JP2560878Y2 - 廃液処理袋 - Google Patents

廃液処理袋

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JP2560878Y2
JP2560878Y2 JP9712291U JP9712291U JP2560878Y2 JP 2560878 Y2 JP2560878 Y2 JP 2560878Y2 JP 9712291 U JP9712291 U JP 9712291U JP 9712291 U JP9712291 U JP 9712291U JP 2560878 Y2 JP2560878 Y2 JP 2560878Y2
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JP
Japan
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waste liquid
liquid treatment
bag
treatment bag
fiber mat
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JP9712291U
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JPH0623902U (ja
Inventor
琢哉 松山
政雄 清水
Original Assignee
ネクスタ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家庭の台所より出る汁
物(例えば、おでん汁、味噌汁、ラーメン汁、天ぷら油
など)や自動車のエンジンオイル等の廃液を処理する時
に使用するものや水と油の混合した廃液を処理する廃液
処理袋の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家庭の台所から出る汁物(例
えば、おでん汁、味噌汁、ラーメン汁、天ぷら油など)
を廃棄処理する時、合成樹脂性のごみ袋や紙製のごみ容
器に移し入れて他のごみ袋と共に廃棄するか、又、流し
台の排水口から水と共に流すかのいずれかの方法で処理
されている。特に、流し台の排水口から水と共に流す
と、排水パイプが排水パイプが残り汁の中の具や粉、油
などにより混合された汚泥液となり、排水管の詰まる原
因になったり、長時間悪臭が残留するなどの問題が発生
している。又、台所から出る汁物(例えば、おでん汁、
味噌汁、ラーメン汁、天ぷら油など)で水と油などによ
り混合された汚泥液を繊維マットが吸いやすいような特
殊なものがなく満足できるような専用処理容器がなかっ
た。台所から出る天プラ油や自動車のエンジンオイル等
の油専用処理容器は種々あるが、油と汁物の混合した廃
液を吸収する廃液吸収材はなかった。又、廃油を吸収さ
れた廃液吸収材を廃棄するときの保管場所や取扱いにつ
いて、規制が厳しく、廃棄できないところも出てきてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、家庭から出
る汁物(例えば、おでん汁、味噌汁、ラーメン汁、天ぷ
ら油など)や自動車のエンジンオイル等のあらゆる水と
油を混合した廃液処理を素早く簡単で且つ衛生的に行な
うと共に、一般ごみと共に廃棄したり、そのまま焼却処
理することができる廃液処理袋を安価に提供せんとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の課題を
解決するために、ヒートシール可能な素材であって耐水
性・耐油性を有する処理袋の底部に、繊維を積層したや
や厚手のマット状に構成してなる繊維マットに、廃液吸
収を誘引する薄葉紙で簀巻き状態にした廃液吸収材を、
該処理袋の底部の長手方向に立てて複数個並列収納した
ことを特徴とする廃液処理袋を請求項1とし、繊維の向
きが横より縦の本数が大となるようにした繊維マットか
らなる廃液吸収材で構成された請求項1記載の廃液処理
袋を含むものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。
【0006】図1は、繊維を積層したやや厚手のマット
状に構成してなる繊維マット5に廃液吸収を誘引する薄
葉紙4で簀巻き状態にした廃液吸収材Aである。
【0007】特に、この廃液吸収材Aの繊維マット5
は、繊維を薄く積層して折り畳んだ厚手の繊維マット状
にしたものは、繊維間又は繊維層に空気が溜まり、液の
吸収を妨害する大きな要因となるので折り畳まないほう
が良い。その理由として、図2に示すように廃液処理袋
1の底部3の長手方向に立てて複数個並列収納して折り
畳んだ部分の底部3又は上部に繊維の向きが液の流れ方
向に交差して、ほぼ直角になり、開口部2からの汁物や
油を入れる時に液の落下あるいは底部3からの液の吸い
上げを妨害することになる。
【0008】繊維マット5を図2の状態に複数個並列収
納する前に、繊維マット5の繊維の方向が横より縦の方
が多い場合、縦方向から流れ落ちる液に対し、液の流れ
方向と揃っている縦方向の繊維が、液の流れ方向に逆ら
う妨害要因となる横方向の繊維より多いので、上方から
下方に液を素早く伝えやすい。又、底部3に溜まろうと
する液は繊維方向が縦であれば素早く吸収することがで
きる。
【0009】又、前記の繊維マット5に廃液吸収を誘引
する薄葉紙4を簀巻き状態にした廃液吸収材Aの薄葉紙
4は厚くても同様の効果が得られるが、薄い方が液体が
外部から浸透する速度が早く柔軟性があるので、繊維マ
ット5が液体を吸収し易くなる。つまり、濡れていない
薄葉紙4の内面側の繊維マット5面が他類の廃液を吸い
やすい条件となる。
【0010】薄葉紙4の微細な繊維構成による孔が液を
含むと、液を膜状に張らせる為、繊維マット5及び繊維
マット5を簀巻き状態にして包んでいるが、一体のもの
ではないので、繊維マット5が含んで膨らんできたり、
繊維マット5の周囲に液層を持つような状態になった時
も、薄葉紙4と繊維マットの間に液を貯溜することとな
り、液を逃さず零れにくくなる。
【0011】図2に示すように、廃液吸収材Aを廃液処
理袋1の底部3の長手方向に立てて複数個並列収納した
状態で、廃液処理袋1の開口部2を注入中に塞がること
のないように拡げて、廃液処理袋1を安定させ、廃液を
注入後、図3に示すように廃液処理袋1の開口部2側の
折り曲げ部7を数回折り曲げてシール8で封をし、図4
に示すように、ごみ容器9中へ投棄するものである。
【0012】
【実施例】本案の実施例を図面に従って説明する。
【0013】これを使用する時には、要らなくなった残
り汁や油を廃液処理袋1内に注入する前に、予め、廃液
処理袋1の開口部2を注入中に塞がることのないように
拡げて、廃液処理袋1を安定させた状態が図2である。
【0014】次に、廃棄処理袋1の底部3の長手方向の
図1に示す廃液処理材Aを立てて複数個並列収納した図
2の状態にして上から、冷めた残り汁や油を注入する。
【0015】冷めた残り汁や油を注入し終わると、図3
に示すように廃液処理袋1の開口部2側の折り曲げ部7
を数回折り曲げてシール8で封をし、図4に示すように
ごみ容器9中へ投棄するものである。
【0016】
【考案の効果】本考案は、繊維を積層したやや厚手のマ
ット状に構成した繊維マットに廃液吸収を誘引する薄葉
紙で簀巻き状態にしているため、廃液処理袋内に廃液を
処理する時の操作が簡単で、機械的生産も可能であり、
安価に提供できるものである。
【0017】繊維マットに一度含まれた液が、簀巻き状
態にした薄葉紙により外下方に流出しようとするのを防
ぐことができる。
【0018】薄葉紙の微細な毛細管及び繊維構成による
孔があらゆる液体を吸収して繊維マットに伝えやすく注
入速度も早いので、早く廃液を処理することができる。
【0019】残り汁の中の具や粉、水などの汚泥液もそ
のまま廃液処理袋の中に注入し、薄葉紙の微細な毛細管
及び繊維構成による孔で吸収することとなるので、水や
油が混合した液であっても、濡れていない薄葉紙4の内
面側の繊維マット5面が他類の廃液を吸いやすい条件と
なり、素早く水と油の各液の層を自然に作り、吸収し易
くすることができ、又、台所から出る天プラ油や自動車
のエンジンオイル等の油専用処理容器として使用するこ
とができる。
【0020】本願考案の請求項2には、繊維の向きが横
より縦の本数が大となるようにしたことにより、水や油
と混合した液の廃液吸油能力が高められるものでありま
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の廃液吸収材の一例を示す斜視図。
【図2】本考案の廃液処理袋内に廃液吸収材を収納した
状態を示すもので、部分的に透視した斜視図である。
【図3】本考案の廃液処理袋の開口部の折り曲げ部を数
回折り曲げてシールで封をした状態を示す斜視図であ
る。
【図4】本考案の廃液処理袋をゴミ容器に投棄する状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 廃液処理袋 2 開口部 3 底部 4 薄葉紙 5 繊維マット 6 重ね合わせ部 7 折り曲げ部 8 シール 9 ゴミ容器 10 廃液吸収材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒートシール可能な素材であって耐水性・
    耐油性を有する処理袋の底部に、繊維を積層したやや厚
    手のマット状に構成してなる繊維マットに、廃液吸収を
    誘引する薄葉紙で簀巻き状態にした廃液吸収材を、該処
    理袋の底部の長手方向に立てて複数個並列収納したこと
    を特徴とする廃液処理袋。
  2. 【請求項2】繊維の向きが横より縦の本数が大となるよ
    うにした繊維マットからなる廃液吸収材で構成された請
    求項1記載の廃液処理袋。
JP9712291U 1991-09-17 1991-09-17 廃液処理袋 Expired - Lifetime JP2560878Y2 (ja)

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JPH0623902U JPH0623902U (ja) 1994-03-29
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