JP2560341Y2 - 縁起物としての熊手や破魔矢の壁掛け用飾り台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、縁起物としての熊手や
破魔矢を壁に飾る為の飾り台に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、縁起物としての熊手や破魔矢を飾
る台は、紐や金具を用いて飾り台としていた。紐を熊手
や破魔矢に縛り、壁に取り付けた金具に吊るす。板に固
定し、壁に取り付けた金具に吊るす。金具のみで、壁に
取り付ける。筒状の飾り台は、壁に金具で取り付けて、
差し入れて使う。いずれの方法も手間が掛かり、取り付
け場所が限られ、なおかつ壁を傷める。さらに筒状の飾
り台を用いた場合は、使用時以外は嵩張って場所を取
る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】本考案は、それらの欠
点を除いて、画鋲一つで支えられるので、画鋲の取り付
けられる場所ならどこでも簡単に掛けられ、壁も傷め
ず、使用時以外は平たく畳めるので、嵩張らず、保管・
持ち運びを容易にするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本体１の上部には、画鋲
に吊り下げる為の孔２が有り、下端部には、熊手や破魔
矢の底を保持する受け台８が設けられている。取っ手部
支持板３は、本体１に接着されており、取っ手部支持板
３には、孔４５が中央より均等に開いている。取っ手部
支持板中央部を折り曲げて、取っ手部支持板下端部に設
けられた係止片７を、板状本体の係止片受部６に挿入さ
せることにより、飾り台を構成し熊手や破魔矢を飾るこ
とが出来る。

【０００５】

【作用】本案は、以上のような構造であるから、これを
使用する時は、面鋲に吊り下げ用孔２を掛け、取っ手部
支持板孔４、５に熊手や破魔矢を通して、受け台８に置
く。

【０００６】

【実施例】なお、本考案の実施によって次のごときこと
が出来る。吊り下げ用孔２の替わりに、粘着テープを用
いる。受け台８の形状を変えることにより、種々の熊手
や破魔矢を保持することが出来る。取っ手部支持板の折
り曲げ部を多数設けることにより、取っ手部支持板の組
み立て形状を変えることが出来る。

【０００７】

【考案の効果】本考案は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。平たく折り畳めるの
で、持ち運びに便利で、保管に場所をとらない。画鋲一
つで留められるので、画鋲が取り付けられるところなら
どこでも場所を選ばず、取り付け道具も必要としない。
熊手や破魔矢は、取っ手部支持板孔４、５を通して本体
受け台８に乗せており固定されておらず、熊手や破魔矢
の交換が容易に出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の断面図

【図３】本考案の他の実施例を示す斜視図

【図４】本考案の他の実施例を示す断面図

【図５】本考案の使用斜視図

【符号の説明】

１………板状本体 ２………吊り下げ用孔 ３………取っ手部支持板 ４、５………貫通孔 ６………係止片受部 ７………係止片 ８………受け台 ９………破魔矢

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】棒状の取っ手部を有する縁起物としての熊
   手や破魔矢の、壁掛け用飾り台において、板状本体に
   は、上端部に壁掛けに対する吊り下げ用孔を穿設し、下
   端部に前記熊手や破魔矢の最下端部受け台を配設し、取
   っ手部支持板を前記板状本体に重置させ、前記取っ手部
   支持板の上端部を前記板状本体に固着し、前記取っ手部
   支持板には前記取っ手部の貫通孔を二箇所、中央部より
   均等に所定の間隔を有して穿設し、下端部に係止片を設
   けた前記取っ手部支持板中央部を直角に折曲し、前記板
   状本体に配設された係止片受部に前記係止片を嵌挿させ
   ることによって飾り台を構成したことを特徴とする縁起
   物としての熊手や破魔矢の壁掛け用飾り台。