JP2560026B2 - 気化式燃焼器の製造方法 - Google Patents

気化式燃焼器の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は石油等の液燃料を気化状態にして燃焼用空
気と混合させて燃焼させる鋳鉄製の気化式燃焼器の製造
方法に関するものである。
[従来の技術] 従来の例えば暖房装置に広範に採用されてきた気化式
燃焼器は、中心部に形成された筒状の燃焼用空気の通路
の外回りに気化室を持つ有底の容器構造のバーナ構造体
に該バーナ構造体を加熱し燃料の気化を促進するシーズ
ヒータを装着した構成のものである。バーナ構造体は耐
熱性や耐久性等の点で優れた鋳鉄製で、鋳込みにより一
体成形されている。シーズヒータは鉄パイプにマグネシ
アを介し電熱線を挿通した構成で、外殻が鉄製で鉄鋳物
と融点が接近しており、しかも電気部品であることから
破損を回避すべくバーナ構造体に後から組付けられてい
る。即ち、バーナ構造体の底部にはシーズヒータを埋め
込むための溝がリング状に形成されていてこの溝にシー
ズヒータが組込まれ、銅ロー付けによってバーナ構造体
に一体化されている。
この種の従来の気化式燃焼器は、バーナ構造体の底部
の溝にシーズヒータを組込み、これを銅ロー付けによっ
てバーナ構造体に一体化して得られるもので、多くの製
造工程を要するうえ、銅ロー付け部分を含むのでバーナ
構造体が鉄鋳物であっても高温使用には制限がある。そ
こで、バーナ構造体の底部にシーズヒータを鋳込みとと
もに埋設した気化式燃焼器を既に出願人は提案している
(特願昭62−11691号(特開昭63−180356号))。これ
は、第3図に示すような金型13にシーズヒータ1を保持
させ溶融鋳鉄を金型13の鋳込み空間14に流し込むことで
製造されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記した先願の気化式燃焼器の製造においては、シー
ズヒータ1の引き出し部をそれぞれ金型13に形成されて
いる二本の挿通孔15に通して引き出し、端子部を、それ
ぞれ位置設定用ブッシュ16を金型13に装着して保持させ
ておいて、溶融鋳鉄を金型13の鋳込み空間14に流し込む
ものであり、挿通孔15が引き出し部より0.2mm程大きく
形成されているもののため、シーズヒータ1のセットが
頗る面倒で位置決めもしにくいといった問題点を含んで
いた。
この発明はかかる従来の問題点を解消するためになさ
れたもので、シーズヒータの金型へのセットが容易で、
生産能率の良い気化式燃焼器の製造方法を提供すること
を目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る気化式燃焼器の製造方法は、気化式燃
焼器の鋳込みにあたり、バーナ構造体の形状に対応する
鋳込み空間を有する金型には、そのバーナ構造体の底部
に対応する鋳込み空間を有する金型には、そのバーナ構
造体の底部に対応する鋳込み空間にシーズヒータの端子
部に続く二本の引き出し部を一括して挿通させうる引き
出し孔を連通させ、この引き出し孔と鋳込み空間との境
界には、シーズヒータの引き出し部を片側に微小間隙を
もって挿通させうる挿通孔を持つ座金を嵌装し、引き出
し孔の外部開口端には、シーズヒータの端子部を保持す
る位置設定用ブッシュを装着し、上記座金と位置設定用
ブッシュとしてシーズヒータを金型内の定位置に保持さ
せておいて、所定温に温度管理した溶融鋳鉄を金型の鋳
込み空間に流し込むようにしたものである。
[作用] この発明においては、鉄鋳物のバーナ構造体にシーズ
ヒータが鋳込みとともに埋設されるのでシーズヒータの
固定のための工程が不要で、高温使用に耐える気化式燃
焼器が得られるとともに、シーズヒータの鋳込み空間へ
のセットが簡単で、その位置決定もし易くなる。
[実施例] 本発明の一実施例としての製造方法で得られる気化式
燃焼器の特徴は、鉄鋳物で構成されたバーナ構造体の底
部に該バーナ構造体を加熱し、供給される液燃料の気化
促進をするシーズヒータ1が、外部回路との接続端を残
しほぼ完全に鋳込まれていることである。バーナ構造体
は、中心部に形成された筒状の燃焼用空気の通路の外回
りに気化室を持つ有底の容器構造で、シーズヒータ1を
鋳込んだ部分のバーナ構造体の底部の肉厚は6mm程度で
ある。又、シーズヒータ1は鉄パイプ(炭素鋼)に電気
絶縁性をもたせたマグネシアを充填しその中に電熱線を
挿通した構成で、外部回路との接続端である二個の端子
部2とこれらに続く平行な二列の引き出し3部以外はほ
ぼ完全にバーナ構造体の底部に埋め込まれて、バーナ構
造体と結合し一体になっている。シーズヒータ1には外
部回路から100Vの交流電源が掛けられ、バーナ構造体を
250℃程度に加熱し、気化室での燃料の気化促進をす
る。この気化式燃焼器の燃焼動作そのものには特に顕著
な特異点はないが、シーズヒータ1が鋳込みにより一体
化されていて、銅ロー付け箇所等の固定構造を持たない
ので高温使用の制限が従来のものよりはるかに緩く、概
ねバーナ構造体の耐熱温度範囲での使用が可能である特
徴がある。また、バーナ構造体にシーズヒータ1の外面
がほぼ全面的に密着しているので熱の伝導に抵抗が少な
く加熱性能も良いものである。
上記気化式燃焼器は、バーナ構造体の鋳込み時にシー
ズヒータ1を一緒に鋳込むことで得られるが、シーズヒ
ータ1の外殻が鉄製で鉄鋳物と融点が接近しており、し
かも電気部品であることから鋳込み時の衝撃等での破損
を回避する手立てなしには実施できないが、第1図に示
すように、バーナ構造体の形状に対応する鋳込み空間4
を持つ固定側と可動側とに分かれた割り金型5を放熱性
の良い銅合金等の材料等で作り、その割り金型5の鋳込
み空間4にシーズヒータ1を浮き状態に支持するととも
に、シーズヒータ1の型外へ引き出される引き出し部3
と端子部2の位置と金型5との位置関係を規定しつつ、
1320℃〜1380℃に温度管理した溶融鋳鉄を割り金型5の
鋳込み空間4に湯口から流し込むことで製造することが
できる。シーズヒータ1の鋳込み空間4への保持は、バ
ーナ構造体の気化室を形成する固定側の割り金型5に一
体に設けらる中子6の外周部に突出させた複数のダボ7
と、シーズヒータ1の二列の引き出し部3を挿通保持す
る座金8と、シーズヒータ1の端子部2を一括に保持し
位置決定する位置設定用ブッシュ9とで実施される。即
ち可動側の割り金型5には鋳込み空間4に連通し、二列
の引き出し部3を一括して挿通させることのできる引き
出し孔10を設け、引き出し孔10と鋳込み空間4の境界部
には上記座金8を嵌合装着させうる座部11を設け、引き
出し孔10の外部開放端部分には位置設定用ブッシュ9を
ねじ装着するためのねじ構造を設ける。座金8は第2図
に示すようにシーズヒータ1の引き出し部3をおのおの
挿通させ得る二個の挿通孔12をもち、引き出し孔10の鋳
込み空間4との境界部を閉塞し得る構成である。座金8
の各挿通孔12は、引き出し部3を挿通したとき片側に溶
融鋳鉄の飛出しない微小間隙ができる程度の外径であ
る。具体的には引き出し部3と2mm程のクリヤランスQ
が片側のものにできる程度の孔径である。
しかして、シーズヒータ1に座金8を第2図に図示の
ように装着し、これを固定側の割り金型5の鋳込み空間
4にダボ7を使って設置し、可動側の金型5を合わせ、
シーズヒータ1の端子部2を位置設定用ブッシュ9によ
って一括に保持し位置決定させて注湯温度を1320℃〜13
80℃程度の範囲に維持管理した溶融鋳鉄を湯口から注ぎ
込めば気化式燃焼器を製造することができる。シーズヒ
ータ1のセットは引き出し孔10が大きいため簡単で、セ
ット状態の安定性も座金8の座部11への嵌合装着により
高いものとなる。なお、溶融鋳鉄の炭素と圭素とは定量
化され、所定の比率に管理される。また、注湯温度の管
理はシーズヒータ1の破損や破壊を招く主因となるので
厳密さが要求される。割り金型5の冷却は強制冷却手段
により実施され、割り金型5自体の温度管理も行なわれ
る。
このようにして、シーズヒータ鋳込みの気化式燃焼器
が得られるが、この製造方法によれば従来よりシーズヒ
ータ1のセットに関する工程が削減され、シーズヒータ
1の確実性の高いセットが簡単に実施できので生産能率
が高く、品質も良くなる。
[発明の効果] 以上、実施例による説明からも明らかなように本発明
の気化式燃焼器の製造方法は、気化式燃焼器の鋳込みに
あたり、バーナ構造体の形状に対応する鋳込み空間を有
する金型には、そのバーナ構造体の底部に対応する鋳込
み空間にシーズヒータの端子部に続く二本の引き出し部
を一括して挿通させうる引き出し孔を連通させ、この引
き出し孔と鋳込み空間との境界には、シーズヒータの引
き出し部を片側に微小間隙をもって挿通させうる挿通孔
を持つ座金を嵌装し、引き出し孔の外部開口端には、シ
ーズヒータの端子部を保持する位置設定用ブッシュを装
着し、上記座金と位置設定用ブッシュとてシーズヒータ
を金型内の定位置に保持させておいて、所定温に温度管
理した溶融鋳鉄を金型の鋳込み空間に流し込むようにす
るものであるから、シーズヒータの固定のための工程が
簡単で確実性の高いものとなり、高温使用に耐える気化
式燃焼器が能率良く生産できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての製造方法を示す割り
金型の鋳込み時の様子を示す断面図、第2図はシーズヒ
ータのセット時の形態を示す斜視図、第3図は先願の金
型の鋳込み時の様子を示す断面図である。図において、
1はシーズヒータ、2は端子部、3は引き出し部、4は
鋳込み空間、5は割り金型、7はダボ、8は座金、9は
位置設定用ブッシュ、10は引き出し孔、11は座部、12は
挿通孔である。なお、図中同一符号は、同一又は相当部
分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄鋳物で構成されたバーナ構造体の底部に
    該バーナ構造体を加熱し、供給される液燃料の気化促進
    をするシーズヒータを鋳込みとともに埋設した気化式燃
    焼器の鋳込みにあたり、バーナ構造体の形状に対応する
    鋳込み空間を有する金型には、そのバーナ構造体の底部
    に対応する鋳込み空間にシーズヒータの端子部に続く二
    本の引き出し部を一括して挿通させうる引き出し孔を連
    通させ、この引き出し孔と鋳込み空間との境界には、シ
    ーズヒータの引き出し部を片側に微小間隙をもって挿通
    させうる挿通孔を持つ座金を嵌装し、引き出し孔の外部
    開口端には、シーズヒータの端子部を保持する位置設定
    用ブッシュを装着し、上記座金と位置設定用ブッシュと
    でシーズヒータを金型内の定位置に保持させておいて、
    所定温に温度管理した溶融鋳鉄を金型の鋳込み空間に流
    し込むことを特徴とする気化式燃焼器の製造方法。
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