JP2561282Y2 - ブラシレスdcモータ - Google Patents
ブラシレスdcモータInfo
- Publication number
- JP2561282Y2 JP2561282Y2 JP1991064811U JP6481191U JP2561282Y2 JP 2561282 Y2 JP2561282 Y2 JP 2561282Y2 JP 1991064811 U JP1991064811 U JP 1991064811U JP 6481191 U JP6481191 U JP 6481191U JP 2561282 Y2 JP2561282 Y2 JP 2561282Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slots
- stator
- motor
- brushless
- coil
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- Brushless Motors (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブラシレスDCモータ
に関し、特に、多重冗長系を有するにも拘わらず、ステ
ータの両端部におけるコイルエンド部の突出寸法を小さ
くし、軸方向のステータ寸法を小形化するための新規な
改良に関する。
に関し、特に、多重冗長系を有するにも拘わらず、ステ
ータの両端部におけるコイルエンド部の突出寸法を小さ
くし、軸方向のステータ寸法を小形化するための新規な
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のブラシレ
スDCモータとしては種々あるが、その中で代表的なも
のについて述べると、図3で示す実開昭2−17947号公
報の構成を挙げることができる。すなわち、図3におい
て符号1で示されるものはステータであり、このステー
タ1には所定の間隔で多数の第1〜第18スロット2〜
19が形成されている。前記各スロット2〜19の間に
は、ステータ歯30が18個形成され、このステータ1
の中心に形成されたロータ受け孔31内には、回転軸3
2に一体に設けられたロータ33が回転自在に設けられ
ている。前記ロータ33には、6極の着磁部が形成さ
れ、3相6極の電動機を構成している。前述のステータ
1の各スロット2〜19には、三相の巻線Uc,Vc及
びWcが巻回して設けられており、まず、U相の巻線U
cはコイルU1,U2及びU3の三重系コイル構造からな
り、V相の巻線VcはコイルV1,V2及びV3の三重系
コイル構造、W相の巻線WcはコイルW1,W2及びW3
の三重系コイル構造から各々構成されている。
スDCモータとしては種々あるが、その中で代表的なも
のについて述べると、図3で示す実開昭2−17947号公
報の構成を挙げることができる。すなわち、図3におい
て符号1で示されるものはステータであり、このステー
タ1には所定の間隔で多数の第1〜第18スロット2〜
19が形成されている。前記各スロット2〜19の間に
は、ステータ歯30が18個形成され、このステータ1
の中心に形成されたロータ受け孔31内には、回転軸3
2に一体に設けられたロータ33が回転自在に設けられ
ている。前記ロータ33には、6極の着磁部が形成さ
れ、3相6極の電動機を構成している。前述のステータ
1の各スロット2〜19には、三相の巻線Uc,Vc及
びWcが巻回して設けられており、まず、U相の巻線U
cはコイルU1,U2及びU3の三重系コイル構造からな
り、V相の巻線VcはコイルV1,V2及びV3の三重系
コイル構造、W相の巻線WcはコイルW1,W2及びW3
の三重系コイル構造から各々構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のブラシレスDC
モータは、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、図3の構成から明ら
かなように、ステータの端部において三相のコイルのコ
イルエンド部が三重状に突出するため、ステータ全体形
状の軸方向長さが長くなり、小形化が要求されるモータ
にとって、小形化への大きい障害となっていた。
モータは、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、図3の構成から明ら
かなように、ステータの端部において三相のコイルのコ
イルエンド部が三重状に突出するため、ステータ全体形
状の軸方向長さが長くなり、小形化が要求されるモータ
にとって、小形化への大きい障害となっていた。
【0004】本考案は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、多重冗長系を有するにも拘
わらず、ステータの両端部におけるコイルエンド部の突
出寸法を小さくし、軸方向のステータ寸法を小形化する
ようにしたブラシレスDCモータを提供することを目的
とする。
めになされたもので、特に、多重冗長系を有するにも拘
わらず、ステータの両端部におけるコイルエンド部の突
出寸法を小さくし、軸方向のステータ寸法を小形化する
ようにしたブラシレスDCモータを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案によるブラシレス
DCモータは、複数のスロット(2〜28)及びこのスロッ
ト(2〜28)に三相(U相、V相、W相)で主系(50)、第
2冗長系(51)及び第3冗長系(52)とからなる三重冗長系
のコイル(40)を有するステータ(1)と、前記ステータ(1)
に形成された空隙(31)内に回転自在に設けられ複数の磁
極(33a)を有するロータ(33)とからなるブラシレスDC
モータにおいて、前記スロット(2〜28)の数は27n
(nは整数)からなり、前記各スロット(2〜28)のう
ち、第1から第8スロット(2〜9)に前記主系(50)が、第
9から第17スロット(10〜18)に前記第2冗長系(51)
が、第18から第27スロット(19〜28)に前記第3冗長
系(52)が各々電気的に独立して配設されて三重系コイル
構造をなし、前記ステータ(1)に対向する前記ロータ(3
3)の前記磁極(33a)の数は24n(nは整数)よりなる
構成である。
DCモータは、複数のスロット(2〜28)及びこのスロッ
ト(2〜28)に三相(U相、V相、W相)で主系(50)、第
2冗長系(51)及び第3冗長系(52)とからなる三重冗長系
のコイル(40)を有するステータ(1)と、前記ステータ(1)
に形成された空隙(31)内に回転自在に設けられ複数の磁
極(33a)を有するロータ(33)とからなるブラシレスDC
モータにおいて、前記スロット(2〜28)の数は27n
(nは整数)からなり、前記各スロット(2〜28)のう
ち、第1から第8スロット(2〜9)に前記主系(50)が、第
9から第17スロット(10〜18)に前記第2冗長系(51)
が、第18から第27スロット(19〜28)に前記第3冗長
系(52)が各々電気的に独立して配設されて三重系コイル
構造をなし、前記ステータ(1)に対向する前記ロータ(3
3)の前記磁極(33a)の数は24n(nは整数)よりなる
構成である。
【0006】
【作用】本考案によるブラシレスDCモータにおいて
は、ステータのスロットの数が27n、ロータの磁極の
数が24nとした三重冗長系、としたため、ステータに
巻回する各系のコイルは、複数のスロットからなる3ブ
ロックに各々電気的に独立して設けられ、ステータの固
定子歯には1相コイルのみの1層状のみとすることがで
き、従来のように多層状とならないため、固定子歯の端
部におけるコイルエンド部の突出寸法を小さく収めるこ
とができると共に、それにより、ステータの軸方向長さ
を従来より短縮させ、小形化のモータを得ることができ
る。
は、ステータのスロットの数が27n、ロータの磁極の
数が24nとした三重冗長系、としたため、ステータに
巻回する各系のコイルは、複数のスロットからなる3ブ
ロックに各々電気的に独立して設けられ、ステータの固
定子歯には1相コイルのみの1層状のみとすることがで
き、従来のように多層状とならないため、固定子歯の端
部におけるコイルエンド部の突出寸法を小さく収めるこ
とができると共に、それにより、ステータの軸方向長さ
を従来より短縮させ、小形化のモータを得ることができ
る。
【0007】
【実施例】以下、図面と共に本考案によるブラシレスD
Cモータの好適な実施例について詳細に説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を
用いて説明する。図1及び図2は、本考案によるブラシ
レスDCモータを示すためのもので、図1はコイル結線
図、図2は内部を示す平面図である。
Cモータの好適な実施例について詳細に説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を
用いて説明する。図1及び図2は、本考案によるブラシ
レスDCモータを示すためのもので、図1はコイル結線
図、図2は内部を示す平面図である。
【0008】図2において符号1で示されるものは、2
7個のスロット2〜28及び27個の固定子歯30を有
するステータであり、このステータ1の中心に形成され
た空隙31内には、一対の軸受(図示せず)に回転軸3
2を介して回転自在に保持され24個の磁極33aを有
するロータ33が配設されている。
7個のスロット2〜28及び27個の固定子歯30を有
するステータであり、このステータ1の中心に形成され
た空隙31内には、一対の軸受(図示せず)に回転軸3
2を介して回転自在に保持され24個の磁極33aを有
するロータ33が配設されている。
【0009】前記各スロット2〜28には、ステータ用
のコイル40が巻回されており、このコイル40は、三
相(U相、V相、W相)からなると共に、主系50、第
2冗長系51及び第3冗長系52とからなる三重系コイ
ル構造にて構成されている。
のコイル40が巻回されており、このコイル40は、三
相(U相、V相、W相)からなると共に、主系50、第
2冗長系51及び第3冗長系52とからなる三重系コイ
ル構造にて構成されている。
【0010】前記主系50は、第1スロット2から第8
スロット2〜9に、第2冗長系51は、第9スロット1
0から第17スロット18に、第3冗長系52は、第1
8スロット19から第27スロット28にかけて設けら
れ、このコイル40は、各スロット2〜28間の各固定
子歯30には1層状のみで巻回されていると共に、各系
50,51,52が各々電気的に独立している。
スロット2〜9に、第2冗長系51は、第9スロット1
0から第17スロット18に、第3冗長系52は、第1
8スロット19から第27スロット28にかけて設けら
れ、このコイル40は、各スロット2〜28間の各固定
子歯30には1層状のみで巻回されていると共に、各系
50,51,52が各々電気的に独立している。
【0011】従って、主系50は前記コイル40のう
ち、U1、W1、V1が設けられ、第2冗長系51には
U2、W2、V2が設けられ、第3冗長系52にはU3、W
3、V3が設けられている。従って、周知のように、各系
50,51,52の何れかのみへ駆動信号を供給するこ
とにより、モータを駆動することができる。
ち、U1、W1、V1が設けられ、第2冗長系51には
U2、W2、V2が設けられ、第3冗長系52にはU3、W
3、V3が設けられている。従って、周知のように、各系
50,51,52の何れかのみへ駆動信号を供給するこ
とにより、モータを駆動することができる。
【0012】従って、ステータ1の端部1a(図2では
一方の面のみが示されている)におけるコイル40の外
方に位置する部分よりなるコイルエンド部40aは、ス
テータ1の軸方向において突出する突出寸法を従来構成
よりも小さくすることができる。従って、スロット2〜
28のうち、全部のスロットを用いた場合には、27ス
ロット、24極の第3冗長系のモータとすることができ
る。
一方の面のみが示されている)におけるコイル40の外
方に位置する部分よりなるコイルエンド部40aは、ス
テータ1の軸方向において突出する突出寸法を従来構成
よりも小さくすることができる。従って、スロット2〜
28のうち、全部のスロットを用いた場合には、27ス
ロット、24極の第3冗長系のモータとすることができ
る。
【0013】
【考案の効果】本考案によるブラシレスDCモータは、
以上のように構成されているため、次のような効果を得
ることができる。すなわち、ステータの各スロット間に
巻回されたコイルは、複数のスロットごとに形成された
ブロック毎に各系のコイルを電気的に独立させて設けて
いるため、固定子歯には1層巻のみとすることができる
ため、ステータの軸方向における突出寸法を従来の3層
巻よりも大幅に小さくでき、モータの小形化に大きく寄
与できるものである。
以上のように構成されているため、次のような効果を得
ることができる。すなわち、ステータの各スロット間に
巻回されたコイルは、複数のスロットごとに形成された
ブロック毎に各系のコイルを電気的に独立させて設けて
いるため、固定子歯には1層巻のみとすることができる
ため、ステータの軸方向における突出寸法を従来の3層
巻よりも大幅に小さくでき、モータの小形化に大きく寄
与できるものである。
【図1】本考案によるブラシレスDCモータを示す要部
の平面図である。
の平面図である。
【図2】図1のコイル結線図である。
【図3】従来のブラシレスDCモータを示す要部の平面
図である。
図である。
1 ステータ 2〜28 スロット 31 空隙 33 ロータ 33a 磁極 40 コイル
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のスロット(2〜28)及びこのスロッ
ト(2〜28)に三相(U相、V相、W相)で主系(50)、第
2冗長系(51)及び第3冗長系(52)とからなる三重冗長系
のコイル(40)を有するステータ(1)と、前記ステータ(1)
に形成された空隙(31)内に回転自在に設けられ複数の磁
極(33a)を有するロータ(33)とからなるブラシレスDC
モータにおいて、前記スロット(2〜28)の数は27n
(nは整数)からなり、前記各スロット(2〜28)のう
ち、第1から第8スロット(2〜9)に前記主系(50)が、第
9から第17スロット(10〜18)に前記第2冗長系(51)
が、第18から第27スロット(19〜28)に前記第3冗長
系(52)が各々電気的に独立して配設されて三重系コイル
構造をなし、前記ステータ(1)に対向する前記ロータ(3
3)の前記磁極(33a)の数は24n(nは整数)よりなる
ことを特徴とするブラシレスDCモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991064811U JP2561282Y2 (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | ブラシレスdcモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991064811U JP2561282Y2 (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | ブラシレスdcモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518274U JPH0518274U (ja) | 1993-03-05 |
JP2561282Y2 true JP2561282Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=13269005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991064811U Expired - Fee Related JP2561282Y2 (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | ブラシレスdcモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561282Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2462940B8 (en) * | 2009-09-03 | 2012-03-28 | Protean Holdings Corp | Electric motor and electric generator. |
EP3859954A1 (de) * | 2020-01-30 | 2021-08-04 | Maxon International AG | Funktionssicherer bürstenloser dc-elektromotor |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2541529A1 (fr) * | 1983-02-18 | 1984-08-24 | Sundstrand Corp | Machine electromotrice a canaux multiples |
JPS63140646A (ja) * | 1986-12-03 | 1988-06-13 | Nippon Fueroo Furuideikusu Kk | 正逆回転モ−タ |
-
1991
- 1991-08-15 JP JP1991064811U patent/JP2561282Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0518274U (ja) | 1993-03-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |