JP2561374Y2 - 内燃機関のバルブリフタ - Google Patents

内燃機関のバルブリフタ

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JP2561374Y2
JP2561374Y2 JP1991026175U JP2617591U JP2561374Y2 JP 2561374 Y2 JP2561374 Y2 JP 2561374Y2 JP 1991026175 U JP1991026175 U JP 1991026175U JP 2617591 U JP2617591 U JP 2617591U JP 2561374 Y2 JP2561374 Y2 JP 2561374Y2
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JP
Japan
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valve lifter
outer shim
hole
combustion engine
internal combustion
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満 志垣
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、内燃機関におけるバ
ルブリフタの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関のバルブリフタには、そ
の上面にアウターシムが設けられ、アウターシム側から
バルブリフタ内に潤滑油を供給するために、例えば実開
平1−119808号公報に記載されているようにバル
ブリフタの上面に溝を形成したものが考案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のようなバルブリ
フタの構造においては、アウターシムがカムとの摺接に
よりバルブリフタ上面で移動することにより、潤滑用の
溝等が塞がれ、良好にバルブリフタの潤滑が行えない事
態が生ずるという問題点があり、又、アウターシムは摩
耗により交換する必要があり、交換時にアウターシムの
交換作業が困難であるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、潤滑性が向上するバル
ブリフタを提供せんことを目的とし、その要旨は、バル
ブリフタの上面に形成された有底嵌合穴内にカムと摺接
する板状のアウターシムを嵌合し、該アウターシムには
厚さ方向に貫通する潤滑孔が設けられた内燃機関のバル
ブリフタにおいて、前記潤滑孔は、底側に係合凹部を形
して前記アウターシムの中心から外れた周縁側に形成
されているとともに、前記有底嵌合穴の底面に前記係
合凹部に係合する突起部を突設したことである。
【0005】
【作用】バルブリフタにアウターシムが嵌合される時に
突起部が係合凹部内に係合されて、有底嵌合穴内でアウ
ターシムが回動移動等することがなく、アウターシムの
位置が固定されて潤滑孔が塞がれることがなく、潤滑孔
を通しバルブリフタ側へ良好に潤滑油を流すことができ
る。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はバルブリフタの断面構成図であり、図2は
バルブリフタとアウターシムの一部断面分解斜視図であ
る。図において、バルブリフタ1の上面には上方が開口
した有底嵌合穴2が形成されており、この有底嵌合穴2
内にはアウターシム5が嵌合される。又、アウターシム
5の上面にはカム8が摺接される。又、バルブリフタ1
内にはバルブステム9の先端部が当接されており、リテ
ーナ10を介し圧縮コイルバネ11がバルブステム9の
回りに介装されている。
【0007】前記アウターシム5の外周側部位には厚み
方向に貫通する潤滑孔6Aが形成されており、この潤滑
孔6Aの裏面側には、潤滑孔6Aの孔壁に凹んだ係合凹
部7Aが形成されている。
【0008】一方、前記バルブリフタ1の有底嵌合穴2
には前記潤滑孔6Aと整合する位置に貫通状に油孔3が
形成されており、さらに、この油孔3の側部に有底嵌合
穴2から立ち上げ状に突起部4が突設されており、この
突起部4は前記アウターシム5の係合凹部7A内に係合
可能に形成されたものとなっている。
【0009】従って、バルブリフタ1の有底嵌合穴2内
にアウターシム5を嵌合させて組付けると、潤滑孔6A
と油孔3が連通状態となり、しかも突起部4は係合凹部
7A内に係合した状態となる。この状態では係合凹部7
Aと突起部4との係合によりアウターシム5が移動する
ことがなく、潤滑孔6Aと油孔3にズレが生ずることが
なく、常に潤滑孔6Aと油孔3は連通状態を維持し得る
こととなり、図示上方より潤滑孔6A及び油孔3を通り
潤滑油がバルブリフタ1内に良好に流入され、バルブス
テム9とバルブリフタ1の当接面等を良好に潤滑するこ
とができる。
【0010】尚、図3に斜視図で、また図4に断面図で
示すように、前記係合凹部7Aは丸孔状の係合孔7Bと
することもでき、このように丸孔状の係合孔7Bとすれ
ば加工が楽に行え、係合孔7B内に突起部4が係合され
てアウターシム5の移動を無くすることができる。
【0011】さらに図5に示すアウターシム5において
は、前記潤滑孔6Aを丸孔ではなく、例えば六角孔状の
角孔6Bに形成したものであり、その図示下部に連続状
に係合孔7Bを形成したものである。
【0012】このように潤滑孔を六角状等の角孔6Bと
すれば、アウターシム5の交換時にこの角孔6Bに六角
レンチ等を差し込んで、良好に有底嵌合穴2からアウタ
ーシム5を抜き取ることができ、アウターシム5の交換
作業が容易なものとなる。その他、角孔6Bは四角孔,
八角孔等に形成しても良い。
【0013】
【考案の効果】本考案は、バルブリフタの上面に形成さ
れた有底嵌合穴内にカムと摺接する板状のアウターシム
を嵌合し、該アウターシムには厚さ方向に貫通する潤滑
孔が設けられた内燃機関のバルブリフタにおいて、前記
潤滑孔は、底側に係合凹部を形成して前記アウターシム
の中心から外れた周縁側に形成されているとともに、前
記有底嵌合穴の底面に前記係合凹部に係合する突起部
を突設したことにより、突起部が係合凹部内に係合され
てアウターシムの有底嵌合穴内での移動が阻止され、潤
滑孔が閉ざされることがなく、バルブリフタ側へ良好に
潤滑油を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルブリフタの断面構成図である。
【図2】バルブリフタとアウターシムの一部断面分解斜
視図である。
【図3】変更例を示すアウターシムの斜視図である。
【図4】図3の断面構成図である。
【図5】さらに異なる変形例を示すアウターシムの斜視
図である。
【符号の説明】
1 バルブリフタ 2 有底嵌合穴 3 油孔 4 突起部 5 アウターシム 6A 潤滑孔 6B 角孔 7A 係合凹部 7B 係合孔 8 カム 9 バルブステム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブリフタの上面に形成された有底嵌
    合穴内にカムと摺接する板状のアウターシムを嵌合し、
    該アウターシムには厚さ方向に貫通する潤滑孔が設けら
    れた内燃機関のバルブリフタにおいて、前記潤滑孔は、
    底側に係合凹部を形成して前記アウターシムの中心から
    外れた周縁側に形成されているとともに、前記有底嵌合
    穴の底面に前記係合凹部に係合する突起部を突設した
    ことを特徴とする内燃機関のバルブリフタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0226703B2 (ja) * 1982-10-14 1990-06-12 Ishikawajima Harima Heavy Ind

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