JP2561502B2 - 動力伝達用エンドレスベルト及び動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達用エンドレスベルト及び動力伝達装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、動力伝達用エンドレスベルト及び動力伝達
装置に関する。
従来の技術及びその問題点 複合構造物に用いられる動力伝達用エンドレスベルト
といては、従動軸と駆動軸のそれぞれのプーリと協働す
るのに適するゴム材料製基材内に埋包された網状の補強
材を備えているものが知られている。したがって、Vベ
ルトで歯のあるもの、またはないもの、この外にリブ付
きベルト、すなわちフープ状ベルト本体の周方向断面
が、三角形または台形の断面形状の隣接する歯で形成さ
れた内側表面を有する形態のベルトである。このような
ベルトは、リムが歯とかみあう形をしているプーリと協
働させるためのものであり、すなわち断面形状が三角形
または台形の隣接する溝を備えている。このようなベル
トは、非常の多くの分野に利用されているが、H,J,A,L
またはMの文字で一覧表に表示され、ベルトの歯のピッ
チおよび/または形とベルト半径方向の厚さが定義さ
れ、HもしくはJの形式のものはそれぞれ、歯のピッチ
が1.6mmと2.34mmで、厚さが約3mmと4mmであり、家庭電
気用品の技術分野の、特に洗濯機または乾燥機のドラム
をこれらの機器の電動機で駆動するのに用いられる。か
ような用途では、回転速度は約400rpm〜1200rpmであ
り、ベルトの張力調整は、ベルトを駆動軸のプーリと従
動軸のプーリに取付けた後、ピボッティング・シュー上
に載置された電動機を移動させて、必要な張力に達した
位置で固定するか、または伝達すべき力が前者の場合よ
りも小さい時は、ばねテンショナにより、一般に行われ
る。
用いられる運転方式がどのようなものであっても、張
力は、従動部材の回転速度が所望の理論値のごく近い値
となるように正確に調整されなければならず、この理論
値に対して比較的小さな変動であっても、例えば衣類の
洗濯や乾燥の操作は不十分なものになる。その結果、従
動軸および駆動軸の軸間距離に調節するためのピボット
手段の費用に、ベルトをこれが協働するプーリに取付け
た後、張力を調節する費用が加わることになる。さら
に、電動機の取付け(その位置も調節しなければならな
い)やベルトの取付けも自動適に行なうことができな
い。
これらの難点を克服するため、一方では、ベルトが、
協働するプーリの軸間距離を修正することなしにプーリ
に取付けられるように、十分に伸長可能な動力伝達用エ
ンドレスベルトを提供する試みがなされ、また他方で
は、十分に弾性を有するベルトであって、プーリに取付
けた後、それ自体が優れた動力伝達を行うのに必要な張
力を与えるベルトが試みられた。かようなベルト類は、
熱可塑性もしくは熱硬化製材料、特にポリエステル系樹
脂ベースのものの押出し、または成形によって製造され
るが、不満足なものであることが分かっている。その理
由は、主としてこれらの材料と協働くする部材との接着
制が低いからである。
したがって、ベルトが協働するプーリに自動的にベル
トを取付けることができ、取付け後に、プーリの軸間距
離を大きくしたり、または張力調整装置を使う公知の方
法を用いて張力を調整したベルトの作動にすべての点で
匹敵する、満足すべき作動する動力伝達用エンドレスベ
ルトを供給するという問題が起っている。
この問題に加えて、一方では優れた作動特性が温度変
動によって影響されず、他方では小直径のプーリを用い
る動力伝達システムに取付けるのに好適なベルトを提供
するという問題が生じている。これらの問題は、家庭電
気機具、自動車または家庭用工具の分野で提案されてい
る。
発明の概要 これらの問題は、基材を形成する材料が、通常のベル
トに用いられる種類のゴム材料であっても、例えば台形
の断面形状であれば、歯があってもなくても十分に接着
するということ、またベルトの周方向(長さ方向)に配
置された補強材は、ベルトの全伸長弾性率が十分小さい
ので協働するブーリに取付けることができ、しかも取付
け後に適切な最小の張力を保持し、ベルトを取付けた動
力伝達装置の満足すべき作動を確実に行うように、一方
ではその物理的引張り特性、他方ではその基材内の位置
形態について選択できるということから、本発明により
解決される。
本発明によれば、前記問題を解決するため、フープ状
ベルト本体をなすエラストマー材料製の基材、及び該基
材中に埋包され、該ベルト周方向にコイル状に連続して
巻かれた熱可塑性材料製コードである補強材を備えてい
るベルトであって、前記ベルトは、牽引力の付与によ
り、該ベルトと協働するプーリに取付け得るのに十分に
小さな全伸長脱製率を有し、前記ベルトが取付けられた
動力伝達装置の満足すべき作動を確実に行なわせるのに
適切な最小張力を取付け後において保持するように、前
記コードが、ベルト製造後の張力を実質上零とすべくベ
ルト製造中に非常に小さいか又は実質的に零の張力下で
安定化され、前記コイル状に連続して巻かれたコード間
の距離が、前記コードの直径をdとした場合、d〜40d
であり、前記ベルトの全伸長弾性率が20℃で、1cm幅当
り約4daN/mm〜80daN/mmであることを特徴とする動力伝
達用エンドレスベルトが提供される。なお、「daN」
は、「デカニュートン」を意味する。
本発明の動力伝達装置における特徴は、ベルトが、こ
れを取付けるように設計されている動力伝達装置の呼び
長さより短かい長さに製造される事である。したがっ
て、ベルトは、協働するプーリに取付けた時と通常の運
転条件下では、AFNOR R15−506号標準もしくはDIN7867
の項目に定義された形状を有し、ある張力下で測定する
試験台で測定された長さに対して好ましくは2%〜20
%、より好ましくは2%〜15%長くなる。
好ましくは、本発明のベルトは、全伸長弾性率が幅1c
mに対し約4daN/mm〜80daN/mmであり、協働するプーリに
容易に取付けられることができる。この取付けを行うに
は、けん引力を加えることによって、ベルトを取付ける
動力伝達装置の呼び長さよりわずかに大きい長さにすれ
ば十分であり、 ベルトの縦方向に1cm幅当たり約40daN〜200daNの牽引
力を加えるのが適切であることが分かった。また、運転
中のベルト張力は1cm幅当たり約2daN〜20daNであり、動
力伝達装置は確実な作動を行なうことができる。
発明の効果 本発明のベルトにおいては、熱可塑性材料製コード
が、フープ状ベルト本体のエラストマー材料製の基材に
埋包され、該ベルト周方向にコイル状に連続して巻かれ
ている。しかも、該コードは、ベルト製造後の張力を実
質上零とすべくベルト製造中に非常に小さいか又は実質
的に零の張力下で安定化されるので、従来のこの種のベ
ルト比し、協働するプーリに容易に取付けられるのに充
分小さな全伸長弾性率を有する。また、ベルト取付けの
際、プーリの軸間距離を調整する手間を不要とし得る。
更に、該ベルトは、前記連続して巻かれたコード間の
距離が、コード直径dとして、d〜40dに配置されてい
るから、ベルト運転中の伸びが少なく適切な最小張力を
保持し、動力伝達装置の満足すべき作動を確実に行なわ
せることができる。
また、本発明の動力伝達装置は、該動力伝達装置の呼
び長さより短いエンドレスベルトを備えている。しか
も、従来のこの種ベルトの全伸長弾性率が20℃で1cm幅
当り約80daN/mm〜400daN/mmであるのに比し、該装置の
ベルトは約4daN/mm〜80daN/mmである。このため、1cm幅
当り約40daN〜200daNの牽引力で生じる伸びにより動力
伝達装置のプーリ間に自動的に装着することができる。
又、運転中のベルト張力は、1cm幅当り約2daN〜20daNで
あり、動力伝達装置の満足すべき作動を確実に行なうの
に必要な最小張力がベルトに保持され得る。
実 施 例 以下に、本発明の実施例を、添付図面を参照しつつ説
明する。
第1図乃至第5図は本発明の実施例にかかる動力伝達
用エンドレスベルト及び動力伝達装置を示す。
第1図乃至第3図は、動力伝達装置を示し、その動力
伝達用エンドレスベルト(10)は、電動機の駆動軸と従
動軸(14)にそれぞれ固定された少なくとも二つのプー
リ(11)と(12)と協働しており、従動軸は、衣類洗濯
機、もしくは衣類乾燥機、家庭用工具、またその他のモ
ータービークル装置の軸であってもよく、勿論これらの
指摘によって限定されるものではない。
エンドレスベルト(10)は、撚りコードとされたベル
ト周方向の補強材(20)を、ポリクロロプレンゴム、天
然ゴム混合物、ポリブタジエンもしくはSBR(スチレン
ブタジエンゴム)のようなジエンエラストマーから選択
される他のゴム、およびその良好な接着性のため動力伝
達用エンドレスベルト製造用に知られている通常ゴムタ
イプのエラストマー製基材(21)に埋包して作製され
る。
ベルトは、“リブ付き”型のものが有利であり、すな
わちその内側面(22)に歯(231),(232),(233
などが形成され、そのピッチは断面形状と同様に標準化
されており、第2図に示すように三角形か、または第4
図に示すように台形であり、DIN7867標準またはAFNORの
R15−506号標準の各項H,J,K,L,Mは、ベルトの歯の底部
(24)と外側面(25)との間を測定したベルトの厚さを
規定している。第3図に示すように、このベルトは、ブ
ーリ(11)および(12)と協働し、ベルトのリムは歯
(23)のリムとかみ合う形をしている。すなわち、配列
が同じで、断面形状が伝達系の作動中にかみあう歯(2
3)と同じ溝(301),(302),(303)を備えている。
軸間距離が固定されているか、または変形としてベル
トを取付けて使用し満足な伝達作動がなされているとき
に軸間距離が若干(0%〜2%)変動し得るプーリ(1
1)、(12)間に、ベルト(10)を自動的に取付けるこ
とができるようにするために、本発明ではベルト周方向
の補強材(20)を使用する。該補強材の構成材料、取付
けおよび安定化は、ベルトの全伸長弾性率が20℃で1cm
幅に対し約4daN/mm〜80daN/mmという比較的低い値で、
一方自動的に取付けた後の作動中の最小張力が1cm幅当
り約2daN〜20daNになるように選択される。
このため、本発明は、公知の方法に類似の方法を用い
る前記ベルトの構成を提供するものである。すなわち、
最初に1以上の円筒状のドラム上に、2以上のゴムの層
を積層して概略の形を作り、次いで例えば、ポリアミ
ド,ポリエステル,アクリル繊維もしくは他のアラミド
繊維、レーヨン製の撚りコードの形態の補強材がドラム
上に接合せずに旋回してコイル状に巻かれ、次いで再度
1以上のゴム層を積層し、概略の形のまま加硫され、次
いで各ベルトに対する所望の数の歯に対応する幅に切断
されるか、またはいくつかの構造物の場合、所望の形に
切削される。
本発明によれば、撚りコードの(311),(312)等
は、接合せずに旋回してコイル状に巻かれており、その
弾性率は低いものが選ばれる。さらに、非常に低いか実
質的に零の張力下で、ゴムラテックスと繊維ウェブから
なるベルト類を製造するのに用いられる通常の熱機械的
安定化手段によって安定化が行われ、その結果、製造後
のベルトの張力は実施上零となる。
撚りコードのコイル状に連続して巻かれたコード間の
距離は、コードの直径dに対応して選択され、d〜40d
の範囲とされ得る。コード間の距離は、これを越える
と、ベルト取付けから運転時の伸びに、即ち動力伝達率
に悪影響を及ぼし、これに満たないと、基材とコードと
の接着性を確保するのに必要なコード間隔が不足する。
したがって、本発明によれば、全伸長弾性率が20℃で
1cm幅に対して約4daN/mm〜80daN/mmであり、すなわち、
全伸長弾性率が20℃で1cm幅に対して約80daN/mm〜400da
N/mmである公知のリブ付きベルトもしくはVベルト値よ
りもかなり低い。従って、本発明のベルトは、プーリの
軸間距離を修正することなくベルトを取付けることがで
きる。
全体伸長弾性率の値がこのように低いので、前記ベル
トにけん引力を加え、その力によって、ベルトとプーリ
とで形成されている動力伝達装置の呼び長さよりわずか
にベルトを大きくすることにより、ベルトをプーリ(1
1)と(12)との間に自動的に取付け、すなわち巻掛け
できる。
けん引力は、ベルトの長さによって決まるが、1cm幅
当り約40daN〜200daNの牽引力を加えることによってプ
ーリに装着するのに適切な伸びを有し、良い結果が得ら
れた。
作動中のベルトに、一定の伸長度のもとで満足すべき
動力伝達を保証する最小の張力、好ましくは1cm幅当り2
daN〜20daNの張力を与えるために、本発明は、所定の呼
び長さの動力伝達装置に、取付け前の長さが前記呼び長
さより短かいベルトを用いる。一般的に、前記ベルト張
力が1cm幅当り2daNより小さくなると、ベルトとプーリ
との滑りが生じ、その摩擦熱によりベルトを消耗させる
ので、従来ベルトと同様の張力調整が必要となり、また
1cm幅当り20daNより大きくなると、逆にプーリへの装着
時に大きな牽引力を必要とするので好ましくない。更
に、より明確に述べれば、本発明は、ベルトが協働して
いるプーリに取付けられて正常な作動状態にあるとき
は、ベルトは、AFNOR第R15−506号標準またはDIN7867号
標準に定義されている型式の試験台で測定されたその長
さに対して2%〜20%、有利なのは7%〜15%伸びてい
る。このため、プーリ取付け後にプーリ軸間距離を修正
したり、ばねテンショナーを使用する公知方法によるベ
ルト張力の調整の必要がない。この試験台を第5図に概
略図に示したが、ベルト(10)が取付けられているプー
リ(32)と(33)を具備し、力の適用の表示は(34)で
図式的に示され、この力はベルトの2本のストランド上
の各歯もしくはリブについて測定される。
本発明のベルトは、上記定義の特徴を有し、その張力
は、ベルトの受ける通常の温度変化があっても実際には
変化しないので、一層使用しやすくなる。
実 験 例 ポリクロロプレンゴム製基材中に、940×2デシテッ
クスのポリアミドの撚りコードで作製したベルト周方向
の補強材を埋包することによって、本発明のベルトを製
造した。これらのコードは、直径が0.7mmであって、互
いに2mm隔てて旋回するベルト周方向にコイル状に巻か
れた補強材を形成するように配列した。
上記の撚りコードは安定掛されたものであるので、上
記のベルトは、20℃で1cm幅に対して7daN/mm伸長の全伸
長弾性率を有する。
ベルトの長さは、AFNOR R15−506号標準またはDIN78
67標準の試験台で測定した結果、1100mmであった。
ベルトに1cm幅当り76daNの牽引力を加えて、呼び長さ
1200mmの変速装置に取付けたところ、作動中の張力は1c
m幅当り10daNであることが分かった。
5℃〜35℃の温度変動に対して、この張力には変化が
全く認められなかった。
本発明のベルトは、特に使用中にプーリの軸間距離が
変動する(0%〜2%)傾向がある動力伝達装置に取付
けるのに適しているが、一方このような装置に対し、公
知のベルト類は、満足な作動ができないので、まったく
不適当である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例にかかる動力伝達用エンドレ
スベルトの概略図、第2図は第1図の2−2線断面にお
ける部分斜視図、第3図は第1図の3−3線断面、第4
図は本発明の他の実施例にかかるベルトを示す断面図、
第5図は試験台の概略図である。 (10)……動力伝達用エンドレルスベルト (11),(12),(32),(33)……プーリ、(14)…
…従動軸 (20),(31)……補強材(撚りコード) (21)……エラストマー製基材 (23)……歯

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フープ状ベルト本体をなすエラストマー材
    料製の基材、及び該基材中に埋包され、該ベルト周方向
    にコイル状に連続して巻かれた熱可塑性材料製コードで
    ある補強材を備えているベルトであって、 前記ベルトは、牽引力の付与により、該ベルトと協働す
    るプーリに取付け得るのに十分に小さな全伸長弾性率を
    有し、前記ベルトが取付けられた動力伝達装置の満足す
    べき差動を確実に行なわせるのに適切な最小張力を取付
    け後において保持するように、 前記コードが、ベルト製造後の張力を実質上零とすべく
    ベルト製造中に非常に小さいか又は実質的に零の張力下
    で安定化され、前記コイル状に連続して巻かれたコード
    間の距離が、前記コードの直径をdとした場合、d〜40
    dであり、前記ベルトの全伸長弾性率が20℃で、1cm幅当
    り約4daN/mm〜80daN/mmであることを特徴とする動力伝
    達用エンドレスベルト。
  2. 【請求項2】作動中における張力が1cm幅当り約2daN〜2
    0daNであることを特徴とする請求項1記載の動力伝達用
    エンドレスベルト。
  3. 【請求項3】少なくとも二つのプーリと、これらプーリ
    と協働するのに適した、動力伝達装置の呼び長さより短
    いエンドレスベルトとを備え、 前記ベルトは、フープ状ベルト本体をなすエラストマー
    材料製の基材、及び該基材中に埋包され、該ベルト周方
    向にコイル状に連続して巻かれた熱可塑性材料製コード
    である補強材を備えており、牽引力の付与により、前記
    プーリに取付け得るのに十分に小さな全伸長弾性率を有
    し、満足すべき作動を確実に行なわせるのに適切な最小
    張力を取付け後において保持するように、 前記コードが、ベルト製造後の張力を実質上零とすべく
    ベルト製造中に非常に小さいか又は実質的に零の張力下
    で安定化され、前記コイル状に連続して巻かれたコード
    間の距離が、前記コードの直径をdとした場合、d〜40
    dであり、前記ベルトの全伸長弾性率が20℃で、1cm幅当
    り約4daN/mm〜80daN/mmであり、運転中の該ベルト張力
    が1cm幅当り約2daN〜20daNであり、1cm幅当り約40daN〜
    200daNの牽引力を受けて自動的に装着され得る自由長さ
    を有することを特徴とする動力伝達装置。
  4. 【請求項4】前記ベルトの自由長さが、前記動力伝達装
    置の呼び長さより2%〜20%短い請求項3記載の動力伝
    達装置。
  5. 【請求項5】前記ベルトの自由長さが前記動力伝達装置
    の呼び長さより2%〜15%短い請求項4記載の動力伝達
    装置。
  6. 【請求項6】フープ状ベルト本体をなすゴムタイプのエ
    ラストマー材料の基材、及び該基材中に埋包され、該ベ
    ルト周方向にコイル状に連続して巻かれた熱可塑性材料
    製コードである補強材を備えているベルトであって、 前記ベルトは、牽引力の付与により、該ベルトと協働す
    るプーリに取付け得るのに十分に小さな全伸長弾性率を
    有し、前記ベルトが取付けられた動力伝達装置の満足す
    べき作動を確実に行なわせるのに適切な最小張力を取付
    け後において保持するように、 −1又は2以上のゴム層を円筒状ドラム上に連続的に積
    層して概略の形状を作成し、 −前記コードによる長手方向の補強材をコイル状に捲回
    し、連続して巻かれた隣り合うコード間の距離が、前記
    コードの直径をdとした場合、d〜40dとされ、 −1又は2以上のゴム層をさらに連続的に積層して概略
    の形状を完成し、 −得られた概略形状の物を加硫し、 前記コードが、ベルト製造後の張力を実質上零とすべく
    ベルト製造中に非常に小さいか又は実質的に零の張力下
    で安定化され、 前記ベルトは、全伸長弾性率が20℃で、1cm幅当り約4da
    N/mm〜80daN/mmのものとされることを特徴とする動力伝
    達用エンドレスベルトの製造方法。
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