JP2560022B2 - ローラチェーン - Google Patents
ローラチェーンInfo
- Publication number
- JP2560022B2 JP2560022B2 JP62050589A JP5058987A JP2560022B2 JP 2560022 B2 JP2560022 B2 JP 2560022B2 JP 62050589 A JP62050589 A JP 62050589A JP 5058987 A JP5058987 A JP 5058987A JP 2560022 B2 JP2560022 B2 JP 2560022B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bush
- roller chain
- pin
- link
- links
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Chain Conveyers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ローラチェーンに関し、とくにリンク同士
の屈曲をころがり接触によって許容する構成のチェーン
に関する。
の屈曲をころがり接触によって許容する構成のチェーン
に関する。
ローラチェーンは、一般に、内側リンクおよび外側リ
ンクの各組が交互に組み合わされるとともに、ピンおよ
びブシュにより各リンクが屈曲可能に構成されており、
内側リンクの孔内には円筒状のブシュの端部が圧入さ
れ、外側リンクの孔内には、ブシュの内部を回転自在に
摺動する円柱状のピン端部が圧入されている。
ンクの各組が交互に組み合わされるとともに、ピンおよ
びブシュにより各リンクが屈曲可能に構成されており、
内側リンクの孔内には円筒状のブシュの端部が圧入さ
れ、外側リンクの孔内には、ブシュの内部を回転自在に
摺動する円柱状のピン端部が圧入されている。
前記従来のローラチェーンでは、チェーン屈曲時にピ
ンとブシュがすべり接触をするため、摩擦抵抗が大き
く、発熱や動力損失が発生する。またピンおよびブシュ
の摩耗により、ピッチ伸びが生じる場合もある。このた
め、従来のローラチェーンにおいては、耐久性に欠ける
という問題がある。
ンとブシュがすべり接触をするため、摩擦抵抗が大き
く、発熱や動力損失が発生する。またピンおよびブシュ
の摩耗により、ピッチ伸びが生じる場合もある。このた
め、従来のローラチェーンにおいては、耐久性に欠ける
という問題がある。
本発明は、このような従来の問題を解決すべくなされ
たもので、耐久性を向上させることができるローラチェ
ーンを提供することを目的とする。
たもので、耐久性を向上させることができるローラチェ
ーンを提供することを目的とする。
本発明に係るローラチェーンは、交互に組み合わされ
た内側リンクおよび外側リンクの組からなるローラチェ
ーンにおいて、前記内側リンクの組の各孔内にブシュの
端部を固定し、前記外側リンクの組の各孔内に、前記ブ
シュの内部を挿通するピンの端部を固定するとともに、
前記各ブシュの内周面の内側リンク端部側に凸状円弧面
を形成し、前記ピンの外周面の外側リンク中心側に、前
記凸状円弧面上を転動し得る凸状の転動面を形成したこ
とを特徴としている。
た内側リンクおよび外側リンクの組からなるローラチェ
ーンにおいて、前記内側リンクの組の各孔内にブシュの
端部を固定し、前記外側リンクの組の各孔内に、前記ブ
シュの内部を挿通するピンの端部を固定するとともに、
前記各ブシュの内周面の内側リンク端部側に凸状円弧面
を形成し、前記ピンの外周面の外側リンク中心側に、前
記凸状円弧面上を転動し得る凸状の転動面を形成したこ
とを特徴としている。
本発明においては、チェーン屈曲時には、外側リンク
に固定されたピンの転動面が、内側リンクに固定された
ブシュの凸状円弧面上を転動して、ピンおよびブシュが
ころがり接触をすることになるので、発熱を抑え、摩耗
によるピッチ伸びを抑制できる。これにより、耐久性を
向上させることができる。
に固定されたピンの転動面が、内側リンクに固定された
ブシュの凸状円弧面上を転動して、ピンおよびブシュが
ころがり接触をすることになるので、発熱を抑え、摩耗
によるピッチ伸びを抑制できる。これにより、耐久性を
向上させることができる。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第１図および第２図は本発明の一実施例によるローラ
チェーンを示す図であって、第１図はローラチェーンの
正面一部断面図、第２図はその部分拡大図である。
チェーンを示す図であって、第１図はローラチェーンの
正面一部断面図、第２図はその部分拡大図である。
これらの図において、ローラチェーン20は、交互に配
置されたピンリンク（外側リンク）21およびブシュリン
ク（内側リンク）24を備えている。ブシュリンク24は、
紙面垂直方向に間隔を隔てて配置された二枚のリンクか
ら構成されており、各ブシュリンク24には一対の孔28が
それぞれ形成されている。各孔28のリンク端部側には、
凸状円弧面29が形成されている。各孔28内には、該孔28
の形状に沿うブシュ25が圧入されている。ブシュ25の内
周面は、内側リンク端部側に形成された凸状円弧面27
と、これに連結する凹状円弧面31とから構成されてい
る。
置されたピンリンク（外側リンク）21およびブシュリン
ク（内側リンク）24を備えている。ブシュリンク24は、
紙面垂直方向に間隔を隔てて配置された二枚のリンクか
ら構成されており、各ブシュリンク24には一対の孔28が
それぞれ形成されている。各孔28のリンク端部側には、
凸状円弧面29が形成されている。各孔28内には、該孔28
の形状に沿うブシュ25が圧入されている。ブシュ25の内
周面は、内側リンク端部側に形成された凸状円弧面27
と、これに連結する凹状円弧面31とから構成されてい
る。
ピンリンク21は、同様に、紙面垂直方向に間隔を隔て
て配置された二枚のリンクから構成されており、各ピン
リンク21には一対の孔30がそれぞれ形成されている。各
孔30内には、ブシュ25を挿通するピン22が圧入されてい
る。ピン22の外周面は、外側リンク中心側においてブシ
ュ25の凸状円弧面27に対向して形成された、曲率半径の
大きな凸状円弧面（転動面）23と、凹状円弧面31に沿う
凸状円弧面32とから構成されている。なお、第１図中、
Ｐは孔30の中心間距離であり、チェーンピッチを示して
いる。
て配置された二枚のリンクから構成されており、各ピン
リンク21には一対の孔30がそれぞれ形成されている。各
孔30内には、ブシュ25を挿通するピン22が圧入されてい
る。ピン22の外周面は、外側リンク中心側においてブシ
ュ25の凸状円弧面27に対向して形成された、曲率半径の
大きな凸状円弧面（転動面）23と、凹状円弧面31に沿う
凸状円弧面32とから構成されている。なお、第１図中、
Ｐは孔30の中心間距離であり、チェーンピッチを示して
いる。
上記のように構成されるローラチェーン20を図示しな
いスプロケットに巻き掛けて駆動すると、ピンリンク21
およびブシュリンク24の屈曲の際に、ピンリンク21に固
定されたピン22の転動面23が、ブシュリンク24に固定さ
れたブシュ25の凸状円弧面27の上を転動して、ピン22お
よびブシュ25がころがり接触をする。これにより、発熱
を抑え、摩耗によるピッチ伸びを抑制できる。この結
果、ローラチェーン20の耐久性を向上させることができ
る。
いスプロケットに巻き掛けて駆動すると、ピンリンク21
およびブシュリンク24の屈曲の際に、ピンリンク21に固
定されたピン22の転動面23が、ブシュリンク24に固定さ
れたブシュ25の凸状円弧面27の上を転動して、ピン22お
よびブシュ25がころがり接触をする。これにより、発熱
を抑え、摩耗によるピッチ伸びを抑制できる。この結
果、ローラチェーン20の耐久性を向上させることができ
る。
以上のように本発明に係るローラチェーンによれば、
チェーン屈曲の際にピンおよびブシュがころがり接触を
するようになるので、耐久性を向上させることができる
効果がある。
チェーン屈曲の際にピンおよびブシュがころがり接触を
するようになるので、耐久性を向上させることができる
効果がある。
第１図は本発明の一実施例によるローラチェーンの正面
一部断面図、第２図はその部分拡大図である。 20……ローラチェーン、21……ピンリンク（外側リン
ク）、22……ピン、23……転動面、24……ブシュリンク
（内側リンク）、25……ブシュ、27……凸状円弧面、2
8,30……孔。
一部断面図、第２図はその部分拡大図である。 20……ローラチェーン、21……ピンリンク（外側リン
ク）、22……ピン、23……転動面、24……ブシュリンク
（内側リンク）、25……ブシュ、27……凸状円弧面、2
8,30……孔。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−172042（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−94345（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】交互に組み合わされた内側リンクおよび外
側リンクの組からなるローラチェーンにおいて、 前記内側リンクの組の各孔内にブシュの端部を固定し、
前記外側リンクの組の各孔内に、前記ブシュの内部を挿
通するピンの端部を固定するとともに、 前記各ブシュの内周面の内側リンク端部側に凸状円弧面
を形成し、 前記ピンの外周面の外側リンク中心側に、前記凸状円弧
面上を転動し得る凸状の転動面を形成した、 ことを特徴とするローラチェーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62050589A JP2560022B2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | ローラチェーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62050589A JP2560022B2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | ローラチェーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63219939A JPS63219939A (ja) | 1988-09-13 |
| JP2560022B2 true JP2560022B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=12863160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62050589A Expired - Lifetime JP2560022B2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | ローラチェーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2560022B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6108611B2 (ja) * | 2013-05-15 | 2017-04-05 | 株式会社椿本チエイン | チェーン |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6394345U (ja) * | 1986-12-11 | 1988-06-17 |
-
1987
- 1987-03-05 JP JP62050589A patent/JP2560022B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63219939A (ja) | 1988-09-13 |
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