JP2561794B2 - 管コイル用ローラハース型熱処理炉 - Google Patents
管コイル用ローラハース型熱処理炉Info
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- JP2561794B2 JP2561794B2 JP5176505A JP17650593A JP2561794B2 JP 2561794 B2 JP2561794 B2 JP 2561794B2 JP 5176505 A JP5176505 A JP 5176505A JP 17650593 A JP17650593 A JP 17650593A JP 2561794 B2 JP2561794 B2 JP 2561794B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管コイル用ローラハー
ス型熱処理炉およびそのパージガス供給装置、詳しく
は、トレイ上に積載した管コイルを焼鈍等熱処理するロ
ーラハース型熱処理炉において、管コイル内に付着して
いる油分を気化除去する管コイル用ローラハース型熱処
理炉に関するものである。
ス型熱処理炉およびそのパージガス供給装置、詳しく
は、トレイ上に積載した管コイルを焼鈍等熱処理するロ
ーラハース型熱処理炉において、管コイル内に付着して
いる油分を気化除去する管コイル用ローラハース型熱処
理炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、銅あるいは銅合金等の管コイルの
焼鈍処理は、例えば特開昭51−130623号公報に
開示されるように、製造工程で管内に付着した圧延油等
を除去するため、焼鈍工程時、管内に発熱型雰囲気ガス
等のパージガスを圧送して、気化油を排気するようにし
ている。また、そのパージガス供給装置として、例えば
特開平1−165723号公報に開示されるように、管
コイルを積載したトレイをパスラインから突出するスト
ッパによりトレイの前後(搬送方向)を挾持して定位置
に停止させるとともに、この停止状態のトレイを進退自
在な左右一対の押圧片で挾持して、トレイをローラハー
ス上で炉芯に対する平行度を補正し、かつ、不動に固定
する定位置停止装置と、前記トレイに設けたパージガス
供給用接続口と相対する進退自在なパージガス供給管と
から構成されたものが提案されている。
焼鈍処理は、例えば特開昭51−130623号公報に
開示されるように、製造工程で管内に付着した圧延油等
を除去するため、焼鈍工程時、管内に発熱型雰囲気ガス
等のパージガスを圧送して、気化油を排気するようにし
ている。また、そのパージガス供給装置として、例えば
特開平1−165723号公報に開示されるように、管
コイルを積載したトレイをパスラインから突出するスト
ッパによりトレイの前後(搬送方向)を挾持して定位置
に停止させるとともに、この停止状態のトレイを進退自
在な左右一対の押圧片で挾持して、トレイをローラハー
ス上で炉芯に対する平行度を補正し、かつ、不動に固定
する定位置停止装置と、前記トレイに設けたパージガス
供給用接続口と相対する進退自在なパージガス供給管と
から構成されたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記管
内パージ装置においては、前後一対のストッパと左右一
対の押圧片により重量物である停止トレイを搬送ローラ
上で摺動移動させることで、定位置停止および停止トレ
イの固定を行うため、その定位置停止装置が駆動機構を
含めて大型化するとともに、トレイの摺動移動時に、ハ
ースローラが損傷するという問題がある。したがって、
本発明は、トレイを所定位置に正確に停止させることな
く、かつ、簡単な機構でトレイのパージガス供給用接続
口とパージガス供給手段との芯合せができる管コイル用
ローラハース型熱処理炉を提供することを目的とする。
内パージ装置においては、前後一対のストッパと左右一
対の押圧片により重量物である停止トレイを搬送ローラ
上で摺動移動させることで、定位置停止および停止トレ
イの固定を行うため、その定位置停止装置が駆動機構を
含めて大型化するとともに、トレイの摺動移動時に、ハ
ースローラが損傷するという問題がある。したがって、
本発明は、トレイを所定位置に正確に停止させることな
く、かつ、簡単な機構でトレイのパージガス供給用接続
口とパージガス供給手段との芯合せができる管コイル用
ローラハース型熱処理炉を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、管コイル用ローラハース型熱処理炉を、
管コイルを積載したトレイが装入室、加熱室、冷却室お
よび抽出室を通過する管コイル用ローラハース型熱処理
炉において、前記トレイに、管コイルの一端が接続され
る第1接続口とパージガスを供給する第2接続口とから
なるパージガス導入管を設けるとともに、トレイの下面
部に搬送方向に延在するガイド溝を設け、前記炉の少な
くとも加熱室のハースローラに前記ガイド溝に係合する
環状つばを設ける一方、前記加熱室の外方に、貫通孔を
通って前記トレイの第2接続口に対して進退自在で、か
つ、搬送方向に移動自在なパージガス供給装置を配設
し、前記加熱室内の所定位置近傍で停止したトレイの第
2接続口と前記パージガス供給装置のパージガス供給管
とを接続して管コイル内にパージガスを圧送するように
したものである。また、管コイルを積載したトレイが装
入室、加熱室、冷却室および抽出室を通過する管コイル
用ローラハース型熱処理炉において、前記トレイに、管
コイルの一端が接続される第1接続口とパージガスを供
給するトレイ下面に設けた第2接続口とからなるパージ
ガス導入管を設けるとともに、トレイの下面部に搬送方
向に延在するガイド溝を設け、前記炉の少なくとも加熱
室のハースローラに前記ガイド溝と係合する環状つばを
設ける一方、前記加熱室に、前記トレイの第2接続口に
対して上下動自在で、かつ、少なくとも搬送方向に移動
自在なパージガス供給管を備えたパージガス供給装置を
配設し、前記加熱室内の所定位置近傍で停止したトレイ
の第2接続口と前記パージガス供給管とを接続して管コ
イル内にパージガスを圧送するようにしたものである。
成するために、管コイル用ローラハース型熱処理炉を、
管コイルを積載したトレイが装入室、加熱室、冷却室お
よび抽出室を通過する管コイル用ローラハース型熱処理
炉において、前記トレイに、管コイルの一端が接続され
る第1接続口とパージガスを供給する第2接続口とから
なるパージガス導入管を設けるとともに、トレイの下面
部に搬送方向に延在するガイド溝を設け、前記炉の少な
くとも加熱室のハースローラに前記ガイド溝に係合する
環状つばを設ける一方、前記加熱室の外方に、貫通孔を
通って前記トレイの第2接続口に対して進退自在で、か
つ、搬送方向に移動自在なパージガス供給装置を配設
し、前記加熱室内の所定位置近傍で停止したトレイの第
2接続口と前記パージガス供給装置のパージガス供給管
とを接続して管コイル内にパージガスを圧送するように
したものである。また、管コイルを積載したトレイが装
入室、加熱室、冷却室および抽出室を通過する管コイル
用ローラハース型熱処理炉において、前記トレイに、管
コイルの一端が接続される第1接続口とパージガスを供
給するトレイ下面に設けた第2接続口とからなるパージ
ガス導入管を設けるとともに、トレイの下面部に搬送方
向に延在するガイド溝を設け、前記炉の少なくとも加熱
室のハースローラに前記ガイド溝と係合する環状つばを
設ける一方、前記加熱室に、前記トレイの第2接続口に
対して上下動自在で、かつ、少なくとも搬送方向に移動
自在なパージガス供給管を備えたパージガス供給装置を
配設し、前記加熱室内の所定位置近傍で停止したトレイ
の第2接続口と前記パージガス供給管とを接続して管コ
イル内にパージガスを圧送するようにしたものである。
【0005】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図にしたがって説
明する。図1は、本発明にかかる管コイル用ローラハー
ス型熱処理炉を示し、大略、装入テーブル1,真空ベス
チブルからなる装入室2,加熱室4,冷却室60,真空
ベスチブルからなる抽出室62および抽出テーブル63
が前記順序で配設され、たとえば、銅管からなる管コイ
ルWを積載したトレイTがハースローラRの駆動により
順次移動して管コイルWを焼鈍処理するようになってい
る。なお、前記装入室2および加熱室4に位置するハー
スローラRの中央には、環状つばaが設けられている。
また、前記冷却帯60および抽出室62に位置するハー
スローラRの両側に環状つばaが設けられている。
明する。図1は、本発明にかかる管コイル用ローラハー
ス型熱処理炉を示し、大略、装入テーブル1,真空ベス
チブルからなる装入室2,加熱室4,冷却室60,真空
ベスチブルからなる抽出室62および抽出テーブル63
が前記順序で配設され、たとえば、銅管からなる管コイ
ルWを積載したトレイTがハースローラRの駆動により
順次移動して管コイルWを焼鈍処理するようになってい
る。なお、前記装入室2および加熱室4に位置するハー
スローラRの中央には、環状つばaが設けられている。
また、前記冷却帯60および抽出室62に位置するハー
スローラRの両側に環状つばaが設けられている。
【0006】前記装入室2,抽出室62は、両側に開閉
扉3,3を備えるとともに、各々図示しない真空装置に
接続されている。前記加熱室4は、両側に開閉扉3,3
を備えるとともに、中間扉5を介して第1加熱室4Aと
第2加熱室4Bに区画されている。そして、各室4A,
4Bの天井部には循環ファン6とバッフル7とが設置さ
れ(図2参照)、各室4A,4Bに設けたラジアントチ
ューブRTで加熱された炉内雰囲気を前記循環ファン6
によりバッフル7の側壁に設けたスリットノズル8から
噴出させて、トレイTに積載した管コイルWを加熱する
ようになっている。
扉3,3を備えるとともに、各々図示しない真空装置に
接続されている。前記加熱室4は、両側に開閉扉3,3
を備えるとともに、中間扉5を介して第1加熱室4Aと
第2加熱室4Bに区画されている。そして、各室4A,
4Bの天井部には循環ファン6とバッフル7とが設置さ
れ(図2参照)、各室4A,4Bに設けたラジアントチ
ューブRTで加熱された炉内雰囲気を前記循環ファン6
によりバッフル7の側壁に設けたスリットノズル8から
噴出させて、トレイTに積載した管コイルWを加熱する
ようになっている。
【0007】そして、前記第1加熱室4Aの炉側壁9a
および第1加熱室4A内のバッフル7の側壁に貫通孔H
が設けられ、この貫通孔Hを介してパージガス供給装置
11のパージガス供給管16が進退可能に配設されてい
る。前記パージガス供給装置11は、図4〜図6から明
らかなように、炉外に搬送方向に沿って設けたガイドレ
ール12に移動自在に設けた架台13と、前記貫通孔H
を貫通する外筒15と、この外筒15内に配設されたパ
ージガス供給管16とからなり、前記外筒15は、先端
部に下記するトレイTに設けた第2接続口36のテーパ
状凹部32と嵌合するテーパ面15aを有し、後端は前
記架台13に取り付けた第1駆動シリンダ17と接続さ
れ、進退自在となっている。また、パージガス供給管1
6は先端に前記第2接続口36に圧着する雄カップリン
グ19を備え、その後端は前記架台13に取り付けた第
2駆動シリンダ18と接続され、外筒15内を進退自在
に取り付けられ、かつ、パージガス供給管16にはパー
ジガス供給配管20が接続されている。なお、前記パー
ジガス供給配管20の炉内配設部はフレキシブルチュー
ブあるいは蛇管からなり、搬送方向に伸縮自在となって
おり、たとえば、発熱型雰囲気ガス等のパージガスを予
熱して下記するように管コイルW内に供給するものであ
る。図において、21はコンプレッサ、22はタンク、
23は減圧弁、24は電磁弁である。また、前記炉側壁
9aに設けた貫通孔Hの外周部と外筒15の外周部とは
ベローズ等のシール装置25でシールされている。
および第1加熱室4A内のバッフル7の側壁に貫通孔H
が設けられ、この貫通孔Hを介してパージガス供給装置
11のパージガス供給管16が進退可能に配設されてい
る。前記パージガス供給装置11は、図4〜図6から明
らかなように、炉外に搬送方向に沿って設けたガイドレ
ール12に移動自在に設けた架台13と、前記貫通孔H
を貫通する外筒15と、この外筒15内に配設されたパ
ージガス供給管16とからなり、前記外筒15は、先端
部に下記するトレイTに設けた第2接続口36のテーパ
状凹部32と嵌合するテーパ面15aを有し、後端は前
記架台13に取り付けた第1駆動シリンダ17と接続さ
れ、進退自在となっている。また、パージガス供給管1
6は先端に前記第2接続口36に圧着する雄カップリン
グ19を備え、その後端は前記架台13に取り付けた第
2駆動シリンダ18と接続され、外筒15内を進退自在
に取り付けられ、かつ、パージガス供給管16にはパー
ジガス供給配管20が接続されている。なお、前記パー
ジガス供給配管20の炉内配設部はフレキシブルチュー
ブあるいは蛇管からなり、搬送方向に伸縮自在となって
おり、たとえば、発熱型雰囲気ガス等のパージガスを予
熱して下記するように管コイルW内に供給するものであ
る。図において、21はコンプレッサ、22はタンク、
23は減圧弁、24は電磁弁である。また、前記炉側壁
9aに設けた貫通孔Hの外周部と外筒15の外周部とは
ベローズ等のシール装置25でシールされている。
【0008】前記冷却室60は、基本的には前記加熱室
4と同様であり、ただ、ラジアントチューブRTに代え
てクーラー61が設けてあり、スリットノズル8から管
コイルWに冷却雰囲気ガスを吹き付けて冷却するもので
あり、加熱室4と同一部分に同一符号を付して説明を省
略する。
4と同様であり、ただ、ラジアントチューブRTに代え
てクーラー61が設けてあり、スリットノズル8から管
コイルWに冷却雰囲気ガスを吹き付けて冷却するもので
あり、加熱室4と同一部分に同一符号を付して説明を省
略する。
【0009】ところで、前記トレイTは、図4〜図6に
示すように、四方に枠体30を有し、その一片中央に開
口部31を有する。そして、この開口部31の内方に
は、前記パージガス供給装置11の外筒15先端のテー
パ面15aと一致するテーパ状凹部32を有する受金3
3と、この受金33の中心を貫通して設けたパージガス
導入管34が設置されている。このパージガス導入管3
4は、枠体30内方に突出し、管コイルWの一端と接続
される第1接続口35と、前記受金33のテーパ状凹部
32内に突出し、前記パージガス供給管16の雄カップ
リング19と接続する第2接続口である雌カップリング
36とからなる。また、このトレイTの下面には前記ハ
ースローラRのつばaが嵌合するガイド溝37が設けて
ある。
示すように、四方に枠体30を有し、その一片中央に開
口部31を有する。そして、この開口部31の内方に
は、前記パージガス供給装置11の外筒15先端のテー
パ面15aと一致するテーパ状凹部32を有する受金3
3と、この受金33の中心を貫通して設けたパージガス
導入管34が設置されている。このパージガス導入管3
4は、枠体30内方に突出し、管コイルWの一端と接続
される第1接続口35と、前記受金33のテーパ状凹部
32内に突出し、前記パージガス供給管16の雄カップ
リング19と接続する第2接続口である雌カップリング
36とからなる。また、このトレイTの下面には前記ハ
ースローラRのつばaが嵌合するガイド溝37が設けて
ある。
【0010】つぎに、前記構成からなる管コイル用ロー
ラハース型熱処理炉の操業について説明する。まず、ト
レイT上に複数段、実施例では3段、ラック39を介し
て管コイルWを積載し、各段の管コイルWの一端を、ト
レイTに設けたパージガス導入管34の第1接続口3
5、実施例では3個とそれぞれ適宜手段で接続する。
ラハース型熱処理炉の操業について説明する。まず、ト
レイT上に複数段、実施例では3段、ラック39を介し
て管コイルWを積載し、各段の管コイルWの一端を、ト
レイTに設けたパージガス導入管34の第1接続口3
5、実施例では3個とそれぞれ適宜手段で接続する。
【0011】前記のように、複数段の管コイルWを積載
したトレイTは、第2接続口36が、前記パージガス供
給装置11の配設されている側に位置させて装入テーブ
ル1上にそのガイド溝37を環状つばaに嵌合させて載
置され、従来同様、ハースローラRの間欠駆動、開閉扉
3,中間扉5の開閉により装入室2,加熱室4,冷却室
60,抽出室62,抽出テーブル63へと搬送され、そ
の間に管コイルWは焼鈍される。ところで、前記管コイ
ルWは、第1加熱室4Aでバッフル7に設けたスリット
ノズル8から噴出する550〜650℃の炉内雰囲気で
加熱されるとともに、管コイルWの内面に付着する油分
は管内で蒸発する。
したトレイTは、第2接続口36が、前記パージガス供
給装置11の配設されている側に位置させて装入テーブ
ル1上にそのガイド溝37を環状つばaに嵌合させて載
置され、従来同様、ハースローラRの間欠駆動、開閉扉
3,中間扉5の開閉により装入室2,加熱室4,冷却室
60,抽出室62,抽出テーブル63へと搬送され、そ
の間に管コイルWは焼鈍される。ところで、前記管コイ
ルWは、第1加熱室4Aでバッフル7に設けたスリット
ノズル8から噴出する550〜650℃の炉内雰囲気で
加熱されるとともに、管コイルWの内面に付着する油分
は管内で蒸発する。
【0012】ついで、前記トレイTが第1加熱室4Aの
抽出側に達すると、これを炉側壁9aに設けたフォトセ
ル等からなる検出器10が検出し、ハースローラRの駆
動が停止しトレイTも停止する。この場合、トレイTは
そのガイド溝37とハースローラRに設けた環状つばa
との嵌合により炉芯に対するトレイの平行精度と炉巾方
向の停止精度は良いものの、搬送方向(進行方向)での
停止位置は、パージガス供給管16の中心と僅かな誤差
δが発生する。
抽出側に達すると、これを炉側壁9aに設けたフォトセ
ル等からなる検出器10が検出し、ハースローラRの駆
動が停止しトレイTも停止する。この場合、トレイTは
そのガイド溝37とハースローラRに設けた環状つばa
との嵌合により炉芯に対するトレイの平行精度と炉巾方
向の停止精度は良いものの、搬送方向(進行方向)での
停止位置は、パージガス供給管16の中心と僅かな誤差
δが発生する。
【0013】このように、トレイTが停止すると、ま
ず、第1駆動シリンダ17が作動して外筒15が前進す
る。この場合、図4に示すように、外筒15のセンタと
第2接続口36との間にδなるズレがあると、外筒15
のテーパ面15aがテーパ状凹部32にガイドされ、図
4においては、図上下方(トレイTの進行方向)に架台
13とともに移動して嵌合する。この嵌合状態を検出す
ると、第2駆動シリンダ18が作動してパージガス供給
管16が前進し、雄カップリング19がトレイTの第2
接続口36と自動的に接続する。また、これと同時に電
磁弁24が開となり、高圧の発熱型雰囲気ガスが管コイ
ルW内に供給される。これにより、管コイルW内の油蒸
気は各段の管コイルWの巻き始め先端から排出し、第1
加熱室4Aに設けた図示しない排気手段により炉外に排
出される。
ず、第1駆動シリンダ17が作動して外筒15が前進す
る。この場合、図4に示すように、外筒15のセンタと
第2接続口36との間にδなるズレがあると、外筒15
のテーパ面15aがテーパ状凹部32にガイドされ、図
4においては、図上下方(トレイTの進行方向)に架台
13とともに移動して嵌合する。この嵌合状態を検出す
ると、第2駆動シリンダ18が作動してパージガス供給
管16が前進し、雄カップリング19がトレイTの第2
接続口36と自動的に接続する。また、これと同時に電
磁弁24が開となり、高圧の発熱型雰囲気ガスが管コイ
ルW内に供給される。これにより、管コイルW内の油蒸
気は各段の管コイルWの巻き始め先端から排出し、第1
加熱室4Aに設けた図示しない排気手段により炉外に排
出される。
【0014】このように、第1加熱室4Aで、管コイル
Wから油蒸気の排出が終了すると、前記電磁弁24が閉
じ、両駆動シリンダ17,18によりパージガス供給管
16と外筒15は後退し、第2接続口36から離間し、
トレイTは第2加熱室4Bに搬送され、管コイルWは焼
鈍温度に加熱される。その後は、従来同様、冷却室60
で冷却された後、抽出室62を経て抽出テーブル63か
ら所定の場所に搬出される。
Wから油蒸気の排出が終了すると、前記電磁弁24が閉
じ、両駆動シリンダ17,18によりパージガス供給管
16と外筒15は後退し、第2接続口36から離間し、
トレイTは第2加熱室4Bに搬送され、管コイルWは焼
鈍温度に加熱される。その後は、従来同様、冷却室60
で冷却された後、抽出室62を経て抽出テーブル63か
ら所定の場所に搬出される。
【0015】なお、前記のように第1加熱室4Aで油蒸
気の排出工程が行なわれているときは、中間扉5は閉鎖
されており、第2加熱室4Bが油蒸気で汚染されること
を軽減する。すなわち、第2加熱室4Bに油蒸気が侵入
すれば、油蒸気が冷却帯60へ侵入し、当該帯域でドレ
ンとなった油分が冷却中炉天井から滴下して管コイルW
に再付着するのを防止する。前記加熱室4の加熱手段は
ラジアントチューブRTに限らないが、ラジアントチュ
ーブを使用し、その排ガスを前記発熱型ガスとして利用
すると、特別な発熱型ガスを必要とせず、ランニングコ
ストを低減することができる。また、前記トレイT上に
積載する管チューブWの段数は1段であってもよい。さ
らに、環状つばaはハースローラRの中央に限らず、両
側に設けてもよい。
気の排出工程が行なわれているときは、中間扉5は閉鎖
されており、第2加熱室4Bが油蒸気で汚染されること
を軽減する。すなわち、第2加熱室4Bに油蒸気が侵入
すれば、油蒸気が冷却帯60へ侵入し、当該帯域でドレ
ンとなった油分が冷却中炉天井から滴下して管コイルW
に再付着するのを防止する。前記加熱室4の加熱手段は
ラジアントチューブRTに限らないが、ラジアントチュ
ーブを使用し、その排ガスを前記発熱型ガスとして利用
すると、特別な発熱型ガスを必要とせず、ランニングコ
ストを低減することができる。また、前記トレイT上に
積載する管チューブWの段数は1段であってもよい。さ
らに、環状つばaはハースローラRの中央に限らず、両
側に設けてもよい。
【0016】図7,図8はパージガス供給装置11の第
2実施例を示す。第1実施例においては、トレイTに設
ける第2接続口36は、炉側壁9a側に開口させ、炉側
壁9aからパージガス供給管16を進退させて管コイル
W内にパージガスを供給するものであるが、第2実施例
は第2接続口36を下方に開口させ、炉底部9bに設け
たパージガス供給装置11からパージガスを管コイルW
内に供給するようにしたものである。すなわち、パージ
ガス導入管34の第2接続口36はトレイTの枠体30
に下方に開口するように設けられ、その受金33にはテ
ーパ状のガイド凹部32が前記第1実施例と同様に設け
られている。
2実施例を示す。第1実施例においては、トレイTに設
ける第2接続口36は、炉側壁9a側に開口させ、炉側
壁9aからパージガス供給管16を進退させて管コイル
W内にパージガスを供給するものであるが、第2実施例
は第2接続口36を下方に開口させ、炉底部9bに設け
たパージガス供給装置11からパージガスを管コイルW
内に供給するようにしたものである。すなわち、パージ
ガス導入管34の第2接続口36はトレイTの枠体30
に下方に開口するように設けられ、その受金33にはテ
ーパ状のガイド凹部32が前記第1実施例と同様に設け
られている。
【0017】一方、パージガス供給装置11は、炉底部
9bに断熱材41で被覆され、中央に筒状の昇降ガイド
42を備えたケーシング40と、前記昇降ガイド42内
に位置し、そのフランジ部45と前記ケーシング40と
の間をベローズ46で連結し、前記ケーシング40に連
通した開口部40aからの圧力気体の供給,停止と、開
口部40bからの排気とにより昇降する昇降部材43
と、この昇降部材43の頂部に内部径より小径の開口4
8を有する空所49を備えた浮上ガイド部材47が設け
られ、この空所49内に、上端に前記受金33のテーパ
状凹部32と嵌合するテーパ面52aを有するととも
に、フレキシブルチューブ55aからのパージガスを噴
出する流路53を備えたパージガス供給管である接管金
具52のフランジ部54が抜け止め状態で遊嵌されてい
る。ここで、前記接管金具52の外径は前記浮上ガイド
部材47の開口48より小径に設けてあるので、接管金
具52は前記ガイド部材47内を少なくとも移動自在に
なるとともに、前記昇降部材43の上部に設けた室51
にフレキシブルチューブ55bから供給される、たとえ
ばパージガスを供給し、該室51内のガスを前記ガイド
部材47の底部に設けた貫通孔50を介して浮上ガイド
部材47の空所49へ噴出し、該噴出ガスの圧力により
接管金具52は浮遊状態となる。
9bに断熱材41で被覆され、中央に筒状の昇降ガイド
42を備えたケーシング40と、前記昇降ガイド42内
に位置し、そのフランジ部45と前記ケーシング40と
の間をベローズ46で連結し、前記ケーシング40に連
通した開口部40aからの圧力気体の供給,停止と、開
口部40bからの排気とにより昇降する昇降部材43
と、この昇降部材43の頂部に内部径より小径の開口4
8を有する空所49を備えた浮上ガイド部材47が設け
られ、この空所49内に、上端に前記受金33のテーパ
状凹部32と嵌合するテーパ面52aを有するととも
に、フレキシブルチューブ55aからのパージガスを噴
出する流路53を備えたパージガス供給管である接管金
具52のフランジ部54が抜け止め状態で遊嵌されてい
る。ここで、前記接管金具52の外径は前記浮上ガイド
部材47の開口48より小径に設けてあるので、接管金
具52は前記ガイド部材47内を少なくとも移動自在に
なるとともに、前記昇降部材43の上部に設けた室51
にフレキシブルチューブ55bから供給される、たとえ
ばパージガスを供給し、該室51内のガスを前記ガイド
部材47の底部に設けた貫通孔50を介して浮上ガイド
部材47の空所49へ噴出し、該噴出ガスの圧力により
接管金具52は浮遊状態となる。
【0018】前記構成からなるため、前記第1実施例と
同様、トレイTが所定位置近傍に停止すると、開口部4
0aから高圧ガスを供給し、昇降部材43を上昇させ
る。この場合、接管金具52は前述のように移動自在
で、かつ浮遊状態となっている。したがって、前記昇降
部材43および接管金具52の上昇により接管金具52
のテーパ面15aは受金33のテーパ状凹部32に当接
する。この場合、トレイTの停止位置がずれて、接管金
具52のセンタと第2接続口36との間にズレがある
と、接管金具52のテーパ面52aがテーパ状凹部32
にガイドされ、浮遊状態の接管金具52はトレイTの搬
送方向に移動して受金33内に嵌合する。そして、第2
接続口36と接管金具52とが接続された状態では前記
接管金具52のフランジ部54が小径の開口48に圧着
して前記室51内は閉鎖状態となり内圧が上昇するた
め、これをフローメータ56が検出する。この状態とな
ると電磁弁57が開き、管コイルW内にパージガスを供
給するものである。その他は、第1実施例と同様であ
る。
同様、トレイTが所定位置近傍に停止すると、開口部4
0aから高圧ガスを供給し、昇降部材43を上昇させ
る。この場合、接管金具52は前述のように移動自在
で、かつ浮遊状態となっている。したがって、前記昇降
部材43および接管金具52の上昇により接管金具52
のテーパ面15aは受金33のテーパ状凹部32に当接
する。この場合、トレイTの停止位置がずれて、接管金
具52のセンタと第2接続口36との間にズレがある
と、接管金具52のテーパ面52aがテーパ状凹部32
にガイドされ、浮遊状態の接管金具52はトレイTの搬
送方向に移動して受金33内に嵌合する。そして、第2
接続口36と接管金具52とが接続された状態では前記
接管金具52のフランジ部54が小径の開口48に圧着
して前記室51内は閉鎖状態となり内圧が上昇するた
め、これをフローメータ56が検出する。この状態とな
ると電磁弁57が開き、管コイルW内にパージガスを供
給するものである。その他は、第1実施例と同様であ
る。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、搬送中における加熱室内でのトレイの炉巾方向での
ズレは、トレイに設けたガイド溝をハースローラに設け
た環状つばとの嵌合により防止し、搬送方向の位置ズレ
は、パージガス供給装置のパージガス供給管の移動によ
り吸収してトレイのパージガス導入管と接続させるよう
にしたため、構造も簡単で、かつ、従来のように、重量
の大なる管コイルを積載したトレイを所定位置に摺動移
動させる必要がなく、ハースローラを損傷することもな
いという効果を奏する。
は、搬送中における加熱室内でのトレイの炉巾方向での
ズレは、トレイに設けたガイド溝をハースローラに設け
た環状つばとの嵌合により防止し、搬送方向の位置ズレ
は、パージガス供給装置のパージガス供給管の移動によ
り吸収してトレイのパージガス導入管と接続させるよう
にしたため、構造も簡単で、かつ、従来のように、重量
の大なる管コイルを積載したトレイを所定位置に摺動移
動させる必要がなく、ハースローラを損傷することもな
いという効果を奏する。
【図1】 本発明の管コイル用ローラハース型熱処理炉
の概略断面図。
の概略断面図。
【図2】 図1のII−II線断面図。
【図3】 図1のIII−III線断面図。
【図4】 図2のIV−IV線断面図。
【図5】 図4の正面図。
【図6】 図5の一部拡大断面図。
【図7】 パージガス供給装置の他の例を示す断面図。
【図8】 図7においてパージガス供給状態を示す一部
断面図。
断面図。
【図9】 図7の一部拡大断面図。
2…装入室、4…加熱室、9a…炉側壁、9b…炉底
部、10…検出器、11…パージガス供給装置、12…
ガイドレール、13…架台、15…外筒、15a,52
a…テーパ面、16…パージガス供給管、17…第1駆
動シリンダ、18…第2駆動シリンダ、30…枠体、3
2…テーパ状凹部、33…受金、34…パージガス導入
管、35…第1接続口、36…第2接続口、37…ガイ
ド溝、43…昇降部材、47…浮上ガイド部材、52…
接管金具(パージガス供給管)、60…冷却室、62…
抽出室、a…環状つば、H…貫通孔、R…ハースロー
ラ、T…トレイ、W…管コイル。
部、10…検出器、11…パージガス供給装置、12…
ガイドレール、13…架台、15…外筒、15a,52
a…テーパ面、16…パージガス供給管、17…第1駆
動シリンダ、18…第2駆動シリンダ、30…枠体、3
2…テーパ状凹部、33…受金、34…パージガス導入
管、35…第1接続口、36…第2接続口、37…ガイ
ド溝、43…昇降部材、47…浮上ガイド部材、52…
接管金具(パージガス供給管)、60…冷却室、62…
抽出室、a…環状つば、H…貫通孔、R…ハースロー
ラ、T…トレイ、W…管コイル。
Claims (2)
- 【請求項1】 管コイルを積載したトレイが装入室、加
熱室、冷却室および抽出室を通過する管コイル用ローラ
ハース型熱処理炉において、前記トレイに、管コイルの
一端が接続される第1接続口とパージガスを供給する第
2接続口とからなるパージガス導入管を設けるととも
に、トレイの下面部に搬送方向に延在するガイド溝を設
け、前記炉の少なくとも加熱室のハースローラに前記ガ
イド溝と係合する環状つばを設ける一方、前記加熱室の
外方に、貫通孔を通って前記トレイの第2接続口に対し
て進退自在で、かつ、搬送方向に移動自在なパージガス
供給装置を配設し、前記加熱室内の所定位置近傍で停止
したトレイの第2接続口と前記パージガス供給装置のパ
ージガス供給管とを接続して管コイル内にパージガスを
圧送することを特徴とする管コイル用ローラハース型熱
処理炉。 - 【請求項2】 管コイルを積載したトレイが装入室、加
熱室、冷却室および抽出室を通過する管コイル用ローラ
ハース型熱処理炉において、前記トレイに、管コイルの
一端が接続される第1接続口とパージガスを供給するト
レイ下面に設けた第2接続口とからなるパージガス導入
管を設けるとともに、トレイの下面部に搬送方向に延在
するガイド溝を設け、前記炉の少なくとも加熱室のハー
スローラに前記ガイド溝と係合する環状つばを設ける一
方、前記加熱室に、前記トレイの第2接続口に対して上
下動自在で、かつ、少なくとも搬送方向に移動自在なパ
ージガス供給管を備えたパージガス供給装置を配設し、
前記加熱室内の所定位置近傍で停止したトレイの第2接
続口と前記パージガス供給管とを接続して管コイル内に
パージガスを圧送することを特徴とする管コイル用ロー
ラハース型熱処理炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5176505A JP2561794B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 管コイル用ローラハース型熱処理炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5176505A JP2561794B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 管コイル用ローラハース型熱処理炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727483A JPH0727483A (ja) | 1995-01-27 |
JP2561794B2 true JP2561794B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=16014816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5176505A Expired - Lifetime JP2561794B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 管コイル用ローラハース型熱処理炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561794B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5440871B2 (ja) | 2010-08-20 | 2014-03-12 | 株式会社ダイフク | 容器保管設備 |
EP2848884B1 (en) * | 2013-09-12 | 2016-08-03 | Linde Aktiengesellschaft | Method for inertization of a vessel, particularly in the form of a coil arranged in a furnace |
CN104531971B (zh) * | 2014-12-12 | 2016-06-22 | 沈阳理工大学 | 一种井式退火炉退火内壁吹扫连接装置 |
CN105087875A (zh) * | 2015-08-25 | 2015-11-25 | 陈唯生 | 热处理炉用炉底辊 |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP5176505A patent/JP2561794B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0727483A (ja) | 1995-01-27 |
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