JP2561626B2 - 油吸着槽に於けるフィルターの固定方法 - Google Patents
油吸着槽に於けるフィルターの固定方法Info
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- JP2561626B2 JP2561626B2 JP6139281A JP13928194A JP2561626B2 JP 2561626 B2 JP2561626 B2 JP 2561626B2 JP 6139281 A JP6139281 A JP 6139281A JP 13928194 A JP13928194 A JP 13928194A JP 2561626 B2 JP2561626 B2 JP 2561626B2
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- JP
- Japan
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- filter
- adsorption tank
- oil
- oil adsorption
- bag
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- Filtration Of Liquid (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】ガソリンスタンドや洗車場等から
流れ出る排水、或いは工場の側溝から出る水や洗浄水に
は油分を含んでいるため浮上分離槽等を設けて油分の流
出を防いでいる。しかし、法的排水規制（鉱物油５ｍｇ
／ｌ、動植物油３０ｍｇ／ｌ）のある設備では、それを
完全にクリアする必要があり、即ち浮上分離槽だけでは
完全に除去出来ないことから隣接して油吸着槽を設け、
槽内装備の油吸着フィルターで油を除去することが行わ
れる。本発明は上記油吸着槽に於けるフィルター固定方
法に関する。
流れ出る排水、或いは工場の側溝から出る水や洗浄水に
は油分を含んでいるため浮上分離槽等を設けて油分の流
出を防いでいる。しかし、法的排水規制（鉱物油５ｍｇ
／ｌ、動植物油３０ｍｇ／ｌ）のある設備では、それを
完全にクリアする必要があり、即ち浮上分離槽だけでは
完全に除去出来ないことから隣接して油吸着槽を設け、
槽内装備の油吸着フィルターで油を除去することが行わ
れる。本発明は上記油吸着槽に於けるフィルター固定方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は上記設備を示すもので１は市販品
の浮上分離槽断面図、２は同じく市販品の油吸着槽断面
図で、３は該油吸着槽内に取付けられているオイルフィ
ルター板である。図４は該オイルフィルター板３の正面
図であって、額縁状となした枠材３ａに対しボルトやナ
ット４を使用してフィルター３ｂを固定し、該枠材３ａ
を槽２内の対向位置に設けたガイド溝ｋに対し上下方向
の摺動可能に差込むようにする。
の浮上分離槽断面図、２は同じく市販品の油吸着槽断面
図で、３は該油吸着槽内に取付けられているオイルフィ
ルター板である。図４は該オイルフィルター板３の正面
図であって、額縁状となした枠材３ａに対しボルトやナ
ット４を使用してフィルター３ｂを固定し、該枠材３ａ
を槽２内の対向位置に設けたガイド溝ｋに対し上下方向
の摺動可能に差込むようにする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したオイルフィル
ター板３に対するフィルター３ｂの取付けは、フィルタ
ー３ｂと枠材３ａとの間に隙間が生じないようにするべ
く、短いピッチ間隔でボルト締めする必要があるのであ
り、例えば５００×５００ｍｍのフィルターを固定する
には最低でも８箇所程度固定する必要があるのであり、
好ましくは１２箇所、１６箇所程度固定する必要があ
り、そのために製作上の手間が掛かり、製造コストが高
いものとなる。又、フィルターの交換にも手間が掛かる
他、手を汚す作業となっていた。本発明は上記問題点を
解決せんとするものである。
ター板３に対するフィルター３ｂの取付けは、フィルタ
ー３ｂと枠材３ａとの間に隙間が生じないようにするべ
く、短いピッチ間隔でボルト締めする必要があるのであ
り、例えば５００×５００ｍｍのフィルターを固定する
には最低でも８箇所程度固定する必要があるのであり、
好ましくは１２箇所、１６箇所程度固定する必要があ
り、そのために製作上の手間が掛かり、製造コストが高
いものとなる。又、フィルターの交換にも手間が掛かる
他、手を汚す作業となっていた。本発明は上記問題点を
解決せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上部を開放した
方形の袋状フィルターを作成し、該フィルターに対し窓
枠状をなしたり或いは多数のパンチング孔を穿設した枠
材を差し込み、前記袋状フィルターを該枠材の両側縁及
び底面で保持し、且つ油吸着槽内のガイド溝を案内とし
て垂直方向へ摺動自在に取付けしめることを特徴とす
る。
方形の袋状フィルターを作成し、該フィルターに対し窓
枠状をなしたり或いは多数のパンチング孔を穿設した枠
材を差し込み、前記袋状フィルターを該枠材の両側縁及
び底面で保持し、且つ油吸着槽内のガイド溝を案内とし
て垂直方向へ摺動自在に取付けしめることを特徴とす
る。
【０００５】
【作用】枠材とフィルターの固定は方形の袋状となした
フィルター内へ枠材を挿入するだけで良く、極めて簡単
に行える。又、槽内のカイド溝に対しフィルターの有す
る弾力でその隙間を埋めるように差込んで取付けるた
め、隙間からの油の洩れ出しを良く防止出来る作用があ
る。
フィルター内へ枠材を挿入するだけで良く、極めて簡単
に行える。又、槽内のカイド溝に対しフィルターの有す
る弾力でその隙間を埋めるように差込んで取付けるた
め、隙間からの油の洩れ出しを良く防止出来る作用があ
る。
【０００６】
【実施例】図１はフィルターと枠材との取付け状態を示
す斜視図であって、５は方形のフィルター布地を二枚重
ねし上方を開放した状態で両側端縁及び底縁を縫製した
り、熱融着して袋状としたフィルター、６は金属製で内
部に方形の窓７を穿設した枠材である。図示例の如く本
発明では枠材の大きさに合わせて袋状となしたフィルタ
ー５内へ枠材６を挿入することにより、両者の一体化が
行われるようになしてある。
す斜視図であって、５は方形のフィルター布地を二枚重
ねし上方を開放した状態で両側端縁及び底縁を縫製した
り、熱融着して袋状としたフィルター、６は金属製で内
部に方形の窓７を穿設した枠材である。図示例の如く本
発明では枠材の大きさに合わせて袋状となしたフィルタ
ー５内へ枠材６を挿入することにより、両者の一体化が
行われるようになしてある。
【０００７】図２は油吸着槽２に対し上記構成のオイル
フィルターを取付けた状態をを示すものであり、図２Ａ
は油吸着槽の側壁２ａにＬ型フランジ２ｂを使用して形
成したガイド溝８に差込んだ状態を示し、図２Ｂは吸着
槽の側壁自体を一定間隔でガイド溝８’となるよう波型
２’ａに形成したものに対し装着した状態を示す。上記
説明では枠材を窓枠状に形成したものを図示したが、格
子状となしたり、或いは多数の円孔を穿設したパンチン
グ板等であっても差支えない。又、丸鋼棒を格子状に組
立てたものであっても良い。
フィルターを取付けた状態をを示すものであり、図２Ａ
は油吸着槽の側壁２ａにＬ型フランジ２ｂを使用して形
成したガイド溝８に差込んだ状態を示し、図２Ｂは吸着
槽の側壁自体を一定間隔でガイド溝８’となるよう波型
２’ａに形成したものに対し装着した状態を示す。上記
説明では枠材を窓枠状に形成したものを図示したが、格
子状となしたり、或いは多数の円孔を穿設したパンチン
グ板等であっても差支えない。又、丸鋼棒を格子状に組
立てたものであっても良い。
【０００８】
【発明の効果】本発明は上記した通りフィルターと枠材
との取付けをボルトやナットを使用して取付けたりする
面倒な作業を一切必要としないことから、作業が迅速に
行えて能率向上に寄与する。又、使用済みフィルターの
取外しも簡便に行える。
との取付けをボルトやナットを使用して取付けたりする
面倒な作業を一切必要としないことから、作業が迅速に
行えて能率向上に寄与する。又、使用済みフィルターの
取外しも簡便に行える。
【０００９】又、油吸着槽の側壁との装着に際し、側壁
のガイド溝に対し袋状となしたフィルターの両側端縁が
差し込まれ、フィルターの有する弾力でガイド溝の隙間
を埋めることが出来るため、従来装置で単に枠材の端縁
部がガイド溝内へ嵌入されているものと比べ該隙間から
の油分の洩れ出しを良く防止でき、より高度な瀘過吸着
の行われるものとなる。
のガイド溝に対し袋状となしたフィルターの両側端縁が
差し込まれ、フィルターの有する弾力でガイド溝の隙間
を埋めることが出来るため、従来装置で単に枠材の端縁
部がガイド溝内へ嵌入されているものと比べ該隙間から
の油分の洩れ出しを良く防止でき、より高度な瀘過吸着
の行われるものとなる。
【図１】本発明に係わるオイルフィルター板の一部破断
斜視図である。
斜視図である。
【図２】上記オイルフィルター板を油吸着槽２内へ装着
した部分平面図である。
した部分平面図である。
【図３】油分除去工程の断面説明図である。
【図４】従来装置に於けるオイルフィルター板の正面図
である。
である。
１ 浮上分離槽 ２ 油吸着槽 ３ オイルフィルター板 ４ ボルトナット ｋ ガイド溝
Claims (2)
- 【請求項１】 上部を開放した方形の袋状フィルターを
作成し、該フィルターに対し窓枠状をなしたり或いは多
数のパンチング孔を穿設した枠材を差し込み、前記袋状
フィルターを該枠材の両側縁及び底面で保持し、且つ油
吸着槽内のガイド溝を案内として垂直方向へ摺動自在に
取付けしめることを特徴とする油吸着槽に於けるフィル
ターの固定方法。 - 【請求項２】 ガイド溝幅が袋状フィルターと差込材の
肉厚寸法の和と同等若しくは小となされていることを特
徴とする請求項１記載の油吸着槽に於けるフィルターの
固定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6139281A JP2561626B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 油吸着槽に於けるフィルターの固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6139281A JP2561626B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 油吸着槽に於けるフィルターの固定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07308509A JPH07308509A (ja) | 1995-11-28 |
| JP2561626B2 true JP2561626B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=15241635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6139281A Expired - Lifetime JP2561626B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 油吸着槽に於けるフィルターの固定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2561626B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-17 JP JP6139281A patent/JP2561626B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07308509A (ja) | 1995-11-28 |
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