JP2560970Y2 - 偏波調整器 - Google Patents

偏波調整器

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JP2560970Y2
JP2560970Y2 JP9662191U JP9662191U JP2560970Y2 JP 2560970 Y2 JP2560970 Y2 JP 2560970Y2 JP 9662191 U JP9662191 U JP 9662191U JP 9662191 U JP9662191 U JP 9662191U JP 2560970 Y2 JP2560970 Y2 JP 2560970Y2
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optical fiber
shaft
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shafts
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陶司 飯塚
徳男 唐澤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は光測定器等に利用する
ことができる偏波調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】単一モードの光ファイバには伝播する光
に偏波面を与え、かつその偏波面を回転させる性質があ
る。このため、例えば光スペクトル線幅測定器のように
被測定光を光分波器によって2つの導波路に分離し、一
方の光導波路に、例えば5Km程度の長さの光ファイバを
接続して被測定光を遅延させ、他方の導波路に音響光学
変調器を接続し、この2つの導波路の光を光合波器で合
成し、干渉光を得、この干渉光を光電変換して光のスペ
クトラムに対応した電気信号をえるように構成される装
置において、5Kmの光ファイバを通過した光と音響光学
変調器で変調された光を合成する場合に、双方の光の偏
波面を合致させる必要がある。このような場合に、偏波
調整器が用いられる。現に光スペクトル線幅測定器では
音響光学変調器の出力側に偏波調整器を介挿し、偏波調
整器によって合波器に与える光の偏波面を調整し、遅延
手段から与えられる光の偏波面と合致させることができ
るように構成されている。
【0003】図3に偏波調整器の原理的な構造を示す。
基板1に2枚の光ファイバ支持板2と3が回動自在に支
持される。光ファイバ支持板2および3は、その板面に
環状凹溝2A,3Aを有し、この環状凹溝2Aおよび3
Aに光ファイバ4をループ状に巻回して収納する。光フ
ァイバ支持板2および3を回動自在に支持する軸2B,
3Bは筒状とされ、その貫通孔に光ファイバ4を挿通
し、光ファイバ4を回転部分に軸芯位置に配置して光フ
ァイバ支持板2と3を回動させたとき、回転部分で光フ
ァイバ4が変形しないようにしている。
【0004】各光ファイバ支持板2と3の両側におい
て、光ファイバ4は抑え板5によって固定部に抑えられ
固定される。このような構造により光ファイバ支持板2
および3を回動させることによって光ファイバ4に捩り
を与えることができ、この捩りによって伝播する光の偏
波面を調整することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来は各回転部分にお
いて光ファイバ4を回転軸芯に形成した貫通孔に通し、
更に光ファイバ支持板2と3に形成した環状凹溝2A,
3Aに巻き込む作業を行わなくてはならない。この光フ
ァイバ4の装着作業に手間が掛かる欠点がある。図3は
原理的な図であるから構造を簡素化して示しているが、
現実には図4および図5に示すように、多くの部品が用
いられており、構造が複雑である。しかもこの偏波調整
器は装置の筐体内部に実装され、筐体の外部から光ファ
イバ支持板2および3の傾斜角を調整するように作られ
るから、このために光ファイバ支持板2および3には図
4及び図5に示すように歯車6がそれぞれに取付けら
れ、この歯車6のそれぞれに2本のシャフト7に取付け
た歯車8A,8Bを噛合させ、2本のシャフト7の端部
7Aを筐体の操作パネルに突出させ、その突出部分にツ
マミ9A,9Bを取付けて筐体の外部から操作できるよ
うに作られる。
【0006】このように操作系が加わるため構造は更に
複雑となり、組立てが面倒である。また組立中に光ファ
イバ4をいためてしまう事故が起き易く、組立後装着し
た光ファイバ4が正常であるか否かの検査も行わなくて
はならない不都合もある。この考案の目的は、光ファイ
バ4の組立てを簡単に行うことができる構造とした偏波
調整器を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案では上述したと
同様に、その光ファイバのループを板面に支持し、この
板面をこの板面と直交する向きに回動自在に支持した光
ファイバ支持板と、この光ファイバ支持板を回動自在に
支持すると共に、その回動軸芯に光ファイバを貫通させ
る貫通孔を具備した軸およびこの軸を支持する軸受けと
を具備して構成された偏波調整器において、光ファイバ
支持板の板面に光ファイバを巻き付けるボビンを突設す
ると共に、軸および軸受けには外周から光ファイバ貫通
孔に達するスリットを設け、光ファイバ支持板を軸受け
に対して回動自在に組立てた状態で光ファイバを軸およ
び光ファイバ支持板に装着できるように構成したもので
ある。
【0008】この考案の構成によれば、光ファイバの装
着を容易に行うことができるため、組立てが容易となり
コストの低減が期待できる。また光ファイバをいためる
事故も少なくなり、この点で信頼性の高い偏波調整器を
提供することができる。
【0009】
【実施例】図1および図2に、この考案の一実施例を示
す。図中1は基板、2および3は光ファイバ支持板、5
は光ファイバ抑え板、6は光ファイバ支持板2と3の各
軸に取付けた歯車、7はシャフト、8A,8Bはこのシ
ャフト7に取付けられ、光ファイバ支持板2と3に取付
けた歯車6と噛合する歯車、9A,9Bはツマミを示す
点は従来の構造と同じである。
【0010】この考案の特徴とする点は光ファイバ支持
板2と3にボビン11を突設する点と、光ファイバ支持
板2と3を回転自在に支持する軸2Bと3Bにその軸芯
に形成した貫通孔に達するスリットSを形成すると共
に、この軸2Bと3Bを軸支する軸受孔12,13,1
4,15にそれぞれスリットSSを設けた点である。ボ
ビン11は光ファイバ4(図1および図2では省略して
いる)の直径より厚みが大きい板で形成した円盤11A
と、この円盤11Aの直径より大きい直径のフランジ板
11Bとを光ファイバ支持板2と3の板面に積層合体し
て構成した場合を示す。
【0011】光ファイバ支持板2と3を回動自在に支持
する軸2Bと3Bは丸棒に切欠2C,3Cを形成し、こ
の切欠2Cと3Cの面に光ファイバ支持板2と3を取付
け、光ファイバ支持板2と3の両端に丸棒を突出させて
構成する。丸棒状に残された軸2Bと3Bには軸芯に貫
通孔を具備している点と、この貫通孔に外周から達する
スリットSを設ける。
【0012】軸2Bと3Bには歯車6が取付けられる。
歯車6にもスリットSSSを形成し、このスリットSS
Sと軸2B,3Bに形成したスリットSとを位置合わせ
して歯車6を軸2B,3Bに取付ける。軸2Bおよび3
Bには、例えばデルリンのような滑性を持つ樹脂材によ
って形成した筒状の滑性体16を被せ、この滑性体16
を軸受孔12,13,14,15のそれぞれに挿入し、
軸2Bおよび3Bを円滑に回動できるように構成してい
る。この滑性体16にもスリットを形成し、この滑性体
16に付したスリットと軸受孔12,13,14,15
に形成したスリットSSと、軸2B,3Bに形成したス
リットSを位置合わせして合致させ、その位置合わせし
た状態で光ファイバを軸2B,3Bの軸芯位置に挿入す
る。光ファイバの挿入後はスリットS,SS,SSSは
位置をずらし、光ファイバが抜け出ないようにする。
【0013】各軸受孔12,13,14,15に隣接し
て軸2Bと3Bの各軸芯に接する平面17,18,19
を設け、この平面17,18,19に光ファイバ抑え板
5によって光ファイバを固定する。5Aはスポンジ状の
弾性片を示し、この弾性片5Aを介して光ファイバを光
ファイバ抑え板5によって抑え固定する。軸受孔12と
15を形成した金属ハウジング21,22にはシャフト
7を軸支するための軸受孔23を設ける。シャフト7に
は歯車8を取付け、歯車8A,8Bを歯車6に噛合させ
る。シャフト7の端部7Aは金属ハウジング21より外
側に突出させ、その突出部分にツマミ9Aと9Bを取付
ける。歯車8Aと8Bはそれぞれ歯車6に別々に噛合
し、例えばツマミ9Aを回動することにより光ファイバ
支持板2を回動操作することができ、またツマミ9Bを
回動すにことにより光ファイバ支持板3を回動操作でき
るように構成する。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれば
軸受孔12,13,14,15にそれぞれスリットSS
を形成し、更に滑性体16にスリットを形成し、歯車6
にもスリットSSSを形成し、軸2B,3Bにもスリッ
トSを形成したから、光ファイバを装着する場合には各
スリットの位置を合わせた状態に設定することにより、
光ファイバを軸2Bと3Bの軸芯位置に直接挿入するこ
とができる。しかも光ファイバ支持板2と3にはボビン
11を突設したから、光ファイバをボビン11に巻き込
む作業を容易に行うことができる。
【0015】この結果、この考案によれば光ファイバの
装着を容易に行うことができ、組立てを容易に行うこと
ができる。しかも光ファイバ支持板2と3を実働状態に
組み立てた状態で光ファイバを組み込むことができるか
ら、光ファイバをいためるおそれはない。よって信頼性
の高い偏波調整を提供することができる実益が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】図1と同様の分解斜視図。
【図3】従来の技術を説明するための斜視図。
【図4】従来の技術を説明するための分解斜視図。
【図5】図4と同様の分解斜視図。
【符号の説明】
1 基板 2,3 光ファイバ支持板 2B,3B 軸 5 抑え板 6,8A,8B 歯車 7 シャフト 9A,9B ツマミ 11 ボビン 12,13,14,15 軸受孔 16 滑性体 S,SS,SSS スリット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバのループを板面に支持し、こ
    の板面をこの板面と直交する向きに回動自在に支持した
    光ファイバ支持板と、この光ファイバ支持板を回動自在
    に支持すると共に、その回動軸芯に光ファイバを貫通さ
    せる貫通孔が形成された軸および軸受とを具備して構成
    された偏波調整器において、 上記光ファイバ支持板の板面に光ファイバを巻き付ける
    ボビンを突設すると共に上記軸受には外周から上記軸に
    形成した貫通孔に連通するスリットを設け、上記光ファ
    イバ支持板を回動自在に組立てた状態で光ファイバを上
    記軸と、光ファイバ支持板に装着できるように構成した
    偏波調整器。
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