JPS6225180Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、管支柱利用のデイスプレイ支持装置
に関し、紙管などの管体を支柱として、デイスプ
レイ用スタンドや表示板などの支持装置として、
又ハンガー式陳列台のハンガー部支持用に好適
で、簡易構成で、取扱い至簡なかつ安価なものを
提供せんとするものである。

考案の要旨 本考案は、適宜両端に屈曲部５を設けた支持横
棒主体１の中央部を両方から屈曲立ち上がらせて
管支柱嵌挿部２を設けたるを二本或いはそれ以上
設け、別に、平面放射状に二個或いはそれ以上の
刳り抜き長孔３を設けた押え板４とで形成される
基盤部Ａに管支柱６を嵌合して成ることを特徴と
する管支柱利用のデイスプレイスタンド、表示板
等の支持装置、又はハンガー式陳列台のハンガー
部等支持装置に係るものである。

本考案は上記のとおり、立ち上がり管支柱嵌挿
部２を設けた支持横棒主体１と、刳り抜き長孔３
を設けた押え板４とで構成される基盤部Ａに管支
柱６を嵌合して管支柱が極めて簡易に固定され、
至つて簡素で合理的な構成のデイスプレイ具支持
装置である。

実施例 即ち、支持横棒主体１を一対用意し、これを中
央部の管支柱嵌挿部２を相互に交錯させて（互い
に上下に対置することになる。）＋状或いは×状の
クロスにかまえさせ、押え板４を交錯部に臨ませ
てその刳り抜き長孔３，３に管支柱嵌挿部２を嵌
め、押込めば、この部分で固定され、両主体１は
安定して一体固定されて基盤部を形成し、次い
で、その交錯した管支柱嵌挿部２に管支柱６を嵌
合すれば、管支柱６を立設でき、支持横棒主体１
が四方向において支承基盤となつて管支柱６を安
定的に支持するようにしたものである。

管支柱６の直径と、管支柱嵌挿部２の屈曲立上
り巾とが適合しておれば密に圧嵌合されて安定固
定的に管支柱６が立設されることは当然である。
なお、管支柱嵌挿部２が多少上すぼまりのもので
あつてもよく、何れの場合も、一対のもので交錯
していることにより、弾性も作用して密に圧嵌合
されるものである。

上記せる実施例の場合、管支柱利用のデイスプ
レイスタンドや表示板の場合に有効適切である。
第３図２、第４図、第５図がこの場合を示したも
のである。

そして、第６図に示すとおり、管支柱６と基盤
部Ａとの密嵌合を天地逆にし、即ち基盤部の管支
柱嵌挿部に管支柱の上端を嵌合して、基盤部を管
支柱の上位に配することにより、支持横棒主体が
そのまゝハンガーバー部として機能し、商品の吊
りかけ展示用或いは宣伝広告用ステツカー類等掲
示用に有効適切なものに形成される。

第６図、第７図、第８図がこの場合を示したも
のである。

しかして、支持横棒主体１の先端に屈曲部５を
設けてあると、基盤部の場合、安定性に更に寄与
するし（第３図、第５図参照）、ハンガーバー部
の場合、先とんがりでないので安全であり又吊り
かけ物の離脱防止にもなる（第６図、第７図参
照）。

しかして、本考案において、二本の支持横棒主
体１と、二個の刳り抜き長孔３による押え板４の
場合を挙げたが、三本の支持横棒主体１と三個の
刳り抜き長孔３の場合（平面〓状に主体１による
支持がなされる。）四本と四個の場合〓状に主体
１による支持がなされる。）などにもでき、本考
案の実施例であることはいうまでもない。

考案の効果 上記のとおり、本考案は、簡単な構造で、取扱
いも容易であり、その上、合理的に管支柱を安定
固定できる便益があり、又、安価であるなど、各
方面で有効便利なものである。

しかして、本考案の基盤部Ａにおいて、第７図
に示すように、支持横棒主体１の先端を中央部方
向に折返えし（第７図右側）、或いはそれを波状
に作れば（第６図の左側、第７図左側、それらに
おける９が波状による凹部）、ハンガーバーや、
数多の商品の吊りかけ陳列に際し、それらの安定
保持に便利である。又、第８図に示すように支持
横棒主体の交錯部にスラスト短管１０を取入れれ
ば、支持横棒主体の回転がより可能で、デイスプ
レイ用器具の支持装置として一層有効である。

なお、本考案における基盤部は、例挙したデイ
スプレイ器具用のほか、屋内外を問わない物干し
具、装飾吊りかけ（任意物品）用具としてのイン
テリア製品などに考えられ、幅広く活用できるも
のである。

図面中、７はデイスプレイ表示板、８はハンガ
ー式陳列台の下部デイスプレイ台である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例であつて、第１図は基盤
部の支持横棒主体１の斜視図、第２図は基盤部の
押え板４の斜視図、第３図１は基盤部の組立斜視
図、第３図２はわかり易いように一部略示的に表
わした本考案の管支柱利用のデイスプレイスタン
ド支持装置の説明図、第４図は要部の縦断面図、
第５図はデイスプレイ表示板の支持装置の場合の
使用例を示し、第６図は同ハンガーバーの場合の
使用例を示し、第７図、第８図は基盤部の他の実
施例を示すもので、要部の一部縦断面説明図であ
る。 Ａ……基盤部、〔１……支持横棒主体、２……
管支柱嵌挿部、３……刳り抜き長孔、４……押え
板、５……屈曲部。〕６……管支柱。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 中央部を両方向から屈曲立ち上らせることに
   より形成された管支柱嵌挿部２を有する２本又
   はそれ以上の支持横棒主体１と、平面放射状に
   ２個又はそれ以上の刳り抜き長孔３を設けた押
   え板４とを有し、管支柱嵌挿部２を相互に交錯
   させ、押え板４を該交錯部に臨ませて刳り抜き
   長孔３に各管支柱嵌挿部２をそれぞれ嵌めこむ
   ことにより基盤部Ａを形成し、同基盤部の交錯
   した管支柱嵌挿部に管支柱６の端部を嵌合して
   成ることを特徴とする管支柱利用のデイスプレ
   イ支持装置。 (2) 支持横棒主体１の両先端に屈曲部を有する実
   用新案登録請求の範囲第１項記載の管支柱利用
   のデイスプレイ支持装置。 (3) 基盤部の交錯した管支柱嵌挿部に管支柱の下
   端を嵌合して成る実用新案登録請求の範囲第１
   項記載の管支柱利用のデイスプレイ支持装置。 (4) 基盤部の交錯した管支柱嵌挿部に管支柱の上
   端を嵌合して成る実用新案登録請求の範囲第１
   項記載の管支柱利用のデイスプレイ支持装置。 (5) 前記支持横棒主体１の先端を、中央方向に折
   返えし、適宜の係合、吊掛け部を設けて成る、
   実用新案登録請求の範囲第１項記載の管支柱利
   用のデイスプレイ支持装置。