JPH0747981Y2 - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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Publication number
JPH0747981Y2
JPH0747981Y2 JP8080289U JP8080289U JPH0747981Y2 JP H0747981 Y2 JPH0747981 Y2 JP H0747981Y2 JP 8080289 U JP8080289 U JP 8080289U JP 8080289 U JP8080289 U JP 8080289U JP H0747981 Y2 JPH0747981 Y2 JP H0747981Y2
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JP
Japan
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slot
armature
winding
slot pitch
permanent magnet
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP8080289U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0321975U (ja
Inventor
洋明 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Brushless Motors (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は永久磁石界磁を備え、電機子巻線に矩形波通電
するようにしたブラシレスモータに関する。
(従来の技術) この種のモータは、近年、産業用ロボットや工作機械の
駆動装置に多用されており、特に回転リップルの低減化
が図られている。
この種のモータにおける回転リップルの一因となるの
は、電機子鉄心のスロット開口部の影響による空隙パー
ミアンス変化に起因するコギングトルクである。これに
対処すべく特公昭62-185545号や特公昭62-185546号に示
されるように、電機子鉄心の歯部に補助溝を設けたり、
永久磁石界磁の配置を等間隔配置からずらす等の構成が
考えられている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成では、回転リップルの他の原因
となっている負荷電流と磁束の相互作用に基づくトルク
リップルについては何等の対策が施されていないため、
コギングトルクはある程度改善できても、トルクリップ
ルについては逆に悪影響を生じさせることすらあり、回
転リップルの低減が未だ不十分であるというのが実情で
あった。
そこで、本考案の目的は、コギングトルクの改善のみな
らず、トルクリップルも併せて抑えることができ、もっ
て回転リップルを大きく低減させることができるブラシ
レスモータを提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のブラシレスモータは、極数Pに対して電機子ス
ロット数を6Pとし、電機子巻線を5スロットピッチの同
心巻とし、電機子鉄心に1/nスロットピッチのスキュー
を施すと共に、電機子鉄心の歯部に1/nスロットピッチ
で補助溝を形成し、前記永久磁石界磁の各磁極弧の中心
角を[60{5+(1/n)}/P]°に設定したところに特
徴を有する。
(作用) 電機子鉄心に1/nスロットピッチのスキューを施すと共
に、電機子鉄心の歯部に1/nスロットピッチで補助溝を
形成したことにより、永久磁石界磁から見た空隙パーミ
アンス変化は、1スロットピッチのスキューが施された
ものと等価になり、コギングトルクが抑えられる。
また、スロット数6P、1/nスロットピッチのスキューを
有する電機子鉄心に、5スロットピッチの同心巻の電機
子巻線を施したものに対し、界磁の各磁極弧の中心角を
[60{5+(1/n)}/P]°に設定したことにより、各
相巻線の誘起電圧は電気角120°の範囲で平坦となる台
形波となるから、電気角で120°の矩形波電流との間で
はトルクリップルは生じない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図において電機子巻線は三相2極、スロット数は極
数をPとしたときの6Pに相当する12である。電機子鉄心
1の各スロット開口部2は、第2図に示すように、1/2
スロットピッチ(n=2としたときの1/nスロットピッ
チ)のスキューが施され、且つ歯部にやはり1/2(1/n)
スロットピッチで補助溝4が形成されている。また、電
機子巻線は、第3図に示すように、5スロットピッチの
同心巻、すなわちU相巻線は第1スロットから第6スロ
ットおよび第7スロットから第12スロットへ入り、V相
巻線は第5スロットから第10スロットおよび第11スロッ
トから第4スロットへ入り、W相巻線は、第9スロット
から第2スロットおよび第3スロットから第8スロット
へ入る巻線パターンである。
一方、界磁磁極は第1図に示すようにシャフト5の外周
に等間隔で固着した2個の永久磁石6により構成され、
各磁極弧の中心角aは[60{5+(1/n)}/P]°に相
当する165°である。
上記構成において、電機子巻線の各相巻線には第4図
(A)(B)(C)に示すように、界磁磁極の回転位置
に応じて電気角で120°の矩形波電流が120°づつの位相
差で流され、これによりシャフト5ひいては永久磁石6
が回転する。すると、永久磁石6の磁極弧の中心角は16
5°に設定されているから、各相巻線には同図(D)
(E)(F)に示すような誘起電圧が誘導される。この
誘起電圧波形は各相巻線に鎖交する界磁磁束に対応する
波形であるから、界磁磁束と各相電流との相互作用に基
づく各相トルクは同図(G)(H)(I)に示す通りに
なることが明らかである。従って、シャフト5から出力
される合成トルクは同図(J)に示すように、リップル
を含まない一定トルクとなる。
一方、第1図,第2図に示すように電機子鉄心1に1/2
スロットピッチのスキューを施こし、且つ歯部3にやは
り1/2スロットピッチの補助溝4を形成したことから、
第2図から明らなかように、界磁磁極から見た空隙パー
ミアンスは、1スロットスキューと等価になり、コギン
グトルクの発生もない。従って、前述したようにトルク
リップルを抑え得ることに加え、コギングトルクの発生
も押えることができるから、回転リップルを十分に抑え
ることができるものである。
尚、上記実施例では、12スロット、1/2スロットピッチ
のスキューの場合を示したが、本考案はこれに限らず、
1/3,1/4,1/5……のスロットピッチのスキューの場合に
も適用できる。この場合には歯部に1/3,1/4,1/5……の
スロットピッチの補助溝を形成し、磁極弧の中心角を夫
々160°,157.5°,156°……に設定すればよい。また、
4極24スロット、6極36スロット、8極48スロット等の
場合にも同様に構成することができる。
[考案の効果] 本考案は以上述べたように、各相巻線の誘起電圧を電気
角120°の範囲で平坦となる台形波として120°矩形波電
流との間でのトルクリップルをなくすことができ、しか
も空隙パーミアンス変化を1スロットピッチのスキュー
と等価にすることができてコギングトルクを抑えること
ができ、もって回転リップルを大幅に低減することがで
きるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は縦断面、第2
図は電機子鉄心の展開図および断面図、第3図は電機子
巻線の展開図、第4図は各相の電流、電圧及びトルクを
示す波形図である。 図面中、1は電機子巻線、2はスロット開口部、3は歯
部、4は補助溝、5はシャフト、6は永久磁石、7はス
ロットである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】極数Pの永久磁石界磁と三相P極の電機子
    巻線とを有し、この電機子巻線の各相巻線に電気角で12
    0°の矩形波電流を流すようにしたものにおいて、電機
    子スロット数を6Pとし、電機子巻線を5スロットピッチ
    の同心巻とし、電機子鉄心に1/nスロットピッチのスキ
    ューを施すと共に、電機子鉄心の歯部に1/nスロットピ
    ッチで補助溝を形成し、前記永久磁石界磁の各磁極弧の
    中心角を[60{5+(1/n)}/P]°に設定したことを
    特徴とするブラシレスモータ。
JP8080289U 1989-07-11 1989-07-11 ブラシレスモータ Expired - Lifetime JPH0747981Y2 (ja)

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JP8080289U JPH0747981Y2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11 ブラシレスモータ

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JP8080289U JPH0747981Y2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11 ブラシレスモータ

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Publication Number Publication Date
JPH0321975U JPH0321975U (ja) 1991-03-06
JPH0747981Y2 true JPH0747981Y2 (ja) 1995-11-01

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ID=31626177

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