JP2561800Y2 - 赤外線受光装置 - Google Patents
赤外線受光装置Info
- Publication number
- JP2561800Y2 JP2561800Y2 JP1989116435U JP11643589U JP2561800Y2 JP 2561800 Y2 JP2561800 Y2 JP 2561800Y2 JP 1989116435 U JP1989116435 U JP 1989116435U JP 11643589 U JP11643589 U JP 11643589U JP 2561800 Y2 JP2561800 Y2 JP 2561800Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- light receiving
- disturbance
- receiving element
- condensing
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えばテレビジョン受像機やビデオテー
プレコーダ(VTR)等で使用されている赤外線リモート
センサ等に用いて好適な赤外線受光装置に関する。
プレコーダ(VTR)等で使用されている赤外線リモート
センサ等に用いて好適な赤外線受光装置に関する。
この考案は、中央部に設けられた半円筒形状の集光部
と、この集光部に連続してその両側に設けられた曲面を
有する外乱光除去部とを備え、集光部の光軸上に受光素
子を設けるようにすることにより、外乱光を効率良く除
去するようにしたものである。
と、この集光部に連続してその両側に設けられた曲面を
有する外乱光除去部とを備え、集光部の光軸上に受光素
子を設けるようにすることにより、外乱光を効率良く除
去するようにしたものである。
一般にテレビジョン受像機やVTR等では遠隔制御する
ためにリモートコマンダに対して受光手段としての赤外
線リモートセンサが取り付けられている。この赤外線リ
モートセンサでは従来、回転対称形或いはフラットな入
射光面を有するパッケージ兼レンズでフォトデテクタを
形成している。
ためにリモートコマンダに対して受光手段としての赤外
線リモートセンサが取り付けられている。この赤外線リ
モートセンサでは従来、回転対称形或いはフラットな入
射光面を有するパッケージ兼レンズでフォトデテクタを
形成している。
第5図は従来のフォトデテクタの形状を示すもので、
第5図A及びBは回転対称形の入射光面を有するもの
で、第5図Cはフラットな入射光面を有するものであ
る。
第5図A及びBは回転対称形の入射光面を有するもの
で、第5図Cはフラットな入射光面を有するものであ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、第5図の如き形状の従来装置の場合、入射
光面に到来する蛍光灯光や白熱灯光等フォトデテクタの
ノイズ源となる外乱光を取り込み易い欠点があった。
光面に到来する蛍光灯光や白熱灯光等フォトデテクタの
ノイズ源となる外乱光を取り込み易い欠点があった。
この考案は斯る点に鑑みてなされたもので、蛍光灯光
や白熱灯光等の外乱光を効率良く除去できる赤外線受光
装置を提供するものである。
や白熱灯光等の外乱光を効率良く除去できる赤外線受光
装置を提供するものである。
この考案による赤外線受光装置は、略半円筒状の集光
部と該集光部に連続して且つ該集光部の両側又は片側に
設けられた略半円筒状の曲面を有する外乱光除去部とを
有し可視光吸収用染料が添加された樹脂によって形成さ
れた略凸部状のシリンドリカルレンズと、上記集光部の
光軸上に設けられた受光素子とを有するものである。
部と該集光部に連続して且つ該集光部の両側又は片側に
設けられた略半円筒状の曲面を有する外乱光除去部とを
有し可視光吸収用染料が添加された樹脂によって形成さ
れた略凸部状のシリンドリカルレンズと、上記集光部の
光軸上に設けられた受光素子とを有するものである。
この考案においては、集光部は水平方向からの入射光
に対しては受光素子の受光面に集光するようになし、垂
直方向からの入射光に対しては所定角度以上のものは受
光素子の受光面に集光しないようにする。また、外乱光
除去部は全ての入射光を受光素子の受光面に集光しない
ようにする。これにより外乱光を効率良く除去できる。
に対しては受光素子の受光面に集光するようになし、垂
直方向からの入射光に対しては所定角度以上のものは受
光素子の受光面に集光しないようにする。また、外乱光
除去部は全ての入射光を受光素子の受光面に集光しない
ようにする。これにより外乱光を効率良く除去できる。
以下、この考案の一実施例を第1図〜第4図に基づい
て詳しく説明する。
て詳しく説明する。
第1図はこの考案による受光装置の構成を示すもの
で、同図において、(1)はパッケージを兼ねるレンズ
であって、中央部に設けられた半円筒形状の集光部
(2)と、この集光部(2)に連続してその両側に夫々
設けられた曲面を有する外乱光除去部(3),(4)と
から成る。このレンズ(1)内には所定位置に受光素子
(5)(第2図〜第4図参照)が設けられている。この
ようなレンズ(1)はセットのケース(6)の正面の所
定位置に取り付けられる。
で、同図において、(1)はパッケージを兼ねるレンズ
であって、中央部に設けられた半円筒形状の集光部
(2)と、この集光部(2)に連続してその両側に夫々
設けられた曲面を有する外乱光除去部(3),(4)と
から成る。このレンズ(1)内には所定位置に受光素子
(5)(第2図〜第4図参照)が設けられている。この
ようなレンズ(1)はセットのケース(6)の正面の所
定位置に取り付けられる。
第2図は第1図において矢印aの方向から見たもの
で、集光部(2)に到来して来る光軸に平行な入射光は
受光素子(5)の受光面に集光するようになされてい
る。
で、集光部(2)に到来して来る光軸に平行な入射光は
受光素子(5)の受光面に集光するようになされてい
る。
第3図は同じく第1図において矢印aの方向より見た
もので、光軸に対して角度β°で到来して来る入射光
は、角度β°がある値以内であると受光素子(5)の受
光面に集光し、角度β°がある値を越えると受光素子
(5)の受光面外に集光するようになされている。つま
り、第1図で云えば集光部(2)に到来して来る垂直方
向の入射光は角度β°がある値以内であると受光素子
(5)の受光面に集光し、角度β°がある値を越えると
受光素子(5)の受光面には到達せず、受光面外に集光
するようになる。ここで角度β°のある値とは実験の結
果例えば34°位であった。
もので、光軸に対して角度β°で到来して来る入射光
は、角度β°がある値以内であると受光素子(5)の受
光面に集光し、角度β°がある値を越えると受光素子
(5)の受光面外に集光するようになされている。つま
り、第1図で云えば集光部(2)に到来して来る垂直方
向の入射光は角度β°がある値以内であると受光素子
(5)の受光面に集光し、角度β°がある値を越えると
受光素子(5)の受光面には到達せず、受光面外に集光
するようになる。ここで角度β°のある値とは実験の結
果例えば34°位であった。
なお、角度β°がある値以内の入射光に外乱光が混在
するときは、一般にレンズ(1)は可視光吸収用染料が
入った樹脂で形成されているので、ここで外乱光は減衰
され、更に図示せずも回路的にバンドパスフィルタで除
去されるので問題ない。
するときは、一般にレンズ(1)は可視光吸収用染料が
入った樹脂で形成されているので、ここで外乱光は減衰
され、更に図示せずも回路的にバンドパスフィルタで除
去されるので問題ない。
また、外乱光除去部(3)に到来して来る入射光はほ
とんど受光素子(5)の受光面外に集光するようになさ
れている。なお、この場合も外乱光除去部(3)を通し
て入射した外乱光があれば、可視光吸収用染料の入った
樹脂から成るレンズ(1)で減衰されると共に回路的に
バンドパスフィルタで除去される。
とんど受光素子(5)の受光面外に集光するようになさ
れている。なお、この場合も外乱光除去部(3)を通し
て入射した外乱光があれば、可視光吸収用染料の入った
樹脂から成るレンズ(1)で減衰されると共に回路的に
バンドパスフィルタで除去される。
第3図において、外乱光除去部(3)は1/4円で示し
ているけれども、円弧のみならずn次曲線、楕円等が考
えられる。
ているけれども、円弧のみならずn次曲線、楕円等が考
えられる。
第4図は第1図において矢印bの方向から見たもの
で、光軸に対してα°をなす光が入射した時屈折した光
は第4図の如くなり、受光素子(5)の受光面を含む平
面上では右側に光のあたらない部分Sができる。入射光
のなす角度α°が大きくなると第4図に破線で示すよう
になり、光のあたらない部分Sは広がるがα°が所定角
度例えば70°を越すまでは受光面全面に光があたってい
ることになる。つまり集光部(2)は水平方向の入射光
に対して広い指向性をもつことになる。
で、光軸に対してα°をなす光が入射した時屈折した光
は第4図の如くなり、受光素子(5)の受光面を含む平
面上では右側に光のあたらない部分Sができる。入射光
のなす角度α°が大きくなると第4図に破線で示すよう
になり、光のあたらない部分Sは広がるがα°が所定角
度例えば70°を越すまでは受光面全面に光があたってい
ることになる。つまり集光部(2)は水平方向の入射光
に対して広い指向性をもつことになる。
このようにして本実施例では垂直方向と水平方向で異
なる指向性を有し、使用状態にマッチした受光装置とす
ることができ、外乱光を効果的に除去できる。
なる指向性を有し、使用状態にマッチした受光装置とす
ることができ、外乱光を効果的に除去できる。
上述の如くこの考案によれば、中央部に半円筒形状の
集光部を設け、この集光部に連続してその両側に夫々曲
面を有する外乱光除去部を設け、集光部の光軸上に受光
素子を設けるようにしたので、蛍光灯光や白熱灯光等の
外乱光を効率良く除去できる。
集光部を設け、この集光部に連続してその両側に夫々曲
面を有する外乱光除去部を設け、集光部の光軸上に受光
素子を設けるようにしたので、蛍光灯光や白熱灯光等の
外乱光を効率良く除去できる。
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第2図〜第
4図はこの考案を説明するための図、第5図は従来例の
斜視図である。 (1)はレンズ、(2)は集光部、(3),(4)は外
乱光除去部、(5)は受光素子である。
4図はこの考案を説明するための図、第5図は従来例の
斜視図である。 (1)はレンズ、(2)は集光部、(3),(4)は外
乱光除去部、(5)は受光素子である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 夏目 悦孝 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)考案者 萬代 浩平 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)考案者 杉本 美佐子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−93382(JP,A) 実開 昭63−27064(JP,U) 実開 昭61−156250(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】略半円筒状の集光部と該集光部に連続して
且つ該集光部の両側又は片側に設けられた略半円筒状の
曲面を有する外乱光除去部とを有し可視光吸収用染料が
添加された樹脂によって形成された略凸部状のシリンド
リカルレンズと、上記集光部の光軸上に設けられた受光
素子とを有する赤外線受光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989116435U JP2561800Y2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 赤外線受光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989116435U JP2561800Y2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 赤外線受光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0356157U JPH0356157U (ja) | 1991-05-30 |
JP2561800Y2 true JP2561800Y2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=31664711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989116435U Expired - Lifetime JP2561800Y2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 赤外線受光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561800Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6346701B1 (en) | 1998-09-04 | 2002-02-12 | Dowa Mining Co., Ltd. | Photodetection method and photodetection device and photodetection/light emission device |
US11368636B2 (en) | 2018-02-23 | 2022-06-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for acquiring image corresponding to infrared rays by using camera module comprising lens capable of absorbing light in visible light band and electronic device implementing same |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018017546A (ja) * | 2016-07-26 | 2018-02-01 | 株式会社デンソー | レインセンサ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5311440B2 (ja) * | 1973-12-18 | 1978-04-21 | ||
JPS50112074U (ja) * | 1974-02-20 | 1975-09-12 | ||
JPS5259498A (en) * | 1975-11-10 | 1977-05-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Framing appratus for bent blocks |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP1989116435U patent/JP2561800Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6346701B1 (en) | 1998-09-04 | 2002-02-12 | Dowa Mining Co., Ltd. | Photodetection method and photodetection device and photodetection/light emission device |
US11368636B2 (en) | 2018-02-23 | 2022-06-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for acquiring image corresponding to infrared rays by using camera module comprising lens capable of absorbing light in visible light band and electronic device implementing same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0356157U (ja) | 1991-05-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |