JP2561746Y2 - 回転指針板の連結構造 - Google Patents

回転指針板の連結構造

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JP2561746Y2
JP2561746Y2 JP271293U JP271293U JP2561746Y2 JP 2561746 Y2 JP2561746 Y2 JP 2561746Y2 JP 271293 U JP271293 U JP 271293U JP 271293 U JP271293 U JP 271293U JP 2561746 Y2 JP2561746 Y2 JP 2561746Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、表面に指針が設けら
れた回転指針板を駆動軸に連結するための回転指針板の
連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転指針板の連結構造と
しては、図3及び図4に示すものが知られている。すな
わち、回転指針板1は、円板状に形成されたものであ
り、その表面には指針2が設けられている。指針2は、
回転指針板1とともに回転して、回転指針板1の周囲に
設けられた表示板上の目盛(図示せず)を指すようにな
っている。回転指針板1は、その回転中心位置に貫通孔
1aが設けられており、この貫通孔1a及び連結部材3
を介して駆動軸(図示せず)に連結されるようになって
いる。
【0003】連結部材3は、図示しない駆動軸と回転指
針板1とを連結する連結軸4と、この連結軸4を回転指
針板1に固定するキャップ5とを備えたものである。連
結軸4は、先端部に、縦溝(複数)を有し、貫通孔1a
には縦溝に符合する孔が開けられ、これにキャップ5を
圧入し、固定している(図3参照)。
【0004】上記のように構成された回転指針板の連結
構造においては、駆動軸の回転力が連結部材3を介して
回転指針板1に伝えられ、指針2が回転指針板1ととも
に回転して表示板上の目盛を指す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来方法では、回
転指針板の連結構造においては、回転指針板1と連結軸
4の溝による固定により、回転力を連結部材3から回転
指針板1に伝達しているため、回転指針板1とキャップ
5の間に空転(ガタ)を生じ指針精度低下を招き、また
連結軸4に回転指針板1を支える部位が無いために、回
転指針板1のソリ等がそのまま反映されて回転指針板端
面に波打ち現象が生じ、加えて連結軸に位置決め機能が
無いため、キャップ取付後でも偏心を生じ、さらに回転
指針板1の貫通孔1aの単純化を図り、コスト低減の問
題を解決しなければならなかった。
【0006】この考案は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、指針精度の向上、回転指
針板の波打ち現象の低減、回転指針板の偏心の低減、及
びコストの低減を図ることのできる回転指針板の連結構
造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、表面に指針が設けられた回転指針板を
連結部材を介して駆動軸に連結する回転指針板の連結構
造であって、前記回転指針板は、回転中心位置に中心孔
を有し、この中心孔の周辺に周辺孔を有しており、前記
連結部材は、前記中心孔に嵌合する中心突起を有し、こ
の中心突起の周辺に、前記回転指針板を裏面側から保持
する保持部を有し、この保持部に、前記周辺孔に嵌合す
る周辺突起を有していることを特徴としている。
【0008】また、上記連結部材は上記駆動軸と一体に
形成したものであってもよい。そして、上記周辺突起を
溶融することにより、上記回転指針板と上記連結部材と
を連結するようにすることが好ましい。
【0009】
【作用】上記のように構成された回転指針板の連結構造
においては、中心孔と中心突起との嵌合力、及び周辺孔
と周辺突起との嵌合力によって、回転指針板と連結部材
とが連結された状態になる。回転力は、周辺孔とこれに
嵌合する周辺突起とによって、連結部材から回転指針板
に確実に伝達する。したがって、指針精度の向上を図る
ことができる。しかも、保持部で回転指針板を保持する
こができるので、回転指針板端部に生ずる波打ち現象を
防止することができ、さらに中心孔と中心突起との嵌合
により、回転指針板の偏心を防止することができる。ま
た、中心孔や周辺孔は単なる孔状のものでよく、溝等を
形成する必要がないから、中心孔や周辺孔、及びこれら
に嵌合する中心突起や周辺突起の形状を単純化すること
ができ、コストの低減を図ることができる。
【0010】また、連結部材と駆動軸とを一体に形成し
たものにあっては、駆動軸の回転力が回転指針板に直接
伝達される。さらに、周辺突起を溶融することにより、
回転指針板と連結部材とを連結するようにしたものにあ
っては、連結部材と回転指針板とがより確実に連結され
る。
【0011】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1〜図2を参
照して説明する。
【0012】図1及び図2において、11はアルミニュ
ーム(他の金属や樹脂であってもよい)で円板状に形成
された回転指針板であり、この回転指針板11上には、
指針12が設けられている。指針12は、この指針12
に相当する部分を打抜加工により、回転指針板11上に
形成したものである。この指針12は、回転指針板11
とともに回転して、この回転指針板11の周辺に設けら
れた表示板上の目盛(図示せず)を指すようになってい
る。回転指針板11は、アルミニューム製の板を打ち抜
いて形成したものであり、その回転中心位置に中心孔1
1aが設けられ、この中心孔11aの周辺に、この中心
孔11aを中心にして等間隔に4個の周辺孔11bが設
けられている。ただし、各周辺孔11bは、後述するア
ーム13cが指針12に重ならないように配置されてい
る。
【0013】上記回転指針板11は、その中心孔11a
及び周辺孔11bを介して連結部材13に連結されてい
る。連結部材13は、樹脂で一体に形成されたものであ
って、図示しない駆動軸に同軸状に連結される連結軸1
3aを有し、この連結軸13aの先端部が上記中心孔1
1aに嵌合する中心突起13bなっている。そして、中
心突起13bの基部には、アーム(保持部)13cが十
字方向に延在するように設けられている。各アーム13
cは、回転指針板11の裏面に当接して、同回転指針板
11を平板状に保持するようになっている。これらの各
アーム13cには、回転指針板11の各周辺孔11bに
嵌合する周辺突起13dが設けられている。周辺突起1
3dは、円錐状に形成されており、周辺孔11bに嵌合
された状態で溶融されて、周辺孔11bの部分に溶着す
るようになっている。
【0014】上記のように構成された回転指針板の連結
構造においては、中心孔11aと中心突起13bとの嵌
合力、及び各周辺孔11bと周辺突起13dとの嵌合力
により、連結部材13と回転指針板11とが連結された
状態になる。そして、周辺突起13dが回転指針板11
から突き出した部分を溶融することにより、周辺突起1
3dが周辺孔11bの部分に溶着し、連結部材13が回
転指針板11に確実に連結された状態になる。駆動軸か
ら伝えられる回転力は、周辺突起13dと周辺孔11b
を介して回転指針板11に確実に伝達する。また、中心
突起13bと中心孔11aの嵌合により、連結部材13
と回転指針板11との軸心が一致するようになる。
【0015】上記指針12は、昼間は外部から差し込む
光によって見ることができ、夜間は回転指針板11の裏
側に設けた光源から指針12を透過する光によって見る
ことができる。
【0016】上記のように構成された回転指針板の連結
構造によれば、中心孔11aと中心突起13bとの嵌合
力、及び各周辺孔11bと周辺突起13dとの嵌合力に
より、連結部材13と回転指針板11とを連結し、周辺
突起13dを溶融することにより、連結部材13と回転
指針板11とを確実に連結することができるから、極め
て簡単に組み立てを行うことができる。しかも、周辺孔
11bとこれに嵌合する周辺突起13dによって、回転
力を回転指針板11に確実に伝達することができる。
【0017】また、アーム13cで回転指針板11を平
面状に保持することができるから、例えば回転指針板1
1が時間の経過に伴って歪むような場合でも、長期にわ
たって、回転指針板11を平面状に維持することができ
る。すなわち、回転指針板11の端部に生ずる波打ち現
象を防止することができる。さらに、中心孔11aと中
心突起13bの嵌合により、連結部材13と回転指針板
11との軸心を一致させることができるので、回転指針
板11の偏心を防止することができる。さらにまた、各
アーム13cの間に空間が生じているから、この間であ
れば、指針12を自由な形状に形成することができる。
すなわち、指針12の形状の自在製を持たせることが可
能となった。これは、他形状にて、同等の性能を持たせ
た際、指針12の形状を制限させてしまう。
【0018】なお、上記実施例においては、周辺突起1
3dを周辺孔11bの部分に溶着するように構成した
が、このように溶着せずに、中心孔11aと中心突起1
3bとの嵌合力、及び周辺孔11bと周辺突起13dと
の嵌合力を大きくすることにより、嵌合力だけで回転指
針板11と連結部材13とを連結するようにしてもよ
い。また、周辺孔11b、アーム13c及び周辺突起1
3dをそれぞれ4つずつ設けたが、このような数に限定
されるのもでないことはいうまでもない。すなわち、周
辺孔11b、アーム13c及び周辺突起13dはそれぞ
れ1つでもよいし、他の複数個であってもよい。ただ
し、回転指針板11の回転のバランスをとるために、2
つ以上のものを等間隔に配置することが好ましい。
【0019】また、アーム13cで回転指針板11の裏
面を保持するように構成したが、連結軸13aの周囲に
円板状に突出する鍔状体で回転指針板11の裏面を保持
するように構成してもよい。ただし、この鍔状体の指針
12に重なる部分には、切欠を設ける必要がある。ま
た、指針12は、不透明な回転指針板11の上に形成
し、常に外部からの光によって見ることができるような
ものに構成してもよい。この場合には上記鍔状体に切欠
を設ける必要がない。
【0020】
【考案の効果】この考案によれば、中心孔と中心突起と
の嵌合力、及び周辺孔と周辺突起との嵌合力によって、
回転指針板と連結部材とを連結することができるから、
極めて簡単に組み立てを行うことができる。しかも、周
辺孔とこれに嵌合する周辺突起によって、回転力を連結
部材から回転指針板に確実に伝達することができる。し
たがって、指針精度の向上を図ることができる。しか
も、保持部で回転指針板を保持するこができるので、回
転指針板端部に生ずる波打ち現象を防止することがで
き、さらに中心孔と中心突起との嵌合により、回転指針
板の偏心を防止することができる。また、中心孔や周辺
孔は単なる孔状のものでよく、溝等を形成する必要がな
いから、中心孔や周辺孔、及びこれらに嵌合する中心突
起や周辺突起の形状を単純化することができ、コストの
低減を図ることができる。
【0021】また、連結部材と駆動軸とを一体に形成し
たものにあっては、駆動軸の回転力が回転指針板に直接
伝達することができるので、指針精度をより向上させる
ことができる。さらに、周辺突起を溶融して回転指針板
と上記連結部材とを連結したものにあっては、回転指針
板と上記連結部材とをより強固に連結することができ
る。したがって、この場合も指針精度の向上をより図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例として示した回転指針板の
連結構造の分解斜視図。
【図2】同回転指針板の連結構造の側面図。
【図3】従来例として示した回転指針板の連結構造の分
解斜視図。
【図4】同回転指針板の連結構造の側面図。
【符号の説明】
11 回転指針板 11a 中心孔 11b 周辺孔 12 指針 13 連結部材 13b 中心突起 13c 保持部(アーム) 13d 周辺突起

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に指針が設けられた回転指針板を連
    結部材を介して駆動軸に連結する回転指針板の連結構造
    であって、 前記回転指針板は、回転中心位置に中心孔を有し、この
    中心孔の周辺に周辺孔を有しており、前記連結部材は、
    前記中心孔に嵌合する中心突起を有し、この中心突起の
    周辺に、前記回転指針板を裏面側から保持する保持部を
    有し、この保持部に、前記周辺孔に嵌合する周辺突起を
    有していることを特徴とする回転指針板の連結構造。
  2. 【請求項2】 連結部材は駆動軸と一体に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の回転指針板の連結構
    造。
  3. 【請求項3】 周辺突起を溶融することにより、回転指
    針板と連結部材とを連結していることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の回転指針板の連結構造。
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