JP2561209B2 - 水処理方法および装置 - Google Patents
水処理方法および装置Info
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水処理方法および装置
に関する。さらに詳しくは、自然湖沼（湖，沼，池，潟
等）や人工池（魚類養殖用池，魚類鑑賞用池等）の水に
発生した青藻類等を除去する浄化処理を行う水処理方法
の処理効率，浄化度に係る改良と、この水処理方法を実
施するに好適な水処理装置とに関する。
に関する。さらに詳しくは、自然湖沼（湖，沼，池，潟
等）や人工池（魚類養殖用池，魚類鑑賞用池等）の水に
発生した青藻類等を除去する浄化処理を行う水処理方法
の処理効率，浄化度に係る改良と、この水処理方法を実
施するに好適な水処理装置とに関する。
【０００２】
【従来の技術】自然湖沼，人工池においては、水中の窒
素分が過剰になると藍藻，緑藻等からなる青藻類（青
粉）が発生する。水中の窒素分が過剰になる原因として
は、自然湖沼では汚水の流入等によること、人工池では
残餌や魚類の排泄物の腐敗分解によることが挙げられ
る。この青藻類の発生は、「水の華」とも称せられ金
魚，ウナギの養殖には好適なものであるが、発生が多量
になると魚類のエラを傷つけたり夜間に酸欠を引起こし
て魚類を弊死させたり青藻類自体を死滅させたりして、
悪臭の発生，亜硫酸系ガスの発生，水の混濁という自然
環境や養殖，鑑賞環境の悪化をもたらすことになる。
素分が過剰になると藍藻，緑藻等からなる青藻類（青
粉）が発生する。水中の窒素分が過剰になる原因として
は、自然湖沼では汚水の流入等によること、人工池では
残餌や魚類の排泄物の腐敗分解によることが挙げられ
る。この青藻類の発生は、「水の華」とも称せられ金
魚，ウナギの養殖には好適なものであるが、発生が多量
になると魚類のエラを傷つけたり夜間に酸欠を引起こし
て魚類を弊死させたり青藻類自体を死滅させたりして、
悪臭の発生，亜硫酸系ガスの発生，水の混濁という自然
環境や養殖，鑑賞環境の悪化をもたらすことになる。
【０００３】従来、青藻類を除去する浄化処理を行う水
処理方法としては、例えば、塩素等による化学的薬品処
理，フィルタによる単純な物理的濾過処理、濾過材に定
着増殖させた微生物による処理、バブリングによる比重
の軽い青藻類の浮上処理などが知られている。
処理方法としては、例えば、塩素等による化学的薬品処
理，フィルタによる単純な物理的濾過処理、濾過材に定
着増殖させた微生物による処理、バブリングによる比重
の軽い青藻類の浮上処理などが知られている。
【０００４】このような従来の水処理方法では、処理対
象が極めて限定された水量である場合には有効である
が、残留塩素等の薬害やフィルタ交換の手間等の不具合
をクリアして大量の水を効率的に処理することができな
いという問題点がある。また、微生物処理によるもので
は、前処理される原水が十分に溶存酸素高含有化されて
いないため微生物活性が低い、という問題点がある。ま
たバブリング処理では冬場など水温が低いときは溶存酸
素が含有されるので間に合うが、水温が高い夏場などは
単なるバブリングでは極めて不十分となるという問題点
がある。
象が極めて限定された水量である場合には有効である
が、残留塩素等の薬害やフィルタ交換の手間等の不具合
をクリアして大量の水を効率的に処理することができな
いという問題点がある。また、微生物処理によるもので
は、前処理される原水が十分に溶存酸素高含有化されて
いないため微生物活性が低い、という問題点がある。ま
たバブリング処理では冬場など水温が低いときは溶存酸
素が含有されるので間に合うが、水温が高い夏場などは
単なるバブリングでは極めて不十分となるという問題点
がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の問題
点を考慮してなされたもので、処理効率，浄化度の高い
水処理方法と、この水処理方法を実施するに好適な水処
理装置とを提供することを課題とする。
点を考慮してなされたもので、処理効率，浄化度の高い
水処理方法と、この水処理方法を実施するに好適な水処
理装置とを提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る水処理方法は、請求項１に記載のよう
に、分離槽に引き込んだ処理しようとする原水から青藻
類その他の水中浮遊物を比重により物理的に分離する
際、原水に加圧水と加圧空気を噴射して乱流撹拌混合す
ることによって水中浮遊物を浮上させるとともに原水を
溶存酸素高含有化させ、該溶存酸素高含有化した原水を
必要回数だけ分離槽に循環させることにより水中浮遊物
の浮上を促進し、次にこの浮遊物が物理的に分離された
溶存酸素の高含有化した原水を生物学的濾過して窒素分
を酸化分解し、次に紫外線殺菌により原水に残留してい
る青藻類等の細胞その他の細菌等を死滅させる手段を採
用する。
め、本発明に係る水処理方法は、請求項１に記載のよう
に、分離槽に引き込んだ処理しようとする原水から青藻
類その他の水中浮遊物を比重により物理的に分離する
際、原水に加圧水と加圧空気を噴射して乱流撹拌混合す
ることによって水中浮遊物を浮上させるとともに原水を
溶存酸素高含有化させ、該溶存酸素高含有化した原水を
必要回数だけ分離槽に循環させることにより水中浮遊物
の浮上を促進し、次にこの浮遊物が物理的に分離された
溶存酸素の高含有化した原水を生物学的濾過して窒素分
を酸化分解し、次に紫外線殺菌により原水に残留してい
る青藻類等の細胞その他の細菌等を死滅させる手段を採
用する。
【０００７】また、本発明に係る水処理装置は、請求項
２に記載のように、処理しようとする原水から青藻類そ
の他の水中浮遊物を比重により物理的に分離する溢流式
の分離槽と、該分離槽の排出側に接続され分離槽を通過
した原水を送水する送水ポンプと、送水された原水を収
容される加圧タンクと、該加圧タンクに加圧空気を供給
するエアコンプレッサと、を備える酸素供給部と、空気
を接触させて原水の溶存酸素をさらに高含有化すると共
に原水を均等に分散供給する散水部と、好気性バクテリ
アを生殖させた濾過本体部と、を備える生物学的濾過部
と、生物学的濾過部の排出側に接続され生物学的濾過部
を通過した原水に残留している青藻類等の細胞その他の
細菌等を紫外線殺菌により死滅させる紫外線殺菌部とを
備えてなる手段を採用する。
２に記載のように、処理しようとする原水から青藻類そ
の他の水中浮遊物を比重により物理的に分離する溢流式
の分離槽と、該分離槽の排出側に接続され分離槽を通過
した原水を送水する送水ポンプと、送水された原水を収
容される加圧タンクと、該加圧タンクに加圧空気を供給
するエアコンプレッサと、を備える酸素供給部と、空気
を接触させて原水の溶存酸素をさらに高含有化すると共
に原水を均等に分散供給する散水部と、好気性バクテリ
アを生殖させた濾過本体部と、を備える生物学的濾過部
と、生物学的濾過部の排出側に接続され生物学的濾過部
を通過した原水に残留している青藻類等の細胞その他の
細菌等を紫外線殺菌により死滅させる紫外線殺菌部とを
備えてなる手段を採用する。
【０００８】また、本発明に係る水処理装置は、請求項
３に記載のように、処理しようとする原水から青藻類そ
の他の水中浮遊物を比重により物理的に分離する溢流式
の分離槽と、原水に空気を混合する第１のポンプと、該
第１ポンプを介して溶存酸素高含有化された原水を加圧
噴射することによりさらに空気を混合して一層の溶存酸
素高含有化を行う第２以下のポンプとを備える酸素供給
部と、空気を接触させて原水の溶存酸素をさらに高含有
化すると共に原水を均等に分散供給する散水部と、好気
性バクテリアを生殖させた濾過本体部と、を備える生物
学的濾過部と、生物学的濾過部の排出側に接続され生物
学的濾過部を通過した原水に残留している青藻類等の細
胞その他の細菌等を紫外線殺菌により死滅させる紫外線
殺菌部とを備えてなる手段を採用する。
３に記載のように、処理しようとする原水から青藻類そ
の他の水中浮遊物を比重により物理的に分離する溢流式
の分離槽と、原水に空気を混合する第１のポンプと、該
第１ポンプを介して溶存酸素高含有化された原水を加圧
噴射することによりさらに空気を混合して一層の溶存酸
素高含有化を行う第２以下のポンプとを備える酸素供給
部と、空気を接触させて原水の溶存酸素をさらに高含有
化すると共に原水を均等に分散供給する散水部と、好気
性バクテリアを生殖させた濾過本体部と、を備える生物
学的濾過部と、生物学的濾過部の排出側に接続され生物
学的濾過部を通過した原水に残留している青藻類等の細
胞その他の細菌等を紫外線殺菌により死滅させる紫外線
殺菌部とを備えてなる手段を採用する。
【０００９】
【作用】前述の手段によると、請求項１では、青藻類等
の分離，原水の溶存酸素の高含有化，生物学的濾過，紫
外線殺菌という一連の処理が、機器の部材交換や化学薬
品の充填を必要とする煩雑さに煩わされることなく、ま
た原水の流れを中断することなく連続的に行うことがで
きる。そして、青藻類等の分離は、原水の一部を一旦排
出させ再び分離槽内に加圧混合することにより水中浮遊
物の浮上を更に促進するとともに原水全体を溶存酸素高
含有化し、この溶存酸素高含有化された原水が再び原水
中に加圧混合されて水中浮遊物の浮上分離を促進すると
いう循環を繰り返す。こうして高度に溶存酸素高含有化
された原水は生物学的濾過のバクテリア活性を高めて窒
素分の酸化分解を有効に行わせ、紫外線殺菌の処理によ
って青藻類の細胞その他の細菌類を確実に死滅させるこ
とになることから、原水の青藻類以外の成分についても
有効に処理が行われることになる。このため、処理効
率，浄化度の高い水処理方法を提供するという課題が解
決されることになる。
の分離，原水の溶存酸素の高含有化，生物学的濾過，紫
外線殺菌という一連の処理が、機器の部材交換や化学薬
品の充填を必要とする煩雑さに煩わされることなく、ま
た原水の流れを中断することなく連続的に行うことがで
きる。そして、青藻類等の分離は、原水の一部を一旦排
出させ再び分離槽内に加圧混合することにより水中浮遊
物の浮上を更に促進するとともに原水全体を溶存酸素高
含有化し、この溶存酸素高含有化された原水が再び原水
中に加圧混合されて水中浮遊物の浮上分離を促進すると
いう循環を繰り返す。こうして高度に溶存酸素高含有化
された原水は生物学的濾過のバクテリア活性を高めて窒
素分の酸化分解を有効に行わせ、紫外線殺菌の処理によ
って青藻類の細胞その他の細菌類を確実に死滅させるこ
とになることから、原水の青藻類以外の成分についても
有効に処理が行われることになる。このため、処理効
率，浄化度の高い水処理方法を提供するという課題が解
決されることになる。
【００１０】また、請求項２では、比重により青藻類等
の分離を行う分離槽を溢流式とし、該分離槽と原水の溶
存酸素の高含有化を行う酸素供給部とを循環系で接続し
たことから、分離槽での青藻類等の浮上分離を促進する
ばかりでなく、高効率に原水を溶存酸素高含有化して、
後続する処理工程に適した高度に浄化された処理水を供
給するという前述の水処理方法を実施するに好適な水処
理装置を提供するという課題が解決される。
の分離を行う分離槽を溢流式とし、該分離槽と原水の溶
存酸素の高含有化を行う酸素供給部とを循環系で接続し
たことから、分離槽での青藻類等の浮上分離を促進する
ばかりでなく、高効率に原水を溶存酸素高含有化して、
後続する処理工程に適した高度に浄化された処理水を供
給するという前述の水処理方法を実施するに好適な水処
理装置を提供するという課題が解決される。
【００１１】さらに請求項３では、溶存酸素高含有化の
達成手段として分離槽内を循環させるだけでなく、溶存
酸素の含有度が必要な分だけ十分に含有度の高い水を分
離槽に加圧注入する前段階で用意する、極めて効率のよ
い溶存酸素高含有化を達成できる。
達成手段として分離槽内を循環させるだけでなく、溶存
酸素の含有度が必要な分だけ十分に含有度の高い水を分
離槽に加圧注入する前段階で用意する、極めて効率のよ
い溶存酸素高含有化を達成できる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明に係る水処理方法および装置の
実施例を図面に基いて説明する。
実施例を図面に基いて説明する。
【００１３】図１は、本発明に係る水処理方法の実施例
の処理工程を示すものである。
の処理工程を示すものである。
【００１４】処理対象となる自然湖沼，人工池に貯留さ
れている原水Ｗは、まず、採取されると、青藻類その他
の水中浮遊物Ｓが比重を利用して物理的に分離除去され
る。この藻類その他の水中浮遊物（植物プランクトン，
魚類の未分解排泄物等）Ｓは、比重が軽く原水Ｗを一定
の槽体等に収容することで表面付近に集合してくるた
め、特別な動力，機器等を使用することなく自然に分離
される。なお、分離された青藻類その他の水中浮遊物Ｓ
は、肥料等に改質利用することができる。
れている原水Ｗは、まず、採取されると、青藻類その他
の水中浮遊物Ｓが比重を利用して物理的に分離除去され
る。この藻類その他の水中浮遊物（植物プランクトン，
魚類の未分解排泄物等）Ｓは、比重が軽く原水Ｗを一定
の槽体等に収容することで表面付近に集合してくるた
め、特別な動力，機器等を使用することなく自然に分離
される。なお、分離された青藻類その他の水中浮遊物Ｓ
は、肥料等に改質利用することができる。
【００１５】このような青藻類その他の水中浮遊物Ｓの
分離の際には、排出させた原水Ｗの一部に空気Ａを供給
して溶存酸素を含有化し、この溶存酸素含有化した原水
Ｗを元の原水Ｗに加圧混合する。このとき水中浮遊物Ｓ
は表面付近へ浮上する。さらに加圧混合された溶存酸素
高含有化の上記一部の原水Ｗは、水中浮遊物Ｓが表面付
近へ集合することを一層促進する。
分離の際には、排出させた原水Ｗの一部に空気Ａを供給
して溶存酸素を含有化し、この溶存酸素含有化した原水
Ｗを元の原水Ｗに加圧混合する。このとき水中浮遊物Ｓ
は表面付近へ浮上する。さらに加圧混合された溶存酸素
高含有化の上記一部の原水Ｗは、水中浮遊物Ｓが表面付
近へ集合することを一層促進する。
【００１６】青藻類その他の水中浮遊物Ｓが除去され溶
存酸素が高含有化された原水Ｗは、生物学的濾過され
て、窒素分（Ｎ２）が酸化分解される。原水Ｗ中の窒素
分（Ｎ２） は、通常従属栄養細菌によってアンモニア
（ＮＨ3），アンモニウムイオン（ＮＨ４＋）に分解さ
れているが、前述の原水ｗの溶存酸素の高含有化という
好気的雰囲気下で活性化された好気性バクテリアによる
生物学的濾過でさらに酸化分解される。即ち、アンモニ
ア（ＮＨ３），アンモニウムイオン（ＮＨ４＋）は、ニ
トロソモナスによって亜硝酸塩（ＮＯ２）に酸化分解さ
れる。さらに、亜硝酸塩（ＮＯ２）は、ニトロバクター
によって硝酸塩（ＮＯ３ −）に酸化分解される。なお、
この生物学的濾過では、好気性バクテリアを活着させる
素材として合成樹脂繊維等のフィルタ構造のものを使用
することにより、原水Ｗ中に残留している青藻類その他
の水中浮遊物Ｓを物理的，電気的に補足して濾過するこ
ともできる。
存酸素が高含有化された原水Ｗは、生物学的濾過され
て、窒素分（Ｎ２）が酸化分解される。原水Ｗ中の窒素
分（Ｎ２） は、通常従属栄養細菌によってアンモニア
（ＮＨ3），アンモニウムイオン（ＮＨ４＋）に分解さ
れているが、前述の原水ｗの溶存酸素の高含有化という
好気的雰囲気下で活性化された好気性バクテリアによる
生物学的濾過でさらに酸化分解される。即ち、アンモニ
ア（ＮＨ３），アンモニウムイオン（ＮＨ４＋）は、ニ
トロソモナスによって亜硝酸塩（ＮＯ２）に酸化分解さ
れる。さらに、亜硝酸塩（ＮＯ２）は、ニトロバクター
によって硝酸塩（ＮＯ３ −）に酸化分解される。なお、
この生物学的濾過では、好気性バクテリアを活着させる
素材として合成樹脂繊維等のフィルタ構造のものを使用
することにより、原水Ｗ中に残留している青藻類その他
の水中浮遊物Ｓを物理的，電気的に補足して濾過するこ
ともできる。
【００１７】生物学的濾過された原水Ｗは、紫外線殺菌
され、原水Ｗ中に残留している青藻類等の細胞その他の
細菌等が死滅させられる。この紫外線殺菌の紫外線は、
最も殺菌力が強いとされる２６００オングストローム程
度の波長が好ましい。なお、紫外線の殺菌力について
は、例えば、１５ワットの殺菌灯を１０ｃｍの距離から
照射した場合、大腸菌，ビールスの死滅には数秒かか
り、各種の細菌の死滅には１０数秒かかり、酵母．カビ
類の死滅には数１０秒かかるとされていることから、こ
れ等を考慮して装置設計することになる。
され、原水Ｗ中に残留している青藻類等の細胞その他の
細菌等が死滅させられる。この紫外線殺菌の紫外線は、
最も殺菌力が強いとされる２６００オングストローム程
度の波長が好ましい。なお、紫外線の殺菌力について
は、例えば、１５ワットの殺菌灯を１０ｃｍの距離から
照射した場合、大腸菌，ビールスの死滅には数秒かか
り、各種の細菌の死滅には１０数秒かかり、酵母．カビ
類の死滅には数１０秒かかるとされていることから、こ
れ等を考慮して装置設計することになる。
【００１８】紫外線殺菌された原水Ｗは、最終的な処理
水Ｗ’となって採取された自然湖沼，人工池に還流され
ることになる。従って、自然湖沼，人工池に対しての原
水Ｗの採取，還流の間の処理工程については、化学薬品
を全く使用しないため薬害等の２次汚染の対応処置を採
る必要がなく、煩雑な部材交換を要求される機器を使用
しないため保守に手間がかかることもないことから、大
量の原水Ｗを効率的に処理水Ｗ’に処理することができ
る。
水Ｗ’となって採取された自然湖沼，人工池に還流され
ることになる。従って、自然湖沼，人工池に対しての原
水Ｗの採取，還流の間の処理工程については、化学薬品
を全く使用しないため薬害等の２次汚染の対応処置を採
る必要がなく、煩雑な部材交換を要求される機器を使用
しないため保守に手間がかかることもないことから、大
量の原水Ｗを効率的に処理水Ｗ’に処理することができ
る。
【００１９】自然湖沼，人工池に還流される処理水Ｗ’
は、青藻類その他の水中浮遊物Ｓが除去されて肉眼的に
清澄な状態となっているため、自然湖沼，人工池の透明
度を高めることができる。さらに、青藻類その他の水中
浮遊物Ｓに加えて窒素分や細菌等も処理されるため、処
理水Ｗ’の浄化度が非常に高くなっている。特に、窒素
分が魚類等に害がなく植物プランクトン，水草等に吸収
されやすい硝酸塩となっているため、処理水Ｗ’が自然
湖沼，人工池の生物生息環境に好適で青藻類の再発生を
防止する水質に改質されている。また、処理水Ｗ’でも
溶存酸素の高含有化が保持されているため、自然湖沼，
人工池の魚類等を活性化させることができる。
は、青藻類その他の水中浮遊物Ｓが除去されて肉眼的に
清澄な状態となっているため、自然湖沼，人工池の透明
度を高めることができる。さらに、青藻類その他の水中
浮遊物Ｓに加えて窒素分や細菌等も処理されるため、処
理水Ｗ’の浄化度が非常に高くなっている。特に、窒素
分が魚類等に害がなく植物プランクトン，水草等に吸収
されやすい硝酸塩となっているため、処理水Ｗ’が自然
湖沼，人工池の生物生息環境に好適で青藻類の再発生を
防止する水質に改質されている。また、処理水Ｗ’でも
溶存酸素の高含有化が保持されているため、自然湖沼，
人工池の魚類等を活性化させることができる。
【００２０】なお、必要に応じて処理水Ｗ’に対してさ
らに空気Ａを供給して溶存酸素を高含有化することもで
き、また処理水Ｗ’を除金属濾過し鉄，マンガン，亜鉛
等の有害金属を除去して飲料用等に利用することもでき
る。
らに空気Ａを供給して溶存酸素を高含有化することもで
き、また処理水Ｗ’を除金属濾過し鉄，マンガン，亜鉛
等の有害金属を除去して飲料用等に利用することもでき
る。
【００２１】図２は、本発明に係る水処理装置の第１実
施例の処理系統を示すものである。
施例の処理系統を示すものである。
【００２２】自然湖沼，人工池Ｌからの原水Ｗの採取
は、水中型等の揚水ポンプ１によって行われている。
は、水中型等の揚水ポンプ１によって行われている。
【００２３】揚水ポンプ１によって採取された原水Ｗか
らの青藻類その他の水中浮遊物Ｓの物理的な分離除去
は、溢流式の分離槽２で行われている。この分離槽２
は、原水Ｗが収容される槽本体２１の内部に揚水ポンプ
１から送水された原水Ｗの水勢を減衰する水勢減衰部２
２が設けられ、槽本体２１の外部の上部に槽本体２１か
らの溢流を収容する樋形の溢流受け２３が設けられてな
る。この分離槽２では、槽本体２１の内部において送水
された原水Ｗが水勢減衰部２２により水勢を減衰される
ことで比重の軽い青藻類その他の水中浮遊物Ｓを表面付
近に集合させ、槽本体２１の外部へ溢流する青藻類その
他の水中浮遊物Ｓを溢流受け２３に分離収容するように
なっている。
らの青藻類その他の水中浮遊物Ｓの物理的な分離除去
は、溢流式の分離槽２で行われている。この分離槽２
は、原水Ｗが収容される槽本体２１の内部に揚水ポンプ
１から送水された原水Ｗの水勢を減衰する水勢減衰部２
２が設けられ、槽本体２１の外部の上部に槽本体２１か
らの溢流を収容する樋形の溢流受け２３が設けられてな
る。この分離槽２では、槽本体２１の内部において送水
された原水Ｗが水勢減衰部２２により水勢を減衰される
ことで比重の軽い青藻類その他の水中浮遊物Ｓを表面付
近に集合させ、槽本体２１の外部へ溢流する青藻類その
他の水中浮遊物Ｓを溢流受け２３に分離収容するように
なっている。
【００２４】分離槽２を通過した原水Ｗは、分離槽２の
排出側から生物学的濾過部４へ送水されるが、その途中
で一部が酸素供給部３を通過して分離槽２へ還流される
ようになっている。本装置によれば、原水Ｗの汚れ度合
いを見計らって生物学的濾過部４への送水を加減し、汚
れ度合いが高いときは生物学的濾過部４への送水を一時
全面的に阻止し専ら原水全部を酸素供給部３へ向け、分
離槽２への還流を必要回数繰り返すことも可能である。
排出側から生物学的濾過部４へ送水されるが、その途中
で一部が酸素供給部３を通過して分離槽２へ還流される
ようになっている。本装置によれば、原水Ｗの汚れ度合
いを見計らって生物学的濾過部４への送水を加減し、汚
れ度合いが高いときは生物学的濾過部４への送水を一時
全面的に阻止し専ら原水全部を酸素供給部３へ向け、分
離槽２への還流を必要回数繰り返すことも可能である。
【００２５】酸素供給部３は、原水Ｗに空気Ａを供給し
て原水Ｗの溶存酸素を高含有化するもので、分離槽２の
排出側に接続された送水ポンプ３１と、該送水ポンプ３
１によって分離槽２を通過した原水Ｗを収容する加圧タ
ンク３２と、加圧タンク３２に空気Ａを供給するエアコ
ンプレッサ３３とからなる。この酸素供給部３は、分離
槽２との間で原水Ｗを必要な回数循環することにより原
水Ｗの溶存酸素を均等かつ効率的に高含有化する。すな
わち送水ポンプ３１で加圧タンク３２に送り込まれる原
水Ｗは、エアコンプレッサ３３から送り込まれてくる加
圧空気Ａと高圧下に混合されるから、強制的に流されて
いる原水Ｗに加圧下の空気Ａが豊富に抱き込まされる。
こうして加圧タンク３２で溶存酸素高含有化された原水
Ｗを再び分離槽２に加圧注入することにより、比重の軽
い青藻類その他の水中浮遊物Ｓを浮上させると共に、原
水Ｗの溶存酸素高含有化を必要な度合いまで容易に高め
ることができる。
て原水Ｗの溶存酸素を高含有化するもので、分離槽２の
排出側に接続された送水ポンプ３１と、該送水ポンプ３
１によって分離槽２を通過した原水Ｗを収容する加圧タ
ンク３２と、加圧タンク３２に空気Ａを供給するエアコ
ンプレッサ３３とからなる。この酸素供給部３は、分離
槽２との間で原水Ｗを必要な回数循環することにより原
水Ｗの溶存酸素を均等かつ効率的に高含有化する。すな
わち送水ポンプ３１で加圧タンク３２に送り込まれる原
水Ｗは、エアコンプレッサ３３から送り込まれてくる加
圧空気Ａと高圧下に混合されるから、強制的に流されて
いる原水Ｗに加圧下の空気Ａが豊富に抱き込まされる。
こうして加圧タンク３２で溶存酸素高含有化された原水
Ｗを再び分離槽２に加圧注入することにより、比重の軽
い青藻類その他の水中浮遊物Ｓを浮上させると共に、原
水Ｗの溶存酸素高含有化を必要な度合いまで容易に高め
ることができる。
【００２６】溶存酸素が高含有化された原水Ｗが送水さ
れる生物学的濾過部４は、好気性バクテリアによる生物
学的濾過が行われるもので、散水部４１と濾過本体部４
２とからなる。この生物学的濾過部４は、散水部４１で
原水Ｗ，空気Ａを接触させて原水Ｗの溶存酸素をさらに
高含有化すると共に濾過本体部４２に対して原水Ｗを均
等に分散供給し、濾過本体部４２で好気性バクテリアに
よって原水Ｗの窒素分を酸化分解する。このように原水
Ｗは溶存酸素高含有化しているので、濾過本体部４２の
好気性バクテリアの活動は著しく活発になり、ひいては
装置自体を小型化することも可能である。なお、好気性
バクテリアを活着させる素材としては、合成樹脂繊維，
セラミックスボール，セラミックスナジェット等があ
る。
れる生物学的濾過部４は、好気性バクテリアによる生物
学的濾過が行われるもので、散水部４１と濾過本体部４
２とからなる。この生物学的濾過部４は、散水部４１で
原水Ｗ，空気Ａを接触させて原水Ｗの溶存酸素をさらに
高含有化すると共に濾過本体部４２に対して原水Ｗを均
等に分散供給し、濾過本体部４２で好気性バクテリアに
よって原水Ｗの窒素分を酸化分解する。このように原水
Ｗは溶存酸素高含有化しているので、濾過本体部４２の
好気性バクテリアの活動は著しく活発になり、ひいては
装置自体を小型化することも可能である。なお、好気性
バクテリアを活着させる素材としては、合成樹脂繊維，
セラミックスボール，セラミックスナジェット等があ
る。
【００２７】生物学的濾過部４の排出側に接続された原
水Ｗを紫外線殺菌する紫外線殺菌部５は、殺菌灯５１と
殺菌灯５１に一定間隔を介して対面した殺菌槽５２とか
らなる。この紫外線殺菌部５では、殺菌槽５２に収容さ
れた原水Ｗを一定時間殺菌灯５１で殺菌して殺菌槽５２
から排出するようになっている。なお、防水された殺菌
灯５１の外部に筒形の殺菌槽５２を設けて、原水Ｗを高
水勢のまま短時間で殺菌するような構造とすることもで
きる。
水Ｗを紫外線殺菌する紫外線殺菌部５は、殺菌灯５１と
殺菌灯５１に一定間隔を介して対面した殺菌槽５２とか
らなる。この紫外線殺菌部５では、殺菌槽５２に収容さ
れた原水Ｗを一定時間殺菌灯５１で殺菌して殺菌槽５２
から排出するようになっている。なお、防水された殺菌
灯５１の外部に筒形の殺菌槽５２を設けて、原水Ｗを高
水勢のまま短時間で殺菌するような構造とすることもで
きる。
【００２８】なお、この実施例では、処理水Ｗ’に対し
てさらに空気Ａを供給して溶存酸素を高含有化する混合
部６や処理水Ｗ’を除金属濾過して飲料用等に利用する
除金属濾過部７，給水栓８が紫外線殺菌部５の排出側に
接続されている。また、処理水Ｗ’を自然湖沼，人工池
Ｌに還流させるための加圧ポンプ９が紫外線殺菌部５等
に接続されている。
てさらに空気Ａを供給して溶存酸素を高含有化する混合
部６や処理水Ｗ’を除金属濾過して飲料用等に利用する
除金属濾過部７，給水栓８が紫外線殺菌部５の排出側に
接続されている。また、処理水Ｗ’を自然湖沼，人工池
Ｌに還流させるための加圧ポンプ９が紫外線殺菌部５等
に接続されている。
【００２９】図３は、本発明に係る水処理装置の第２実
施例の処理系統を示すものである。
施例の処理系統を示すものである。
【００３０】この実施例では酸素供給部３は加圧タイプ
の複数の送水ポンプ３１，３１’を直列に接続された構
成としている。
の複数の送水ポンプ３１，３１’を直列に接続された構
成としている。
【００３１】この実施例によると、原水Ｗに各送水ポン
プ３１，３１’で空気Ａを導入して段階的に溶存酸素を
高含有化することができ、前述の第１実施例の加圧タン
ク３２，コンプレッサ３３を省略することができる。
プ３１，３１’で空気Ａを導入して段階的に溶存酸素を
高含有化することができ、前述の第１実施例の加圧タン
ク３２，コンプレッサ３３を省略することができる。
【００３２】
【発明の効果】以上のように本発明に係る水処理方法お
よび水処理装置は、一連の処理が化学薬品を使用したり
煩雑に部材交換を必要とする機器を使用することなく、
原水の流れの中で連続的、かつ循環的に処理を行うこと
ができ、大量の原水を殆ど排水することなく効率的に処
理することができる効果がある。
よび水処理装置は、一連の処理が化学薬品を使用したり
煩雑に部材交換を必要とする機器を使用することなく、
原水の流れの中で連続的、かつ循環的に処理を行うこと
ができ、大量の原水を殆ど排水することなく効率的に処
理することができる効果がある。
【００３３】さらに、本発明に係る水処理方法および水
処理装置は、原水を高度に溶存酸素高含有化させること
により生物学的濾過の効率を著しく高めることができる
から、処理水の浄化度を容易に高める効果がある。
処理装置は、原水を高度に溶存酸素高含有化させること
により生物学的濾過の効率を著しく高めることができる
から、処理水の浄化度を容易に高める効果がある。
【００３４】さらに、本発明に係る水処理方法および水
処理装置は、処理水の溶存酸素が高含有化されているた
め、処理水を還流させた自然湖沼，人工池灯に棲息して
いる魚類等を活性化させることができる効果がある。
処理装置は、処理水の溶存酸素が高含有化されているた
め、処理水を還流させた自然湖沼，人工池灯に棲息して
いる魚類等を活性化させることができる効果がある。
【００３５】さらに、本発明に係る水処理装置は、前述
の水処理方法の効果を有効に奏させることに加えて、比
重により青藻類等の分離を行う分離槽と原水の溶存酸素
の高含有化を行う酸素供給部とを循環系で接続し分離槽
の分離機能を向上させたため、設備コスト，運転コスト
が低減される効果がある。
の水処理方法の効果を有効に奏させることに加えて、比
重により青藻類等の分離を行う分離槽と原水の溶存酸素
の高含有化を行う酸素供給部とを循環系で接続し分離槽
の分離機能を向上させたため、設備コスト，運転コスト
が低減される効果がある。
【図１】本発明に係る水処理方法の実施例を示す処理工
程図である。
程図である。
【図２】本発明に係る水処理装置の第１実施例を示す処
理系統図である。
理系統図である。
【図３】本発明に係る水処理装置の第２実施例を示す処
理系統図である。
理系統図である。
２ 分離槽 ３ 酸素供給部 ４ 生物学的濾過部 ５ 紫外線殺菌部 Ａ 空気 Ｗ 原水 Ｗ’ 処理水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０２Ｆ 3/22 Ｃ０２Ｆ 3/22 Ｚ (72)発明者 熊 倉 敏 雄 新潟県新潟市入船町通１丁目3653番地 株式会社 大坂屋バルブ商会 内 (72)発明者 谷 沢 幸 俊 新潟県新潟市入船町通１丁目3653番地 株式会社 大坂屋バルブ商会 内 (72)発明者 神 野 学 福島県福島市渡利字渡利町９番５ 有限 会社 カミノ商事 内 (72)発明者 塩 崎 恵 一 東京都豊島区東池袋４−27−14 リーダ ースサンシャイン南901 株式会社 応 用科学研究会 内 (72)発明者 稲 垣 恭 次 東京都豊島区東池袋４−27−14 リーダ ースサンシャイン南901 株式会社 応 用科学研究会 内 (56)参考文献 特開 昭53−1962（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−40842（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−1697（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−74586（ＪＰ，Ｕ)
Claims (3)
- 【請求項１】 分離槽に引き込んだ処理しようとする原
水から青藻類その他の水中浮遊物を比重により物理的に
分離する際、原水に加圧水と加圧空気を噴射して乱流撹
拌混合することによって水中浮遊物を浮上させるととも
に原水を溶存酸素高含有化させ、該溶存酸素高含有化し
た原水を必要回数だけ分離槽に循環させることにより水
中浮遊物の浮上を促進し、次にこの浮遊物が物理的に分
離された溶存酸素の高含有化した原水を生物学的濾過し
て窒素分を酸化分解し、次に紫外線殺菌により原水に残
留している青藻類等の細胞その他の細菌等を死滅させる
水処理方法。 - 【請求項２】 処理しようとする原水から青藻類その他
の水中浮遊物を比重により物理的に分離する溢流式の分
離槽と、 該分離槽の排出側に接続され分離槽を通過した原水を送
水する送水ポンプと、送水された原水を収容される加圧
タンクと、該加圧タンクに加圧空気を供給するエアコン
プレッサと、を備える酸素供給部と、 空気を接触させて原水の溶存酸素をさらに高含有化する
と共に原水を均等に分散供給する散水部と、好気性バク
テリアを生殖させた濾過本体部と、を備える生物学的濾
過部と、 生物学的濾過部の排出側に接続され生物学的濾過部を通
過した原水に残留している青藻類等の細胞その他の細菌
等を紫外線殺菌により死滅させる紫外線殺菌部とを備え
てなる水処理装置。 - 【請求項３】 処理しようとする原水から青藻類その他
の水中浮遊物を比重により物理的に分離する溢流式の分
離槽と、 原水に空気を混合する第１のポンプと、該第１ポンプを
介して溶存酸素高含有化された原水を加圧噴射すること
によりさらに空気を混合して一層の溶存酸素高含有化を
行う第２以下のポンプとを備える酸素供給部と、 空気を接触させて原水の溶存酸素をさらに高含有化する
と共に原水を均等に分散供給する散水部と、好気性バク
テリアを生殖させた濾過本体部と、を備える生物学的濾
過部と、 生物学的濾過部の排出側に接続され生物学的濾過部を通
過した原水に残留している青藻類等の細胞その他の細菌
等を紫外線殺菌により死滅させる紫外線殺菌部とを備え
てなる水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32738192A JP2561209B2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 水処理方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32738192A JP2561209B2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 水処理方法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06277697A JPH06277697A (ja) | 1994-10-04 |
| JP2561209B2 true JP2561209B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=18198516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32738192A Expired - Lifetime JP2561209B2 (ja) | 1992-11-11 | 1992-11-11 | 水処理方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2561209B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014160350A1 (en) * | 2013-03-14 | 2014-10-02 | Kuehnle Agrosystems, Inc. | Improved wastewater treatment systems and methods |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08257591A (ja) * | 1995-03-23 | 1996-10-08 | Ube Chem Ind Co Ltd | アオコの除去及びその異常発生を抑制する方法及び装置 |
| CN102557346B (zh) * | 2012-01-05 | 2013-01-23 | 云南绿A生物产业园有限公司 | 螺旋藻废水零排放处理系统及方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS531962A (en) * | 1976-06-28 | 1978-01-10 | Ota Sumio | Method and apparatus for treating organic waste water |
| JPH044871Y2 (ja) * | 1986-06-19 | 1992-02-12 | ||
| JPH0440842A (ja) * | 1990-06-07 | 1992-02-12 | Kenji Yoneda | 濾過装置 |
| JPH0474586U (ja) * | 1990-11-13 | 1992-06-30 |
-
1992
- 1992-11-11 JP JP32738192A patent/JP2561209B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014160350A1 (en) * | 2013-03-14 | 2014-10-02 | Kuehnle Agrosystems, Inc. | Improved wastewater treatment systems and methods |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06277697A (ja) | 1994-10-04 |
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