JP2559690Y2 - 自動車のドアガラス昇降装置 - Google Patents

自動車のドアガラス昇降装置

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JP2559690Y2 JP2332091U JP2332091U JP2559690Y2 JP 2559690 Y2 JP2559690 Y2 JP 2559690Y2 JP 2332091 U JP2332091 U JP 2332091U JP 2332091 U JP2332091 U JP 2332091U JP 2559690 Y2 JP2559690 Y2 JP 2559690Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のドアガラス昇
降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のドアガラスはウインド
レギュレータと称する昇降装置を介して開閉可能となっ
ている。この昇降装置としては、例えば、特開昭62−
189286号公報に開示されるものがある。昇降装置
は、ドアのインナーパネルとアウタパネルとの間のスペ
ース内に配置され、手動または自動の駆動装置を作動す
ることにより、ドアガラスはガイドレールに沿って昇降
する構造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のウインドガラスの昇降装置は、インナーパネル側
に取り付けられるが、この取付構造はビスとかボルト等
を介して一体に固設するものである。従って、昇降装置
とインナーパネルとの間の取付部分に誤差が生ずると、
ドアガラスが予め設定した方向からずれて昇降案内され
てしまう。
【0004】このようにドアガラスの案内方向がずれる
と、ドアガラス閉止時にウエザーストリップとの間に隙
間を生じ、シール性が悪化して雨水の侵入とか風切り音
が発生してしまう。また、前記ドアガラスはドアパネル
の上端に形成したインナーパネルとアウタパネルとの間
の開口部から出没されるが、ドアガラスの案内方向がず
れると、この開口部に片当たりして昇降時の摺動抵抗が
増大すると共に、擦れ音が発生してしまうという各種課
題があった。
【0005】そこで、本考案はかかる従来の課題に鑑み
て、簡単な装置をもってドアガラスの昇降案内方向を調
整することができる自動車のドアガラス昇降装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本考案の請求項1に係る自動車のドアガラス昇降装
置では、ドアガラスを昇降案内するガイドレールと、
記ドアガラスを支持し、上記ガイドレールに形成された
案内路上を移動するキャリアと、上記ガイドレールの上
端部に装着固定された第一のブラケットと、上記ガイド
レールの下端部に装着固定された第二のブラケットと、
上記ガイドレールの上端部と下端部との間に装着固定さ
れた第三のブラケットと、上記第一のブラケットに支持
されたプーリと、上記第二のブラケットに支持されたテ
ンショナーと、上記第三のブラケットに支持されたドラ
ムと、上記ドラムに所定回巻き回され、一端部が上記プ
ーリを周回して上記キャリアに固定されると共に、他端
部が上記テンショナーを周回して上記キャリアに固定さ
れるワイヤーと、上記第三のブラケットに支持され、車
室内のスイッチ操作に応じて上記ドラムを駆動する駆動
手段と、上記ガイドレールの車幅方向内側に設けちれ、
上記第一、第二、第三のブラケットが連結されるドアイ
ンナパネルと、上記第一のブラケットと上記ドアインナ
パネルとの連結部に設けられ、上記第一のブラケットと
上記ドアインナパネルとの間隔を調整する調整機構と、
を備え、上記第一のブラケットと上記ドアインナーパネ
ルとの連結点と上記第二のブラケットと上記ドアインナ
ーパネルとの連結点とを結ぶ直線に対して、上記第三の
ブラケットと上記ドアインナーパネルとの連結点が、車
両の前後方向にオフセットした位置に配設されている構
成とする。 また、本考案の請求項2に係る自動車のドア
ガラス昇降装置では、前記請求項1において、前記第三
のブラケットは前記ドアインナパネルに複数箇所で連結
し、かつこれら複数の連結点は前記第二のブラケットと
前記ドアインナパネルとの連結点と共に一直線上に配置
する構成とする。
【0007】
【作用】以上の構成により本考案の請求項1に係る自動
車のドアガラス昇降装置にあっては、ガイドレールに第
一,第二,第三のブラケットを介して駆動装置を一体に
取り付け、上端部の第一のブラケットのドアインナパネ
ルへの取付部分(連結点)にその第一のブラケットとド
アインナパネルとの間隔を調整可能に連結する調整機構
を設けたので、この調整機構を調整することにより、
二,第三のブラケットとドアインナパネルとの下方の
付部分(連結点)を支点としてこのガイドレールの上端
部分を車両幅方向に相対移動することができる。この移
動によりガイドレールは車両幅方向の傾斜角が微調整さ
れて、ドアガラスの昇降案内方向を簡単に最適な方向に
設定することができる。また、ドアガラスの案内方向を
昇降装置の取り付け後に調整できることから、ガイドレ
ールの方向精度、つまり、第三,第一,第二のブラケッ
トに対するガイドレールの取付精度、および昇降装置の
取付精度、つまり、第三,第一,第二の各ブラケットと
インナパネルとの取付精度を低下することができる。こ
のため、前記各ブラケット自体の形成精度を低下するこ
とが可能となって、生産性の著しい向上を図ることがで
きる。
【0008】また、本考案の請求項2に係る自動車のド
アガラス昇降装置にあっては、第三のブラケットとドア
インナパネルとの連結点は複数設けられ、しかも当該取
付部分(連結点)下端部における第二のブラケットのド
アインナパネルへの取付部分(連結点)とともに一直線
L上に並べられて配置されていて、この直線Lは上記下
端部の取付部分(連結点)と上端部における第一のブラ
ケットのドアインナパネルへの取付部分(調整機構によ
る連結点)とを結ぶ直線に対して、車両の前後方向に傾
斜しているため、前記調整機構によりガイドレールの上
端部とドアインナパネルとの間隔を調整するにあたっ
て、この一直線上に並ぶ取付部分(連結点)を傾斜支点
として、ドアインナパネルの極少ない変形をもって無理
なくガイドレールの上端部を移動調整することができ、
ドアインナパネルの破損を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1から図3は本考案の一実施例を示す自動
車のドアガラス昇降装置(以下、昇降装置と称する)1
0で、図1は正面図、図2は図1中のA−A線からの断
面図、図3は図1中のB−B線断面図である。
【0010】前記昇降装置10はドアガラス12を昇降
案内するガイドレール14と、このガイドレール14に
一体に装着固定されドアガラス12を昇降駆動する駆動
装置16とを備えている。前記ガイドレール14は断面
コ字状のチャンネル材で形成し、このガイドレール14
の開放側が車両外方を指向している。また、前記駆動装
置16は、モータ18,ドラム20,ワイヤー22,キ
ャリア24およびプーリ32,テンショナー34等を備
えて構成される。
【0011】前記モータ18およびドラム20は上記ガ
イドレール14の上端部と下端部との間に装着固定され
た第三のブラケット26に取り付けられ、このドラム2
0を駆動する駆動手段であるモータ18の回転が、ウォ
ーム28およびウォーム歯車30を介してドラム20に
所定の減速比をもって伝達される。ドラム20は回転中
心軸が車両幅方向となるように配置され、このドラム2
0に前記ワイヤ22の中間部を所定回数巻回してある。
ワイヤー22の一端部は、ガイドレール14の上端部に
配置したプーリ32を周回して前記キャリア24に固定
する。一方、ワイヤ22の他端部は、ガイドレール14
の下端部に配置したテンショナー34を周回して前記キ
ャリア24に固定する。前記キャリア24はピン36を
介して前記ドアガラス12に取り付けてあり、このキャ
リア24に伴ってドアガラス12は移動する。すなわ
ち、モータ18によりドラム20が回転駆動されると、
キャリア24はドアガラス12を支持しながら断面コ字
状のチャンネルでなるガイドレール14に形成された案
内路上を移動する。
【0012】前記プーリ32はガイドレール14の上端
部に装着固定した第一のブラケット38に支持してこれ
を介してガイドレール14に取り付けると共に、前記テ
ンショナー34はガイドレール14の下端部に装着固定
した第二のブラケット40に支持してこれを介してガイ
ドレール14に取り付けてある。テンショナー34はワ
イヤー22の弛みを無くして常に適度な緊張状態を保持
する。
【0013】ここで、前記第三のブラケット26,第一
ブラケット38および第二のブラケット40は、スポ
ット溶接等によりガイドレール14に固設され、このガ
イドレール14と前記駆動装置16とをもって一体の組
付体42として構成してある。この組付体42は、これ
の上端部と下端部とを上記第一,第二,第三のブラケッ
ト38,40,26部分のそれぞれ異なる箇所で、ガイ
ドレール14よりも車幅方向の内側に設けられたドア
ンナパネル44に取り付けて連結する。
【0014】前記組付体42の上端部の取付部分は、図
2に示した調整機構46を介してインナパネル44に取
り付ける。この調整機構46はインナパネル44に挿通
したアジャストボルト48と、第一のブラケット38の
車両内方側に固設されるアジャストナット50と、アジ
ャストボルト48をインナパネル44に固定するナット
52とを備えて構成する。前記調整機構46はガイドレ
ール14の中心部に配置され、このガイドレール14の
底部には上記アジャストボルト48の挿通口54を形成
し、また、第一のブラケット38の上記アジャストナッ
ト50取付部分には、車両内方への凹部56を形成して
ある。即ち、この調整機構46が第一のブラケット38
とドアインナパネル44との連結点となっている。
【0015】上記アジャストボルト48の中間部には一
体に鍔部58を形成してあり、この鍔部58と上記ナッ
ト52との間にインナパネル44を挾着固定する。一
方、アジャストボルト48の図中上端部は上記アジャス
トナット50に螺合し、上記ナット52を緩めた状態で
鍔部58を回転することにより、このアジャストボルト
48はアジャストナット50を進退して、ガイドレール
14とインナパネル44との間の間隔Sを微調整できる
ようになっている。
【0016】上記組付体42の下端部の取付部分は、
三のブラケット26および第二のブラケット40を介し
てインナパネル44に取り付けるようになっている。こ
の取付部分は第三のブラケット26でP,Qの2箇所、
第二のブラケット40でRの1箇所存在する。例えば、
図3に第二のブラケット40の取付部分Rを例にとって
示したが、この取付部分Rは第二のブラケット40およ
びインナパネル44を貫通してボルト60を挿通し、こ
のボルト60をインナパネル44の反対側に取り付けた
ナット62に螺合するようになっている。この第二の
ラケット40の取付部分R構造は、前記第三のブラケッ
ト26の取付部分P,Qにあっても同様である。
【0017】ここで、本実施例にあっては前記下端部の
取付部分P,Q,Rを一直線L上に配置する。この一直
線Lは前記ガイドレール14に対して傾斜して配置して
ある。即ち、第一のブラケット38のドアインナパネル
44との連結点になっている上記調整機構46と、第二
のブラケット40とドアインナパネルとの連結点である
取付部分Rとを結ぶ直線に対して、上記第三のブラケッ
ト26とドアパネルインナ44との連結点である取付部
分P,Qは車両の前後方向にオフセットされた位置に配
設されている。以上の構成により本実施例のドアガラス
昇降装置10にあつては、車室内のスイッチを操作して
モータ18を回転駆動することによりドラム20が回転
し、これに伴ってワイヤ22が巻き取り,巻き戻しされ
て移動する。すると、このワイヤ22に伴ってキャリア
24が移動し、ドアガラス12を昇降させる。このと
き、ドアガラス12は、ガイドレール14に嵌合したロ
ーラ64を介して、このガイドレール14に沿って案内
される。
【0018】ところで、前記ガイドレール14には
一,第二,第三のブラケット38,40,26を介して
駆動装置16を一体に取り付けて組付体42を構成し、
この組付体42の上端部の第一のブラケット38のドア
インナパネル44への取付部分(連結点)に、その第一
のブラケット38とドアインナパネル44との間隔を調
整可能に連結する調整機構46を設けたので、この調整
機構46を調整することにより、組付体42の下端部の
第二,第三のブラケット40,26とドアインナパネル
44との取付部分(連結点)P,Q,Rを支点としてこ
の組付体42の上端部分を車両幅方向に移動することが
できる。この移動によりガイドレール14は車両幅方向
の傾斜角が微調整されて、ドアガラス12の昇降案内方
向を簡単に最適な方向に設定することができる。
【0019】従って、ドアガラス12の案内方向を昇降
装置10の取り付け後に調整できることから、ガイドレ
ール14の方向精度、つまり、第三,第一,第二のブラ
ケット26,38,40に対するガイドレール14の取
付精度、および昇降装置10の取付精度、つまり、
三,第一,第二のブラケット26,38,40とインナ
パネル44との取付精度を低下することができる。この
ため、前記各ブラケット26,38,40自体の形成精
度を低下することが可能となって、生産性の著しい向上
を図ることができる。
【0020】また、この組付体42の第三のブラケット
26とドアインナパネル44との2箇所の取付部分(連
結点)P,Qはガイドレール14に対して車両の前後方
向にオフセットされ、しかも当該取付部分(連結点)
P,Qは下端部における第二のブラケット40のドアイ
ンナパネル44への取付部分(連結点)Rとともに一直
線L上に並べられて配置されていて、この直線Lは上記
下端部の取付部分(連結点)Rと上端部における第一の
ブラケット38のドアインナパネル44への取付部分
(調整機構46による連結点)とを結ぶ直線に対して、
車両の前後方向に傾斜しているため、前記調整機構46
により組付体42のガイドレール14の上端部とドアイ
ンナパネル44との間隔Sを調整するにあたって、この
一直線L上に並ぶ取付部分(連結点)P,Q,R傾斜
支点にして、インナパネル44のごく少ない変形をもっ
て無理なく組付体42の上端部を移動調整することがで
きる。従って、インナパネル44の破損を防止できるの
みならず、アジャストボルト48の回転力を少なくして
調整を簡単に行うことができる。
【0021】尚、本実施例にあっては前記ドアガラス1
2の車両前方および車両後方が、それぞれ他のガイドレ
ールによっても案内されるようになっており、例えば、
車両前方は図4,図5に示すように、ドアガラス12に
取り付けたスライダー70をガイドレール72に嵌合し
てある。
【0022】ここで、前記スライダー70をドアガラス
12の角部12aに配置し、スライダー70にはこの角
部12aに沿った係止部70aを形成して、この係止部
70aに角部12aを係止する。このことにより、スラ
イダー70はドアガラス12に対して回転が阻止される
ため、スライダー70をドアガラス12に取り付けるた
めのピン74を1本で済ませることができる。
【0023】また、図6は前記ドアガラス12が出没さ
れるドアパネル上端部に形成した開口部80を示すが、
この開口部80には一対のシール材82,84および一
対のドアスタビライザー86,88が設けられる。
【0024】ここで、前記ドアスタビライザー86,8
8のいずれか一方、ここではドアスタビライザー88を
図7に示すように、ブラケット90に対して車両幅方向
に移動可能に取り付け、これらドアスタビライザー88
とブラケット90との間に、スプリング92を介在させ
る。そして、このスプリング92によりドアスタビライ
ザー88をドアガラス12方向に押圧することにより、
この押圧力を常時最適状態に保持して、ドアガラスの振
れ止めおよびドアガラス12昇降時の異音発生を抑制ま
たは防止することができる。
【0025】更に、図8はドア下方周縁100と車体開
口部102とのサイドシル部を示し、これら両者間には
ダスト防止用シール材104が設けられる。このシール
材104はビス106を介してドア周縁100に取り付
け、その先端部に設けられるシールリップ108を車体
開口部102に当接することにより、シール機能を発揮
する。
【0026】ここで、前記シール部材104には前記シ
ールリップ108に対して2股状に分岐する保持リップ
110を一体に突設し、この保持リップ110をドア周
縁部100に当接させることにより、このときの反力で
前記シールリップ108の圧接力を増大してシール性の
向上を達成できるようになっている。
【0027】また、前記シールリップ108の付け根部
分にV字状の溝112を形成する。そして、車体開口部
102の上方から落下する水滴(ドア開放時に侵入した
雨水等)をこの溝112に案内することにより、寒冷時
にシールリップ108と車体開口部102との間が凍結
するのを防止することができる。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように本考案の請求項1に
係る自動車のドアガラス昇降装置にあっては、ガイドレ
ールに第一,第二,第三のブラケットを介して駆動装置
を一体に取り付け、上端部の第一のブラケットのドアイ
ンナパネルへの取付部分(連結点)にその第一のブラケ
ットとドアインナパネルとの間隔を調整可能に連結する
調整機構を設けたので、この調整機構を調整することに
より、第二,第三のブラケットとドアインナパネルとの
下方の取付部分(連結点)を支点としてこのガイドレー
ルの上端部分を車両幅方向に相対移動して、ドアガラス
の昇降案内方向を簡単に最適な方向に設定することがで
きる。従って、ドアガラス閉時のシール性を著しく向上
し、かつ、ドアガラス昇降時の摺動抵抗を少なくすると
共に、擦れによる異音発生を防止することができる。
た、ドアガラスの案内方向を昇降装置の取り付け後に調
整できることから、ガイドレールの方向精度、つまり、
第三,第一,第二のブラケットに対するガイドレールの
取付精度、および昇降装置の取付精度、つまり、第三,
第一,第二の各ブラケットとインナパネルとの取付精度
を低下することができる。このため、前記各ブラケット
自体の形成精度を低下することが可能となって、生産性
の著しい向上を図ることができる。
【0029】また、本考案の請求項2に係る自動車のド
アガラス昇降装置にあっては、第三のブラケットとドア
インナパネルとの連結点は複数設けられ、しかも当該取
付部分(連結点)下端部における第二のブラケットのド
アインナパネルへの取付部分(連結点)とともに一直線
L上に並べられて配置されていて、この直線Lは上記下
端部の取付部分(連結点)と上端部における第一のブラ
ケットのドアインナパネルへの取付部分(調整機構によ
る連結点)とを結ぶ直線に対して、車両の前後方向に傾
斜しているため、前記調整機構によりガイドレールの上
端部とドアインナパネルとの間隔を調整するにあたっ
て、この一直線上に並ぶ取付部分(連結点)を傾斜支点
して、インナパネルのごく少ない変形をもって無理な
ガイドレールの上端部を移動調整でき、ドアインナパ
ネルの破損を防止できる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるドアガラス昇降装置の一実施例
を示す正面図である。
【図2】図1中のA−A線からの拡大断面図である。
【図3】図1中のB−B線断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示すドアガラスの車両前
方部分の要部正面図である。
【図5】図4中のC−C線からの拡大断面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示すドア上端部の開口部
の要部断面図である。
【図7】図6に示す実施例に用いられるドアスタビライ
ザの要部拡大断面図である。
【図8】ドア下端周縁部のシール構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ドアガラス昇降装置 12 ドアガラス 14 ガイドレール 16 駆動装置20 ドラム 22 ワイヤー 24 キャリアー 26 第三のブラ
ケット 32 プーリ 34 テンショナ
38 第一のブラケット 40 第二のブラ
ケット 42 組付体 44 ドアインナ
パネル 46 調整機構(第一のブラケットとドアインナパネル
との連結点) P,Q 第三のブラケットとドアインナパネルとの取付
部分(連結点) R 第二のブラケットとドアインナパネルとの取付部分
(連結点)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアガラスを昇降案内するガイドレール
    と、上記ドアガラスを支持し、上記ガイドレールに形成され
    た案内路上を移動するキャリアと、 上記ガイドレールの上端部に装着固定された第一のブラ
    ケットと、 上記ガイドレールの下端部に装着固定された第二のブラ
    ケットと、 上記ガイドレールの上端部と下端部との間に装着固定さ
    れた第三のブラケットと、 上記第一のブラケットに支持されたプーリと、 上記第二のブラケットに支持されたテンショナーと、 上記第三のブラケットに支持されたドラムと、 上記ドラムに所定回巻き回され、一端部が上記プーリを
    周回して上記キャリアに固定されると共に、他端部が上
    記テンショナーを周回して上記キャリアに固定されるワ
    イヤーと、 上記第三のブラケットに支持され、車室内のスイッチ操
    作に応じて上記ドラムを駆動する駆動手段と、 上記ガイドレールの車幅方向内側に設けられ、上記第
    一、第二、第三のブラケットが連結されるドアインナパ
    ネルと 上記第一のブラケットと上記ドアインナパネルとの連結
    部に設けられ、上記第一のブラケットと上記ドアインナ
    パネルとの間隔を調整する調整機構と、 を備え、 上記第一のブラケットと上記ドアインナーパネルとの連
    結点と上記第二のブラケットと上記ドアインナーパネル
    との連結点とを結ぶ直線に対して、上記第三のブラケッ
    トと上記ドアインナーパネルとの連結点が、車両の前後
    方向にオフセットした位置に配設されている、 ことを特徴とする自動車のドアガラス昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記第三のブラケットが前記ドアインナ
    パネルに複数箇所で連結され、かつこれら複数の連結点
    は前記第二のブラケットと前記ドアインナパネルとの連
    結点と共に一直線上に配置されていることを特徴とする
    請求項1記載 の自動車のドアガラス昇降装置。
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