JPH04352594A - 標準・非標準信号の判別回路 - Google Patents

標準・非標準信号の判別回路

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JPH04352594A
JPH04352594A JP12718991A JP12718991A JPH04352594A JP H04352594 A JPH04352594 A JP H04352594A JP 12718991 A JP12718991 A JP 12718991A JP 12718991 A JP12718991 A JP 12718991A JP H04352594 A JPH04352594 A JP H04352594A
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signal
standard
circuit
color burst
delay
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JP12718991A
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Koji Kudo
工藤 功二
Masahiko Achiha
征彦 阿知葉
Yoshizumi Eto
江藤 良純
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビ受像機に
おいて、入力されるビデオ信号が標準か否かを判別する
ための回路に関するものであり、さらに詳しく言えば、
標準か非標準かを判定することにより、入力されるビデ
オ信号に施す処理を切り換える制御信号を生成するため
の回路に関する。
【0002】
【従来の技術】民生用途のテレビ受像機では、一般に二
種類のビデオ信号を扱っている。一つは、テレビジョン
放送波のように、所定の規格に正確に一致している標準
信号で、もう一つは、家庭用VTR(Video Ta
pe Recorder)に代表されるように、所定の
規格に沿わない非標準信号である。
【0003】前者の指す標準信号とは、水平同期信号や
垂直同期信号、色副搬送波が時間的変動を持たない信号
である。NTSC方式のビデオ信号では、次式の関係が
あり、これを満足している。
【0004】   N=Y+I・cos(2πfsc・t+33°)+
Q・sin(2πfsc・t+33°)…(1)  f
sc=455・fH/2              
                         
   …(2)  fH =525・fv/2    
                         
             …(3)ここで、N  :
NTSC方式の複合ビデオ信号Y  :輝度信号 I,Q:色差信号 fsc:色副搬送波の周波数 fH :水平同期信号の周波数 fv :垂直同期信号の周波数 (1)式において、右辺第2項及び第3項は、搬送色信
号(以下、C信号と記す)を示す。また、(1),(2
),(3)式からY信号はライン周期及びフレーム周期
で極性は変化しないが、C信号はライン周期及びフレー
ム周期で極性が反転することがわかる。この性質は、複
合ビデオ信号からY信号とC信号を分離(以下、YC分
離と呼ぶ)するための手段や画像の動き情報を検出する
ための手段に利用されている。例えば、YC分離につい
て、複合ビデオ信号を1ラインもしくは1フレーム期間
遅延させ、遅延を受けない複合ビデオ信号から引算を行
なうことにより、Y信号が相殺されC信号を得ることが
できる。逆に加算を行なうことにより、C信号が相殺さ
れY信号を得ることができる。よって、上記処理を行な
えば合理的なYC分離が実現可能となる。このためには
、上記複合ビデオ信号が標準信号であることが必要条件
となる。
【0005】一方、後者の指す非標準信号とは、水平同
期信号や垂直同期信号及び色副搬送波が時間的変動を有
し、(2)式及び(3)式の関係が成り立たない信号で
ある。よって非標準信号に対して、上述のようにライン
間もしくはフレーム間の演算を行なうことは、YC分離
特性の劣化と動き情報の誤検出により、画質を著しく劣
化させることになる。このため非標準信号の場合、標準
信号とは異なる信号処理の手段が取られる。例えば、Y
C分離については、ライン方向並びに時間軸方向の信号
処理を行なわず、複合ビデオ信号を直接C信号帯域の帯
域通過フィルタに加えることによりC信号を抽出し、Y
信号は複合ビデオ信号から該C信号を差し引くことによ
り得るといった分離の方法がある。いわゆる周波数軸の
信号処理である。
【0006】したがって、入力されるビデオ信号に適切
な信号処理を施すためには、これが標準信号か、非標準
信号かを判定する判別回路が必要であり、且つ該判別回
路の出力(判定)情報を用いて、信号処理を切り替える
必要がある。
【0007】以上の考え方は、PAL方式のビデオ信号
に対ても当てはまる。規格によれば、PAL信号の場合
、次式の関係を満足している。   P=Y+u・sin(2πfsc・t)±v・co
s(2πfsc・t)               
…(4)  fsc={284−(1/4)+(1/6
25)}・fH                  
 …(5)  fH =625・fv/2      
                         
            …(6)ここで、P  :P
AL方式の複合ビデオ信号Y  :輝度信号 u,v:色差信号 fsc:色副搬送波の周波数 fH :水平同期信号の周波数 fv :垂直同期信号の周波数 (4)式において、右辺第2項及び第3項は、C信号を
示し、符号±はv信号の極性がラインごとに反転してい
ることを示す。また、(4),(5),(6)式からY
信号は2ライン周期及び2フレーム周期で極性は変化し
ないが、C信号は2ライン周期及び2フレーム周期で極
性が反転することがわかる。
【0008】標準信号においては、PAL方式のビデオ
信号についてもNTSC方式と同様に、上記C信号の位
相関係が利用され、画像のライン方向並びに時間軸方向
の信号処理が行なわれる。他方、非標準信号については
、上記関係式を満足しないため、周波数軸の信号処理が
とられる。
【0009】以上のことから、NTSC方式及びPAL
方式のビデオ信号が標準信号か否かを判定することが、
高画質な映像を実現する上で重要となっている。
【0010】カラーテレビ方式に関わらず、入力される
ビデオ信号が標準信号か非標準信号かを判定する方法と
して、図5に示す回路が知られている。同図において、
入力端子1に複合ビデオ信号が加えられると、該複合ビ
デオ信号は同期分離回路50に入力され、水平同期信号
HSが分離される。また、位相比較器51,増幅器52
,電圧制御発振器53及び分周器54から構成される(
一点鎖線で囲まれる)ループは、上記水平同期信号HS
に同期するn倍(nは整数)の周波数の信号(n・fH
)を発生させるためのPLL(Phase Locke
d Loop)回路55である。複合ビデオ信号が標準
信号か否かの判別は、該PLL回路55において、電圧
制御発振器53を制御している増幅器52の出力信号(
電圧変動分)が、高電圧比較器56及び低電圧比較器5
7の有しているスレッショルドレベルを超えるか否かに
よって行なわれる。該高電圧比較器56では電圧の上限
値を、該低電圧比較器57では電圧の下限値をそれぞれ
定めており、何れかのスレッショルドを超えたとき、論
理和回路58によって、非標準信号であると判別するよ
うになっている。
【0011】入力されるビデオ信号が標準信号のときは
、上記水平同期信号HSに時間的変動を持っていないの
で、PLL回路55の電圧制御発振器53を制御してい
る電圧は安定である。よって、高電圧比較器56及び低
電圧比較器57は、スレッショルドのレベルを超えるこ
とはない。
【0012】一方、入力されるビデオ信号が非標準信号
のときは、水平同期信号HSに時間的変動を持っている
ので、高電圧比較器56及び低電圧比較器57の入力電
圧は、水平同期信号HSの位相変動に伴い変動する。よ
って、高電圧比較器56又は低電圧比較器57の何れか
のスレッショルドレベルを超えることになり、論理和回
路58の出力から非標準信号であると判別することがで
きる。
【0013】論理和回路58による標準・非標準の判定
信号は、出力端子2へ導かれる。そして、最終的には点
線で示した経路のように、判定信号でセレクタ4を制御
することにより、ビデオ信号がビデオ信号処理回路3で
実行される処理、即ち、標準処理又は非標準処理の何れ
かを決定するものである。
【0014】なお、このようなビデオ信号の標準・非標
準信号の判別回路に関連する技術は、特開平2−195
788 号公報に記載されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の標準・非標
準信号の判別回路では、水平同期信号の時間的変動を電
圧に変換し、その電圧変動から標準信号であるか否かを
判定している。即ち、1水平走査期間による判断方法を
取っている。しかしながら、ビデオ信号源の中には、1
水平走査期間では標準性を示し、時間領域(1フィール
ド期間や1フレーム期間)では非標準性を示すものもあ
る。事実、VTRの再生信号には時間的変動の極めて小
さい場合もあり、上述した図5の高電圧比較器56及び
低電圧比較器57の設定値によっては、標準・非標準信
号の判定を誤る恐れがある。
【0016】したがって、ビデオ信号の標準性を論ずる
場合は、上記従来技術のように、1水平走査期間だけの
判定では不十分であり、判定精度に問題がある。
【0017】本発明の目的は、上述の問題点を改善する
と共に、確実な標準・非標準信号の判定を可能にする、
標準・非標準信号の判別回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、NTSC方式のビデオ信号において、ビデオ信号か
らカラーバースト信号を抽出し、これを(263±m)
H(但し、mは0を含む262以下の偶数である)の遅
延回路に通すことにより、遅延前後の該カラーバースト
信号の加算を行ない、その加算出力から標準・非標準信
号を判定する方法を付け加えた。
【0019】また、上記目的を解決するための他の手段
として、NTSC方式のビデオ信号において、ビデオ信
号から抽出したカラーバースト信号を(262±l)H
(但し、lは0を含む260以下の偶数である)の遅延
回路に通すことにより、遅延前後のカラーバースト信号
の減算を行ない、その減算出力から標準・非標準信号を
判定する方法を付け加えた。
【0020】さらに、PAL方式のビデオ信号において
、ビデオ信号からカラーバースト信号を抽出し、これを
157H又は312Hの遅延回路に通すことにより、遅
延前後の該カラーバースト信号の加算を行ない、その加
算出力から標準・非標準信号を判定する方法を付け加え
た。
【0021】
【作用】NTSC方式のビデオ信号においては、(26
3±m)Hの期間だけ離れたカラーバースト信号同士を
加算することにより、標準信号であれば、互いのカラー
バースト信号が相殺されるため出力の信号は得られない
が、非標準信号であれば、有意の信号を発生する。同様
に、(262±l)Hの期間だけ離れたカラーバースト
信号同士を減算することにより、標準信号であれば、互
いのカラーバースト信号が相殺されるため出力の信号は
得られないが、非標準信号であれば、有意の信号を発生
する。即ち、加算器及び減算器は標準・非標準信号の検
出器として動作する。それによって、ビデオ信号の標準
・非標準の判定が容易にできる。
【0022】また、PAL方式のビデオ信号においては
、157H又は312Hの期間だけ離れたカラーバース
ト信号同士を加算することにより、NTSC方式のビデ
オ信号と同様に、該加算器が標準・非標準の検出器とし
て動作するので、ビデオ信号の標準・非標準の判定が容
易に行なえる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0024】図1は、本発明の第一の実施例を示す標準
・非標準信号の判別回路の構成図である。入力端子1に
複合ビデオ信号が加わると、カラーバースト信号サンプ
ル(CBS)回路10及び同期分離回路11へ入力され
る。CBS回路10では複合ビデオ信号からカラーバー
スト信号の抽出が行なわれる。
【0025】この様子について、さらに図4を併用して
説明する。図4は、複合ビデオ信号からカラーバースト
信号を抽出するまでの手順を示した図である。同図にお
いて、(a)は1水平走査期間の複合ビデオ信号を描い
たものであり、Y信号,C信号,水平同期信号及びカラ
ーバースト信号から構成されている。この複合ビデオ信
号からカラーバースト信号を抽出するために、先ず、同
期分離回路11において、水平同期信号HSの分離を行
なう。図4(b)は分離された水平同期信号HSである
。次に、該水平同期信号HSをバースト信号ゲートパル
ス(BGP)生成回路12に加えることにより、複合ビ
デオ信号のカラーバースト信号が包含される時間位置を
サンプルする信号BGPを作る。図4(c)は水平同期
信号HSから生成されるBGP信号である。よって、C
BS回路10においては、上記BGP信号を用いること
により、カラーバースト信号の抽出が行なわれる。図4
(c)はCBS回路10の処理を受けて抽出されたカラ
ーバースト信号である。
【0026】その後、抽出されたカラーバースト信号は
、帯域通過フィルタ(BPF)回路13へ通すことによ
り直流成分を除去し、さらに増幅回路14において、カ
ラーバースト信号の増幅を行なう。この増幅回路14は
、通常カラーバースト信号が約0.3〔Vp−p〕と小
さいため、次のADC(Analog to Digi
tal Converter)回路15でディジタル信
号に変換する際に生ずる量子化誤差を小さくするための
手段として用いられる。ADC回路15で量子化された
カラーバースト信号は、メモリ回路16及び演算回路1
7に入力される。メモリ回路16では、量子化された該
カラーバースト信号を263H期間だけ遅延させる。そ
して演算回路17において、該カラーバースト信号の遅
延前後の加算を行なう。
【0027】NTSC信号では前記(2)式及び(3)
式の検討から分かるように、メモリ回路16の入力状態
におけるカラーバースト信号の極性とメモリ回路16の
出力状態におけるカラーバースト信号の極性(263H
前の信号)を比較すると、逆極性の関係になっている。 このように、カラーバースト信号が逆極性の関係になる
のは、メモリ回路16の遅延量が(263±m)Hの条
件を満たすときである。但し、mは0を含む262以下
の偶数でなければならない。よって、上記メモリ回路1
6の遅延条件を満足したとき、標準信号であれば、演算
回路17の出力信号は存在しない(ゼロとなる)。一方
、非標準信号であれば、上記位相関係が満足されないた
め、演算回路17の出力には有意の信号が発生する。 有意の信号が大きいほど、ビデオ信号自体の水平・垂直
同期信号並びに色副搬送波の時間的変動が大きいことを
示している。即ち、演算回路17の出力信号は、ビデオ
信号源の非標準性の度合いによってレベルが変化する。
【0028】標準信号か非標準信号かの判定を行なうた
め、レベル変化する該演算回路17の出力信号をスレッ
ショルド回路18に通し、信号の2値化を行なう。ここ
で、スレッショルド回路18の境界レベルは、ADC回
路15の量子化の影響を受けない程度に設定される。そ
の後、スレッショルド回路18の出力信号は、積分回路
19により積分が行なわれる。例えば、スレッショルド
回路18の入力信号レベルがスレッショルドの境界レベ
ル近傍にある場合、同一装置の信号であっても、ごくま
れに、標準・非標準の判定を誤る危険性がある。積分回
路19は、このような誤動作を救済するためのものであ
る。
【0029】積分処理を受けた標準・非標準の判定信号
は出力端子2へ導かれる。そして、最終的には点線で示
した経路のように、セレクタ4を制御することにより、
ビデオ信号がビデオ信号処理回路3で実行される処理、
即ち、標準処理又は非標準処理のいずれかを決定するも
のである。
【0030】ところで、NTSC信号では前記(2)式
及び(3)式に検討から、上記第一の実施例において、
メモリ回路16の遅延量を(262±l)Hとすれば、
遅延前後のカラーバースト信号の位相は同極性の関係と
なることがわかる。但し、lは0を含む260以下の偶
数でなければならない。よって、メモリ回路16の遅延
量を(262±l)Hとするときには、演算回路17を
減算回路に変更すれば、上記第一の実施例と同様の結果
が得られる。
【0031】以上の考え方は、PAL方式のビデオ信号
についても当てはまる。今、PAL信号に対し、上記N
TSC信号と同じ回路構成(図1)を適用し、標準・非
標準信号の判別を行なうならば、メモリ回路16の遅延
量を157H又は312Hに変更することで実現可能と
なる。このことは、PAL信号のカラーバースト信号の
極性が色差信号(v信号)と同様にラインごとに反転す
ることの性質と、前記(5)式及び(6)式の検討から
明らかとなる。即ち、現在のカラーバースト信号と15
7H又は312H前のカラーバースト信号の極性は互い
に逆極性の関係になっている。故に、演算回路17にお
いて、カラーバースト信号同士の157H又は312H
遅延前後の加算を行なうことにより、標準信号であれば
カラーバースト信号は相殺されるが、非標準信号であれ
ば有意の信号が検出されることになり、標準・非標準の
判定が可能である。なお、その他の処理回路及びその動
作は、NTSC信号の場合と同様であるため、ここでの
説明は省略する。
【0032】図2は、本発明の第二の実施例を示す標準
・非標準信号の判別回路の構成図である。同図は前記第
一の実施例の変形であり、標準・非標準信号の判別回路
を構成している各部の処理回路とその動作は、前記第一
の実施例と同様である。この実施例は、先ず最初に、複
合ビデオ信号をADC回路15でディジタル信号に変換
した後、CBS回路10でカラーバースト信号をサンプ
ルする形式にしたものである。このような構成にすると
、標準・非標準信号の判別回路のために、専用のADC
回路を設ける必要がなく、ビデオ信号処理回路3で使用
されるものと共用することができる。
【0033】図3は、本発明の第三の実施例を示す標準
・非標準信号の判別回路の構成図である。同図において
、標準・非標準信号の判別回路を構成している各部の処
理回路とその動作は、前記第一の実施例と同様である。 この実施例は、入力される複合ビデオ信号をADC回路
15においてディジタル信号に変換した後、メモリ回路
16に加え、複合ビデオ信号に対して所望の遅延を施す
。即ち、NTSC信号の場合は(263±m)Hの遅延
、PAL信号の場合は157H又は312Hの遅延であ
る。次に、演算回路17により、複合ビデオ信号の遅延
前後の加算を行なう。この結果、演算回路17の出力に
は、通常、標準信号の静止画像であれば、C信号成分が
相殺されるので、Y信号成分が検出されることになる。 当然のことながら、カラーバースト信号が多重されてい
る時間位置の信号はゼロ(直流成分は存在するが、交流
成分はない)となっている。そこで、次のBPF回路1
8により、直流成分を除去し、CBS回路10において
、カラーバーストの信号位置をサンプルすれば、その出
力信号から、標準信号か否かが分かる。よって、以下の
スレッショルド回路18及び積分回路19を通すことに
より、標準・非標準信号の判定された情報を得ることが
できる。
【0034】なお、図3に示す第三の実施例では、同図
の一点鎖線で示した経路のように、ビデオ信号処理回路
3についても、ADC回路15とメモリ回路16は使用
されるものである。よって、標準・非標準信号の判別回
路を構成するために、ADC回路15とメモリ回路16
を専用に設ける必要がなく、共用化できるので回路規模
の観点から有利となっている。
【0035】ところで、上述の第一,第二及び第三の実
施例では、いずれもスレッショルド回路18の次に積分
回路19を通す構成になっているが、積分回路19を介
すことなく、スレッショルド回路18の出力信号を標準
・非標準信号の判定情報として用い、直接セレクタ4を
制御する構成にすることも可能である。この他、メモリ
回路16の遅延がアナログ的に正確に行われる素子では
、増幅回路14及びADC回路15を省略することもで
きる。
【0036】
【発明の効果】本発明の標準・非標準信号の判定回路に
よれば、ビデオ信号が非標準信号であるにも関わらず、
1水平走査期間で標準信号と判断されるような微妙な信
号であっても、カラーバースト信号の時間軸処理により
、正確な標準・非標準の判定が可能である。
【0037】また、メモリ容量を変更すれば、NTSC
方式及びPAL方式の両方のビデオ信号に対し、同じ回
路構成で標準・非標準の判定が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す標準・非標準信号
の判別回路の構成図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示す標準・非標準信号
の判別回路の構成図である。
【図3】本発明の第三の実施例を示す標準・非標準信号
の判別回路の構成図である。
【図4】カラーバースト信号の抽出手順を示す図である
【図5】従来の標準・非標準信号の判別回路の構成図で
ある。
【符号の説明】
1…入力端子、2…出力端子、3…ビデオ信号処理回路
、4…セレクタ、10…カラーバースト信号サンプル回
路、11,50…同期分離回路、12…バーストゲート
パルス生成回路、13…帯域通過フィルタ回路、14…
増幅回路、15…ADC回路、16…メモリ回路、17
…演算回路、18…スレッショルド回路、19…積分回
路、51…位相比較器、52…増幅器、53…電圧制御
発振器、54…分周器、55…PLL回路、56…高電
圧比較器、57…低電圧比較、58…論理和回路、H…
水平走査期間、HS…水平同期信号、BGP…バースト
ゲートパルス。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複合ビデオ信号が所定の規格に沿った標準
    信号であるか、又は該規格から外れた非標準信号である
    かを判別する回路において、少なくとも、該複合ビデオ
    信号からカラーバースト信号をサンプルする手段と、上
    記サンプルされたカラーバースト信号が逆位相となる所
    定期間の遅延を施す手段と、上記遅延手段における遅延
    前後のカラーバースト信号を加算する手段と、該加算手
    段により得られる信号を2値化する手段とによって構成
    されることを特徴とする標準・非標準信号の判別回路。
  2. 【請求項2】複合ビデオ信号が所定の規格に沿った標準
    信号であるか、又は該規格から外れた非標準信号である
    かを判別する回路において、少なくとも、該複合ビデオ
    信号からカラーバースト信号をサンプルする手段と、上
    記サンプルされたカラーバースト信号が同位相となる所
    定期間の遅延を施す手段と、上記遅延手段における遅延
    前後のカラーバースト信号を減算する手段と、該減算手
    段により得られる信号を2値化する手段とによって構成
    されることを特徴とする標準・非標準信号の判別回路。
  3. 【請求項3】請求項1において、NTSC方式の複合ビ
    デオ信号を判別する場合、前記サンプルしたカラーバー
    スト信号に施す遅延手段の遅延量を水平走査期間の26
    3±m倍(mは0を含む262以下の偶数)とすること
    を特徴とする標準・非標準信号の判別回路。
  4. 【請求項4】請求項2において、NTSC方式の複合ビ
    デオ信号を判別する場合、前記サンプルしたカラーバー
    スト信号に施す遅延手段の遅延量を水平走査期間の26
    2±l倍(lは0を含む260以下の偶数)とすること
    を特徴とする標準・非標準信号の判別回路。
  5. 【請求項5】請求項1において、PAL方式の複合ビデ
    オ信号を判別する場合、前記サンプルしたカラーバース
    ト信号に施す遅延手段の遅延量を水平走査期間の157
    倍又は312倍とすることを特徴とする標準・非標準信
    号の判別回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0610903A1 (de) * 1993-02-10 1994-08-17 GRUNDIG E.M.V. Elektro-Mechanische Versuchsanstalt Max Grundig GmbH & Co. KG Verbessertes kompatibles Farbfernsehsystem mit umschaltbarer Decodierung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0610903A1 (de) * 1993-02-10 1994-08-17 GRUNDIG E.M.V. Elektro-Mechanische Versuchsanstalt Max Grundig GmbH & Co. KG Verbessertes kompatibles Farbfernsehsystem mit umschaltbarer Decodierung

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