、1H)、2.33(s、3H)、2.28(s、
3H)、2.18(s、3H)、2.13(m、1H)、2.04(s、3
H);FABMS、m/z(相対強度)746.2775(100)、699
(8)、631(8)、269(8)、495(19)、479(4
2)、477(52)、463(36)、205(64)、204(64);LC
/FABMS m/z(相対強度)746(44)、495(18)、477(2
0)、463(32)、218(42)、204(100)、189(62)、
176(32)、160(20);施光性[α]D 25+50゜(c0.0
1、CH3OH);UVmax(CH3OH)202(ε52000)、240(sh、
11000)、281(5600)、287(5400)、(0.1N HCl)、2
04(51000)、240(sh、9500)、281(5200)、287(52
00)、(0.1N KOH)、215(36000)、254(8500)、290
(5900)、298(5800); を有する、構造式: で示されるエクテインアシジン745。 - 【請求項4】以下の特性:LC/FABMS m/z(相対強度)760
(26)、509(12)、493(12)、463(24)、449(1
6)、246(26)、232(32)、224(62)、218(52)、2
04(100)、189(56)、174(18)、160(16);Rf=0.6
(3:1 酢酸エチル−メタノール)、0.3(9:1 クロロ
ホルム−メタノール);HPLC保持時間、11.0分(ワット
マン(Whatman)のパルティジル(Partisil)10 ODS−
3、10×250mm、70:30 メタノール−水性トリス(0.05
M)、2.8ml/分);UVmax(CH3OH)、203nm(ε×430004
3)、250(sh)(6500)、281(3000)、288(2600)、
(0.1N HCl)、205(44000)、250(sh)(7600)、28
1(4500)、288(4400)、(0.1N KOH)、216(3900
0)、249(9300)、294(4600);IR(CCl43696、3555、
3532、2926、2854、1770、1744、1670、1466、1252、12
40、1194、1091cm-1;FABMS m/z(相対強度)760.2563
(58)、581(25)、493(16)、463(80)、461(10
0);施光性[α]D 25+130゜(c0.01、CH3OH): を有する、構造式: で示されるエクテインアシジン759A。 - 【請求項5】以下の特性:LC/FABMS m/z(相対強度)760
(38)、508(8)、493(18)、463(26)、475(1
4)、248(30)、234(48)、218(86)、204(100)、
189(56)、176(26)、160(32);Rf=0.6(3:1 酢酸
エチル−メタノール)、0.3(9:1 クロロホルム−メタ
ノール);HPLC保持時間、13.9分(ワットマン(Whatma
n)のパルティジル(Partisil)10 ODS−3、10×250m
m、70:30 メタノール−水性トリス(0.05M)、2.8ml/
分);UVmax(CH3OH)、208nm(ε×60)、288(480
0)、293(4500)、(0.1N HCl)、209(64000)、288
(7100)、293(7100)、(0.1N KOH)、220(4500
0)、260(10000)、298(7600);IR(CCl4)3555、293
3、1770、1743、1590、1514、1465、1453、1446、143
1、1368、1356、1330、1288、1264、1240、1193、116
3、1124、1110、1089、1032、1006、821cm-1;FABMS m/z
(相対強度)760.2519(100)、744(71)、730(1
9)、493(29)、477(43)、463(76);施光性[α]
D 25+167゜(c0.01、CH3OH): を有する、構造式: で示されるエクテインアシジン759B。 - 【請求項6】以下の特性:Rf=0.6(3:1 酢酸エチル−
メタノール)、0.3(9:1 クロロホルム−メタノー
ル);HPLC保持時間、12.0分(ワットマン(Whatman)の
パルティジル(Partisil)10 ODS−3、10×250mm、7
0:30 メタノール−水性トリス(0.05M)、2.8ml/分);
UVmax(CH3OH)、342nm(ε3200)、329(3900)、299
(22000)、263(25000)、240(58000)、234(5500
0)、216(66000)、(0.1N HCl)、342(4900)、329
(5700)、299(24000)、263(29000)、240(5800
0)、234(57000)、216(71000)、(0.1N KOH)342
(3700)、329(4900)、299(22000)、263(2800
0)、240(58000)、234(57000)、227(57000);IR
(CCl4)3555、3535、3484、2929、2910、1770、1742、
1607、1516、1509、1504、1649、1462、1450、1433、13
25、1237、1193cm-1;FABMS m/z(相対強度)771.2682
(48)、760(8)、744(20)、723(12)、613(1
4)、488(12)、463(14)、461(20)、205(50、204
(80); を有する、構造式: で示されるエクテインアシジン770。
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- 1987-06-01 JP JP62503861A patent/JP2562162B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1987-06-01 DE DE8787904158T patent/DE3774435D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1987-06-01 WO PCT/US1987/001226 patent/WO1987007610A2/en active IP Right Grant
-
1988
- 1988-12-09 FI FI885726A patent/FI885726A0/fi not_active IP Right Cessation
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
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