JP2561645Y2 - キャビネットの底板の取付構造 - Google Patents

キャビネットの底板の取付構造

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JP2561645Y2
JP2561645Y2 JP9388092U JP9388092U JP2561645Y2 JP 2561645 Y2 JP2561645 Y2 JP 2561645Y2 JP 9388092 U JP9388092 U JP 9388092U JP 9388092 U JP9388092 U JP 9388092U JP 2561645 Y2 JP2561645 Y2 JP 2561645Y2
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stopper
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cabinet
edge
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JP9388092U
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Inventor
幸正 池田
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は洗面化粧台,流し台等
のキャビネットの底板の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、これらのキャビネットの底板の取
付構造は、図4に示しているように底板100を支持部
材102の上に載せ、その後端縁部及び中間部(前後方
向中間部)をビス104により支持部材102に止め付
けるといったものであった。
【0003】ところで洗面化粧台,流し台等におけるキ
ャビネットの底板100は、配管等のメンテナンスを行
なうために脱着できるようにしておくことが必要であ
り、このため従来かかる底板100として厚みが3〜5
mm程度の薄いものを用い、上記のように簡易的にこれ
を止め付けているのが通例である。
【0004】ここで底板100の前端縁部は、一般にビ
ス104による止付けを行なわない。これはキャビネッ
トの扉を開けたときに底板100の前部が特に目に入り
易い部分であることから、そこにビス104があると美
観が損なわれることによる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な厚みの薄い底板100を用い、しかもこれをビス10
4にて数点で止め付けるだけであると、底板100に撓
み,反り等変形が生じ易く、これにより底板100周縁
部が部分的に浮き上った状態となってそこに隙間が生
じ、キャビネットの扉を開けたときにその隙間が見えて
美観が損なわれる等の不具合が生ずる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の考案はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の考案に係る底板取付構造は、洗面化粧台,流し台等の
キャビネットの底板の取付構造であって、該底板の後端
縁部の位置する部位に該後端縁部に沿ってその幅方向に
連続的に延びる嵌込溝を設けるとともに、該底板の前端
縁部の位置する部位に該底板の前端縁部の上面に沿って
その幅方向に連続的に延びる押え片を備えた止具を設
け、それら嵌込溝と止具とにより、該底板の後端縁部と
前端縁部とを固定したことを特徴とする(請求項1)。
【0007】本願の別の考案は、前記止具の押え片が周
辺部とともに嵌込溝を形成しており、前記底板の後端縁
部と前端縁部とが対応する嵌込溝に対してけんどん蓋方
式でそれらに嵌め込んで固定されていることを特徴とす
る(請求項2)。
【0008】本願の更に別の考案は、前記止具を上下に
位置調節可能に設けるとともに、該止具の上側に該止具
に対するストッパ具を上下に位置調節可能に設けたこと
を特徴とする(請求項3)。
【0009】
【作用及び考案の効果】以上のように請求項1の考案
は、底板の後端縁部と前端縁部の位置する部分に設けた
嵌込溝と止具とにより、底板の各前後端縁部を幅方向に
連続的に固定するようにしたもので、本考案によれば従
来のビスによる固定と異なって、底板の撓みや変形を有
効に防止でき、底板と周辺部材との間に隙間が生じるの
を防止できる。
【0010】請求項2の考案は、上記押え片と周辺部と
により嵌込溝を形成し、底板の後端縁部と前端縁部とを
対応する嵌込溝に対してけんどん蓋方式で嵌め込んで固
定するようにしたもので、このようにすると、底板の変
形を有効に防止しつつ底板の脱着を簡単に行なえるよう
になる利点が得られる。
【0011】請求項3の考案は、止具を上下に位置調節
可能となした上、これをストッパ具にて位置規制するよ
うにしたもので、本考案によれば異なる厚みの底板を用
いた場合にも、その底板の厚みに容易に対応できる利点
が得られる。
【0012】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図3において10は洗面化粧台であって、1
2はカウンタ、14はカウンタ12に設けられた洗面
器、16はベースキャビネットである。キャビネット1
6は前部に開口18を有し、この開口18が扉20にて
開閉されるようになっている。
【0013】図1において22はキャビネット16の底
板で(厚さ3〜5mm)、24,26,28は底板22
を支持すべく設けられた支持部材、30は後板であり、
この後板30の下端部と支持部材24とにより嵌込溝3
2が形成されている。嵌込溝32は底板22の幅方向
(紙面と直角方向)に連続して延びており、この嵌込溝
32に底板22の後端縁部が嵌込固定されている。
【0014】一方前部側の支持部材28には、断面L字
形状のプラスチック製の止具34が装着されている。止
具34は、(B)に示しているように凹部36において
支持部材28に前方側から嵌合され、長さの短い下側の
挟持片38と長さの長い上側の押え片40とにより支持
部材28を挾持している。この止具34は、挟持片3
8,押え片40が拡開方向に弾性変形した状態で支持部
材28に装着されており、押え片40が貯えられた弾発
力を下向きに及ぼしている。
【0015】押え片40は、支持部材28に設けられた
段付部42よりも後方側(キャビネット開口から見て後
方側)に延び出しており、この押え片40と支持部材2
8とにより嵌込溝44が形成されている。この嵌込溝4
4もまた底板22の幅方向に連続的に延びており、この
嵌込溝44に底板22の前端縁部が嵌込固定されてい
る。
【0016】本例の底板取付構造の場合、図1の一点鎖
線で示すように先ず底板22の後端縁部を嵌込溝32に
嵌め入れ、そして前端縁部を支持部材28の突出端部の
上に載せた後、これを手前(前方側)にずらせること
で、底板22の前端縁部を前部側の嵌込溝44内に嵌め
入れることができる。
【0017】即ち本例の構造はけんどん蓋方式で底板2
2を固定できるようにしたもので、容易に底板22を取
り付けることができるし、また上記と逆の操作を行なう
ことによって底板22を容易に取り外すことができる。
【0018】尚、底板22を取り付けた状態では止具3
4の押え片40が底板22の前端縁部上面を自身の弾性
力に基づいて下向きに押圧した状態となり、従って底板
22はこれを積極的に取り外そうとしない限り簡単には
外れない。
【0019】本例の取付構造の場合、底板22の後端縁
部と前端縁部とが前後一対の嵌込溝32,44によって
幅方向に連続的に固定されており、従ってこれら嵌込溝
32,44による拘束により、底板22に撓み,反り等
変形が生ずるのが防止され、かかる変形に伴う隙間を生
ぜしめない。
【0020】図2は本考案の他の実施例を示したもの
で、(A)〜(D)は前部側の止具の形態を変えた例で
ある。これらのうち、(A)は止具46の下側の挾持片
38に上向きの引掛部48を設け、これを支持部材28
の下向きの溝内に嵌入させて引掛けるようにしたもので
ある。
【0021】また(B)は止具50を蝶番52にて回転
可能に設け、そして止具50の押え片56と支持部材5
4とにより底板22の前端縁部を挾み込むようにした例
である。
【0022】更に(C)は止具58をピン60の周りに
回転可能に且つ上下に位置調節可能に設け、そしてこの
止具58に設けた押え片59と支持部材54とにより底
板22の前端縁部を挾み込むようにするとともに、止具
58の上側にストッパ具62をビス64にて固定し、こ
のストッパ具62を止具58の押え片59に当接させる
ことで止具58の回転を規制するようにしたものであ
る。ここでストッパ具62は、上下方向の長穴66にお
いてビス64により固定されており、固定位置が上下に
調節可能とされている。
【0023】図(C)の例の場合、底板22の厚みの変
化に対応して押え片59,ストッパ具62の上下位置を
調節することが可能であり、異なる厚みの底板22を用
いた場合にも、がたつきを生ぜしめることなく適正にこ
れを固定できる利点がある。
【0024】一方(D)は支持部材54の厚みよりも幅
広の凹部68を有する止具70を用い、これを凹部68
において支持部材54に嵌合させるように装着し、その
押え片72によって底板22の前端縁部を押さえるよう
にするとともに、止具70の上側に上記と同様のストッ
パ具62を固定してその動きを封ずるようにした例で、
この場合においても底板22の厚みに対応して、がたつ
きを生ぜしめることなくこれを適正に固定できる利点が
得られる。
【0025】他方(E)〜(G)は底板22の後端縁部
に対する嵌込溝の他の形態例を示したもので、このうち
(E)は嵌込溝76を有する固定具74をビス75にて
後板30に固定した例である。
【0026】また(F)は前向きの嵌込溝77を有し、
また後向きの嵌入突起78を有する固定具80をビス8
2にて後板30に固定した例を、更に(G)は前向きの
嵌込溝79を有し、また後向きの嵌入突起78を有する
固定具84をビス86にて支持部材24に固定した例を
示している。
【0027】以上本考案の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本考案はその主旨を逸脱しない範
囲において、当業者の知識に基づき種々変更を加えた形
態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である底板の取付構造の図で
ある。
【図2】本考案の他の各実施例の図である。
【図3】本考案の適用対象の一例である洗面化粧台の要
部斜視図である。
【図4】従来の底板取付構造の説明図である。
【符号の説明】
10 洗面化粧台 16 ベースキャビネット 22 底板 32,44,76,77,79 嵌込溝 34,46,50,58,70 止具 40,56,59,72 押え片 62 ストッパ具 66 長穴 74,80,84 固定具

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面化粧台,流し台等のキャビネットの
    底板の取付構造であって 該底板の後端縁部の位置する部位に該後端縁部に沿って
    その幅方向に連続的に延びる嵌込溝を設けるとともに、
    該底板の前端縁部の位置する部位に該底板の前端縁部の
    上面に沿ってその幅方向に連続的に延びる押え片を備え
    た止具を設け、それら嵌込溝と止具とにより、該底板の
    後端縁部と前端縁部とを固定したことを特徴とするキャ
    ビネットの底板の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記止具の押え片が周辺部とともに嵌込
    溝を形成しており、前記底板の後端縁部と前端縁部とが
    対応する嵌込溝に対してけんどん蓋方式でそれらに嵌め
    込んで固定されていることを特徴とする請求項1に記載
    のキャビネットの底板の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記止具を上下に位置調節可能に設ける
    とともに、該止具の上側に該止具に対するストッパ具を
    上下に位置調節可能に設けたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載のキャビネットの底板の取付構造。
JP9388092U 1992-12-28 1992-12-28 キャビネットの底板の取付構造 Expired - Lifetime JP2561645Y2 (ja)

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JPH0652586U JPH0652586U (ja) 1994-07-19
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