JP2561488Y2 - ノック式筆記具の軸筒 - Google Patents
ノック式筆記具の軸筒Info
- Publication number
- JP2561488Y2 JP2561488Y2 JP3800592U JP3800592U JP2561488Y2 JP 2561488 Y2 JP2561488 Y2 JP 2561488Y2 JP 3800592 U JP3800592 U JP 3800592U JP 3800592 U JP3800592 U JP 3800592U JP 2561488 Y2 JP2561488 Y2 JP 2561488Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- barrel
- knock
- writing instrument
- chuck
- inner cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ノック式シャープペン
シル、ノック式ボールペン等、ノック操作により使用す
るノック式筆記具の軸筒に関する。
シル、ノック式ボールペン等、ノック操作により使用す
るノック式筆記具の軸筒に関する。
【0002】
【従来の技術】ノック式シャープペンシルの場合、その
軸筒は、前端部にチャック機構を配置できる構造とする
必要がある。従って、その軸筒をノック式ボールペン用
として利用しようとすると、ボールペンリフィールが軸
筒の前端部を通過するのが困難になるなどの不都合があ
る。一方、ノック式ボールペンの場合、その軸筒の後端
部に、ノック操作によってボールペンを出没させる機構
を設ける必要がある。従って、その軸筒をノック式シャ
ープペンシル用として利用しようとすると、チャック機
構の後方に接続する芯ケースなどが軸筒の後端部を通過
するのが困難になるなどの不都合がある。即ち、従来の
ノック式シャープペンシル又はノック式ボールペンの軸
筒は共用化が困難であり、それぞれ別個に形成する必要
があってコスト高の原因となっていた。
軸筒は、前端部にチャック機構を配置できる構造とする
必要がある。従って、その軸筒をノック式ボールペン用
として利用しようとすると、ボールペンリフィールが軸
筒の前端部を通過するのが困難になるなどの不都合があ
る。一方、ノック式ボールペンの場合、その軸筒の後端
部に、ノック操作によってボールペンを出没させる機構
を設ける必要がある。従って、その軸筒をノック式シャ
ープペンシル用として利用しようとすると、チャック機
構の後方に接続する芯ケースなどが軸筒の後端部を通過
するのが困難になるなどの不都合がある。即ち、従来の
ノック式シャープペンシル又はノック式ボールペンの軸
筒は共用化が困難であり、それぞれ別個に形成する必要
があってコスト高の原因となっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、ノッ
ク式シャープペンシル用として、又はノック式ボールペ
ン用として共用化できて、コスト低減を可能とするノッ
ク式筆記具の軸筒を提供することにある。
ク式シャープペンシル用として、又はノック式ボールペ
ン用として共用化できて、コスト低減を可能とするノッ
ク式筆記具の軸筒を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のノック式筆記具の軸筒は、前端部に口金が
螺着する雄ネジ部を形成すると共に前端開口の内径をボ
ールペンリフィールが通過可能で且つシャープペンシル
のチャック機構を収納したチャックホルダを挿入可能な
大きさに設定し、又、後端内面部にボールペンのノック
操作による出没機構を組み込んだ内筒の外面部に形成し
た係止突起が内筒の圧入により係合する係止部を設けた
ことを特徴とする構成を具えるものである。尚、係止部
は複数箇所、例えば2、3箇所に設けるのが望ましい。
に、本考案のノック式筆記具の軸筒は、前端部に口金が
螺着する雄ネジ部を形成すると共に前端開口の内径をボ
ールペンリフィールが通過可能で且つシャープペンシル
のチャック機構を収納したチャックホルダを挿入可能な
大きさに設定し、又、後端内面部にボールペンのノック
操作による出没機構を組み込んだ内筒の外面部に形成し
た係止突起が内筒の圧入により係合する係止部を設けた
ことを特徴とする構成を具えるものである。尚、係止部
は複数箇所、例えば2、3箇所に設けるのが望ましい。
【0005】
【作用】軸筒の前端部にシャープペンシルのチャック機
構を収納したチャックホルダを挿入しない状態では、ボ
ールペンのリフィールが軸筒の前端部を支障なく通過で
き、又、軸筒の後端部にボールペンのノック操作による
出没機構を組み込んだ内筒を係止しない状態では、シャ
ープペンシルのチャック機構の後方に接続する芯ケース
などが軸筒の後端部を支障なく通過できるので、軸筒は
シャープペンシル用としても又はボールペン用としても
利用でき、軸筒の共用化が達成される。
構を収納したチャックホルダを挿入しない状態では、ボ
ールペンのリフィールが軸筒の前端部を支障なく通過で
き、又、軸筒の後端部にボールペンのノック操作による
出没機構を組み込んだ内筒を係止しない状態では、シャ
ープペンシルのチャック機構の後方に接続する芯ケース
などが軸筒の後端部を支障なく通過できるので、軸筒は
シャープペンシル用としても又はボールペン用としても
利用でき、軸筒の共用化が達成される。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき実施例について詳説す
る。まず、図1は軸筒1にボールペンの機構を組み込ん
だ状態を示している。軸筒1は前端部(図面上は下端
部)に雄ネジ部2を形成して、該雄ネジ部2に口金3を
螺着している。軸筒1の前端開口の内径は、ボールペン
リフィール4が通過可能な大きさに設定されている。ボ
ールペンリフィール4はスプリング5によって後方へ弾
発されている。一方、軸筒1の後端内面部は、後方から
前方へ向って内径を段階的に縮小させるように階段状に
なっていて、各段部にそれぞれ凹状の係止部6a,6
b,6cを設けている。軸筒1の後端内部には後端開口
から内筒7が圧入されている。内筒7の後方にはノック
体8が接続されている。ノック体8は軸筒1の後端開口
から突出している。内筒7の内部にはノック時に回転す
る回転子や、該回転子が前後動する溝などを設けた所謂
カーン式ノック機構(図示せず)が装備されている。内
筒7の外面部は、後端から前端に向って外径を段階的に
縮小させる階段状となっていて各段部にそれぞれ係止突
起9a,9b,9cを設けている。その係止突起9a,
9b,9cは内筒7の圧入によって前記軸筒1の係止部
6a,6b,6cにそれぞれ係合している。
る。まず、図1は軸筒1にボールペンの機構を組み込ん
だ状態を示している。軸筒1は前端部(図面上は下端
部)に雄ネジ部2を形成して、該雄ネジ部2に口金3を
螺着している。軸筒1の前端開口の内径は、ボールペン
リフィール4が通過可能な大きさに設定されている。ボ
ールペンリフィール4はスプリング5によって後方へ弾
発されている。一方、軸筒1の後端内面部は、後方から
前方へ向って内径を段階的に縮小させるように階段状に
なっていて、各段部にそれぞれ凹状の係止部6a,6
b,6cを設けている。軸筒1の後端内部には後端開口
から内筒7が圧入されている。内筒7の後方にはノック
体8が接続されている。ノック体8は軸筒1の後端開口
から突出している。内筒7の内部にはノック時に回転す
る回転子や、該回転子が前後動する溝などを設けた所謂
カーン式ノック機構(図示せず)が装備されている。内
筒7の外面部は、後端から前端に向って外径を段階的に
縮小させる階段状となっていて各段部にそれぞれ係止突
起9a,9b,9cを設けている。その係止突起9a,
9b,9cは内筒7の圧入によって前記軸筒1の係止部
6a,6b,6cにそれぞれ係合している。
【0007】次に、図2は上記の軸筒1にシャープペン
シルの機構を組み込んだ状態を示している。軸筒1の前
端内部にはチャック10及び締め具11を収納したチャ
ックホルダ12を挿入している。チャックホルダ12
は、前端に形成した鍔部13を軸筒1と口金14により
挟まれて固定している。チャック10はスプリング15
により後方へ引き込まれており、チャック10の後方に
は芯ケース16を接続している。芯ケース16の後端に
は消ゴム17を嵌着し、消ゴム17の外周部にはノック
カバー18を覆設している。ノックカバー18は軸筒1
の後端開口から突出している。尚、軸筒1の後端内面部
に設けた係止部6a,6b,6cは芯ケース16に対し
全く干渉しない。
シルの機構を組み込んだ状態を示している。軸筒1の前
端内部にはチャック10及び締め具11を収納したチャ
ックホルダ12を挿入している。チャックホルダ12
は、前端に形成した鍔部13を軸筒1と口金14により
挟まれて固定している。チャック10はスプリング15
により後方へ引き込まれており、チャック10の後方に
は芯ケース16を接続している。芯ケース16の後端に
は消ゴム17を嵌着し、消ゴム17の外周部にはノック
カバー18を覆設している。ノックカバー18は軸筒1
の後端開口から突出している。尚、軸筒1の後端内面部
に設けた係止部6a,6b,6cは芯ケース16に対し
全く干渉しない。
【0008】次に、図3は他の実施例を示したもので、
軸筒19の後端内面部を、後方から前方へ向って内径を
段階的に縮小させる階段状となし、その各段部に凸状の
係止部20a,20b,20cを設けたものである。
軸筒19の後端内面部を、後方から前方へ向って内径を
段階的に縮小させる階段状となし、その各段部に凸状の
係止部20a,20b,20cを設けたものである。
【0009】次に、図4は更に他の実施例を示したもの
で、軸筒21の後端内面部を、後方から前方へ向って内
径を次第に連続的に縮小させるテーパー状となし、その
テーパー部22に適宜な間隔で凹状の係止部23a,2
3b,23cを設けたものである。
で、軸筒21の後端内面部を、後方から前方へ向って内
径を次第に連続的に縮小させるテーパー状となし、その
テーパー部22に適宜な間隔で凹状の係止部23a,2
3b,23cを設けたものである。
【0010】
【考案の効果】本考案は上記の通りであり、ボールペン
用及びシャープペンシル用として共用化できるのでコス
トを低減でき安価なノック式筆記具の提供が可能とな
る。尚、実施例のごとく係止部を設ける位置の内径を変
化させれば、金型により射出成形したときのアンダーカ
ット部の抜きが容易になり、又、ボールペンのノック操
作による出没機構を組み込んだ内筒の圧入作業も容易化
する。
用及びシャープペンシル用として共用化できるのでコス
トを低減でき安価なノック式筆記具の提供が可能とな
る。尚、実施例のごとく係止部を設ける位置の内径を変
化させれば、金型により射出成形したときのアンダーカ
ット部の抜きが容易になり、又、ボールペンのノック操
作による出没機構を組み込んだ内筒の圧入作業も容易化
する。
【図1】ボールペンの機構を組み込んだ状態の断面図で
ある。
ある。
【図2】シャープペンシルの機構を組み込んだ状態の断
面図である。
面図である。
【図3】他の実施例の要部断面図である。
【図4】更に他の実施例の要部断面図である。
1 軸筒 2 雄ネジ部 3 口金 4 ボールペンリフィール 5 スプリング 6a 係止部 6b 係止部 6c 係止部 7 内筒 8 ノック体 9a 係止突起 9b 係止突起 9c 係止突起 10 チャック 11 締め具 12 チャックホルダ 13 鍔部 14 口金 15 スプリング 16 芯ケース 17 消ゴム 18 ノックカバー 19 軸筒 20a 係止部 20b 係止部 20c 係止部 21 軸筒 22 テ−パ部 23a 係止部 23b 係止部 23c 係止部
Claims (1)
- 【請求項1】 前端部に口金が螺着する雄ネジ部を形成
すると共に前端開口の内径をボールペンリフィールが通
過可能で且つシャープペンシルのチャック機構を収納し
たチャックホルダを挿入可能な大きさに設定し、又、後
端内面部にボールペンのノック操作による出没機構を組
み込んだ内筒の外面部に形成した係止突起が内筒の圧入
により係合する係止部を設けたことを特徴とするノック
式筆記具の軸筒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3800592U JP2561488Y2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | ノック式筆記具の軸筒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3800592U JP2561488Y2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | ノック式筆記具の軸筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588985U JPH0588985U (ja) | 1993-12-03 |
JP2561488Y2 true JP2561488Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=12513463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3800592U Expired - Lifetime JP2561488Y2 (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | ノック式筆記具の軸筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561488Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP3800592U patent/JP2561488Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0588985U (ja) | 1993-12-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970819 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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