JP2560653B2 - 記録情報再生装置のトラッキング制御装置 - Google Patents
記録情報再生装置のトラッキング制御装置Info
- Publication number
- JP2560653B2 JP2560653B2 JP7006913A JP691395A JP2560653B2 JP 2560653 B2 JP2560653 B2 JP 2560653B2 JP 7006913 A JP7006913 A JP 7006913A JP 691395 A JP691395 A JP 691395A JP 2560653 B2 JP2560653 B2 JP 2560653B2
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- pulse
- track
- servo loop
- control device
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DADプレーヤ、ビデ
オディスクプレーヤ等の記録情報再生装置の情報トラッ
ク飛越制御に関するものである。
オディスクプレーヤ等の記録情報再生装置の情報トラッ
ク飛越制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルオーディオディスク(DA
D)における情報の読取は、ディスクの信号トラック上
を光を入射せしめ凹凸で記録されたビットの有無によっ
て変調された記録面からの反射光もしくは透過光の光の
強さを検出することによりなされる。ディスクの信号ト
ラックはうず巻状になっており、かかる情報記録用ディ
スクの読取装置では照射光がディスクの信号トラック上
を常に正確に追尾するためのトラッキングサーボ装置が
設けられている。トラッキングサーボを行なうためのト
ラッキングエラー信号の検出方法は色々あるがここでは
3スポット方式と呼ばれる方式を用いて説明する。
D)における情報の読取は、ディスクの信号トラック上
を光を入射せしめ凹凸で記録されたビットの有無によっ
て変調された記録面からの反射光もしくは透過光の光の
強さを検出することによりなされる。ディスクの信号ト
ラックはうず巻状になっており、かかる情報記録用ディ
スクの読取装置では照射光がディスクの信号トラック上
を常に正確に追尾するためのトラッキングサーボ装置が
設けられている。トラッキングサーボを行なうためのト
ラッキングエラー信号の検出方法は色々あるがここでは
3スポット方式と呼ばれる方式を用いて説明する。
【0003】図5はトラッキングエラー信号検出の原理
及びトラッキングサーボの動作を説明するための図であ
る。スイッチ11が開の場合には読取装置はトラックに
追随しないためディスクの偏心等により読取りのための
光スポット上を信号トラックがよぎることになる。
及びトラッキングサーボの動作を説明するための図であ
る。スイッチ11が開の場合には読取装置はトラックに
追随しないためディスクの偏心等により読取りのための
光スポット上を信号トラックがよぎることになる。
【0004】光スポット上をトラックが通過した場合の
信号情報読取スポットAの出力信号を光電変換器1で光
電変換した出力を(イ)に、トラッキングエラー検出用
スポットB,Cの出力をそれぞれ光電変換器6,7で光
電変換し差動増幅器8でB−Cを行ったトラッキングエ
ラー信号を(ロ)に示す。図5においてA,B,Cスポ
ットの斜線の部分は光を弱く反射している部分を示す。
図5においてaは信号が記録されているトラックを示
し、bはトラック間の領域を示す。同図におけるAスポ
ットの出力信号の0レベルは反射光がないため検出器の
出力が0であるいわゆるダークレベルを示し、Mレベル
は反射光が最大となるいわゆる鏡面レベルを示してお
り、Rは読取スポットA上をトラックが横断するのに伴
ってピット面レベルが変化する包絡線を示している。
A,B,C3つのスポットを用いて信号トラック上を追
随させて信号を読取る方式を3スポット方式と呼びA,
B,Cは一体となっている。
信号情報読取スポットAの出力信号を光電変換器1で光
電変換した出力を(イ)に、トラッキングエラー検出用
スポットB,Cの出力をそれぞれ光電変換器6,7で光
電変換し差動増幅器8でB−Cを行ったトラッキングエ
ラー信号を(ロ)に示す。図5においてA,B,Cスポ
ットの斜線の部分は光を弱く反射している部分を示す。
図5においてaは信号が記録されているトラックを示
し、bはトラック間の領域を示す。同図におけるAスポ
ットの出力信号の0レベルは反射光がないため検出器の
出力が0であるいわゆるダークレベルを示し、Mレベル
は反射光が最大となるいわゆる鏡面レベルを示してお
り、Rは読取スポットA上をトラックが横断するのに伴
ってピット面レベルが変化する包絡線を示している。
A,B,C3つのスポットを用いて信号トラック上を追
随させて信号を読取る方式を3スポット方式と呼びA,
B,Cは一体となっている。
【0005】従ってトラッキングエラー信号は図5B,
Cのスポット位置により変化する。トラックの中心にA
スポットが位置するときにB,Cスポットはそれぞれ斜
線で示すように半分がトラック上に位置しその光出力が
同一となるよう設定されるためトラッキングエラー信号
B−Cは0であり、信号が記録されているトラックa上
をスポットが相対的に右に移動したときはBスポットは
鏡面、Cスポットはトラック上に位置するため正、左に
移動したときは負の電圧を発生しトラック間隔bではそ
の逆となり、トラック中心からずれることにより相対的
にトラック上を読取スポットが矢印の如く移動した場合
には図に示すような波形となる。差動増幅器8の出力で
あるトラッキングエラー信号はスイッチ11、位相補償
回路12、増幅器13、ドライバトランジスタ15,1
6を介してトラッキングアクチュエータ14に加えら
れ、この動きをB,Cの検出器でとらえることによりサ
ーボループを構成している。
Cのスポット位置により変化する。トラックの中心にA
スポットが位置するときにB,Cスポットはそれぞれ斜
線で示すように半分がトラック上に位置しその光出力が
同一となるよう設定されるためトラッキングエラー信号
B−Cは0であり、信号が記録されているトラックa上
をスポットが相対的に右に移動したときはBスポットは
鏡面、Cスポットはトラック上に位置するため正、左に
移動したときは負の電圧を発生しトラック間隔bではそ
の逆となり、トラック中心からずれることにより相対的
にトラック上を読取スポットが矢印の如く移動した場合
には図に示すような波形となる。差動増幅器8の出力で
あるトラッキングエラー信号はスイッチ11、位相補償
回路12、増幅器13、ドライバトランジスタ15,1
6を介してトラッキングアクチュエータ14に加えら
れ、この動きをB,Cの検出器でとらえることによりサ
ーボループを構成している。
【0006】図2は、現在知られているトラック飛越制
御回路の一方向の飛越回路だけを図示したものである。
以下図2の動作を説明する。
御回路の一方向の飛越回路だけを図示したものである。
以下図2の動作を説明する。
【0007】図2において17はトラック間特定位置検
出器であり、18はDタイプフリップフロップ(以下D
−FFと略す)であり、19は微分回路、20は加算器
である。21は飛越命令入力端子であり、21に(ヘ)
に示すトリガパルスが入力されるとD−FF18のセッ
ト端子にトリガが入り18の出力Qはハイレベルとな
る。(ニ)の出力はスイッチ11を開とし、一方微分回
路19に入力され、19の出力(ホ)は加算器20でサ
ーボ回路に加算されアクチュエータ14に微分パルスが
印加される。このパルスによりアクチュエータは飛越動
作をはじめ、(ロ)にはSカーブが出力される。位置検
出器17は比較器で構成されており(ハ)に示すゼロレ
ベルよりわずかに高いレベルよりSカーブが高くなる
と、17の出力は(ト)に示すパルスが出力される。
(ト)の波形の立上がりはトラック間のまん中よりわず
か行きすぎた位置である。この位置を検出してD−FF
18のCK端子に立上がりパルスが入力されるとD入力
にはローレベルが入力され、D−FF出力はローとな
る。スイッチ11は閉となり、立下がり微分パルスが1
4のアクチュエータに入力され、減速動作を行って飛越
制御が行なわれる。
出器であり、18はDタイプフリップフロップ(以下D
−FFと略す)であり、19は微分回路、20は加算器
である。21は飛越命令入力端子であり、21に(ヘ)
に示すトリガパルスが入力されるとD−FF18のセッ
ト端子にトリガが入り18の出力Qはハイレベルとな
る。(ニ)の出力はスイッチ11を開とし、一方微分回
路19に入力され、19の出力(ホ)は加算器20でサ
ーボ回路に加算されアクチュエータ14に微分パルスが
印加される。このパルスによりアクチュエータは飛越動
作をはじめ、(ロ)にはSカーブが出力される。位置検
出器17は比較器で構成されており(ハ)に示すゼロレ
ベルよりわずかに高いレベルよりSカーブが高くなる
と、17の出力は(ト)に示すパルスが出力される。
(ト)の波形の立上がりはトラック間のまん中よりわず
か行きすぎた位置である。この位置を検出してD−FF
18のCK端子に立上がりパルスが入力されるとD入力
にはローレベルが入力され、D−FF出力はローとな
る。スイッチ11は閉となり、立下がり微分パルスが1
4のアクチュエータに入力され、減速動作を行って飛越
制御が行なわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで一般にアクチ
ュエータはバネのサスペンションで固定されている。ア
クチュエータが物理的中心に位置している場合はバネの
もどり力は小さく問題とならないが、連続ジャンプをく
り返すとアクチュエータは中心位置より遠ざかり除々に
バネのもどり力が大きくなり同じジャンプバネではアク
チュエータの移動速度は遅くなってくる。この為アクチ
ュエータが中心位置より遠ざかっている場合は図3bに
示す如くアクチュエータが中心位置にあるときaにくら
べセンター位置検出の時間はτだけ遅れてくる。図3
a,bに示すように微分の時定数が小さいと時間を長く
してもアクチュエータにかかるエネルギーは増加しない
為やがてトラック間のセンター位置まで行きつけない現
象がおこる。即ち1トラック飛越不可能となる。これを
解消する為微分の時定数を大きくすれば、図3Cに示す
ように時間と共にアクチュエータにかかるエネルギーは
増大するが、逆方向の減速パルスの振幅はA−B=Cと
なりエネルギーが小さくなって制御がうまくかからない
現象がおこる。即ち1トラック以上行きすぎる。以上の
ようにアクチュエータの物理的中心から離れれば離れる
程、飛越制御は不安定となってくる。
ュエータはバネのサスペンションで固定されている。ア
クチュエータが物理的中心に位置している場合はバネの
もどり力は小さく問題とならないが、連続ジャンプをく
り返すとアクチュエータは中心位置より遠ざかり除々に
バネのもどり力が大きくなり同じジャンプバネではアク
チュエータの移動速度は遅くなってくる。この為アクチ
ュエータが中心位置より遠ざかっている場合は図3bに
示す如くアクチュエータが中心位置にあるときaにくら
べセンター位置検出の時間はτだけ遅れてくる。図3
a,bに示すように微分の時定数が小さいと時間を長く
してもアクチュエータにかかるエネルギーは増加しない
為やがてトラック間のセンター位置まで行きつけない現
象がおこる。即ち1トラック飛越不可能となる。これを
解消する為微分の時定数を大きくすれば、図3Cに示す
ように時間と共にアクチュエータにかかるエネルギーは
増大するが、逆方向の減速パルスの振幅はA−B=Cと
なりエネルギーが小さくなって制御がうまくかからない
現象がおこる。即ち1トラック以上行きすぎる。以上の
ようにアクチュエータの物理的中心から離れれば離れる
程、飛越制御は不安定となってくる。
【0009】また、使用電源電圧が低い等の理由により
図4に示す如くトラッキングエラー振幅Fに対してジャ
ンプパルスの振幅Eを充分大きくできない場合にはルー
プをオンして逆方向の減速パルスを印加しても図4hに
示す如く波線で示すエラー信号fと減速パルスeが打消
しあって減速パルスが有効に働かなくなり、制動が不安
定となる。図4においてeはアクチュエータ端子におけ
るジャンプパルスを示す。fはアクチュエータ端子にお
けるループオフ時のエラー信号を示す。fはサーボをか
け変位を小さくする目的の信号である為eとは極性が逆
になる。gはループのオン/オフを示す。ハイレベルが
ループオンの状態である。従ってセンサ検出後ループを
オンして減速パルスを印加した場合にはeと逆極性のf
の信号が加算され、eの信号からfのレベルを減算され
たhの信号分だけが減速パルスとなり、制御不足となっ
て1トラック以上行きすぎる等の誤動作を引きおこす。
図4に示す如くトラッキングエラー振幅Fに対してジャ
ンプパルスの振幅Eを充分大きくできない場合にはルー
プをオンして逆方向の減速パルスを印加しても図4hに
示す如く波線で示すエラー信号fと減速パルスeが打消
しあって減速パルスが有効に働かなくなり、制動が不安
定となる。図4においてeはアクチュエータ端子におけ
るジャンプパルスを示す。fはアクチュエータ端子にお
けるループオフ時のエラー信号を示す。fはサーボをか
け変位を小さくする目的の信号である為eとは極性が逆
になる。gはループのオン/オフを示す。ハイレベルが
ループオンの状態である。従ってセンサ検出後ループを
オンして減速パルスを印加した場合にはeと逆極性のf
の信号が加算され、eの信号からfのレベルを減算され
たhの信号分だけが減速パルスとなり、制御不足となっ
て1トラック以上行きすぎる等の誤動作を引きおこす。
【0010】本発明の目的は上記した従来技術の欠点を
なくし、アクチュエータが物理的中心から離れている場
合や、ジャンプパルスの振幅が小さい場合も含めて安定
に1トラック飛越制御を行えるトラッキング制御装置を
提供することにある。
なくし、アクチュエータが物理的中心から離れている場
合や、ジャンプパルスの振幅が小さい場合も含めて安定
に1トラック飛越制御を行えるトラッキング制御装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、記録トラック上を読取手段がトラッ
キングするためのトラッキング信号検出手段と、前記ト
ラッキング信号に応じてトラッキング制御を行うサーボ
ループと、前記読取手段を加速する加速パルスを発生す
る加速パルス発生器と、前記読取手段が記録トラック間
の特定位置に到達したことを検出する特定位置検出器
と、前記加速パルスのパルス幅に拘らず一定の固定幅と
しそのパルス振幅を前記加速パルスのパルス振幅より大
きくした減速パルスを発生する減速パルス発生器と、前
記サーボループを動作又は実質的に禁止する制御を行な
うサーボループ制御装置により構成した。
ために、本発明は、記録トラック上を読取手段がトラッ
キングするためのトラッキング信号検出手段と、前記ト
ラッキング信号に応じてトラッキング制御を行うサーボ
ループと、前記読取手段を加速する加速パルスを発生す
る加速パルス発生器と、前記読取手段が記録トラック間
の特定位置に到達したことを検出する特定位置検出器
と、前記加速パルスのパルス幅に拘らず一定の固定幅と
しそのパルス振幅を前記加速パルスのパルス振幅より大
きくした減速パルスを発生する減速パルス発生器と、前
記サーボループを動作又は実質的に禁止する制御を行な
うサーボループ制御装置により構成した。
【0012】
【作用】命令を受けることにより、前記サーボループ制
御装置を動作させて前記サーボループが実質的に禁止さ
れ、前記加速パルスが前記読取手段に供給され、前記特
定位置検出器による検出出力に応答して、前記固定幅の
減速パルスが供給された後に、前記サーボループ制御装
置が動作して前記サーボループが働き、情報トラックの
1トラック飛越制御が行なわれる。
御装置を動作させて前記サーボループが実質的に禁止さ
れ、前記加速パルスが前記読取手段に供給され、前記特
定位置検出器による検出出力に応答して、前記固定幅の
減速パルスが供給された後に、前記サーボループ制御装
置が動作して前記サーボループが働き、情報トラックの
1トラック飛越制御が行なわれる。
【0013】また本発明のトラッキング制御装置は、バ
ネのもどり力が増加した場合でも時間と共にアクチュエ
ータにかかるエネルギーが増加するように一定電圧パル
スを印加し、特定位置検出後は一定エネルギーの減速パ
ルスをループオフとしたまま印加し、減速パルス終了後
にループをオンとしてアクチュエータの位置にかかわら
ず安定に飛越制御を行うものである。
ネのもどり力が増加した場合でも時間と共にアクチュエ
ータにかかるエネルギーが増加するように一定電圧パル
スを印加し、特定位置検出後は一定エネルギーの減速パ
ルスをループオフとしたまま印加し、減速パルス終了後
にループをオンとしてアクチュエータの位置にかかわら
ず安定に飛越制御を行うものである。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1により説明す
る。図1において1〜16については図5と同一物を示
す。17はトラック間特定位置検出器、18はD−F
F、32は単安定マルチバイブレータであり抵抗25と
容量24によりパルス幅が決定されている。26は加減
算増幅器であり、18出力の加速パルスと32出力の減
速パルスを逆極性となるように加算しており、加算器2
0により制御ループに加算し、アクチュエータ14を駆
動している。31はループ開閉信号発生回路でありオア
回路により構成されている。17の特定位置検出回路は
読取情報信号の包絡線検波器41、及び22,23の比
較器より構成されている。22の比較器により41出力
の読取情報信号の包絡線レベルが図1イに示す(チ)の
一定レベル以下のとき即ち信号が一定レベル以上検出さ
れているとき(リ)に示すハイレベルの信号が出力され
る。この(リ)の信号とトラッキングエラー信号ロを比
較器23に入力することにより(ト)に示すようなトラ
ック間の中心で立上がるパルスが得られる。31はルー
プ開閉信号発生器であり、D−FF18出力即ち加速パ
ルス発生期間と単安定マルチバイブレータ32出力即ち
減速パルス発生期間は出力がハイレベルとなりスイッチ
11を開とする。以上の構成要素から成る図1の21に
情報トラック飛越命令(ヘ)のトリガパルスが入力され
るとD−FF18の出力はハイとなり、31を介して1
1のスイッチは開となる。一方D−FF18の出力は2
6の加減算増幅器に入力され加算パルスとしてアクチュ
エータに印加される。この加速パルスは一定電圧の為、
バネのもどり力が増大した場合でも、時間即ちパルス幅
を大きくすることによりアクチュエータをドライブする
エネルギーは従来例より大きくできる。加速パルスによ
りアクチュエータがトラック間の中心にきたとき17の
特定位置検出器から(ト)に示すパルスが発生される為
18のクロック入力に立上がりパルスが入力され18の
Q出力はローとなる。この立下がりにより32のマルチ
バイブレータは出力はハイとなり、31を介してループ
を閉としたまま、加減算増幅器26の入力に印加され、
加速パルスと逆極性のパルスとなってアクチュエータを
減速方向にドライブし制動が行われる。D−FF18の
出力は(ニ)、単安定マルチバイブレータ32の出力は
(ヌ)に示す如くなり26の加減算増幅器の出力は
(ホ)に示すようになる。(ホ)に示す加速パルスと減
速パルスの振幅比V1/V2は27,28,29,30の
抵抗比を変化させることにより自由に設定できる。
る。図1において1〜16については図5と同一物を示
す。17はトラック間特定位置検出器、18はD−F
F、32は単安定マルチバイブレータであり抵抗25と
容量24によりパルス幅が決定されている。26は加減
算増幅器であり、18出力の加速パルスと32出力の減
速パルスを逆極性となるように加算しており、加算器2
0により制御ループに加算し、アクチュエータ14を駆
動している。31はループ開閉信号発生回路でありオア
回路により構成されている。17の特定位置検出回路は
読取情報信号の包絡線検波器41、及び22,23の比
較器より構成されている。22の比較器により41出力
の読取情報信号の包絡線レベルが図1イに示す(チ)の
一定レベル以下のとき即ち信号が一定レベル以上検出さ
れているとき(リ)に示すハイレベルの信号が出力され
る。この(リ)の信号とトラッキングエラー信号ロを比
較器23に入力することにより(ト)に示すようなトラ
ック間の中心で立上がるパルスが得られる。31はルー
プ開閉信号発生器であり、D−FF18出力即ち加速パ
ルス発生期間と単安定マルチバイブレータ32出力即ち
減速パルス発生期間は出力がハイレベルとなりスイッチ
11を開とする。以上の構成要素から成る図1の21に
情報トラック飛越命令(ヘ)のトリガパルスが入力され
るとD−FF18の出力はハイとなり、31を介して1
1のスイッチは開となる。一方D−FF18の出力は2
6の加減算増幅器に入力され加算パルスとしてアクチュ
エータに印加される。この加速パルスは一定電圧の為、
バネのもどり力が増大した場合でも、時間即ちパルス幅
を大きくすることによりアクチュエータをドライブする
エネルギーは従来例より大きくできる。加速パルスによ
りアクチュエータがトラック間の中心にきたとき17の
特定位置検出器から(ト)に示すパルスが発生される為
18のクロック入力に立上がりパルスが入力され18の
Q出力はローとなる。この立下がりにより32のマルチ
バイブレータは出力はハイとなり、31を介してループ
を閉としたまま、加減算増幅器26の入力に印加され、
加速パルスと逆極性のパルスとなってアクチュエータを
減速方向にドライブし制動が行われる。D−FF18の
出力は(ニ)、単安定マルチバイブレータ32の出力は
(ヌ)に示す如くなり26の加減算増幅器の出力は
(ホ)に示すようになる。(ホ)に示す加速パルスと減
速パルスの振幅比V1/V2は27,28,29,30の
抵抗比を変化させることにより自由に設定できる。
【0015】以上説明したように図1に示すトラック飛
越制御回路によれば、アクチュエータの物理的中心から
の位置にかかわらず、またトラックエラー信号振幅と減
速パルス振幅が近い値であっても安定に飛越制御を行う
ことが可能である。
越制御回路によれば、アクチュエータの物理的中心から
の位置にかかわらず、またトラックエラー信号振幅と減
速パルス振幅が近い値であっても安定に飛越制御を行う
ことが可能である。
【0016】また減速パルス振幅V2を加速パルス振幅
V1よりも大きく設定することにより、減速パルス幅を
短くすることができ、短時間にアクチュエータがトラッ
ク間中心にあるときの速度を減速させることが可能とな
る。この為トラック飛越の際の行きすぎ量をなくすこと
ができ、飛越後のループ応答のあばれが小さくなる為、
飛越に要する時間を短くすることができる。
V1よりも大きく設定することにより、減速パルス幅を
短くすることができ、短時間にアクチュエータがトラッ
ク間中心にあるときの速度を減速させることが可能とな
る。この為トラック飛越の際の行きすぎ量をなくすこと
ができ、飛越後のループ応答のあばれが小さくなる為、
飛越に要する時間を短くすることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、トラ
ックアクチュエータの位置(即ちバネのもどり力の大き
さ)に影響されることなく、また電源電圧が低くトラッ
クエラー振幅と飛越パルスの振幅が同等の場合でも安定
に飛越制御を行うことが可能となった。また加速パルス
振幅より減速パルス振幅を大きく設定することにより、
飛越後のループ特性のあばれを少くすることができ飛越
に要す時間を短くすることが可能となったので便利であ
る。
ックアクチュエータの位置(即ちバネのもどり力の大き
さ)に影響されることなく、また電源電圧が低くトラッ
クエラー振幅と飛越パルスの振幅が同等の場合でも安定
に飛越制御を行うことが可能となった。また加速パルス
振幅より減速パルス振幅を大きく設定することにより、
飛越後のループ特性のあばれを少くすることができ飛越
に要す時間を短くすることが可能となったので便利であ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】従来のブロック図である。
【図3】従来飛越信号の説明用波形図である。
【図4】従来飛越信号の説明用波形図である。
【図5】トラッキング制御ループのブロック図である。
6…光電変換器、 7…光電変換器、 8…差動増幅器、 11…スイッチ、 12…位相補償回路、 13…増幅器、 14…トラッキングアクチュエータ、 15…ドライバトランジスタ、 16…ドライバトランジスタ、 17…トラック間特定位置検出器、 18…Dタイプフリップフロップ、 19…微分回路、 20…加算器、 21…飛越命令入力端子、 A…信号情報読取スポット、 B…トラッキングエラー検出用スポット、 C…トラッキングエラー検出用スポット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−37831(JP,A) 特開 昭56−124168(JP,A) 特開 昭52−26802(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】情報がうず巻状に記録された記録媒体の再
生装置において、記録トラック上を読取手段がトラッキ
ングするためのトラッキング信号検出手段と、前記トラ
ッキング信号に応じてトラッキング制御を行うサーボル
ープと、前記読取手段を加速する加速パルスを発生する
加速パルス発生器と、前記読取手段が記録トラック間の
特定位置に到達したことを検出する特定位置検出器と、
前記加速パルスのパルス幅に拘らず一定の固定幅としそ
のパルス振幅を前記加速パルスのパルス振幅より大きく
した減速パルスを発生する減速パルス発生器と、前記サ
ーボループを動作又は実質的に禁止する制御を行なうサ
ーボループ制御装置を具備し、飛越命令を受けることに
より、前記サーボループ制御装置を動作させて前記サー
ボループを実質的に禁止し、前記加速パルスを前記読取
手段に供給し、前記特定位置検出器による検出出力に応
答して、前記固定幅の減速パルスを供給した後に、前記
サーボループ制御装置を動作させて前記サーボループを
働かせ、情報トラックの飛越制御をすることを特徴とし
た記録情報再生装置のトラッキング制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7006913A JP2560653B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 記録情報再生装置のトラッキング制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7006913A JP2560653B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 記録情報再生装置のトラッキング制御装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8307582A Division JPS58200472A (ja) | 1982-05-19 | 1982-05-19 | 記録情報再生装置のトラツキング制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07262720A JPH07262720A (ja) | 1995-10-13 |
JP2560653B2 true JP2560653B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=11651486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7006913A Expired - Lifetime JP2560653B2 (ja) | 1995-01-20 | 1995-01-20 | 記録情報再生装置のトラッキング制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560653B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-20 JP JP7006913A patent/JP2560653B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07262720A (ja) | 1995-10-13 |
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