JP2559767B2 - 新規カルシトニン誘導体及びその塩 - Google Patents

新規カルシトニン誘導体及びその塩

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、血清Ca2+濃度を低下させる作用を有し、骨
粗鬆症、骨ページェット病、高カルシウム血症等の治療
薬として有用な新規カルシトニン誘導体及びその塩に関
するものである。
(従来の技術及びその問題点) カルシトニン(以下「CT」と称する)は、ヒトなどの
各種哺乳動物の甲状腺、あるいは、魚類、円口類、鳥類
の鰓後体に存在するペプチドホルモンである。このホル
モンは、副甲状腺ホルモンと拮抗する作用を示し、骨な
どに作用して血液中のCa2+濃度を低下させることが知ら
れている。現在までのところ、ヒト、ウシ、ブタ、ヒツ
ジ、ラット、ニワトリ、サケ、ウナギからCTが抽出精製
され、そのアミノ酸一次配列が明らかにされている。こ
れら動物由来CTは、いずれも32個のアミノ酸からなるポ
リペプチドで、1位と7位のシステイン残基が、ジスル
フィド結合を形成し、カルボキシル基末端(以下「C末
端」と称する)がプロリンアミドである点で共通してい
る。
これらCTは、骨粗鬆症、骨ページェット病あるいは高
カルシウム血症などの治療薬として期待される。しかし
ながら、CTの有するジスルフィド結合が溶液中で極めて
不安定であると推定され、生理活性の低下をまねく可能
性があるため、医薬品としての利用が極めて限定されて
きた。この問題を解決する手段として、CTのシスチン残
を、α−アミノスベリン酸残基 で置換した誘導体(以下 と称する)が合成された。この誘導体は高いCT活性を有
し、しかも溶液中で高い安定性を示すため、医薬品とし
て有用であった。
しかし、 はAsuを含むため、合成が複雑で、即ち、ペプチド化学
における液相法によってのみ合成が可能で、簡便かつ迅
速な合成法である固相法が適用できない、という問題点
がある。そこで、本発明者らは、高活性、高安定性を有
し、かつ固相法による合成が可能な誘導体を得ることを
目的として鋭意研究を重ねた結果、カルシトニンの1位
のアミノ酸残基を特定の環状アミノ酸残基とすることに
より前記目的が達成されることを見出し、本発明を完成
するに至った。
本願明細書において使用される略称、略号の意味、意
義は次の如くである。
1.アミノ酸について Ala:アラニン、Arg:アルギニン、Asn:アスパラギン、
Asp:アスパラギン酸、Cys:システイン、Gln:グルタミ
ン、Glu:グルタミン酸、Gly:グリシン、His:ヒスチジ
ン、Ile:イソロイシン、Leu:ロイシン、Lys:リジン、Me
t:メチオニン、Phe:ファニルアラニン、Pro:プロリン、
Ser:セリン、Thr:スレオニン、Trp:トリプトファン、Ty
r:チロシン、Val:バリン、 Oct:3−オキソ−5−カルボキシペルヒドロ−1,4−チア
ジン、Kpc:2−ケト−ピペリジン−6−カルボン酸、pGl
u:ピログルタミン酸 各々、対応するアミノ酸残基を示す場合もある。
2.保護基について Boc:t−ブチルオキシカルボニル、Fmoc:9−フルオレ
ニルメチルオキシカルボニル、But:t−ブチル、Bzl:ベ
ンジル、Cl2・Bzl:2,6−ジクロロベンジル、Z:ベンジル
オキシカルボニル、Cl・Z:2−クロロベンジルオキシカ
ルボニル、Npys:3−ニトロピリジンスルフェニル、OBz
l:ベンジルエステル、OBut:t−ブチルエステル、OcHex:
シクロヘキシルエステル、Tos:トシル、Br・Z:2−ブロ
モベンジルオキシカルボニル、NO2:ニトロ基、Mtr:4−
メトキシ−2,3,6−トリメチルベンゼンスルホニル、Fo
r:ホルミル、Acm:アセトアミドメチル、M・Bzl:4−メ
トキシベンジル、4CH3・Bzl:4−メチルベンジル、Trt:
トリチル、SBut:t−ブチルメルカプト、CA:カルバモイ
ルメチル、CM:カルボキシメチル、AE:アミノエチル 3.試薬について DCC:ジシクロヘキシルカルボジイミド、HOBt:1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール、DTT:ジチオスレイトール、
DCM:ジクロロメタン、DMF:ジメチルホルムアミド、DMS
O:ジメチルスルホキシド、MeOH:メタノール、TEA:トリ
エチルアミン、TFA:トリフルオロ酢酸、HF:フッ化水
素、HCl:塩化水素又は塩酸、CH3CN:アセトニトリル、T
ris:HCl:トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩酸
塩 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、カルシトニンの1位のアミノ酸残基が 次式(I): (式中、Xはイオウ原子又はメチレン基を表し;nは0又
は1を表す。) で示される環状アミノ酸残基であり、7位のアミノ酸残
基が適当な保護基で置換されていてもよいシステイン残
基であることを特徴とするカルシトニン誘導体及びその
塩に関するものである。
カルシトニンとは、ヒト、ウシ、ブタ、ヒツジ、ラッ
ト、ニワトリ、サケ、ウナギ等の臓器から抽出精製され
る32個のアミノ酸残基からなる天然型カルシトニン、合
成カルシトニン(例えば、特開昭61-47498号公報、特開
昭61-233699号、米国特許第4,622,387号、同第4,497,73
2号、同第4,604,238号、同第4,605,515号、同第4,605,5
14号、同第4,604,237号、同第4,604,236号公報記載のカ
ルシトニン)及びカルシトニン誘導体をいう。
1位の環状アミノ酸残基としては、特にOct、Kpc、pG
luが好ましい。
7位のアミノ酸残基であるシステイン残基は、適当な
保護基で置換されていてもよい。
かかるシステイン残基の保護基は、ペプチド化学上慣
用されるメルカプト基の保護基であればよく、例えば、
ペプチドの合成時の保護基として用いられる4CH3・Bzl
基、Acm基、Trt基、あるいは、メルカプト基と修飾剤の
反応によって導入されるCA基、CM基、AE基等が挙げられ
る。特に、Acm基、CA基が好ましい。
1位及び7位以外のアミノ酸残基は、カルシトニンを
構成しうるものであれば制限はなく、例えば、以下のよ
うなものが挙げられる。
2位:Ala、Ser又はGly 3位:Ser又はAsn 4位:Leu 5位:Ser 6位:Thr 8位:Val又はMet 9位:Leu 10位:Gly又はSer 11位:Lys、Thr又はAla 12位:Leu又はTyr 13位:Ser、Thr又はTrp 14位:Gln、Lys又はArg 15位:Glu、Asp又はAsn 16位:Leu又はPhe 17位:His又はAsn 18位:Lys又はAsn 19位:Leu、Phe又はTyr 20位:Gln又はHis 21位:Thr又はArg 22位:Tyr又はPhe 23位:Pro又はSer 24位:Arg、Gln又はGly 25位:Thr又はMet 26位:Asp、Asn、Ser、Gly又はAla 27位:Val、Thr、Ile又はPhe 28位:Gly 29位:Ala、Ser、Val又はPro 30位:Gly又はGlu 31位:Thr、Val又はAla これらのアミノ酸残基のうち、特に、ニワトリカルシ
トニン、ウナギカルシトニン、サケカルシトニンを構成
するアミノ酸残基の組合せが好ましい。
本発明のカルシトニン誘導体の具体例は次の如くであ
る。
[(Oct1,Cys(CA))−CCT] [(Oct1,Cys(Acm))−CCT] [(Oct1,Cys(Acm))−ECT] (式中、CCTはニワトリカルシトニンを表し、ECTはウナ
ギカルシトニンを表す。以下同様) 本発明のカルシトニン誘導体は、塩酸、硫酸、リン酸
等の鉱酸、あるいは酢酸、クエン酸等の有機酸との塩の
形態であってもよく、また、ナトリウム、カリウム、カ
ルシウム等の金属塩、あるいは、アンモニア、ジシクロ
ヘキシルアミン、ピリジン等の有機塩基との塩の形態で
あってもよい。
本発明のカルシトニン誘導体は、ペプチドの合成に常
用される固相法又は液相法によって合成することができ
る。この合成は、例えば、矢島治明、榊原俊平著、日本
生化学会編、生化学実験講座(I);“蛋白質の化学"4
巻、東京化学同人発行(1977);及び、泉屋信夫ほか著
“ペプチド合成の基礎と実験”丸善(株)発行(1985)
に記載されている方法に準じて行うことができる。本発
明のカルシトニン誘導体の合成法としては、固相法が好
ましい。
以下、固相法により本発明のカルシトニン誘導体を合
成する場合について説明する。
1)まず、目的とするカルシトニン誘導体のC末端アミ
ノ酸、即ちProを不溶性樹脂に結合させる。次いで、該
誘導体のアミノ酸配列に従ってC末端側から保護アミノ
酸を順次結合させ、保護ペプチド樹脂を得る。不溶性樹
脂としては、当該技術分野で知られたもののいずれであ
ってもよく、例えば、HFで脱離可能なクロロメチル樹
脂、ヒドロキシメチル樹脂、ベンズヒドリルアミン樹脂
(BHA樹脂)、TFAで脱離可能な4−(オキシメチル)フ
ェノキシメチル樹脂、4−(アミノメチル)フェノキシ
メチル樹脂等が挙げられるが、BHA樹脂あるいは4−
(アミノメチル)フェノキシメチル樹脂は該樹脂とペプ
チド鎖間の開裂によって直接アミドを与えるので、特に
好ましい。
「保護アミノ酸」とは、官能基を公知の方法により保
護基で保護したアミノ酸であり、各種の保護アミノ酸が
市販されている。本発明のカルシトニン誘導体を合成す
る場合には、以下に示す保護基のいずれかを選択するの
が好ましい。まず、アミノ酸のα−アミノ基の保護基は
Boc又はFmocである。Ser、Thrの水酸基の保護基は、B
ut、Bzlである。Tyrの水酸基の保護基は、Cl2・Bzl、Bu
tであるか、あるいは保護しなくてもよい。Lysのε−ア
ミノ基の保護基は、Z、Cl・Z、Boc、Npysである。Gl
u、Aspのカルボキシル基の保護基は、OBzl、OBut、OcHe
xである。Argのグアニジノ基の保護基は、Tos、NO2、Mt
rである。Hisのイミダゾリル基の保護基は、Tos、Fmoc
である。Metの保護基は酸素でもよいが、保護しない方
が好ましい。Trpのインドリル基の保護基は、Forである
か、あるいは保護しなくてもよい。Cysのメルカプト基
の保護基は、Bzl、M・Bzl、4CH3・Bzl、Acm、Trt、Npy
s、But、SButである。メルカプト基の保護基には、後述
のようなメルカプト基と修飾剤の反応によって導入され
るCM、CA、AE等の保護基もあるが固相法における使用は
好ましくない。各保護基は、ペプチドの合成条件に応じ
適切なものを選択する必要がある。
前記式(I)で示される環状アミノ酸残基に対応する
環状アミノ酸であるOct、Kpc等は公知の方法に従って合
成することができる。この合成は、例えば、特公昭41-2
0827号公報;J.Chromatogr.,294(1984),413;Bull.Che
m.Soc.Japan,36(1963),920;特開昭52-116465号公報等
に記載されている方法に準じて行なうことができる。Oc
tの場合、例えば、以下に示す方法に従って合成する。
システイン又はその塩を水に懸濁し、モノヨードアセ
トアミド、モノブロモアセトアミド等のカルバモイルメ
チル化剤を加える。適切な塩基、例えば、水酸化ナトリ
ウム、リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、水酸化アンモニウム等の無機塩基、あるいは、TE
A、ジシクロヘキシルアミン等の有機塩基を添加し、混
合溶液をpH6〜10、好ましくはpH7〜9に調整する。反応
温度20〜60℃、好ましくは室温〜50℃で、反応時間0.1
〜10時間、好ましくは0.5〜5時間で反応させ、システ
インのメルカプト基をカルバモイルメチル化する。続い
て、反応溶液を封管中で、反応温度60〜150℃、好まし
くは80〜120℃で、反応時間0.5〜50時間、好ましくは1
〜10時間で反応させ、Octを得る。得られたOctは再結
晶、各種クロマトグラフィー等の方法を用いて精製す
る。
保護アミノ酸の結合は、通常の縮合法、例えば、DCC
法、活性エステル法、混合あるいは対称酸無水物法、カ
ルボニルジイミダゾール法、DCC-HOBt法、ジフェニルホ
スホリルアジド法等に従って行なうことができるが、DC
C法、DCC-HOBt法、対称酸無水物法が好ましい。これら
の縮合反応は、通常、DCM、DMF、クロロホルム、DMSO、
ベンゼン等の有機溶媒又はそれらの混合溶媒中で行なわ
れる。DCM、DMF又はこれらの混合溶媒中で行なうのが好
ましい。α−アミノ基の保護基の脱離試薬としては、TF
A/DCM、HCl/ジオキサン、ピペリジン/DMF等が用いら
れ、該保護基の種類により適宜選択する。また、合成の
各段階における縮合反応の進行の程度はE.カイザーらの
方法[Anal.Biochem.,34,595(1970)](ニンヒドリン
反応法)によって検査される。
以上のようにして、所望のアミノ酸配列を有する保護
ペプチド樹脂を得るがその具体的な例を以下に示す。
この保護ペプチド樹脂のペプチドを樹脂から脱離さ
せ、更に、メルカプト保護基以外の保護基を脱離させる
試薬、例えば、HF、TFA等で処理すること(最終脱保護
反応)により、目的とするカルシトニン誘導体を得る。
2)また、7位のCysのメルカプト基の保護基に前述の
最終脱保護条件下で脱離可能な保護基を用いた場合に
は、保護ペプチド樹脂の最終脱保護反応により、Cysの
メルカプト基が遊離のペプチドを得る。このペプチド自
身も、本発明のカルシトニン誘導体に含まれるが、この
ペプチドを緩衝液中で、修飾剤と反応させ、メルカプト
基を保護することにより、7位のCysが保護された本発
明のカルシトニン誘導体を得ることができる。修飾剤と
しては、メルカプト基と反応して、保護基を導入しうる
ものであれば、どのようなものでもよい。例えば、モノ
ヨード酢酸、モノブロモ酢酸、モノヨードアセトアミ
ド、エチレンイミン、アクリロニトリル、ビニルピリジ
ン等のアルキル化又はアリール化剤、5,5′−ジチオビ
ス−(2−ニトロ)安息香酸又は2,2′−ジピリジルジ
スルフィドのような非対称ジスルフィド形成剤、N−エ
チルマレイミド、2−ニトロ−5−チオシアノ安息香酸
等が挙げられる。修飾反応は、通常pH2〜11の、好まし
くはpH6〜9の緩衝液中で行なわれる。かかる反応に用
いられる緩衝液は公知のもので、例えば、クエン酸−ク
エン酸ナトリウム、酢酸−酢酸ナトリウム、リン酸、キ
ミダゾール−塩酸、Tris・HCl、ホウ酸、ジエタノール
アミン−塩酸、グリシン−水酸化ナトリウム等が挙げら
れる。修飾反応の条件は、修飾剤の種類によって異なる
が、例えば、モノヨードアセトアミドを用いる場合に
は、通常pH6〜10の各種の緩衝液を用いる。この場合、
モノヨードアセトアミドは、メルカプト基の通常0.1〜1
0倍当量、好ましくは1〜2倍当量であり、反応温度
は、通常0〜60℃、好ましくは20〜40℃であり、反応時
間は、通常0.1〜10時間、好ましくは0.5〜2時間であ
る。
3)また、本発明のカルシトニン誘導体のうち、1位の
アミノ酸残基がOctであるペプチドは、以下に示す方法
により合成してもよい。即ち、前述の最終脱保護条件下
で脱離可能な保護基、例えば、M・Bzl、4CH3・Bzlで保
護したCysをOctの代わりに用いて保護ペプチド樹脂を合
成する。この保護ペプチド樹脂の具体的な例を以下に示
す。
この保護ペプチド樹脂は、前述の方法に従って、最終
脱保護を行ない、遊離のメルカプト基をもつペプチドを
得る。このペプチドのメルカプト基は、例えば、モノヨ
ードアセトアミド、モノブロモアセトアミド等の修飾剤
を用いてカルバモイルメチル化して保護する。得られた
CA化ペプチドを緩衝液中で加熱することにより、目的と
するペプチドを得る。かかる反応に用いられる緩衝液は
前述のごとく公知のものであり、そのpHは、通常2〜1
0、好ましくは3〜7である。また、ペプチドの濃度
は、通常0.1〜100μM、好ましくは0.5〜10μMであ
り、反応温度は、通常30〜150℃、好ましくは60〜100℃
であり、反応時間は、通常0.1〜100時間、好ましくは0.
5〜50時間である。
4)更に、3)で述べたカルシトニン誘導体のうち、7
位のアミノ酸残基がカルバモイルメチルで保護されたCy
sであるペプチドは、以下に示す方法により合成しても
よい。
天然型カルシトニンを塩基性水溶液中で適切な還元剤
を作用させ、分子内ジスルフィド結合を還元し、メルカ
プト基を遊離させる。次いで、前述3)の方法と同様の
方法で、目的とするペプチドを得る。かかる還元反応に
用いる塩基性水溶液は、pH7〜13の各種緩衝液を用い
る。かかる緩衝液としては、前述と同様のものを用い
る。還元剤としては、有機合成で一般に用いられる還元
剤をすべて用いることができる。例えば、DTT、チオグ
リコール酸、2−メルカプトエタノール等のチオール
類、水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチ
ウム、亜鉛等が挙げられる。例えば、DTTを使用する場
合、その使用量は、ペプチドの通常0.1〜100倍当量、好
ましくは1〜10倍当量であり、反応温度は、通常1〜60
℃、好ましくは20〜40℃であり、反応時間は、通常1〜
24時間、好ましくは3〜5時間である。修飾反応におい
て、モノヨードアセトアミドやモノブロモアセトアミド
等の修飾剤は、還元剤に対し、通常0.1〜100倍当量、好
ましくは1〜2倍当量加える。
かくして得られたペプチドは、ペプチドの常套的手
段、例えば、抽出、再結晶、各種クロマトグラフィー
(ゲル過、イオン交換、分配、吸着、逆相)、電気泳
動、向流分配等により単離精製することができるが、逆
相高速液体クロマトグラフィー(逆相HPLC)による方法
が最も効果的である。
(発明の実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、
これらの実施例は本発明の範囲を何ら制限するものでは
ない。
実施例1 (II,(Oct1,Csy(CA))−CCT)の合成(1) (1)3−オキソ−5−カルボキシペルヒドロ−1,4−
チアジンの合成 L−システイン塩酸塩一水和物1.75g(10mmol)を水5
0mlに溶解し、1M炭酸ナトリウムでpH8.0に調整した。窒
素気流下、モノヨードアセトアミド1.85g(10mmol)と1
M炭酸ナトリウム交互に、pH8.0に保ちながら加えた。室
温で1時間反応させた後、更に100℃で2時間封管中で
反応させた。反応液に4N HClを加え、pHを3.25に調整し
た後、濃縮乾固した。残渣を熱エタノールで抽出し、冷
却後、結晶を取し、熱エタノールより再結晶した。収
量560mg(34.8%)、融点182〜184℃、Fab質量分析[M
+H]=162 (2)BHA樹脂へのプロリンの導入 BHA樹脂(ペプチド研究所製、ジビニルベンゼン2
%、100〜200メッシュ、アミノ基当量0.61meq/g)2gを
ペプチド固相合成用反応容器(ベガ社製)に入れ、下記
の溶媒各30mlで順次処理し、各々の処理後に過した。
DCM(3回、各2分) MeOH(3回、各1分) DCM(3回、各2分) 10%TEA/DCM溶液(5分、10分、各1回) 次いで、BHA樹脂をDCM15mlに溶解したBoc-Pro0.32g
(1.5mmol)とともに2分攪拌した。DCC0.31g(1.5mmo
l)のDCM15ml溶液を加え、120分攪拌した。反応混合物
を過して、Boc-Pro−樹脂を次の溶媒各30mlで洗浄・
過した。
DCM(3回、各2分) MeOH(3回、各2分) DCM(3回、各2分) 更に、Boc-Pro−樹脂に1−アセチルイミダゾール1.3
4g(12.2mmol)のDCM30ml溶液を加え、12時間かけてア
セチル化を行なった。これにより、BHA樹脂中の未反応
のアミノ基が修飾され、以下、保護アミノ酸の付加延長
はプロリンのN末端が反応開始点となる。
(3)31位スレオニンの導入 (2)で得られたBoc-Pro−樹脂全量をDCMで3回、Me
OHで3回、DCMで3回、各2分洗浄し、過した。この
樹脂に50%TFA溶液(溶媒;DCM)30mlを加え、5分攪拌
後、過した。更に、同様のTFA溶液下で30分攪拌し、B
oc基を脱離させた。得られた樹脂を(2)と同様にして
下記の溶媒各30mlで順次処理し、各々の処理後に過し
た。
DCM(3回、各2分) MeOH(3回、各2分) DCM(3回、各2分) 10%TEA/DCM溶液(5分、10分、各1回) DCM(3回、各2分) 次いで、Pro−樹脂にBoc-Thr(Bzl)0.46g(1.5mmo
l)のDCM15ml溶液を加え、2分攪拌した。次に、DCC0.3
1gのDCM15ml溶液を加え、240分攪拌した。反応後、DCM
で3回、MeOHで3回、DCMで3回、各2分洗浄し、過
した。この樹脂の極微量を採取し、ニンヒドリン試験が
陰性であることを確認した。次いで、樹脂の一部を採取
し、そのC末端アミノ酸結合量を測定したところ、0.15
mmol/gであった。
(4)30〜1位の各アミノ酸の導入 (3)と同様にして、Boc-Thr(Bzl)−Pro−樹脂
に、前記式(II)で示されるCTの30位から1位までの各
構成アミノ酸に対応する保護アミノ酸を順次カップリン
グした。表1に各反応段階で用いた保護アミノ酸とその
使用量を示す。
カップリング反応は、同一の保護アミノ酸量で2回行
ない、第1回目は120分、第2回目は300分のカップリン
グ反応時間とした。ここで、LysはBoc-Lys(Cl・Z)TB
A(ペプチド研究所製)のTBAを脱離してBoc-Lys(Cl・
Z)として用いた。Boc-Leu・H2O及びOctはDCM単一溶媒
には難溶のため、Boc-Leu・H2OはDMFとDCMの混合溶媒
(1:4)の混合溶媒に、OctはDMFに溶解して用いた。更
にOctのカップリング時の洗浄溶媒はDCMに代えてDMFを
用いた。14位及び20位のGluの導入においては、HOBt0.2
3gとBoc-Gln0.37gとを同時に反応容器へ添加した。
樹脂ペプチドを一昼夜減圧乾燥して乾燥樹脂ペプチド
を得た。
(5)HFによる分解 乾燥した樹脂ペプチドの一部(200mg)を秤量し、HF
分解用反応容器(テフロン製)に入れ、アニソール1.0m
lを加え、一夜放置し、樹脂を膨潤させた。攪拌子を入
れた前記反応容器をHF分解装置(ペプチド研究所製)に
取り付けドライアイス−エタノール浴中に置き、HF10ml
を反応容器中に導入した。この混合物を氷浴中において
1時間、0℃で攪拌した。減圧下にHFを徐々に留去し
た。3時間後、反応容器を取りはずし、ジエチルエーテ
ルを用いて反応容器から樹脂ペプチド分解物を取出し、
ジエチルエーテルで洗浄した。2M酢酸20ml中に樹脂ペプ
チド分解物を加え、脱保護されたペプチドを溶解した。
(6)メルカプト基のカルバモイルメチル化 この溶液を過し、アンモニア水でpH8.0に調整した
(40ml)。DTT30.8mgを加え、37℃で4時間攪拌した。
この還元操作で、メルカプト基の酸化によって生成する
可能性がある二量体が単量体にもどる。次に、モノヨー
ド酢酸37.0mgを加え、37℃で30分間暗所で反応させた。
この反応液をオクタデシルシリルシリカを充填したカ
ラム(ODSカラム,φ2×30cm)に吸着させ、水で洗浄
後、60%アセトニトリル溶液でペプチドを溶出した。溶
出液を凍結乾燥し、粗(Oct1,Cys(CA))−CCT26.8m
gを得た。
(7)粗(Oct1,Cys(CA))−CCTの精製 得られた粗(Oct1,Cys(CA))−CCTを1M酢酸に溶
解(5mg/ml)し、濃度勾配型高速液体クロマトグラフィ
ーにて精製した。カラムはケムコ社製ケムコパックODS-
H(φ10mm×250mm)を用い、溶離液はA液として水(10
0)−10%TFA(1)、B液として水(40)−アセトニト
リル(60)−10%TFA(1)を用い、A液からB液への
直線型濃度勾配条件下で溶出した。ここで、( )内は
溶媒の体積比である。(Oct1,Cys(CA))−CCTに相
当する画分を分取し、凍結乾燥して白色粉末2.8mgを得
た。得られた白色粉末の生物活性を特開昭60-123500号
公報記載の方法に従い測定したところ、天然型CCTの生
物活性が4500MRC U/mgであったのに対し5400MRC U/mgで
あった。そのアミノ酸分析値を表2に示す。
得られた白色粉末を高速液体クロマトグラフィーで検
定した。
測定条件: カラム;ケムコ社製ケムコパックODS-H (φ4.6mm×150mm) 流 速;1.0ml/分 溶離液;A液(水:アセトニトリル:10%TFA=100:0:1) B液(水:アセトニトリル:10%TFA=40:60:
1) を用い、A液からB液へ直線型濃度勾配溶出
(30分) 測定波長;210nm その結果、保持時間24.7分にペプチドに基づく単一の
強い吸収を認め、これが本発明の(Oct1,Cys(CA)
−CCTであった。
次に本品15μgをトリプシン5μg含有の1%炭酸水
素アンモニウム水溶液(pH8.0)50μlに溶解し、37℃
で2時間トリプシン消化を行なった。本消化物を前述の
測定条件と同一条件で分析したところ、保持時間11.2
分、11.9分、13.0分、18.9分にペプチドに基づくピーク
を検出した。これらのペプチドのFab質量分析の結果を
表3に示す。その結果、(Oct1,Cys(CA))−CCTは
予想通り、Lys、ArgのC末端側で切断されて4つのペプ
チドフラグメントを与え、それぞれが理論値に一致する
質量数([M+H])を示した。
(表中、T1、T2、T3、T4はそれぞれ(Oct1,Cys(C
A))−CCTのトリプシン消化物をの条件で逆相HPLC
に供した時、保持時間11.2分、12.9分、13.0分、18.9分
にピークを示すペプチドを表わす。) また、本品の溶液中での安定性試験を以下のようにし
て行った。
0.1Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)に(Oct1,Cy
s(CA))−CCTを溶解し、10μg/ml濃度とした。この
溶液1mlを80℃、24時間封管中で放置した。測定条件
を用いた逆相HPLCで分析し、残存する(Oct1,Cys(CA)
)−CCTの溶出ピーク面積Aを求めた。同様にして、
加熱処理していない試料溶液中の(Oct1,Cys(CA)
−CCTの溶出ピーク面積Bを求め、AのBに対する割合
(%)を安定性の指標とした。同様にして、CCT及び の安定性試験を行なった結果を表4にまとめる。
実施例2 (II)の合成(2) 次式で示される天然型ニワトリCT: を200μg秤量し、0.2M Tris・HCl緩衝液(pH8.2,0.2%
EDTA含有)150μlに溶解した。この溶液に、DTT 185μ
gを溶解した同一緩衝液100μlを窒素気流下添加し、3
7℃で5時間反応させた。次いで、モノヨードアセトア
ミド444μgを溶解した0.1M NaOH 25μlを添加し、37
℃暗所で30分間反応させた。1N AcOHを添加し、pHを2
〜3に調整した。
この混合液を逆相HPLCを用いて精製し、主ピークを分
画して凍結乾燥し、下記構造を有するペプチドを得た。
逆相HPLCの条件は下記のとおりである。
カラム;ケムコ社製ケムコパック ODS-H (φ4.6mm×150mm) 流 速;1.0ml/分 溶離液;A液(水:アセトニトリル=100:0) B液(水:アセトニトリル=40:60)を用い、
A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(30分) 測定波長;210nm このペプチドを0.2Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH6.
0)に溶解し(10μg/ml濃度)、80℃、24時間封管中で
放置した。反応液を逆相HPLC(条件は測定条件と同
一)を用いて精製し、主ピークを分画し、凍結乾燥して
白色粉末78.8μgを得た。この白色粉末の逆相HPLCによ
る検定、アミノ酸分析及びトリプシン分解物のFab質量
分析の結果は、実施例1に示す(Oct1,Cys(CA))−
CCTと一致した。また、本ペプチドのトリプシン分解に
よって得られるN末端側フラグメントペプチドのカルボ
キシペプチダーゼY分解物のアミノ酸分析及びFab質量
分析の結果も、実施例1に示す(Oct1,Cys(CA))−
CCTと一致し、本ペプチドは、(Oct1,Cys(CA))−C
CTであることが判明した。本ペプチドの生物活性を実施
例1に示す方法に従って測定したところ、実施例1で得
られたものと同等であった。
実施例3 [(Oct1,Cys(Acm))−CCT]の合成 7位のアミノ酸の導入において、Boc-Cys(4CH3・Bz
l)の代わりにBoc-Cys(Acm)0.44g(1.5mmol)を用い
る以外は、実施例1と同様の条件にて固相合成を行な
い、保護ペプチド樹脂を得た。保護ペプチド樹脂の一部
(200mg)を実施例1と同様にしてHF分解した。得られ
たペプチドの酢酸溶液をそのまま凍結乾燥し、粗(Oc
t1,Cys(Acm))−CCT 31.0mgを得た。このペプチド
を実施例1−(7)と同様の方法で精製し、(Oct1,Cys
(Acm))−CCT 3.7mgを得た。本ペプチドの生物活性
を実施例1と同様にして測定したところ、天然型CTTの
生物活性が4500 MRC U/mgであったのに対し5500 MRC U/
mgであった。
実施例4 [(Oct1,Cys(Acm))−ECT]の合成 2位、3位、7位のアミノ酸の導入において、Boc-Al
aの代わりにBoc-Ser(Bzl)0.44gを、Boc-Ser(Bzl)の
代わりにBon-Asn0.35gとHOBt0.23gを、Boc-Cys(4CH3
Bzl)の代わりにBoc-Cys(Acm)0.44gをそれぞれ用いる
以外は、実施例1と同様の条件で固相合成を行ない、保
護ペプチド樹脂を得た。保護ペプチド樹脂の一部を実施
例1と同様にしてHF分解し、得られた粗ペプチドを実施
例1−(7)と同様の方法で精製し、(Oct1,Cys(Ac
m))−ECTを得た。本ペプチドの生物活性を実施例1
と同様にして測定したところ、天然型ECTの生物活性が4
500MRC U/mgであったのに対し5400MRC U/mgであった。
実施例5 HF分解処理後において、メルカプト基を保護する操
作、即ちモノヨードアセトアミド処理を実施しないこと
以外は、実施例1と同様の方法で合成を行ない、(Oc
t1,Cys7)−CCTを得た。本ペプチドの安定性、生物活性
を実施例1と同様にして測定したところ、実施例1の
(Oct1,Cys(CA))−CCTとほぼ同等であった。
実施例6 1位のアミノ酸の導入において、Octの代わりにKpc0.
21g(1.5mmol)を用いる以外は、実施例1と同様の方法
で合成を行ない、(Kpc1,Cys(CA))−CCTを得た。
本ペプチドの安定性、生物活性を測定したところ、いず
れも実施例1の(Oct1,Cys(CA))−CCTとほぼ同等
であった。
実施例7 1位のアミノ酸の導入において、Octの代わりにpGlu
0.19g(1.5mmol)を用いる以外は、実施例1と同様の方
法で合成を行ない、(pGlu1,Cys(CA))−CCTを得
た。本ペプチドの安定性、生物活性を測定したところ、
いずれも実施例1の(Oct1,Cys(CA))−CCTとほぼ
同等であった。
これまでに記載し、又は各実施例に述べた化合物の製
法は多くの点で変更可能である。例えば、用いる保護ア
ミノ酸は保護基の異なるアミノ酸が数多く市販されてい
る。これら市販の保護アミノ酸を適宜変更して用いるこ
とができ、得られるペプチドはすべて本発明のカルシト
ニン誘導体と同等である。
比較例 本発明のカルシトニン誘導体と 及びCCTとの活性の比較を下の表に示す。
[発明の効果] 本発明によれば、高活性、高安定性を有するカルシト
ニン誘導体を安定にかつ安価に供給することができる。
また、本発明のカルシトニン誘導体は、実験用試薬とし
て、更にこれを用いてアッセイ系を確立し診断薬として
用いうるし、生物活性に基づいて医薬又は動物薬として
利用することも可能である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルシトニンの1位のアミノ酸残基が 次式: (式中、Xはイオウ原子又はメチレン基を表し;nは0又
    は1を表す。) で示される環状アミノ酸残基であり、7位のアミノ酸残
    基が適当な保護基で置換されていてもよいシステイン残
    基であることを特徴とするカルシトニン誘導体及びその
    塩。
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