JP2560896Y2 - 浮遊物回収装置 - Google Patents

浮遊物回収装置

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JP2560896Y2
JP2560896Y2 JP3536790U JP3536790U JP2560896Y2 JP 2560896 Y2 JP2560896 Y2 JP 2560896Y2 JP 3536790 U JP3536790 U JP 3536790U JP 3536790 U JP3536790 U JP 3536790U JP 2560896 Y2 JP2560896 Y2 JP 2560896Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、浮遊物回収装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、都市の河川においては、塵芥等の浮遊物が多
量に流れており、これが諸方面に悪影響を与えることか
ら、対策が望まれている。
〔考案が解決しようとする課題〕
これまでは、浮遊物は流し放題であったため、河川の
水を利用する飲料水は汚染されるとともに、浮遊物が流
れ込む海においても汚染が激しかった。
この考案はこのような問題を解決するためになされた
もので、その課題とするところは、河川等の水の汚染を
簡単な装置によって解決できるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、この考案は、河川や海等の
流れのあるところに設置され水面の浮遊物を回収する装
置であって、樋状のもので前部の誘引口が水面よりも低
くなるようにして水面近くに設置されるトラフと、同ト
ラフをスイング可能でかつ水面に追従するように昇降可
能にトラフ一端部において支持するポール状等の支持部
材と、同トラフを誘引口が上流側に向くように方向付け
るとともに水からの流れ負荷に応じて水の流れに逆らわ
ないように回避させる制御装置と、トラフに接続され同
トラフ内に導入される浮遊物と水とをともに外部に抜き
出す導出手段と、導出手段からの浮遊物および水を浮遊
物と水とに分け浮遊物はその処理装置に水が河川や海等
に還流させる分離装置とを備えていることを特徴とす
る。
以下、図示した実施例を参照しつつこの考案を詳しく
説明する。
第1図ないし第3図は、この考案の一実施例を示して
いる。この実施例は、河川を対象にしたものであり、1
は河川で、同河川1には水面2が設定され、矢印Xのよ
うに水が流れてくる。この水の流れと共に水面2上には
浮遊物が流れてくるのであり、この装置は、これらの浮
遊物を次々に回収するようになっている。
3はトラフで、同トラフ3は、一方向に長くなった樋
状のもので長手方向両端部が板4,5で閉じられいる。ト
ラフ3の一端には、その内部から立ち上がる回転パイプ
6が設けられ、同パイプ6が、河川1の底に打ち込まれ
て固定されたポール(支持部材)7の外周に嵌められ、
これにより、トラフ3が、スイング可能でかつ水面に追
従するように昇降可能になっている。
トラフ3は、通常、水の流れ方向Xに直交するように
長手方向が向けられる。この姿勢を保つため、制御装置
10が設けられている。この制御装置10は、支持台11と、
同支持台11に設けられたモーター12と、変速機13を備え
ている。モーター12を回すことによりトラフ3は、第1
図の時計回りの方向にスイングして前記直交姿勢をとる
ようになる。この力は、第1プーリー14から第2プーリ
ー15を介してパイプ6外周の突片17に接続されたワイヤ
16を利用して発生する。トラフ3の前部には誘引口18が
設けられ、この誘引口18が水面2よりも少し低くなるよ
うして同トラフ3が浮いて設置される。例えば、洪水の
ような場合に水流により負荷がトラフ3に大きくかかる
ようになると、ワイヤ16に負荷がかかり、この負荷によ
りモーター12は、ワイヤ16を緩めて第1図仮想線のよう
に河川1の流れにトラフ3の長手方向を向けるように回
避させる。そして、洪水が終わると、モーター12を駆動
させれば、第1図の実線の状態に戻すことができるので
ある。
トラフ3のポール7側の一端底部は開口状とされ、こ
の部分の下側にピット19が設けられている。このピット
19内には、導出手段の要部であるポンプ20が設けられ、
このポンプ20によりトラフ3内の浮遊物および水がとも
に吸い込まれる。ポンプ20からの浮遊物および水はチュ
ーブ21を通じて分離装置22に導かれる。この分離装置22
は、浮遊物および水を上下蛇行状に送りやる複数列の板
23…と、その下流に設けられた薬品処理システム24から
なっている。これにより分離された浮遊物25…は、その
処理装置に、また、水は、還流パイプ26を通じて河川1
に戻される。27は薬品投入口である。
なお、トラフ3を制御する装置は、第1図に仮想線で
示すように、対岸に1つずつ設置されたプーリー28,28
により河川1を越えてワイヤ29を迂回させてトラフ3を
制御するようにしてもよい。モーター12は前記のものを
使用できる。
また、同図に示すように、河川1の他方に設けた制御
装置30により制御するようにしても簡単になる。
さらに、回転パイプ31は、第4図に示すように、ロー
ラー32,32を備え、これらをポール33に沿わせて昇降さ
せるようにしてもよい。
また、第5図に示すように、トラフ3の安定性を上げ
るため、同トラフ3の底面に前後突き出し状の受板34…
を配し、この受板34の各前後にフロート35,35を設けて
もよい。
第6図ないし第8図は、付加的な実施例を示してい
る。
同実施例は、例えば、海上に浮遊する塵芥(あるいは
原油)等の浮遊物を回収するものを示している。
すなわち、前記実施例のようなトラフ50を多数用い、
これらを、誘引口51が全て内方に向くように環状に配列
するとともに互いを連通管52で連結したものである。各
トラフ50の前後には、底板53を用いたフロート54…が配
されている。トラフ50のうちのあるものには、パイプ55
が接続されている。
トラフ50……内には原油56が浮遊し、これら塵芥56
は、水面以下に設定された誘引口51を通じてトラフ50内
に引き込まれる。トラフ50内に導かれた塵芥56は、他の
トラフ50内を通じるなどして前記パイプ55に誘導され
る。パイプ55からの塵芥は水とともに分離装置57内に導
かれる。この分離装置57は、岸に設置されており、同分
離装置57においては、前記実施例と同様に塵芥と水とが
分離され、塵芥は矢印のように次の塵芥処理装置に、ま
た、水は、還流パイプ58を通じて海に戻されるように構
成されている。
第9図は、他の付加的実施例を示している。
同実施例は、第6図に示すものの医療に係わり、第6
図のものでは、トラフ50が環状に配列され、これらのト
ラフ50のうち3か所にのみパイプ55が接続されている
が、このようにすると、パイプ55が接続されているトラ
フ50内のみが吸引力が高まり他のトラフ50内には吸引力
が及ばない。それに対して、この実施例では、トラフ60
の下方に補助パイプ61を設け、これらの補助パイプ61と
トラフ60間をバルブ62付の連通パイプ63で接続したもの
である。そして、バルブ62は、ワイヤ64で操作できるよ
うにし、このワイヤ64は、第6図の上からみた周方向に
順序立って開放・閉止を行なうようにしたのである。こ
れにより、あるワイヤ64を引いてバルブ62を開放操作す
ると、補助パイプ61を通じて作用する吸引力はそれに対
応した(例えば、図示の左側のもの)トラフ50内に及
び、同トラフ50内の塵芥および水が補助パイプ51内に導
かれるようになる。この時、他のバルブ62は閉じられて
いる。次に、同バルブ62を閉じ(右端のバルブ62も閉止
されている)、図示右隣のバルブ62を開放することによ
り、今度はそれに対応するトラフ60に吸引力が作用する
ようになる。この時、左端および右端のバルブ62,62は
閉止されている。さらに、左2つのバルブ62,62を閉止
し右端のバルブ62を開くようにする。これにより、右端
のトラフ60内に吸引力が作用するようになる。このよう
にすることにより、吸引力の作用しないところがなくな
り、全周くまなく吸い込まれるようになる。
第10図は、前記実施例でも説明した原油が回収された
場合の同原油の燃焼方式を示している。
すなわち、双胴式の浮体70,70の上に台板71が設けら
れ、この台板71を貫通するようにパイプ72が設けられて
いる。このパイプ72は、上向きに突出し、その先端に吹
き出し口73を有する。この吹き出し口73からは、回収し
た重油がパイプ72を通じて吹き出される。吹き出された
重油は、パイプ72の上端部分を取り囲む燃焼室74内で燃
焼される。この燃焼室74内には、エアーが導入され燃焼
を促進するようになっている。
燃焼は重油の浮遊する中で行なわれるので、安定性を
高めるため、台板71は水面より上方に位置され、かつ、
外周には密閉式の安全カバー75で覆われている。
〔考案の効果〕
この考案は以上のように構成されているため、河川等
の水の汚染を簡単な装置によって解決できるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第2図は第
1図のII-II線断面図、第3図は第1図のIII-III線断面
図、第4図はローラーを用いてトラフを昇降させるよう
にした一例を示す断面図、第5図はトラフをフロートで
安定化させるようにした実施例を示す斜視図、第6図は
付加的な実施例を示す平面図、第7図は第6図のA部拡
大図、第8図は第7図のVIII-VIII線断面図、第9図は
他の付加的な実施例を示す正面図、第10図は重油を海上
で燃焼させる方式を示す断面図である。 1……河川、2……水面、3……トラフ、7……支持部
材、10……制御装置、22……分離装置、25……浮遊物

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】河川や海等の流れのあるところに設置され
    水面の浮遊物を回収する装置であって、樋状のもので前
    部の誘引口が水面よりも低くなるようにして水面近くに
    設置されるトラフと、同トラフをスイング可能でかつ水
    面に追従するように昇降可能にトラフ一端部において支
    持するポール状等の支持部材と、同トラフを誘引口が上
    流側に向くように方向付けるとともに水からの流れ負荷
    に応じて水の流れに逆らわないように回避させる制御装
    置と、トラフに接続され同トラフ内に導入される浮遊物
    と水とをともに外部に抜き出す導出手段と、導出手段か
    らの浮遊物および水を浮遊物と水とに分け浮遊物はその
    処理装置に水が河川や海等に還流させる分離装置とを備
    えていることを特徴とする浮遊物回収装置。
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