JP2560871Y2 - 流体圧シリンダ装置 - Google Patents
流体圧シリンダ装置Info
- Publication number
- JP2560871Y2 JP2560871Y2 JP1990000465U JP46590U JP2560871Y2 JP 2560871 Y2 JP2560871 Y2 JP 2560871Y2 JP 1990000465 U JP1990000465 U JP 1990000465U JP 46590 U JP46590 U JP 46590U JP 2560871 Y2 JP2560871 Y2 JP 2560871Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- piston
- cylinder tube
- fluid pressure
- support
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B15/00—Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
- F15B15/08—Characterised by the construction of the motor unit
- F15B15/14—Characterised by the construction of the motor unit of the straight-cylinder type
- F15B15/149—Fluid interconnections, e.g. fluid connectors, passages
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Actuator (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、流体圧シリンダに直線往復運動と軸線回り
の回転運動とを行わせるようにした流体圧シリンダ装置
に関する。
の回転運動とを行わせるようにした流体圧シリンダ装置
に関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点 従来、この種の流体圧シリンダ装置としては、シリン
ダチユーブ内にピストンを気密にかつ摺動自由に嵌装し
た流体圧シリンダのシリンダチユーブを基台に固定する
とともに、ピストンに突設されたピストンロツドのシリ
ンダチユーブの一端から突出した部分に、ピストンロツ
ドを回転駆動するための筒体を軸線方向の相対的摺動の
みを自由に嵌装して、その筒体を基台上に取り付けた支
持体内に回転自由に支持し、その筒体の外周に設けたピ
ニオンを、支持体内においてピストンロツドの軸線方向
と直角方向に別の流体圧シリンダで往復駆動されるラツ
クにかみ合わせ、ピストンの前面室と後面室に流体の供
給と排出とを交互に行うことによつて、ピストンロツド
を直線往復運動させ、また、ラツクを駆動してピニオン
を介して筒体を回転させることにより、ピストンロツド
を軸線回線回りに回転させるようにしたものが知られて
いる。
ダチユーブ内にピストンを気密にかつ摺動自由に嵌装し
た流体圧シリンダのシリンダチユーブを基台に固定する
とともに、ピストンに突設されたピストンロツドのシリ
ンダチユーブの一端から突出した部分に、ピストンロツ
ドを回転駆動するための筒体を軸線方向の相対的摺動の
みを自由に嵌装して、その筒体を基台上に取り付けた支
持体内に回転自由に支持し、その筒体の外周に設けたピ
ニオンを、支持体内においてピストンロツドの軸線方向
と直角方向に別の流体圧シリンダで往復駆動されるラツ
クにかみ合わせ、ピストンの前面室と後面室に流体の供
給と排出とを交互に行うことによつて、ピストンロツド
を直線往復運動させ、また、ラツクを駆動してピニオン
を介して筒体を回転させることにより、ピストンロツド
を軸線回線回りに回転させるようにしたものが知られて
いる。
しかしながら上記のような従来装置は、シリンダチユ
ーブを固定してピストンロツド側を移動させる構造であ
つて、ピストンロツドは細くて一般に曲げ剛性及び捩り
剛性に劣るため、余り大きな負荷を加えることができ
ず、また、ピストンロツドに直線移動のみをさせる場合
や停止させる場合は、ラツクと筒体に設けたピニオンの
かみ合いで回り止めを行うのであるが、かみ合い部分が
ピストンロツドの外周であつて径が小さいから、ラツク
とピニオンのバツクラツシにより筒体が僅かに回動変位
しただけで、ピストンロツドには大きな軸回りのがたつ
きが生じて、直線移動精度や停止精度が悪く、さらに、
その回転駆動部分の構造自体が、支持体内の狭い部分に
ラツクとピニオンを収め、かつ、ラツクを駆動する別の
流体圧シリンダを備えるといつた複雑なものである等、
数々の問題点があつた。
ーブを固定してピストンロツド側を移動させる構造であ
つて、ピストンロツドは細くて一般に曲げ剛性及び捩り
剛性に劣るため、余り大きな負荷を加えることができ
ず、また、ピストンロツドに直線移動のみをさせる場合
や停止させる場合は、ラツクと筒体に設けたピニオンの
かみ合いで回り止めを行うのであるが、かみ合い部分が
ピストンロツドの外周であつて径が小さいから、ラツク
とピニオンのバツクラツシにより筒体が僅かに回動変位
しただけで、ピストンロツドには大きな軸回りのがたつ
きが生じて、直線移動精度や停止精度が悪く、さらに、
その回転駆動部分の構造自体が、支持体内の狭い部分に
ラツクとピニオンを収め、かつ、ラツクを駆動する別の
流体圧シリンダを備えるといつた複雑なものである等、
数々の問題点があつた。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するための手段として、本考案の
流体圧シリンダ装置は、シリンダチユーブ内にピストン
を気密にかつ摺動自由に嵌装して、そのピストンに突設
したピストンロツドのシリンダチユーブの一端から突出
した端部に、ピストンの前面室と後面室に夫々連通する
ポートを設けた流体圧シリンダの、ピストンロツドの突
出端を、フレームの一端側に立設した取付板に固定する
とともに、シリンダチユーブの外周に、そのシリンダチ
ユーブを回転駆動する筒体を、周方向の緊密な凹凸嵌合
により軸線方向の相対的摺動のみを自由に嵌装して、そ
の筒体を、フレームの他端側に立設した支持体に設けた
嵌装孔内に回転自由に支持し、その筒体を回転駆動する
駆動源を支持体に取り付け、駆動力伝達機構をその支持
体に沿って設けた構成とした。
流体圧シリンダ装置は、シリンダチユーブ内にピストン
を気密にかつ摺動自由に嵌装して、そのピストンに突設
したピストンロツドのシリンダチユーブの一端から突出
した端部に、ピストンの前面室と後面室に夫々連通する
ポートを設けた流体圧シリンダの、ピストンロツドの突
出端を、フレームの一端側に立設した取付板に固定する
とともに、シリンダチユーブの外周に、そのシリンダチ
ユーブを回転駆動する筒体を、周方向の緊密な凹凸嵌合
により軸線方向の相対的摺動のみを自由に嵌装して、そ
の筒体を、フレームの他端側に立設した支持体に設けた
嵌装孔内に回転自由に支持し、その筒体を回転駆動する
駆動源を支持体に取り付け、駆動力伝達機構をその支持
体に沿って設けた構成とした。
考案の作用及び効果 本考案は上記構成になり、ピストンの前面室と後面室
に流体の供給と排出とを交互に行うと、ピストンロツド
の突出端が取付板に固定されていることから、シリンダ
チユーブが筒体の内周を摺動しつつその軸線方向に沿つ
て直線往復運動し、また、駆動源を起動すると、筒体が
回転して、この筒体と周方向の凹凸嵌合により一体回転
可能となつているシリンダチユーブが軸線回りに回転す
る。
に流体の供給と排出とを交互に行うと、ピストンロツド
の突出端が取付板に固定されていることから、シリンダ
チユーブが筒体の内周を摺動しつつその軸線方向に沿つ
て直線往復運動し、また、駆動源を起動すると、筒体が
回転して、この筒体と周方向の凹凸嵌合により一体回転
可能となつているシリンダチユーブが軸線回りに回転す
る。
本考案では、ピストンロツドの突出端をフレームの取
付板に固定してシリンダチユーブをフレームの支持体に
回転及び摺動自由に支持したからピストンロツドに比べ
て太く曲げ剛性及び捩り剛性に優れたシリンダチユーブ
に負荷が作用することになり、大きな負荷を加えること
が可能となつて、使用範囲を大幅に拡大することがで
き、また、シリンダチユーブに直線運動のみをさせる場
合や停止させる場合は、駆動源にブレーキをかけて筒体
の回転を阻止することによりシリンダチユーブの回り止
めを行うのであるが、径の大きいシリンダチユーブの外
周部分で回り止めが行われるのであるから、例え筒体の
回動変位が起きたとしても、シリンダチユーブの軸線回
りのがたつきは極く僅かなものに抑えられ、高い直線移
動精度や停止精度を得ることができ、また、シリンダチ
ユーブの回転駆動部分の構造自体も、支持体に設けた嵌
装孔内に支持した筒体を駆動源に連結するだけの簡単な
ものにでき、さらに、ピストンの前面室と後面室に流体
の供給と排出を行うポートを、取付板に固定されるピス
トンロツドの突出端部に設けたから、それらを移動する
シリンダチユーブ側に設けた場合に比べて、接続管の配
管用スペースが少なくて済むばかりでなく、稼働中に接
続管が他の部材に引っ掛かつたりするトラブルが発生す
るのを確実に防止し得る効果がある。
付板に固定してシリンダチユーブをフレームの支持体に
回転及び摺動自由に支持したからピストンロツドに比べ
て太く曲げ剛性及び捩り剛性に優れたシリンダチユーブ
に負荷が作用することになり、大きな負荷を加えること
が可能となつて、使用範囲を大幅に拡大することがで
き、また、シリンダチユーブに直線運動のみをさせる場
合や停止させる場合は、駆動源にブレーキをかけて筒体
の回転を阻止することによりシリンダチユーブの回り止
めを行うのであるが、径の大きいシリンダチユーブの外
周部分で回り止めが行われるのであるから、例え筒体の
回動変位が起きたとしても、シリンダチユーブの軸線回
りのがたつきは極く僅かなものに抑えられ、高い直線移
動精度や停止精度を得ることができ、また、シリンダチ
ユーブの回転駆動部分の構造自体も、支持体に設けた嵌
装孔内に支持した筒体を駆動源に連結するだけの簡単な
ものにでき、さらに、ピストンの前面室と後面室に流体
の供給と排出を行うポートを、取付板に固定されるピス
トンロツドの突出端部に設けたから、それらを移動する
シリンダチユーブ側に設けた場合に比べて、接続管の配
管用スペースが少なくて済むばかりでなく、稼働中に接
続管が他の部材に引っ掛かつたりするトラブルが発生す
るのを確実に防止し得る効果がある。
実施例 以下、本考案の一実施例を第１図及び第２図に基づい
て説明する。
て説明する。
図において、１は、流体圧シリンダであつて、前端を
閉塞しかつ後端に挿通孔４を透設したエンドカバー３を
被着したシリンダチユーブ２内にピストン５が気密にか
つ摺動自由に嵌装され、その後面に突設されたピストン
ロツド６の先端がエンドカバー３の挿通孔４を通つて後
面側に突出しているとともに、そのピストンロツド６の
突出端面に、ピストン５の前面側に開口した流通路７
と、後面側に開口した流通路８に夫々連通する２つのポ
ート９、10が形成されていて、その流体圧シリンダ１の
ピストンロツド６の突出端部が、フレーム14の一端側に
立設した取付板15に形成された取付孔16に嵌められて、
ナツト17を締め付けることによつて水平姿勢で取り付け
られるようになつている。
閉塞しかつ後端に挿通孔４を透設したエンドカバー３を
被着したシリンダチユーブ２内にピストン５が気密にか
つ摺動自由に嵌装され、その後面に突設されたピストン
ロツド６の先端がエンドカバー３の挿通孔４を通つて後
面側に突出しているとともに、そのピストンロツド６の
突出端面に、ピストン５の前面側に開口した流通路７
と、後面側に開口した流通路８に夫々連通する２つのポ
ート９、10が形成されていて、その流体圧シリンダ１の
ピストンロツド６の突出端部が、フレーム14の一端側に
立設した取付板15に形成された取付孔16に嵌められて、
ナツト17を締め付けることによつて水平姿勢で取り付け
られるようになつている。
上記のシリンダチユーブ２の外周面には、第２図に示
すように、軸線方向に沿つた３本の突条19が一定角度間
隔をおいて形成され、その外周に、シリンダチユーブ２
を回転駆動するための筒体20が嵌装され、この筒体20
は、一端の外周に歯付きの従動プーリ21が形成されてい
るとともに、内周面に、上記の突条19と整合する軸線方
向に沿つた３本の凹溝22が形成され、その凹溝22内に突
条19を緊密に嵌めて軸線方向の相対的摺動のみが自由と
なつており、この筒体20が、上記したフレーム14の他端
側に固定した支持体24に透設された嵌装孔25内にベアリ
ング26を介して嵌装され、従動プーリ21を設けた側と反
対の端部にナツト27を螺着することによつて、軸線方向
の移動不能にかつ軸線回りの回転自由に支持されてお
り、また、支持体24の上面に、ブレーキ付きの伝動の駆
動モータ29が取り付けられ、その駆動モータ29の出力軸
30に取り付けられた歯付きの駆動プーリ31と、上記した
筒体20に形成された従動プーリ21との間に歯付きベルト
32が掛け渡されている。
すように、軸線方向に沿つた３本の突条19が一定角度間
隔をおいて形成され、その外周に、シリンダチユーブ２
を回転駆動するための筒体20が嵌装され、この筒体20
は、一端の外周に歯付きの従動プーリ21が形成されてい
るとともに、内周面に、上記の突条19と整合する軸線方
向に沿つた３本の凹溝22が形成され、その凹溝22内に突
条19を緊密に嵌めて軸線方向の相対的摺動のみが自由と
なつており、この筒体20が、上記したフレーム14の他端
側に固定した支持体24に透設された嵌装孔25内にベアリ
ング26を介して嵌装され、従動プーリ21を設けた側と反
対の端部にナツト27を螺着することによつて、軸線方向
の移動不能にかつ軸線回りの回転自由に支持されてお
り、また、支持体24の上面に、ブレーキ付きの伝動の駆
動モータ29が取り付けられ、その駆動モータ29の出力軸
30に取り付けられた歯付きの駆動プーリ31と、上記した
筒体20に形成された従動プーリ21との間に歯付きベルト
32が掛け渡されている。
次に本実施例の作動を説明する。
流体圧シリンダ１のピストンロツド６の突出端面に設
けたポート９、10から、ピストン５の前面室11と後面室
12に流体の供給と排出とを交互に行うと、そのピストン
ロツド６の突出端が取付板15に固定されていることか
ら、シリンダチユーブ２が、その外周の突条19を筒体20
の内周の凹溝22内で摺動させつつ軸線方向に沿つて直線
往復運動し、また、駆動モータ29を起動すると、駆動プ
ーリ31が回転することにより歯付きベルト32及び従動プ
ーリ21を介して筒体20が回転駆動され、突条19と凹溝22
の嵌合により一体回転可能となっているシリンダチユー
ブ２が軸線回りに回転するのであつて、上記のシリンダ
チユーブ２の直線往復運動時に併せて駆動モータ29を駆
動すれば、シリンダチユーブ２に軸線回りの回転運動を
させつつ直線運動させ、また、ストローク端等のシリン
ダチユーブ２の直線運動が停止したときに駆動モータ29
を駆動すれば、シリンダチユーブ２に回転運動のみを行
わせることができる。
けたポート９、10から、ピストン５の前面室11と後面室
12に流体の供給と排出とを交互に行うと、そのピストン
ロツド６の突出端が取付板15に固定されていることか
ら、シリンダチユーブ２が、その外周の突条19を筒体20
の内周の凹溝22内で摺動させつつ軸線方向に沿つて直線
往復運動し、また、駆動モータ29を起動すると、駆動プ
ーリ31が回転することにより歯付きベルト32及び従動プ
ーリ21を介して筒体20が回転駆動され、突条19と凹溝22
の嵌合により一体回転可能となっているシリンダチユー
ブ２が軸線回りに回転するのであつて、上記のシリンダ
チユーブ２の直線往復運動時に併せて駆動モータ29を駆
動すれば、シリンダチユーブ２に軸線回りの回転運動を
させつつ直線運動させ、また、ストローク端等のシリン
ダチユーブ２の直線運動が停止したときに駆動モータ29
を駆動すれば、シリンダチユーブ２に回転運動のみを行
わせることができる。
本実施例では、ピストンロツド６を固定してシリンダ
チユーブ２側を移動させるようになつており、シリンダ
チユーブ２はピストンロツド６に比べて太くて曲げ剛性
及び捩り剛性に優れるから、大きな負荷を加えることが
可能となつて、使用範囲を拡大でき、また、シリンダチ
ユーブ２に直線運動のみをさせる場合や停止させる場合
は、駆動モータ29にブレーキをかけ、歯付きベルト32と
筒体20の従動プーリ21のかみ合いによりシリンダチユー
ブ２の回り止めをするのであるが、径の大きいシリンダ
チユーブ２の外周部分で回り止めが行われるのであるか
ら、例え筒体20に回動変位が起きたとしても、シリンダ
チユーブ２の軸線回りのがたつきは極く僅かなものに抑
えられ、高い直線移動精度や停止精度を得ることができ
る。また、シリンダチユーブ２の回転駆動部分の構造
も、支持体24の上面に取り付けた駆動モータ29に連結し
た駆動プーリ31と、筒体20に一体に形成されて支持体25
の前面に突出した従動プーリ21との間に歯付きベルト32
を掛け渡すようになつていて、構造自体が比較的単純で
あるとともに、支持体24の外部の広いスペースにおいて
組み付けが行えることから、組付作業も簡単にできる。
また、ピストン５の前面室11と後面室12に流体の供給と
排出を行うポート９、10を、取付板15に固定されるピス
トンロツド６の突出端面に設けたから、移動するシリン
ダチユーブ２側に設けた場合に比べて、接続管の配管用
スペースが少なくて済み、また、稼働中に接続管が他の
部材に引っ掛かったりするトラブルが発生するおそれが
ない。
チユーブ２側を移動させるようになつており、シリンダ
チユーブ２はピストンロツド６に比べて太くて曲げ剛性
及び捩り剛性に優れるから、大きな負荷を加えることが
可能となつて、使用範囲を拡大でき、また、シリンダチ
ユーブ２に直線運動のみをさせる場合や停止させる場合
は、駆動モータ29にブレーキをかけ、歯付きベルト32と
筒体20の従動プーリ21のかみ合いによりシリンダチユー
ブ２の回り止めをするのであるが、径の大きいシリンダ
チユーブ２の外周部分で回り止めが行われるのであるか
ら、例え筒体20に回動変位が起きたとしても、シリンダ
チユーブ２の軸線回りのがたつきは極く僅かなものに抑
えられ、高い直線移動精度や停止精度を得ることができ
る。また、シリンダチユーブ２の回転駆動部分の構造
も、支持体24の上面に取り付けた駆動モータ29に連結し
た駆動プーリ31と、筒体20に一体に形成されて支持体25
の前面に突出した従動プーリ21との間に歯付きベルト32
を掛け渡すようになつていて、構造自体が比較的単純で
あるとともに、支持体24の外部の広いスペースにおいて
組み付けが行えることから、組付作業も簡単にできる。
また、ピストン５の前面室11と後面室12に流体の供給と
排出を行うポート９、10を、取付板15に固定されるピス
トンロツド６の突出端面に設けたから、移動するシリン
ダチユーブ２側に設けた場合に比べて、接続管の配管用
スペースが少なくて済み、また、稼働中に接続管が他の
部材に引っ掛かったりするトラブルが発生するおそれが
ない。
なお、駆動モータ29には、電動モータに限らずエアモ
ータを使用しても良く、また、駆動モータ29と筒体20の
間の駆動連結手段には、ギヤ列等の他の手段を用いても
良い。
ータを使用しても良く、また、駆動モータ29と筒体20の
間の駆動連結手段には、ギヤ列等の他の手段を用いても
良い。
第１図は本考案の一実施例の一部切欠断面図、第２図は
その側面図である。 1:流体圧シリンダ、2:シリンダチユーブ 3:エンドカバー、5:ピストン、6:ピストンロツド、９、
10:ポート、11:前面室、12:後面室、14:フレーム、15:
取付板、19:突条、20:筒体、21:従動プーリ、22:凹溝、
24:支持体、25:嵌装孔、29:駆動モータ、31:駆動プー
リ、32:歯付きベルト
その側面図である。 1:流体圧シリンダ、2:シリンダチユーブ 3:エンドカバー、5:ピストン、6:ピストンロツド、９、
10:ポート、11:前面室、12:後面室、14:フレーム、15:
取付板、19:突条、20:筒体、21:従動プーリ、22:凹溝、
24:支持体、25:嵌装孔、29:駆動モータ、31:駆動プー
リ、32:歯付きベルト
Claims (1)
- 【請求項１】シリンダチユーブ内にピストンを気密にか
つ摺動自在に嵌装して、該ピストンに突設したピストン
ロツドの前記シリンダチユーブの一端から突出した端部
に、前記ピストンの前面室と後面室に夫々連通するポー
トを設けた流体圧シリンダの、前記ピストンロツドの突
出端を、フレームの一端側に立設した取付板に固定する
とともに、前記シリンダチユーブの外周に、該シリンダ
チユーブを回転駆動する筒体を、周方向の緊密な凹凸嵌
合により軸線方向の相対的摺動のみを自由に嵌装して、
該筒体を、前記フレームの他端側に立設した支持体に設
けた嵌装孔内に回転自由に支持し、該筒体を回転駆動す
る駆動源を前記支持体に取り付け、駆動力伝達機構を該
支持体に沿って設けたことを特徴とする流体圧シリンダ
装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990000465U JP2560871Y2 (ja) | 1990-01-08 | 1990-01-08 | 流体圧シリンダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990000465U JP2560871Y2 (ja) | 1990-01-08 | 1990-01-08 | 流体圧シリンダ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0391502U JPH0391502U (ja) | 1991-09-18 |
| JP2560871Y2 true JP2560871Y2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=31504412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990000465U Expired - Lifetime JP2560871Y2 (ja) | 1990-01-08 | 1990-01-08 | 流体圧シリンダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560871Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013065457A1 (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-10 | Kyb-Ys株式会社 | 流体圧シリンダ及びその製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS514468A (ja) * | 1974-06-28 | 1976-01-14 | Kondo Machine Works | Shirinda |
| JPH0712725Y2 (ja) * | 1987-09-10 | 1995-03-29 | エスエムシー株式会社 | 流体圧シリンダ装置 |
| JPH0178706U (ja) * | 1987-11-16 | 1989-05-26 |
-
1990
- 1990-01-08 JP JP1990000465U patent/JP2560871Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013065457A1 (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-10 | Kyb-Ys株式会社 | 流体圧シリンダ及びその製造方法 |
| JP2013096510A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Ｋｙｂ−Ｙｓ株式会社 | 流体圧シリンダ及びその製造方法 |
| US9581242B2 (en) | 2011-11-01 | 2017-02-28 | Kyb-Ys Co., Ltd. | Fluid pressure cylinder and manufacturing method therefor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0391502U (ja) | 1991-09-18 |
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