JP2560479Y2 - 平行度計測装置 - Google Patents

平行度計測装置

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JP2560479Y2
JP2560479Y2 JP6828992U JP6828992U JP2560479Y2 JP 2560479 Y2 JP2560479 Y2 JP 2560479Y2 JP 6828992 U JP6828992 U JP 6828992U JP 6828992 U JP6828992 U JP 6828992U JP 2560479 Y2 JP2560479 Y2 JP 2560479Y2
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measurement
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秀雄 石川
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、オーディオテープレ
コーダの回転式ヘッドをヘッド基板に取り付ける場合に
適用して好適な平行度計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオテープレコーダには記録再生
ヘッドを回転式に構成し、フォワード方向とリバース方
向の双方向に対する記録再生をカセットを入れ換えしな
いでも可能にしたものが知られている。
【0003】このようなテープレコーダにおいては、回
転式ヘッドをヘッド基板(特にヘッドそのものが装着さ
れる基板の植立部)に対して正しく装着されていない
と、フォワード方向とリバース方向とでテープに対する
ヘッドの当たりが一定でなくなり、記録再生特性が劣化
する他、正規のトラック軌跡を追随できなくなるおそれ
がある。
【0004】そのため、従来では回転式ヘッドをヘッド
基板に装着する前に、回転式ヘッドを基板に装着すると
きに使用される補助部材である装着部が正しくヘッド基
板に装着されているかどうか、つまり装着部のヘッド基
板に対する平行度を計測している。計測結果によってヘ
ッド基板の良不良を判定し、不良品の場合で調整できる
場合には基板の曲げ具合いなど微調整が施される。
【0005】図3を用いて具体例を示す。図3は回転式
ヘッド装着部10の具体例を示し、11はヘッドが搭載
される基板で、その植立部12に所定の大きさの透孔1
3が穿設され、ここに補助部材である装着部(シャフ
ト)14の径小部15が圧入固定される(図4参照)。
19は磁気テープである。
【0006】装着部14には所定径の嵌着孔17が形成
されており、ここに回転式ヘッド20が回転自在に装着
される。ヘッド基板11に装着された装着部14の軸心
pはヘッド基板11の取り付け面と平行でなければなら
ない。
【0007】この平行度を計測するため従来から図5に
示すような平行度計測装置30が使用されている。図5
において、31は計測装置の台座で、その所定位置に取
り付けシャフト(ネジ部を有する)32が植立固定され
る。取り付けシャフト32には計測ダイヤル33が螺合
され、任意の位置で計測ダイヤル33を固定できる構成
となされる。
【0008】計測ダイヤル33は基準位置に対する高さ
の変動を計測するために用いられるものであって、計測
ダイヤル33には垂線方向に伸びる計測針34が付設さ
れ、この計測針34の上下進退によって基準位置に対す
る高さの変動が計測針34の振れとして表れる。
【0009】台座31上には置き台40が載置され、そ
の上面に上述した計測すべきヘッド基板11が置かれ
る。このとき装着部14には図5に示すような計測シャ
フト41が装着されている。
【0010】計測シャフト41は装着部14の平行度を
計測するために使用されるものであって、嵌着孔17と
ほぼ同径のものが使用され、できるだけガタなく装着さ
れるようにしている。
【0011】さて、装着部14の平行度を計測するに
は、まず上述したように計測シャフト41を挿入したヘ
ッド基板11が図5にように置き台40上に置かれ、こ
のとき計測針34が計測シャフト41の周面に当接し、
このとき計測ダイヤル33の指針38が「0」の位置を
指すように計測ダイヤル33のシャフト41に対する取
り付け位置が調整され、「0」の位置で固定される。
【0012】次に、計測シャフト41に当接した計測針
34の位置から植立部12までの距離LLと同じ距離だ
けヘッド基板11を図6のように移動して計測針34が
計測シャフト41に当接した位置と植立部12までの距
離LRがLLに等しくなるようにヘッド基板11の載置
位置が調整される。
【0013】このヘッド基板11の移動位置での計測ダ
イヤル33の指針38の振れを読み取る。この例で使用
した計測ダイヤル33は図6のように計測針34が基準
位置より下側に移動したときには指針38が時計方向に
振れ、基準位置より上側に移動したときには反時計方向
に振れるように構成され、振れの量は計測シャフト41
の植立部12からの基準軸心pからの傾きに対応してい
る。
【0014】例えば、装着部14の軸心qが基準軸心p
から図6のように傾いていたときは指針38は時計方向
に振れる。この指針38の振れる方向と振れる量とが、
予め定められた範囲内にあるかどうかの判定が行われ、
ヘッド基板11場合によっては装着部14の良不良の判
定がなされる。ヘッド基板11を調整するだけで済む場
合には調整作業を行えばよい。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】このように従来ではヘ
ッド基板に装着された装着部14の平行度を計測するに
は図5と図6に示すような作業を行わなければならない
ので計測作業が以外と面倒である。
【0016】特に、左右等距離にヘッド基板11を移動
させて計測する必要があるが、この場合に左側の距離L
Lと右側の距離LRとが一致していないときは計測精度
がそれだけ落ちるので、この調整作業が非常に面倒であ
る。
【0017】そこで、この考案はこのような従来の課題
を解決したものであって、計測作業の簡略化と計測精度
の向上を図れる平行度計測装置を提案するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この考案においては、基板の植立部に穿設された透
孔に装着される嵌着孔を有した装着部の上記基板に対す
る平行度を計測する平行度計測装置であって、基準位置
に対する高さの変動を計測する一対の計測ダイヤルが取
り付けシャフトに対して左右等距離に取り付けられると
共に、上記基板から左右に突出するように上記嵌着孔に
計測シャフトが装着され、上記計測ダイヤルの計測針を
上記計測シャフトに当接させてそれぞれのダイヤル指針
の振れる方向と振れる量で上記装着部の平行度を計測す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0019】
【作用】図1および図2のように、基準位置に対する高
さの変動を計測する一対の計測ダイヤル33,35が取
り付けシャフト32に対して左右等距離に取り付けられ
る。植立部12には左右に突出するように装着部14の
嵌着孔17に計測シャフト41が装着される。
【0020】平行度計測時には基準ゲージ45を用いて
計測ダイヤル33,35の高さ方向の位置決めが行なわ
れる。この位置決めは指針38,39が「0」になるよ
うに位置決めすることである。これで、計測ダイヤル3
3,35が基準位置にセットされたことになる。
【0021】次に、計測針34,36を計測シャフト4
1に当接させてそれぞれの計測針38,39の振れる方
向と振れる量で上記装着部14の平行度を計測する。例
えば図2のように左側の計測ダイヤル33の指針38が
「+10」を指し、右側の計測ダイヤル35の指針39
が「−10」を指したときには植立部12の左側が基準
位置pより下がり、右側が上がっていることであるか
ら、装着部14は図3の位置において右下がりの状態で
植立部12に装着部14が装着されていることがわか
る。
【0022】この指針38,39の振れ量が規定量の範
囲内にあるかどうかによってヘッド基板11の良不良、
調整すべきかどうかを判断できる。
【0023】
【実施例】続いて、この考案に係る平行度計測装置の一
例を回転式ヘッドの装着部に適用した場合につき、図面
を参照して詳細に説明する。
【0024】図1はこの考案の基本構成であって、取り
付けシャフト32には基準位置に対する高さの変動を計
測する一対の計測ダイヤル33,35が基準点50を中
心にして左右対称に夫々等距離だけ離れた状態でセット
される。
【0025】計測ダイヤル33,35を連結する連結棒
57が連結螺子58に固定され、連結螺子58の位置を
調整することによって取り付けシャフト32に対する計
測ダイヤル33,35の高さを調整できる。
【0026】計測ダイヤル33,35には計測針34,
36が取り付けられ、これと指針(ダイヤル指針)3
8,39が連動するようになされており、計測針34,
36の上下の移動に応じて指針38,39が左右何れか
の方向に、その移動量に応じて振れる。
【0027】実施例では上述したと同じく計測針34,
36が基準位置よりも下側に降りたときには時計方向に
指針38,39が振れ、反対に上側に移動したときは反
時計方向に指針38,39が振れるようになっている。
【0028】平行度計測装置30の構成は以上の通り極
めて簡単である。次に、この計測装置30を用いて回転
式ヘッド20を取り付ける装着部14の平行度を計測す
る場合を説明する。
【0029】取り付けシャフト32に対する計測ダイヤ
ル33,35の左右の取り付け位置LL,LRは共に等
しくなるように予め調整された状態で連結棒57に取り
付け固定されている。
【0030】平行度計測時には図1のように所定の高さ
Hを有する基準ゲージ45を用いて計測ダイヤル33,
35の高さ方向の位置決めが行なわれる。指針38,3
9が「0」になった位置を基準位置とする。これで、計
測ダイヤル33,35が基準位置にセットされたことに
なる。
【0031】基準の高さHは図2にも示すように置き台
40の高さHbとヘッド基板11から計測シャフト41
の外径部までの高さHaを合わせた長さに選定される。
したがって、計測すべき部材の高さHaが異なればそれ
に応じた高さHをもつ基準ゲージ45を用いて計測ダイ
ヤル33,35の基準位置決めが行なわれることにな
る。
【0032】ヘッド基板11の植立部12には左右に等
量だけ突出するように装着部14の嵌着孔17に計測シ
ャフト41が装着される。そして、植立部12の中心が
基準点50に一致するように置き台40上にヘッド基板
11がセットされる。
【0033】次に、図2に示すように計測針34,36
を計測シャフト41に当接させてそれぞれの計測針3
8,39の振れる方向と振れる量で上記装着部14の平
行度を計測する。
【0034】例えば図2のように左側の計測ダイヤル3
3の指針38が「+10」を指し、右側の計測ダイヤル
35の指針39が「−10」を指したときには植立部1
2の左側が基準位置pよりも下がり、右側が上がってい
ることであるから、装着部14は図3の位置において右
下がりの状態で植立部12に装着されていることがわか
る。
【0035】この指針38,39の振れ量が規定量の範
囲内にあるかどうかによってヘッド基板11の良不良を
判断し、振れ量が規定範囲内であって調整するだけで直
せるとき、例えば植立部12の曲げ具合いが悪いときに
はヘッド基板11の再調整によってこれを良品とするこ
とができる。
【0036】図1のように計測ダイヤル33,35を一
旦基準位置にセットしてしまえば、後は図2のように計
測すべきヘッド基板11を計測ダイヤル33,35に当
てがうだけで装着部14の平行度を簡単に計測できる。
【0037】上述した実施例はこの考案を回転式ヘッド
をヘッド基板に取り付ける際のヘッド基板に対する回転
式ヘッドの平行度を計測する装置に適用したが、この他
の電気部品を基板に取り付ける際の平行度を計測する場
合にも適用できることは明らかである。
【0038】
【考案の効果】以上のように、この考案に係る平行度計
測装置では、基準位置に対する高さの変動を計測する一
対の計測ダイヤルが取り付けシャフトに対して左右等距
離に取り付けられると共に、植立部から左右に突出する
ように嵌着孔に計測シャフトが装着され、計測ダイヤル
の計測針を計測シャフトに当接させて計測ダイヤルの指
針を読むことにより装着部の平行度を計測するようにし
たものである。
【0039】これによれば、計測ダイヤルを一旦基準位
置にセットしてしまえば、後は計測すべき部材を計測ダ
イヤルに当てがうだけで装着部の平行度を簡単に計測で
きるので計測作業が極めて簡単である。
【0040】しかも取り付けシャフトからの計測ダイヤ
ルの左右取り付け位置および計測ダイヤルの高さ方向の
取り付け位置は予め調整されているので常に同じ条件で
平行度を計測できるため計測精度が高いなどの特徴を有
する。
【0041】したがって、この考案は回転式ヘッドを装
着する装着部の基板に対する平行度を計測する場合など
に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る平行度計測装置の一例を示す構
成図である。
【図2】装置使用状態の図である。
【図3】回転式ヘッドの装着部の具体例を示す図であ
る。
【図4】図3の縦断面図である。
【図5】従来の平行度計測装置の構成図である。
【図6】その使用状態の図である。
【符号の説明】
11 ヘッド基板 12 植立部 14 装着部 20 回転式ヘッド 32 取り付けシャフト 33,35 計測ダイヤル 34,36 計測針 38,39 指針 41 計測シャフト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の植立部に穿設された透孔に装着さ
    れる嵌着孔を有した装着部の上記基板に対する平行度を
    計測する平行度計測装置であって、 基準位置に対する高さの変動を計測する一対の計測ダイ
    ヤルが取り付けシャフトに対して左右等距離に取り付け
    られると共に、 上記基板から左右に突出するように上記嵌着孔に計測シ
    ャフトが装着され、 上記計測ダイヤルの計測針を上記計測シャフトに当接さ
    せてそれぞれのダイヤル指針の振れる方向と振れる量で
    上記装着部の平行度を計測するようにしたことを特徴と
    する平行度計測装置。
JP6828992U 1992-09-30 1992-09-30 平行度計測装置 Expired - Lifetime JP2560479Y2 (ja)

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JPH0633003U JPH0633003U (ja) 1994-04-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101653088B1 (ko) 2015-01-05 2016-09-01 순천대학교 산학협력단 다이얼 인디케이터를 이용한 롤 평행도 측정장치

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KR102686188B1 (ko) * 2021-09-28 2024-07-18 주식회사화신 수평유도장치

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KR101653088B1 (ko) 2015-01-05 2016-09-01 순천대학교 산학협력단 다이얼 인디케이터를 이용한 롤 평행도 측정장치

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