JP2559955Y2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP2559955Y2
JP2559955Y2 JP1989013026U JP1302689U JP2559955Y2 JP 2559955 Y2 JP2559955 Y2 JP 2559955Y2 JP 1989013026 U JP1989013026 U JP 1989013026U JP 1302689 U JP1302689 U JP 1302689U JP 2559955 Y2 JP2559955 Y2 JP 2559955Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、メモリに記憶された自動演奏に係るデー
タを順次読み出すことにより、自動演奏を行う自動演奏
装置に関する。
[従来技術とその問題点] 従来、この種の自動演奏装置においては、自動演奏の
テンポを示すテンポデータを他の自動演奏に係るデータ
と同様にメモリに記憶させている。そして、自動演奏を
開始させる際は、そのメモリから読み出したテンポデー
タに基づくテンポで自動演奏を開始させ、その後、自動
演奏のテンポを変更する場合は、テンポボリューム等の
テンポ設定装置を操作してその操作に基づくテンポに変
更させるようにしている。
しかしながら、このような従来の自動演奏装置では、
自動演奏を開始させた後、テンポ設定装置で所望のテン
ポに変更しても、その自動演奏終了後、再度、自動演奏
を再開させる際には、先にテンポ設定装置で設定した所
望のテンポに基づいて再開させることができず、予めメ
モリに記憶させているテンポデータに基づいたテンポで
しか再開させることができない、という問題点がある。
[考案の目的] この考案は、上記のような問題点を解決するためにな
されたもので、自動演奏を再開させる際、その自動演奏
を所望のテンポで開始させることができる自動演奏装置
を得ることを目的とする。
[考案の要件] この考案は、このような目的を達成するため、自動演
奏装置において、自動演奏を開始させる際、該自動演奏
を上記テンポデータ記憶手段に予め記憶されているテン
ポデータに基づくテンポで開始させるか上記テンポ設定
手段により設定されているテンポで開始させるかを切換
選択するとともに、この自動演奏終了後、所定時間経過
前に該自動演奏の再開が指示された場合には上記テンポ
設定手段により設定されているテンポで、自動演奏終了
後、所定時間経過後に該自動演奏の再開が指示された場
合には上記テンポデータ記憶手段に予め記憶されている
テンポデータに基づくテンポで、該自動演奏を再開させ
るようにしたことを要点とする。
[実施例] 以下、図面を参照してこの考案の実施例について述べ
る。
第1図はこの考案の実施例に係る自動演奏装置の全体
回路構成図である。図において、マイクロコンピュータ
の中央処理装置であるCPU1はROM2に予めストアされてい
るプログラムに従ってこの回路全体の動作を制御する。
またこのROM2には後述するようにA/D変換されたデジタ
ルデータをテンポデータ又はタイムデータに変換する変
換テーブルや、テンポデータやタイムデータをタイムデ
ータタイマーセット値にデータ変換するためのデータ変
換テーブル等も記憶されている。
メモリ3には自動演奏データが第2図に示す態様で記
憶されており、第2図において、先頭アドレスであるア
ドレス0には自動演奏のテンポを示すテンポデータが記
憶されている。次のアドレス1には、最初のイベント
(演奏状態)であるイベント1の状態が継続する時間を
示す時間データ1が記憶され、その次のアドレス2には
上記イベント1の内容を示すイベントデータ1が記憶さ
れており、この時間データ1とイベントデータ1とが一
組の楽音データとして記憶されている。アドレス3とア
ドレス4にはそれぞれ時間データ2とイベントデータと
が一組の楽音データとして記憶されており、以下順に楽
音データが記憶されて、最後に自動演奏の終了を示すエ
ンドマークが記憶されている。このようにしてメモリ3
には1曲分の自動演奏データが記憶されていることにな
る。
RAM4はワーキングメモリであり、チップイネーブル信
号を生成する。▲▼〜▲▼の8種類のチッ
プイネーブル信号を生成する。チップイネーブル信号▲
▼〜▲▼は、それぞれメモリ3、ROM2、RA
M4、タイマー部6、ラッチ7、ラッチ8、ラッチ17およ
び楽音発生回路10の各チップイネーブル信号端子▲
▼に与えられる。
タイマー部6は、後述するようにテンポデータに対応
するタイマーセット値がセットされ、該タイマーセット
値に応じた時間が経過すると、タイムアップ端子▲
▼よりタイムアップ信号▲▼をCPU1のインタラプト
端子INTに出力して、CPU1に割り込みをかける。スター
ト/ストップスイッチ11は、自動演奏をスタート/スト
ップさせるためのスイッチであり、このスタート/スト
ップ信号は、ラッチ7のデータ端子Dおよび出力端子Q
を経てデータバスDに加えられる。
テンポ設定ボリューム12は、自動演奏のテンポを任意
の速さに設定するためのボリューム(可変抵抗器)であ
り、このボリュームよりの出力信号は、A/D変換器13を
経てラッチ8のデータ端子に加えられ、このラッチ8の
出力端子Qを経てデータバスに加えられる。なお、テン
ポ設定ボリュームの代りに、テンポアップ、テンポダウ
ンの信号を出力するいわゆるアップ・ダウンキーを用い
てテンポを可変設定してもよい。
タイム設定ボリューム15は、自動演奏が停止してから
の経過時間(所定時間)を設定するためのボリューム
(可変抵抗器)であり、このボリュームよりも出力信号
は、A/D変換器16を経てラッチ17のデータ端子Dに加え
られる。そして、ラッチ17の出力端子Qを経てデータバ
スDに出力される。CPU1はタイム設定ボリューム15の操
作に基づくデータをタイムデータとして受け取り、ROM2
に記憶されているデータ変換テーブルによってタイマー
セット値に変換して、このタイマーセット値をタイマー
部6にセットする。
楽音発生回路10はCPU1の制御下で、メモリ3から読み
出されたイベントデータがデータバスDを介して与えら
れて、所定の楽音を発生する。
第3図は第1図におけるタイマー部6の具体的回路構
成の一例を示す図であり、図において、カウンタ61はク
ロックパルスCKの立ち上がりでカウントを行うカウンタ
であり、ラッチ62はそのデータ端子Dからデータバスに
より与えられるタイマーセット値をチップイネーブル信
号▲▼の入力するタイミングで取り込む。比較回
路63のA端子には、カウンタ61の出力端子Qよりカウン
タ出力が加えられ、B端子にはラッチ62の出力端子Qよ
りラッチ出力が加えられる。比較回路63はこれらのカウ
ンタ出力とラッチ出力とを比較し、両出力が一致すると
出力端子よりローレベル「0」のタイムアップ信号▲
▼を出力する。
タイムアップ信号▲▼は、CPU1にインタラプト信
号として加えられるとともに、フリップフロップ64のデ
ータ端子Dに与えられ、フリップフロップ64の出力端子
からは、カウンタ61のリセット端子にリセット信号
「0」が加えられてカウンタ61をリセットする。
このようなタイマー部6のタイムアップ時の動作のタ
イミングを第4図に基づいて述べる。第4図に示すよう
に、カウンタ61はクロックパルスCKの立ち上がりでカウ
ントアップを行い、該カウンタ61の計数値が進み、この
カウンタ61の計数値と、ラッチ62よりのラッチ出力(タ
イマーセット値)とが一致すると、比較回路63は出力端
子よりローレベルのタイムアップ信号▲▼を出力
する。そしてフリップフロップ64は、このタイムアップ
信号▲▼を次のクロックパルスの立ち上がりのタイ
ミングでラッチし、フリップフロップ64の出力端子Qか
らは、クロックパルスCKの1周期分だけ遅れたローレベ
ルのリセット信号「0」がカウンタ61のリセット端子
に出力されてカウンタ61がリセットされる。したがって
ラッチ62にラッチされるタイマーセット値が大きな値で
ある程、カウンタ61のリセット間隔が長くなり、自動演
奏のテンポが遅く設定されたことになる。
また、第5図に示すような態様で、RAM4において、ア
ドレス1のテンポセレクトエリアに「0」か「1」の状
態で書込まれる。このデータは、上記メモリ3に予め記
憶されているテンポデータに基づくテンポで開始させる
か、あるいは、上記テンポ設定ボリューム12によりユー
ザーが任意に設定したテンポで開始させるかを切換え選
択させるものである。
いま、このテンポセレクトエリアのデータが「0」の
状態(つまり、自動演奏を開始させる際のテンポを、メ
モリ3に記憶されているテンポデータに基づいて決める
ようになる)で、スタート/ストップスイッチ11をオン
して自動演奏をスタートさせた場合を考える。まず、RA
M4のアドレス0に記憶されている自動演奏中フラグに
「1」を立て、メモリ3のアドレス0に予め記憶されて
いるテンポデータ(第2図参照)をRAM4のアドレス3に
おける現在テンポデータエリアにセットするとともに、
そのテンポデータをROM2に記憶されているデータ変換テ
ーブルによってタイマーセット値に変換して、変換した
タイマーセット値をタイマー部6にセットする。
次にCPU1はメモリ3のアドレス1から、最初の音楽デ
ータとして時間データ1(第2図参照)を読み出して、
データバスDを介してRAM4のアドレス4における待ち時
間エリアに書き込む。続いてCPU1はメモリ3のアドレス
2からイベントデータ1(第2図参照)を読み出して、
データバスを介して楽音発生回路10に送る。またこのと
きCPU1はRAM4のアドレス5における経過時間エリアのデ
ータを「0」に書き換える。この後、タイマー部6にセ
ットしたタイマーセット値に基づきCPU1に前述した割り
込みがかかり、この割り込みがかかる度に、CPU1はRAM4
の経過時間エリアのデータをインクリメントしていく。
そしてRAM4における待ち時間エリアと経過時間エリアと
の大きさが一致すると、CPU1は、メモリ3のアドレス3
から、次の時間データを読み出してRAM4の待ち時間エリ
アに書きこみ、メモリ3のアドレス4から次のイベント
データ2を読み出して楽音発生回路10に送出する。
上述した動作は、CPU1がメモリ3に記憶された自動演
奏データを順次読み出して、最後にエンドマークを読み
出すまで、あるいは、途中でスタート/ストップスイッ
チ11がストップのために操作されるまで繰り返して行わ
れる。
この自動演奏中にテンポ設定ボリューム12が操作され
ると、このテンポ設定ボリューム12からの出力信号がA/
D変換器13にてデジタルデータに変換され、このデジタ
ルデータをROM2に記憶させた変換テーブルによってさら
にテーブル変換することにより得られるデータがテンポ
データとして、RAM4のアドレス3における現在テンポデ
ータエリアに書き込まれる。
ここでA/D変換器13よりのデジタルデータは、RAM4の
アドレス2におけるボリューム変換値エリアに予め書き
込まれ、テンポ設定ボリューム12が操作されたときに、
A/D変換器13よりのデジタルデータと、RAM4に予め書き
込んだボリューム変換値との差異が生じていることを認
識して、RAM4の現在テンポデータエリアの内容を書き換
える。そして、この現在テンポデータエリアに記憶され
ているテンポデータが、ROM2に記憶されているデータ変
換テーブルによってタイマーセット値に変換され、デー
タバスDを介してタイマー部6の端子Dを経てタイマー
部6にセットされる。この結果、タイマー部6からCPU1
に出力されるタイムアップ信号▲▼の出力時間間隔
が変化して、自動演奏のテンポが変わることになる。
次にRAM4のアドレス1のテンポセレクトエリアにおい
て「1」の状態で書き込まれている場合、つまり、自動
演奏を開始させる際のテンポをメモリ3に記憶されてい
るテンポデータに基づいて決めるのではなく、ユーザー
が任意に設定したテンポに基づいて決めるようになって
いる状態において、スタート/ストップスイッチ11をオ
ンして自動演奏させた場合を考える。まず、RAM4のアド
レス0に記憶されている自動演奏中フラグに「1」を立
て、上述したように、テンポ設定ボリューム12の出力信
号をA/D変換器13によってデジタル変換して得たデジタ
ルデータに対応するテンポデータを、RAM4の現在テンポ
データエリアにセットし、その現在テンポデータに対応
するタイマーセット値をタイマー部6にセットする。そ
の後、CPU1は前述したような、メモリ3に記憶されてい
るテンポデータに基づいて行う自動演奏と同様な処理を
行う。
次に上記CPU1による自動演奏処理の動作についてフロ
ーチャートを用いて述べる。
第6図は、CPU1による自動演奏処理の動作を示すフロ
ーチャートであり、このフローチャートはスタート/ス
トップスイッチ11の操作によってスタートする。スター
ト後まずRAM4における自動演奏中フラグエリアに「1」
をセットして現在は自動演奏中であることを示し(ステ
ップS1)、RAM4におけるテンポセレクトエリアに「1」
が書き込まれているか否かをチェックする(ステップS
2)。
ステップS2にてYESと判断すると、自動演奏をテンポ
設定ボリューム12の操作によってユーザーが設定したテ
ンポに基づいて開始させる場合であり、RAM4の現在テン
ポデータエリアに、テンポ設定ボリューム12の出力信号
に対応するデジタルデータが、ROM2に記憶されている変
換テーブルに従って変換された結果得られるデータをテ
ンポデータとしてセットして(ステップS3)、次のステ
ップS4に進む。
ステップS2にて、逆にNOと判断すると、自動演奏をメ
モリ3に予め記憶されている自動演奏データの中のテン
ポデータに基づいて開始させる場合であり、RAM4の現在
テンポデータエリアに、メモリ3から読み出したテンポ
データをセットして(ステップS5)、同様にステップS4
に進む。
ステップS4においては、ステップS3にてセットされた
テンポデータ、またはステップS5にてセットされたテン
ポデータのいずれかを、ROM2に記憶されているデータ変
換テーブルによってタイマーセット値に変換して、その
タイマーセット値をタイマー部6にセットする。
次に、メモリ3から最初の楽音データとして時間デー
タ1を読み出して、RAM4の待ち時間エリアにセットする
(ステップS6)。続いてめもり3からイベントデータを
読み出して楽音発生回路10に送り(ステップS7)、RAM4
の経過時間エリアのデータを「0」に書き換える(ステ
ップS8)。そして楽音発生回路10より、先に読み出した
楽音データ(イベントデータ1)に従った楽音を発生さ
せる(ステップS9)。
続いて、テンポ設定ボリューム12よりのボリューム出
力に変化が有ったか否かをチェックし(ステップS1
0)、NOと判断すると、自動演奏中の現在のテンポを変
化させる必要はないのでそのままステップS11に進む
が、YESと判断すると現在のテンポを変更する必要があ
り、テンポ設定ボリューム12よりのボリューム出力に対
応するテンポデータをROM4の現在テンポデータエリアを
セットする(ステップS12)。そしてこの現在テンポデ
ータをROM2に記憶させたデータ変換テーブルによってタ
イマーセット値に変化し、そのタイマーセット値をタイ
マー部6にセットして(ステップS13)、前述したステ
ップS11に進む。
ステップS11にてスタート/ストップスイッチ11が自
動演奏のストップのために操作されたか否かをチェック
し、NOと判断すると、未だ自動演奏を継続させるべき場
合であり、先にタイマー部6にセットしたタイマーセッ
ト値が経過して、割り込みがなされたか否かをチェック
し(ステップS14)、YESと判断すると、RAM4の経過時間
エリアのデータを1だけインクリメントして(ステップ
S15)、次のステップS16に進む。ステップS14においてN
Oと判断すると、割り込みがなされなかった場合であ
り、未だタイムアップのための時間が経過していないの
でそのままS16に進む。
ステップS16において、RAM4の待ち時間エリアにセッ
トされているデータと、RAM4の経過時間エリアにセット
されているデータの値が一致すると、YESと判断して現
在発生中の楽音の発生は終わらせる場合であり、次のス
テップS17に進み、メモリ3からのエンドマークを読み
出したか否かをチェックする。ステップS16においてNO
と判断すると、現在発生中の楽音の発生を未だ続ける必
要があり、ステップS9に戻り、さらに楽音の発生を継続
し、以下前述したステップS10〜S16の処理を続け、ステ
ップS16においてYESと判断するとステップS17に進む。
ステップS17にてNOと判断すると、未だ自動演奏を継
続するための楽音データがメモリ3に存在している場合
なので、ステップS6に戻って楽音データの読み出しを続
け、以降ステップS17にてYESと判断するまで自動演奏を
続ける。ステップS17においてYESと判断すると、自動演
奏を終了すべき場合なので、ROM4の自動演奏中フラグに
「0」をセットする(ステップS18)。
自動演奏が停止した後、ステップS18においてRAM4に
おける自動演奏フラグエリアを「0」に書き換えて、自
動演奏が停止中であることを示した後、RAM4の現在のテ
ンポデータエリアに、ユーザーがタイム設定ボリューム
15によって任意に設定した所定時間を規定するデジタル
データがROM2にに記憶された変換テーブルによってさら
にテーブル変換され、この結果得られるデータがタイム
データとしてセットされる(ステップS19)。そして、
このタイムデータをROM2に記憶されているデータ変換テ
ーブルによってタイマーセット値に変換して、そのタイ
マーセット値をタイマー部6にセットする(ステップS2
0)。
続いて、RAM4のテンポセレクトエリアに「1」をセッ
トして、自動演奏を、ユーザーがテンポ設定ボリューム
12によって設定したテンポに基づいて再開させる状態と
する(ステップS21)。
続いて、タイマー部6からタイムアップ信号▲▼
が出力されて、割り込みが有ったか否かをチェックし
(ステップS22)、NOと判断すると、未だタイムアップ
前(自動演奏停止後、所定時間経過前)の段階であり、
スタート/ストップスイッチ11がスタートのために操作
されたか否かをチェックする(ステップS23)。NOと判
断するとステップS22に戻り、ステップS22、ステップS2
3の処理を繰り返して、ステップS23においてYESと判断
すると、自動演奏停止後、所定時間経過前に自動演奏を
再開するために、スタート/ストップスイッチ11が操作
された場合であり、ステップS1に戻る。そして、現在は
ステップS21においてRAM4のテンポセレクトエリアに
「1」をセットした状態であるので、先にステップS12
においてテンポ設定ボリューム12の操作によって任意に
設定した所定テンポデータに基づいて、前述したステッ
プS1以下の処理を行って自動演奏を再開させる。
S22においてYESと判断すると、先に設定した所定時間
が経過して、タイマー部6のタイムアップによりCPU1に
対し割り込みが有った場合であり、RAM4のテンポセレク
トエリアのデータを「0」に書き換えて(ステップS2
4)、このフローチャートを終了する。
この後、自動演奏を再開させるためにスタート/スト
ップスイッチ11が操作されると、このフローチャートが
再びスタートし、自動演奏中フラグに「1」を立てて
(ステップS1)、今度は先のステップS24においてテン
ポセレクトエリアに「0」がセットされた状態になって
いるので、ステップS2においてNOと判断して、現在テン
ポデータエリアにメモリ3に記憶されたテンポデータを
セットして、前述した第1実施例と同様にステップS4以
降の処理を行って、メモリ3に記憶されたテンポデータ
に基づくテンポで自動演奏を開始させる。
このように、本実施例に係る自動演奏装置によれば、
自動演奏が停止した後、ユーザーがタイム設定ボリュー
ム15によって設定した所定時間以内にスタート/ストッ
プスイッチ11をスタートのために操作すると、ユーザー
がテンポ設定ボリューム12によって設定したテンポに基
づいて自動演奏が再開され、ユーザーが設定した所定時
間経過後にスタート/ストップスイッチ11を操作する
と、メモリ3に予め記憶されているテンポデータに基づ
いて自動演奏が再開される。したがって、テンポ選択ス
イッチを設けて切換選択操作を行う必要がなく、ユーザ
ーがスタート/ストップスイッチ11を操作するタイミン
グだけで再開させる自動演奏のテンポを任意にコントロ
ールできる。
なお、上記所定時間はユーザーが設定するのではな
く、予めROM2に記憶させたタイムデータに基づくように
してもよく、その場合は、テンポ選択スイッチだけでな
くタイム設定ボリューム15も不要となるので、ユーザー
の操作はより簡単になり、パネル面等に実装するスペー
スも狭くて済み、コストも節約できる。
[考案の効果] 以上述べたように、請求項1記載の考案は、メモリに
記憶された自動演奏に係るデータを順次読み出すことに
より自動演奏を行う自動演奏装置であって、テンポデー
タ記憶手段に自動演奏のテンポを示すテンポデータを予
め記憶し、テンポ設定手段によって自動演奏のテンポを
任意の速さに設定可能とし、自動演奏を開始させる際
は、その自動演奏を上記テンポデータ記憶手段に予め記
憶されているテンポデータに基づくテンポで開始させる
か、あるいは上記テンポ設定手段により設定されている
テンポで開始させるかを切換選択できるようにし、そし
てこの自動演奏終了後、所定時間の経過前に自動演奏の
再開が指示された場合は、上記テンポ設定手段によりユ
ーザーが設定されているテンポで再開させるように制御
し、所定時間の経過後に自動演奏の再開が指示された場
合には、上記テンポデータ記憶手段に予め記憶されてい
るテンポデータに基づくテンポで再開させるように制御
するものとした。
したがってユーザーは自動演奏を、所望する任意のテ
ンポで再開させることができ、音楽的幅が広がり、変化
に富んだ自動演奏を行わせることができるとともに、自
動演奏が停止した後、ユーザーが特に切換選択操作を行
わなくとも、自動演奏終了後、所定時間内に自動演奏の
再開を指示しさえすれば、予め自分で設定した所望のテ
ンポで自動演奏を再開させることができ、テンポを任意
にコントロールした自動演奏を再開させることができ
る。
さらに請求項2記載の考案は、上記自動演奏終了後の
所定時間の長さを、ユーザーが任意に設定できるように
したので、自動演奏の終了後、ユーザーは余裕を持って
所望のテンポで自動演奏を再開させることができ、より
操作性に向上した自動演奏装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る自動演奏装置の全体回路
構成図、第2図は第1図におけるメモリ3に記憶された
自動演奏データの記憶態様を示す説明図、第3図は第1
図におけるタイマー部6の具体的回路構成の一例を示す
図、第4図はタイマー部6のタイムアップ時の動作のタ
イミングを示すタイムチャート、第5図は第1図におけ
るRAM4に記憶されたデータの記憶態様を示す説明図、第
6図は第1図におけるCPU1による自動演奏処理の動作を
示すフローチャートである。 1……CPU、2……ROM、3……メモリ、4……RAM、6
……タイマー部、10……楽音発生回路、11……スタート
/ストップスイッチ、12……テンポ設定ボリューム、15
……タイム設定ボリューム。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリに記憶された自動演奏に係るデータ
    を順次読み出すことにより自動演奏を行う自動演奏装置
    において、 自動演奏のテンポを示すテンポデータが予め記憶されて
    いるテンポデータ記憶手段と、 自動演奏のテンポを任意の速さに設定可能なテンポ設定
    手段と、 自動演奏を開始させる際、該自動演奏を上記テンポデー
    タ記憶手段に予め記憶されているテンポデータに基づく
    テンポで開始させるか上記テンポ設定手段により設定さ
    れているテンポで開始させるかを切換選択する切換選択
    手段と、 この自動演奏終了後、所定時間経過前に該自動演奏の再
    開が指示された場合には上記テンポ設定手段により設定
    されているテンポで、自動演奏終了後、所定時間経過後
    に該自動演奏の再開が指示された場合には上記テンポデ
    ータ記憶手段に予め記憶されているテンポデータに基づ
    くテンポで、該自動演奏を再開させるように上記切換選
    択手段を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】上記所定時間はユーザーが任意に設定可能
    であることを特徴とする請求項1記載の自動演奏装置。
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