JP2560052B2 - 特殊再生検出装置 - Google Patents
特殊再生検出装置Info
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- JP2560052B2 JP2560052B2 JP32100987A JP32100987A JP2560052B2 JP 2560052 B2 JP2560052 B2 JP 2560052B2 JP 32100987 A JP32100987 A JP 32100987A JP 32100987 A JP32100987 A JP 32100987A JP 2560052 B2 JP2560052 B2 JP 2560052B2
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- JP
- Japan
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- circuit
- signal
- output
- motion
- motion signal
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- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像のディジタル信号処理技術に関し、特に
IDTV(I mproved TV)においてレーザヴィジョンプ
ーヤ(以下LVPと称する)の特殊再生時の妨害を防ぐた
めの検出装置に関するものである。
IDTV(I mproved TV)においてレーザヴィジョンプ
ーヤ(以下LVPと称する)の特殊再生時の妨害を防ぐた
めの検出装置に関するものである。
従来の技術 近時、フレームメモリ等を用いた時空間信号処理によ
りNTSCカラーTV信号から高精細な画像を得るいわゆるID
TVについて、例えば1986年テレビジョン学会全国大会13
−16で発表されたような研究が進められている。
りNTSCカラーTV信号から高精細な画像を得るいわゆるID
TVについて、例えば1986年テレビジョン学会全国大会13
−16で発表されたような研究が進められている。
このIDTVにおける画質改善とはその性質上、NTSCの方
式を満足する信号であることを前提としており、NTSCに
準拠してはいるものの、厳密ではない非標準信号の場
合、IDTVとしての信号処理が行えず、色の再生不良、画
面の乱れ等の原因となる。
式を満足する信号であることを前提としており、NTSCに
準拠してはいるものの、厳密ではない非標準信号の場
合、IDTVとしての信号処理が行えず、色の再生不良、画
面の乱れ等の原因となる。
そこで、様々な非標準信号を検出して、その特殊性に
応じた信号処理を施すことにより妨害を防ぎながら最大
限の画質改善を行う方法が試みられている。
応じた信号処理を施すことにより妨害を防ぎながら最大
限の画質改善を行う方法が試みられている。
その中でもLVPの特殊再生時のトラックをスキップす
るために起こる信号の非連続性が及ぼす悪影響をなくす
ための検出に関してみると、従来LVPの特殊再生時には
フィールド毎に140nSの時間ずれを生じることを利用
し、信号のフレーム差分を動き信号として取り出し、垂
直ブランキング中のある期間積分し、あらかじめ設定さ
れた基準値と比較し、それより積分した値の方が大きけ
ればLVPの特殊再生とみなす方式が試みられていた。
るために起こる信号の非連続性が及ぼす悪影響をなくす
ための検出に関してみると、従来LVPの特殊再生時には
フィールド毎に140nSの時間ずれを生じることを利用
し、信号のフレーム差分を動き信号として取り出し、垂
直ブランキング中のある期間積分し、あらかじめ設定さ
れた基準値と比較し、それより積分した値の方が大きけ
ればLVPの特殊再生とみなす方式が試みられていた。
発明が解決しようとする問題点 上述した従来のLVP特殊再生検出は、IDTVによる画質
改善が期待できる標準NTSC信号であっても、弱電界域に
おける放送信号等定常的にノイズを含む信号の場合、前
述の動き信号もノイズの大きさに従って増加し、その積
分出力はLVP特殊再生と判断する。またこの弱電界にお
ける判断の誤りを避けるためには、前述した基準値を大
きくとる必要があるが、LVP特殊再生の検出漏れを防ぐ
ためには基準値は小さい方がよいとう相反する条件のも
とに基準値を設定しなければならず、ノイズによる誤動
作の防止にも限界があるという問題点を有していた。
改善が期待できる標準NTSC信号であっても、弱電界域に
おける放送信号等定常的にノイズを含む信号の場合、前
述の動き信号もノイズの大きさに従って増加し、その積
分出力はLVP特殊再生と判断する。またこの弱電界にお
ける判断の誤りを避けるためには、前述した基準値を大
きくとる必要があるが、LVP特殊再生の検出漏れを防ぐ
ためには基準値は小さい方がよいとう相反する条件のも
とに基準値を設定しなければならず、ノイズによる誤動
作の防止にも限界があるという問題点を有していた。
従って本発明によるLVP特殊再生検出回路は、係る問
題点を解消するためになされたもので、LVPの特殊再生
検出は確実に行い、また弱電界域等の定常ノイズによる
誤動作もなくした理想的なLVP特殊再生検出装置回路を
提供することを目的とする。
題点を解消するためになされたもので、LVPの特殊再生
検出は確実に行い、また弱電界域等の定常ノイズによる
誤動作もなくした理想的なLVP特殊再生検出装置回路を
提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明のLVP特殊再生検出装置は映像信号のフレーム
間の差分を用いて動き信号として取り出す動き検出回路
と、この動き信号検出回路より出力された動き信号のう
ち、入力信号の微小ノイズ分による低レベルの信号をカ
ットするコアリング回路と、垂直同期信号の期間開くゲ
ート回路と、このゲート回路が開いている期間で、垂直
同期パルスを中心とした1/4Hの期間反転する加減切替信
号を発生するタイミング発生回路と、前記動き信号を反
転と非反転の切替えを行う加減切替回路と、前記ゲート
回路が開いている期間積分するための積分回路と、この
積分回路のリセットを行うパルスを発生するリセット回
路と、前記積分回路の出力を基準値と比較するコンパレ
ータと、このコンパレータの出力をある期間において、
多数決判定を行う回路とを有している。
間の差分を用いて動き信号として取り出す動き検出回路
と、この動き信号検出回路より出力された動き信号のう
ち、入力信号の微小ノイズ分による低レベルの信号をカ
ットするコアリング回路と、垂直同期信号の期間開くゲ
ート回路と、このゲート回路が開いている期間で、垂直
同期パルスを中心とした1/4Hの期間反転する加減切替信
号を発生するタイミング発生回路と、前記動き信号を反
転と非反転の切替えを行う加減切替回路と、前記ゲート
回路が開いている期間積分するための積分回路と、この
積分回路のリセットを行うパルスを発生するリセット回
路と、前記積分回路の出力を基準値と比較するコンパレ
ータと、このコンパレータの出力をある期間において、
多数決判定を行う回路とを有している。
本装置では、小レベルのノイズは前記コアリング回路
で取り除き、前記タイミング発生回路よりの加減切替信
号により前記加減切替回路を切り替え、垂直同期パルス
周辺の動き信号を正、それ以外を負として前記積分回路
に入力し、前記ゲート回路が閉じる時点の積分回路の出
力を前記コンパレータにより基準値と比較し、その出力
を前記多数決判定回路に入力し、LVPの特殊再生である
かどうかを判定するよう構成されている。
で取り除き、前記タイミング発生回路よりの加減切替信
号により前記加減切替回路を切り替え、垂直同期パルス
周辺の動き信号を正、それ以外を負として前記積分回路
に入力し、前記ゲート回路が閉じる時点の積分回路の出
力を前記コンパレータにより基準値と比較し、その出力
を前記多数決判定回路に入力し、LVPの特殊再生である
かどうかを判定するよう構成されている。
作用 上述した動き信号はコアリング回路を通り、加減切替
回路をタイミング発生回路よりの加減切替信号で正と負
とに切り替えて積分回路に入力されることにより、LVP
特殊再生時のブランキング期間中、同期パルスのエッジ
部には同期パルスと同レベルの動き信号が発生し、その
他の部分には殆ど発生しないため、積分回路の出力は大
きなものとなり、また弱電界時の放送信号のような定常
的なノイズを含む場合には、加算→減算→加算→減算→
……→加算→減算となり、積分回路の出力はゼロに近く
なるため、コンパレータの基準値を低く抑えることがで
き、LVP特殊再生検出は誤動作のない確実なものとな
り、またその後の多数決判定回路により、検出漏れある
いは誤検出があってもその頻度がひくければ出力に現れ
ない。
回路をタイミング発生回路よりの加減切替信号で正と負
とに切り替えて積分回路に入力されることにより、LVP
特殊再生時のブランキング期間中、同期パルスのエッジ
部には同期パルスと同レベルの動き信号が発生し、その
他の部分には殆ど発生しないため、積分回路の出力は大
きなものとなり、また弱電界時の放送信号のような定常
的なノイズを含む場合には、加算→減算→加算→減算→
……→加算→減算となり、積分回路の出力はゼロに近く
なるため、コンパレータの基準値を低く抑えることがで
き、LVP特殊再生検出は誤動作のない確実なものとな
り、またその後の多数決判定回路により、検出漏れある
いは誤検出があってもその頻度がひくければ出力に現れ
ない。
実施例 第1図は本発明のIDTVにおける一実施例を示すブロッ
ク回路図である。同図において、1はアナログのビデオ
信号をデジタルビデオ信号に変換するアナログ・デジタ
ル変換器(A/D)である。2はA/D1からの信号を1フレ
ーム遅延させるためのフレームメモリである。3はA/D1
とフレムメモリ2からの信号の差分を動き信号として取
り出す動き検出回路である。4はIDTVの基本的な信号処
理系であり、そのうち5はコンポジットビデオ信号を輝
度信号Yと色信号Cに分ける動き適応型のY/C分離回
路、6は画質調整を行うY/C処理とC信号からR−Y,B−
Yの色差信号を作る色復調を行う回路、7は動き適応型
の走査線補間によって倍速のノンインターレース信号に
変換する時間軸変換回路、8は時間軸変換回路7からの
デジタルの信号をアナログ信号に変換するデジタル・ア
ナログ変換器(D/A)、9はD/A8からの信号からRGBコン
ポーネントビデオ信号に変換するマトリクス回路であ
る。10は動き検出回路3からの動き信号から低いレベル
の信号を取り除くためのコアリング回路であり、11は動
き信号から外部より設定できるコアリングレベルを減じ
るための減算器で、減算した結果とその結果が負になる
と1になるフラグを出力する。12はフラグを反転するイ
ンバータである。13はアンドゲートで、インバータ12か
らのフラグが1、つまり減算器11からのデータが正の場
合そのまま出力され、インバータ12からのフラグが0、
つまり減算器11からのデータが負の場合、データは0と
して出力される。14はタイミング発生回路で、第2図
のゲート信号との加減切替信号を発生する。15はコア
リング回路10の出力とその出力をインバータ15で反転し
たものをタイミング発生回路14からの加減切替信号によ
り17のセレクタで切り替える加減切替回路であり、加減
切替信号が0の時コアリング回路10からの出力をそのま
ま出力し、1のとき反転して出力する。18は加減切替回
路15からの信号を積分する回路であり、19は加算器、20
はリミッタ、21はDフリップフロップ(D−FF)であ
る。加算器19はセレクタ17の出力とD−FF21の出力を加
算するが、この時タイミング発生回路14からの加減切替
信号も最下位ビットに加えられる。加算器19の出力は、
リミッタ20で上限(全ビット1)と下限(0)でリミッ
トされ、D−FF21により1クロック(本回路ではシステ
ムクロックにサブキャリアの4倍の周波数4fscを用いて
いる)遅延されて加算器19に戻される。22はタイミング
発生回路14からのゲート信号(第2図)が立ち下がっ
た直後に積分回路18の内容をリセットするためのリセッ
ト回路であり、D−FF23,24とアンドゲート25より構成
される。26は積分回路18の内容を外部から設定できるス
レシホールドレベルと比較するコンパレータ回路であ
る。27はD−FFで、タイミング発生回路14からのゲート
信号(第2図)の立ち上がりエッジで積分器18のデー
タを読み取る。28はコンパレータであり、D−FF27の出
力とスレシホールドレベルとを比較し、スレシホールド
レベルより大きければ1を出力する。29はシフトレジス
タ30と加算器31とコンパレータ32より構成される多数決
判定回路であり、シフトレジスタ30はコンパレータ回路
26からのデータをタイミング発生回路14からのゲート信
号(第2図)をクロックとして1フィールド毎にシフ
トする。加算器31はシフトレジスタ30の各段の出力を加
算し、コンパレータ32は加算器31の出力をシフトレジス
タ31の段数の半分の値より幾つか少ない値と比較し、加
算器31の出力が大きければ1を出力する。
ク回路図である。同図において、1はアナログのビデオ
信号をデジタルビデオ信号に変換するアナログ・デジタ
ル変換器(A/D)である。2はA/D1からの信号を1フレ
ーム遅延させるためのフレームメモリである。3はA/D1
とフレムメモリ2からの信号の差分を動き信号として取
り出す動き検出回路である。4はIDTVの基本的な信号処
理系であり、そのうち5はコンポジットビデオ信号を輝
度信号Yと色信号Cに分ける動き適応型のY/C分離回
路、6は画質調整を行うY/C処理とC信号からR−Y,B−
Yの色差信号を作る色復調を行う回路、7は動き適応型
の走査線補間によって倍速のノンインターレース信号に
変換する時間軸変換回路、8は時間軸変換回路7からの
デジタルの信号をアナログ信号に変換するデジタル・ア
ナログ変換器(D/A)、9はD/A8からの信号からRGBコン
ポーネントビデオ信号に変換するマトリクス回路であ
る。10は動き検出回路3からの動き信号から低いレベル
の信号を取り除くためのコアリング回路であり、11は動
き信号から外部より設定できるコアリングレベルを減じ
るための減算器で、減算した結果とその結果が負になる
と1になるフラグを出力する。12はフラグを反転するイ
ンバータである。13はアンドゲートで、インバータ12か
らのフラグが1、つまり減算器11からのデータが正の場
合そのまま出力され、インバータ12からのフラグが0、
つまり減算器11からのデータが負の場合、データは0と
して出力される。14はタイミング発生回路で、第2図
のゲート信号との加減切替信号を発生する。15はコア
リング回路10の出力とその出力をインバータ15で反転し
たものをタイミング発生回路14からの加減切替信号によ
り17のセレクタで切り替える加減切替回路であり、加減
切替信号が0の時コアリング回路10からの出力をそのま
ま出力し、1のとき反転して出力する。18は加減切替回
路15からの信号を積分する回路であり、19は加算器、20
はリミッタ、21はDフリップフロップ(D−FF)であ
る。加算器19はセレクタ17の出力とD−FF21の出力を加
算するが、この時タイミング発生回路14からの加減切替
信号も最下位ビットに加えられる。加算器19の出力は、
リミッタ20で上限(全ビット1)と下限(0)でリミッ
トされ、D−FF21により1クロック(本回路ではシステ
ムクロックにサブキャリアの4倍の周波数4fscを用いて
いる)遅延されて加算器19に戻される。22はタイミング
発生回路14からのゲート信号(第2図)が立ち下がっ
た直後に積分回路18の内容をリセットするためのリセッ
ト回路であり、D−FF23,24とアンドゲート25より構成
される。26は積分回路18の内容を外部から設定できるス
レシホールドレベルと比較するコンパレータ回路であ
る。27はD−FFで、タイミング発生回路14からのゲート
信号(第2図)の立ち上がりエッジで積分器18のデー
タを読み取る。28はコンパレータであり、D−FF27の出
力とスレシホールドレベルとを比較し、スレシホールド
レベルより大きければ1を出力する。29はシフトレジス
タ30と加算器31とコンパレータ32より構成される多数決
判定回路であり、シフトレジスタ30はコンパレータ回路
26からのデータをタイミング発生回路14からのゲート信
号(第2図)をクロックとして1フィールド毎にシフ
トする。加算器31はシフトレジスタ30の各段の出力を加
算し、コンパレータ32は加算器31の出力をシフトレジス
タ31の段数の半分の値より幾つか少ない値と比較し、加
算器31の出力が大きければ1を出力する。
このように構成されたLVP特殊再生装置を持つIDTVシ
ステムにおいて、入力信号はA/D1でディジタルビデオ信
号に変換された後、フレームメモリ2によって1フレー
ム遅延された信号と共にY/C分離回路5及び動き検出回
路3に入力される。動き検出回路3からの動き信号の一
つはY/C分離回路5、Y/C処理・色復調回路6及び補間回
路7に送られ、これらの回路は動き適応処理を行う。ま
た別の動き信号はLVP特殊再生装置に送られる。
ステムにおいて、入力信号はA/D1でディジタルビデオ信
号に変換された後、フレームメモリ2によって1フレー
ム遅延された信号と共にY/C分離回路5及び動き検出回
路3に入力される。動き検出回路3からの動き信号の一
つはY/C分離回路5、Y/C処理・色復調回路6及び補間回
路7に送られ、これらの回路は動き適応処理を行う。ま
た別の動き信号はLVP特殊再生装置に送られる。
第2図においてはNTSCビデオ信号の垂直同期パルス
周辺の波形であり、,はそれぞれLVPスチル時、弱
電界時ののタイミングにおける動き信号の波形であ
る。このようにLVPスチル時には各エッジに対して高い
レベルの動き信号が立ち、弱電界時には比較的低いレベ
ルのランダムな動き信号がたつ。そこでまず、コアリン
グ回路10により第2図、の破線で示すコアリングレ
ベル以下の信号を取り除く。このコアリングレベルは、
放送受信時において画像にノイズが気にならない程度の
電界強度の時コアリング回路10の出力がほぼゼロとなる
程度に設定する。
周辺の波形であり、,はそれぞれLVPスチル時、弱
電界時ののタイミングにおける動き信号の波形であ
る。このようにLVPスチル時には各エッジに対して高い
レベルの動き信号が立ち、弱電界時には比較的低いレベ
ルのランダムな動き信号がたつ。そこでまず、コアリン
グ回路10により第2図、の破線で示すコアリングレ
ベル以下の信号を取り除く。このコアリングレベルは、
放送受信時において画像にノイズが気にならない程度の
電界強度の時コアリング回路10の出力がほぼゼロとなる
程度に設定する。
第2図、はそれぞれタイミング発生回路14から出
力されるゲート信号及び加減切替信号である。コアリン
グ回路10の出力は加減切替回路15で、加減切替信号が
0のときはそのまま出力され加算データとし、1のとき
はインバータ16で全ビット反転した信号となり減算デー
タとなる。このとき、2′sコンプリメンタリの負のデ
ータとするために積分回路18の加算器のキャリーインに
加減切替信号を用いる。積分回路18はリセット回路22で
第2図のゲート信号が立ち下がった直後にリセットさ
れ、以後加減切替回路15の出力を積分し続ける。この積
分回路18の出力はD−FF27によって第2図のゲート信
号が立ち上がりで、ラッチされる。このデータはコンパ
レータ28によって、第2図のスレシホールドレベル
と比較される。LVPの特殊再生では、モードによって1
フィールドおきに時間軸のずれを生じることもあるの
で、コンパレータ28の結果をそのまま信号処理系4の処
理切替信号として用いると、フィールド毎にばらついて
しまう。そこで、多数決判定回路29により、約二分の一
の確率でコンパレータ28が1を出力すればLVPの特殊再
生とみなし、信号処理系4の処理を切り替えることによ
り、安定したLVP特殊再生適応信号処理を可能にする。
力されるゲート信号及び加減切替信号である。コアリン
グ回路10の出力は加減切替回路15で、加減切替信号が
0のときはそのまま出力され加算データとし、1のとき
はインバータ16で全ビット反転した信号となり減算デー
タとなる。このとき、2′sコンプリメンタリの負のデ
ータとするために積分回路18の加算器のキャリーインに
加減切替信号を用いる。積分回路18はリセット回路22で
第2図のゲート信号が立ち下がった直後にリセットさ
れ、以後加減切替回路15の出力を積分し続ける。この積
分回路18の出力はD−FF27によって第2図のゲート信
号が立ち上がりで、ラッチされる。このデータはコンパ
レータ28によって、第2図のスレシホールドレベル
と比較される。LVPの特殊再生では、モードによって1
フィールドおきに時間軸のずれを生じることもあるの
で、コンパレータ28の結果をそのまま信号処理系4の処
理切替信号として用いると、フィールド毎にばらついて
しまう。そこで、多数決判定回路29により、約二分の一
の確率でコンパレータ28が1を出力すればLVPの特殊再
生とみなし、信号処理系4の処理を切り替えることによ
り、安定したLVP特殊再生適応信号処理を可能にする。
発明の効果 以上説明したように、本発明によるLVP特殊再生検出
装置は、LVPの特殊再生時はフィールド毎に140nsの時間
のずれが生じることから、このときのフレーム差分をと
ると同期パルスのエッジの部分に大きな動き信号が発生
し、その他の部分は微小レベルであるので、この動き信
号をコアリングをかけた後、映像信号のない垂直同期信
号付近において、垂直同期パルスを中心とする1/4Hの期
間加算し、その他の1/4Hの期間減算することを繰り返し
て得られた値をLVPの特殊再生時よりは小さく、弱電界
等のノイズの多いときよりは大きく設定された基準値と
比較し、その結果をある期間において多数決判定し、得
られた結果を信号処理系に送り、非標準信号でも妨害の
出ない処理系に切り替えるというものである。この結果
LVPの特殊再生時には、まずコアリングにより減算デー
タはゼロとなるため、積分出力は単調増加し、基準値を
超えることによりLVP特殊再生として検出され、また多
数決判定により1フィールドおきに時間軸のずれを生じ
るような特殊再生モードにおいても正確な検出を可能と
する。また時間軸の変動はなくても動き信号の発生する
弱電界での放送映像においてはその動き信号はランダム
であるため、積分器は加算、減算を繰り返し、減算で終
わり、その結果はゼロに収束することから、動き信号を
単純に積分する場合よりその積分結果において、LVP特
殊再生とのマージンが大きく、誤検出の危険性が殆どな
くなり、仮に誤検出しても多数決判定回路により出力さ
れないという優れた効果を有する。
装置は、LVPの特殊再生時はフィールド毎に140nsの時間
のずれが生じることから、このときのフレーム差分をと
ると同期パルスのエッジの部分に大きな動き信号が発生
し、その他の部分は微小レベルであるので、この動き信
号をコアリングをかけた後、映像信号のない垂直同期信
号付近において、垂直同期パルスを中心とする1/4Hの期
間加算し、その他の1/4Hの期間減算することを繰り返し
て得られた値をLVPの特殊再生時よりは小さく、弱電界
等のノイズの多いときよりは大きく設定された基準値と
比較し、その結果をある期間において多数決判定し、得
られた結果を信号処理系に送り、非標準信号でも妨害の
出ない処理系に切り替えるというものである。この結果
LVPの特殊再生時には、まずコアリングにより減算デー
タはゼロとなるため、積分出力は単調増加し、基準値を
超えることによりLVP特殊再生として検出され、また多
数決判定により1フィールドおきに時間軸のずれを生じ
るような特殊再生モードにおいても正確な検出を可能と
する。また時間軸の変動はなくても動き信号の発生する
弱電界での放送映像においてはその動き信号はランダム
であるため、積分器は加算、減算を繰り返し、減算で終
わり、その結果はゼロに収束することから、動き信号を
単純に積分する場合よりその積分結果において、LVP特
殊再生とのマージンが大きく、誤検出の危険性が殆どな
くなり、仮に誤検出しても多数決判定回路により出力さ
れないという優れた効果を有する。
第1図は本発明によるLVP特殊再生検出装置の一実施例
を示すブロック回路図、第2図は本発明の動作を説明す
るための各部の波形を示す図である。 1……アナログ・デジタル変換器、 2……フレームメモリ、 3……動き信号検出回路、4……信号処理部、 5……Y/C分離回路、 6……Y/C処理及び色復調回路、 7……補間回路、 8……デジタル・アナログ変換回路、 9……マトリクス回路、 10……コアリング回路、 11……減算器、12……インバータ、 13……アンド・ゲート、 14……タイミング発生回路(ゲート回路)、 15……加減切り替え回路、 16……インバータ、17……セレクタ、 18……積分回路、19……加算器、 20……リミッタ、 21……Dフリップ・フロップ、 22……リセット回路、 23,24……Dフリップ・フロップ、 25……アンド・ゲート、 26……コンパレータ回路、 27……Dフリップ・フロップ、 28……コンパレータ、 29……多数決判定回路、 30……シフト・レジスタ、31……加算器、 32……コンパレータ。
を示すブロック回路図、第2図は本発明の動作を説明す
るための各部の波形を示す図である。 1……アナログ・デジタル変換器、 2……フレームメモリ、 3……動き信号検出回路、4……信号処理部、 5……Y/C分離回路、 6……Y/C処理及び色復調回路、 7……補間回路、 8……デジタル・アナログ変換回路、 9……マトリクス回路、 10……コアリング回路、 11……減算器、12……インバータ、 13……アンド・ゲート、 14……タイミング発生回路(ゲート回路)、 15……加減切り替え回路、 16……インバータ、17……セレクタ、 18……積分回路、19……加算器、 20……リミッタ、 21……Dフリップ・フロップ、 22……リセット回路、 23,24……Dフリップ・フロップ、 25……アンド・ゲート、 26……コンパレータ回路、 27……Dフリップ・フロップ、 28……コンパレータ、 29……多数決判定回路、 30……シフト・レジスタ、31……加算器、 32……コンパレータ。
Claims (1)
- 【請求項1】映像信号のフレーム間の差分を用いて動き
信号として取り出す動き検出回路と、小レベルの動き信
号をカットするコアリング回路と、垂直同期信号の期間
だけ開くゲート回路と、このゲート回路が開いている期
間で、垂直同期パルスを中心とした1/4Hの期間だけ反転
する加減切替信号を出力するタイミング発生回路と、前
記動き信号を反転と非反転の切替えを行う加減切替回路
と、前記動き信号を前記ゲート回路が開いている期間積
分するための積分回路と、この積分回路のリセットを行
うパルスを出力するリセット回路と、前記積分回路の出
力を基準値と比較するコンパレータとこのコンパレータ
の出力をある期間において多数決判定する回路とを備
え、 前記小レベルのノイズは前記コアリング回路で取り除く
とともに、レーザーヴィジョンプレーヤ等の特殊再生時
には前記動き検出回路により大レベルの動き信号を発生
し、この動き信号を前記タイミング発生回路よりの加減
切替信号により前記加減切替回路を切替え、垂直同期パ
ルス周辺の動き信号を正、それ以外を負として前記積分
回路に入力し、前記ゲート回路が閉じる時点の積分回路
の出力を前記コンパレータにより基準値と比較し、その
出力を前記多数決判定回路に入力して前記特殊再生であ
るか否かを判定することを特徴とする特殊再生検出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32100987A JP2560052B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 特殊再生検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32100987A JP2560052B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 特殊再生検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01162489A JPH01162489A (ja) | 1989-06-26 |
JP2560052B2 true JP2560052B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=18127772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32100987A Expired - Lifetime JP2560052B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 特殊再生検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560052B2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-18 JP JP32100987A patent/JP2560052B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01162489A (ja) | 1989-06-26 |
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